JP4030053B2 - コンソールリッドの製造方法 - Google Patents

コンソールリッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4030053B2
JP4030053B2 JP2002295644A JP2002295644A JP4030053B2 JP 4030053 B2 JP4030053 B2 JP 4030053B2 JP 2002295644 A JP2002295644 A JP 2002295644A JP 2002295644 A JP2002295644 A JP 2002295644A JP 4030053 B2 JP4030053 B2 JP 4030053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer box
skin material
box
winding margin
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002295644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004129744A (ja
Inventor
秀和 大池
実 平岡
Original Assignee
株式会社豊和化成
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊和化成 filed Critical 株式会社豊和化成
Priority to JP2002295644A priority Critical patent/JP4030053B2/ja
Publication of JP2004129744A publication Critical patent/JP2004129744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4030053B2 publication Critical patent/JP4030053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用コンソールボックスの蓋であるコンソールリッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平9−94362号公報
【特許文献2】
特開平9−94363号公報
コンソールリッドは、図10に示すように表面にパッド52が貼着された樹脂製のアウターボックス53に、予め箱型に縫製された表皮材51を被せ、表皮材51の周縁部51aをアウターボックス53の裏側に巻き込んだうえ、図11に示すようにタッカー54などによりアウターボックス53に接合固定する方法で製造されている。この種の表皮張りクッション体における表皮材の固定方法については、上記の特許文献1、2に記載されている。
【0003】
しかし、上記の方法では表皮材51の周縁部51aをアウターボックス53の裏側に巻き込む際にコーナー部等に皺が発生し易い。そのために巻き込み作業に熟練を必要としていた。また、巻き込んだ周縁部51aをアウターボックス53の裏面端部にタッカー54を用いて固定する作業にも多くの手数を必要とし、製造コストが嵩むという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決して、手数のかかるタッカー等による固定作業を必要とせずに、表皮材をアウターボックスに簡単に被覆することができるコンソールリッドの製造方法を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明のコンソールリッドの製造方法は、表皮材の周縁部を折り返して巻き代部を縫製しておき、この表皮材をアウターボックスに被せたうえでアウターボックスの周縁部内側に形成された凹部に、凹部の幅よりも厚く形成した前記巻き代部を挿入して仮止めし、アウターボックスの内部に挿入されるインナーボックスのリップ部で前記巻き代部を凹部内に引き込むことにより、表皮材を緊張させて固定することを特徴とするものである。
【0006】
本発明によれば、表皮材の周縁部を折り返して縫製した巻き代部を、アウターボックスの周縁部内側に形成された凹部に挿入して仮止めし、インナーボックスのリップ部で前記巻き代部を凹部内に引き込むことにより固定するので、タッカー等の接合手段を用いることなく表皮材を容易にアウターボックスに固定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1はコンソールリッドの本体部分を構成するアウターボックス1の斜視図、図2はアウターボックス1の表面に被覆される表皮材2の斜視図、図3はアウターボックス1の内側に固定されるインナーボックス4の斜視図である。
【0008】
図1に示すアウターボックス1はポリプロピレン等の樹脂製のもので、その表面にはウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等からなるパッド3が貼着されており、その裏面には補強用のリブ11と、インナーボックス4を取付けるためのボス部13とを備えている。リブ11はアウターボックス1の天井面16から内壁14の端部にまで延設されていて、リブ11の先端には内壁14との間に小さい凹部15を形成する係止片12が内壁全周に適宜設けられている。なおこの係止片12はリブ11から独立させた位置に設けることもできる。
【0009】
図2に示す表皮材2はアウターボックス1の形状に合わせて箱型に縫製されたものであるが、その周縁部2aは図4に示すように折り曲げて縫製され、厚みを増加させた巻き代部21となっている。またインナーボックス4は図3に示すように、周縁部を折り曲げたリップ部41を備えている。
【0010】
次に、表皮材2をアウターボックス1に被覆する工程を、図4〜図8により説明する。
先ず、アウターボックス1の表面に表皮材2を被せ、図5のように表皮材2の周縁部2aをアウターボックス1の裏面の内側に巻き込んだうえ、巻き代部21を係止片12とアウターボックス1の内壁14との間の凹部15に挿し込む。巻き代部21の厚みは内壁14と係止片12との凹部15の幅よりも厚いので、巻き代部21を挿し込むことによって,表皮材2の周縁部2aはアウターボックス1に仮止めされる。
【0011】
次に、インナーボックス4をアウターボックス1の内側に嵌め込む。このときに、図6、図7に示されるようにインナーボックス4のリップ部41が凹部15内に仮止めされていた表皮材2の巻き代部21を引っ掛け、巻き代部21は凹部15に奥深く引き込まれる。その結果、表皮材2をたるみや皺を生ずることなく、アウターボックス1の表面に緊張させて固定することができる。
【0012】
このようにして表皮材2をアウターボックス1の表面に被覆した後、図8に示すようにインナーボックス4に設けたネジ穴42にネジを挿し込んでアウターボックス1のボス部13と螺合させる。このように本発明によれば、従来のようにタッカーなどを用いることなく、表皮材2をアウターボックス1に固定することができる。図9に完成品の斜視図を示す。
【0013】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のコンソールリッドの製造方法によれば、表皮材の周縁部を折り返して縫製した巻き代部を、アウターボックスの周縁部内側に形成された凹部に挿入して仮止めし、インナーボックスのリップ部で前記巻き代部を凹部内に引き込むことにより固定するので、タッカー等の接合手段を用いることなく表皮材を容易にアウターボックスに固定することができる。従って熟練を要することなく外観に優れたコンソールリッドを製造できるようになり、作業効率を向上させて大幅なコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アウターボックスの斜視図である。
【図2】表皮材の斜視図である。
【図3】インナーボックスの斜視図である。
【図4】表皮材の端部の巻き代部を示す断面図である。
【図5】表皮材の端部の巻き代部を仮止めした状態を示す断面図である。
【図6】インナーボックスのリップ部で巻き代部を凹部内に引き込む状態を示す断面図である。
【図7】インナーボックスのリップ部で巻き代部を凹部内に引き込む状態を示す断面図である。
【図8】完成品の断面図である。
【図9】完成品の斜視図である。
【図10】従来技術を示す分解斜視図である。
【図11】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アウターボックス
2 表皮材
2a 周縁部
3 パッド
4 インナーボックス
11 補強用のリブ
12 係止片
13 ボス部
14 内壁
15 凹部
16 天井面
21 巻き代部
41 リップ部
42 ネジ穴
51 従来の表皮材
51a 周縁部
52 パッド
53 アウターボックス
54 タッカー

