JP2002326659A - イージーピール蓋材 - Google Patents
イージーピール蓋材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】上端に開口部を有し、かつ上端周縁にフランジ
部を有する、容器本体の密封に適した蓋材であって、特
に熱湯を注いで調理するカップラーメンなどの即席食品
向け、アルミニウム箔を介在させていない構成の、開蓋
が容易であって、熱湯から発生する蒸気などの影響を受
け難いイージーピール蓋材を提供する。 【解決手段】本発明は、紙材料層４と接着剤層５と樹脂
フィルム層６とイージーピール層７とを積層して成るイ
ージーピール蓋材において、該蓋材の全面もしくは中央
近傍に開蓋方向に直交するように、前記紙材料層４また
は樹脂フィルム層６の少なくとも一方を貫通する多数の
孔開け加工２を施したイージーピール蓋材である。
部を有する、容器本体の密封に適した蓋材であって、特
に熱湯を注いで調理するカップラーメンなどの即席食品
向け、アルミニウム箔を介在させていない構成の、開蓋
が容易であって、熱湯から発生する蒸気などの影響を受
け難いイージーピール蓋材を提供する。 【解決手段】本発明は、紙材料層４と接着剤層５と樹脂
フィルム層６とイージーピール層７とを積層して成るイ
ージーピール蓋材において、該蓋材の全面もしくは中央
近傍に開蓋方向に直交するように、前記紙材料層４また
は樹脂フィルム層６の少なくとも一方を貫通する多数の
孔開け加工２を施したイージーピール蓋材である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、上端に開口部を有
し、かつ上端周縁にフランジ部を有する、容器本体の密
封に適した蓋材に関するものであり、特に熱湯を注いで
調理するカップラーメンなどの即席食品向け、アルミニ
ウム箔を介在させていない構成の、開蓋が容易であっ
て、熱湯から発生する蒸気などの影響を受け難いイージ
ーピール( Easy Peel;剥がし易い )蓋材に関する。
し、かつ上端周縁にフランジ部を有する、容器本体の密
封に適した蓋材に関するものであり、特に熱湯を注いで
調理するカップラーメンなどの即席食品向け、アルミニ
ウム箔を介在させていない構成の、開蓋が容易であっ
て、熱湯から発生する蒸気などの影響を受け難いイージ
ーピール( Easy Peel;剥がし易い )蓋材に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば熱湯を注いで調理するカッ
プラーメンやスープなどの即席食品を収容する容器で、
上端に開口部を有し、かつ上端周縁にフランジ部を有す
る、発泡スチロール製などの容器本体を、熱融着などに
より密封して閉蓋する蓋材として、紙材料層の下面にア
ルミニウム箔 ,イージーピール層が順次積層されたもの
が、広く知られている。
プラーメンやスープなどの即席食品を収容する容器で、
上端に開口部を有し、かつ上端周縁にフランジ部を有す
る、発泡スチロール製などの容器本体を、熱融着などに
より密封して閉蓋する蓋材として、紙材料層の下面にア
ルミニウム箔 ,イージーピール層が順次積層されたもの
が、広く知られている。
【０００３】その開封に際して、フランジ部に熱融着さ
れている蓋材を、周縁に設けられたつまみ部を持ち上げ
ながら略中心部まで剥がした場合、上記のようなアルミ
ニウム箔を介在させた構成の蓋材には、剥がしたままの
状態など、与えられた形状を長時間維持する性質( デッ
トホールド性という )があるので、例えばカップラーメ
ンなどの即席食品を調理して飲食する際、容器本体から
剥がして、半開きの状態のまま容易に熱湯を注ぐことが
可能で、次いで、一旦蓋をして麺をほぐして柔らかくし
たのち、再度半開きにした状態のまま飲食することもで
きるものであった。
れている蓋材を、周縁に設けられたつまみ部を持ち上げ
ながら略中心部まで剥がした場合、上記のようなアルミ
ニウム箔を介在させた構成の蓋材には、剥がしたままの
状態など、与えられた形状を長時間維持する性質( デッ
トホールド性という )があるので、例えばカップラーメ
ンなどの即席食品を調理して飲食する際、容器本体から
剥がして、半開きの状態のまま容易に熱湯を注ぐことが
可能で、次いで、一旦蓋をして麺をほぐして柔らかくし
たのち、再度半開きにした状態のまま飲食することもで
きるものであった。
【０００４】すなわち、上記のようなアルミニウム箔を
介在させた構成の蓋材の場合、アルミニウム箔が十分な
デットホールド性を有していることから、前記紙材料層
やイージーピール層などが熱湯から発生する蒸気の影響
をほとんど受けることなく、前述のように熱湯を注いで
調理する際、容器本体が閉蓋して熱湯が注ぎ難くなるな
どの問題は、ほとんど生じなかった。
介在させた構成の蓋材の場合、アルミニウム箔が十分な
デットホールド性を有していることから、前記紙材料層
やイージーピール層などが熱湯から発生する蒸気の影響
