JP2009171455A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面を読み取る場合に固定の読み取り部側でのシェーディング補正に関して、白色基準部材の設置困難な問題を解消しつつ、正確なシェーディング補正をする。
【解決手段】密着型読み取り部により原稿を読み取る画像読み取り装置であって、前記密着型読み取り部の内部に、エレクトロルミネッセンス光源により構成されて面発光体を発光させることにより基準濃度として構成された濃度基準部材を有する、ことを特徴とする。さらに、このエレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する光量調整部を備え、基準濃度の調整が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置に関し、特に、シェーディング補正に配慮された画像読み取り装置に関する。
原稿の両面読み取りが可能な画像読み取り装置が従来から広く使用されている。
ところで、画像読み取りにおいては、原稿を照明する光源や読み取り光学系による画像データへの影響を補正するため、また、基準の白レベルや濃度レベルの決定のため、白色基準部材や濃度基準部材の読み取り結果を用いたシェーディング補正が一般的に行われている。
すなわち、白色基準部材や濃度基準部材を読み取って得られた白レベルや濃度レベルを参照して、読み取り信号のレベルや、光学系の周辺光量の低下をシェーディング補正回路が補正するようにしている。
ところで、小型の画像読み取り装置、あるいは、両面画像読み取り装置の一方の面の読み取りにおいて、コンタクトイメージセンサ(CIS)などの固定された密着型読み取り部が使用されることが多い。
この、密着型読み取り部の読み取り開口部は固定であるために、白色基準部材を設けることが困難になることが多い。
実際には、このような密着型の読み取り部では、読み取りセンサの対向位置(読み取り位置)のガイド板やガイドローラを白色基準部材と兼用することで対処している画像読み取り装置が多い。
このような密着型の読み取り部では、原稿の通過に伴って、白色基準部材にゴミが付着したり、傷が発生することが知られている。たとえば、原稿に付着して乾燥しきっていない描画材、修正液、消しゴムのカスといったゴミが白色基準部材に付着してしまうことがある。また、修正液の盛り上がり等の原稿の凸部によって、白色基準部材に傷が発生することがある。このような問題を解消するため、以下の特許文献1が提案されている。
また、第一読み取り部と第二読み取り部とを備えた両面の画像読み取り装置では、第一/第二読み取り部の構成が異なっている。たとえば、第一読み取り部ではミラーで折り返す形の光路を有しており光路長が長いのに対し、第二読み取り部では密着型であるため光路長が極めて短くなっている。また、光路長の違いに伴って光学系の構成も全く異なっている。このため、同一の白色基準部材を用いたとしても、白レベル補正に差が生じてしまい、同じ原稿の画像であったとしても、読み取りの濃度や階調が異なった状態の読み取り画像データが生成されてしまうことになる。このような問題を解消するため、以下の特許文献2が提案されている。
特開2005−33466号公報(請求項1、図1) 特開2004−193899号公報(請求項1、図1)
以上の特許文献1では、中央に空間を有する原稿押さえ部材を白色基準部材の前面に配置することで、白色基準部材にゴミが付着したり傷が付くことを防止している。そして、白色基準部材を読み取る際には、バネなどで付勢して、原稿読み取り面と同じ面に白色基準部材が来るようにして焦点を合わせるようにしている。
しかし、中央に空間を有する白色基準部材は極めて薄いものであり、白色基準部材にゴミや傷の付着が絶対に発生しないとは言い切れないものであった。
一方、以上の特許文献2では、プラテンガラス下の本体側読み取り部と、ADF内蔵の読み取り部とで、それぞれ光路長が等しくなるようにして、同じ白色基準部材を使用した場合に、白色基準部材を等しい条件で読み取れるように工夫している。しかし、この場合、等しい光路長を有するように、両方の読み取り部に縮小光学系を備える必要がある。この場合、両方の読み取り部を縮小光学系を備えるように構成したとしても、全く同一の光学系ではないため、光路長を揃えただけでは、白色基準部材の読み取りについて、同じ条件とすることができない問題がある。このような違いが生じた場合に、特許文献2ではそれ以上の対処をすることはできない問題があった。さらに、この特許文献2の提案では、本体側に縮小光学系を備えた読み取り部、ADF内に小型の密着型の読み取り部を設けることはできないという問題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、原稿を搬送しつつ画像を読み取って画像データを生成する場合に固定の読み取り部でのシェーディング補正に関して、密着型の読み取り部を用いた場合の白色基準部材のゴミ付着や傷発生といった問題を解消しつつ、正確なシェーディング補正をすることが可能な画像読み取り装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、密着型読み取り部により原稿を読み取る画像読み取り装置であって、前記密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有する、ことを特徴とする画像読み取り装置である。
