JP2002302154A - 易開封性非金属容器及びかかる容器入り即席食品 - Google Patents

易開封性非金属容器及びかかる容器入り即席食品

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JP2002302154A JP2001386268A JP2001386268A JP2002302154A JP 2002302154 A JP2002302154 A JP 2002302154A JP 2001386268 A JP2001386268 A JP 2001386268A JP 2001386268 A JP2001386268 A JP 2001386268A JP 2002302154 A JP2002302154 A JP 2002302154A
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清二 加川
Yoichiro Kagawa
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    • B65D77/10Container closures formed after filling
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    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3415Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated in hot water, e.g. boil pouches

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器全体にアルミニウムのような金属材を全
く使用せず、蓋体を容易に帯状に引き裂いて開口すると
もに、蓋体のデッドホールド性を確保した易開封性非金
属容器を提供する。 【解決手段】 食品を収容する非金属容器本体1と、非
金属容器本体1の開口縁部11に熱シールされるデッドホ
ールド性を有する蓋体3とを具備し、蓋体3は、(a) 引
裂方向と同じ方向に一軸配向したポリエチレンテレフタ
レートフィルム層33と、(b) デッドホールド性を付与す
る紙層31と、(c) 紙層31に印刷された遮光性インク層34
と、(d) 熱シール性を有するとともに無数の微細孔を均
一に有するシーラントフィルム層32とからなる積層シー
トからなり、シーラントフィルム層32が最内層であり、
蓋体3には外周縁の一端にタブ4が形成されているとと
もに、タブ4の両側に引裂始点5,5が設けられてお
り、タブ4を引っ張ることにより引裂始点5,5から蓋
体3を帯状に容易に開封し得るとともに、引裂によりで
きた帯状フラップ部8は実質的にカールしたままに保持
される易開封性非金属容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体にデッドホー
ルド性を有するためにカップラーメンやカップ焼きそば
のような熱湯を注入する即席食品用に適するとともに、
密封後に金属探知機により容易に金属系異物を探知し得
る易開封性非金属容器、及びそれを用いた即席食品に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の即席食品用容器は、例えば即席麺
用容器の場合、容器本体に乾燥麺、粉末スープ(又は小
袋に入れた液状スープ)及び具材等を収容した後で、順
にポリエチレンシーラントフィルムと、アルミニウム箔
と、紙とを積層してなる蓋体を容器本体の開口縁部にシ
ーラントフィルムを介して熱シールする構造を有する。
イージピール性を有するシーラントフィルムを使用する
ので、蓋体の外周縁部に設けられたタブを引っ張り上げ
ることにより容易に剥離することができる。
【0003】このような容器入り即席麺を喫食するに
は、まず蓋体のタブを引っ張り上げることによって、蓋
体を一部を残して容器本体から剥がす。蓋体はアルミニ
ウム箔を含むのでデッドホールド性を有し、容器本体か
ら持ち上げられてカールした状態に保持され、十分な開
口部が得られる。この状態で熱湯を容器本体内に注いだ
後、蓋体を元の位置まで戻して開口部を塞ぐ。そのまま
即席麺が喫食可能な状態となるまで保持した後、再度蓋
体のタブを指で掴んで容器本体から完全に剥離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム箔を有する蓋体は焼却処理の際に発熱量が大きい
という問題があり、環境問題上できるだけ使用しない方
向で検討されている。またカップラーメンのような即席
食品の場合、食品安全性の観点から、容器内に金属系異
