JP2013043683A - 電子レンジ加熱用紙容器 - Google Patents

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健太郎 羽片
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Abstract

【課題】食品の下面から発生する水蒸気を効果的に放出させ、かつ調理後に該食品の下面のクリスピー感や風味を向上させる電子レンジ加熱用紙容器を提供することを目的とする。
【解決手段】紙基材と、該紙基材の片面に熱融着樹脂を部分的に形成した樹脂層と、からなる積層体を、前記樹脂層が内面となるように組み立てた電子レンジ加熱用紙容器であって、
前記紙容器の底部の内面に複数の水蒸気抜きスリットが設けられたサセプタ―が挿設されていることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子レンジ加熱調理して賞味する、ピザなどの冷凍食品を収納する電子レンジ用紙容器に関する。特にクリスピー感や風味を向上させるサセプタ―に関するものである。
最近、電子レンジ調理用食品容器としては、廃棄性などにより紙製のトレ―容器が多く使用されている。紙製トレ―容器は、必要に応じてフィルムなどをラミネートすることにより耐水性、耐油性、ガスバリア性を持たせることにより各種食品を収納するのに適しており、とりわけ食品を収納したまま電子レンジで加熱調理できる電子レンジ調理用紙容器として好適に使用できるものである。
従来から、店頭または家庭に持ち帰って電子レンジで加熱調理して賞味する、例えば、冷凍ピザ、冷凍タコ焼き、冷凍お好み焼き、冷凍餃子、冷凍シュウマイなどを収納する電子レンジ加熱用紙製器は、電子レンジで加熱調理中に、食品から発生する水蒸気を効果的に放出できないといった問題があり、加熱調理した冷凍ピザ、冷凍タコ焼きなどがべたついて著しく食感や風味を損なうことがあった。
この問題を改善するために、図8に示すような紙トレーの提案がある。紙トレー62の底部にサセプタ―20を挿設して、紙トレーの底部並びにサセプターを連通して水蒸気抜き孔60を形成し、かつ紙トレーの下部をリング61にて支える電子レンジ調理用紙トレーの提案である(特許文献1)。
水蒸気抜きとしての効果はあるが、水蒸気抜き孔60の抜きカスが残留する場合、食品を載せるトレーとして衛生面に問題がある。またリング61で段上げするため、電子レンジの種類によっては、サセプターの発熱効果が落ちる問題がある。
特許第4211543号公報
本発明は、背景技術の問題に鑑みて、食品の下面から発生する水蒸気を効果的に放出させ、かつ調理後に該食品の下面のクリスピー感や風味を向上させる電子レンジ加熱用紙容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、発明者らは鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、紙基材と、該紙基材の片面に熱融着樹脂を部分的に形成した樹脂層と、からなる積層体を、
前記樹脂層が内面となるように組み立てた電子レンジ加熱用紙容器であって、
前記紙容器の底部の内面に複数の水蒸気抜きスリットが設けられたサセプタ―が挿設されていることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記水蒸気抜きスリットが、前記樹脂層が形成されて
いない部分に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、前記水蒸気抜きスリットの形状が、くの字形、半円形、H形のいずれか、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記サセプタ―が、フィルム基材片面上に、マイクロ波発熱層を設け、該マイクロ波発熱層上に薄紙層を積層した構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項5に係る発明は、前記マイクロ波発熱層が、金属蒸着層で形成されていることを特徴とする請求項4記載の電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項6に係る発明は、前記紙容器が、箱形状またはトレ―形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の電子レンジ加熱用紙容器は、冷凍食品からの水蒸気をサセプタ―に設けた水蒸気抜きスリットから効果的に放出する。即ち、食品の下面からの水蒸気をスリットを通して紙基材へ放出する。スリットは、紙基材の樹脂層が形成されていない部分に設けているために、紙基材への放出が効果的に行われ、例えばピザやお好み焼きなどでは、クリスピー感や風味を向上させることができる。またスリットの形状を、サセプタ―を所定のサイズに断裁する時に、断裁線がスリットと重なっても、断裁カスが残らない形状に形成されているために、カスの付着がない衛生性に富んだサセプタ―を使用した電子レンジ加熱用紙容器である。
