JP2018046480A - 読取装置、及びこれを有する画像形成装置、画像形成システム、読取方法 - Google Patents

読取装置、及びこれを有する画像形成装置、画像形成システム、読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シェーディングデータを補正して読取範囲内における輝度ムラの発生を抑制することができる読取装置を提供する。【解決手段】原稿(102)の画像を読み取る読取装置(100)は、搬送路上を搬送される原稿の画像を読み取る原稿読取ユニット106を有する。読取装置は、また、原稿読取ユニットを介して白基準板125を読み取ってシェーディング補正のためのシェーディングデータを生成する。読取装置は、また、シェーディング補正後に搬送路上を搬送される濃度が一様な原稿(基準原稿)を読み取った読取結果から取得した輝度値に基づいてシェーディングデータを補正する。【選択図】図2

Description

本発明は、原稿に記録された画像情報を読み取る読取装置の技術に関する。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置に適用される画像読取装置には、原稿の読み取りのスループットを早くする、または搬送系路を複雑にせずに、搬送中の原稿のダメージや破損の可能性を低減することなどが求められる。このような要求に対して、原稿の表裏両面の画像を一度に読み取れる読取装置が開発されている。
例えば、特許文献1に開示された画像読取装置は、装置をコンパクトにするために表面読取部と裏面読取部を近づけ対向に配置する構成を採用している。
具体的には、表面読取部が配置される側の透光性原稿台面上であって、且つ、表面読取部が光学的に原稿を読み取るときの光路を阻害しない位置に裏面読取部の光学系の補正を行う白基準板を設けている。これにより白基準板が汚れにくくなる、というものである。
特開2002−335380号公報
しかしながら、特許文献1では、裏面読取部の白基準板の配置は読取位置よりも遠い位置にある。また、光源から読取位置までの距離が遠くなると光の分布が暗く、広がるという特性がある。
例えば、読取位置から遠い位置に配置された白基準板を読み取り、シェーディング補正のためのシェーディングデータを生成して当該シェーディング補正を行うとする。
この場合、原稿の搬送方向に直交する方向(主走査方向)の読取範囲内において、その中央部(主走査中央部)と比べて両端部(主走査両端部)では輝度が低くなり輝度ムラが発生する。そのため、主走査両端部に対するシェーディングデータの値は、主走査中央部に対するシェーディングデータの値より相対的に高くなってしまう、という課題が残る。
また、主走査両端部におけるシェーディングデータの値が高い状態のままで原稿の読み取りを行った場合、読取位置の方が白基準板より近いために主走査両端部の輝度が中央部より高くなってしまう、という問題が残る。また、主走査方向に長く光源を配置し、読取範囲内における主走査両端部の輝度の影響を無くす、ということも可能である。しかしながらこの場合、読取部のサイズが大きくなり、装置全体が大きくなってしまう、という問題が残る。
本発明は、シェーディングデータを補正して読取範囲内における輝度ムラの発生を抑制することができる読取装置を提供することを、主たる目的とする。また、この読取装置の機能を有する画像形成装置、画像形成システムを提供する。
本発明の読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送方向に搬送されている原稿をガイドするガイド部材と、前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、前記ガイド部材に対して前記原稿が搬送される領域の反対側に設けられた基準部材と、前記読取手段が前記基準部材を読み取った結果に基づきシェーディングデータを取得する取得手段と、前記読取手段が前記原稿を読み取った結果に対して前記シェーディングデータおよび補正係数に基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、前記ガイド部材上に位置する基準原稿を読み取った結果に基づき前記補正係数を算出する算出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シェーディング補正後の読取結果の輝度に基づいてシェーディングデータを補正し、読取範囲内における輝度ムラの発生を抑制することができる。