物が混入していないかを検査する必要があるが、アルミ
ニウム箔を有する蓋体を熱シールした後では金属探知機
による検知が不可能であるので、蓋体を熱シールする前
に検査しているのが現状である。
【0005】また従来のカップ入り即席食品では熱湯を
注いだ後、デッドホールド性に反して蓋体を閉じるため
に、蓋体の上に皿とか箸等の重しを置かなければなら
ず、往々にして面倒である。また重しを置いたとして
も、蓋体と容器本体の開口縁部との間に比較的大きな隙
間があることが多いので、熱湯の熱を効果的に保持する
のが必ずしも十分でないという欠点もある。
【0006】さらにカップ焼きそばのような即席食品の
場合、注湯の後、お湯を取り除かなければならないが、
その際に麺も容器から脱落するのを防止するために、箸
等を用いて、蓋体を抑えながらお湯を流さなければなら
ない。それでも十分にお湯を除去するのは困難なことが
多い。
【0007】従って本発明の目的は、熱湯を注いで喫食
する即席食品に適する易開封性非金属容器であって、容
器全体にアルミニウムのような金属材を全く使用せず、
蓋体を容易に帯状に引き裂いて開口するともに、蓋体の
デッドホールド性を確保した易開封性非金属容器を提供
することである。
【0008】本発明のもう1つの目的は、熱湯を注いで
喫食する即席食品に適する易開封性非金属容器であっ
て、易開封性、デッドホールド性、保香性及び遮光性に
優れた蓋体を有する易開封性非金属容器を提供すること
である。
【0009】本発明のさらにもう1つの目的は、熱湯を
注いで喫食する即席食品に適する易開封性非金属容器で
あって、一旦蓋体を開けた後帯状フラップ部を元に戻せ
ばお湯出しをしても食品が脱落しない程度に開口部を閉
じておくことができる易開封性非金属容器を提供するこ
とである。
【0010】本発明のさらにもう1つの目的は、かかる
易開封性非金属容器に入れた即席食品を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、容器本体に蓋体を熱シールしてな
る易開封性容器において、容器本体及び蓋体のいずれに
も金属層を設けないと、蓋体を熱シールした後で金属探
知機により金属系異物を容易に検知することができ、ま
た蓋体のデッドホールド性付与非金属層としてアルミニ
ウム箔の代わりに紙層を使用するとともに、蓋体のタブ
の両側に引裂始点を設けると、タブを持ち上げることに
より蓋体を引裂始点から外周縁の他端方向に帯状に容易
に引き裂くことができるとともに、引き裂によりできた
帯状フラップ部はデッドホールド性により実質的にカー
ルしたままであることを発見し、本発明に想到した。
【0012】すなわち、本発明の易開封性非金属容器
は、(a) 内容物を収容する非金属容器本体と、(b) 少な
くともデッドホールド性付与非金属層及びシーラントフ
ィルム層を有する積層シートからなり、前記非金属容器
本体の開口縁部に前記シーラントフィルムを介して熱シ
ールされる蓋体とを具備し、前記蓋体には外周縁の一端
にタブが形成されているとともに、前記タブの両側に引
裂始点が形成されており、前記タブを持ち上げると前記
蓋体は前記引裂始点から外周縁の他端方向に帯状に容易
に引き裂かれ、引き裂によりできた帯状フラップ部はデ
ッドホールド性により実質的にカールしたままであるこ
とを特徴とする。
【0013】引裂き始点は前記蓋体の外周縁部に設けら
れた切り口又はノッチであるのが好ましい。
【0014】シーラントフィルム層は少なくとも引裂領
域に無数の微細孔を有するのが好ましい。シーラントフ
ィルム層は紙層側のポリエチレンベースフィルムと、非
金属容器本体の開口縁部側の低分子量ポリエチレンフィ
ルム層とからなるのが好ましい。
【0015】またデッドホールド性付与非金属層は紙か
らなるのが好ましい。紙層に遮光性インク層が設けられ
ているのが好ましい。
【0016】積層シートは、一軸配向フィルム層、紙層
及び無数の微細孔を均一に有するシーラントフィルム層
を有し、前記シーラントフィルム層が最内層であるのが
好ましい。一軸配向フィルム層はポリエチレンテレフタ
レート又はポリプロピレンからなるのが好ましい。一軸
配向フィルム層の配向方向は引裂方向と同じである。
【0017】本発明の好ましい第一の易開封性非金属容
器は、食品を収容する非金属容器本体と、前記非金属容
器本体の開口縁部に熱シールされるデッドホールド性を
有する蓋体とを具備し、前記蓋体は、(a) 引裂方向と同
じ方向に一軸配向したポリエチレンテレフタレートフィ
ルム層と、(b) デッドホールド性を付与する紙層と、
(c) 前記紙層に印刷された遮光性インク層と、(d) 熱シ
ール性を有するとともに無数の微細孔を均一に有するシ
ーラントフィルム層とからなる積層シートからなり、前
記シーラントフィルム層が最内層であり、前記蓋体には