Claims (1)

  1. 表皮材の周縁部を折り返して巻き代部を縫製しておき、この表皮材をアウターボックスに被せたうえでアウターボックスの周縁部内側に形成された凹部に、凹部の幅よりも厚く形成した前記巻き代部を挿入して仮止めし、アウターボックスの内部に挿入されるインナーボックスのリップ部で前記巻き代部を凹部内に引き込むことにより、表皮材を緊張させて固定することを特徴とするコンソールリッドの製造方法。
JP2002295644A 2002-10-09 2002-10-09 コンソールリッドの製造方法 Expired - Lifetime JP4030053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002295644A JP4030053B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 コンソールリッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002295644A JP4030053B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 コンソールリッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004129744A JP2004129744A (ja) 2004-04-30
JP4030053B2 true JP4030053B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=32285825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002295644A Expired - Lifetime JP4030053B2 (ja) 2002-10-09 2002-10-09 コンソールリッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4030053B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4716418B2 (ja) * 2005-11-24 2011-07-06 株式会社豊和化成 表皮付き内装材
JP5096724B2 (ja) * 2006-02-28 2012-12-12 日産自動車株式会社 車室内収納ケース
KR101363943B1 (ko) * 2012-09-13 2014-02-18 주식회사 에스케이에프 콘솔박스덮개의 외피밀착장치
JP6900011B2 (ja) * 2017-03-08 2021-07-07 株式会社豊和化成 内装部品
JP7176693B2 (ja) * 2018-11-26 2022-11-22 株式会社豊和化成 表皮材付き内装部品
JP7242013B2 (ja) * 2018-12-06 2023-03-20 株式会社豊和化成 表皮材付き内装部品
JP7242015B2 (ja) * 2019-01-07 2023-03-20 株式会社豊和化成 内装部品
JP7262711B2 (ja) * 2019-02-04 2023-04-24 株式会社豊和化成 内装部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004129744A (ja) 2004-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4030053B2 (ja) コンソールリッドの製造方法
EP0960782A1 (en) Trim assembly for vehicle and method for manufacturing the same
JP4851193B2 (ja) 車両用内装材及び該車両用内装材の製造方法
JPH0930369A (ja) ベルトバックル取付構造
JP7242013B2 (ja) 表皮材付き内装部品
JP7176693B2 (ja) 表皮材付き内装部品
JPH0711655Y2 (ja) 自動車用シートにおけるアームレスト格納部の構造
KR101992291B1 (ko) 캐릭터 라인이 구비된 차량용 내장재
KR20190035238A (ko) 패치부로 랩핑된 차량용 내장재
JP2956926B2 (ja) 車両用サンバイザ
JPS608796Y2 (ja) シ−トトリムカバ−の端末処理部材
JPH024840Y2 (ja)
JP2000166708A (ja) へッドレスト用表皮およびへッドレスト用表皮の製造方法
JPS6012479Y2 (ja) 車両用座席の表皮における額縁とマチとの取付構造
JPS6310272Y2 (ja)
JPH0719884Y2 (ja) ドアトリム用アームレスト
JPS6164530A (ja) 自動車用ドアトリムにおける中接部材の取付構造
JPH0340234Y2 (ja)
JPH0132914Y2 (ja)
JP3605543B2 (ja) システム手帳及びその製造方法
JPS6363366B2 (ja)
JP4535561B2 (ja) 表皮被覆成形体及びその製造方法
JPH0247896Y2 (ja)
JPH0628045Y2 (ja) シートバックの表皮張着構造
JPS6241665Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4030053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term