本実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す概略縦断面図。 読取装置の機能構成の一例を説明するためのブロック図。 (a)、(b)は、原稿読取ユニットの動作の一例を説明するための図。 (a)、(b)は、光源からの距離に応じた主走査方向の位置と輝度との関係(照度分布特性)の一例を説明するための図。 (a)〜(d)は、シェーディング補正の各プロセスにおける主走査方向の各画素と輝度との関係の一例を示したグラフ。 主走査中央部と主走査両端部の輝度に基づいて補正係数を算出する際の閾値の設定を説明するためのグラフ。 読取装置が行うシェーディングデータを補正するための補正係数を算出する際の処理手順の一例を示すフローチャート。 予め算出した補正係数を用いて読取装置が行うシェーディング補正の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、本発明を読取装置に適用した場合を例に挙げて説明を進める。なお、本実施形態では自動原稿搬送機構(ADF:Auto Document Feeder )を搭載した読取装置を例に挙げて説明する。なお、本発明を読取装置が有する機能を備えた画像形成装置として適用することもできる。
[実施形態例]
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す概略縦断面図である。
画像形成システム152は、読取装置100、及び、画像形成装置150を含んで構成される。
図1に示す画像形成装置150は、公知の電子写真方式により画像形成を行う画像形成部151を備える。画像形成部151は、感光体、露光器、現像器、転写部、及び定着器を備える。露光器は、読取装置100が原稿102を読み取ることで生成される読取データ(画像データ)に基づいて、感光体に静電潜像を形成する。
なお、図1では、後述する原稿トレイ101に載置された原稿が給紙されて原稿読取位置107に到達し、原稿読取ユニット106を介して原稿102の画像情報が読み取られている様子を示している。読取装置100の原稿読取動作の詳細については後述する。
現像器は、感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像して、感光体に現像剤像を形成する。転写部は、感光体に形成された現像剤像を所定の記録媒体(例えば、用紙)に転写する。定着器は、記録媒体に転写された現像剤像を記録媒体に定着させる。以上のような構成により、画像形成部151は、記録媒体に画像データに応じた画像を形成する。
図1に示す読取装置100は、原稿トレイ101、原稿搬送モータ105、原稿読取ユニット106、排紙トレイ108、原稿読取ガラス119、原稿ピックローラ121、原稿分離ローラ122、原稿搬送ローラ123を含んで構成される。読取装置100は、また、原稿オフセットローラ124、白基準板125、原稿台ガラス126を有する。
原稿トレイ101は、読み取り対象の原稿102を載置するトレイである。原稿搬送モータ105は、原稿102を搬送する原稿ピックローラ121、原稿分離ローラ122、原稿搬送ローラ123、原稿オフセットローラ124を駆動する。
原稿トレイ101に載置された原稿102は、原稿ピックローラ121、原稿分離ローラ122を介して搬送路に向けて一枚ずつ給紙され、原稿搬送ローラ123、原稿オフセットローラ124を介して搬送路上を搬送される。
原稿読取ガラス119は、原稿読取ユニット106と原稿読取位置107の間に配置される。白基準板125は、シェーディングデータを生成するための基準部材である。
原稿台ガラス126は、白基準板125と原稿読取位置107の間に配置されており、搬送方向に搬送されている原稿をガイドするガイド部材として機能する。
なお、基準部材である白基準板125は、ガイド部材である原稿台ガラス126に対して原稿が搬送される領域の反対側に設けられる。
原稿読取ユニット106は、導光体202、主走査方向に並べられた受光素子列からなるラインセンサの一例であるCIS(Contact Image Sensor)203、レンズ204を有する。ここで主走査方向は原稿の搬送方向に直交する方向であり、CIS203の受光素子列に対応した方向である。
導光体202は、後述するLED(Light Emitting Diode)光源201の光を原稿読取位置107において原稿102の原稿面(読み取り面)に照射する。導光体202は、また、LED光源201からの光を線状の光にして原稿面に照射する機能を有する。
