JP2010245775A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動原稿搬送装置(ADF)を備え、ページ毎に光量を補正する画像読取装置において、原稿読取速度を低下させることなく、光量補正の精度を維持できる構成を提供する。
【解決手段】複合機が備えるイメージスキャナ装置は、スキャナユニットと、第1基準白板57と、ADFと、CPUと、を備える。スキャナユニットは、光源51を有する。第1基準白板57は、スキャナユニットによる原稿読取領域91の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、その一部がスキャナユニットの走査可能領域92に配置される。ADFは、原稿読取領域91へ原稿を1枚ずつ供給する。CPUは、原稿が原稿読取領域91へ1枚供給される毎に、スキャナユニットで第1基準白板57を読み取って光量測定値を取得し、得られた光量測定値と、第1基準白板57を予め読み取って得られた光量補正基準値と、に基づいて、光量補正を原稿のページ毎に行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置に関する。詳細には、自動原稿搬送装置で搬送される原稿に光源からの光を照射して読み取る構成において、光源の光量変化に基づいて画像データを補正する技術に関する。
一般的に、画像読取装置において原稿を読み取るために用いられる光源は、経年変化により光量が次第に低下する。また、光源の光量は、点灯後の時間の経過によっても低下する。そのため、画質を維持して画像を読み取るには、上記のような光源の光量の変化を何らかの形で補正する必要がある。
特許文献1は、上記の課題を解決するための光量補正手段を備えた画像読取装置を開示する。この特許文献1の画像読取装置は自動原稿搬送装置(ADF装置)を備えており、また、原稿の画像データを読み取る光学読取ユニットの原稿読取領域内には白基準板が設置されている。この画像読取装置でADF装置による原稿読取を行う際は、搬送されてくる原稿のページ間において、白基準板を光学読取ユニットのイメージセンサによって読み取り、光量測定値を取得する。画像読取装置は、得られた光量測定値と、予め同様の方法で取得した光量補正基準値と、を用いて、読取ページ毎の光量補正係数を算出して設定する。そして、読み取られた原稿画像データに対し、上記のようにして取得された光量補正係数に基づいて光量補正が行われる。
特開2003−230007号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、原稿と原稿の間のタイミングに合わせて白基準板を確実に読み取る必要があるので、近年のADFの高速搬送のニーズに応えることが難しく、この点で改善の余地が残されていた。また、基準部材の汚れによって光量測定値の誤差が大きくなり、光量補正の精度が低下する点においても改善が求められていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、自動原稿搬送装置を備える画像読取装置において、ページ毎に光量補正を精度良く行うことができるとともに、ADFの高速搬送にも適合的な画像読取装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の画像形成装置が提供される。即ち、この画像読取装置は、スキャナ部と、基準部材と、自動原稿搬送装置と、制御部と、を備える。前記スキャナ部は、光源を有する。前記基準部材は、前記スキャナ部による原稿読取領域の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、少なくともその一部が前記スキャナ部の走査可能領域に配置される。前記自動原稿搬送装置は、前記原稿読取領域へ原稿を1枚ずつ供給する。前記制御部は、原稿が前記原稿読取領域へ1枚供給される毎に、前記スキャナ部で前記基準部材を読み取って光量測定値を取得し、得られた光量測定値と、前記基準部材を予め読み取って得られた光量補正基準値と、に基づいて、光量補正を原稿のページ毎に行う。
これにより、ページ毎に光量補正が行われるので、光源の光量の変化による原稿の明度の不均一さを軽減して原稿を読み取ることができる。また、基準部材が原稿読取領域から外れた位置に配置されるので、基準部材が原稿で隠れることがなく、任意のタイミングで基準部材を読み取ることができる。従って、原稿が高速で搬送されている場合においても、ページ毎に光量測定値を確実に取得して光量補正を行うことができる。
前記の画像読取装置においては、前記基準部材は、前記原稿読取領域に配置された透明板よりも前記スキャナ部側に設置されることが好ましい。
これにより、基準部材が例えば原稿によって汚れることを防止できるので、光量補正の精度を長期間にわたって良好に維持することができる。
前記の画像読取装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記スキャナ部は、前記自動原稿搬送装置により搬送される原稿が前記原稿読取領域を通過した後、次の原稿が当該原稿読取領域に差し掛かる前のタイミングで前記基準部材を読み取る。前記制御部は、得られた前記光量測定値に基づいて、その直後に前記原稿読取領域へ搬送される原稿のページの光量補正を行う。
これにより、原稿の読取りと光量測定とを異なるタイミングで行うことができるので、制御を容易に簡素化することができる。
