JP2009173160A - 車両用駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前輪を駆動するエンジン2と、エンジン2から入力するトルクで駆動される発電機7と、発電機7の電力で駆動されて後輪を駆動するモータ4と、を備え、トルクコンバータ51を介してエンジン2から前輪にトルクを伝達する車両において、電気変換トルク比がトルクコンバータ51のトルク比以上であると判定したときに、モータトルク指令を出力する。つまり、電気変換部がトルクコンバータよりもエンジントルクを大きく増幅するときに、モータトルク指令を出力する。これにより、同じエンジントルクから大きなトルクを発生させることができ、またエンジントルクを低減できるので低燃費化が可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、エンジントルクを車輪側及び発電機側により効率的に配分することで、駆動力を増大し又は低燃費化を実現できる車両用駆動制御装置を提供することをその目的とする。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る車両のシステム構成を説明する図である。この図1に示すように、本実施形態の車両は、左右前輪1L、1Rが、熱機関(内燃機関)であるエンジン2によって駆動される主駆動輪であり、左右後輪3L、3Rが、モータ4によって駆動可能な従駆動輪である。
上記発電機7の出力電圧は、4WDコントローラ8によって制御される。4WDコントローラ8は、発電機7に内蔵されたレギュレータを介して界磁電流Igを調整することにより、発電機7の出力電圧Vgを制御する。
4WDコントローラ8は、図3に示すように、モータトルク演算部8A、エンジントルク制限部8B、モータ制御部8C、発電機制御部8D及びクラッチ制御部8Eを備える。なお、モータトルク演算部8Aが本発明の演算手段に相当し、モータ制御部8Cが本発明のモータ制御手段に相当し、エンジントルク制限部8Bが本発明のトルク制限手段に相当する。
et=(Vf/Iat)/Ne …(1)
ここで、電気変換トルク比Tgmについて説明する。図2に本実施形態にかかる車両のトルクフローを示す。発電機7への機械入力からモータ4の機械出力(モータトルク)までの部分を、電気による動力変換を行っている1つの電気変換部(図2中太枠)とみなした場合、当該電気変換部の動力変換の特性は、トルクコンバータ51と同様に速度比とトルク比によって表すことができる。この関係を下記式(2)に示す。
出力トルク=入力トルク×速度比×効率 ・・・(2)
Ng
Tgm=――――×ηg×ηm …(3)
Nm
式中、Ngは発電機回転数であり、エンジン回転数Neをプーリ比で除して算出される。また、Nmはモータ回転数であり、上記レゾルバの検出信号から算出される。また、ηgは発電機効率である。
具体的には、図8に示すように、先ず、目標モータトルクTm*とモータ回転数Nmとに基づいて、この目標モータトルクTm*に一致するトルクを出力するためのd軸(磁束成分)電流とq軸(トルク成分)電流との指令値Idr、Iqrを演算する。
そして、dq軸電圧指令値Vd,Vqを3相正弦波指令値である3相座標系のU相電圧指令値Vu、V相電圧指令値Vv、W相電圧指令値Vwに変換し、3相正弦波指令値と三角波とを比較してPWM指令を演算し、インバータ9に出力するスイッチング信号を生成する。インバータ9は、このスイッチング信号に応じたPWM波電圧を生成してモータ4へ印加し、これによりモータ4が駆動される。
図3に戻り、発電機制御部8Dは、モータトルク演算部8Aで算出された目標モータトルクTm*、モータ回転数Nm及びモータ効率ηmに応じて発電機7の目標電力Pg*を算出し、当該目標電力Pg*が出力されるように、発電機7の界磁電流Igを制御する。
エンジントルク制限部8Bは、エンジントルク制御コントローラ14から出力される目標エンジントルクTe*とモータトルク演算部8Aで算出した目標モータトルクTm*とに応じ、エンジントルクの上限値Temを算出し、エンジントルク制御コントローラ14に送り返す。具体的には、モータトルク演算部8Aから呼び出され、図9のフローチャートに示す演算処理を行う。すなわち、まず、ステップS301で、超過トルク演算値ΔTeを下記式(4)により算出する。
ΔTe=P−Q …(4)
P=(Ifd×Tm*)/(Ttc×Iat) …(5)
式中、Ifdは減速機11のギヤ比である。
また、上記式(4)中のQは、エンジントルクのうち、前記目標モータトルクTm*を発生するために発電機7に出力される分であり、下記式(6)のように算出される。
Q=Tm*/Tgm …(6)
つまり、超過トルク演算値ΔTeは、エンジントルクから電気変換することなく車両に要求されるトルクを発生させる場合に、少なくとも一部を電気変換させる場合よりも多く必要となるエンジントルク、すなわち電気変換させた場合には不要となるエンジントルクの超過分である。
Tem=Te*−ΔTe …(7)
その後、算出したエンジントルクの上限値Temをエンジントルク制御コントローラ14に出力し、所定のプログラムに復帰する。なお、エンジントルク制御コントローラ14は、前述のように、4WDコントローラ8からエンジントルクの上限値Temが出力されると、目標エンジントルクTe*をエンジントルクの上限値Tem以下に設定する。
今、車両が停止した状態から発進操作が行われたものとする。このとき、4WDコントローラ8において、目標モータトルクTm*が演算され、電気変換トルク比Tgmがトルクコンバータトルク比Ttcよりも大きくなるときにのみ、モータトルク指令が出力され、モータ4が駆動される。