本発明の請求項1によれば、紙基材と、該紙基材の片面に熱融着樹脂を部分的に形成した樹脂層と、からなる積層体を、前記樹脂層が内面となるように組み立てた電子レンジ加熱用紙容器であって、
前記紙容器の底部の内面に複数の水蒸気抜きスリットが設けられたサセプタ―が挿設されていることを特徴とする。紙基材と、紙基材の片面に熱融着樹脂を部分的に形成した樹脂層と、からなる積層体を、前記樹脂層が内面となるように組み立てた電子レンジ加熱用紙容器である。そして紙容器の底部の内面に複数の水蒸気抜きスリットが設けられたサセプタ―を挿設することにより、食品からの水蒸気を食品の下面を溜まらせず、スリットから紙基材へ放出することができ、食品の下面がこんがり焼けてクリスピー感や風味が向上する。
本発明の請求項2によれば、前記水蒸気抜きスリットが、前記樹脂層が形成されていない部分に配置されていることを特徴とする。スリットが樹脂層が形成されていない部分に配置され、紙基材へ連通している。食品の下面から発生する水蒸気が、スリットを通して紙基材へ効率よく放出される。逆に内面側樹脂層にスリットが重なると、紙基材への放出が効率よく行われない。
本発明の請求項3によれば、前記水蒸気抜きスリットの形状が、くの字形、半円形、H形のいずれか、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする。これらの形状は、スリットとして容易に形成することができる。サセプターは、通常ロール状のサセプターを連続して金属刃によりスリット加工し巻き取られる。その後サセプターを所定のサイズに合わせ断裁される。スリット加工と断裁加工がインラインで行われる場合がある。特に断裁位置とスリット位置をそれぞれ制御して行われる時はよいが、通常は制御しない方法が
生産性から採用される場合が多い。よってロール状サセプタ―を断裁する時に、断裁線がズレてスリット箇所に重なってしまうことがある。断裁線とスリット箇所が重なり断裁されると、スリット形状によっては、断裁カスが発生してしまう。カスが存在すると、食品からの水蒸気の放出効果が低減されると同時に、食品へ転移し衛生性に問題が生じる。上記の形状は、断裁カスが発生しない形状である。
本発明の請求項4によれば、前記サセプタ―が、フィルム基材片面上に、マイクロ波発熱層を設け、該マイクロ波発熱層上に薄紙層を積層した構成からなることを特徴とする。マイクロ波発熱層としては、金属蒸着層が最適である。フィルム基材としては金属蒸着加工適正を有するものが使用できる。また薄紙層は、金属層の酸化防止や発熱時での火傷防止、内面側樹脂層との接着などの役目を有している。
本発明の請求項5によれば、前記マイクロ波発熱層が、金属蒸着層で形成されていることを特徴とする。金属シートに比べて薄膜である蒸着膜でよい。特にアルミニウムなどの金属蒸着膜でよい。
本発明の請求項6によれば、前記紙容器が、箱形状またはトレ―形状であることを特徴とする。冷凍食品を収納した紙容器を電子レンジで加熱調理するには、紙容器の形状が、箱形状またはトレー形状が好ましい。取り扱いが容易で好適である。特に紙容器の底部の内面にサセプターを挿設することで、底部が熱せられるために、取り扱い易い箱形状またはトレ―形状が好ましい。
本発明の紙容器の底部の一例を示す断面図である。 ブランクの内面の一例を示す説明図である。 サセプターの一例を示す断面図である。 サセプターの水蒸気抜きスリットの形状の一例を示す説明図である。 サセプターの水蒸気抜きスリットの形状の比較例を示す説明図である。 ブランクにサセプターを挿設した一例を示す説明図である。 電子レンジ加熱時での紙容器の底部の一例を示す説明図である。 従来の電子レンジ加熱用紙容器の底部の一例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の紙容器の底部の一例を示す断面図である。紙容器を構成する積層体1は、紙基材2の片面に、部分的に内面側樹脂層4が形成されている。この積層体1の樹脂層4が内面にくるように組み立てられた紙容器である。底部には、食品40の下面をクリスピー感や風味を向上させるためのサセプター20が挿設されている。サセプター20の上面に食品40が載置される。サセプター20には、食品40の下面からの水蒸気を放出させるための複数の水蒸気抜きスリット30が形成されている。またスリット30は、樹脂層4が形成されていない部分に配置するように形成されている。よって水蒸気がスリット30を通して紙基材2へ効率よく放出することができる。
図2は、ブランクの内面の一例を示す説明図である。一般的な冷凍食品を入れるカートンのブランク5の一例である。ブランク1の内面に樹脂層4を形成している。この樹脂層4がサセプター20と熱融着し、紙基材2と一体化することができる。また樹脂層4を部分的に設けるには、点状、線状、任意の形状でも可能であるが、ロール状の紙基材2への加工として、押出し機を用いて押出しラミする方法を用いることができる。ポリエチレン樹脂を線状で押し出し、線状でラミ加工することができる。特に線の幅及び間隔(ピッチ