(2)請求項2記載の発明は、密着型読み取り部により原稿を読み取る画像読み取り装置であって、前記密着型読み取り部の内部に、面発光体を発光させることにより基準濃度として構成された濃度基準部材を有する、ことを特徴とする画像読み取り装置である。
(3)請求項3記載の発明は、前記濃度基準部材は、エレクトロルミネッセンス光源により構成されて面発光を行う、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読み取り装置である。
(4)請求項4記載の発明は、前記エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する光量調整部を備え、基準濃度の調整が可能に構成されている、ことを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置である。
(5)請求項5記載の発明は、前記光量調整部は、該密着型読み取り部における前記濃度基準部材の読み取り結果が所定の値になるように前記エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する、ことを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置である。
(6)請求項6記載の発明は、読み取り位置周辺に透明な窓部を備えており読み取り時に原稿と接する透明窓部と、前記透明窓部の長手方向と垂直な方向に該透明窓部を移動させる移動部と、を備え、前記濃度基準部材は、該透明窓部の内側であって、基準濃度を読み取る際には、前記移動部によって、読み取りを行う光路中に配置される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置である。
(7)請求項7記載の発明は、原稿の読み取り領域の長手方向と垂直な方向に前記濃度基準部材を移動させる移動部を備え、前記濃度基準部材は、基準濃度を読み取る際には、前記移動部によって、読み取りを行う光路中に配置される、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置である。
(8)請求項8記載の発明は、前記濃度基準部材はシェーディング補正のための白色基準部材として用いられる、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像読み取り装置である。
本発明によると以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明では、密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。
(2)請求項2記載の発明では、密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。また、面発光させることにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(3)請求項3記載の発明では、密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。また、エレクトロルミネッセンス光源を面発光させることにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(4)請求項4記載の発明では、密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。また、エレクトロルミネッセンス光源を面発光させる際に、光量調整部による調整を行うことにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(5)請求項5記載の発明では、密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。また、エレクトロルミネッセンス光源を面発光させる際に、読み取り結果が所定の値になるように光量調整部による調整を行うことにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(6)請求項6記載の発明では、読み取り位置周辺に透明な窓部を備えており読み取り時に原稿と接する透明窓部を、該透明窓部の長手方向と垂直な方向に該透明窓部を移動させるようにしておき、さらに、濃度基準部材を該透明窓部の内側に配置しておき、濃度基準部材を読み取る際には、移動部によって濃度基準部材が読み取りを行う光路中に配置されるため、通常の原稿読み取りに影響を与えることなく、濃度基準部材についても正確に読み取ることが可能になる。これにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(7)請求項7記載の発明では、原稿の読み取り領域の長手方向と垂直な方向に濃度基準部材を移動させる移動部を備えておき、濃度基準部材を読み取る際には、移動部によって濃度基準部材が読み取りを行う光路中に配置されるため、通常の原稿読み取りに影響を与えることなく、濃度基準部材についても正確に読み取ることが可能になる。これにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。
