JP2009177334A - 撮像装置用キャリングケース - Google Patents
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Abstract
【課題】ある程度サイズに汎用性があり、かつ撮影時にも見栄えのよい撮像装置用キャリングケースを提供する。
【解決手段】相互に対向した状態で配置される第1平面部110及び第2平面部120と、第1平面部の一端部と第2平面部の一端部とを接続した曲面の接続部130とを備える。さらに、第1平面部110と第2平面部120との間を所定の間隔を開けて接続し、一端部側から他端部側の方向に配設した2箇所の弾性帯部材140,150を備える。そして、第1平面部110と第2平面部120と2箇所の弾性帯部材140,150とで形成される空間に、第1及び第2平面部の開口した他端部101から挿入された撮像装置を、弾性帯部材140,150の弾性力により保持する構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】相互に対向した状態で配置される第1平面部110及び第2平面部120と、第1平面部の一端部と第2平面部の一端部とを接続した曲面の接続部130とを備える。さらに、第1平面部110と第2平面部120との間を所定の間隔を開けて接続し、一端部側から他端部側の方向に配設した2箇所の弾性帯部材140,150を備える。そして、第1平面部110と第2平面部120と2箇所の弾性帯部材140,150とで形成される空間に、第1及び第2平面部の開口した他端部101から挿入された撮像装置を、弾性帯部材140,150の弾性力により保持する構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えばデジタルスチルカメラなどの撮像装置を収納する撮像装置用キャリングケースに関する。
従来、比較的薄型の箱型の筐体を備えた撮像装置を収納して、持ち運ぶ際に使用するキャリングケースとしては、例えば図10に示すものが商品化されている。この図10に示した従来のキャリングケース10は、全体が撮像装置を収納できる箱型に構成してあり、前面部11に開閉自在の蓋部12が取り付けてある。蓋部12を開けることで、内部に収納された撮像装置を取り出すことができる。蓋部12を閉じた状態のときには、面ファスナーやホックなどでケース本体の前面部11に蓋部12が止まる形状としてある。
また、図10の例とは別の例のキャリングケースとして、図示はしないが、ファスナーでキャリングケースの側面を開閉できる構成として、撮像装置の取り出しができるようにしたものもある。
特許文献1の図1には、図10に示した如き形状の、開閉自在の蓋を備えたカメラ用のキャリングケースの例についての記載がある。
特開2006−301375号公報(図1)
従来のこの種のキャリングケースは、汎用のものと専用のものとがある。
汎用のものは、収納部が比較的大きめに出来ていて、収納中にケースの内部とカメラとの間に若干の隙間が生じてしまう問題があった。
専用のものでは、各デジタルカメラの形状に合わせて製作された、各機種ごとに専用に用意されたものが一般的であり、機種が変わるごとに、別のケースを製作する必要がある。小型に製作されたデジタルカメラの場合、複数の機種でサイズに違いがあると言っても、類似したサイズであることが多く、機種の違いによる筐体の厚さや縦横のサイズの違いは、数ミリから1センチ程度であることが多いが、従来の専用のキャリングケースの場合では、そのようなサイズの違いでも、新たに新規のキャリングケースを製作することが多く、汎用性はないものであった。
汎用のものは、収納部が比較的大きめに出来ていて、収納中にケースの内部とカメラとの間に若干の隙間が生じてしまう問題があった。
専用のものでは、各デジタルカメラの形状に合わせて製作された、各機種ごとに専用に用意されたものが一般的であり、機種が変わるごとに、別のケースを製作する必要がある。小型に製作されたデジタルカメラの場合、複数の機種でサイズに違いがあると言っても、類似したサイズであることが多く、機種の違いによる筐体の厚さや縦横のサイズの違いは、数ミリから1センチ程度であることが多いが、従来の専用のキャリングケースの場合では、そのようなサイズの違いでも、新たに新規のキャリングケースを製作することが多く、汎用性はないものであった。