CIS203は、レンズ204を介して導かれた原稿102からの反射光を受光素子で光電変換して入射光量に応じた電気信号を出力する。
搬送路上を搬送される原稿102は、原稿読取位置107を通過する際に原稿読取ユニット106によりその画像情報が読み取られる。そして、原稿読取ユニット106による読み取りが完了した原稿102は、さらに搬送され排紙トレイ108に排出される。
図2は、読取装置100の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
読取装置100は、CPU(Central Processing Unit)401、バックアップ用メモリ402、A/D変換回路403、シェーディング補正回路404、計算用一時SRAM(Static Random Access Memory)405を含んで構成される。また、読取装置100は、補正係数SRAM406を有する。
CPU401は、読取装置100の動作を統括的に制御する。CPU401は、また、LED光源201の点灯又は消灯、CIS203、原稿搬送モータ105、バックアップ用メモリ402などを制御して原稿画像の読み取りを制御する。
ここで、原稿102を読み取った際の画像信号の流れについて説明する。CIS203から出力された原稿の濃度に応じた電気信号は、A/D変換回路403を介してアナログ電気信号からデジタル画像信号に変換される。A/D変換回路403から出力される変換後のデジタル画像信号は、シェーディング補正回路404を介してLED光源201の光量の不均一性の影響やCIS203の画素感度のバラつきによる影響が補正される。シェーディング補正回路404は、補正後の画像信号を出力する。
図2の説明に戻り、バックアップ用メモリ402は、シェーディング補正用の白基準板125を読み取った際の読取値(以下、シェーディングデータと称す)を記憶しておくための不揮発性のRAM(Random Access Memory)である。バックアップ用メモリ402は、CPU401を介して、シェーディング補正回路404との間でデータ送受信が可能に構成される。
計算用一時SRAM405は、CPU401を介して、バックアップ用メモリ402、シェーディング補正回路404から出力される各種データを一時的に格納する。
補正係数SRAM406は、主走査方向の読取範囲内において、その中央部(主走査中央部)の輝度値(主走査中央輝度値)と、その両端部(主走査両端部)の各画素の輝度値とを比較し、その差分に基づいて算出した補正係数を格納する。
この補正係数は、シェーディング補正のために白基準板125を読み取ったシェーディングデータを補正するためのものである。補正係数の算出の詳細については後述する。
次に、シェーディング補正回路404で行うシェーディング補正の詳細について説明する。
シェーディング補正は、白基準板125を読み取った際の読取値(シェーディングデータ)に基づいて、LED光源201の光量の不均一性の影響やCIS203の画素毎の感度ばらつきの影響を補正するために行う処理である。シェーディング補正は、下記式(1)を用いて行うことができる。
シェーディング補正出力(n)=原稿読取値(n)/シェーディングデータ(n)×読取目標値・・・式(1)
なお、式(1)中のnは、CIS203における画素位置を示す。また、読取目標値には白基準原稿を読み取ったときの読取値の目標値を設定する。また、シェーディングデータは、シェーディングデータ=白基準原稿を読み取った時のデータである。
また、取得したシェーディングデータは、前述したようにバックアップ用メモリ402に記憶される。シェーディング補正は、原稿102を読み取る際にバックアップ用メモリ402からシェーディングデータを読み出し、これをシェーディング補正回路404に設定することにより行われる。これにより、LED光源201の光量の不均一性の影響、あるいはCIS203の画素毎の感度ばらつきの影響などが補正された状態で原稿の読み取りを行うことが可能になる。
次に、シェーディング補正に用いるシェーディングデータ自体を補正するための補正係数を算出する際の原稿読取ユニット106の動作について図3を用いて説明する。
図3は、原稿読取ユニット106の動作の一例を説明するための図である。
図3(a)は、原稿読取ユニット106が原稿読取ガラス119、原稿台ガラス126を介して白基準板125表面を読み取っている状態を示す図である。また、図3(b)は、原稿読取ユニット106が搬送された原稿102を原稿読取位置107で読み取っている状態を示す図である。
