JP2016092655A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】光源の点灯/消灯による読取データへの影響を軽減し、読取画像が劣化することを軽減することができる画像読取装置、および画像形成装置を提供する。
【構成】複数色の光源を異なるタイミングで点灯して原稿画像を読み取る読取手段と、前記複数色の光源を前記異なるタイミングで点灯して前記読取手段に基準部材を読み取らせ、前記複数色の光源それぞれに対する前記読取手段の読取結果を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記基準部材の読取結果に基づいて原稿画像を読取った前記読取手段の出力を補正する補正手段と、前記読取手段が前記基準部材を読み取る際に、前記読取手段が原稿画像を読み取る際と同じ点灯順序で前記複数色の光源を点灯させる制御手段と、を備えた。
【選択図】 図5
【構成】複数色の光源を異なるタイミングで点灯して原稿画像を読み取る読取手段と、前記複数色の光源を前記異なるタイミングで点灯して前記読取手段に基準部材を読み取らせ、前記複数色の光源それぞれに対する前記読取手段の読取結果を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記基準部材の読取結果に基づいて原稿画像を読取った前記読取手段の出力を補正する補正手段と、前記読取手段が前記基準部材を読み取る際に、前記読取手段が原稿画像を読み取る際と同じ点灯順序で前記複数色の光源を点灯させる制御手段と、を備えた。
【選択図】 図5
Description
本発明は、原稿画像を光学的に読み取る画像読取装置と、この画像読取装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置には、装置本体に画像読取装置を備え、その画像読取装置が読み取った原稿画像をシートに複写するものがある。
この画像読取装置は、読取ユニットが原稿台ガラスの下方を移動しながら、原稿台ガラス上に載置された原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光することで原稿の画像情報を読み取る。また、読取ユニットを流し読みガラスの下方の所定の読取位置に停止させ、読取位置に搬送される原稿に光を照射し、原稿からの反射光を受光することで原稿の画像情報を読み取る。
このような読み取りユニットを備えた画像読取装置には、シェーディング補正を行うために白色基準板が備えられている。シェーディング補正は、一般的に、照明光源から白色基準板へ光を照射し、その反射光を受光することで光学系の不均一性およびイメージセンサの画素毎の出力不均一性の補正を行うものである。このシェーディング補正を行うことで、画素毎の読み取りムラ(斑)を低減させることができる。
ここで、読取ユニットには、照明光源として複数色のLED(例えばR,G,Bの3色)を順次に点灯/消灯させて原稿の画像情報を読み取るものがある。
光学系に複数色のLEDを用いる場合は、1色につきn(nは2以上の所定数)ライン分のシェーディングデータを取り込み、nライン分のシェーディングデータを加算平均化することで、1色分のシェーディングデータを作成する方法が一般的である。
ここで、読取ユニットには、照明光源として複数色のLED(例えばR,G,Bの3色)を順次に点灯/消灯させて原稿の画像情報を読み取るものがある。
光学系に複数色のLEDを用いる場合は、1色につきn(nは2以上の所定数)ライン分のシェーディングデータを取り込み、nライン分のシェーディングデータを加算平均化することで、1色分のシェーディングデータを作成する方法が一般的である。
しかしながら、線順次の読取方式を用いた画像読取装置では1ライン毎にR,G,Bの順番でLEDを点灯させるため、一度の走査でR,G,B各色のシェーディングデータを取り込むためには、シェーディング補正処理用の加算メモリが1色につき1つ必要になる。つまり、合計3つのシェーディング補正処理用加算メモリが必要となり、コストが増大してしまう。
そこで、特許文献1には、まずR成分のシェーディングデータをnライン分取り込みR成分のシェーディングデータを作成した後、G成分のシェーディングデータをnライン分取り込みG成分のシェーディングデータを作成する。その後、B成分のシェーディングデータも同様に作成するという提案がされている。このようにすることで、シェーディング補正処理用加算メモリを増やすことなく、各色のシェーディングデータを作成することが可能となる。
ここで、線順次の読取方式を用いる画像読取装置であって、例えばR,G,Bの順番で1ライン毎にLEDを点灯/消灯させる場合、図8に示すように、原稿画像を読み取る場合、1色のLEDを点灯させて読取データを取り込む際に1ライン前に取り込んだ読取データを記憶部へ転送している。