(8)請求項8記載の発明では、上記(1)〜(7)のような濃度基準部材がシェーディング補正のための白色基準部材として用いられるため、密着型の読み取り部を用いた場合の白色基準部材の問題(ゴミ付着、傷発生)を解消しつつ、正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。なお、原稿読み取り部(スキャナ)により原稿の内容を画像情報として読み取って画像データを生成して出力する画像読み取り装置であっても、また、原稿読み取り部(スキャナ)により複写対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)であっても、さらに、原稿読み取り部(スキャナ)により送信対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って通信回線を介して送信する機能を備えた画像送信装置(ファクシミリ装置)であっても、本発明の実施形態を適用することが可能である。
なお、この実施形態では、原稿を搬送しつつ、一度に両面の画像を読み取って両面の画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置、すなわち、主走査方向に複数画素の固体撮像素子などの読み取り素子を有しており、原稿を読み取り素子に対して副走査方向に移動させることで、主走査方向および副走査方向の二次元の読み取り(シートスルー型の読み取り)を原稿両面に対して実行する機能を有する画像読み取り装置または画像形成装置を対象としている。
〈画像読み取り装置の機械的構成〉
まず、図3を参照して本実施形態の画像読み取り装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿を搬送しつつ原稿両面の画像を読み取り、両面のそれぞれの画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置を本実施形態の具体例として用いる。
ここで、自動原稿給送部(ADF)10の原稿載置部11に載置された原稿dは、送り出しローラ12aにより送り出され、分離ローラ12bにより1枚に分離され搬送される。そして、原稿dはレジストローラ12cにより、姿勢制御及びタイミング制御されて更に搬送される。原稿dは更に、プラテンローラ13を周回して搬送され、搬送ローラ14,16,15を経て排紙皿19に排紙される。なお、搬送ローラ14及び15は、第二読み取り部20Bの読み取り位置の前後に設けられており、搬送ローラ16が第二読み取り部20Bの読み取り位置に設けられている。
ここで、画像読み取り部20は、搬送される原稿の第一面を読み取るために可動な読み取り開口部を有する第一読み取り部としての第一読み取り部20Aと、搬送される原稿の第二面を読み取る固定で密着型の第二読み取り部としての第二読み取り部20Bとで構成されている。
なお、第一読み取り部20Aと第二読み取り部20Bとは、同一時期に搬送される原稿の第一面と第二面とをそれぞれ読み取るものであり、いずれが上流側に配置されていてもよい。よって、図3とは逆に、第二読み取り部20Bが上流側に配置されていても問題はない。
ここで、第一読み取り部20Aでは、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24a,24b,24cを介して結像光学系25を介して光電変換手段であるCCD(読み取り素子)26の受光面に像を結ぶ。すなわち、ここで、光源23、ミラー24a,24b,24c、結像光学系25及びCCD26を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで、第一読み取り部20Aを構成している。ここで、光源23は、主走査方向に長手方向を有する棒状のキセノンランプなどで構成された光源である。
この図3において、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系がプラテンガラス21に沿って走査しつつ、原稿の片面の画像の読み取りを行う。なお、第一読み取り部20Aでは、可動な読み取り開口部を構成する可動の走査ユニットU1、U2を有する。
そして、原稿dがADF10により自動給紙されてプラテンローラ13の周囲を回る場合には、第2プラテンガラス22下に光源23とミラー24aとが移動した状態で、原稿第一面の読み取りが行われる。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD26から図示されない画像処理部に送られる。なお、この状態では、第一読み取り部20Aでは、可動な読み取り開口部を構成する可動の走査ユニットはU1’、U2’として示す位置に留まる。
また、第二読み取り部20Bは、線状光源201とCCD等からなるラインセンサ202で構成されたCIS(コンタクト・イメージ・センサ)による原稿に密着して画像を読み取る密着型の第二読み取り部であり、搬送される原稿の第二面を読み取る固定の第二読み取り部である。
そして、原稿dがADF10により自動給紙されてプラテンローラ13の周囲を回る場合には、これと並行して、第二読み取り部20Bにより原稿dの第二面の読み取りが行われる。そして、読み取られた原稿dの画像データは、第二読み取り部20Bから図示されない画像処理部に送られる。
このようにして、第一面と第二面との画像が並行して読み取られた原稿dは、排紙皿19に積載されていく。
また、一様な白色濃度を有するユポ紙などで構成された第一の濃度基準部材としての第一白色基準部材27が、プラテンガラス21近傍に設けられている。そして、原稿の読み取りに先立って、この第一白色基準部材27下に光源23とミラー24aとが移動した状態で読み取って得た画像データから、第一読み取り部20Aでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データが採取され、この光量分布を補正するための第一シェーディング補正データが生成される。
そして、第二読み取り部20Bにおいては、後述するように、原稿の読み取りに先立って、第二白色基準部材29としてのEL光源17を読み取って得た画像データから、第二読み取り部20Bでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データが採取され、この光量分布を補正するための第二シェーディング補正データが生成される。
ここで、図1を参照して、第二読み取り部20Bの構成について説明する。
この第二読み取り部20Bは、読み取り位置周辺に透明な窓部を備えており読み取り時に原稿と接する透明窓部としてのコンタクトガラス212を備えている。なお、第二読み取り部20Bは、筐体としてのフレーム211とコンタクトガラス212とで、イメージセンサ202が密閉された状態に構成されている。
そして、このような密閉型の構成において、その内部に、光源201、第二の濃度基準部材としての第二白色基準部材29(EL光源17)、光学系203、イメージセンサ202を備えて構成されている。
この構成において、図1の紙面垂直方向を長手方向としてイメージセンサ202が配置されており、これに合わせて光源201や第二白色基準部材29やコンタクトガラス212やその他の各部も構成されている。なお、この長手方向を主走査方向と呼ぶことにする。
ここで、コンタクトガラス212は、主走査方向と垂直な方向、すなわち原稿搬送方向あるいはその逆方向、図1において紙面左右方向に移動可能に構成されている。
そして、通常の原稿読み取り時には、コンタクトガラス212はバネ213により付勢されて原稿搬送方向に移動しており、図1(a)のように、コンタクトガラス212の内面に取り付けられた光源201から照射された光が原稿で反射されて、コンタクトガラス212の内面に配置された光源201と第二白色基準部材29との間を通過し、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する。
一方、シェーディング補正時などにおいては、図1(b)のように、原稿搬送時と反対方向に回転する搬送ローラ16によってコンタクトガラス212は原稿搬送方向とは反対方向に移動しており、コンタクトガラス212の内面に配置された第二白色基準部材29から発せられる光が、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する。
なお、ここでは、バネ213と搬送ローラ16とによってコンタクトガラス212が所定の位置に移動させられており、第二白色基準部材29を所定の位置に移動させる移動手段を構成している。ここで、バネ213と搬送ローラ16を使用する代わりに、バネ213の位置にアクチュエータを設けたり、あるいは、コンタクトガラス212を介さずに第二白色基準部材29を直接移動させる移動手段を用いてもよい。
なお、本願明細書において、第二白色基準部材29は、発光状態にされたEL光源17を意味するものとする。この場合、第二白色基準部材29としては、EL光源以外にも面発光を行える発光体を用いることが可能である。また、EL光源17を用いる場合には、有機EL発光体であるか、無機EL発光体であるかは問わないものとする。
この場合に、第二読み取り部20Bは、密着型読み取り部であり、その内部に基準濃度として構成された濃度基準部材29を有するため、原稿が読み取られる位置から離れた位置に濃度基準部材が存在することになり、ゴミや傷が濃度基準部材に付着することがなくなる。また、第二白色基準部材29としてEL光源17を面発光させることにより、密着型読み取り部の内部であっても、所望の基準濃度を実現することが可能になる。また、後述するように、発光量を調整することで、所望の濃度を実現することができる。
〈画像読み取り装置の電気的構成〉
図2は本発明の第1の実施形態の画像読み取り装置内の詳細構成を示すブロック図である。なお、この図2では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像読み取り装置として既知の部分については省略してある。
画像読み取り装置100は、原稿を搬送しつつ、一度に両面の画像を読み取って両面の画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置、すなわち、第一読み取り部20Aと第二読み取り部20Bとを有し、シートスルー型の読み取りを原稿両面に対して実行する機能を有する画像読み取り装置である。
また、この画像読み取り装置100は、第一白色基準部材・第二白色基準部材を読み取って得た画像データに含まれる主走査方向の光量の違いを示す光量分布データを採取して、該光量分布データに基づいて光量分布を均一にするためのシェーディング補正データを両面分算出し、該シェーディング補正データに基づいて原稿の両面の画像データにシェーディング補正を実行する機能を有する。
この画像読み取り装置100において、101はCPUなどで構成されており、各部を制御する制御手段としての制御部である。
そして、この制御部101は、第二白色基準部材29を読み取った際の出力値が予め定められた所定の値に一致するように、エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する機能を有する。
また、この制御部101は、第一白色基準部材27を読み取った際の出力値と、第二白色基準部材29を読み取った際の出力値とが一致するように、エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する機能を有する。
111は第一読み取り部20Aの電気的構成部分であり、第一読み取り部20Aの撮像素子や駆動回路などが該当する。
112は第二読み取り部20Bの電気的構成部分であり、第二読み取り部20Bの光源201や撮像素子202や駆動回路などが該当する。
121は第一読み取り部111の読み取りアナログ信号をディジタルデータに変換するA−D変換部である。
122は第二読み取り部112の読み取りアナログ信号をディジタルデータに変換するA−D変換部である。
131は第一読み取り部111で読み取られてA−D変換部121で生成された第一画像データに各種画像処理を施す際の第一画像処理部である。
132は第二読み取り部112で読み取られてA−D変換部122で生成された第二画像データに各種画像処理を施す際の第二画像処理部である。
141は第一読み取り部111での読み取り特性に応じてシェーディング補正を行うための第一シェーディング補正データが格納される第一データメモリである。
142は第一読み取り部112での読み取り特性に応じてシェーディング補正を行うための第二シェーディング補正データが格納される第一データメモリである。
151は第一シェーディング補正データによって第一画像データにシェーディング補正を施す第一シェーディング補正部である。
152は第一シェーディング補正データによって第二画像データにシェーディング補正を施す第二シェーディング補正部である。
160は各種画像処理とシェーディング補正とが施された画像データが格納される画像メモリであり、図示されない通信手段としてのインタフェースなどを介して、制御部101の制御に基づいて画像データが外部機器に対して出力される。
170は操作部であり、電源オン・オフ、読み取り開始、読み取り時の各種設定の入力などがなされ、入力されたキーに応じたキーデータが制御部101に送出される。
180は画像読み取り装置の表示部であり、制御部101の制御に基づいて、各種状態あるいは各種メッセージを文字や数値コードや絵文字などによって表示する。あるいは、この表示部180は、必要に応じて、音声や光の点滅によって表示や報知する。
なお、この実施形態において、「第一シェーディング補正データ」は、第一読み取り部20Aによる第一白色基準部材27の読み取りデータから生成される。
また、この実施形態において、「第二シェーディング補正データ」は、第二読み取り部20Bによる第二白色基準部材29の読み取りデータから生成される。
191はEL光源であり、図1におけるEL光源17であり、発光時には第二白色基準部材29を構成している。192はEL駆動部であり、制御部101の制御に基づいて、第二読み取り部20B(112)が第二白色基準部材29を読み取る際にEL光源191を所定の光量あるいは輝度で発光させる。
194は読み取り部の読み取りの方向(主走査方向)と直交する副走査方向にコンタクトガラス212(EL光源191が配置されたコンタクトガラス212)もしくはEL光源191を移動させる移動主部である。この移動部194は、図1の場合には搬送ローラ16とバネ213であるが、専用のアクチュエータを用いてもよい。
〈第一の実施形態の動作状態〉
以下、第一の実施形態の画像読み取り装置の動作について、図4のフローチャートを参照して、詳細な動作説明を行う。なお、図4は本実施形態の特徴部分の動作を示したフローチャートであり、画像読み取り装置として一般的で既知の動作については省略してある。
まず、工場出荷時あるいはサービスマンによる調整時において、所定のキー入力が操作部170になされると、あるいは、外部のコンピュータ(図示せず)からの指示が与えられると、制御部101は、画像読み取り装置100を「第二白色基準部材発光駆動設定処理モード」として動作させる(図4のスタート)。
ここで、制御部101は、基準原稿をセットするようにとのメッセージを表示部180に表示する(図4中のステップS401)。ここで、基準原稿とは、原稿の両面が同じ濃度(白色度)等の特性を有する原稿である。基準原稿がセットされ、読み取りの指示が操作部170あるいは外部コンピュータから与えられると、制御部101は第一読み取り部111と第二読み取り部112とに基準原稿の読み取りを実行させる(図4中のステップS401)。
この際、コンタクトガラス212はバネ213により付勢されて原稿搬送方向に移動しており、図1(a)のように、コンタクトガラス212の内面に取り付けられた光源201から照射された光が原稿で反射されて、コンタクトガラス212の内面に配置された光源201と第二白色基準部材29との間を通過し、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する。
この基準原稿の読み取りにより、第一読み取り部111、A-D変換部121、第一画像処理部131から第一画像データが得られ、第二読み取り部112、A-D変換部122、第二画像処理部132から第二画像データが得られる。そして、この第一画像データと第二画像データの信号値のピーク部分、あるいは、第一画像データと第二画像データの中央付近の信号値が等しくなるように、制御部101は第一読み取り部111と第二読み取り部112との利得調整を実行する(図4中のステップS402)。
この場合、第一読み取り部111、第二読み取り部112内部のアンプの利得、あるいは、信号経路のいずれかに配置されたアンプ(図示せず)の利得を、上述した信号値が等しくなるように制御部101が調整する。
この後、制御部101は、移動部194としての搬送ローラ16をコンタクトガラス212に接触させる(押し当てる)と共に、原稿搬送時とは逆方向に所定量だけ回転させる。これにより、コンタクトガラス212が図1(b)のようになり、EL光源17が、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する光路上に位置する。
この状態で、制御部101はEL駆動部192を介してEL光源17を点灯させ(図4中のステップS403)、EL光源17を第二白色基準部材29として動作させる。
この結果、図1(b)のように、原稿搬送時と反対方向に回転する搬送ローラ16によってコンタクトガラス212は原稿搬送方向とは反対方向に移動しており、コンタクトガラス212の内面に配置された第二白色基準部材29から発せられる光が、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する。
また、制御部101は、第一読み取り部111に第一白色基準部材27の読み取りを実行させる(図4中のステップS404)。そして、制御部101は、第二読み取り部112に第二白色基準部材29(発光状態のEL光源17)の読み取りを実行させる(図4中のステップS405)。
この状態で、制御部101は、第一読み取り部111による第一白色基準部材27の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値と、第二読み取り部112による第二白色基準部材29の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値とが等しいかを判断し(図4中のステップS406)、値が等しくなるまでEL駆動部192からのEL光源17への駆動電圧を調整する(図4中のステップS407)。
第一読み取り部111による第一白色基準部材27の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値と、第二読み取り部112による第二白色基準部材29の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値とが等しくなれば(図4中のステップS406でYES)、制御部101は、EL駆動部192からのEL光源17への駆動電圧を記憶し(図4中のステップS408)、「第二白色基準部材発光駆動設定処理モード」を終了させる。
そして、これ以後は、制御部101はこの記憶値によりEL光源17を発光駆動し、既知のシェーディング補正を実行する。
また、制御部101の指示によって搬送ローラ16のコンタクトガラス212への接触を解除することで、コンタクトガラス212はバネ213によって付勢され、通常の読み取り位置に戻る。
以上のような「第二白色基準部材発光駆動設定処理モード」を実行することで、EL光源17による第二白色基準部材29の第二読み取り部112による読み取り結果は、ピーク値あるいは中央部分の値では、第一読み取り部111による第一白色基準部材27の読み取り結果と等しくなる。そして、周辺部は光量低下などが生じているため、所定のシェーディング補正を実行すればよい。
そして、密着型の第二読み取り部20B(112)では、第二白色基準部材29(EL光源17)が読み取り位置から離れた位置に存在するため、ゴミ付着や傷が発生しない状態になる。
さらに、密着型の第二読み取り部20B(112)では、第二白色基準部材29(EL光源17)が、開口部がコンタクトガラス212で密閉された第二読み取り部20Bの内部に位置に存在するため、ゴミ付着や傷が発生しない状態になる。
また、第二白色基準部材29としてのEL光源17の駆動電圧を調整することにより、ピーク値あるいは中央部分の値で、第一白色基準部材27の読み取り結果と一致させることが可能になり、異なるタイプの読み取り部を備えた両面画像読み取り装置において、両面で正確なシェーディング補正が可能になる。
この場合、両面の白色基準部材の読み取り結果でピーク値や中央部分の値が等しくなることで、シェーディング補正データの生成、シェーディング補正回路における補正の演算などを高い精度で実行することが可能になる。
なお、従来の白色基準部材の場合には、端部での光量低下を抑制するためには、イメージセンサの端部より20mm程度大きく構成しておく必要があった。これに対し、EL光源17では自発光するため、従来の反射型の白色基準部材ほど大きく構成する必要はなく、センサの端部より5mm程度大きく構成しておけばよくなる。このため、省スペースに貢献でき、結果として、センサを小さくすることに貢献できる。
なお、この際に、白色基準部材29はコンタクトガラス212付近に位置しているため、通常の読み取り位置と近い位置であって、フォーカスの問題も生じない。
〈第二の実施形態の動作状態〉
以下、第二の実施形態の画像読み取り装置の動作について、図5のフローチャートを参照して、詳細な動作説明を行う。なお、図5は本実施形態の特徴部分の動作を示したフローチャートであり、画像読み取り装置として一般的で既知の動作については省略してある。
この第二の実施形態としては、図2および図3の画像読み取り装置において、第一読み取り部111を備えずに、第二読み取り部112を備えた片面の画像読み取り装置を想定する。
以下、この第二の実施形態では、図2および図3の第二読み取り部112を単に読み取り部112、第二白色基準部材29を白色基準部材29、第二画像処理部132を画像処理部132、第二データメモリ142をデータメモリ、第二シェーディング補正部152をシェーディング補正部152と呼ぶことにする。
まず、工場出荷時あるいはサービスマンによる調整時において、所定のキー入力が操作部170になされると、あるいは、外部のコンピュータ(図示せず)からの指示が与えられると、制御部101は、画像読み取り装置100を「白色基準部材発光駆動設定処理モード」として動作させる(図5のスタート)。
ここで、制御部101は、基準原稿をセットするようにとのメッセージを表示部180に表示する(図5中のステップS501)。ここで、基準原稿とは、原稿の読み取り面が所定の濃度(白色度)等の特性を有する原稿である。
基準原稿がセットされ、読み取りの指示が操作部170あるいは外部コンピュータから与えられると、制御部101は読み取り部112に基準原稿の読み取りを実行させる(図5中のステップS501)。
この基準原稿の読み取りにより、読み取り部112、A-D変換部122、画像処理部132から画像データが得られる。
この際、コンタクトガラス212はバネ213により付勢されて原稿搬送方向に移動しており、図1(a)のように、コンタクトガラス212の内面に取り付けられた光源201から照射された光が原稿で反射されて、コンタクトガラス212の内面に配置された光源201と第二白色基準部材29との間を通過し、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する。
そして、この画像データの信号値のピーク部分、あるいは、中央付近の信号値が、予め定められた所定の値に等しくなるように、制御部101は読み取り部112の利得調整を実行する(図5中のステップS502)。この場合、読み取り部112内部のアンプの利得、あるいは、信号経路のいずれかに配置されたアンプ(図示せず)の利得を、上述した信号値に等しくなるように制御部101が調整する。
この後、制御部101は、移動部194としての搬送ローラ16をコンタクトガラス212に接触させると共に、原稿搬送時とは逆方向に回転させる。これにより、コンタクトガラス212が図1(b)のようになり、EL光源17が、光学系203を経由してイメージセンサ202に結像する光路上に位置する。
そして、制御部101はEL駆動部192を介してEL光源17を点灯させ(図5中のステップS503)、EL光源17を白色基準部材29として動作させる。
ここで、制御部101は、読み取り部112に白色基準部材29(発光状態のEL光源17)の読み取りを実行させる(図5中のステップS504)。
この状態で、制御部101は、読み取り部112による白色基準部材29の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値が所定の値と等しいかを判断し(図5中のステップS505)、値が等しくなるまでEL駆動部192からのEL光源17への駆動電圧を調整する(図5中のステップS506)。
読み取り部112による白色基準部材29の読み取り結果のピーク値あるいは中央部分の値が所定値と等しくなれば(図5中のステップS505でYES)、制御部101は、EL駆動部192からのEL光源17への駆動電圧を記憶し(図5中のステップS507)、「白色基準部材発光駆動設定処理モード」を終了させる。
そして、これ以後は、制御部101はこの記憶値によりEL光源17を発光駆動し、既知のシェーディング補正を実行する。
また、制御部101の指示によって搬送ローラ16のコンタクトガラス212への接触を解除することで、コンタクトガラス212はバネ213によって付勢され、通常の読み取り位置に戻る。
以上のような「白色基準部材発光駆動設定処理モード」を実行することで、EL光源17による白色基準部材29の読み取り部112による読み取り結果は、ピーク値あるいは中央部分の値では、所定の値と等しくなる。すなわち、適切な白色基準部材を読み取った状態になる。ここで、周辺部は光量低下などが生じているため、所定のシェーディング補正を実行すればよい。
そして、密着型の読み取り部20B(112)では、白色基準部材29(EL光源17)が読み取り位置から離れた位置に存在するため、ゴミ付着や傷が発生しない状態になる。
さらに、密着型の第二読み取り部20B(112)では、白色基準部材29(EL光源17)が、開口部がコンタクトガラス212で密閉された第二読み取り部20Bの内部に位置に存在するため、ゴミ付着や傷が発生しない状態になる。
この結果、原稿を搬送しつつ画像を読み取って画像データを生成する場合に、固定の読み取り部でのシェーディング補正に関して、密着型の読み取り部を用いた場合の白色基準部材の問題(ゴミ付着、傷発生)を解消しつつ、正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
なお、従来の白色基準部材の場合には、端部での光量低下を抑制するためには、イメージセンサの端部より20mm程度大きく構成しておく必要があった。これに対し、EL光源17では自発光するため、従来の反射型の白色基準部材ほど大きく構成する必要はなく、センサの端部より5mm程度大きく構成しておけばよくなる。このため、省スペースに貢献でき、結果として、センサを小さくすることに貢献できる。
なお、この際に、白色基準部材29はコンタクトガラス212付近に位置しているため、通常の読み取り位置と近い位置であって、フォーカスの問題も生じない。
〈その他の実施形態(1)〉
以上の具体例では、搬送ローラ16によってコンタクトガラス212を移動させていたが、搬送ローラ16を用いる代わりに専用にアクチュエータや専用のローラを用いる構成に変えてもよい。
また、コンタクトガラス212ごとEL光源を移動させていたが、コンタクトガラス212内側のEL光源のみをアクチュエータなどによって移動させる構成であってもよい。
〈その他の実施形態(2)〉
以上の第一の実施形態では、第一読み取り部111が縮小光学系を有する読み取り部であり、第二読み取り部112が固定状態の密着型の読み取り部であったが、両方が固定状態の密着型の読み取り部の場合にも、少なくとも一方の読み取り部で上述したEL光源を白色基準部材として用いることで、ゴミや傷の問題を解消しつつ、両面の白色基準部材の読み取り信号値を一致させられるという、良好な効果を得ることが可能である。
〈その他の実施形態(3)〉
以上の実施形態におけるEL駆動部192からのEL光源17の駆動電圧については、EL光源17の劣化などにより光量が低下することがあるため、定期的に本実施形態の白色基準部材発光駆動設定処理を実行することが望ましい。
〈その他の実施形態(4)〉
以上の第一の実施形態では、EL光源17を所定の光量で発光させることにより第二白色基準部材29を構成していたが、これに限定されず、EL光源17を異なる光量で発光させて、グレースケールのように用いることが可能である。これにより、白色によるシェーディング補正だけでなく、グレーによるシェーディング補正も可能になり、第二読み取り部112の階調特性とシェーディング特性との総合的な調整も可能になる。
〈その他の実施形態(5)〉
以上の実施形態では、第二白色基準部材にのみEL光源を採用した構成例で説明してきたが、第一白色基準部材にEL光源を使用しても何ら問題はない。そして、第一白色基準部材にEL光源を用いることでも、同様に優れた作用効果を奏することが可能になる。
〈その他の実施形態(6)〉
なお、以上の実施形態では、画像読み取り装置を具体例にして説明してきたが、画像読み取り装置を備えた画像形成装置やファクシミリ装置や複合装置の場合にも上述した制御や処理を実行することで、同様の優れた効果を奏することが可能になる。
本発明の実施形態の画像読み取り装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置の機械的な構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像読み取り装置
101 制御部
111 第一読み取り部
112 第二読み取り部
121 A−D変換部
122 A−D変換部
131 第一画像処理部
132 第二画像処理部
141 第一データメモリ
142 第二データメモリ
151 第一シェーディング補正部
152 第二シェーディング補正部
160 画像メモリ
170 操作部
180 表示部
191 EL光源
192 EL駆動部

Claims (8)

  1. 密着型読み取り部により原稿を読み取る画像読み取り装置であって、
    前記密着型読み取り部の内部に、基準濃度として構成された濃度基準部材を有する、
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 密着型読み取り部により原稿を読み取る画像読み取り装置であって、
    前記密着型読み取り部の内部に、面発光体を発光させることにより基準濃度として構成された濃度基準部材を有する、
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 前記濃度基準部材は、エレクトロルミネッセンス光源により構成されて面発光を行う、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する光量調整部を備え、
    基準濃度の調整が可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
  5. 前記光量調整部は、該密着型読み取り部における前記濃度基準部材の読み取り結果が所定の値になるように前記エレクトロルミネッセンス光源の光量を調整する、
    ことを特徴とする請求項4記載の画像読み取り装置。
  6. 読み取り位置周辺に透明な窓部を備えており読み取り時に原稿と接する透明窓部と、
    前記透明窓部の長手方向と垂直な方向に該透明窓部を移動させる移動部と、
    を備え、
    前記濃度基準部材は、該透明窓部の内側であって、基準濃度を読み取る際には、前記移動部によって、読み取りを行う光路中に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
  7. 原稿の読み取り領域の長手方向と垂直な方向に前記濃度基準部材を移動させる移動部を備え、
    前記濃度基準部材は、基準濃度を読み取る際には、前記移動部によって、読み取りを行う光路中に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記濃度基準部材はシェーディング補正のための白色基準部材として用いられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像読み取り装置。
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