ただし、前記の画像読取装置においては、以下の構成とすることもできる。即ち、前記スキャナ部は、前記自動原稿搬送装置により前記原稿読取領域へ搬送された原稿のページの読取中に前記基準部材を読み取る。前記制御部は、得られた前記光量測定値に基づいて、次に前記原稿読取領域へ搬送される原稿のページの光量補正を行う。
これにより、原稿の読取りと光量測定とが並行して行われるので、自動原稿搬送装置による原稿搬送の高速化に対応することが一層容易になる。
前記の画像読取装置においては、前記制御部は、原稿のページの読取データに対してシェーディング補正を行う際に、前記シェーディング補正の補正ゲインを前記光量測定値に応じて変更することが好ましい。
これにより、光量補正とシェーディング補正の両方を一度の処理で行うことができるので、処理速度を向上させることができる。
前記の画像読取装置においては、前記基準部材は、シェーディング補正のために読み取られるシェーディングプレートの近傍に配置されていることが好ましい。
これにより、例えば工場出荷時において、シェーディングプレートの読取りと基準部材の読取りとをまとめて素早く行うことができるので、作業効率を向上させることができる。
前記の画像読取装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この画像読取装置は、第2スキャナ部と、第2基準部材と、を備える。前記第2スキャナ部は、第2光源を有するとともに、前記スキャナ部で読み取られる原稿のページとは反対側の面のページを読み取る。前記第2基準部材は、前記第2スキャナ部による原稿読取領域の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、少なくともその一部が前記第2スキャナ部の走査可能領域に設置される。前記制御部は、前記第2スキャナ部で前記第2基準部材を読み取って得られた第2光量測定値と、前記第2基準部材を予め読み取って得られた第2光量補正基準値と、に基づいて、ページ毎の光量補正を行う。前記制御部は、前記スキャナ部で読み取られたページの光量補正と、前記第2スキャナ部で読み取られたページの光量補正とを、互いに独立に行う。
これにより、原稿の表裏両面を読取可能な構成において、2つのスキャナ部それぞれが備える光源の光量の変化に応じて、原稿の表と裏の各ページの光量を適切に補正することができる。
本実施形態に係る画像読取装置としてのイメージスキャナ装置を含むコピーファクシミリ複合機の様子を示す外観斜視図。 イメージスキャナ装置の内部の構成を示す正面断面図。 本体側スキャナユニットの原稿読取領域及び走査可能領域と第1基準白板との位置関係を示す平面図。 イメージスキャナ装置のブロック図。 シェーディング補正係数及び光量補正基準値を取得する場合の制御を示すフローチャート。 ADF読取りにおける制御を示すフローチャート。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施形態に係る画像読取装置としてのイメージスキャナ装置10を含むコピーファクシミリ複合機20の様子を示す外観斜視図、図2はイメージスキャナ装置10の内部の構成を示す正面断面図である。
図1に示すコピーファクシミリ複合機20は、ブックスキャナ及びオートドキュメントフィードスキャナとして機能するイメージスキャナ装置10を上部に備えている。また、複合機20は、ファクシミリ送信先及び原稿読取等を指示するための操作パネル77を備えている。
更に、複合機20は、用紙に画像を形成する画像形成部等を内蔵した本体78と、用紙を順次供給する給紙カセット79と、を備えている。前記本体78は、通信回線を介して画像データを伝送するための図略の送受信部等を備えている。
図2に示すように、イメージスキャナ装置10は、筐体19と、プラテンガラス22と、原稿台カバー21と、を備えている。筐体19は、複合機20の本体78の上部に配置されており、ほぼ直方体状に形成されている。筐体19の上面には前記プラテンガラス22が配置され、このプラテンガラス22の上側を覆うように原稿台カバー21が配置される。更に、この原稿台カバー21には自動原稿搬送装置(ADF)25が備えられている。また、イメージスキャナ装置10は、原稿を読み取るための本体側スキャナユニット(スキャナ部)50及びADF側スキャナユニット(第2スキャナ部)60を備えている。
図2に示すように、ADF25は原稿トレイ23と排出トレイ24とを備える。また、ADF25は、原稿トレイ23と排出トレイ24とを繋ぐ湾曲状の原稿搬送経路30を備えている。そして、原稿トレイ23から原稿搬送経路30に原稿が供給される箇所にはピックアップローラ31が配置されている。
この構成により、ピックアップローラ31が駆動されることで、原稿トレイ23に重ねてセットされた原稿を1枚ずつ分離して前記原稿搬送経路30に沿って搬送することができる。その後、原稿は各種ローラにより原稿搬送経路30の下流側へ搬送される。
図2に示すように、原稿搬送経路30の中途部には透明部材としてのコンタクトガラス59が設置されており、このコンタクトガラス59の上面に接するようにプラテンローラ32が配置されている。そして、このコンタクトガラス59上を通過する原稿は本体側スキャナユニット50によって走査され、読み取られる。
本体側スキャナユニット50について説明する。この本体側スキャナユニット50は前記筐体19の内部に設置されるとともに、ADF25及びプラテンガラス22の下方(前記原稿搬送経路30の外側)に配置されている。また、この本体側スキャナユニット50は、光源51と、反射ミラー52,53,54と、集光レンズ55と、本体側読取センサ(読取センサ)56と、を備えている。本実施形態において、前記本体側読取センサ56は電荷結合素子(CCD)を備えて構成されている。