例えば、GのLEDを点灯させてGの読取データを取り込んでいる際に1ライン前に取り込んだRの読取データを記憶部へ転送している。同様に、BのLEDを点灯させてBの読取データを取り込んでいる際に1ライン前に取り込んだGの読取データを記憶部へ転送している。
例えば、GのLEDを点灯させてGの読取データを取り込んでいる際に1ライン前に取り込んだRの読取データを記憶部へ転送している。同様に、BのLEDを点灯させてBの読取データを取り込んでいる際に1ライン前に取り込んだGの読取データを記憶部へ転送している。
特許文献1の画像読取装置では、シェーディングデータを作成する際に1色ずつデータを作成しているため、RのLEDを点灯させてRの読取データを取り込んでいる際に1ライン前のRの読取データを記憶部へ転送している。同様に、GのLEDを点灯させてGの読取データを取り込んでいる際にGの読取データを記憶部へ転送している。つまり、実際の原稿画像を読み取っている場合とシェーディングデータを作成している場合とで、読取データを記憶部へ転送している際に点灯しているLEDの色が異なっている。
ここで、LEDは色毎に光量のバラつきやセンサの感度が異なるため、点灯時間が最適となるように色毎に発光量の調整がされている。そのため、点灯/消灯のタイミングが色毎に異なる場合がある。
また、LEDの点灯/消灯のタイミングによって、記憶部へ転送されている読取データの信号に振れが生じる場合がある。このとき、信号に振れが生じることで、読み取った画像データにムラが生じたり、画像にスジとして現れてしまう。そのため、シェーディングデータを作成する際には、LEDの点灯/消灯のタイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディングデータを作成する必要がある。そうすることで、転送する読取データに信号の振れが発生した場合においても、シェーディング補正時にその信号の振れが発生した読取データを補正することができる。
また、LEDの点灯/消灯のタイミングによって、記憶部へ転送されている読取データの信号に振れが生じる場合がある。このとき、信号に振れが生じることで、読み取った画像データにムラが生じたり、画像にスジとして現れてしまう。そのため、シェーディングデータを作成する際には、LEDの点灯/消灯のタイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディングデータを作成する必要がある。そうすることで、転送する読取データに信号の振れが発生した場合においても、シェーディング補正時にその信号の振れが発生した読取データを補正することができる。
しかしながら、特許文献1の画像読取装置では、シェーディングデータを作成する際に各色の読取データを取り込んでいる時と原稿画像を読み取る際に各色の読取データを取り込んでいる時とで点灯しているLEDの色が異なっている。そのため、信号の振れが読取データに影響するタイミングが異なってしまい、LEDの点灯/消灯タイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディングデータを作成することができない。LEDの点灯/消灯タイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディングデータを作成できないため、読み取った画像データにムラやスジが生じ、読取画像が劣化してしまう場合があった。
本発明の目的は、上記の点に鑑み、光源の点灯/消灯による読取データへの影響を軽減し、読取画像が劣化することを軽減することができる画像読取装置、および画像形成装置を提供することにある。
複数色の光源を異なるタイミングで点灯して原稿画像を読み取る読取手段と、前記複数色の光源を前記異なるタイミングで点灯して前記読取手段に基準部材を読み取らせ、前記複数色の光源それぞれに対する前記読取手段の読取結果を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記基準部材の読取結果に基づいて原稿画像を読取った前記読取手段の出力を補正する補正手段と、前記読取手段が前記基準部材を読み取る際に、前記読取手段が原稿画像を読み取る際と同じ点灯順序で前記複数色の光源を点灯させる制御手段と、を備。
本発明によれば、読取画像が劣化することを軽減することができる。
以下にて、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態においては、画像読取装置として、例えば複写機等の画像形成装置に用いられる画像読取装置を例にするが、これに限ったものではない。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下、本実施形態における画像読取装置を図に基づいて説明をする。
