JP4349295B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置に関し、特に、シェーディング補正に配慮された画像読み取り装置に関する。
原稿の両面読み取りが可能な画像読み取り装置が従来から広く使用されている。
このような両面読み取り型の画像読み取り装置としては、1個の読み取り手段と原稿反転搬送機構とを有し、画像読み取り位置に原稿を搬送することにより原稿の第一面を読み取った後に、原稿の表裏を反転して再度原稿を前記画像読み取り位置に搬送することにより前記読み取り手段で第二面の画像を読み取るものがある。
また、このような両面読み取り型の画像読み取り装置としては、原稿の第一面を読み取る第一読み取り手段及び第二面を読み取る第二読み取り手段を有していて、原稿を1回搬送することにより、原稿の両面の画像を同時あるいは並行して読み取ることが可能な、両面同時読み取り型の画像読み取り装置と称されるものとがある。
ここで、両面同時読み取り型の画像読み取り装置は、2個の読み取り手段を必要とするものの、一回の原稿搬送でほぼ同時に両面読み取りができるために、高速の読み取りが可能であるとともに、原稿搬送機構が簡単になるために、故障が少なく、低コストである等の多くの利点を有している。
ところで、画像読み取りにおいては、原稿を照明する光源や読み取り光学系による画像データへの影響を補正するために、白色基準部材の読み取り結果を用いたシェーディング補正が一般的に行われている。
ところで、以上の両面読み取り型の画像読み取り装置では、第一読み取り手段としては可動な読み取り開口部(可動ミラー部など)を有する第一読み取り手段と、固定の第二読み取り手段と、が使用されることが多い。
ここで、第一読み取り手段は、可動な読み取り開口部を有するので、白色基準部材を設けるために位置的な制約が緩く、白色基準部材の設置に問題はない。しかし、第二読み取り手段の読み取り開口部は固定であるために、白色基準部材を設けることが困難になるという問題がある。
このような固定の第二読み取り手段でのシェーディング補正に関して、以下の特許文献1に解決手段が記載されている。
特開2004−207790号公報(第1頁、図1)
以上の特許文献1では、固定の第二読み取り手段でのシェーディング補正に関して、原稿の地肌部分を読み取ることで、白色基準部材の設置困難な問題を解決しようとしている。
しかし、原稿の地肌部分を用いたシェーディング補正では、装置の構成を簡素化することには寄与できるものの、正確なシェーディング補正をすることには適していないという問題が残されている。
なお、第二読み取り手段の搬送ローラを白色にして白色基準部材と兼用させることも考えられるが、その場合には、第一読み取り手段の白色基準部材との材質の違いに起因する白色度の違い、原稿通紙による汚れの問題、など各種の問題が存在している。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、一方面の読み取りのために固定型の読み取り手段を使用し、原稿を搬送しつつ並行して両面の画像を読み取って両面のそれぞれの画像データを生成する場合に固定の読み取り手段でのシェーディング補正に関して、白色基準部材の設置困難な問題を解消しつつ、正確なシェーディング補正をすることが可能な画像読み取り装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである
)請求項記載の発明は、原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って両面のそれぞれの画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置であって、原稿を搬送する原稿搬送手段と、搬送される前記原稿の第一面を読み取るために可動な読み取り開口部を有する第一読み取り手段と、前記原稿の読み取り領域外であって前記第一読み取り手段の前記読み取り開口部の可動範囲に設けられ、前記第一読み取り手段により読み取られる第一白色基準部材と、搬送される前記原稿の第二面を読み取る固定の第二読み取り手段と、前記第二読み取り手段の読み取り位置に配置され、前記原稿が搬送されている場合には前記原稿を前記第二読み取り手段に対して密着させつつ搬送駆動すると共に、前記原稿が存在しない状態においては前記第二読み取り手段によって読み取られる第二白色基準部材と、前記第一読み取り手段での読み取りにより生成された画像データを第一シェーディング補正データによりシェーディング補正する第一シェーディング補正手段と、前記第二読み取り手段での読み取りにより生成された画像データを第二シェーディング補正データによりシェーディング補正する第二シェーディング補正手段と、前記第一シェーディング補正データと前記第二シェーディング補正データとを生成する制御手段と、を有し、前記第二読み取り手段と前記第二白色基準部材とは共に前記原稿の最大読み取り幅より大きく構成されており、前記制御手段は、初期時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成し、初期時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータと、前記第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質であって前記画像読取装置を構成しない第三白色基準部材としての白色基準原稿を前記第二読み取り手段で読み取って得られた白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データを生成し、補正データ生成時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータと前記白色度補正データと前記光量経時変化データとから第二シェーディング補正データを生成する、ことを特徴とする画像読み取り装置である。
)請求項記載の発明は、各種状態表示を行う表示手段を備え、前記制御手段は、初期時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成し、初期時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータとの差分から、汚損データを生成し、前記汚損データと前記光量経時変化データとの差が所定のレベル以上である場合には、前記第二白色基準部材の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を表示する、ことを特徴とする請求項記載の画像読み取り装置である。
)請求項記載の発明は、前記制御手段は、前記第一読み取り手段で前記第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿第一データの平均値と、前記第二読み取り手段で前記第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データの平均値との差分から、前記第一読み取り手段と前記第二読み取り手段との感度補正を実行する、ことを特徴とする請求項1または請求項のいずれかに記載の画像読み取り装置である。