をほとんど受けることなく、前述のように熱湯を注いで
調理する際、容器本体が閉蓋して熱湯が注ぎ難くなるな
どの問題は、ほとんど生じなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなアルミニウム箔を介在させた構成の蓋材において
は、使用後の焼却などの廃棄処理において、アルミニウ
ム箔が炉中にインゴットとして絡みつくなどして、焼却
炉を傷めたり焼却効率を低下させたりするという問題が
あった。そして、その焼却灰の埋立処分に際して、雨水
などとの化学反応により有害ガスが発生するなどの問題
があった。
ようなアルミニウム箔を介在させた構成の蓋材において
は、使用後の焼却などの廃棄処理において、アルミニウ
ム箔が炉中にインゴットとして絡みつくなどして、焼却
炉を傷めたり焼却効率を低下させたりするという問題が
あった。そして、その焼却灰の埋立処分に際して、雨水
などとの化学反応により有害ガスが発生するなどの問題
があった。
【０００６】また、蓋材にアルミニウム箔を介在させた
構成の場合、内容物が収容された容器中に金属系切り粉
などの異物混入を検査する、金属探知器の使用を不可能
にするという問題があり、生産効率の向上や品質保証な
どを目的とする、金属探知器使用による検査法の実施が
要請されていた。
構成の場合、内容物が収容された容器中に金属系切り粉
などの異物混入を検査する、金属探知器の使用を不可能
にするという問題があり、生産効率の向上や品質保証な
どを目的とする、金属探知器使用による検査法の実施が
要請されていた。
【０００７】さらには、アルミニウム箔を介在させてい
ない構成の蓋材、例えば紙材料層と( 接着剤層と )樹脂
フィルム層とイージーピール層とを積層して成り、周縁
につまみ部を有するカップ容器に被せて熱融着するイー
ジーピール蓋材においては、前記蓋材のつまみ部に指を
掛けて、やや強く持ち上げるようにして引っ張るだけ
で、簡単にカップ容器を開蓋することは可能であるが、
内容物である即席食品を飲食するために熱湯を注いで調
理する際、つまり蓋材を外方に折り返すように略中心部
まで剥がして、カップ容器の途中まで開蓋した半開きの
状態で熱湯を注ぐ際に、外方に折り返した蓋材が徐々に
閉蓋するため、熱湯がこぼれるなどして火傷する恐れ
や、それを防ぐために、片方の手で蓋材を開蓋した状態
に保持しながら熱湯を注ぐ必要があるなど、非常に注ぎ
難く面倒であるという問題があった。
ない構成の蓋材、例えば紙材料層と( 接着剤層と )樹脂
フィルム層とイージーピール層とを積層して成り、周縁
につまみ部を有するカップ容器に被せて熱融着するイー
ジーピール蓋材においては、前記蓋材のつまみ部に指を
掛けて、やや強く持ち上げるようにして引っ張るだけ
で、簡単にカップ容器を開蓋することは可能であるが、
内容物である即席食品を飲食するために熱湯を注いで調
理する際、つまり蓋材を外方に折り返すように略中心部
まで剥がして、カップ容器の途中まで開蓋した半開きの
状態で熱湯を注ぐ際に、外方に折り返した蓋材が徐々に
閉蓋するため、熱湯がこぼれるなどして火傷する恐れ
や、それを防ぐために、片方の手で蓋材を開蓋した状態
に保持しながら熱湯を注ぐ必要があるなど、非常に注ぎ
難く面倒であるという問題があった。
【０００８】すなわち、紙材料層にはデットホールド性
がないことから、紙材料層自身の反発力や、熱湯から発
生する蒸気の吸収による自重の増加により復元しようと
する力、もしくは蓋材の内面側に積層したイージーピー
ル層が蒸気を吸収することにより収縮しようとする力な
どが働いて、蓋材が徐々に閉蓋するため、上述のような
問題が発生するものと考えられる。
がないことから、紙材料層自身の反発力や、熱湯から発
生する蒸気の吸収による自重の増加により復元しようと
する力、もしくは蓋材の内面側に積層したイージーピー
ル層が蒸気を吸収することにより収縮しようとする力な
どが働いて、蓋材が徐々に閉蓋するため、上述のような
問題が発生するものと考えられる。
【０００９】本発明は、かかる従来技術の問題点や要望
点を解決するものであり、その課題とするところは、廃
棄物の処理および処分などの、環境問題における危惧が
あるアルミニウム箔を介在させていない構成の蓋材で、
かつ熱湯から発生する蒸気の影響を受け難い、十分なデ
ットホールド性を有する蓋材を提供することにある。
点を解決するものであり、その課題とするところは、廃
棄物の処理および処分などの、環境問題における危惧が
あるアルミニウム箔を介在させていない構成の蓋材で、
かつ熱湯から発生する蒸気の影響を受け難い、十分なデ
ットホールド性を有する蓋材を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を達成するために、まず請求項１に係る発明は、紙材料
層と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを
積層して成るイージーピール蓋材において、該紙材料層
に全面的もしくは部分的に、該紙材料層を貫通する多数
の孔開け加工部を施したことを特徴とするイージーピー
ル蓋材である。
を達成するために、まず請求項１に係る発明は、紙材料
層と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを
積層して成るイージーピール蓋材において、該紙材料層
に全面的もしくは部分的に、該紙材料層を貫通する多数
の孔開け加工部を施したことを特徴とするイージーピー
ル蓋材である。
【００１１】上記請求項１に係る発明によれば、廃棄物
の処理および処分などの、環境問題における危惧がある
アルミニウム箔を介在させていない構成で、紙材料層の
全面もしくは部分的に、該紙材料層を貫通する多数の孔
開け加工を施したことで、紙材料層が本来有する紙自身
の反発力を減少させることができ、デットホールド性が
発現するようになる。
の処理および処分などの、環境問題における危惧がある
アルミニウム箔を介在させていない構成で、紙材料層の
全面もしくは部分的に、該紙材料層を貫通する多数の孔
開け加工を施したことで、紙材料層が本来有する紙自身
の反発力を減少させることができ、デットホールド性が
発現するようになる。
【００１２】本発明の請求項２に係る発明は、紙材料層
と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを積
層して成るイージーピール蓋材において、該樹脂フィル
ム層に全面的もしくは部分的に、該樹脂フィルム層を貫
通する多数の孔開け加工部を施したことを特徴とするイ
ージーピール蓋材である。
と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを積
層して成るイージーピール蓋材において、該樹脂フィル
ム層に全面的もしくは部分的に、該樹脂フィルム層を貫
通する多数の孔開け加工部を施したことを特徴とするイ
ージーピール蓋材である。
【００１３】上記請求項２に係るの発明によれば、廃棄
物の処理および処分などの、環境問題における危惧があ
るアルミニウム箔を介在させていない構成で、樹脂フィ
ルム層の全面もしくは部分的に、該樹脂フィルム層を貫
通する多数の孔開け加工を施したことで、樹脂フィルム
層が有する元の形状に戻ろうとする力を抑制することが
でき、十分なデットホールド性が発現するようになる。
物の処理および処分などの、環境問題における危惧があ
るアルミニウム箔を介在させていない構成で、樹脂フィ
ルム層の全面もしくは部分的に、該樹脂フィルム層を貫
通する多数の孔開け加工を施したことで、樹脂フィルム
層が有する元の形状に戻ろうとする力を抑制することが
でき、十分なデットホールド性が発現するようになる。
【００１４】本発明の請求項３に係る発明は、紙材料層
と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを積
層して成るイージーピール蓋材において、該蓋材の中央
近傍の開蓋方向に直交する方向に該紙材料層と樹脂フィ
ルム層のいずれか一方もしくは両方を貫通する多数の孔
開け加工部を施したことを特徴とするイージーピール蓋
材である。
と接着剤層と樹脂フィルム層とイージーピール層とを積
層して成るイージーピール蓋材において、該蓋材の中央
近傍の開蓋方向に直交する方向に該紙材料層と樹脂フィ
ルム層のいずれか一方もしくは両方を貫通する多数の孔
開け加工部を施したことを特徴とするイージーピール蓋
材である。
【００１５】上記請求項３に係る発明によれば、蓋材を
開蓋する方向と直交する方向に、前記紙材料層と樹脂フ
ィルム層との少なくとも一方の、中央近傍を貫通する多
数の孔開け加工を施したことで、特に開蓋する際に折り
返される中央近傍において、請求項１または請求項２と
同等もしくはそれ以上のデットホールド性が発現するよ
うになる。
開蓋する方向と直交する方向に、前記紙材料層と樹脂フ
ィルム層との少なくとも一方の、中央近傍を貫通する多
数の孔開け加工を施したことで、特に開蓋する際に折り
返される中央近傍において、請求項１または請求項２と
同等もしくはそれ以上のデットホールド性が発現するよ
うになる。
【００１６】本発明の請求項４に係る発明は、上記請求
項１乃至請求項３のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記蓋材の周縁につまみ部を延設し、該
つまみ部に全面的もしくは部分的に該紙材料層と樹脂フ
ィルム層のいずれか一方もしくは両方を貫通する多数の
孔開け加工部を施したことを特徴とするイージーピール
蓋材である。
項１乃至請求項３のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記蓋材の周縁につまみ部を延設し、該
つまみ部に全面的もしくは部分的に該紙材料層と樹脂フ
ィルム層のいずれか一方もしくは両方を貫通する多数の