図3(a)、(b)に示すように、原稿読取ユニット106は白基準板125の表面を読み取ったり、搬送された原稿102の画像情報を読み取ったりすることができるように構成される。
図4は、光源からの距離に応じた主走査方向の位置と輝度との関係(照度分布特性)の一例を説明するための図である。図4(a)では、光源が一点から光を照射する点光源であり(上段)、その場合の照度分布特性をグラフ(下段)で示している。また、図4(b)では、光源が線状に光を照射する線光源であり(上段)、その場合の照度分布特性をグラフ(下段)で示している。また、各グラフでは縦軸が輝度を表しており、横軸が主走査方向を表している。
なお、図中のラインA、Bはそれぞれ輝度の観測位置を示しており、ラインAに対してラインBは相対的に光源からの距離が大きい、つまり光源から遠い観測位置となる。
光源が点光源である場合、その照度分布特性は図4(a)に示すように、光源から少しでも遠くなると輝度が大きく低下して、暗く広がった分布になることが見て取れる。
これに対して、原稿読取ユニット106の導光体202を介して照射される光は、図4(b)に示すように、線状の光となって原稿面に照射される。この場合、中央部(図中の有効エリア)では均一な輝度分布となる。しかしながら、光源からの距離が大きくなるに伴い端部の輝度が低下するという特性があることが見て取れる。
図5は、シェーディング補正の各プロセスにおける主走査方向の各画素(主走査画素)と輝度との関係の一例を示したグラフである。各グラフでは縦軸が輝度を表しており、横軸が主走査方向に配列された各主走査画素を表している。
図5(a)は、白基準板読取データの一例であり、白基準板125を読み取って取得した輝度データ(輝度値)を示している。前述したように光源からの距離が大きくなるに伴い端部の輝度が低下するという特性がある。そのため、図5(a)に示すように、中央部ではほぼ均一な輝度分布となるが、端部では相対的に輝度が低下していることが見て取れる。
図5(b)は、図5(a)に示す白基準板読取データ(輝度データ)に基づいて生成されたシェーディングデータを表している。
また、濃度が一様な原稿102(例えば白紙。以下、基準原稿と称す)を原稿搬送モータ105を介して給紙し、ガイド部材上に位置する基準原稿を原稿読取位置107を通過する際に読み取る。
そして、シェーディングデータの適用後、つまりシェーディング補正後に基準原稿を読み取った白紙読取データから取得した輝度データは、図5(c)に示すように、主走査両端部の輝度データが一様ではい。つまり、主走査両端部の輝度データが主走査中央部より相対的に高くなってしまうことが見て取れる。
そのため、白紙読取データにおける主走査中央部の輝度と、主走査両端部各画素の輝度とに基づいて、主走査両端部の各画素におけるシェーディングデータに対して、これを補正するための補正係数を算出する。この補正係数をシェーディングデータに適用して、図5(d)に示すような白紙読取データとなるように処理が行われる。
図6は、主走査中央部と主走査両端部の輝度に基づいて補正係数を算出する際の閾値の設定を説明するためのグラフである。図6に示すグラフでは、縦軸が輝度を表しており、横軸が主走査方向に配列された各主走査画素を表している。
図6に示すように、主走査中央部の輝度データに基づいて閾値となる輝度値を設定する。閾値は、例えば主走査中央部の複数の主走査位置における輝度値を平均化した値である。そして、閾値より高い輝度値を有する画素を補正対象画素として特定し、この補正対象画素に対するシェーディングデータを補正するための補正係数を算出する。なお、閾値より高くない輝度値を有する画素に対しては補正係数として1を設定する。補正係数の算出は以下の式(2)を用いて行うことができる。
補正係数(x)=閾値輝度/閾値を超える画素の輝度(x)・・・式(2)
なお、x=閾値を超える画素
式(2)を用いて算出した補正係数は、補正係数SRAM406に格納される。なお、補正後シェーディングデータの導出は、以下に示す式(3)を用いて行うことができる。
補正後シェーディングデータ(x)= シェーディングデータ(x)×補正係数(x)・・・式(3)
図7は、読取装置100が行うシェーディングデータを補正するための補正係数を算出する際の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す各処理は、主としてCPU401のより実施される。
CPU401は、補正後シェーディングデータの取得処理の開始信号を検出したか否かを判別する(S601)。
