JP2008187812A - 車両用駆動制御装置 - Google Patents

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麗 増田
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喜徳 杉田
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Abstract

【課題】モータロックが発生した場合のMOSの温度の上昇を効果的に抑制する。
【解決手段】車両用駆動制御装置は、パーキングブレーキがオン操作されていることを検出した場合(ステップS1)、クラッチ12をオフするとともに(ステップS2)、モータトルクもオフする(ステップS3)。
【選択図】図8

Description

本発明は、モータで駆動輪を駆動する車両用駆動制御装置に関する。
前後輪の一方をエンジンで駆動し、他方をモータ(電動機)で駆動する4輪駆動制御装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この装置は、エンジンによって発電機を駆動し、その発電機が供給する電力によってモータを駆動しており、車両の状態に応じて、発電機からモータに供給する電力を制御している。
特開平7−231508号公報
ところで、前記4輪駆動制御装置において、発進時等において、モータがロックする状態(モータロック状態)にある場合に、運転者のアクセル操作に合わせてモータトルクを大きくしていってしまうと、1相のみに大電流が流れ(過電流が流れ)、モータが故障してしまう場合がある。例えばインバータのMOS(MetalOxide Semiconductor)の温度が高温になってしまい、MOSが破壊してしまう場合がある。
本発明の課題は、モータロックによりMOS温度が上昇してしまうのを防止することである。
前記課題を解決するために、本発明に係る車両用駆動制御装置は、ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出した場合、交流モータから車輪までのトルク伝達経路に介装されたクラッチの締結をクラッチ制御手段により抑制する。ここで、ブレーキ操作状態検出手段の検出対象は、パーキングブレーキやフットブレーキである。
本発明によれば、ブレーキがオン操作されている場合には、クラッチの締結が抑制されるので、該ブレーキのオン操作により車輪が回転できないような状況でも、交流モータが回転でき、モータロックしてしまうのを防止できる。これにより、たとえ運転者がアクセル操作をした場合でも、1相のみに電流が流れる状態を防ぎ、MOSの温度上昇を抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(構成)
第1の実施形態は、本発明を適用した4輪駆動車両である。
図1は、本発明を4輪駆動車両に適用した場合の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の車両は、左右前輪1L、1Rが、熱機関(内燃機関)であるエンジン2によって駆動される主駆動輪であり、左右後輪3L、3Rが、モータ4によって駆動可能な従駆動輪である。ここで、モータ4は交流モータである。
エンジン2の吸気管路には、例えばメインスロットルバルブとサブスロットルバルブとが介装されている。メインスロットルバルブは、アクセルペダルの踏込み量等に応じてスロットル開度が調整制御される。サブスロットルバルブは、ステップモータ等をアクチュエータとし、そのステップ数に応じた回転角により開度が調整制御される。従って、サブスロットルバルブのスロットル開度をメインスロットルバルブの開度以下等に調整することによって、運転者のアクセルペダルの操作とは独立して、エンジンの出力トルクを減少させることができる。つまり、サブスロットルバルブの開度調整が、エンジン2による前輪1L、1Rの加速スリップを抑制する駆動力制御となる。
エンジン2の出力トルクTeは、トランスミッション及びデファレンスギヤ5を通じて左右前輪1L、1Rに伝達される。また、エンジン2の出力トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機7に伝達されることで、発電機7は、エンジン2の回転数(以下、エンジン回転数という。)Neにプーリ比を乗じた回転数(以下、発電機回転数という。)Ngで回転する。
発電機7は、4WDコントローラ8によって調整される界磁電流Ifgに応じてエンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応じた発電をする。この発電機7の発電電力の大きさは、発電機回転数Ngと界磁電流Ifgとの大きさにより決定される。なお、発電機7の発電機回転数Ngは、エンジン2のエンジン回転数Neからプーリ比に基づき演算することができる。
図2は発電機7の界磁電流駆動回路の構造を示す図である。
図2(a)に示すように、この回路は、界磁電流電源として車両の14Vバッテリ7aのような定電圧電源と発電機自身の出力電圧とを選択する構成を適用し、界磁電流電源のプラス側を界磁コイル7bに繋げて、トランジスタ7cをスイッチングするように構成されている。この場合、発電機出力がバッテリ電圧Vbを下回っている状態では、他励領域となってバッテリ電圧Vbが界磁コイル7bの電源となり、発電機出力が増加して出力電圧Vgがバッテリ電圧Vb以上となると、自励領域となって発電機の出力電圧Vgが選ばれて界磁コイル7bの電源となる。即ち、界磁電流値を発電機の電源電圧により増大することができるので、大幅な発電機出力の増加が可能である。
なお、界磁電流駆動回路は、図2(b)に示すように界磁電流電源として車両の14Vバッテリ7aのみ(他励領域のみ)を適用するようにしてもよい。
発電機7が発電した電力は、ジャンクションボックス10及びインバータ9を介してモータ4に供給可能となっている。モータ4の駆動軸は、減速機11及びクラッチ12を介して後輪3L、3Rに接続可能となっている。なお、本実施形態のモータ4は交流モータである。また、図中の符号13はデファレンスギヤを示す。
ジャンクションボックス10内には、インバータ9と発電機7とを接続・遮断するリレーが設けられている。そして、このリレーが接続されている状態で、発電機7から図示しない整流器を介して供給された直流の電力は、インバータ9内で三相交流に変換されてモータ4を駆動する。
また、ジャンクションボックス10内には、発電電圧を検出する発電機電圧センサと、インバータ9の入力電流である発電電流を検出する発電機電流センサとが設けられ、これらの検出信号は4WDコントローラ8に出力される。また、モータ4の駆動軸にはレゾルバが連結されており、モータ4の磁極位置信号θを出力する。
また、クラッチ12は、例えば湿式多板クラッチであって、4WDコントローラ8からの指令に応じて締結及び開放を行う。なお、本実施形態においては、締結手段としてのクラッチを湿式多板クラッチとしたが、例えばパウダークラッチやポンプ式クラッチであってもよい。
また、各車輪1L、1R、3L、3Rには、車輪速センサ27FL、27FR、27RL、27RRが設けられている。各車輪速センサ27FL、27FR、27RL、27RRは、対応する車輪1L、1R、3L、3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値として4WDコントローラ8に出力する。
また、車両には、パーキングブレーキのオン及びオフ状態を検出するパーキングブレーキ状態検出部31が設けられている。パーキングブレーキ状態検出部31は、検出したパーキングブレーキの状態を4WDコントローラ8に出力する。