孔開け加工部を施したことを特徴とするイージーピール
蓋材である。
【００１７】上記請求項４に係る発明によれば、周縁に
つまみ部を設けたことで、開蓋する際のきっかけとな
り、開蓋を容易に行うことができる。また、該つまみ部
の全面もしくは部分的に、前記紙材料層と樹脂フィルム
層との少なくとも一方を貫通する多数の孔開け加工を施
したことで、例えばカップラーメンなどの即席食品を収
容する容器において、飲食するために開蓋して熱湯を注
いだのち、閉蓋して調理するなど再封する場合におい
て、長時間にわたってその再封状態を維持できるという
デットホールド性が発現するようになる。
つまみ部を設けたことで、開蓋する際のきっかけとな
り、開蓋を容易に行うことができる。また、該つまみ部
の全面もしくは部分的に、前記紙材料層と樹脂フィルム
層との少なくとも一方を貫通する多数の孔開け加工を施
したことで、例えばカップラーメンなどの即席食品を収
容する容器において、飲食するために開蓋して熱湯を注
いだのち、閉蓋して調理するなど再封する場合におい
て、長時間にわたってその再封状態を維持できるという
デットホールド性が発現するようになる。
【００１８】本発明の請求項５に係る発明は、上記請求
項１乃至請求項４のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれ
か一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、
直径数１０μｍ〜数１００μｍの針を用いて形成されて
いることを特徴とするイージーピール蓋材である。
項１乃至請求項４のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれ
か一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、
直径数１０μｍ〜数１００μｍの針を用いて形成されて
いることを特徴とするイージーピール蓋材である。
【００１９】上記請求項５に係る発明によれば、前記紙
材料層と樹脂フィルム層との少なくとも一方を貫通する
多数の孔開け加工部が、直径数１０μｍ〜数１００μｍ
の針を用いて形成されているので、十分なデットホール
ド性が発現するようになる。
材料層と樹脂フィルム層との少なくとも一方を貫通する
多数の孔開け加工部が、直径数１０μｍ〜数１００μｍ
の針を用いて形成されているので、十分なデットホール
ド性が発現するようになる。
【００２０】本発明の請求項６に係る発明は、上記請求
項１乃至請求項４のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれ
か一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、
先端が先細りとなった突起を押圧する罫押し傷加工によ
り形成されていることを特徴とするイージーピール蓋材
である。
項１乃至請求項４のいずれか１項に係るイージーピール
蓋材において、前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれ
か一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、
先端が先細りとなった突起を押圧する罫押し傷加工によ
り形成されていることを特徴とするイージーピール蓋材
である。
【００２１】上記請求項６に係る発明によれば、前記紙
材料層と樹脂フィルム層との少なくとも一方を貫通する
多数の孔開け加工部が、先端が先細りとなった突起を押
圧する罫押し傷加工により形成されていることで、上記
請求項５と同等の十分なデットホールド性が発現するよ
うになる。
材料層と樹脂フィルム層との少なくとも一方を貫通する
多数の孔開け加工部が、先端が先細りとなった突起を押
圧する罫押し傷加工により形成されていることで、上記
請求項５と同等の十分なデットホールド性が発現するよ
うになる。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて詳細に説明する。本発明は、図３に示すよう
に、例えば上端にフランジ部３１を有する容器本体３０
の開口部を密封するための蓋材２０に関するもので、該
蓋材２０は、周縁に開蓋する際に指で摘むためのつまみ
部２１を有し、容器本体３０のフランジ部３１にヒート
シールされているものである。
面を用いて詳細に説明する。本発明は、図３に示すよう
に、例えば上端にフランジ部３１を有する容器本体３０
の開口部を密封するための蓋材２０に関するもので、該
蓋材２０は、周縁に開蓋する際に指で摘むためのつまみ
部２１を有し、容器本体３０のフランジ部３１にヒート
シールされているものである。
【００２３】上記本発明の蓋材２０は、図１Ａ ,Ｂに示
すように坪量５０〜１２０ｇ／ｍ２の紙材料層４と、１
０〜３０μｍの接着剤層５と、２〜１５μｍの樹脂フィ
ルム層６と、５〜３０μｍのイージーピール層７とが積