光源51及び反射ミラー52は、筐体19内で副走査方向に移動可能な第1キャリッジ81に配置されている。また、反射ミラー53,54も同様に、筐体19内で副走査方向に移動可能な第2キャリッジ82に配置されている。第1キャリッジ81及び第2キャリッジ82は図示しないベルト部材に取り付けられており、図略のモータが駆動されることで適宜移動することができる。
上記の本体側スキャナユニット50において、例えば蛍光灯からなる光源51が前記コンタクトガラス59又はプラテンガラス22に対して光を照射し、反射ミラー52,53,54は原稿からの反射光を反射させる。そしてこの反射光を集光レンズ55で収束させて、この収束光が本体側読取センサ56の光電面で結像するように構成されている。
ADF側スキャナユニット60について説明する。図2に示すように、このADF側スキャナユニット60はハウジング70を備え、このハウジング70は、U字状に構成された前記原稿搬送経路30に内側から接するようにして、原稿搬送経路30の内側に設置されている。また、ハウジング70の下面には透明部材としての読取ガラス66が配置されるとともに、この読取ガラス66に対向する位置にはプラテンローラ38がADF25本体部分に配置されている。
ADF側スキャナユニット60は、光源(第2光源)61と、反射ミラー62,63,64,65と、集光レンズ67と、ADF側読取センサ(第2読取センサ)68と、を備えている。これら光源61、反射ミラー62,63,64,65、集光レンズ67及びADF側読取センサ68は、密閉されたハウジング70の内部に設置されている。また、ADF側読取センサ68はCCDを備えて構成されている。
上記のADF側スキャナユニット60において、光源61は読取ガラス66に対して光を照射し、反射ミラー62,63,64,65は原稿からの反射光を反射させる。そしてこの反射光を集光レンズ67で収束させて、この収束光がADF側読取センサ68の光電面で結像するように構成されている。
以上の構成において、イメージスキャナ装置10をオートドキュメントフィードスキャナとして使用する場合は、本体側スキャナユニット50の第1キャリッジ81及び第2キャリッジ82を図2に示す位置まで移動させ、静止させておく。この状態では、前記反射ミラー52はコンタクトガラス59と上下方向で対応するように配置されるとともに、前記光源51はコンタクトガラス59の近傍に配置される。この状態でADF25を駆動することにより、原稿が原稿搬送経路30に沿って搬送される。そして、プラテンローラ32の部分(コンタクトガラス59の上側)を通過する原稿の表側の面は、本体側スキャナユニット50によって走査されて読み取られる。
表側の面が読み取られた原稿は、原稿搬送経路30を更に搬送される。そして、プラテンローラ38の部分(読取ガラス66の下側)を通過する原稿の裏側の面は、ADF側スキャナユニット60によって走査されて読み取られる。以上により、原稿の表裏両面の読取りを実現することができる。両面の読取りが完了した原稿は、原稿搬送経路30から排出トレイ24に排出される。
一方、イメージスキャナ装置10をブックスキャナとして使用する場合は、反射ミラー52をプラテンガラス22に沿って移動させる。これによって、プラテンガラス22上に置かれた原稿を本体側スキャナユニット50により走査して読み取ることができる。
本体側スキャナユニット50において、原稿の表側の面からの反射光は前述のとおり本体側読取センサ56へ導かれて結像し、本体側読取センサ56は原稿の画像情報に応じた電気信号を出力する。同様に、ADF側スキャナユニット60において、原稿の裏側の面からの反射光はADF側読取センサ68に導かれて結像し、ADF側読取センサ68は原稿の画像情報に応じた電気信号を出力する。この信号は適宜変換処理されて、適宜の記憶部(具体的には、後述のイメージメモリ)に画像データとして保存される。この画像データは、必要に応じて、例えば複合機20が備える画像形成部又は送受信部等に出力される。
次に、画像データの光量補正及びシェーディング補正を行うための構成について説明する。図3は、本体側スキャナユニット50の原稿読取領域91及び走査可能領域92と第1基準白板57との位置関係を示す平面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の複合機20は、本体側スキャナユニット50で読取可能な基準部材としての第1基準白板57を備えている。この第1基準白板57は薄いシート状の部材として構成され、イメージスキャナ装置10をオートドキュメントフィードスキャナとして使用するときの原稿読取領域91から、主走査方向の外側に設置される。
以下、図3を参照して具体的に説明する。即ち、コンタクトガラス59上には、原稿の内容を読み取って画像データを取得できる領域(原稿読取領域91)が設定されている。この原稿読取領域91は、ADF25による原稿搬送経路30に対面する位置に設定されている。また、原稿読取領域91の大きさ(原稿幅方向の寸法)は、ADF25にセットできる原稿の最大サイズ(例えば、日本工業規格のA3サイズ)の幅に対して、適宜のマージンを加算した値となっている。
そして、前記光源51及び前記反射ミラー52は、その長手方向が前記原稿読取領域91の長手方向と平行となるように配置されているが、その長さは、前記原稿読取領域91の幅よりも若干長くなるように(更に言えば、コンタクトガラス59の長さを含んで更に長くなるように)設定されている。従って、本体側読取センサ56は原稿読取領域91よりも広い幅の領域(走査可能領域92)を走査して画素データを出力することができるが、そのうちの前記原稿読取領域91の部分のみが取り出され、最終的な画像データとして使用されることになる。