また、従来の図10に示したキャリングケースは、蓋を閉じた状態で撮像装置を確実に収納することを主眼に製作されたケースであり、撮影中のことは考慮されていない。即ち、例えばカメラに取り付けられたストラップを、キャリングケース側にも係止させておくことで、撮影中もカメラにケースが取り付けられた状態となり、ケースが紛失するのを防止できると共に、撮影終了後に直ちにケースに収めることができる。
ところが、そのようにケースをストラップに取り付けた場合、撮影中には、蓋の開いたキャリングケースがカメラのストラップにぶら下がった状態となり、見栄えがよいとは言えない状態であった。
更にまた、収納したカメラを取り出す際には、まず蓋を開けることが必要であり、そのような蓋を開ける作業を行ってカメラを取り出していると、シャッターチャンスを逃す可能性があった。
ところが、そのようにケースをストラップに取り付けた場合、撮影中には、蓋の開いたキャリングケースがカメラのストラップにぶら下がった状態となり、見栄えがよいとは言えない状態であった。
更にまた、収納したカメラを取り出す際には、まず蓋を開けることが必要であり、そのような蓋を開ける作業を行ってカメラを取り出していると、シャッターチャンスを逃す可能性があった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ある程度サイズに汎用性があり、素早くカメラを取り出すことができ、かつ撮影時にも見栄えのよいキャリングケースを提供することを目的とする。
本発明は、撮像装置が収納される撮像装置用キャリングケースである。その構成としては、相互に対向した状態で配置される第1平面部及び第2平面部と、第1平面部の一端部と第2平面部の一端部とを接続した曲面の接続部とを備える。さらに、第1平面部と第2平面部との間を所定の間隔を開けて接続し、一端部側から他端部側の方向に配設した2箇所の弾性帯部材を備える。
そして、第1平面部と第2平面部と2箇所の弾性帯部材とで形成される空間に、第1及び第2平面部の開口した他端部から挿入された撮像装置を、弾性帯部材の弾性力により保持する構成としたものである。
そして、第1平面部と第2平面部と2箇所の弾性帯部材とで形成される空間に、第1及び第2平面部の開口した他端部から挿入された撮像装置を、弾性帯部材の弾性力により保持する構成としたものである。
このように構成したことで、2つの平面部で撮像装置の表面と裏面を覆う状態で、収納されることになる。一方の弾性帯部材で撮像装置の上面を押さえた状態になり、他方の弾性帯部材で撮像装置の下面を押さえた状態となり、それぞれの弾性帯部材の弾性変形で、撮像装置のサイズの違いを許容できるようになる。また、曲面の接続部の変形と弾性帯部材の弾性変形で、2つの平面部の間隔を広げることが可能であり、撮像装置の厚さの違いについても許容できるようになる。
本発明によると、2つの平面部を接続する弾性帯部材の変形と、2つの平面部の間隔の変化で、収納する撮像装置のサイズや厚さの変化に対処でき、汎用性の高いキャリングケースが得られる効果を有する。また、撮像装置をキャリングケースに収める際や取り出す際には、端部の開口部を使用して収めたり取り出すので、撮像装置を収めていない状態であっても、キャリングケースの基本的な形態に変化がなく、従来のように蓋が開いた状態となるようなことがなく、非収納時においてもキャリングケースの見栄えがよく、デザイン的に優れたキャリングケースが得られる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図7を参照して説明する。
本実施の形態においては、デジタルスチルカメラと称される撮像装置を持ち運ぶ際に、撮像装置を収納するキャリングケースに適用した例としてある。キャリングケースに収納される撮像装置としては、後述するように比較的薄型の筐体で構成されたカメラ装置としてある。
図1は、本実施の形態のキャリングケースを示した斜視図であり、図2は、図1例のキャリングケースの各面(上面,正面,左側面,右側面,底面)を示した図である。図2において背面は、図2(b)に示した正面と同じであり省略してある。なお、キャリングケースにカメラ装置を収納した状態で、そのカメラ装置の正面となる方向を見た図を正面図としてあり、上面,左側面,右側面,底面についても、同じである。以下の説明で上下左右の方向を述べた場合にも、この方向を基準としてある。但し、カメラ装置の正面と背面を逆にして、キャリングケースに収納させることも可能である。