層されて成り、前記紙材料層４の全面に、該紙材料層４
を貫通する多数の孔開け加工部２が施されて成るもの
で、この多数の孔開け加工部２は、前記紙材料層４の全
面に施してもよいが、例えば、孔開け加工部２の加工領
域２２として、図２Ａ ,Ｂに示すように、開蓋方向に直
交する形で、樹脂フィルム層６の中央近傍に施すなど、
部分的に施してもよい。
すように坪量５０〜１２０ｇ／ｍ２の紙材料層４と、１
０〜３０μｍの接着剤層５と、２〜１５μｍの樹脂フィ
ルム層６と、５〜３０μｍのイージーピール層７とが積
層されて成り、前記紙材料層４の全面に、該紙材料層４
を貫通する多数の孔開け加工部２が施されて成るもの
で、この多数の孔開け加工部２は、前記紙材料層４の全
面に施してもよいが、例えば、孔開け加工部２の加工領
域２２として、図２Ａ ,Ｂに示すように、開蓋方向に直
交する形で、樹脂フィルム層６の中央近傍に施すなど、
部分的に施してもよい。
【００２４】また、上記多数の孔開け加工部２は、図１
Ａに示すように紙材料層４のみに、また図２Ａに示すよ
うに樹脂フィルム層６のみに、多数の微細な針を用いた
孔開け加工部２を施すことができ、さらに図示していな
いが、紙材料層４から樹脂フィルム層６にわたる、少な
くともどちらか一方を貫通していない多数の孔開け加工
部２を施してもよく、特に紙材料層４が厚い( 坪量が大
きい )場合などには、貫通していなくても十分な効果が
得られる。
Ａに示すように紙材料層４のみに、また図２Ａに示すよ
うに樹脂フィルム層６のみに、多数の微細な針を用いた
孔開け加工部２を施すことができ、さらに図示していな
いが、紙材料層４から樹脂フィルム層６にわたる、少な
くともどちらか一方を貫通していない多数の孔開け加工
部２を施してもよく、特に紙材料層４が厚い( 坪量が大
きい )場合などには、貫通していなくても十分な効果が
得られる。
【００２５】さらに、上記多数の孔開け加工部２の加工
方法としては、直径数１０μｍ〜数１００μｍの前記多
数の微細な針を用いて孔開けした孔開け加工部２の他、
先端が先細りとなった突起を押圧（押罫）して形成する
図示していない傷加工による孔開け加工部や、レーザー
を用いた図示していない傷加工による孔開け加工部など
を用いることができる。つまり多数の貫通する孔開け加
工部２を、施す場所や深さなどを選定することによっ
て、デットホールド性の発現する度合いを、調整するこ
とも可能となる。
方法としては、直径数１０μｍ〜数１００μｍの前記多
数の微細な針を用いて孔開けした孔開け加工部２の他、
先端が先細りとなった突起を押圧（押罫）して形成する
図示していない傷加工による孔開け加工部や、レーザー
を用いた図示していない傷加工による孔開け加工部など
を用いることができる。つまり多数の貫通する孔開け加
工部２を、施す場所や深さなどを選定することによっ
て、デットホールド性の発現する度合いを、調整するこ
とも可能となる。
【００２６】さらにまた、上記多数の貫通する孔開け加
工部２は、孔開け加工部２の延びる方向( 施す方向 )
と、紙材料層４における図示していない紙目方向とが、
同一方向である方が好ましい。すなわち、このことによ
って、紙材料層４が紙目に沿って折り曲げられ易くカー
ルし易いという特性により、該孔開け加工部２によるデ
ットホールド性に加えて、さらなる十分なデットホール
ド性の発現に寄与することが可能である。
工部２は、孔開け加工部２の延びる方向( 施す方向 )
と、紙材料層４における図示していない紙目方向とが、
同一方向である方が好ましい。すなわち、このことによ
って、紙材料層４が紙目に沿って折り曲げられ易くカー
ルし易いという特性により、該孔開け加工部２によるデ
ットホールド性に加えて、さらなる十分なデットホール
ド性の発現に寄与することが可能である。
【００２７】本発明の蓋材２０を構成する紙材料層４と
しては、少なくとも表面が白色で、多色印刷適性を有す
る紙材料層４が好ましく、坪量５０〜１２０ｇ／ｍ２
程度の両アート紙 ,片アート紙またはコート紙などを、
好適に使用することができる。すなわち、坪量が５０ｇ
／ｍ２ に満たない場合、例えば遮光性を付与するため
の遮光層を設けると、着色された遮光層により表面が黒
ずんで見えることがあり、商品価値が損なわれる恐れが
あって、また坪量が１２０ｇ／ｍ２ を超える場合、開
蓋する際、紙材料層４の腰が強く、上述のようなデット
ホールド性の発現の効果が損なわれる恐れがある。
しては、少なくとも表面が白色で、多色印刷適性を有す
る紙材料層４が好ましく、坪量５０〜１２０ｇ／ｍ２
程度の両アート紙 ,片アート紙またはコート紙などを、
好適に使用することができる。すなわち、坪量が５０ｇ
／ｍ２ に満たない場合、例えば遮光性を付与するため
の遮光層を設けると、着色された遮光層により表面が黒
ずんで見えることがあり、商品価値が損なわれる恐れが
あって、また坪量が１２０ｇ／ｍ２ を超える場合、開