以上の構成において、前記第1基準白板57は、原稿読取領域91の一端よりも主走査方向外側に配置される。また、第1基準白板57は、その一部の領域が前記走査可能領域92に含まれるように配置されている。また、第1基準白板57は、コンタクトガラス59の一側の端部近傍であって、当該コンタクトガラス59から見て本体側スキャナユニット50が設置されている側(即ち、筐体19の内側)に設置されている。
この第1基準白板57は、前記光源51の端部及び前記反射ミラー52の端部に対応する位置に配置されている。従って、光源51によって照射された光を第1基準白板57で反射させ、この反射光の強度を本体側読取センサ56で読み取ることができる。
一方、ADF側スキャナユニット60には、第2基準部材としての第2基準白板69が設置されている。この第2基準白板69は、第1基準白板57と同様に、読取ガラス66に設定されているADF側スキャナユニット60の原稿読取領域(図略)の端部よりも主走査方向の外側に配置されるとともに、前記ADF側スキャナユニット60の走査可能領域(図略)に第2基準白板69の一部が含まれるように配置される。また、第2基準白板69は、読取ガラス66から見て、ADF側スキャナユニット60が設置されている側(即ち、ハウジング70の内部)に設置されている。
図2及び図3に示すシェーディングプレート58は、本体側スキャナユニット50のシェーディング補正のために用いられるものであり、コンタクトガラス59の近傍(コンタクトガラス59とプラテンガラス22との間の位置)に設置されている。また、シェーディングプレート58は、第1基準白板57と同様に、筐体19の内側に設置されている。
第1基準白板57、第2基準白板69、及びシェーディングプレート58の表面(スキャナユニット50,60により読み取られる面)は、濃度ムラのない白色とされている。また、上述したとおり、第1基準白板57、第2基準白板69、及びシェーディングプレート58は、筐体19又はハウジング70の内部に配置されている。従って、これらの基準部材が外部の原稿等と接触することがないため、表面に汚れが付きにくい。この結果、光量補正及びシェーディング補正の精度を長期間にわたって良好に維持することができる。
図4は、複合機20が備えるイメージスキャナ装置10のブロック図である。図4に示すように、イメージスキャナ装置10は、本体側スキャナユニット50及びADF側スキャナユニット60のほか、演算部としてのCPU41と、記憶部としてのROM42及びRAM43と、を備えている。また、イメージスキャナ装置10は、2つの階調補正部48,49と、イメージメモリ75と、シェーディング補正係数記憶部71と、光量補正基準値記憶部72と、を備えている。
CPU41は、イメージスキャナ装置10に備えられる2つのスキャナユニット50,60、階調補正部48,49等を制御する制御部として機能する。この制御のためのプログラム及びデータ等は、記憶部としてのROM42に格納されている。また、前記RAM43は、上記プログラムを実行する際に必要となるデータ等を一時的に記憶することができる。
本体側スキャナユニット50はアナログフロントエンド(AFE)44を備えており、このAFE44は本体側読取センサ56に接続されている。原稿読取時において、本体側読取センサ56が備えるRGB各色の前記ラインセンサは、原稿内容を主走査方向に走査して1ライン分を読み取り、各ラインセンサの信号は前記AFE44によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。この主走査により、1ライン分の画素のデータがRGB各色の階調値としてAFE44から出力される。以上の処理を、原稿又は第1キャリッジ81が副走査方向に所定距離だけ送られる毎に反復することで、原稿全体の画像データをデジタル信号として得ることができる。
本体側スキャナユニット50は画像処理部(シェーディング補正部)46を備えており、前記AFE44が出力する画像データのデジタル信号は、この画像処理部46に入力される。この画像処理部46は、主走査ごとに1ラインずつ入力される画素データに対しシェーディング補正を行って、本体側スキャナユニット50の光学系に起因する読取ムラの補正を行う。
ADF側スキャナユニット60も本体側スキャナユニット50と同様に、AFE45及び画像処理部47を備えている。ADF側スキャナユニット60におけるAFE45及び画像処理部47の構成は本体側スキャナユニット50と同様であるので、詳細な説明は省略する。
階調補正部48,49は、スキャナユニット50,60から出力された画像データに対し、ガンマ補正等の補正処理を適宜行う。この階調補正部48,49によって補正された画像は、イメージメモリ75に入力されて記憶される。
前記イメージメモリ75は、2つのスキャナユニット50,60で読み取った画像(それぞれの画素におけるRGB各色の階調値)を記憶する。
シェーディング補正係数記憶部71及び光量補正基準値記憶部72は、工場出荷時等に設定されたシェーディング補正係数及び光量補正基準値を記憶することができる。このシェーディング補正係数記憶部71及び光量補正基準値記憶部72は、複合機20の電源を切っても内容が消えないメモリ(例えば、バッテリバックアップRAM、フラッシュメモリ等)により構成されている。また、シェーディング補正係数記憶部71及び光量補正基準値記憶部72は、シェーディングデータ及び光量補正基準値を、本体側スキャナユニット50及びADF側スキャナユニット60とで個別に記憶することができる。