本実施の形態においては、デジタルスチルカメラと称される撮像装置を持ち運ぶ際に、撮像装置を収納するキャリングケースに適用した例としてある。キャリングケースに収納される撮像装置としては、後述するように比較的薄型の筐体で構成されたカメラ装置としてある。
図1は、本実施の形態のキャリングケースを示した斜視図であり、図2は、図1例のキャリングケースの各面(上面,正面,左側面,右側面,底面)を示した図である。図2において背面は、図2(b)に示した正面と同じであり省略してある。なお、キャリングケースにカメラ装置を収納した状態で、そのカメラ装置の正面となる方向を見た図を正面図としてあり、上面,左側面,右側面,底面についても、同じである。以下の説明で上下左右の方向を述べた場合にも、この方向を基準としてある。但し、カメラ装置の正面と背面を逆にして、キャリングケースに収納させることも可能である。
図1に示すように、本実施の形態の例のキャリングケース100は、ある程度の間隔を開けて対向して配置された第1平面部110と第2平面部120とを、それぞれの一端部で半円状の曲面部130で一体に接続させた形状としてある。従って、曲面部130が2つの平面部110,120の接続部として機能し、断面で見た場合にほぼU字形状をしている。第1平面部110及び第2平面部120は、それぞれ収納されるカメラ装置の表面及び裏面を覆うことができる程度のサイズとしてある。また、第1平面部110と第2平面部120とが対向する間隔は、収納されるカメラ装置の厚さとほぼ同等の間隔としてある。但し後述するように、その間隔よりも厚さの厚いカメラ装置を収納することも可能である。
一体に接続された第1平面部110と第2平面部120と曲面部130の内で、第1平面部110と第2平面部120に相当する部分については、比較的硬い樹脂などによる芯材を設けてある。そして、その芯材の外側の表面と内面を覆うように、それぞれ別の比較的柔軟性を有する樹脂で、表地と裏地とを配置してある。曲面部130には芯材を設けてなく、両平面部110,120側から延長された表地と裏地を構成する樹脂材だけで曲面形状に構成されている。
第1平面部110の他端と第2平面部120の他端側は、カメラ装置を出し入れするための開口部101としてあり、開口部101を塞ぐ部材は特に設けていない。図1に示すように、第1平面部110の外面の他端側寄り(開口部101寄り)には、飾り部材111を取付けてある。同様に第2平面部120の外面の開口部101寄りには、飾り部材121を取付けてある。図2(a),(e)などに示されるように、2つの飾り部材111,121は、対向する位置に配置してある。それぞれの飾り部材111,121は、例えば銀色などのメタリック調の色の部材として、表面に製品名やメーカー名などの文字やロゴを入れるようにしてもよい。
第1平面部110の内側の、ほぼ中央から若干開口部101寄りの位置には、薄板状のクッション部材112を配置してある。また、この第1平面部110側のクッション部材112と対向する、第2平面部120の内側にも、クッション部材122を配置してある。第1平面部110側のクッション部材112と、第2平面部120側のクッション部材122とでは厚さを変えてあり、本例の場合には第1平面部110側のクッション部材112を、第2平面部120側のクッション部材122の約2倍の厚さとしてある。
両面のクッション部材112,122は、裏地と芯材との間に配置してあり、実際には裏地が盛り上がっているように見える。それぞれのクッション部材112,122は、例えばスポンジ状の樹脂などで構成して、比較的弱い力で押されることで、容易に凹む程度のものとしてある。
このクッション部材112,122により、カメラの抜け落ち等をより確実に防止することができる。
両面のクッション部材112,122は、裏地と芯材との間に配置してあり、実際には裏地が盛り上がっているように見える。それぞれのクッション部材112,122は、例えばスポンジ状の樹脂などで構成して、比較的弱い力で押されることで、容易に凹む程度のものとしてある。