外周縁の一端にタブが形成されているとともに、前記タ
ブの両側に引裂始点が設けられており、前記タブを引っ
張ることにより前記引裂始点から前記蓋体を帯状に容易
に開封し得るとともに、引き裂かれた帯状フラップ部は
実質的にカールしたままに保持されることを特徴とす
る。
【0018】本発明の好ましい第二の易開封性非金属容
器は、食品を収容する非金属容器本体と、前記非金属容
器本体の開口縁部に熱シールされるデッドホールド性を
有する蓋体とを具備し、前記蓋体は、(a) 引裂方向と同
じ方向に一軸配向されたポリプロピレンフィルム層と、
(b) 配向(引裂方向と同じ方向に一軸配向)又は無配向
のポリエチレンテレフタレートフィルム層と、(c) デッ
ドホールド性を付与する紙層と、(d) 前記紙層に印刷さ
れた遮光性インク層と、(e) 熱シール性を有するととも
に無数の微細孔を均一に有するシーラントフィルム層と
からなる積層シートからなり、前記シーラントフィルム
層が最内層であり、前記蓋体には外周縁の一端にタブが
形成されているとともに、前記タブの両側に引裂始点が
設けられており、前記タブを引っ張ることにより前記引
裂始点から前記蓋体を帯状に容易に開封し得るととも
に、引き裂かれた帯状フラップ部は実質的にカールした
ままに保持されることを特徴とする。
【0019】本発明はまた上記易開封性非金属容器に収
容された即席食品を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】まず図1〜図10に示す第一の実施
態様の易開封性非金属容器について詳細に説明し、次い
でその他の実施態様について第一の実施態様と異なる部
分だけ説明することにする。
【0021】[1] 易開封性非金属容器の構造 (A) 蓋体 (1) 形状 図1に示すように、本発明の易開封性非金属容器は、即
席食品のような内容物を収容するように所望の形状を有
する非金属容器本体1と、容器本体1の開口縁部11に熱
シールされる蓋体3とからなる。
【0022】図1及び図2に示すように、蓋体3はタブ
4と、タブ4の両側に設けられた一対の引裂始点として
の切り口5,5とを有する。タブは指で摘んで蓋体3を
引き裂くのに十分な大きさであれば良い。
【0023】引裂始点としての切り口5,5は、引裂が
容易に始まるような形状であれば特に限定されず、例え
ば図1及び図2に示すI字型ノッチとしたり、V字型ノ
ッチにしたりすることができる。一対の切り口5,5の
間隔は、内容物の種類に応じて適宜設定することができ
る。例えばお湯を注ぐカップ麺の場合、容器本体1の開
口縁部11の外径を約10 cmすると、切り口5,5の間隔D
を約4〜5cmとするのが好ましい。
【0024】なお喫食時に蓋体3を全面開封するため
に、図3に示すように蓋体3に第二のタブ14をタブ4と
反対側の外周縁に一体的に設けても良い。
【0025】(2) 積層シートの層構成 図4に示すように、蓋体3は、少なくともデッドホール
ド性付与非金属層31及びシーラントフィルム層32を有す
る積層シートからなる。図5に示すように、蓋体3はま
たデッドホールド性付与非金属層31及びシーラントフィ
ルム層32の他に、一軸配向フィルム層33を有するのが好
ましい。また遮光性を付与する場合、図6に示すように
デッドホールド性付与非金属層31に遮光性インク層34を
設けるのが好ましい。本発明の好ましい蓋体3は、図7
に示すように、デッドホールド性付与非金属層31及びシ
ーラントフィルム層32の他に、一軸配向フィルム層33と
遮光性インク層34とをともに具備する。以下、各層につ
いて詳述する。
【0026】(a) デッドホールド性付与非金属層 本発明の蓋体3は、アルミニウム層(アルミニウム箔又
はアルミニウム蒸着層等)を有する代わりに非金属のデ
ッドホールド性付与層を有することを特徴とする。デッ
ドホールド性付与非金属層31の好ましい材質は紙である
が、紙の種類は限定されず、合成紙も含む。
【0027】デッドホールド性付与非金属層31として紙
層を用いた場合、紙層の厚さはデッドホールド性を付与
すべき帯状フラップ部8の幅D(切り口5,5の間隔に
ほぼ等しい)により決める。一般に、帯状フラップ部8
の幅Dに比例して、紙層を厚くする必要がある。具体例
としては、帯状フラップ部8の幅Dを約4〜5cmとする
と、紙層の厚さを約60〜100 g/m2とするのが好ましく、
約70〜90 g/m2とするのがより好ましい。紙層の厚さが
約60 g/m2未満であると、紙層の腰が弱すぎて、十分な
デッドホールド性を付与することができない。一方、紙
層の厚さを約100 g/m2超にしても、コスト高になるだけ
で、さらなるデッドホールド性の向上は認められない。
また例えば開口縁部の径が約17 cmの焼きそば用容器の
場合、帯状フラップ部8の幅は約5〜8 cmが好ましい