本実施形態において、画像処理部46,47、階調補正部48,49等は、例えばASIC、FPGA等のハードウェアを用いて実現されている。ただし、画像処理(シェーディング補正)及び階調補正等の機能は、CPU41とプログラムの組合せ等により実現しても良い。
以上の構成の複合機20において、工場出荷のための調整作業時には、以下の手順でシェーディングデータと光量補正基準値とが取得される。即ち、複合機20に対して所定の指示がされると、CPU41は第1キャリッジ81を駆動するための図略のモータを制御して、シェーディングプレート58を読み取ることができる位置に反射ミラー52を移動させる(S101)。次に、CPU41は光源を点灯させ(S102)、光量が安定するまで所定の時間待機する。
続いて、CPU41は、本体側スキャナユニット50がシェーディングプレート58を読み取り、シェーディングデータを取得するように制御する(S103)。このとき、光源51の明るさは主走査方向の位置によらずほぼ一定であるが、撮像素子の感度のバラツキ及び周辺減光のため、本体側読取センサ56が出力する光強度(階調値)は、位置(画素)毎に異なった値を示す。
CPU41は、シェーディングプレート58の読取りによってシェーディングデータが得られると、上記の光強度の不均一を補正するための変換パラメータ(シェーディング補正係数)を主走査方向の全画素に対して求める。こうして得られたシェーディング補正係数は、シェーディング補正係数記憶部71に記憶される(S104)。なお、シェーディング補正はRGB成分ごとに行われ、それぞれの成分に対応したシェーディング補正係数がシェーディング補正係数記憶部71に記憶される。
次に、CPU41は、第1キャリッジ81及び第2キャリッジ82を、図2に示す位置まで移動させる(S105)。この結果、反射ミラー52が、前記コンタクトガラス59及び第1基準白板57に上下方向で対応する位置に移動する。
その後、CPU41は、本体側読取センサ56による読取りを行う(S106)。本体側読取センサ56の走査により1ライン分のデータが読み取られるが、光量補正基準値を得るために用いられるのは、図3に示す原稿読取領域91より外側の、第1基準白板57に相当する部分の画素データである。CPU41は、1ライン分の画素データから第1基準白板57上の複数点分の画素データ(光強度)を取り出して平均値を計算し、得られた値を光量補正基準値として前記光量補正基準値記憶部72に記憶する。なお、この光量補正はRGB成分ごとに行い、それぞれの成分に対応した光量補正基準値を光量補正基準値記憶部72に記憶しておく。以上により、本体側スキャナユニット50におけるシェーディング補正係数と光量補正基準値を取得することができる。
なお、本実施形態では第1基準白板57がシェーディングプレート58の近傍に設けられているため、シェーディングプレート58を読み取った後に反射ミラー52を少し動かすだけで、第1基準白板57を読み取って光量補正基準値を得ることができる。従って、本実施形態の複合機20では、シェーディングデータの取得と光量補正基準値の取得を、図5のフローに示す一連の制御(動作)で連続的に行うように構成している。これにより、シェーディング補正係数と光量補正基準値の両方を素早く取得することができる。
次に、ADF側スキャナユニット60のシェーディング補正係数と光量補正基準値の取得が行われるが、その方法は本体側スキャナユニット50の場合と基本的に同様であるので、以下、概略を説明する。なお、工場の作業者は予め、先端にシェーディングプレートを貼付した薄い平板状の調整部材(図略)を排出トレイ24側から原稿搬送経路30に差し込み、読取ガラス66に当該シェーディングプレートを対向させた状態としておく。
ADF側スキャナユニット60のシェーディング補正係数と光量補正基準値を得る場合、CPU41はADF側スキャナユニット60の光源61を点灯させた後、ADF側スキャナユニット60の走査により1ライン分のデータを読み取る。なお、読取ガラス66の長手方向一側には第2基準白板69が配置されているので、シェーディングプレートの読取時に第2基準白板69も同時に読み取られることになる。CPU41は、得られた画素データから、ADF側スキャナユニット60におけるシェーディング補正係数及び光量補正基準値を求める。得られたシェーディング補正係数及び光量補正基準値は、シェーディング補正係数記憶部71及び光量補正基準値記憶部72に記憶される。以上により、ADF側スキャナユニット60におけるシェーディング補正係数と光量補正基準値を取得することができる。
次に、上記のようにして初期設定が行われた複合機20が工場から出荷され、ユーザが当該複合機20について適宜操作して読取りを指示した場合の制御について説明する。ユーザがADF25による両面読取りを指示した場合、CPU41は直ちに図2の位置まで第1キャリッジ81及び第2キャリッジ82を移動させ、コンタクトガラス59の直下方に反射ミラー52を位置させる。次に、CPU41は、本体側スキャナユニット50の光源51を点灯させる(S202)。
その後、CPU41はADF25を駆動し、これにより原稿の搬送が開始される(S203)。そしてCPU41は、少なくとも原稿の先頭がコンタクトガラス59の位置に差し掛かる前に、本体側読取センサ56が1ライン分のデータを取得するように制御する。そして、得られた1列の画素データのうち、第1基準白板57に相当する領域の画素データを複数取り出し、当該画素の階調値の平均を計算することで光量測定値を得る。なお、この光量測定値も、前記光量補正基準値と同様にRGB成分ごとに計算される。