このクッション部材112,122により、カメラの抜け落ち等をより確実に防止することができる。
そして、第1平面部110の上端と第2平面部120の上端とを、帯状のゴムなどの弾性部材で構成される弾性帯部140で接続してある。即ち、弾性帯部140の一端の接続部141を、第1平面部110の上側の縁の近傍の内面に固定させてあり、弾性帯部140の他端の接続部142を、第2平面部120の上側の縁の近傍の内面に固定させてある。
さらに、第1平面部110の下端と第2平面部120の下端とを、弾性帯部140と同様の帯状のゴムなどで構成される弾性帯部150で接続してある。即ち、弾性帯部150の一端の接続部151を、第1平面部110の下側の縁の近傍の内面に固定させてあり、弾性帯部150の他端の接続部152を、第2平面部120の下側の縁の近傍の内面に固定させてある。それぞれの弾性帯部140,150の固定は、例えば縫製や接着剤で行う。この固定時には、図2(c)に示すように、それぞれの弾性帯部140,150の縁の接続部141,142,151,152を、2回折り返して、両平面部110,120側に強固に固着されるようにしてある。
さらに、第1平面部110の下端と第2平面部120の下端とを、弾性帯部140と同様の帯状のゴムなどで構成される弾性帯部150で接続してある。即ち、弾性帯部150の一端の接続部151を、第1平面部110の下側の縁の近傍の内面に固定させてあり、弾性帯部150の他端の接続部152を、第2平面部120の下側の縁の近傍の内面に固定させてある。それぞれの弾性帯部140,150の固定は、例えば縫製や接着剤で行う。この固定時には、図2(c)に示すように、それぞれの弾性帯部140,150の縁の接続部141,142,151,152を、2回折り返して、両平面部110,120側に強固に固着されるようにしてある。
それぞれの弾性帯部140,150は、引き延ばすことが可能な弾性部材で構成させてあるが、カメラ装置を収納していない状態では、図1あるいは図2(c)に示されるように、それぞれの弾性帯部140,150の中央部143,153が、内側に凸状に湾曲した状態で、若干たるんだ状態で配置してある。
2つの弾性帯部140,150を配置する間隔は、キャリングケース100が収納することを想定したカメラ装置の内の、筐体の上下の高さが最も小さいサイズのカメラ装置の高さよりも若干狭い寸法としてある。
弾性帯部140,150は、第1平面部110及び第2平面部120とは接続してあるが、曲面部130とは接続させてない。
2つの弾性帯部140,150を配置する間隔は、キャリングケース100が収納することを想定したカメラ装置の内の、筐体の上下の高さが最も小さいサイズのカメラ装置の高さよりも若干狭い寸法としてある。
弾性帯部140,150は、第1平面部110及び第2平面部120とは接続してあるが、曲面部130とは接続させてない。
また本例のキャリングケース100は、図1及び図2に示すように、第1平面部110と弾性帯部140との接続部の近傍の平面部110の内面に、紐部160の一端及び他端を接続してある。この紐部160は、図1に示すように、第1平面部110の外側に若干引き出すことができる程度の長さとしてあり、一端と他端を第1平面部110側に接続してあることで、実質的に環状となった紐(ストラップ)として機能する。
図3は、本例のキャリングケース100に、比較的薄型に構成されるカメラ装置200を収納させた状態を示した図である。
開口部101側から挿入されたカメラ装置200の底面が、弾性帯部150で保持され、カメラ装置200の上面が、弾性帯部140で保持され、第1平面部110と第2平面部120とで、カメラ装置200の表面と裏面を挟んだ状態となっている。図3では、弾性帯部140側(カメラ装置の上側)は隠れている。
このようにカメラ装置200を保持した状態では、弾性帯部150が若干引き延ばされて、外側に膨らんだ状態となっている。
開口部101側から挿入されたカメラ装置200の底面が、弾性帯部150で保持され、カメラ装置200の上面が、弾性帯部140で保持され、第1平面部110と第2平面部120とで、カメラ装置200の表面と裏面を挟んだ状態となっている。図3では、弾性帯部140側(カメラ装置の上側)は隠れている。