4WDコントローラ8は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理装置を備えて構成され、前記各車輪速度センサ27FL〜27RRで検出される車輪速度信号、パーキングブレーキ状態検出部31で検出されるパーキングブレーキの状態(パーキングブレーキ状態信号)、ジャンクションボックス10内の電圧センサ及び電流センサの出力信号、モータ4に連結されたレゾルバの出力信号及びアクセルペダル(不図示)の踏込み量に相当するアクセル開度等が入力される。
図3は、4WDコントローラ8の構成を示す。
図3に示すように、4WDコントローラ8は、目標モータトルク演算部8A、モータ必要電力演算手段としての発電機供給電力演算部8B、発電電流指令演算部8C、発電機制御手段としての発電機制御部8D、負荷固定手段としてのモータ制御部8E、TCS制御部8F、クラッチ制御部8Gを備える。
目標モータトルク演算部8Aは、従駆動輪である後輪3L,3Rの要求駆動力、例えば、4輪の車輪速度信号に基づいて算出される前後輪の車輪速度差とアクセルペダル開度信号とから、モータトルク指令値Ttを算出する。
発電機供給電力演算部8Bは、トルク指令値Tt、モータ回転数Nmに基づいて、次式をもとに発電機供給電力Pgを演算する。
Pg=Tt×Nm/Иm ・・・(1)
ここで、Иmはインバータ効率である。すなわち、発電機供給電力Pgは、トルク指令値Ttとモータ回転数Nmとの積により求められるモータに必要な電力Pm(=Tt×Nm)よりインバータ効率Иm分多い値となる。
発電電流指令演算部8Cは、発電機供給電力演算部8Bで算出された発電機供給電力Pgと、後述するモータ制御部8Eで算出される発電電圧指令値Vdcとに基づいて、次式をもとに発電電流指令値Idcを演算する。
Idc=Pg/Vdc ・・・(2)
図4は、発電機7の発電制御を行う発電機制御部8Dの詳細を示すブロック図である。
発電機制御部8Dは、P制御部101と、I制御部102と、FF制御部103と、制御量加算部104と、界磁制御部105とで構成され、界磁電圧PWMデューティ比C1を決定して発電機7の界磁電流IfgをPWM制御する。
P制御部101では、前記(2)式により算出された発電電流指令値Idcと実発電電流値Idcとの偏差に基づいてP制御を行う。先ず、発電電流指令値Idcと実発電電流値Idcとの偏差に所定のゲインを乗算する。そして、発電機の回転数変動に対してゲインの感度を一定にするために、この値に発電機回転数Ngの逆数を乗算し、これをP制御における制御量Vpとして後述する制御量加算部104に出力する。
I制御部102では、前記(2)式により算出された発電電流指令値Idcと実発電電流値Idcとの偏差に基づいてI制御を行う。つまり、発電電流指令値Idcと実発電電流値Idcとの偏差を積分していく。ここで、積分値は上限値及び下限値をもつ。そして、前記P制御同様、この積分値に発電機回転数Ngの逆数を乗算し、これをI制御における制御量Viとして後述する制御量加算部104に出力する。
FF制御部103では、図5に示すように予め格納された回転数毎の発電機特性マップを参照し、発電電圧指令値Vdcと発電電流指令値Idcとに基づいて、フィードフォワードで発電機界磁電圧のPWMデューティ比D1を求める。この図5において、曲線a1〜a4は、発電機7の自励領域において界磁電圧PWMデューティ比D1を固定とし、発電機7の負荷を徐々に変化させた場合の動作点の軌跡であり、曲線a1〜a4はデューティ比D1の違いを示している。
そして、このPWMデューティ比D1と発電電圧指令値Vdcとに基づいて、次式をもとにFF制御における制御量Vffを算出し、制御量加算部104に出力する。
Vff=D1×Vdc ・・・(3)
なお、本実施形態においては、PWMデューティ比D1と発電電圧指令値Vdcとに基づいて制御量Vffを算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、発電機7の界磁電流Ifと界磁コイル抵抗Rfとに基づいて制御量Vffを算出するようにしてもよい。
この場合、先ず、モータ回転数Nmとトルク指令値Ttとから予め格納されたマップを参照して発電機7に必要な必要発電電圧V及び必要発電電流Iを算出し、これらをもとに図6に示すように予め格納された回転数毎の発電機7の界磁電流特性マップを参照し、必要界磁電流Ifを算出する。そして、このようにして算出された必要界磁電流Ifに基づいて、Vff=If×Rfにより制御量Vffを算出するようにすればよい。
制御量加算部104では、制御量Vpと制御量Viと制御量Vffとを加算し、これを界磁コイルにかける電圧Vfとして界磁制御部105に出力する。
界磁制御部105では、実発電電圧値Vdcが発電機7の界磁電流電源としてのバッテリ電圧Vb以下であるか否かを判定し、Vdc≦Vbであるときには下記(4)式をもとに界磁電圧PWMのデューティ比C1を算出する。
C1=Vf/Vb ・・・(4)
一方、Vdc>Vbであるときには、下記(5)式をもとに界磁電圧PWMデューティ比C1を算出する。
C1=Vf/Vdc ・・・(5)
そして、このようにして算出されたデューティ比C1に応じて、発電機7の界磁電流Ifgを制御する。
つまりこの発電機制御部8Dでは、トルク指令値Ttから決まる発電機供給電力Pgを実現する発電機動作点をフィードフォワードで指定すると共に、発電電流指令値Idcと実発電電流値Idcとの偏差をPI補償にてフィードバックすることにより、実発電電流値Idcを発電電流指令値Idcに追従させる。これにより、モータ4の要求に応じた電力をインバータ9に供給するように発電機7の界磁電流Ifgが制御される。
なお、ここではフィードバック制御に用いる制御手法としてPI補償を適用しているが、これに限定されるものではなく、系を安定にする制御手法であればよい。
図7は、インバータ9によりモータ4を制御するモータ制御部8Eの詳細を示すブロック図である。
このモータ制御部8Eは、Id,Iq指令値演算部201と、Vd,Vq指令値演算部202と、Vdc指令値演算部203と、2相/3相変換部204と、PWM制御部205と、界磁電流指令値演算部206と、界磁磁束演算部207とで構成され、目標モータトルク演算部8Aで算出されたトルク指令値Ttが入力されて実モータトルクTがトルク指令値Ttとなるようにインバータ9の3相のパワー素子をスイッチング制御する。
Id,Iq指令値演算部201では、トルク指令値Ttとモータ回転数Nmとに基づいて、このトルク指令値Ttに一致するトルクを出力するためのd軸(磁束成分)電流とq軸(トルク成分)電流との指令値Id、Iqを演算し、Vd,Vq指令値演算部202に出力する。
Vd,Vq指令値演算部202では、Id,Iq指令値演算部201から入力される電流指令値Id、Iqと、モータ回転数Nmと、後述する界磁磁束演算部207から入力されるモータパラメータ(インダクタンスLd,Lq、界磁磁束Φ)とに基づいて、d軸電流値Idをd軸電流指令値Idにするためのd軸電圧指令値Vdと、q軸電流値Iqをq軸電流指令値Iqにするためのq軸電圧指令値Vqとを演算する。
Vdc指令値演算部203では、Vd,Vq指令値演算部202で算出された電圧指令値Vd、Vqに基づいて、発電電圧指令値Vdcを演算し、前述した図3の発電機制御部8Dに出力する。
Vdc=2√2/√3・√(Vd*2+Vq*2) ・・・(6)
また、2相/3相変換部204では、Vd,Vq指令値演算部202で演算されたdq軸電圧指令値Vd,Vqを3相正弦波指令値である3相座標系のU相電圧指令値Vu、V相電圧指令値Vv、W相電圧指令値Vwに変換し、PWM制御部205に出力する。
PWM制御部205では、2相/3相変換部204から入力される3相正弦波指令値をもとに三角波との大小比較をしてPWM指令を演算し、インバータ9に出力するスイッチング信号を生成する。インバータ9は、このスイッチング信号に応じたPWM波電圧を生成してモータ4へ印加し、これによりモータ4が駆動される。
前記三角波比較の際、本実施形態では、直流電圧指令値である発電電圧指令値Vdcを用いて、例えばU相の場合、Vu/Vdcにより正弦波振幅の正規化を行い、この正弦波指令値と三角波とを比較することでU相のスイッチング信号を出力する。これにより、発電機から見たインバータのインピーダンスは、トルク指令値Tt、モータ回転数Nmの組み合わせ毎に固定となる。つまりこれは、PWM波電圧のパルス幅をトルク指令値Tt、モータ回転数Nmごとに固定することに相当する。
また、界磁電流指令値演算部206では、モータ回転数Nmに基づいて界磁電流指令値Ifを演算して界磁磁束演算部207に出力し、この界磁磁束演算部207で界磁磁束を演算して前述したVd,Vq指令値演算部202に出力する。
したがって、このモータ制御部8Eでは、要求されるモータ出力に対し、インバータの動作を、要求電圧が満足されたときに行われるスイッチングパターンで固定している。
また、図3のTCS制御部8Fは、図示しないエンジントルク制御コントローラ(ECM)からのエンジン発生駆動トルクデマンド信号Tet、左右前輪の回転速度VFR,VFL、車速Vに基づいて、公知の方法によりECMに対してエンジン発生駆動トルクデマンド信号Teを送り返すことにより前輪トラクションコントロール制御を行う。
クラッチ制御部8Gは、クラッチ12の状態を制御し、4輪駆動状態と判定している間はクラッチ12を接続状態に制御する。
前述のように、目標モータトルク演算部8Aでは、車輪速及びアクセルペダル開度等から、モータ4を駆動するためのモータトルク指令値Ttを算出しており、通常、発進時には、大トルクが必要になるために、4輪駆動状態となり、そのとき必要なモータトルク指令値Ttが車速及びアクセルペダル開度等に基づいて算出される。このようなことから、発進時に4輪駆動状態にするために、クラッチ12は、クラッチ制御部8Gに制御されて接続(締結)状態にされる。そして、通常は、車速が大きくなったときに、クラッチ12の接続が解除され(開放され)、4輪駆動状態から2輪駆動状態になる。
図8は、以上のような構成からなる4WDコントローラ8において、本発明を実現する処理手順を示す。
図8に示すように、処理を開始すると、ステップS1において、パーキングブレーキ状態検出部31の検出結果から、パーキングブレーキがオン状態か否かを判定する。ここで、パーキングブレーキがオン状態の場合、ステップS2に進み、パーキングブレーキがオフ状態の場合、当該図8に示す処理を終了する。
ステップS2以降の処理は、モータ4の保護モード処理となる。
すなわち、ステップS2では、クラッチ制御部8Gが、クラッチ12をオフ(開放)する。具体的には、クラッチ12の状態を制御するデューティ比(クラッチDuty)を低くして、クラッチ12を開放する。
続いてステップS3において、モータトルクをオフにする。具体的には、目標モータトルク演算部8Aが、トルク指令値Ttを零にする。そして、当該図8に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
今、車両が4輪駆動状態と判定されて、車輪速及びアクセルペダル開度に基づいてモータトルク指令値Ttが算出されたものとする。この場合には、発電機制御部8Dにおいて、モータトルク指令値Ttにより算出される発電電流指令値Idcと発電電流値Idcとの偏差に対してPI制御が施され、発電電流値Idcが発電電流指令値Idcに追従するように発電機7の界磁電流Ifgが制御される。
そして、モータ制御部8Eにおいて、トルク指令値Ttやモータ回転数Nmに基づいてインバータ9の3相のパワー素子をスイッチング制御するために3相正弦波指令を演算し、この3相正弦波指令に基づいてPWM指令を演算しインバータ9に出力する。
このとき、モータ制御部8Eは、U相電圧指令値Vuから発電電圧値Vdcを演算し、これを発電機制御部8Dに出力する。また、モータ制御部8Eでは、dq軸電流指令値Idr,IqrをもとにU相電流値Iuを求め、このU相電流値Iuから発電電流値Idc演算し、これを発電機制御部8Dに出力する。そして、発電機制御部8Dでは、モータ制御部8Eで演算した発電電圧値Vdc及び発電電流値Idcを用いて発電制御を実行する。
一方、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、クラッチ12をオフにするとともに、トルク指令値Ttを零にする。
図9は、発進時における状態を示しており、シフト(レンジ)状態(同図(a))、パーキングブレーキ状態(同図(b))、アクセル状態(同図(c))、トルク指令値Tt(同図(d))及びクラッチ状態(クラッチ指令値、同図(e))のタイムチャートを示す。
図9に示すように、運転者の操作によりシフト状態がNレンジからDレンジとされる発進時に(同図(a)、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合(同図(b))、クラッチ12は、そのままオフ状態に維持される(同図(e))。さらに、運転者のアクセル操作により、アクセル状態がオフ(非操作状態)からオン(操作状態)になった場合でも、それに関係なく、トルク指令値Ttは、零に維持される(同図(d))。
図10は、4輪駆動状態(4WDモード)における状態を示しており、車速(同図(a))、パーキングブレーキ状態(同図(b))、モードの状態(同図(c))、トルク指令値Tt(同図(d))、クラッチ状態(クラッチ指令値、同図(e))及びモータ回転数(同図(f))のタイムチャートを示す。
図10に示すように、4輪駆動状態になっている場合に(同図(c))、パーキングブレーキがオン状態であることを検出したとき(同図(b))、保護モードに遷移して(同図(c))、クラッチ12はオン(締結)からオフ(開放)にされる(同図(e))。さらに、トルク指令値Ttは零になる(同図(d))。ここで、4輪駆動状態においてパーキングブレーキがオン状態であることを検出したときには、トルク指令値Ttを徐々に減少させる(同図(d))。なお、クラッチ12がオフになってから、トルク指令値Ttが完全に零になるまでに時間遅れがあるために、クラッチ12がオフになった直後に、一時的ではあるが、モータ回転数がふけ上がる(同図(f))。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、クラッチ12をオフ(開放)にするとともに、モータトルクをオフにしている。これにより、パーキングブレーキがオンされている状態で、クラッチ12がオフ(開放)されることで、パーキングブレーキがオン状態になっていることで後輪3L、3Rが回転できないような状況でも、モータ4が回転できるようになり、モータロックとなるのを防止できる。これにより、モータロックに起因してMOSを破壊してしまうのを防止できる。また、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、モータ4の駆動が停止(停止状態の維持の含む)されるので、モータ4がふけ上がってしまうようなことも防止できる。
なお、このように、モータロックを防止する目的で、クラッチ12をオフしてしまうと、後輪にモータ4のトルクが伝達されないため、車体には、運転者が要求する(アクセル操作に応じた)駆動力(車速)が発生しないので、このようなことから、4WDワーニングランプを点灯等させることで、運転者には、現時点の車両制御状態(モータ保護モードであること)を報知することができる。
また、前述の説明では、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、クラッチ12をオフにした後に、モータトルクをオフにしている(前記図8参照)。これに対して、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、モータトルクをオフにしてから、クラッチ12をオフにしても良い。
なお、前記第1の実施形態の説明では、発電機7は、主駆動源(エンジン2)で駆動される発電機を実現しており、モータ4は、前記発電機の電力が三相インバータ(インバータ9)を介して供給されて車輪(後輪3L,3R)を駆動可能な交流モータを実現しており、クラッチ12は、前記交流モータから前記車輪までのトルク伝達経路に介装されたクラッチを実現しており、クラッチ制御部8Gは、前記クラッチの締結及び開放を制御するクラッチ制御手段を実現しており、パーキングブレーキ状態検出部31は、ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS2の処理は、前記クラッチ制御手段が、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出した場合、前記クラッチの締結を抑制することを実現している。
また、前記第1の実施形態の説明では、目標モータトルク演算部8Aは、前記交流モータの駆動を制御するモータ駆動制御手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS3の処理は、前記モータ駆動制御手段が、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出した場合、前記交流モータの駆動を抑制することを実現している。
(第2の実施形態)
次の第2の実施形態を説明する。
(構成)
図11は、第2の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図11に示すように、処理を開始すると、ステップS1において、前記第1の実施形態と同様に、パーキングブレーキ状態検出部31の検出結果から、パーキングブレーキがオン状態か否かを判定する。ここで、パーキングブレーキがオン状態の場合、ステップS11に進み、パーキングブレーキがオフ状態の場合、当該図11に示す処理を終了する。
ステップS11では、トルク指令値Ttが、該トルク指令値Ttに対応して設定した所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する。ここで、トルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きい場合(トルク指令値Tt>所定のしきい値)、前記第1の実施形態と同様に、保護モードとなり、ステップS2において、クラッチ12をオフにするとともに、ステップS3において、モータトルクをオフにする。一方、トルク指令値Ttが所定のしきい値以下の場合(トルク指令値Tt≦所定のしきい値)、当該図11に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第2の実施形態では、パーキングブレーキがオン状態であることを検出し、かつトルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きい場合、保護モード(クラッチ12をオフ、かつモータトルクをオフ)に遷移する。
これにより、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合でも、トルク指令値Ttが所定のしきい値以下の場合、アクセル状態(アクセルペダル開度)に応じたトルク指令値Ttでモータ4が制御されるようになる。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、保護モードに遷移する条件として、パーキングブレーキがオン状態になっていることに加えて、トルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きいことが条件になっている。ここで、モータロックが発生している場合でも、トルク指令値Ttが小さければ、MOS温度が大きくならないため、MOSは破壊されない。このようなことから、トルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きいことも条件として、保護モードに遷移させることで、MOSが破壊される状況でもないのに保護モードが実施されて、不必要にクラッチ12がオフされてしまうのを防止できる。すなわち、パーキングブレーキがオン及びオフされるたびに、不必要にクラッチ12がオフ及びオンされてしまうのを防止できる。
以上のようなことから、トルク指令値Ttに対する所定のしきい値については、モータロックの発生時にクラッチ12をオン(締結)したとしても、MOSが壊れる程度までMOS温度が上昇しない程度のトルク指令値相当である。
なお、前記第2の実施形態では、トルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きいか否かを判定している。これに対して、モータ4への通電電流(MOS温度に直接影響する電流)が、該通電電流に対応して設定した所定のしきい値よりも大きいか否かを判定することもできる。この場合、通電電流に対応して設定する所定のしきい値については、モータロックの発生時にクラッチ12をオン(締結)したとしても、MOSが壊れる程度までMOS温度が上昇しない程度の通電電流相当である。
また、前記第2の実施形態の説明では、4WDコントローラ8のステップS11の処理は、モータを駆動するための指令値又はモータの駆動時に該モータに流れる電流値と、該指令値又は電流値に対応して設定した所定のしきい値とを比較する第1の比較手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS2の処理は、前記クラッチ制御手段が、前記第1の比較手段の比較結果が、前記指令値又は電流値が前記所定のしきい値よりも大きいとされた場合、前記クラッチの締結を抑制することを実現している。
(第3の実施形態)
次の第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理手順に特徴があり、その処理では、前記第2の実施形態における処理において、前記ステップS1と前記ステップS11との間にステップS21の処理を加えている。
図12は、第3の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図12に示すように、ステップS1の後に行うステップS21では、舵角量が所定のしきい値よりも大きく、かつ車速が所定のしきい値よりも大きいか否かを判定する。ここで、車速については、車輪速度センサ27FL〜27RRの検出値に基づいて得ており、操舵量については、図13に示すように、車両にハンドル操舵角を検出する操舵角検出部32を備えており、4WDコントローラ8が、操舵角検出部32の検出値に基づいて得ている。このステップS21において、舵角量が所定のしきい値よりも大きく、かつ車速が所定のしきい値よりも大きい場合、前記ステップS11に進み、そうでない場合、すなわち、舵角量が所定のしきい値以下であったり、車速が所定のしきい値以下であったりした場合、前記ステップS11の判定処理を行うことなく、前記ステップS2に進む。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第3の実施形態では、パーキングブレーキがオン状態であることを検出し、舵角量が所定のしきい値よりも大きく、車速が所定のしきい値よりも大きく、かつトルク指令値Ttが所定のしきい値よりも大きい場合、保護モード(クラッチ12をオフ、かつモータトルクをオフ)に遷移する。
また、パーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合において、舵角量が所定のしきい値以下であったり、車速が所定のしきい値以下であったりしたときも、保護モード(クラッチ12をオフ、かつモータトルクをオフ)に遷移する。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、パーキングブレーキがオン状態であることを検出し、舵角量が所定のしきい値よりも大きく、かつ車速が所定のしきい値よりも大きい場合、トルク指令値Ttが所定のしきい値以下であることを条件に、保護モードに遷移しないようにしている(通常のモータ制御をしている)。これにより、例えば、後輪をロックさせて走行するドリフトターン走行を行う場合でも、トルク指令値Ttが所定のしきい値以下である限り(MOSが破壊される程度にMOS温度が上昇しない限り)、クラッチ12を締結した状態で、すなわち4輪駆動状態で走行することができる。
また、前述のように、舵角量が所定のしきい値以下であったり、車速が所定のしきい値以下であったりする場合には、保護モードに遷移させている。これにより、例えば、車速が所定のしきい値以下であったりする場合には、走行状態が前述のようなドリフトターン走行状態ではなく、運転者が単にパーキングブレーキをオフにするのを忘れて発進したとして、クラッチ12をオフし、MOSが破壊されてしまうのを防止できる。
なお、前記第3の実施形態の説明では、4WDコントローラ8のステップS21における操舵角検出部32の検出値に基づく処理は、操舵量を検出する操舵量検出手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS21における車輪速度センサ27FL〜27RRの検出値に基づく処理は、車速を検出する車速検出手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS21における舵角量及び車速についてする比較処理は、前記操舵量検出手段と該操舵量に対応した設定した所定のしきい値とを比較するとともに、前記車速検出手段が検出した車速と該車速に対応して設定した所定のしきい値とを比較する第2の比較手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS11の処理は、前記第2の比較手段の比較結果が、前記操舵量が該操舵量に対応した設定した所定のしきい値よりも大きく、かつ前記車速が該車速に対応して設定した所定のしきい値よりも大きいとされた場合に、前記指令値又は電流値と、該指令値又は電流値に対応して設定した所定のしきい値との比較を実施する前記第1の比較手段を実現しており、4WDコントローラ8のステップS2の処理は、前記第1の比較手段の比較結果が、前記指令値又は電流値が前記所定のしきい値よりも大きいとされた場合、前記クラッチの締結を抑制し、前記第2の比較手段の比較結果が、前記操舵量が該操舵量に対応した設定した所定のしきい値以下、又は前記車速が該車速に対応して設定した所定のしきい値以下であるとされた場合、前記第1の比較手段の比較結果によることなく、前記クラッチの締結を抑制するクラッチ制御手段を実現している。
(第4の実施形態)
次の第4の実施形態を説明する。
(構成)
第4の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理手順に特徴がある。
図14は、第4の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図14に示すように、処理を開始すると、ステップS1において、前記第1の実施形態と同様に、パーキングブレーキ状態検出部31の検出結果から、パーキングブレーキがオン状態か否かを判定する。ここで、パーキングブレーキがオン状態の場合、保護モードに遷移して、ステップS2に進み、パーキングブレーキがオフ状態の場合、当該図11に示す処理を終了する。
ステップS2では、前記第1の実施形態等と同様に、クラッチ12をオフにする。
続いてステップS31において、クラッチ12をオフしてから所定時間経過したか否かを判定する。ここで、クラッチ12をオフしてから所定時間経過している場合、ステップS3に進み、クラッチ12をオフしてから所定時間経過していない場合、ステップS32に進む。
ステップS3では、前記第1の実施形態等と同様に、モータトルクをオフにする。そして、当該図14に示す処理を終了する。
ステップS32では、モータトルクを徐々に減少させる。具体的には、発電機7の状態(電圧)を監視しながら、電圧が跳ね上がらないように、モータトルクを制限をつけて減少させる。そして、当該図14に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第4の実施形態では、保護モードとして、クラッチ12のオフを最初に行い、そのクラッチ12をオフしてから所定時間内は、モータトルクを徐々に減少させて、クラッチ12をオフしてから所定時間経過した後に、モータトルクをオフしている(モータ4の駆動制御を止めている)。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、クラッチ12のオフを最初に行い、そのクラッチ12をオフしてから所定時間内は、モータトルクを徐々に減少させて、クラッチ12をオフしてから所定時間経過した後に、モータトルクをオフしているので、クラッチ12をオフしてから所定期間、モータ4を駆動させて(モータ4を空回しして)、MOSの温度が上昇してしまうのを抑制し、又はMOSの温度を下げてから、モータ4の駆動を停止させることができる。
なお、前記第4の実施形態の説明では、4WDコントローラ8のステップS2、ステップS3、ステップS31及びステップS32の処理は、前記モータ駆動制御手段が、前記クラッチ制御手段が前記クラッチの締結の抑制を開始した時から、前記交流モータを駆動する制御量を減少させつつ、前記クラッチ制御手段が前記クラッチの締結の抑制を開始した時から所定時間経過した場合、前記交流モータの駆動制御を止めることを実現している。
(第5の実施形態)
次の第5の実施形態を説明する。
(構成)
第5の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理に特徴がある。
図15は、第5の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図15に示すように、処理を開始すると、ステップS41において、NレンジからDレンジにシフトされたか否かを判定する。ここで、シフト状態(レンジ)については、図16に示すように、車両にシフト状態を検出するシフト状態検出部33を備えており、4WDコントローラ8が、シフト状態検出部33の検出結果に基づいて得ている。このステップS41において、NレンジからDレンジにシフトされたと判定した場合、ステップS42に進み、そうでない場合、例えば、Nレンジに維持されている場合、当該図15に示す処理を終了する。
ステップS42では、アクセルがオン状態になったか否かを判定する。例えば、アクセル操作量が所定のしきい値になったか否かを判定する。ここで、アクセル状態については、図16に示すように、車両にアクセル状態を検出するアクセル状態検出部(例えばアクセル開度センサ)34を備えており、4WDコントローラ8が、アクセル状態検出部34の検出結果に基づいて得ている。このステップS42において、アクセルがオン状態になったと判定した場合、ステップS43に進み、そうでない場合、ステップS45に進む。
ステップS43では、パーキングブレーキ状態検出部31の検出結果から、パーキングブレーキがオン状態か否かを判定する。ここで、パーキングブレーキがオン状態の場合、ステップS45に進み、パーキングブレーキがオフ状態の場合、ステップS43に進む。
ステップS44では、通常のモータトルク出力を行う。すなわち、4WDモードにおけるモータトルク出力を行う。すなわち、通常のモータ4の制御であり、アクセルペダル開度等に基づいて、モータ4のトルク指令値Ttを算出する。そして、当該図15に示す処理を終了する。
ステップS45では、クラッチ12のガタ詰める程度のモータトルク出力を行う。すなわち、ガタ詰めモードにおけるモータ出力を行う。そして、当該図15に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第5の実施形態では、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、パーキングブレーキがオン状態であることを検出したとき、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う。そして、パーキングブレーキがオフとされ、アクセルがオン状態であるとされたときに、通常のモータトルク出力を行う。
図17は、シフト状態(同図(a))、パーキングブレーキ状態(同図(b))、アクセル状態(同図(c))、トルク指令値Tt(同図(d))及びクラッチ状態(クラッチ指令値、同図(e))のタイムチャートを示す。
図17に示すように、運転者の発進操作としてNレンジからDレンジへのシフトを検出すると(同図(a))、そのとき、パーキングブレーキがオン状態である限り(同図(b))、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う(同図(d))。なお、クラッチ12の制御は、通常制御であり、すなわち、クラッチ12は、NレンジからDレンジにシフトされたとき、4輪駆動状態にすべく、クラッチ指令値によりオンとされる(同図(e))。これにより、ガタ詰めのモータトルクにより、クラッチ12は、ガタ詰めされた状態になる。また、パーキングブレーキがオン状態である限り(同図(b))、アクセルがオン状態であるとされても(アクセル操作されても、同図(c))、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う(同図(d))。そして、パーキングブレーキがオフになったとき、アクセルペダル開度等に応じた通常のモータトルク出力を行う。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、パーキングブレーキがオン状態であることを検出したとき、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う。これにより、運転者が、NレンジからDレンジにシフトしたことで、発進してようとしているとして、その発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておくことができる。また、パーキングブレーキがオンされている限り、アクセルのオン及びオフに関係なく、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力をし、パーキングブレーキがオフされた場合(アクセルがオン状態になっていることが前提)、アクセルペダル開度等に応じた通常のモータトルク出力を行っている。これにより、発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておきつつも、パーキングブレーキがオンされている場合には、アクセル操作を無視することで(モータトルクをガタ詰め程度に維持しておくことで)、モータロックに起因してMOSを破壊してしまうのを防止できる。
なお、前記第5の実施形態の説明では、4WDコントローラ8の図15の処理は、車両停止状態からDレンジになった場合において、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出したときには、前記クラッチ制御手段が、前記クラッチの締結を抑制せず、かつ前記モータ駆動制御手段が、前記交流モータの駆動トルクが前記クラッチのガタ詰めトルクとなるように制御することを実現している。
(第6の実施形態)
次の第6の実施形態を説明する。
(構成)
第6の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理に特徴がある。
図18は、第6の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図18に示すように、処理を開始すると、前記第5の実施形態と同様に、前記ステップS41〜ステップS43の処理を行う。
ステップS43において、パーキングブレーキがオン状態であると判定した場合、ステップS46に進み、パーキングブレーキがオフ状態であると判定した場合、前記第5の実施形態と同様に、ステップS44に進む。
ステップS46では、前記ステップS42においてアクセルがオフ状態の場合に進むステップS45と同様に、クラッチ12のガタ詰める程度のモータトルク出力を行う。しかし、ステップS46では、クラッチ12のガタ詰めのモータトルクを、ステップS45におけるクラッチ12のガタ詰めのモータトルクよりも大きくする。そして、当該図18に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第6の実施形態では、パーキングブレーキがオン状態であることを検出したとき、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にしている。
図19は、前記第5の実施形態で用いた図17と同様な値のタイムチャートを示す。
図19に示すように、前記図17との比較では、パーキングブレーキがオン状態とされている場合において(同図(b))、アクセルがオン状態であるとされると(同図(c))、それまでのガタ詰めのモータトルクが増加するようになる(同図(e))。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、アクセルがオン状態であり、かつパーキングブレーキがオン状態であることを検出したとき、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にしている。通常、運転者は、坂路発進時に、パーキングブレーキをオンにした状態で、アクセルをオンにして(アクセル操作をして)、その後、パーキングブレーキをオフにする。このようなことから、NレンジからDレンジへのシフトを検出し、アクセルがオン状態であり、かつパーキングブレーキがオン状態であることを検出した場合、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にすることで、運転者が坂路で車両を発進させようとして、パーキングブレーキをオフにした際に、車両がロールバック(後退)してしまうのを防止することができる。
そして、前記第5の実施形態と同様に、発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておきつつも、パーキングブレーキがオン状態とされている場合には、アクセル操作を無視することで(モータトルクをガタ詰め程度に維持しておくことで)、モータロックに起因してMOSを破壊してしまうのを防止できる。
なお、前記第6の実施形態の説明では、4WDコントローラ8のステップS42、ステップS45及びステップS46の処理は、前記モータ駆動制御手段が、前記アクセル操作状態検出手段がアクセル操作を検出した場合、アクセル操作してない場合のガタ詰めトルクよりも大きいガタ詰めトルクにすることを実現している。
(第7の実施形態)
次の第7の実施形態を説明する。
(構成)
第7の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理に特徴がある。第7の実施形態では、4WDコントローラ8の処理は、前記第5の実施形態における4WDコントローラ8の処理と基本的には同様であるが、前記ステップS43においてパーキングブレーキの状態判定に換えて、ステップS51として、フットブレーキの状態判定を行っている。
図20は、第7の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図20に示すように、前記ステップS42においてアクセルがオン状態であると判定した場合に、ステップS51に進んでいる。ステップS51では、フットブレーキがオンか否かを判定する。ここで、フットブレーキ状態については、図21に示すように、車両にフットブレーキ状態を検出するフットブレーキ状態検出部35を備えており、4WDコントローラ8が、フットブレーキ状態検出部35の検出結果に基づいて得ている。このステップS51において、フットブレーキがオン状態であると判定した場合、前記ステップS45に進み、フットブレーキがオフ状態であると判定した場合、前記ステップS44に進む。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第7の実施形態では、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、フットブレーキがオン状態であることを検出したとき、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う。そして、フットブレーキがオフされ、アクセルがオンされたときに、通常のモータトルク出力を行う。
図22は、シフト状態(同図(a))、フットブレーキ状態(同図(b))、アクセル状態(同図(c))、車速(同図(d))、トルク指令値Tt(同図(e))及びクラッチ状態(クラッチ指令値、同図(f))のタイムチャートを示す。
図22に示すように、運転者の発進操作としてNレンジからDレンジへのシフトを検出すると(同図(a)、そのとき、フットブレーキがオン状態である限り(同図(b))、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う(同図(e))。よって、パーキングブレーキがオン状態である限り(同図(b))、アクセルがオン状態であるとされても(アクセル操作されても、同図(c))、すなわち、パーキングブレーキ及びアクセルが同時にオン状態であるとされている場合、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う(同図(e))。そして、フットブレーキがオフになったとき(同図(b))、アクセルペダル開度等に応じた通常のモータトルク出力を行う(同図(e))。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、フットブレーキがオン状態であることを検出したとき、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力を行う。これにより、運転者が、NレンジからDレンジにシフトしたことで、発進してようとしているとして、その発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておくことができる。また、フットブレーキがオンされている限り、アクセルのオン及びオフに関係なく、クラッチ12のガタ詰めのモータトルク出力をし、フットブレーキがオフされた場合(アクセルがオン状態になっていることが前提)、アクセルペダル開度等に応じた通常のモータトルク出力を行っている。これにより、発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておきつつも、フットブレーキがオンされている場合には、アクセル操作を無視することで(モータトルクをガタ詰め程度に維持しておくことで)、モータロックに起因してMOSを破壊してしまうのを防止できる。
(第8の実施形態)
次の第8の実施形態を説明する。
(構成)
第8の実施形態でも、4WDコントローラ8における処理に特徴がある。
図23は、第8の実施形態における4WDコントローラ8の処理手順を示す。
図23に示すように、処理を開始すると、前記第7の実施形態と同様に、前記ステップS41、ステップS42及びステップS51の処理を行う。
ステップS51において、フットブレーキがオン状態であると判定した場合、ステップS46に進み、フットブレーキがオフ状態であると判定した場合、前記第7の実施形態と同様に、ステップS44に進む。
ステップS46では、前記第6の実施形態における処理と同様な処理を行う。すなわち、前記ステップS42においてアクセルがオフ状態の場合に進むステップS45と同様に、クラッチ12のガタ詰める程度のモータトルク出力を行う。しかし、ステップS46では、クラッチ12のガタ詰めのモータトルクを、ステップS45におけるクラッチ12のガタ詰めのモータトルクよりも大きくする。そして、当該図23に示す処理を終了する。
(動作及び作用)
動作及び作用は次のようになる。
特に第8の実施形態では、フットブレーキがオン状態であることを検出したとき、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にしている。
図24は、前記第7の実施形態で用いた図22と同様な値のタイムチャートを示す。
図24に示すように、前記図22との比較では、フットブレーキがオン状態とされている場合において(同図(b))、アクセルがオン状態であるとされると(同図(c))、それまでのガタ詰めのモータトルクが増加するようになる(同図(e))。
(効果)
効果は次のようになる。
前述のように、NレンジからDレンジへのシフトを検出した場合において、アクセルがオン状態であり、かつフットブレーキがオン状態であることを検出したとき、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にしている。通常、運転者は、坂路発進時に、フットブレーキをオンにした状態で、アクセルをオンにして(アクセル操作をして)、その後、フットブレーキをオフにする。このようなことから、NレンジからDレンジへのシフトを検出し、アクセルがオン状態であり、かつフットブレーキがオン状態であることを検出した場合、ガタ詰めのモータトルクを大きい値にすることで、運転者が坂路で車両を発進させようとして、フットブレーキをオフにした際に、車両がロールバック(後退)してしまうのを防止することができる。
そして、前記第5の実施形態と同様に、発進に備えて、クラッチ12のガタを詰めておきつつも、フットブレーキがオン状態とされている場合には、アクセル操作を無視することで(モータトルクをガタ詰め程度に維持しておくことで)、モータロックに起因してMOSを破壊してしまうのを防止できる。
本発明の第1の実施形態である車両の概略構成図である。 発電機の構造を示す図である。 4WDコントローラの詳細を示すブロック図である。 発電機制御部の詳細を示すブロック図である。 回転数毎の発電機特性マップである。 回転数毎の界磁電流特性マップである。 モータ制御部の詳細を示すブロック図である。 第1の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第1の実施形態における発進時の動作及び作用の説明に使用した特性図である。 第1の実施形態における4輪駆動状態の動作及び作用の説明に使用した特性図である。 第2の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第3の実施形態である車両の構成例を示す図である。 第4の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第5の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第5の実施形態である車両の構成例を示す図である。 第5の実施形態における動作及び作用の説明に使用した特性図である。 第6の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第6の実施形態における動作及び作用の説明に使用した特性図である。 第7の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第7の実施形態である車両の構成例を示す図である。 第7の実施形態における動作及び作用の説明に使用した特性図である。 第8の実施形態における4WDコントローラの処理内容を示すフローチャートである。 第8の実施形態における動作及び作用の説明に使用した特性図である。
符号の説明
1L、1R 前輪、2 エンジン、3L、3R 後輪、3a 駆動軸、4 モータ、4a 駆動軸、6 ベルト、7 発電機、8 4WDコントローラ、8A 目標モータトルク演算部、8B 発電機供給電力演算部、8C 発電電流指令演算部、8D 発電機制御部、8E モータ制御部、8F TCS制御部、8G クラッチ制御部、8H 負荷固定判断部、8I モータ制御部、9 インバータ、10 ジャンクションボックス、11 減速機、12 クラッチ、27FL、27FR、27RL、27RR 車輪速センサ、31 パーキングブレーキ状態検出部、32 操舵角検出部、33 シフト状態検出部、34 アクセル状態検出部、35 フットブレーキ状態検出部

Claims (7)

  1. 主駆動源で駆動される発電機と、前記発電機の電力が三相インバータを介して供給されて車輪を駆動可能な交流モータと、前記交流モータから前記車輪までのトルク伝達経路に介装されたクラッチと、前記クラッチの締結及び開放を制御するクラッチ制御手段とを備える車両用駆動制御装置であって、
    ブレーキの操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段を備え、
    前記クラッチ制御手段は、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出した場合、前記クラッチの締結を抑制することを特徴とする車両用駆動制御装置。
  2. 前記交流モータを駆動するための指令値又は交流モータの駆動時に該交流モータに流れる電流値と、該指令値又は電流値に対応して設定した所定のしきい値とを比較する第1の比較手段をさらに備え、前記クラッチ制御手段は、前記第1の比較手段の比較結果が、前記指令値又は電流値が前記所定のしきい値よりも大きいとされた場合、前記クラッチの締結を抑制することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
  3. 操舵量を検出する操舵量検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記操舵量検出手段と該操舵量に対応した設定した所定のしきい値とを比較するとともに、前記車速検出手段が検出した車速と該車速に対応して設定した所定のしきい値とを比較する第2の比較手段と備え、前記第1の比較手段は、前記第2の比較手段の比較結果が、前記操舵量が該操舵量に対応した設定した所定のしきい値よりも大きく、かつ前記車速が該車速に対応して設定した所定のしきい値よりも大きいとされた場合に、前記指令値又は電流値と、該指令値又は電流値に対応して設定した所定のしきい値との比較を実施し、前記クラッチ制御手段は、前記第1の比較手段の比較結果が、前記指令値又は電流値が前記所定のしきい値よりも大きいとされた場合、前記クラッチの締結を抑制し、前記第2の比較手段の比較結果が、前記操舵量が該操舵量に対応した設定した所定のしきい値以下、又は前記車速が該車速に対応して設定した所定のしきい値以下であるとされた場合、前記第1の比較手段の比較結果によることなく、前記クラッチの締結を抑制することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動制御装置。
  4. 前記交流モータの駆動を制御するモータ駆動制御手段を備え、前記モータ駆動制御手段は、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出した場合、前記交流モータの駆動を抑制することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用駆動制御装置。
  5. 前記モータ駆動制御手段は、前記クラッチ制御手段が前記クラッチの締結の抑制を開始した時から、前記交流モータを駆動する制御量を減少させつつ、前記クラッチ制御手段が前記クラッチの締結の抑制を開始した時から所定時間経過した場合、前記交流モータの駆動制御を止めることを特徴とする請求項4に記載の車両用駆動制御装置。
  6. 前記交流モータの駆動を制御するモータ駆動制御手段を備え、車両停止状態からDレンジになった場合において、前記ブレーキ操作状態検出手段がブレーキがオン操作されていることを検出したときには、前記クラッチ制御手段は、前記クラッチの締結を抑制せず、かつ前記モータ駆動制御手段は、前記交流モータの駆動トルクが前記クラッチのガタ詰めトルクとなるように制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
  7. 前記モータ駆動制御手段は、前記アクセル操作状態検出手段がアクセル操作を検出した場合、アクセル操作してない場合のガタ詰めトルクよりも大きいガタ詰めトルクにすることを特徴とする請求項6に記載の車両用駆動制御装置。
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JP2016144245A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置
JP2019108001A (ja) * 2017-12-18 2019-07-04 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016144245A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置
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