次に、CPU41は、得られた光量測定値と、光量補正基準値記憶部72に記憶された光量補正基準値と、に基づき、シェーディング補正係数記憶部71に記憶されたシェーディング補正係数(補正ゲイン)を適宜調整する(S206)。この調整は、例えば、光量測定値を光量補正基準値で除した比率を、全画素のシェーディング補正係数にそれぞれ乗ずることで行うことができる。
そして、変更後のシェーディング補正係数が、画像処理部46に設定される(S207)。なお、以上の処理は、原稿搬送経路30を搬送される原稿の先端がコンタクトガラス59に差し掛かるまでに完了するようになっている。
そしてCPU41は、原稿がコンタクトガラス59の部分を通過するのに同期させて、本体側スキャナユニット50に原稿の画像を読み取らせる(S208)。本体側読取センサ56が出力した信号はAFE44によってデジタルデータに変換され、画像処理部46に入力される。そして、画像処理部46は、S207で設定されたシェーディング補正係数に基づき、本体側読取センサ56からの画素データに対してシェーディング補正を行う。これにより、光源51の光量の変化、及び、撮像素子の感度の不均一性及び周辺減光を考慮して、画素データを補正することができる。シェーディング補正及び光量補正がされた画素データは、階調補正部48によってγ補正等の階調補正が行われ、イメージメモリ75に記憶される。
本体側スキャナユニット50による原稿の読取中(又は原稿の読取完了後)の所定のタイミングで、CPU41は次の原稿を繰り込む必要があるか否かを調べる(S209)。この判断には、原稿トレイ23等に設置された図略の原稿検出センサの検出値が用いられる。次の原稿を繰り込む必要がある場合は、原稿の繰込み(S203)、光量測定値の取得(S204)、光量補正値の計算(S205)、シェーディング補正係数の更新(S206、S207)、及び原稿の読取り(S208)が再度繰り返され、新しいページが読み取られる。繰り込むべき原稿がない場合には、光源51の電源を消灯し(S210)、処理を終了する。
上記の処理を行うことで、複数枚の読取原稿が原稿トレイ23にセットされた場合、1枚ずつ分離された原稿が原稿搬送経路30を次々と搬送される。CPU41は、それぞれの原稿の末尾がコンタクトガラス59を通過した後、次の原稿の先頭がコンタクトガラス59に差し掛かる前に、スキャナユニット50で1ラインを読み取り、光量測定を行う(S204)。得られた光量測定値は、その直後にコンタクトガラス59を通過する原稿のページを読み取ったデータについて光量補正をする際に用いられる。これにより、搬送される原稿の1ページ毎に光量補正をすることができる。
なお、第1基準白板57は原稿読取領域91の外側にあり、更にコンタクトガラス59よりも本体側スキャナユニット50側に配置されているため、原稿がコンタクトガラス59を通過している状況においても、本体側スキャナユニット50による第1基準白板57の読取りを原稿が阻害することはない。従って、第1基準白板57を読み取るタイミング(光量測定のタイミング)を柔軟に定めることができる。
本実施形態では上述したように、原稿の末尾がコンタクトガラス59を通過してから、次の原稿の先頭がコンタクトガラス59に達するまでの間に、第1基準白板57の読取り(光量測定)を行っている。これにより、原稿の読取りと光量測定とを時間的に分離して行うことができるので、制御が複雑になりにくく有利である。
なお、上記の従来技術(特許文献1)においても本実施形態と同様に原稿と原稿の間で光量測定を行っているが、当該特許文献1の構成では、原稿の後端が読取領域から完全に抜けていないと、白基準板が原稿によって隠れてしまう。従って、従来の構成で光量測定をする場合、原稿の後端が抜けたであろうタイミングから各種の誤差等を見込んで若干のマージン時間だけ更に待機し、原稿が抜けたことが確実になった時点で白基準板の読み取りを行う必要があった。一方で、本実施形態では、原稿の後端が読取領域を抜けたであろうタイミングの直後に読み取りを行った場合でも、確実に第1基準白板57を読み取ることができる。従って、光量測定及び光量補正を行うタイミングを従来よりも前倒しできるので、ADF25による原稿搬送の高速化にも容易に対応することができる。
なお、上述のように第1基準白板57は原稿読取領域91とオーバーラップしない位置に配置されるので、本体側スキャナユニット50による原稿の読取りと並行して第1基準白板57を読み取るようにすることもできる。なお、この変形例では、原稿の読取途中に光量測定値を並行的に取得した場合、新しい光量測定値を適用したシェーディング補正は、光量測定時点でコンタクトガラス59を通過している原稿ではなく、その直後にコンタクトガラス59を通過する原稿に対して行われる。これにより、1ページ分の読取画像の中で部分的な明暗ムラが生じることを防止できる。このように光量測定値を画像データと並行取得する構成では、原稿の読取中に次の原稿の光量補正のための光量測定を前もって行うことができるので、ADF25の高速搬送によって原稿と原稿の時間間隔が短くなっても一層容易に対応することができる。
上記は原稿の表側の面についての説明であるが、ADF側スキャナユニット60に関しても図6とほぼ同様の制御が行われることで、裏側の面についても原稿の1枚毎に光量補正が行われ、画像の読取りが行われる。ADF側スキャナユニット60の光量補正及びシェーディング補正は、本体側スキャナユニット50とは独立して行われるので、両スキャナユニット50,60において光源51,61の経時変化特性が異なる場合でも適切に光量補正を行うことができる。