このようにカメラ装置200を保持した状態では、弾性帯部150が若干引き延ばされて、外側に膨らんだ状態となっている。
ここで、本例のキャリングケース100で、サイズの異なるカメラ装置が収納できる点について説明する。
図4は、2種類の異なるカメラ装置200,300を用意して、収納させる例を示したものである。
図4(a)は、比較的薄型のカメラ装置200を、キャリングケース100を収納させる例である。図4(a)に示したカメラ装置200は、比較的凹凸の少ない筐体形状であり、レンズカバー210が前面側に配置した形状としてある。このカメラ装置200の厚さは、2つの平面部110,120が対向した間隔とほぼ等しい。
図4は、2種類の異なるカメラ装置200,300を用意して、収納させる例を示したものである。
図4(a)は、比較的薄型のカメラ装置200を、キャリングケース100を収納させる例である。図4(a)に示したカメラ装置200は、比較的凹凸の少ない筐体形状であり、レンズカバー210が前面側に配置した形状としてある。このカメラ装置200の厚さは、2つの平面部110,120が対向した間隔とほぼ等しい。
図4(b)は、比較的厚さのあるカメラ装置300を、キャリングケース100に収納させる例である。図4(b)に示したカメラ装置300は、前面側のレンズ部310が若干外側に突出した形状としてある。このカメラ装置200の厚さは、2つの平面部110,120が対向した間隔よりも厚い。
いずれの場合でも、開口部101側から2つの平面部110,120の間に挟ませて、曲面部130の内面と接するまで、カメラ装置200又は300を入れて、収納させる。但し、図4(b)に示したカメラ装置300を収納させる際には、弾性帯部140,150を伸ばして、2つの平面部110,120の間隔を広げるようにして、入れる必要がある。
図5(a)と図5(b)は、それぞれカメラ装置200とカメラ装置300をキャリングケース100に収納させた状態を、底面側から見た図である。
図5(a)に示すように、厚さT1が薄いカメラ装置200を収納させた場合には、カメラ装置200を収納させていない状態とキャリングケースの2つの平面部110,120が対向した間隔にほとんど変化がなく、曲面部130の形状にも変化がほとんどない。
これに対して、図5(b)に示すように、厚さT2が薄いカメラ装置300を収納させた場合には、キャリングケースの2つの平面部110,120が対向した間隔が拡げられる。その間隔の広がりは、弾性帯部140,150が伸びることで生じるが、曲面部130の曲り具合についても変化して、間隔の拡がりによる形状変化を吸収する。
図5(a)に示すように、厚さT1が薄いカメラ装置200を収納させた場合には、カメラ装置200を収納させていない状態とキャリングケースの2つの平面部110,120が対向した間隔にほとんど変化がなく、曲面部130の形状にも変化がほとんどない。
これに対して、図5(b)に示すように、厚さT2が薄いカメラ装置300を収納させた場合には、キャリングケースの2つの平面部110,120が対向した間隔が拡げられる。その間隔の広がりは、弾性帯部140,150が伸びることで生じるが、曲面部130の曲り具合についても変化して、間隔の拡がりによる形状変化を吸収する。
また、図5(a)に示すように、筐体の表面や裏面にほとんど凹凸がないカメラ装置200の場合には、両面のクッション材112,122の形状に変化がないが、図5(b)に示すように、表面のレンズ部310が若干突出したカメラ装置300の場合には、そのレンズ部310と接触したクッション材112が、レンズ部310の突出形状に合わせて変形し、カメラ装置の表面や裏面の凹凸に対処できるようになる。
このように、本実施の形態のキャリングケース100によると、収納させるカメラ装置の厚さの違いや、高さの違いをある程度吸収して収納させることができ、汎用性の高いキャリングケースとなる。また、カメラ装置の表面や裏面の凹凸の有無についても、クッション材の変形で対応でき、その点からも汎用性が高い。一般に、図示した如きデジタルスチルカメラとして構成されたカメラ装置200,300は、機種の違いでサイズに違いがあるが、携帯用として小型に構成されたカメラ装置の場合、ある程度の範囲内のサイズであり、本実施の形態のキャリングケース100を用意することで、かなりの種類のカメラ装置に対応できるようになる。