ので、紙層の厚さを約60〜110 g/m 2とするのが好まし
く、約75〜90 g/m2とするのがより好ましい。
【0028】以下デッドホールド性付与非金属層31とし
て紙層を用いた場合を例にとって、他の層の説明をす
る。
【0029】(b) シーラントフィルム層 容器本体1の開口縁部11に熱シールされるシーラントフ
ィルム層32は、一般にポリエチレンフィルム、無延伸ポ
リプロピレンフィルム、アイオノマー樹脂フィルム等に
より形成される。また蓋体3を容器本体1から容易に剥
離できるように、シーラントフィルム層32はイージーピ
ール性を有するのが好ましい。そのために、シーラント
フィルム層32は比較的弱い熱接着性を有する構成とする
のが好ましい。
【0030】図8はシーラントフィルム層32の好ましい
一例を示す。この例では、シーラントフィルム層32は、
デッドホールド性付与非金属層(紙層)31側のポリエチ
レンベースフィルム32aと、容器本体1の開口縁部11側
の低分子量ポリエチレンを含む層(接着層)32bとの積
層シートからなる。
【0031】ポリエチレンベースフィルム32aの厚さは
約10〜40μmが好ましく、約20〜30μmがより好まし
い。また低分子量ポリエチレンフィルム層32bの厚さは
約5〜20μmが好ましく、約7〜15μmがより好まし
い。このような積層ポリエチレンフィルムは、例えば76
0FD(東レ合成フイルム(株)製)として市販されてい
る。
【0032】易開封性(易引裂性)を付与するために、
シーラントフィルム層32は少なくとも引裂領域に無数の
微細孔を有するのが好ましい。微細孔はシーラントフィ
ルム層32を貫通していても貫通していなくても良い。一
般に微細孔は0.5〜100μmの平均開口径を有し、かつ引
裂領域での密度は約500個/cm2以上であるのが好まし
い。微細孔の密度が約500個/cm2未満であると、引裂性
が不十分である。なお微細孔密度の上限は技術的に可能
な限りいくらでも良く、特に制限されない。
【0033】シーラントフィルム層32に微細孔を形成す
るには、例えば特公平7-90567号や特願2000-245736号に
開示の方法を採用する。
【0034】特公平7-90567号に開示の長尺多孔質シー
ラントフィルムの製造方法は、鋭い角部を有する多数の
モース硬度5以上の粒子が表面に付着された第一ロール
と、表面が平滑な第二ロールとの間に長尺シーラントフ
ィルムを通過させるとともに、各ロール間を通過する長
尺シーラントフィルムへの押圧力を各ロールと接触する
フィルム面全体に亘って均一となるように調節すること
により、第一ロール表面の多数の粒子の鋭い角部で長尺
シーラントフィルムに50μm以下の径を有する貫通又は
未貫通の孔を500個/cm2以上の密度で多数形成するもの
である。
【0035】第一ロールは、金属製ロール本体の表面に
鋭い角部を有する多数のモース硬度5以上の粒子を電着
法、又は有機系又は無機系の結合剤により付着させた構
造を有する。モース硬度5以上の粒子としては、例えば
タングテンカーバイト等の超硬合金粒子、炭化ケイ素粒
子、炭化ホウ素粒子、サファイア粒子、立方晶窒化ホウ
素(CBN)粒子、天然又は合成のダイヤモンド粒子等を
挙げることができる。特に硬度、強度等が大きい合成ダ
イヤモンド粒子が望ましい。粒子の粒径は10〜100μm
で、粒径のばらつきが5%以下のものが望ましい。多数
の粒子は、長尺シーラントフィルムに貫通孔を500個/c
m2以上の密度で形成するために、ロール表面に50%以上
付着させるのが好ましい。
【0036】第二ロールとしては、例えば鉄系ロール、
表面にNiメッキ、Crメッキ等を施した鉄系ロール、ステ
ンレス系ロール、特殊鋼ロール等を用いることができ
る。
【0037】(c) 一軸配向フィルム層 図5に示すように、引裂方向がずれるのを防止するため
に、紙層31の少なくとも一方の面(図示の例では紙層31
の外側面)に一軸配向フィルム層33を、その配向方向と
引裂方向とが一致するように設けるのが好ましい。一軸
配向フィルムは配向方向に引裂き易いという性質を有す
るので、このように配置した一軸配向フィルム層33によ
り、蓋体3は切り口5,5から実質的に真っ直ぐ引き裂
かれ、どの蓋体3でも実質的に同じ大きさの開口部が形
成される。
【0038】一軸配向フィルムの材質としては、例えば
ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、
ナイロン、ポリプロピレン等を用いることができるが、
保香性やガスバリア性が重要な即席食品等の場合には、
PETが好ましい。また保湿性が必要な場合、一軸配向ポ
リプロピレンフィルムを使用するのが好ましい。勿論、
例えば保香性やガスバリア性は必要であるが蓋体3の引
裂方向が多少乱れてもかまわないような容器の場合、一
軸配向フィルムの代わりに、二軸配向フィルムを使用し
ても良い。また一軸配向フィルムと二軸配向フィルムと
を併用しても良い。
【0039】一軸配向フィルムの厚さは約10〜20μmが
好ましく、例えば約12μmである。例えば一軸配向PET
フィルムの場合、この厚さであれば、十分な保香性及び
ガスバリア性を有するとともに、蓋体3に引裂直線性を
付与し、また光沢性及び印刷特性も良好である。
【0040】(d) 遮光性インク層 本発明の蓋体3はアルミニウム層を有さないので、遮光
性が必要な容器に使用する場合、図6に示すように、遮
光性インク層34を紙層31の一方の面(図示の例では紙層
31の内側面)に設けるのが好ましい。遮光性インクは、
例えばカーボンブラックのような黒色又は暗色の顔料又
は染料を含むインクであれば、特に限定的ではない。遮
光性インク層34の厚さはインク中の黒色顔料又は染料の
濃度に依存するが、一般に紫外線及び可視光線を十分に
遮断し得る程度であれば良い。
【0041】(e) 層構成例 図4〜図7は蓋体3の好ましい層構成を例示する。図4
は、蓋体3の基本構成として、紙層31と微多孔シーラン
トフィルム層32とからなる層構成を示す。この構成であ
れば、蓋体3は少なくともデッドホールド性及び熱シー
ル性を有する。
【0042】図5は、蓋体3に保香性及びガスバリア性
とともに引裂直線性を付与するために、紙層31の外面に
一軸配向フィルム層33を設けた例を示す。一軸配向フィ
ルム層33にPETフィルムを用いれば、良好な光沢性及び
印刷特性も得られる。
【0043】図6は、良好な遮光性を付与するために紙
層31の裏面に遮光性インク層34を設けた例を示す。また
図7は、上記全ての特性を具備する蓋体3として、内側
から順に微多孔シーラントフィルム層32/遮光性インク
層34/紙層31/一軸配向フィルム層33が積層されてなる
蓋体3を示す。
【0044】勿論本発明の蓋体3の層構成は上記のもの
に限定されず、必要に応じて付加的な層を設けても良
い。例えば引裂直線性を一軸配向PETフィルムの代わり
に一軸配向ポリプロピレンフィルムにより付与しても良
い。またPETフィルムとともに一軸配向ポリプロピレン
フィルムを使用する場合、PETフィルムは一軸配向して
いても無配向でも構わない。従って、例えば内側から順
に微多孔シーラントフィルム層/PETフィルム層/遮光
性インク層/紙層/一軸配向ポリプロピレンフィルム層
の層構成となる。また各層構成において、積層順序は適
宜変更でき、図示のものに限定される訳ではない。
【0045】なお、例えば紙と一軸配向PETのように接
着性がない層同士を積層する場合、それらの間に接着層
としてポリエチレンを押出しラミネーションするが、そ
のような接着層は図面には省略してある。従って、例え
ば単に微多孔シーラントフィルム層/紙層/一軸配向PE
Tフィルム層という場合、実際は微多孔シーラントフィ
ルム層/接着層/紙層/接着層/一軸配向PETフィルム
層の層構成となっている。
【0046】(B) 非金属容器本体 非金属容器本体1は、例えば紙又は発泡スチロール等の
合成樹脂から形成されている。特に紙製容器本体は焼却
が容易であるのみならず、焼却時に環境に悪影響及ぼす
ガスが発生しないため好ましい。また熱湯を注ぐカップ
面のような容器には、保温性の良好な発泡スチロールが
好ましい。容器本体1の形状は図示のものに限定され
ず、内容物の種類に応じて種々変更することができる。
【0047】[2] 易開封性非金属容器の製造方法 (A) 積層シートの製造方法 例えば図7に示す蓋体3用の積層シートを形成する場
合、まず遮光性インクを塗布した長尺の紙の両面にポリ
エチレンを押出ラミネーションして接着層を形成し、遮
光性インク層側にシーラントフィルムを積層するととも
に、反対側に一軸配向PETフィルムを積層し、蓋体3の
原反である積層シート30を形成する。なおシーラントフ
ィルムには予め上記の方法により無数の微細孔を形成し
ておく。また一軸配向PETフィルムは、その配向方向が
長尺紙の長手方向と一致するように配置する。
【0048】(B) 蓋体の打ち抜き加工 図9に示すように、積層シート30を打ち抜き加工するこ
とにより、一度に複数の蓋体3を製作する。この時、切
り口5,5の方向は長尺紙の長手方向(一軸配向PETフ
ィルムの配向方向)と一致するようにする。なお打ち抜
き加工は多数枚重ねた積層シートに対して行なってもよ
い。
【0049】(C) 容器本体への熱シール 所望の内容物、例えば熱湯を注ぐことにより喫食可能に
なる乾燥麺、粉末スープ及び具材を非金属容器本体1に
収容した後、容器本体1の開口縁部11に蓋体3のシーラ
ントフィルム層32の環状当接部3aを当接し、熱シールす
る。イージーピール性を付与するために、熱シール温度
は120〜160℃程度であるのが好ましい。
【0050】[3] 容器入り即席食品及びその喫食手順 図1に示す易開封性非金属容器を用いるのが好ましい即
席食品として、カップラーメン、カップ焼きそば、粉末
シチュー、粉末状又は流動状の味噌汁、粉末状又は流動
状のおしる粉等が挙げられる。このうちカップラーメン
用に使用した場合を例にとって、以下その喫食手順を説
明する。
【0051】カップラーメンは、乾燥麺(又はフライ
麺)と、粉末スープ又は小袋に入り液体スープと、具材
(又は小袋入り具材)とを、例えば紙製の有底円筒状の
容器本体1に入れ、容器本体1の開口縁部11に蓋体3を
熱シールしたものである。
【0052】蓋体3のタブ4を指で掴んで蓋体3の反対
側に引っ張ると、タブ4の両側に位置するI字型又はV
字型のノッチ状切り口5,5から蓋体3はそれぞれ線
5',5’に沿って帯状に引き裂かれ、図10に示すように
蓋体3に矩形開口部7ができる。引裂によりできた帯状
フラップ部8はアルミニウム層を有さなくても十分なデ
ッドホールド性を有し、カールしたままに保持される。
従って、そのまま熱湯を矩形開口部7に注げば良い。
【0053】熱湯を注いだ後、帯状フラップ部8を元の
位置に戻すと、帯状フラップ部8の外縁に紙のギザギザ
の破断部8a,8aがあるので、それが矩形開口部7の紙の
ギザギザ7a,7aの破断部と係合し、帯状フラップ部8は
持ち上がらなくなる。このように本発明の蓋体3には、
帯状フラップ部8の上に何も置かなくても矩形開口部7
を塞ぐことができるという便利さがある。乾燥麺等が喫
食可能な状態となった後、第二のタブを指で掴んで蓋体
3を熱シール部から剥離して全面開封し、容器本体1内
のラーメンを喫食する。
【0054】なお本発明の易開封性非金属容器入り即席
食品では、矩形開口部7の面積が従来の全面開封式の開
口部より小さいのみならず、帯状フラップ部8が矩形開
口部7に係止した状態にあるので、容器本体1を誤って
転倒させても、熱湯が漏れる量は低減される。
【0055】また熱湯の代わりに水を容器本体1内に注
ぎ、電子レンジにかけることにより内容物(例えば麺及
び具材)を喫食可能にすることもできる。
【0056】[4] その他の実施態様 図11は本発明の別の例の蓋体を示す底面図である。なお
図1に示す実施例と同じ部材又は部分には同じ参照番号
を付してある。この例では、各切り口5,5の外側に第
二のタブ24,24が設けられている。タブ4を持ち上げて
帯状に引き裂いた後、第二のタブ24,24を持ち上げれ
ば、残りの蓋体3を全て容器本体1から取り除くことが
できる。
【0057】図12(a) 及び(b) はそれぞれ本発明のさら
に別の例の蓋体を示す底面図である。なお図1に示す実
施例と同じ部材又は部分には同じ参照番号を付してあ
る。図12(a) の例ではシーラントフィルム層32は全面的
に微多孔化されているが、図12(b) の例ではシーラント
フィルム層32は線5',5’に沿った帯状領域のみ微多孔
化されている。
【0058】図13は本発明のさらに別の例の蓋体を示す
底面図である。なお図1に示す実施例と同じ部材又は部
分には同じ参照番号を付してある。この例では、各切り
口5,5から延びる直線に沿ってミシン目15a,15aが形
成されている。ミシン目15a,15aはシーラントフィルム
のみに形成しても良い。
【0059】図14は本発明のさらに別の蓋体の例を示す
底面図である。なお図1に示す実施例と同じ部材又は部
分には同じ参照番号を付してある。この例では、各切り
口5,5から延びる直線に沿って線状切れ目16a,16aが
形成されている。これらの線状切れ目16a,16aは、例え
ばレーザ光により形成することができる。線状切れ目16
a,16aはシーラントフィルムのみに形成しても良い。
【0060】図15は本発明のさらに別の蓋体の例を示す
平面図であり、図16は図15のX-X断面図である。なお図
1に示す実施例と同じ部材又は部分には同じ参照番号を
付してある。各切り口5,5から延びる直線に沿って折
り込み部17a,17aが形成されている。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の易開封性
非金属容器は、少なくともデッドホールド性付与非金属
層及びシーラントフィルム層を有する積層シートからな
る蓋体を有するとともに、開封する部分を帯状に限定し
た構造を有する。そのため開封によりできた帯状フラッ
プ部は、蓋体にアルミニウム箔のような金属層を用いな
くても、十分なデッドホールド性を有する。
【0062】本発明の易開封性容器はまた、容器本体及
び蓋体のいずれもアルミニウムレスであるため、焼却処
理するときの環境への悪影響を回避できるとともに、蓋
体を密封後に金属探知機による金属系異物の探知を行う
ことができる。これにより、即席食品の安全性をいっそ