補正後シェーディングデータの取得処理の開始信号を検出した場合(S601:Yes)、CPU401は、LED光源201、CIS203を駆動し、原稿読取ユニット106を介して、白基準板125を読み取ってシェーディングデータを取得する(S602)。
CPU401は、取得したシェーディングデータをバックアップ用メモリ402に格納する(S603)。
CPU401は、原稿搬送モータ105を駆動し、原稿トレイ101上に載置された基準原稿(濃度が一様な原稿102)の搬送を開始する(S604)。
CPU401は、原稿読取ユニット106を介して、基準原稿を読み取った輝度データを取得する(S605)。CPU401は、取得した輝度データに基づいて読み取りの位置に応じた輝度値を測定する(S606)。CPU401は、測定後の輝度値を計算用一時SRAM405に格納する(S607)。また、CPU401は、測定した輝度値に基づいて主走査中央部の輝度平均値を導出し、導出結果に基づいて閾値を設定する。
CPU401は、計算用一時SRAM405に格納された輝度値を読み出して閾値と比較し、当該閾値を超える輝度値を有する画素(補正対象画素)があるか否かを判別する(S608)。
CPU401は、閾値を超える輝度値を有する画素がある場合(S608:Yes)、ステップS609の処理に進む。また、そうでない場合(S608:No)、一連の処理を終了する。
CPU401は、補正対象画素に対するシェーディングデータを補正するための補正係数を算出する(S609)。なお、算出した補正係数は、補正係数SRAM406に格納される。
なお、CPU401が行う補正係数に基づくシェーディングデータの補正では、初めにバックアップ用メモリ402からシェーディングデータを読み出す。そして、補正係数SRAM406に格納された補正係数をシェーディングデータに適用して補正を行い、補正後のシェーディングデータ(補正後シェーディングデータ)を再度バックアップ用メモリ402に格納する、という一連のフローとして行われる。
このように本実施形態に係る読取装置100では、読取位置とシェーディング位置とが異なる場合であっても、主走査両端部のシェーディングデータを補正することにより読取位置における主走査中央部と主走査両端部の輝度値を均一(同じ)にすることができる。そのため、シェーディングデータを補正して読取範囲内における輝度ムラの発生を抑制することができる。
図8は、補正係数を用いて読取装置100が原稿の画像データに対して行うシェーディング補正の処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、補正係数は、予め図7に示すステップS602〜S609の処理を行い補正係数を算出して、算出した補正係数が補正係数SRAM406に格納されているものとする。また、図8に示す各処理は、主としてCPU401のより実施される。
CPU401は、原稿の読み取りの開始信号を検出したか否かを判別する(S701)。シェーディング補正処理の開始信号を検出した場合(S701:Yes)、CPU401は、LED光源201、CIS203を駆動し、原稿読取ユニット106を介して、白基準板125を読み取ってシェーディングデータを取得する(S702)。
CPU401は、取得したシェーディングデータをバックアップ用メモリ402に格納する(S703)。
CPU401は、予め算出されて補正係数SRAM406に格納されている補正係数を読み出して取得する(S704)。
CPU401は、ステップS703において格納されたシェーディングデータおよびステップS704において取得した補正係数に基づいて、式(3)を用いて補正後のシェーディングデータを算出する。(S705)。なお、補正後のシェーディングデータ(補正後シェーディングデータ)はバックアップ用メモリ402に格納される。
CPU401は、原稿の読み取りを行う(S706)。CPU401は、補正後のシェーディングデータを用いて、原稿を読み取った読取結果(画像データ)に対してシェーディング補正を行う(707)。
なお、原稿102を読み取る際にバックアップ用メモリ402から補正後シェーディングデータを読み出し、これをシェーディング補正回路404に設定することにより補正後シェーディングデータを用いたシェーディング補正を行う。
なお、前述した補正係数の算出は、工場出荷時に行っても良い。また、読取装置100に補正係数を算出するモードを持たせて、シェーディング補正とは独立したタイミングでユーザ指示に基づき任意に補正係数の算出処理を実行できるように構成しても良い。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