図1は、本実施形態における画像読取装置100の断面図である。
図1は、本実施形態における画像読取装置100の断面図である。
画像読取装置100は、原稿Dの画像を読み取る画像読取部10と、画像読取部10へ原稿Dを給送する原稿給送部20とを主要に構成されている。
画像読取部10は、原稿を固定して読み取る固定読みの際にユーザによって原稿が載置される原稿台ガラス30と、原稿Dを搬送しながら読取る流し読みの際に原稿給送部20によって給送された原稿Dが通過する流し読みガラス40と、原稿台ガラス30及び流し読みガラス40の下方を往復移動可能に設けられ、原稿の画像を読み取る読取走査ユニット50等を有している。
画像読取部10の上方には、原稿を供給して搬送するための供給手段としての原稿給送部20が設けられている。原稿給送部20は、ヒンジなどの開閉支持部材によって画像読取部10に対して図1の奥側を中心に回動自在に取り付けられている。このため、原稿給送部20は、原稿台ガラス30と流し読みガラス40との上面を開閉できるようになっている。
固定読みの場合、ユーザによって原稿台ガラス30上に載置された原稿は、原稿給送部20の下部に配置される原稿圧板により原稿台ガラス30上に押し付け固定される。そして、原稿を固定した状態で原稿台ガラス30の下方を主走査方向に延びた読取手段としての読取走査ユニット50が移動しながら原稿台ガラス30上の原稿の画像を読み取る。このとき、読取走査ユニット50の移動する方向を副走査方向という。
流し読みの場合、読取走査ユニット50は、流し読みガラス40の下方の所定の読取位置に移動し、停止する。そして、原稿給送部20は、原稿載置部21に載置された原稿Dを給送ローラ22で取り込み、分離ローラ23aと分離板23bとからなる分離部23に給送する。ここで、分離部23は、給送ローラ22にて複数枚の原稿Dが給送された場合に、原稿Dを1枚に分離しながら搬送する。次に、レジセンサS1で原稿Dの先端を検知すると、レジストローラ対24にて、分離部23から搬送されてきた原稿Dの先端を受け止めて原稿Dの斜行を矯正する。ここで、レジセンサS1では原稿Dの斜行矯正のタイミングを計る他に、原稿Dの後端を検知したことに応じて給送ローラ22による給送タイミングを計り、検知時間に応じて原稿Dのサイズ判定を行うこと等ができる。
レジストローラ対24にて斜行が矯正された原稿Dは、リードセンサS2で検知される読み取りタイミングに合わせて読取走査ユニット50が画像を読み取る流し読みガラス40上の読取位置へ原稿Dを給送するように、搬送路PS1へ原稿Dを搬送する。このとき、原稿Dは、所定の回転数で回転するプラテンローラ25によって流し読みガラス40の上面から浮き上がり量を規制された状態で搬送されて、読取走査ユニット50によって画像を読み取られる。
また、プラテンローラ25の原稿搬送方向上流と原稿搬送方向下流にはそれぞれリードローラ対26a、26bが設けられており、原稿Dは読取走査ユニット50によって画像が読み取られながらリードローラ対26a、26bによって搬送されている。
画像が読み取られた原稿Dは、リードローラ対26bによって反転排出ローラ対27へ搬送され、反転排出ローラ対27によって原稿排出部28へ排出される。
ここで、反転排出ローラ対27の搬送方向上流側には排出センサS3が設けられており、排出時における滞留ジャムや遅延ジャムなどを検知することが可能となっている。
同様に、レジセンサS1およびリードセンサS2についても、原稿搬送時の滞留ジャムや遅延ジャムなどを検知可能となっている。
画像が読み取られた原稿Dは、リードローラ対26bによって反転排出ローラ対27へ搬送され、反転排出ローラ対27によって原稿排出部28へ排出される。
ここで、反転排出ローラ対27の搬送方向上流側には排出センサS3が設けられており、排出時における滞留ジャムや遅延ジャムなどを検知することが可能となっている。
同様に、レジセンサS1およびリードセンサS2についても、原稿搬送時の滞留ジャムや遅延ジャムなどを検知可能となっている。
原稿Dの両面を読み取る場合は、1面目を読み取った後、原稿排出中の反転排出ローラ27を停止し、その後逆回転させて原稿Dを機内へ引き戻し、フラッパ29にて搬送路を反転搬送路PS2に切り替えることで原稿Dを再度搬送路PS1内に送り込み、読取走査ユニット50によって2面目を読み取る。
画像読取部10は、流し読みと固定読みの何れの読み方であっても、読取走査ユニット50が原稿に光を照射し、その照射した光の反射光を受光して、原稿を光学的に読み取る。そして、原稿読取部10は、受光した光を電気信号に変換し、電気信号に基づいて画像データを作成する。