例えば、モータ4は交流モータに限らず直流モータであってもよい。この場合、インバータ9を用いずに、例えば発電機の界磁電流を制御することで、モータトルクを制御するが、発電機への機械入力からモータの機械出力までを1つの電気変換部として捉え、電気変換トルク比は、発電機への入力トルクに対するモータトルクの比として表される。また、モータ4で駆動する従駆動輪が前輪、主駆動輪が後輪であってもよい。また、モータトルク演算部8Aによる演算処理で、第1実施形態では、まず要求モータトルクTを算出し、その要求モータトルクTを出力する場合の電気変換トルク比Tgmを算出して、トルクコンバータトルク比Ttcと比較している。しかし、これに限らず、現在の電気変換部の運転状態から現在の電気変換トルクTgmを演算し、トルクコンバータトルク比Ttcと比較してもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態の車両は第1実施形態と略同様の構成であるが、モータトルク演算部8Aの演算処理及びエンジントルク制限部8Bの演算処理が少し異なっている。以下、この点を中心に説明する。
図13に、第2実施形態のモータトルク演算部8Aにおける演算フローを示す。まず、ステップS201においてトルクコンバータトルク比Ttcの演算を行う。この処理内容は、第1実施形態の図4のステップS101と同様であるので説明を省略する。次に、ステップS202において、電気変換トルク比Tgm(Tm)を演算する。電気変換トルク比Tgmは前記式(3)のようにして求められるが、ここではモータトルクTmの値を特定せずに、図7に示すようなモータトルクTmに関する関数として電気変換トルク比Tgm(Tm)を得る。
前記のように、第2実施形態では、アクセル開度Accに応じて定まる要求モータトルクTがTm2を超えた場合に、目標モータトルクTm*を第1実施形態のようにゼロにすることなく、Tm2又はTm3に設定している。この状態では、モータトルク指令が出力され、エンジントルクが前輪側及び電気変換部側の両方に配分され、前後輪が共に駆動されている状態となる。
例えば、図13のステップS206において要求モータトルクTがTm2を超える場合に、目標モータトルクTm*をTm3に設定しているが、これに限定されず、例えば電気変換トルク比が最も大きくなるモータトルク値など、Tm1からTm2の範囲の値を設定すれば、車輪のトルクを増大する効果を得られる。また、第2実施形態では、アクセル開度AccがAcc1以上の場合に、目標モータトルクTm*をTm3に設定するとともに、超過トルク指令値ΔTbをゼロとしているが、超過トルク指令値ΔTbをゼロとせずに目標モータトルクTm*をTm3に設定するだけでもよく、この場合には低燃費化の効果が得られる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態の車両は第1実施形態と略同様の構成であるが、図1に示すトルクコンバータ51の代わりにクラッチ(不図示)を用いてる点で、異なっている。以下、この点を中心に説明する。
クラッチを用いた場合、トルクコンバータ51のようにトルクの増幅作用はなく、入力トルクに対する出力トルクの比は、1である。従って、モータトルク演算部8Aでは、車両状態にかかわらずトルクコンバータトルク比Ttcを1に固定することで、第1実施形態と同様に、電気変換トルク比Tgmと比較した目標モータトルクTm*の演算が可能である。図18に、第3実施形態に係るモータトルク演算部8Aの演算処理のフローチャートを示す。
2 エンジン
4 モータ
5 自動変速機
51 トルクコンバータ
52 自動変速機
53 デファレンシャルギヤ
6 無端ベルト
7 発電機
8B エンジントルク制限部
8 コントローラ
8A モータトルク演算部
8C モータ制御部
8D 発電機制御部
8E クラッチ制御部
9 インバータ
10 ジャンクションボックス
11 減速機
12 電磁クラッチ
13 スロットルバルブ
14 エンジントルク制御コントローラ
15 アクセルセンサ
17 スロットルモータ
26 エンジン回転数センサ
27FL、27FR、27RL、27RR 車輪速センサ
Claims (4)
- 主駆動輪にトルクコンバータを介してトルクを伝達する熱機関と、その熱機関から入力するトルクで駆動される発電機と、前記発電機の電力で駆動されて従駆動輪を駆動するモータと、前記モータを駆動制御するモータ制御手段と、を備える車両の駆動制御装置において、
前記トルクコンバータの運転状態から演算されるトルクコンバータのトルク比と、前記発電機及び前記モータの運転状態から演算される値であって、前記熱機関から発電機に入力されるトルクに対する前記モータのモータトルクの比である電気変換トルク比と、を比較する演算手段を備え、
前記モータ制御手段は、前記演算手段によって、前記電気変換トルク比が前記トルクコンバータのトルク比以上であると判定されたときに、前記モータを駆動することを特徴とする車両用駆動制御装置。 - 前記演算手段は、前記電気変換トルク比が前記トルクコンバータのトルク比以上になるときのモータトルク値を算出し、前記モータ制御手段は、前記演算手段によって算出されたモータトルク値を目標モータトルクとして前記モータを駆動することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
- 前記モータトルクを発生させることで、前記トルクコンバータを介して同じ大きさのトルクを出力させる場合よりも、必要な前記熱機関のトルクが小さくなる分だけ、前記熱機関で発生させる総トルクを抑制するトルク制限手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動制御装置。
- 前記トルクコンバータの代わりにクラッチが用いられた車両の前記駆動制御装置において、
前記演算手段は、前記トルクコンバータのトルク比を1に設定して、前記電気変換トルク比と比較することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用駆動制御装置。
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