100・・・読取装置、101・・・原稿トレイ、102・・・原稿、105・・・原稿搬送モータ、106・・・原稿読取ユニット、107・・・原稿読取位置、108・・・排紙トレイ、119・・・原稿読取ガラス、121・・・原稿ピックローラ、122・・・原稿分離ローラ、123・・・原稿搬送ローラ、124・・・原稿オフセットローラ、125・・・白基準板、126・・・原稿台ガラス、201・・・LED光源、202・・・導光体、203・・・CIS、204・・・レンズ、401・・・CPU、402・・・バックアップ用メモリ、403・・・A/D変換回路、404・・・シェーディング補正回路、405・・・計算用一時SRAM、406・・・補正係数SRAM。

Claims (8)

  1. 原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送方向に搬送されている原稿をガイドするガイド部材と、
    前記搬送手段によって搬送されている原稿を読み取る読取手段と、
    前記ガイド部材に対して前記原稿が搬送される領域の反対側に設けられた基準部材と、
    前記読取手段が前記基準部材を読み取った結果に基づきシェーディングデータを取得する取得手段と、
    前記読取手段が前記原稿を読み取った結果に対して前記シェーディングデータおよび補正係数に基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    前記ガイド部材上に位置する基準原稿を読み取った結果に基づき前記補正係数を算出する算出手段と、を有することを特徴とする、
    読取装置。
  2. 前記読取手段は、前記原稿が搬送される方向に直交する方向の読取範囲内において前記基準原稿を読み取り、
    前記算出手段は、前記読取範囲内において、その中央部の輝度値と、両端部の輝度値とを比較してその差分に基づいて前記補正係数を算出することを特徴とする、
    請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記読取手段は、前記原稿が搬送される方向に直交する方向に並べられた受光素子列であり、
    前記算出手段は、前記中央部の輝度値に基づいて閾値を設定し、当該閾値を超える輝度値を有する画素を特定し、この画素に対する前記補正係数を算出することを特徴とする、
    請求項2に記載の読取装置。
  4. 前記算出手段は、前記中央部の輝度値と、前記両端部の輝度値とが同じ輝度値となるように前記補正係数を算出することを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の読取装置。
  5. 前記シェーディング補正手段は、前記補正係数により補正されたシェーディングデータに基づいて、前記読取手段が読み取った画像データに対するシェーディング補正を実施することを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の読取装置。
  6. 原稿の画像を読み取る読取装置の読取方法であって、
    前記原稿を搬送する搬送工程と、
    搬送方向に搬送されている原稿をガイドするガイド部材に対して当該原稿が搬送される領域の反対側に設けられた基準部材を読み取った結果に基づきシェーディングデータを取得する取得工程と、
    前記搬送されている原稿を読み取る読取工程と、
    前記ガイド部材上に位置する基準原稿を読み取った結果に基づき補正係数を算出する算出工程と、
    前記原稿を読み取った結果に対して前記シェーディングデータおよび前記補正係数に基づいてシェーディング補正を行うシェーディング補正工程と、を有することを特徴とする、
    読取装置の読取方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の読取装置が読み取った読取データに基づいて所定の記録媒体に画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とする、
    画像形成装置。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の読取装置と、
    前記読取装置で読み取られた読取データに基づいて所定の記録媒体に画像を形成する画像形成装置と、を有することを特徴とする、
    画像形成システム。
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