尚、画像読取装置100は不図示のプリンタ等の画像形成装置と接続可能となっており、原稿のコピーを行う際にはその画像データを画像形成装置に送り、送られた画像データに基づいて記録媒体上に読取画像を形成することが可能となっている。また、不図示のFAX回線を介して取得した画像データを外部機器へ送信することも可能となっている。
尚、画像読取装置100は不図示のプリンタ等の画像形成装置と接続可能となっており、原稿のコピーを行う際にはその画像データを画像形成装置に送り、送られた画像データに基づいて記録媒体上に読取画像を形成することが可能となっている。また、不図示のFAX回線を介して取得した画像データを外部機器へ送信することも可能となっている。
次に、図2を用いて本実施形態における原稿読取部10の構成について詳しく説明する。
図2は、本実施形態における画像読取部10の断面図である。
読取走査ユニット50は、原稿に光を照射するための光源としての照明部材51a,bと、光学レンズ52と、撮像部53とによって構成され、原稿台ガラス30において原稿の載置面とは反対面に接するように配置される。
照明部材51a,bはそれぞれ、光源としての赤色LED(以下、LED_Rと称す)、緑色LED(以下、LED_Gと称す)、青色LED(以下、LED_Bと称す)の3つを備えた白色タイプの導光管を含み、原稿台ガラス30に対して所定角度だけ傾斜する方向から原稿に光を照射する。
照明部材51a,bから照射されて原稿によって反射された反射光は、光学レンズ52によって複数の光電変換素子から構成される撮像部53の所定の結像位置へと導かれる。そして、原稿からの反射光が撮像部53によって撮像されることで原稿の画像データが等倍で読み取られ、後述する画像記憶部に格納される。
図2は、本実施形態における画像読取部10の断面図である。
読取走査ユニット50は、原稿に光を照射するための光源としての照明部材51a,bと、光学レンズ52と、撮像部53とによって構成され、原稿台ガラス30において原稿の載置面とは反対面に接するように配置される。
照明部材51a,bはそれぞれ、光源としての赤色LED(以下、LED_Rと称す)、緑色LED(以下、LED_Gと称す)、青色LED(以下、LED_Bと称す)の3つを備えた白色タイプの導光管を含み、原稿台ガラス30に対して所定角度だけ傾斜する方向から原稿に光を照射する。
照明部材51a,bから照射されて原稿によって反射された反射光は、光学レンズ52によって複数の光電変換素子から構成される撮像部53の所定の結像位置へと導かれる。そして、原稿からの反射光が撮像部53によって撮像されることで原稿の画像データが等倍で読み取られ、後述する画像記憶部に格納される。
このように構成される読取走査ユニット50は、駆動ベルト54に係合され、駆動モータ55の駆動力が駆動ベルト54を介して伝達されることでガイド軸56に沿って矢印H方向(副走査方向)に移動可能となっている。駆動モータ55には、ステッピングモータやDCモータ等が用いられる。
ここで、原稿台ガラス30の端部には、出力画像信号の歪みを補正するシェーディング補正を行うための白色基準となる白色基準板60が設けられている。
原稿画像を読み取る際には、白色基準板60に照明部材51a,bから光を照射し、その反射光からシェーディング補正を行うためのシェーディング補正値を取得する。また、シェーディング補正と同時に照明部材51a,bの露光量を一定に保つために光量調整が行われる。照明部材51a,bの光量は、主走査方向の1ライン毎に点灯する時間を変化させることで、調整される。
次に、本実施形態における画像読取部10の制御構成について説明する。
図3は、本実施形態における画像読取部10の制御構成を示すブロック図である。
図3は、本実施形態における画像読取部10の制御構成を示すブロック図である。
CPU300は、画像読取部10全体の制御をしている。RAM301は、CPU300の作業領域およびデータの一時記憶領域である。ROM302は、画像読取部10を制御するためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムが書き込まれ、CPU300によって使用される。
タイミング発生回路303は、CPU300の設定に応じて主走査方向1ライン毎のPWMデューティを可変させて、駆動回路304に照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_Bの点灯ON/OFFの制御信号を送る。
LED駆動回路304は、タイミング発生回路303から送られてくる点灯ON/OFFの制御信号に基づくタイミングで照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_Bをそれぞれ点灯させる。
撮像部53は、センサ駆動回路305に接続され、CPU300によって制御される。
増幅器(AMP)306は、撮像部53により出力された電気信号を増幅させ、A/D変換回路307に送る。A/D変換回路307は、増幅器306によって増幅された電気信号をA/D変換し、例えば各画素を16bitの輝度値として表現するデジタル画像データを画像処理部308に出力する。
画像処理部308は、A/D変換回路307によって変換されたデジタル画像データを画像処理し、画像記憶部309へ出力する。ここで、画像処理とは、上述したシェーディング補正、読取画像中の異物を補正処理する異物補正等を含む。
画像処理部308は、A/D変換回路307によって変換されたデジタル画像データを画像処理し、画像記憶部309へ出力する。ここで、画像処理とは、上述したシェーディング補正、読取画像中の異物を補正処理する異物補正等を含む。
画像記憶部309は、画像処理部307から出力された画像データを記憶し、プリンタ等の画像形成装置や、FAX等の外部装置へ読み取った画像データの転送が可能となっている。
モータ310は、CPU300に制御されることで画像読取部10全体の駆動を行う。
モータ310は、CPU300に制御されることで画像読取部10全体の駆動を行う。
次に、図4、図5を用いてシェーディング補正値を取得する際の動作を説明する。
図4は、本実施形態における画像処理部307の詳細な構成を示すブロック図である。
図5は、本実施形態におけるシェーディング補正値取得時のタイミングチャートである。(A)がLED_Rのシェーディング補正値取得時のタイミングチャート、(B)がLED_Gのシェーディングデータ補正値取得時のタイミングチャート、(C)がLED_Bのシェーディングデータ補正値取得時のタイミングチャートである。
まず、照明部材51a,bのLED_Rのシェーディング補正値を取得する際の説明をする。
図4は、本実施形態における画像処理部307の詳細な構成を示すブロック図である。
図5は、本実施形態におけるシェーディング補正値取得時のタイミングチャートである。(A)がLED_Rのシェーディング補正値取得時のタイミングチャート、(B)がLED_Gのシェーディングデータ補正値取得時のタイミングチャート、(C)がLED_Bのシェーディングデータ補正値取得時のタイミングチャートである。
まず、照明部材51a,bのLED_Rのシェーディング補正値を取得する際の説明をする。
まず、白色基準板60を読み取った際の輝度データはA/D変換回路22でA/D変換された後、間引き処理部401へ入力される。間引き処理部401は、図5(A)に示すように、1ライン毎に順次入力されるRED,GREEN,BLUEの輝度データのうち、REDの輝度データのみを加算平均処理部402へ転送する。加算平均処理部402は、間引き処理部401から転送されてくる輝度データを、所定のライン数分加算する。SHD設定処理部403は、加算平均処理部402で加算する所定のライン数や、間引き処理部401にて加算平均処理部402へ転送する輝度データを設定する。本実施形態では、SHD設定処理部403は、所定のライン数を128ラインとし、間引き処理部401にて加算平均処理部402へ転送する輝度データをREDとしている。
加算平均処理部402で加算平均されたREDの輝度値は、平均輝度値としてSHDメモリ404へ入力される。その際、SHD設定処理部403によって設定されたREDの輝度データを、SHDメモリ404内のREDに対応した各アドレスへ記憶する。
上記の説明では、例としてLED_Rについてのシェーディング補正値を取得する際の説明をしたが、LED_GやLED_Bについても同様に、図5(B)や(C)に示すように間引き処理部401にてGREENやBLUEのみを加算平均処理部402へ転送し、それぞれ加算平均することで得られる平均輝度値をSHDメモリ404の各アドレスへ記憶させる。
次に、原稿を読み取った際の画像処理部308の構成について説明する。
原稿台ガラス30上に載置される原稿や、流し読みガラス40に給送される原稿を読み取った際、A/D変換回路307でA/D変換された輝度値は、SHD補正部405に入力される。そして、SHD補正部405に入力された原稿画像の読取データに基づく輝度値は、SHDメモリ404に記憶された各色の平均輝度値に基づき決定されるSHD補正係数により1画素毎に輝度値が補正される。
そして、SHD補正部405にて輝度値が補正された読取データは後段のその他処理部406へと転送され、その他処理部406にて読み取りデータ中の異物補正処理や下地補正処理異、MTF補正処理や色ずれ補正処理等が施される。
そして、SHD補正部405にて輝度値が補正された読取データは後段のその他処理部406へと転送され、その他処理部406にて読み取りデータ中の異物補正処理や下地補正処理異、MTF補正処理や色ずれ補正処理等が施される。
以上で説明したように、本実施形態では、シェーディング補正値を取得時に各色の読取データを取り込んでいる場合と原稿画像読取時に各色の読取データを取り込んでいる場合とでLEDの色が異ならないようにLEDを点灯している。このようにすることで、LEDの点灯/消灯タイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディング補正値を作成することが可能となる。そのため、原稿画像の読み取りデータに対して、LEDの点灯/消灯タイミングによる信号の振れが生じる場合についても、シェーディング補正時に信号の振れの影響を考慮した補正をすることができ、読取画像の劣化を軽減することができる。
次に、本実施形態におけるCPU300の制御動作について、説明する。
図6は、本実施形態におけるCPU300の制御動作を示すフローチャートである。
ユーザによって画像読取動作開始の指示を受け付けると、CPU300は駆動部309を制御して、読取走査ユニット50を白色基準板60の下方に移動させ(ステップS601)、白色基準板を読み取る。(ステップS602)
次に、CPU300は、ステップS602で読み取った白色基準板60の輝度値から、AGC処理として照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_Bそれぞれの発光時間を算出し、各色の点灯/消灯タイミングを調整する。(ステップS603)
そして、ステップS603にて調整された点灯/消灯タイミングでLED_R,LED_G,LED_Bを点灯させ、各色のシェーディング補正値の取得を行う。(ステップS604)シェーディング補正値取得時の詳細な動作については、後述する。
図6は、本実施形態におけるCPU300の制御動作を示すフローチャートである。
ユーザによって画像読取動作開始の指示を受け付けると、CPU300は駆動部309を制御して、読取走査ユニット50を白色基準板60の下方に移動させ(ステップS601)、白色基準板を読み取る。(ステップS602)
次に、CPU300は、ステップS602で読み取った白色基準板60の輝度値から、AGC処理として照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_Bそれぞれの発光時間を算出し、各色の点灯/消灯タイミングを調整する。(ステップS603)
そして、ステップS603にて調整された点灯/消灯タイミングでLED_R,LED_G,LED_Bを点灯させ、各色のシェーディング補正値の取得を行う。(ステップS604)シェーディング補正値取得時の詳細な動作については、後述する。
次に、CPU300は、ステップS603にて調整された点灯/消灯タイミングでLED_R,LED_G,LED_Bを順次点灯させて、原稿画像を読み取る。(ステップS605)このとき、原稿台ガラス30上に載置された原稿を読み取る場合は、読取走査ユニット50を駆動部309で副走査方向へ移動させながら原稿画像を読み取る。また、原稿給送部20によって給送される原稿を流し読む場合は、読取走査ユニット50を流し読みガラス40の下方の読取位置へ移動させ、給送されてくる原稿画像を読み取る。
次に、ステップS605で読み取った原稿画像の読み取りデータについて、画像補正処理を行う。(ステップS606)ここでは、ステップS604で取得したシェーディング補正値を用いてSHD補正部405にてシェーディング補正を行ったり、その他処理部406にて読み取った原稿画像の異物補正処理や、MTF補正処理、色ずれ補正処理等を行う。
ステップS606にて画像補正処理が施された原稿画像の読取データは、画像記憶部308に格納され(ステップS607)、画像読取動作を終了する。
次に、ステップS604で行うシェーディング補正値を取得する際の動作について、図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態におけるCPU300の画像処理部307に対するの詳細な動作を示すフローチャートである。
図7は、本実施形態におけるCPU300の画像処理部307に対するの詳細な動作を示すフローチャートである。
CPU300は、ステップS603にて調整した照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_B各色の点灯/消灯タイミングにてLED駆動回路304が照明部材51a,bの各色のLEDを順次点灯させる。(ステップS701)
ここで、LED駆動回路304は、ステップS605の原稿画像読取時と点灯順序が等しくなるように、LED_R,LED_G,LED_Bを順次点灯させる。
ここで、LED駆動回路304は、ステップS605の原稿画像読取時と点灯順序が等しくなるように、LED_R,LED_G,LED_Bを順次点灯させる。
次に、SHD設定処理部403にてシェーディング補正値を取得する色を設定する。(ステップS702)ここでは、R,G,Bの順番でシェーディング補正値を取得する場合の説明をするため、はじめにRをシェーディング補正値を取得する色に設定する。
Rのシェーディング補正値を取得する場合(ステップS703のyes)、A/D変換回路306に入力された輝度値がRであるか否かを判定する。(ステップS704)A/D変換回路306に入力された輝度値がRである場合(ステップS704のyes)、加算平均処理部402内の加算メモリへ加算される。(ステップS705)
次に、加算平均処理部402内の加算メモリに加算されたライン数Nが規定数になったか否かを判定する。(ステップS706)ここでは、規定数を128ラインとし、規定数を満たしていない場合(ステップS706のno)は、読取走査ユニット50次のラインへ移動させる。(ステップS707)
ステップS704で、A/D変換回路306に入力された輝度値がRでない場合(ステップS704のno)は、間引き処理部401にて間引き処理されるため、加算平均処理部402内のメモリへは加算されずに、ステップS707にて読取走査ユニット50を次のラインへ移動させ、加算されたライン数Nが規定数になるまで、Rの輝度値を取得する。
次に、加算平均処理部402内の加算メモリに加算されたライン数Nが規定数になったか否かを判定する。(ステップS706)ここでは、規定数を128ラインとし、規定数を満たしていない場合(ステップS706のno)は、読取走査ユニット50次のラインへ移動させる。(ステップS707)
ステップS704で、A/D変換回路306に入力された輝度値がRでない場合(ステップS704のno)は、間引き処理部401にて間引き処理されるため、加算平均処理部402内のメモリへは加算されずに、ステップS707にて読取走査ユニット50を次のラインへ移動させ、加算されたライン数Nが規定数になるまで、Rの輝度値を取得する。
加算平均処理部402内の加算メモリへ加算されたライン数Nが規定数を満たしている場合(ステップS706のyes)は、加算平均処理部402にて加算平均処理部402内の加算メモリへ加算された輝度値を平均化し、シェーディング補正値を取得する。(ステップS708)
その後、全色のシェーディング補正値を取得したか否かを判定する。(ステップS709)
全色のシェーディング補正値を取得した場合(ステップS709のyes)は、シェーディング補正値の取得を終了し、図6のステップS605へ進む。
全色のシェーディング補正値を取得していない場合(ステップS709のno)は、ステップS702に戻り、SHD設定処理部403にて前回取得したシェーディング補正値以外の色にシェーディング補正値を取得する色を設定する。
その後、全色のシェーディング補正値を取得したか否かを判定する。(ステップS709)
全色のシェーディング補正値を取得した場合(ステップS709のyes)は、シェーディング補正値の取得を終了し、図6のステップS605へ進む。
全色のシェーディング補正値を取得していない場合(ステップS709のno)は、ステップS702に戻り、SHD設定処理部403にて前回取得したシェーディング補正値以外の色にシェーディング補正値を取得する色を設定する。
Rのシェーディング補正値を取得した後は、SHD設定処理部403にてシェーディング補正値を取得する色をGに設定する。
そして、Rのシェーディング補正値を取得したときと同様にして、Gのシェーディング補正値を取得する。
そして、Rのシェーディング補正値を取得したときと同様にして、Gのシェーディング補正値を取得する。
Gのシェーディング補正値を取得する場合(ステップS711のyes)、A/D変換回路306に入力された輝度値がGであるか否かを判定する。(ステップS712)A/D変換回路306に入力された輝度値がGである場合(ステップS712のyes)、加算平均処理部402内の加算メモリへ加算される。(ステップS705)
以降の処理は、Rのシェーディング補正値を取得した際と同様のため、同じステップ番号を付して説明を省略する。
以降の処理は、Rのシェーディング補正値を取得した際と同様のため、同じステップ番号を付して説明を省略する。
そして、RおよびGのシェーディング補正値を取得した後は、SHD設定処理部403にてシェーディング補正値を取得する色をBに設定する。
Bのシェーディング補正値を取得する場合(ステップS711のno)、A/D変換回路306に入力された輝度値がBであるか否かを判定する。(ステップS713)A/D変換回路306に入力された輝度値がBである場合(ステップS713のyes)、加算平均処理部402内の加算メモリへ加算される。(ステップS705)