蓋する際、紙材料層４の腰が強く、上述のようなデット
ホールド性の発現の効果が損なわれる恐れがある。
【００２８】また、本発明の蓋材２０を構成する接着剤
層５としては、ポリエステル系ポリウレタンやポリエー
テル系ポリウレタンなどがあげられ、厚さ１０〜３０μ
ｍ程度の接着剤層５をドライラミネーション法により積
層することができる。
層５としては、ポリエステル系ポリウレタンやポリエー
テル系ポリウレタンなどがあげられ、厚さ１０〜３０μ
ｍ程度の接着剤層５をドライラミネーション法により積
層することができる。
【００２９】また、本発明の蓋材２０を構成する樹脂フ
ィルム層６としては、二軸延伸された樹脂フィルムが破
損防止の点から好ましく、かつ保香性をも考慮したもの
として、厚さ２〜１５μｍ ,好ましくは１２μｍ程度
の、例えばポリエチレンテレフタレート(PET )などのポ
リエステル ,延伸ナイロン(0-Ny) ,延伸ポリプロピレン
(0-PP) ,酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの金属酸化
物をポリエチレンテレフタレートや延伸ポリプロピレン
などに蒸着してガスバリアー性を高めたセラミック蒸着
樹脂フィルムなど、強度およびガスバリアー性が優れた
樹脂フィルムがあげられる。
ィルム層６としては、二軸延伸された樹脂フィルムが破
損防止の点から好ましく、かつ保香性をも考慮したもの
として、厚さ２〜１５μｍ ,好ましくは１２μｍ程度
の、例えばポリエチレンテレフタレート(PET )などのポ
リエステル ,延伸ナイロン(0-Ny) ,延伸ポリプロピレン
(0-PP) ,酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの金属酸化
物をポリエチレンテレフタレートや延伸ポリプロピレン
などに蒸着してガスバリアー性を高めたセラミック蒸着
樹脂フィルムなど、強度およびガスバリアー性が優れた
樹脂フィルムがあげられる。
【００３０】また、本発明の蓋材２０を構成するイージ
ーピール層７としては、ピール強度として、２〜６ｋｇ
／１５ｍｍの範囲を満足する樹脂であればよく、例えば
ヒートシール性が優れた低密度ポリエチレン(LDOE) ,高
密度ポリエチレン(HDOE) ,未延伸ポリプロピレン(CPP )
,エチレン−メタアクリル酸共重合体(EMAA) ,エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA),(EEA),(EAA ) ,ポリエチレ
ン−ポリブテンのブレンド樹脂 ,ワックス系の通常用い
られるホットメルト接着剤などがあげられ、ヒートシー
ルしたのちに容易に剥がすことができる。ただし、前記
ピール強度は、ヒートシールされる容器本体３０の材質
によっても左右されるため、その都度前述した樹脂を適
宜選択して使用する必要がある。
ーピール層７としては、ピール強度として、２〜６ｋｇ
／１５ｍｍの範囲を満足する樹脂であればよく、例えば
ヒートシール性が優れた低密度ポリエチレン(LDOE) ,高
密度ポリエチレン(HDOE) ,未延伸ポリプロピレン(CPP )
,エチレン−メタアクリル酸共重合体(EMAA) ,エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA),(EEA),(EAA ) ,ポリエチレ
ン−ポリブテンのブレンド樹脂 ,ワックス系の通常用い
られるホットメルト接着剤などがあげられ、ヒートシー
ルしたのちに容易に剥がすことができる。ただし、前記
ピール強度は、ヒートシールされる容器本体３０の材質
によっても左右されるため、その都度前述した樹脂を適
宜選択して使用する必要がある。
【００３１】前記イージーピール層７の製造方法( 積層
方法 )としては、前記樹脂フィルム層６に、厚さ５〜３
０μｍ程度のイージーピール層７の樹脂を、アンカーコ
ート剤を介して押し出しラミネートするか、もしくは厚
さ５〜３０μｍ程度のイージーピール層７のフィルム
を、ドライラミネーション用接着剤を介してラミネート
することで得られる。また前記樹脂フィルム層６に、厚
さ５〜３０μｍ程度のイージーピール層７のホットメル
ト接着剤を、ロールコート法で塗膜として得ることもで
きる。
方法 )としては、前記樹脂フィルム層６に、厚さ５〜３
０μｍ程度のイージーピール層７の樹脂を、アンカーコ
ート剤を介して押し出しラミネートするか、もしくは厚
さ５〜３０μｍ程度のイージーピール層７のフィルム
を、ドライラミネーション用接着剤を介してラミネート
することで得られる。また前記樹脂フィルム層６に、厚
さ５〜３０μｍ程度のイージーピール層７のホットメル
ト接着剤を、ロールコート法で塗膜として得ることもで
きる。
【００３２】
【発明の効果】以上のような構成の蓋材をヒートシール
した、例えばカップラーメンなどの即席食品を収容する
容器本体の開封は、つまみ部を指で摘んで持ち上げて、
蓋材を容器本体のフランジ部から、その略中央近傍まで