なお、2箇所の弾性帯部140、150を配設した間隔は、収納が想定されるカメラ装置の内で、最も高さの低いカメラ装置の高さ(上下方向の長さ)よりも若干短い間隔に設定してある。このようにしてあることで、どのサイズのカメラ装置が収納されても、収納時には、ある程度、弾性帯部140、150が引き延ばされた状態となり、その引き延ばされた弾性帯部140、150で、カメラ装置の上面と底面を良好に保持するようになる。
なお、2箇所の弾性帯部140、150を配設した間隔は、収納が想定されるカメラ装置の内で、最も高さの低いカメラ装置の高さ(上下方向の長さ)よりも若干短い間隔に設定してある。このようにしてあることで、どのサイズのカメラ装置が収納されても、収納時には、ある程度、弾性帯部140、150が引き延ばされた状態となり、その引き延ばされた弾性帯部140、150で、カメラ装置の上面と底面を良好に保持するようになる。
次に、キャリングケース100の紐部160の使用状態の例について、図6及び図7を参照して説明する。
例えば図6に示すように、カメラ装置300のストラップ固定部301に取付けられたストラップ320を、環状の紐部160の内部を通過させておく。この図6に示すようにストラップ320を通した状態のままで、カメラ装置300をキャリングケース100に収納させる。キャリングケース100から取り出す際にも、同様にストラップ320を通した状態のままとする。
例えば図6に示すように、カメラ装置300のストラップ固定部301に取付けられたストラップ320を、環状の紐部160の内部を通過させておく。この図6に示すようにストラップ320を通した状態のままで、カメラ装置300をキャリングケース100に収納させる。キャリングケース100から取り出す際にも、同様にストラップ320を通した状態のままとする。
このようにすることで、例えばカメラ装置300のストラップ320を、撮影者の手首hに通した状態で、カメラ装置300を撮影用に持つことで、ストラップ320に引っかかった紐部160で、キャリングケース100もぶら下がった状態となる。
このぶら下がった状態のキャリングケース100は、カメラ装置300を収納した状態と、キャリングケース100の形状が基本的には変化がなく、例えば従来例として図10に示した蓋が開閉式のキャリングケースのように、蓋が開いた状態となることがなく、ぶら下がった状態でも、キャリングケース100の見栄えがよく、デザイン的に優れたキャリングケースとなる。また、キャリングケース100に蓋がないため、キャリングケース100から取出したり、キャリングケース100に収納することが、迅速に行える。取出しが迅速に行えるということは、カメラ装置で撮影するための準備が迅速に行えることになり、シャッターチャンスを逃すことなく良好な撮影ができることにつながる。
このぶら下がった状態のキャリングケース100は、カメラ装置300を収納した状態と、キャリングケース100の形状が基本的には変化がなく、例えば従来例として図10に示した蓋が開閉式のキャリングケースのように、蓋が開いた状態となることがなく、ぶら下がった状態でも、キャリングケース100の見栄えがよく、デザイン的に優れたキャリングケースとなる。また、キャリングケース100に蓋がないため、キャリングケース100から取出したり、キャリングケース100に収納することが、迅速に行える。取出しが迅速に行えるということは、カメラ装置で撮影するための準備が迅速に行えることになり、シャッターチャンスを逃すことなく良好な撮影ができることにつながる。
なお、ここまで説明した例では、弾性帯部140,150は、ゴム状の弾性帯部材で構成させた例としたが、その他の弾性帯部材で構成させてもよい。
即ち、例えば図8に側面を示したキャリングケース100′のように、複数個のバネ部材171,172,173を適当な間隔で配置したものを、内部に配置した構成の弾性帯部170としてもよい。
また、図8に示すように、曲面部130の内面側に、所定厚さのクッション材180を配置して、収納したカメラ装置と曲面部130とが接触する際の接触状態が良好となるようにしてもよい。
即ち、例えば図8に側面を示したキャリングケース100′のように、複数個のバネ部材171,172,173を適当な間隔で配置したものを、内部に配置した構成の弾性帯部170としてもよい。
また、図8に示すように、曲面部130の内面側に、所定厚さのクッション材180を配置して、収納したカメラ装置と曲面部130とが接触する際の接触状態が良好となるようにしてもよい。
また、図1などの例で、第1平面部110と第2平面部120の内面側には、クッション材112,122を配置した例としたが、このようなクッション材は設けない構成としてもよい。或いは、いずれか一方の平面部110又は120にだけ、クッション材を配置してもよい。さらに、上述した実施の形態の例では、2つのクッション材112,122は、厚さを異なる厚さとしたが、同じ厚さとしてもよい。
紐部160についても、キャリングケース100に設けない構成としてもよい。或いは、図1の例とは別の位置に、紐部160を取付けるようにしてもよい。
紐部160についても、キャリングケース100に設けない構成としてもよい。或いは、図1の例とは別の位置に、紐部160を取付けるようにしてもよい。
また、ここまで説明した図1〜図7に示した構成のキャリングケースの場合には、弾性力が働く部材として、第1平面部110と第2平面部120の上下を説明する弾性帯部140,150だけとしたが、2つの平面部に対して、別の部材で弾性力が働くようにしてもよい。
即ち、例えば図9に示すように、キャリングケース400として、第1平面部410と第2平面部420とを、曲面部430で一体に接続し、第1平面部410と第2平面部420との間の上下を、2つの弾性帯部440,450で繋ぐ点は、図1の例のキャリングケース100と同じである。さらに図9の例のキャリングケース400の場合には、金属板を折り曲げて構成されたU字型弾性部材460で、第1平面部410と第2平面部420とを押さえる構成としてある。
U字型弾性部材460は、曲面部461を、曲面部430よりも大きな半径の曲面部としてあり、第1平面部410と接した端部462と、第2平面部420と接した端部463とで、第1平面部410と第2平面部420との間隔を規制する構成としてある。
即ち、例えば図9に示すように、キャリングケース400として、第1平面部410と第2平面部420とを、曲面部430で一体に接続し、第1平面部410と第2平面部420との間の上下を、2つの弾性帯部440,450で繋ぐ点は、図1の例のキャリングケース100と同じである。さらに図9の例のキャリングケース400の場合には、金属板を折り曲げて構成されたU字型弾性部材460で、第1平面部410と第2平面部420とを押さえる構成としてある。
U字型弾性部材460は、曲面部461を、曲面部430よりも大きな半径の曲面部としてあり、第1平面部410と接した端部462と、第2平面部420と接した端部463とで、第1平面部410と第2平面部420との間隔を規制する構成としてある。
この図8の構成のキャリングケース400で、第1平面部410と第2平面部420との間隔よりも厚さがあるカメラ装置を収納する際には、U字型弾性部材460の弾性力に抗して、第1平面部410と第2平面部420との間隔を押し広げるようにする必要がある。
また、ここまで各図に示したカメラ装置200,300は、本実施の形態で収納されるカメラ装置のそれぞれの例を示したものであり、本発明は、この種のカメラ装置用のケースに限定されるものではない。デジタルスチルカメラ装置以外の撮像装置(例えばビデオカメラ装置など)用のキャリングケースに適用してもよい。
10…キャリングケース、11…前面部、12…蓋部、100,100′…キャリングケース、101…開口部、110…第1平面部、111…飾り部材、112…クッション部材、120…第2平面部、121…飾り部材、122…クッション部材、130…曲面部、140…弾性帯部、141,142…接続部、143…中央部、150…弾性帯部、151,152…接続部、153…中央部、160…紐部、170…弾性帯部、171,172,173…バネ部材、180…クッション材、200…カメラ装置、210…レンズ蓋部、300…カメラ装置、301…ストラップ固定部、310…レンズ部、320…ストラップ、400…キャリングケース、410…第1平面部、420…第2平面部、430…曲面部、440,450…弾性帯部、460…U字型弾性部材
Claims (6)
- 撮像装置が収納される撮像装置用キャリングケースにおいて、