以上に示すように、本実施形態の複合機20が備えるイメージスキャナ装置10は、本体側スキャナユニット50と、第1基準白板57と、ADF25と、CPU41と、を備える。本体側スキャナユニット50は、光源51を有する。第1基準白板57は、本体側スキャナユニット50による原稿読取領域91の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、その一部が本体側スキャナユニット50の走査可能領域92に含まれるように配置される。ADF25は、原稿読取領域91へ原稿を1枚ずつ供給する。CPU41は、原稿が原稿読取領域91へ1枚供給される毎に、本体側スキャナユニット50で第1基準白板57を読み取って光量測定値を取得し、得られた光量測定値と、第1基準白板57を予め読み取って得られた光量補正基準値と、に基づいて、光量補正を原稿のページ毎に行う。
これにより、ページ毎に光量補正が行われるので、光源51の光量の変化によって原稿の明度が不均一になるのを抑制して原稿を読み取ることができる。また、第1基準白板57が原稿読取領域91から外れた位置に配置されるので、第1基準白板57が原稿で隠れることなく、任意のタイミングで第1基準白板57を読み取ることができる。従って、ADF25によって原稿が高速で搬送されている場合においても、ページ毎に光量測定値を確実に取得して光量補正を行うことができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10においては、第1基準白板57は、原稿読取領域91に配置されたコンタクトガラス59よりもスキャナユニット50側に設置される。
これにより、第1基準白板57が例えば原稿と擦れて汚れることを防止できるので、光量補正の精度を長期間にわたって良好に維持することができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、本体側スキャナユニット50は、ADF25により搬送される原稿が原稿読取領域91を通過した後、次の原稿が当該原稿読取領域91に差し掛かる前のタイミングで第1基準白板57を読み取る。CPU41は、得られた前記光量測定値に基づいて、その直後に原稿読取領域91へ搬送される原稿のページの光量補正を行う。
これにより、原稿の読取りと光量測定とを異なるタイミングで行うことができるので、制御を容易に簡素化することができる。
また、上述の変形例において、イメージスキャナ装置10の本体側スキャナユニット50は、ADF25により搬送された原稿のページの読取中に第1基準白板57を読み取る。そして、CPU41は、得られた前記光量測定値に基づいて、次に搬送される原稿のページの光量補正を行う。
これにより、原稿の読取りと光量測定とが並行して行われるので、ADF25で原稿を高速で搬送する場合でもページ毎の光量測定及び光量補正を容易に行うことができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、CPU41は、原稿のページの読取データに対してシェーディング補正を行う際に、その補正ゲイン(即ち、前記シェーディング補正係数)を前記光量測定値に応じて変更する。
これにより、光量補正とシェーディング補正の両方を一度の処理で行うことができるので、処理速度を向上させることができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10において、第1基準白板57は、シェーディング補正のために読み取られるシェーディングプレート58の近傍に配置されている。
これにより、例えば工場出荷時において、シェーディングプレート58の読取りと第1基準白板57の読取りとをまとめて素早く行うことができるので、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態のイメージスキャナ装置10は、ADF側スキャナユニット60と、第2基準白板69と、を備える。ADF側スキャナユニット60は、光源61を有するとともに、本体側スキャナユニット50で読み取られる原稿のページ(表側のページ)とは反対側の面のページ(裏側のページ)を読み取る。第2基準白板69は、ADF側スキャナユニット60による原稿読取領域91の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、その一部がADF側スキャナユニット60の走査可能領域に設置される。CPU41は、ADF側スキャナユニット60で第2基準白板69を読み取って得られた光量測定値と、当該第2基準白板69を予め読み取って得られた光量補正基準値と、に基づいて、ページ毎の光量補正を行う。そして、CPU41は、本体側スキャナユニット50で読み取られた表側のページの光量補正と、ADF側スキャナユニット60で読み取られた裏側のページの光量補正とを、互いに独立に行う。
これにより、原稿の表裏両面を読取り可能な構成において、2つのスキャナユニット50,60それぞれが備える光源51,61の光量の変化に応じて、原稿の表と裏の各ページの光量を適切に補正することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態のイメージスキャナ装置10はADFスキャナ機能とブックスキャナ機能の両方を備えているが、ブックスキャナ機能を省略することもできる。また、ADF側スキャナユニット60を省略し、片面読取専用のイメージスキャナ装置として構成することもできる。