剥離することで成される。その際、紙材料層などに施さ
れた孔開け加工部によって、蓋材が上カールした状態を
維持するものであって、従来のアルミニウム箔を介在さ
せた構成の蓋材と同様に開口部から容器本体へ熱湯を注
ぎ易くするとともに、蓋材が上カールした半開きにした
状態での飲食をし易くし、立ったままで飲食しても、熱
湯がこぼれ難いなどの効果がある。また、ゼリー状菓子
やヨーグルト、プリンなどを収容する容器本体向けの蓋
材としても、蓋材を半開きにした状態のまま飲食するこ
とができるなど、同様の効果が得られる。
した、例えばカップラーメンなどの即席食品を収容する
容器本体の開封は、つまみ部を指で摘んで持ち上げて、
蓋材を容器本体のフランジ部から、その略中央近傍まで
剥離することで成される。その際、紙材料層などに施さ
れた孔開け加工部によって、蓋材が上カールした状態を
維持するものであって、従来のアルミニウム箔を介在さ
せた構成の蓋材と同様に開口部から容器本体へ熱湯を注
ぎ易くするとともに、蓋材が上カールした半開きにした
状態での飲食をし易くし、立ったままで飲食しても、熱
湯がこぼれ難いなどの効果がある。また、ゼリー状菓子
やヨーグルト、プリンなどを収容する容器本体向けの蓋
材としても、蓋材を半開きにした状態のまま飲食するこ
とができるなど、同様の効果が得られる。
【００３３】すなわち、本発明のイージーピール蓋材に
おいては、廃棄物の処理および処分などの環境問題にお
ける危惧があるアルミニウム箔を介在させていない構成
の蓋材であって、かつ熱湯から発生する蒸気の影響を受
け難い、十分なデットホールド性を有するイージーピー
ル蓋材を提供することができる。
おいては、廃棄物の処理および処分などの環境問題にお
ける危惧があるアルミニウム箔を介在させていない構成
の蓋材であって、かつ熱湯から発生する蒸気の影響を受
け難い、十分なデットホールド性を有するイージーピー
ル蓋材を提供することができる。
【図１】本発明の実施の形態における、図１Ａ ,Ｂは、
イージーピール蓋材の断面図 ,平面図であって、また図
１Ｃは、孔開け加工部２の拡大平面図である。
イージーピール蓋材の断面図 ,平面図であって、また図
１Ｃは、孔開け加工部２の拡大平面図である。
【図２】本発明の実施の形態における、図２Ａ ,Ｂは、
イージーピール蓋材の断面図 ,平面図である。
イージーピール蓋材の断面図 ,平面図である。
【図３】本発明の実施の形態における、イージーピール
蓋材を、容器本体３０に被せてヒートシールした状態を
示す断面説明図である。
蓋材を、容器本体３０に被せてヒートシールした状態を
示す断面説明図である。
２ …孔開け加工部 ４ …紙材料層 ５ …接着剤層 ６ …樹脂フィルム層 ７ …イージーピール層 ２０ …蓋材 ２１ …つまみ部 ３０ …容器本体 ３１ …フランジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 53/08 Ｂ６５Ｄ 53/08 77/20 77/20 Ｈ Ｎ 81/34 81/34 Ｂ Ｆターム(参考） 3E067 AA03 AA11 AB01 BA07A BB01A BB14A BB25A BC07A CA17 EA32 EA37 EE48 FA01 FB13 FC01 GB02 GD08 3E084 AA06 AA12 AB07 BA01 CA01 CB01 CB04 CC03 CC08 FD13 GB12 HA03 HB01 JA20 KA01 LA02 LB02
Claims (6)
- 【請求項１】紙材料層と接着剤層と樹脂フィルム層とイ
ージーピール層とを積層して成るイージーピール蓋材に
おいて、該紙材料層に全面的もしくは部分的に、該紙材
料層を貫通する多数の孔開け加工部を施したことを特徴
とするイージーピール蓋材。 - 【請求項２】紙材料層と接着剤層と樹脂フィルム層とイ
ージーピール層とを積層して成るイージーピール蓋材に
おいて、該樹脂フィルム層に全面的もしくは部分的に、
該樹脂フィルム層を貫通する多数の孔開け加工部を施し
たことを特徴とするイージーピール蓋材。 - 【請求項３】紙材料層と接着剤層と樹脂フィルム層とイ
ージーピール層とを積層して成るイージーピール蓋材に
おいて、該蓋材の中央近傍の開蓋方向に直交する方向に
該紙材料層と樹脂フィルム層のいずれか一方もしくは両
方を貫通する多数の孔開け加工部を施したことを特徴と
するイージーピール蓋材。 - 【請求項４】前記蓋材の周縁につまみ部を延設し、該つ
まみ部に全面的もしくは部分的に該紙材料層と樹脂フィ
ルム層のいずれか一方もしくは両方を貫通する多数の孔
開け加工部を施したことを特徴とする請求項１乃至請求
項３のいずれか１項記載のイージーピール蓋材。 - 【請求項５】前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれか
一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、直
径数１０μｍ〜数１００μｍの針を用いて形成されてい
ることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか１
項記載のイージーピール蓋材。 - 【請求項６】前記紙材料層と樹脂フィルム層のいずれか
一方もしくは両方を貫通する多数の孔開け加工部が、先
端が先細りとなった突起を押圧する罫押し傷加工により
形成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項４
のいずれか１項記載のイージーピール蓋材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001131755A JP2002326659A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | イージーピール蓋材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001131755A JP2002326659A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | イージーピール蓋材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002326659A true JP2002326659A (ja) | 2002-11-12 |
Family
ID=18979889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001131755A Pending JP2002326659A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | イージーピール蓋材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002326659A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196645A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器の蓋材 |
| JP2010095293A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toppan Printing Co Ltd | 包装材 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0948468A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 蓋 材 |
| JP2000079955A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-21 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋 材 |
| JP2001010657A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋 材 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001131755A patent/JP2002326659A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0948468A (ja) * | 1995-08-07 | 1997-02-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 蓋 材 |
| JP2000079955A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-21 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋 材 |
| JP2001010657A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Toppan Printing Co Ltd | 蓋 材 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196645A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器の蓋材 |
| JP2010095293A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Toppan Printing Co Ltd | 包装材 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |