JP6900011B2 - 内装部品 - Google Patents

内装部品 Download PDF

Info

Publication number
JP6900011B2
JP6900011B2 JP2017054127A JP2017054127A JP6900011B2 JP 6900011 B2 JP6900011 B2 JP 6900011B2 JP 2017054127 A JP2017054127 A JP 2017054127A JP 2017054127 A JP2017054127 A JP 2017054127A JP 6900011 B2 JP6900011 B2 JP 6900011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
resin band
skin material
wall
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017054127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018144785A (ja
Inventor
二昭 梶谷
二昭 梶谷
大池 秀和
秀和 大池
Original Assignee
株式会社豊和化成
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊和化成 filed Critical 株式会社豊和化成
Priority to US15/601,129 priority Critical patent/US9969338B1/en
Priority to CN201710375469.7A priority patent/CN108569217B/zh
Publication of JP2018144785A publication Critical patent/JP2018144785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900011B2 publication Critical patent/JP6900011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、コア材の表面に表皮材を被せた内装部品に関するものである。
自動車用コンソールボックスの蓋体などの内装部品は、コア材の表面に表皮材を被せた構造が一般的である。コア材は樹脂製の天板と、その周囲から下方に垂下する外壁部を備えたものであり、袋状に縫製された表皮材をコア材の天板側から被せ、表皮材の周縁部を外壁部の裏側に折り返して固定している。なお表皮材としては表皮層の裏面にウレタン発泡層を備えたものが広く用いられている。
この固定には、金属製のタッカーが用いられるのが普通である。しかしタッカーを用いて、コア材のコーナー部で表皮材をしわが発生しないように均一に固定するには、熟練を要する。またタッカーを打ち損じるとその先端が表皮材側に突き出すおそれがある。
そこで特許文献1には、図9に示すように、コア材1の外壁部2の内側面に突起3を形成し、表皮材4の周縁部に形成した係止孔5を突起3に差し込んで固定することが開示されている。しかしコア材1の外壁部2の内側面に外壁部2に対して垂直方向に突起3を形成しようとすると、そのままではコア材1を成形用金型から抜き出すことができない。このためコア材1の成形用金型の構造が複雑化し、コスト高となるという問題があった。また、表皮材4の周縁部に多数の係止孔5を形成しなければならないので、表皮材4の製造コストも高くなるという問題があった。
このほか、接着剤によって表皮材の周縁部を外壁部の裏側に固定することも行われているが、接着剤の乾燥に時間がかかるうえ、車内が高温になったときに接着剤が緩む可能性もあり、耐久性に不安があった。
特許第5607375号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、タッカーを用いたり、コア材の外壁部の裏側に突起を形成したりすることなく、表皮材の周縁部を外壁部の裏側に確実に固定した内装部品を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、コア材の表面に表皮材を被せた内装部品であって、前記コア材は、天板と、コーナー部にアール形状を持つ外壁部とを備えたものであり、前記表皮材は、周縁部の内面に樹脂バンドが取り付けられたものであり、前記樹脂バンドはコーナー部を含む少なくとも2辺に連続して取り付けられており、この樹脂バンドを外壁部の内側のコーナー部に弾性的に折り込み、この折り込みによって生ずる反発力を利用して樹脂バンド及び表皮材の周縁部をコア材の外壁部に密着させたことを特徴とするものである。
なお、樹脂バンドは一定幅の樹脂芯材であり、表皮材のコーナー部を含む周縁部の内面に連続して取り付けられていることが好ましい。また前記コア材は、外壁部の裏面近傍に複数の抜け止めリブを備えたものとすることができる。さらに、前記コア材の外壁部の内面に、樹脂バンドの端部を当接させるストッパー壁を形成することができる。
本発明の内装部品は、表皮材の周縁部の内面に取り付けた樹脂バンドを、コア材の外壁部の内側のアール形状を持つコーナー部に弾性的に折り込み、この折り込みによって生ずる反発力を利用して樹脂バンド及び表皮材の周縁部をコア材の外壁部に密着させた構造である。また、コア材の外壁部のうち直線部については、樹脂バンド及び表皮材の周縁部を外壁部と抜け止めリブとの隙間に差し込むことによって、表皮材の周縁部をコア材の外壁部に固定することができる。このように樹脂バンドの弾性によって表皮材の周縁部はコア材の外壁部に密着するので、タッカーや突起を用いなくても表皮材の周縁部を外壁部の裏側に確実に固定することができる。
抜け止めリブはコア材の外壁部とほぼ平行に形成されたものであるから、コア材の成形用金型の構造を複雑化する必要はない。また表皮材の周縁部に多数の係止孔を形成する必要もないので、コストダウンを図ることができる。更に、樹脂バンドを周縁部の内面に連続して取り付けておけば、コーナー部においても表皮材をしわを生ずることなく折り曲げて固定することができる。このため熟練者でなくても、製造可能である。
また請求項4のように、コア材の外壁部の内面に、樹脂バンドの端部を当接させるストッパー壁を形成しておけば、樹脂バンドの端部が弾性によって端部方向に逃げることがなくなり、樹脂バンドをより確実に固定することができる。
実施形態の内装部品を裏面から見た図である。 表皮材の周縁部の折り曲げ前の状態を示す斜視図である。 表皮材の周縁部の折り曲げ途中の状態を示す斜視図である。 抜け止めリブの断面図である。 門型抜け止め部材の断面図である。 他の実施形態の内装部品を裏面から見た図である。 請求項4の実施形態を示す斜視図(折り込み前)である。 請求項4の実施形態を示す要部平面図(折り込み後)である。 従来構造を示す断面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は実施形態の内装部品を裏面から見た正面図であり、10は樹脂製のコア材、20はコア材10の表面に被せられた表皮材である。
図2に示されるように、コア材10は天板11とその周囲の外壁部12を備えたものである。この実施形態ではコア材10の左右の外壁部12は直線部を有し、図面上の上下の外壁部12はゆるやかな円弧状である。また四か所のコーナー部13は何れもアール形状(円弧形状)を持っている。その曲率半径は、10mm以上とすることが好ましい。
コア材10の外壁部12の裏面近傍には、複数の抜け止めリブ14が一体に形成されている。抜け止めリブ14は図2、図4に示されるように板状であり、コア材10の外壁部12とほぼ平行な端面15を備えている。外壁部12と抜け止めリブ14の端面15との間には、表皮材20の周縁部を差し込むための間隙16が形成されている。間隙16の寸法は3〜7mm程度である。この実施形態では、抜け止めリブ14は左右及び上側の3つの外壁部12の内側に形成されている。抜け止めリブ14はコア材10の外壁部12とほぼ平行に形成されたものであるから、コア材10の成形用金型の構造を複雑化する必要はない。
これらの抜け止めリブ14のほかに、左右の外壁部12の裏面近傍には、図2、図5に示すような中空突起17が形成されている。この中空突起17は図示しない裏蓋を取付けるためのものであるが、中空突起17と外壁部12との間の間隙18を利用して表皮材20の周縁部を差し込むことができる。
本発明において中空突起17は裏面の蓋を取付けるためにあるもので、本発明において必須のものではないが、後記する樹脂バンド21の抜け止めとして、抜け止めリブ14と併用することができる。なお、外壁部12のうち左右の直線状の部分は、中空突起17や抜け止めリブ14の相互の間隔を狭くして複数個を配置しておくことが望ましい。
表皮材20は従来と同様のものであり、この実施形態では表皮層の裏面にウレタン発泡層を形成したものが用いられ、コア材10の形状に対応させて縫製されている。しかし従来とは異なり、表皮材20の周縁部の内面に、可撓性の樹脂バンド21が取り付けられている。この樹脂バンド21は樹脂芯材として市販されている一定幅で厚さが0.5〜2.0mm程度のものである。幅は5〜15mm程度が好ましい。
この樹脂バンド21は可撓性と弾性を備えたものであり、その片面を表皮材20の周縁部に接着、溶着、または縫製により取り付けられている。表皮材20への取付位置は、表皮材20の周縁部のうち、コア材10の外壁部12の内面へ折り込まれる位置である。図2に示されるように、この樹脂バンド21はコーナー部13を含む少なくとも2辺に連続して取り付けられている。
表皮材20は図2に示すようにコア材10の天板11の外側から被せられ、表皮材20の周縁部を樹脂バンド21とともに折り込み、コア材10の外壁部12と抜け止めリブ14との隙間に差し込む。
折り込みは図3中にAとして示すように直線部から行い、コーナー部13では樹脂バンド21に力を加えて撓ませながら図3に示すように内側に折り込む。このとき樹脂バンド21は中立点を超えるとそれ自体の弾性により内側に折れ曲がり、これとともに表皮材20の周縁部もしわを生ずることなく折り込まれる。これに続く他のコーナー部13においても同様である。このようにして少なくとも一つのコーナー部13を含む外壁部12において樹脂バンド21とともに表皮材20の周縁部を折り込めば、樹脂バンド21はその弾性によってコア材10の外壁部12の内面に密着し、脱落が防止される。また図4、図5に示すようにコア材10の外壁部12と抜け止めリブ14との隙間16、および外壁部12と門型抜け止め部材17との間隙18に差し込むことによって、更に確実に脱落が防止される。
このように、コーナー部13を含む部分で樹脂バンド21を折り込めば、樹脂バンド21はその弾性によってコア材10の外壁部12の内面に密着する。しかし直線部ではこのような効果が低下するので、表皮材20の周縁部を樹脂バンド21とともに外壁部12と抜け止めリブ14との間隙16や、中空突起17と外壁部12との間の間隙18に差し込むことによって、脱落を防止する。このため、表皮材20の周縁部が隙間16、18から抜けることはない。
このように本発明の内装部材は、表皮材20の周縁部の内面に取り付けた可撓性の樹脂バンド21の剛性及び弾性を利用してコア材10の外壁部12に固定した構造である。このため従来のようにタッカーを用いなくても表皮材の周縁部を外壁部の裏側に確実に固定することができる。また従来のように、コア材10の外壁部12に突起を形成したり、表皮材20の周縁部に多数の係止孔を形成する必要もないので、コストダウンを図ることができる。
また樹脂バンド21はそれ自体の弾性により内側に折れ曲がり、表皮材20の周縁部もしわを生ずることなく折り込まれるので、熟練者でなくても製造可能である。なお、コーナー部13の曲率半径が小さいと樹脂バンド21の折り曲げが困難となるので、曲率半径は、10mm以上とする。
上記した実施形態では、図6の(a)に示すように、樹脂バンド21が取り付けられた表皮材20の周縁部をコア材10のコーナー部13を含む3つの辺にわたり折り曲げて固定した。しかし、図6(b)に示すように、樹脂バンド21を表皮材20の全周に取り付けることもできる。また図6の(c)、(d)に示すように、樹脂バンド21をコーナー部13を含んだ2辺に取付けることもできる。このように、本発明では樹脂バンド21をコア材10のアール形状を持つコーナー部13に弾性的に折り込むことが必要である。
最後に、請求項4の発明の実施形態を説明する。
図6の(c)、(d)に示すように、樹脂バンド21を分割した場合には、樹脂バンド21の端部22がフリーな状態となるため、樹脂バンド21の弾性によって樹脂バンド21の端部22が図6中に矢印で示した端末方向に逃げるおそれがある。しかし図7に示すようにコア材10の外壁部12の内面に、樹脂バンド21の端部22を当接させるストッパー壁23を形成しておけば、図8に示すように折り曲げた樹脂バンド21の端部22の移動が防止され、より確実に樹脂バンド21を固定することが可能となる。ストッパー壁23はコア材10の外壁部12の内面を僅かに突出させたものとすればよい。
1 コア材(従来技術)
2 外壁部
3 突起
4 表皮材
5 係止孔
10 コア材(本発明)
11 天板
12 外壁部
13 コーナー部
14 抜け止めリブ
15 端面
16 間隙
17 門型抜け止め部材
18 間隙
19 爪部
20 表皮材
21 樹脂バンド
22 端末
23 ストッパー壁

Claims (4)

  1. コア材の表面に表皮材を被せた内装部品であって、
    前記コア材は、天板と、コーナー部にアール形状を持つ外壁部とを備えたものであり、
    前記表皮材は、周縁部の内面に樹脂バンドが取り付けられたものであり、前記樹脂バンドはコーナー部を含む少なくとも2辺に連続して取り付けられており、
    この樹脂バンドを外壁部の内側のコーナー部に弾性的に折り込み、この折り込みによって生ずる反発力を利用して、樹脂バンド及び表皮材の周縁部をコア材の外壁部に密着させたことを特徴とする内装部品。
  2. 樹脂バンドは一定幅の樹脂芯材であり、表皮材のコーナー部を含む周縁部の内面に連続して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内装部品。
  3. 前記コア材は、外壁部の裏面近傍に複数の抜け止めリブを備えたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の内装部品。
  4. 前記コア材の外壁部の内面に、樹脂バンドの端部を当接させるストッパー壁を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の内装部品。
JP2017054127A 2017-03-08 2017-03-21 内装部品 Active JP6900011B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/601,129 US9969338B1 (en) 2017-03-08 2017-05-22 Interior component
CN201710375469.7A CN108569217B (zh) 2017-03-08 2017-05-24 内饰构件

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017043461 2017-03-08
JP2017043461 2017-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018144785A JP2018144785A (ja) 2018-09-20
JP6900011B2 true JP6900011B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=63589363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017054127A Active JP6900011B2 (ja) 2017-03-08 2017-03-21 内装部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6900011B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7176693B2 (ja) * 2018-11-26 2022-11-22 株式会社豊和化成 表皮材付き内装部品
JP7242013B2 (ja) * 2018-12-06 2023-03-20 株式会社豊和化成 表皮材付き内装部品
JP7242015B2 (ja) * 2019-01-07 2023-03-20 株式会社豊和化成 内装部品
JP7262711B2 (ja) * 2019-02-04 2023-04-24 株式会社豊和化成 内装部品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5087311A (en) * 1986-09-09 1992-02-11 Astechnologies, Inc. Process of laminating fabric to a concave substrate
JPH11309730A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Inoac Corporation:Kk 表皮材の端末巻込み方法
JP2003239922A (ja) * 2002-02-15 2003-08-27 Takano Co Ltd 膜状部材の取付構造
JP4030053B2 (ja) * 2002-10-09 2008-01-09 株式会社豊和化成 コンソールリッドの製造方法
CN203460794U (zh) * 2013-09-02 2014-03-05 重庆宇杰汽车设计有限公司 中央通道扶手包覆面料支撑板结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018144785A (ja) 2018-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6900011B2 (ja) 内装部品
JP6446741B2 (ja) 留め具及び締結構造
JP6111217B2 (ja) 重ね合わせ複合部品
US10569725B2 (en) Grommet
US9969338B1 (en) Interior component
JP2016067082A (ja) クリップ
JP6865113B2 (ja) 収納装置
JP6991826B2 (ja) グロメット
JP6687576B2 (ja) グロメット
JP6731330B2 (ja) ドアチャンネル
JP7242015B2 (ja) 内装部品
JP6407572B2 (ja) 化粧用コンパクトケース及び保護シート
JP2006166640A (ja) ケーブル保護カバー
JP3198459U (ja) 携帯端末用ケース
JP7176693B2 (ja) 表皮材付き内装部品
JP2013189212A (ja) 包装用容器
JP2013189211A (ja) 包装用容器
JP7362978B2 (ja) 車両用トリム
JP6363486B2 (ja) 車両用内装部品
JP2020015425A (ja) 内装部品
JP7242013B2 (ja) 表皮材付き内装部品
WO2017033716A1 (ja) クランプ及びクランプ付電線
JP6052602B2 (ja) フロントピラートリムとインストルメントパネルの合わせ構造
JP6715498B2 (ja) バッグ
JP2016124547A (ja) 包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150