以降の処理は、RおよびGのシェーディング補正値を取得した際と同様のため、同じステップ番号を付して説明を省略する。
以降の処理は、RおよびGのシェーディング補正値を取得した際と同様のため、同じステップ番号を付して説明を省略する。
ここでは、R,G,Bの順にシェーディング補正値を取得したが、原稿画像を読み取る際とシェーディング補正値を取得する際とでLED_R,LED_G,LED_Bの点灯順序が等しくなるのであれば、この順序に限らなくとも良い。
以上で説明したように、本実施形態では原稿読取時とシェーディング補正値取得時とで照明部材51a,bのLED_R,LED_G,LED_Bの点灯順番を等しくしたことで、LEDの点灯/消灯タイミングによる信号の振れが考慮されたシェーディング補正値を取得することができる。よって、照明部材51a,bの点灯/消灯によって読取データ上にムラやスジが生じることを防ぐことができ、読取画像が劣化することを軽減することができる。
50・・・読取走査ユニット
51・・・照明部材
54・・・ラインセンサ
900・・・CPU
903・・・LEDドライバ回路
904・・・センサ駆動回路
906・・・画像処理部
908・・・駆動部
51・・・照明部材
54・・・ラインセンサ
900・・・CPU
903・・・LEDドライバ回路
904・・・センサ駆動回路
906・・・画像処理部
908・・・駆動部
Claims (4)
- 複数色の光源を異なるタイミングで点灯して原稿画像を読み取る読取手段と、
前記複数色の光源を前記異なるタイミングで点灯して前記読取手段に基準部材を読み取らせ、前記複数色の光源それぞれに対する前記読取手段の読取結果を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記基準部材の読取結果に基づいて原稿画像を読取った前記読取手段の出力を補正する補正手段と、
前記読取手段が前記基準部材を読み取る際に、前記読取手段が原稿画像を読み取る際と同じ点灯順序で前記複数色の光源を点灯させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 前記複数色の光源における第1の色の光源を点灯させて前記原稿画像を読み取った読取データを、前記複数色の光源における第2の色の光源を点灯させて前記原稿画像を読み取っている際に転送する転送手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記複数色の光源の輝度値を1色ずつ所定数加算平均化する加算平均処理手段と、
前記加算平均処理部にて加算平均化された輝度値を前記複数色の各色毎に記憶する記憶手段と、を備え、
前記補正手段は、前記記憶手段に記憶された輝度値を用いて前記原稿画像を読み取った前記読取手段の出力を補正する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
前記画像読取装置が読み取った原稿画像に基づいてシート上に画像を形成する画像形成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014226572A JP2016092655A (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014226572A JP2016092655A (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016092655A true JP2016092655A (ja) | 2016-05-23 |
Family
ID=56019871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014226572A Pending JP2016092655A (ja) | 2014-11-07 | 2014-11-07 | 画像読取装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016092655A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113454704A (zh) * | 2019-03-14 | 2021-09-28 | 欧司朗光电半导体有限公司 | 用于操作光学显示设备的方法和光学显示设备 |
-
2014
- 2014-11-07 JP JP2014226572A patent/JP2016092655A/ja active Pending
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