相互に対向した状態で配置される第1平面部及び第2平面部と、
前記第1平面部の一端部と前記第2平面部の一端部とを接続した曲面の接続部と、
前記第1平面部と前記第2平面部との間を所定の間隔を開けて接続し、前記一端部側から他端部側の方向に配設した2箇所の弾性帯部材とを備え、
前記第1平面部と前記第2平面部と前記2箇所の弾性帯部材とで形成される空間に、前記第1及び第2平面部の開口した他端部から挿入された撮像装置を、前記弾性帯部材の弾性力により保持する構成とした
撮像装置用キャリングケース。 - 請求項1記載の撮像装置用キャリングケースにおいて、
前記第1又は第2平面部の他端部の近傍に、環状の紐部材を取り付けたことを特徴とする
撮像装置用キャリングケース。 - 請求項1記載の撮像装置用キャリングケースにおいて、
前記第1平面部と前記第2平面部の少なくとも何れか一方の対向した面に、クッション部材を取り付け、
収納された撮像装置と前記クッション部材とが接する構成としたことを特徴とする
撮像装置用キャリングケース。 - 請求項3記載の撮像装置用キャリングケースにおいて、
前記他端部から挿入された撮像装置の厚さが、前記第1平面部と前記第2平面部との間の間隔より厚い場合に、前記2箇所の弾性帯部材が伸びると共に、前記曲面の接続部が広げられて、前記第1平面部と前記第2平面部との間の間隔を広げることを可能とした
撮像装置用キャリングケース。 - 請求項4記載の撮像装置用キャリングケースにおいて、
前記2箇所の弾性帯部材を配設した間隔は、収納される撮像装置の上下方向の長さよりも若干短い間隔としたことを特徴とする
撮像装置用キャリングケース。 - 請求項5記載の撮像装置用キャリングケースにおいて、
前記2箇所の弾性帯部材は、ゴム又はゴムとほぼ同等の弾性材に繊維を被覆させた素材で構成し、前記第1平面部と前記第2平面部との間で、2箇所の弾性帯部材どうしが近接するように、凸状に湾曲させて配置したことを特徴とする
撮像装置用キャリングケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008011785A JP2009177334A (ja) | 2008-01-22 | 2008-01-22 | 撮像装置用キャリングケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008011785A JP2009177334A (ja) | 2008-01-22 | 2008-01-22 | 撮像装置用キャリングケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009177334A true JP2009177334A (ja) | 2009-08-06 |
Family
ID=41032002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008011785A Pending JP2009177334A (ja) | 2008-01-22 | 2008-01-22 | 撮像装置用キャリングケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009177334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014523773A (ja) * | 2011-06-24 | 2014-09-18 | ジー−フォーム,エルエルシー | フレキシブルな衝撃保護ケース、その製造法、及びその使用法 |
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2008
- 2008-01-22 JP JP2008011785A patent/JP2009177334A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014523773A (ja) * | 2011-06-24 | 2014-09-18 | ジー−フォーム,エルエルシー | フレキシブルな衝撃保護ケース、その製造法、及びその使用法 |
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