)がそれぞれ5〜15mmの範囲であることが好ましい。ポリエチレン樹脂の押出し加工性、紙容器の製函性、またサセプターとの接着性などから好ましい。
図3は、サセプターの一例を示す断面図である。サセプター20は、フィルム基材21の裏面にマイクロ波発熱層22を形成し、該マイクロ波発熱層22上に、接着剤層23を介して薄紙層24を積層した構成からなっている。サセプター20には、水蒸気抜きスリット30が形成されている。食品40は、サセプターのフィルム基材21の表面に載置され電子レンジで加熱調理される。
図4は、サセプターの水蒸気抜きスリットの一例を示す説明図である。スリット20の形状の一例を示す説明図である。(図4−1)は、くの字形31を示している。くの字を相対向して左右逆向きにし、一対の形状にしたものである。(図4−2)は、半円形32を示している。半円形を相対して左右逆向きにし、図に示すような形状にしたものである。(図4−3)は、H形33を示している。サセプターを所定のサイズに断裁する時に、断裁線がスリットに重なっても、断裁カスが生じない。またこれらの例に示した形状は、電子レンジ加熱時でスリット部分が捲れて拡がり、水蒸気が効果的に放出し易くする。捲れる要因は、加熱によりフィルム基材が収縮し、また薄紙層が水蒸気により膨潤し伸びるために生じるのである。
図5は、サセプターの水蒸気抜きスリットの形状の比較例を示す説明図である。(図5−1)は、×形34を示している。(図5−2)に示すように、×形34と破断線36が重なったときに断裁カス37が発生する。(図5−3)は、直線状35であるために、スリット部分が捲れず、水蒸気の放出を効果的に行うことができない。
図6は、ブランクにサセプターを挿設した一例を示す説明図である。ブランク1の底面板8にサセプター20を挿設した一例を示している。サセプター20は水蒸気抜きスリット30が形成されている。サセプター20を挿設するには、サセプター20を構成する薄紙層24と樹脂層4を熱接着し一体化することができる。
図7は、電子レンジ加熱時での紙容器の底部の一例を示す説明図である。サセプター20が紙容器の底部に貼着され、その上に食品40が載置されている。電子レンジ加熱すると、マイクロ波加熱層22が発熱し、食品40の下面を加熱しクリスピー感や風味を向上させる。マイクロ波発熱層22の発熱により、水蒸気抜きスリット部分が食品方向に捲れて拡がり(矢印Bで示す)、水蒸気を放出し易くなる。放出された水蒸気は、スリットを通して(矢印Aで示す)、紙基材に放出され加熱調理される。
更に詳しく実施するための形態を説明する。
本発明の紙容器の紙基材2としては、特に限定されず、通常の紙容器の素材として用いられている公知の板紙が使用される。例えば、坪量260〜500g/mのバージン紙、カード紙などの板紙が使用できる。また耐油剤を紙層に添加したタイプの耐油紙や紙の内面側(食品接触側)に耐油剤を塗工したタイプの耐油紙、さらには吸水紙なども使用できる。
樹脂層4には、熱融着できる熱可塑性樹脂を用いることができる。例えば、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、メチルペンテンコポリマー、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。
ロール状の紙基材に、これらの樹脂を用いて、公知の方法である押出し機により樹脂層を連続して形成することができる。樹脂層は、線状で形成すればよい。樹脂層の厚みは、10〜50μmの範囲が好ましい。
サセプターについて詳しく説明する。
フィルム基材21としては、金属蒸着加工適正と電子レンジでの耐熱性を有していれば、特に種類を限定する必要はなく、発熱させようとする熱量に応じて選択すればよい。例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレン2・6ナフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。またフィルム中には、各種添加剤、例えば帯電防止剤、滑剤、酸化防止剤などが添加されていても構わない。フィルムの厚みは特に限定されないが、金属蒸着加工などの機械加工適正を考慮した場合、6〜100μmが望ましい。
マイクロ波発熱層22には、金属蒸着層を用いることができる。アルミニウム、スズ、亜鉛、鉄、銅などの蒸着薄膜およびアルミニウムと酸化アルミニウム混合層が考えられるが、発熱量および加熱時のスパークの問題からアルミニウムが好ましい。また価格性および生産性からアルミニウムが好ましい。
薄紙層24としては、坪量20〜400g/m程度の紙が使用できる。バージン紙、カード紙などが使用できる。また比較的に耐熱性を有する、例えば未晒し中性紙も使用できる。