う高めることができるのみならず、金属探知機を利用で
きるので、検査コストを著しく低減することができる。
【0063】その上、帯状フラップ部ができる開封方式
であるため、例えば熱湯を容器本体内に注いだ後で、帯
状フラップ部を元の位置まで戻して開口部の側縁に係合
させれば、両者の紙層の破断部は係合し合い、帯状フラ
ップ部は僅かな隙間を残して閉じた状態になる。従っ
て、熱湯の注入後帯状フラップ部を閉じればそのまま蓋
体を閉じることができる。また単に容器本体を傾斜する
だけで、内容物を容器本体内に留めたまま熱湯だけ排出
することもできる。さらに熱湯を注いだ後で容器本体を
誤って転倒させた時でも、熱湯の漏れ量を抑制すること
ができる。
【0064】このような特徴を有する本発明の易開封性
非金属容器は、熱湯を注いで喫食するカップ麺等の即席
食品用の容器として好適である。また熱湯を注ぐ代わり
に、水を注いで電子レンジに掛けるような即席食品用の
容器としても好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施態様による易開封性非金
属容器を示す斜視図である。
【図2】 図1の易開封性非金属容器の蓋体を示す平面
図である。
【図3】 蓋体の別の例を示す平面図である。
【図4】 本発明の蓋体の基本的層構成を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明の蓋体の別の層構成を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明の蓋体のさらに別の層構成を示す断面
図である。
【図7】 本発明の蓋体のさらに別の層構成を示す断面
図である。
【図8】 本発明の蓋体のシーラントフィルム層の構成
を示す断面図である。
【図9】 積層フィルムから複数の蓋体を打ち抜く様子
を示す平面図である。
【図10】 蓋体が帯状に開封された第一の実施態様の易
開封性非金属容器を示す斜視図である。
【図11】 蓋体のさらに別の例を示す平面図である。
【図12】 蓋体のさらに別の例を示す底面図であり、
(a) はシーラントフィルム全面が微多孔された場合を示
し、(b) は切り口から延びる直線領域のみ微多孔された
場合を示す。
【図13】 蓋体のさらに別の例を示す底面図である。
【図14】 蓋体のさらに別の例を示す底面図である。
【図15】 蓋体のさらに別の例を示す平面図である。
【図16】 図15のX-X断面図である。
【参照番号の説明】
1・・・非金属容器本体 11・・・開口縁部 3・・・蓋体 3a・・・環状当接部 4・・・タブ 5・・・引裂始点(切り口) 7・・・矩形開口部 7a,8a・・・紙層のギザギザな破断面 8・・・帯状フラップ部 14,24・・・第二のタブ 15a・・・ミシン目 16a・・・線状切れ目 17a・・・折り込み部 30・・・積層シート 31・・・デッドホールド性付与非金属層(紙層) 32・・・シーラントフィルム層 32a・・・ポリエチレンベースフィルム層 32b・・・低分子量ポリエチレンフィルム層 33・・・一軸配向フィルム層 34・・・遮光性インク層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/162 A23L 1/162 // A47J 41/00 301 A47J 41/00 301A Fターム(参考) 3E067 AB01 AB21 AB23 AB28 AB99 AC01 BB01C BB14B BB15B BB16B BB17A BB25B BC07C CA12 EA11 EA15 EA32 EA37 EB02 EB03 EB29 EE48 FA01 GD08 4B002 AA01 BA01 CA15 4B035 LC11 LE11 LP45 LT16 4B046 LB06 LC11 LE19 LP71

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 内容物を収容する非金属容器本体
    と、(b) 少なくともデッドホールド性付与非金属層及び
    シーラントフィルム層を有する積層シートからなり、前
    記非金属容器本体の開口縁部に前記シーラントフィルム
    を介して熱シールされる蓋体とを具備し、前記蓋体には
    外周縁の一端にタブが形成されているとともに、前記タ
    ブの両側に引裂始点が形成されており、前記タブを持ち
    上げると前記蓋体は前記引裂始点から外周縁の他端方向
    に帯状に容易に引き裂かれ、引き裂によりできた帯状フ
    ラップ部はデッドホールド性により実質的にカールした
    ままであることを特徴とする易開封性非金属容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の易開封性非金属容器に
    おいて、前記引裂き始点は前記蓋体の外周縁部に設けら
    れた切り口又はノッチであることを特徴とする易開封性
    非金属容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の易開封性非金属
    容器において、前記シーラントフィルム層は少なくとも
    引裂領域に無数の微細孔を有することを特徴とする易開
    封性非金属容器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の易開封性非金属容器に
    おいて、前記シーラントフィルム層は前記紙層側のポリ
    エチレンベースフィルムと、前記非金属容器本体の開口
    縁部側の低分子量ポリエチレンフィルム層とからなるこ
    とを特徴とする易開封性非金属容器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の易開封
    性非金属容器において、前記デッドホールド性付与非金
    属層が紙からなることを特徴とする易開封性非金属容
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の易開封
    性非金属容器において、前記積層シートは、一軸配向フ
    ィルム層、紙層及び無数の微細孔を均一に有するシーラ
    ントフィルム層を有し、前記一軸配向フィルム層の配向
    方向は引裂方向と同じであり、前記シーラントフィルム
    層は最内層であることを特徴とする易開封性非金属容
    器。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の易開封性非金属容器に
    おいて、前記一軸配向フィルム層はポリエチレンテレフ
    タレート又はポリプロピレンからなることを特徴とする
    易開封性非金属容器。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載の易開封
    性非金属容器において、前記紙層に遮光性インク層が設
    けられていることを特徴とする易開封性非金属容器。
  9. 【請求項9】 食品を収容する非金属容器本体と、前記
    非金属容器本体の開口縁部に熱シールされるデッドホー
    ルド性を有する蓋体とを具備する易開封性非金属容器で
    あって、前記蓋体は、(a) 引裂方向と同じ方向に一軸配
    向したポリエチレンテレフタレートフィルム層と、(b)
    デッドホールド性を付与する紙層と、(c) 前記紙層に印
    刷された遮光性インク層と、(d) 熱シール性を有すると
    ともに無数の微細孔を均一に有するシーラントフィルム
    層とからなる積層シートからなり、前記シーラントフィ
    ルム層が最内層であり、前記蓋体には外周縁の一端にタ
    ブが形成されているとともに、前記タブの両側に引裂始
    点が設けられており、前記タブを引っ張ることにより前
    記引裂始点から前記蓋体を帯状に容易に開封し得るとと
    もに、引き裂かれた帯状フラップ部は実質的にカールし
    たままに保持されることを特徴とする易開封性非金属容
    器。
  10. 【請求項10】 食品を収容する非金属容器本体と、前記
    非金属容器本体の開口縁部に熱シールされるデッドホー
    ルド性を有する蓋体とを具備する易開封性非金属容器で
    あって、前記蓋体は、(a) 引裂方向と同じ方向に一軸配
    向されたポリプロピレンフィルム層と、(b) 配向(引裂
    方向と同じ方向に一軸配向)又は無配向のポリエチレン
    テレフタレートフィルム層と、(c) デッドホールド性を
    付与する紙層と、(d) 前記紙層に印刷された遮光性イン
    ク層と、(e) 熱シール性を有するとともに無数の微細孔
    を均一に有するシーラントフィルム層とからなる積層シ
    ートからなり、前記シーラントフィルム層が最内層であ
    り、前記蓋体には外周縁の一端にタブが形成されている
    とともに、前記タブの両側に引裂始点が設けられてお
    り、前記タブを引っ張ることにより前記引裂始点から前
    記蓋体を帯状に容易に開封し得るとともに、引き裂かれ
    た帯状フラップ部は実質的にカールしたままに保持され
    ることを特徴とする易開封性非金属容器。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の易開封
    性非金属容器に収容されたことを特徴とする即席食品。
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