上記実施形態において、本体側スキャナユニット50及びADF側スキャナユニット60は読取センサとしてCCDを使用している。しかしながらそれらに代えて、2つのスキャナユニットのうち一方又は両方をコンタクトイメージセンサ(CIS)を用いたものに変更することができる。
第1基準白板57及び第2基準白板69は、上述のように薄いシート状に構成することに限定されず、例えば直方体状の部材等に変更することができる。
第1基準白板57を、コンタクトガラス59を挟んで本体側スキャナユニット50とは反対側に配置することもできる。
上記実施形態では、取得された光量測定値に基づいてシェーディング補正係数が予め変更され、変更後のシェーディング補正係数によってシェーディング補正が行われている。しかしながらこれに代えて、例えば、光量測定値を光量測定基準値で除した比率を1ライン分の各画素の階調値に乗じた上で、得られた結果に対して更にシェーディング補正係数で補正するように変更することができる。
工場出荷時に実行されるフローにおいて、第1基準白板57の読取りを、シェーディングプレート58の読取りより先に行うように変更することができる。
上記のイメージスキャナ装置10は、コピーファクシミリ複合機20に限定されず、例えばコピー機、スキャナ、ファクシミリ装置等に適用することができる。
10 イメージスキャナ装置(画像読取装置)
20 コピーファクシミリ複合機
25 自動原稿搬送装置(ADF)
30 原稿搬送経路
50 本体側スキャナユニット(スキャナ部)
56 本体側読取センサ(読取センサ)
57 第1基準白板(基準部材)
58 シェーディングプレート
59 コンタクトガラス(透明部材)
60 ADF側スキャナユニット(第2スキャナ部)
68 ADF側読取センサ(第2読取センサ)
69 第2基準白板(第2基準部材)

Claims (7)

  1. 光源を有するスキャナ部と、
    前記スキャナ部による原稿読取領域の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、少なくともその一部が前記スキャナ部の走査可能領域に配置される基準部材と、
    前記原稿読取領域へ原稿を1枚ずつ供給する自動原稿搬送装置と、
    原稿が前記原稿読取領域へ1枚供給される毎に、前記スキャナ部で前記基準部材を読み取って光量測定値を取得し、得られた光量測定値と、前記基準部材を予め読み取って得られた光量補正基準値と、に基づいて、光量補正を原稿のページ毎に行う制御部と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記基準部材は、前記原稿読取領域に配置された透明板よりも前記スキャナ部側に設置されることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像読取装置であって、
    前記スキャナ部は、前記自動原稿搬送装置により搬送される原稿が前記原稿読取領域を通過した後、次の原稿が当該原稿読取領域に差し掛かる前のタイミングで前記基準部材を読み取り、
    前記制御部は、得られた前記光量測定値に基づいて、その直後に前記原稿読取領域へ搬送される原稿のページの光量補正を行うことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像読取装置であって、
    前記スキャナ部は、前記自動原稿搬送装置により前記原稿読取領域へ搬送された原稿のページの読取中に前記基準部材を読み取り、
    前記制御部は、得られた前記光量測定値に基づいて、次に前記原稿読取領域へ搬送される原稿のページの光量補正を行うことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、原稿のページの読取データに対してシェーディング補正を行う際に、前記シェーディング補正の補正ゲインを前記光量測定値に応じて変更することを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記基準部材は、シェーディング補正のために読み取られるシェーディングプレートの近傍に配置されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の画像読取装置であって、
    第2光源を有するとともに、前記スキャナ部で読み取られる原稿のページとは反対側の面のページを読み取る第2スキャナ部と、
    前記第2スキャナ部による原稿読取領域の端部から主走査方向の外側に配置されるとともに、少なくともその一部が前記第2スキャナ部の走査可能領域に設置される第2基準部材と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2スキャナ部で前記第2基準部材を読み取って得られた第2光量測定値と、前記第2基準部材を予め読み取って得られた第2光量補正基準値と、に基づいて、ページ毎の光量補正を行い、
    前記制御部は、前記スキャナ部で読み取られたページの光量補正と、前記第2スキャナ部で読み取られたページの光量補正とを、互いに独立に行うことを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013128219A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Riso Kagaku Corp 画像読取装置及び画像読取方法

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