薄紙層と金属蒸着層の貼り合わせは、接着剤23を用いる。接着剤23としては、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂などの食品用途として、一般的に用いられるものであれば、特に制限はないが、耐熱性からウレタン樹脂またはポリエステル・ポリウレタン樹脂の混合樹脂の使用が好ましい。貼り合わせ方法としては、一般的に使用されるドライラミネート法を用いて貼り合わせをすることができる。
本発明の製造プロセスの一例について説明する。
紙基材の片面に部分的に樹脂層を形成した積層体を、図2に示すように、天面板6、側面板7、底面板8、折込み片9、貼着片10が罫線11を介して連設されているブランクを形成する。ブランクを形成する抜き型、罫線入れについては、公知のトムソン抜き型や金属ロール抜き型などの方法で行うことができる。
次にサセプターを作成するために、ロール状のポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、連続式真空蒸着機を用いて、金属蒸着層として、アルミニウム蒸着膜厚12nm、光線透過率50%の条件で蒸着し、金属蒸着層を形成する。
次にポリエチレンテレフタレートフィルムの金属蒸着層面にウレタン接着剤を介して、薄紙層として坪量30g/mの未晒し中性紙をドライラミネート法にて貼り合せ、ロール状サセプター積層体を形成する。
次に作成したロール状サセプター積層体に、連続して所定の形状で複数の水蒸気抜きスリットを加工する。スリット加工後は、ロール状にするまたは断裁して枚葉にしてもよい。その後所定のサイズに断裁しサセプターを形成する。この際には、断裁線とスリットが重なり合わないようにするのが好ましい。しかし本発明のスリットの形状は、重なり合っても断裁カスが生じないために、安心して断裁を行うことができる。スリットは、公知のトムソン抜き型や金属ロール抜き型などの方法で行うことができる。
次にブランクの底部の樹脂層の面に、サセプターの薄紙層の面を重ね、熱と圧力により熱融着させる。サセプターとブランクを一体化させる。樹脂層のポリエチレンは、熱融着により薄紙層の層間まで浸透し接着する。
次にブランクの罫線を折り込みながら組み立て、折込み片と側面板を接着させ箱体を形成する。
次にこの箱体に冷凍食品を収納し、天面板で覆い貼着片を熱融着し封止する。これをシュリンクフィルムで包装、冷凍流通される。
食品は、箱体に収容された状態で電子レンジで加熱調理される。マイクロ波にて食品が暖められると同時にサセプターのマイクロ波発熱層から熱が発生して、食品の下面を加熱し、クリスピー感、風味を向上させることができる。
紙容器の内面に線状の樹脂層を形成することで、冷凍食品の包装は、充填包装機の熱シール装置でシール可能である。電子レンジ加熱時に食品から生じた水蒸気をサセプターの水蒸気抜きスリットを通して樹脂層が形成されていない紙基材部分に放出する。適度の水蒸気を保持しながら、サセプターの発熱により食品の下面がこんがり焼け、風味を向上させることができる。例えばピザ、タコ焼き、お好み焼きなどは、クリスピー感や風味が向上する。
1 積層体
2 紙基材
4 樹脂層
5 ブランク
6 天面板
7 側面板
8 底面板
9 折込み片
10 貼着片
11 罫線
20 サセプター
21 フィルム基材
22 金属蒸着層
23 接着剤
24 薄紙層
30 水蒸気抜きスリット
31 くの字形
32 半円形
33 H形
34 ×形
35 直線状
36 断裁線
37 断裁カス
40 食品(冷凍食品)
50 電子レンジ加熱用紙容器
60 水蒸気抜き孔
61 リング
62 紙トレー
63 テーブル
A 水蒸気の流れ
B 捲れの方向

Claims (6)

  1. 紙基材と、該紙基材の片面に熱融着樹脂を部分的に形成した樹脂層と、からなる積層体を、前記樹脂層が内面となるように組み立てた電子レンジ加熱用紙容器であって、
    前記紙容器の底部の内面に複数の水蒸気抜きスリットが設けられたサセプタ―が挿設されていることを特徴とする電子レンジ加熱用紙容器。
  2. 前記水蒸気抜きスリットが、前記樹脂層が形成されていない部分に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  3. 前記水蒸気抜きスリットの形状が、くの字形、半円形、H形のいずれか、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  4. 前記サセプタ―が、フィルム基材片面上に、マイクロ波発熱層を設け、該マイクロ波発熱層上に薄紙層を積層した構成からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  5. 前記マイクロ波発熱層が、金属蒸着層で形成されていることを特徴とする請求項4記載の電子レンジ加熱用紙容器。
  6. 前記紙容器が、箱形状またはトレ―形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子レンジ加熱用紙容器。
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