本発明によると以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明では、原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って両面のそれぞれの画像データを生成する際に、可動な読み取り開口部を有する第一読み取り手段で原稿の第一面が読み取られ、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り手段で原稿の第二面が読み取られる。
ここで、原稿の読み取り領域外であって第一読み取り手段の読み取り開口部の可動範囲に設けられた第一白色基準部材の読み取りによって第一シェーディング補正データが生成され、該第一読み取り手段で生成された画像データがシェーディング補正される。
また、ここで、第二読み取り手段の読み取り位置に配置された第二白色基準部材が、初期時に第二読み取り手段によって読み取られ、初期第二白色基準部材読み取りデータが生成される。また、第二読み取り手段と第二白色基準部材とは共に前記原稿の最大読み取り幅より大きく構成されており、第二白色基準部材の読み取り領域外が第二読み取り手段で読み取られ、初期第二白色基準部材読み取り領域外データが生成される。
また、第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質の第三白色基準部材としての白色基準原稿が第二読み取り手段によって読み取られ、白色基準原稿データが生成される。また、初期第二白色基準部材読み取りデータと、白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成される。また、初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分によって、光量経時変化データが生成される。
そして、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データと、光量経時変化データとから第二シェーディング補正データが生成されて、該第二読み取り手段で生成された画像データがシェーディング補正される。
この結果、第二白色基準部材が第二読み取り手段の読み取り位置に配置されて、ローラやベルトなどの搬送手段を兼ねることで、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り手段における第二白色基準部材の設置困難性が解消される。
そして、第三白色基準部材による白色基準原稿データと初期第二白色基準部材読み取りデータとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成され、この白色度補正データを用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、第一白色基準部材と第二白色基準部材との材質の違いに起因する白色度の違いが補正されることになり、正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
さらに、初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分によって光量経時変化データが生成され、この光量経時変化データをも用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、ローラやベルトなどの搬送手段を兼ねた第二白色基準部材の汚れの影響が及ばない状態になるため、使用状態に影響されない正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
)請求項記載の発明では、上記()において、制御手段は、汚損データと光量経時変化データとの差が所定のレベル以上である場合には、第二白色基準部材の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を表示する。
この結果、初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分によって光量経時変化データが生成され、この光量経時変化データをも用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、ローラやベルトなどの搬送手段を兼ねた第二白色基準部材の汚れの影響が及ばない状態になるため、使用状態に影響されない正確なシェーディング補正をすることが可能になっており、さらに、第二白色基準部材の汚れなどが所定の状態を超えた場合には使用者に通知や警告を表示することが可能になる。
)請求項記載の発明では、上記(1)〜()において、制御手段は、第一読み取り手段で第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿第一データの平均値と、第二読み取り手段で第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データの平均値との差分から、第一読み取り手段と第二読み取り手段との感度補正を実行する。
この結果、可動な読み取り開口部を有する第一読み取り手段と、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り手段とのように、読み取り形式が異なる読み取り手段間で均一な読み取り感度が実現されるようになり、良好な画像読み取りが実現される。
なお、上記()〜(3)においては、第二読み取り手段で第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データを、光量経時変化データで補正することで、第二白色基準部材の汚れなどの影響を受けない状態で感度補正を実現できるようになる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。なお、原稿読み取り手段(スキャナ)により原稿の内容を画像情報として読み取って画像データを生成して出力する画像読み取り装置であっても、また、原稿読み取り手段(スキャナ)により複写対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って複写する機能を備えた画像形成装置(複写装置)であっても、さらに、原稿読み取り手段(スキャナ)により送信対象物(原稿)の内容を画像情報として読み取って通信回線を介して送信する機能を備えた画像送信装置(ファクシミリ装置)であっても、本発明の実施形態を適用することが可能である。
なお、この実施形態では、原稿を搬送しつつ、一度に両面の画像を読み取って両面の画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置、すなわち、主走査方向に複数画素の固体撮像素子などの読み取り素子を有しており、原稿を読み取り素子に対して副走査方向に移動させることで、主走査方向および副走査方向の二次元の読み取り(シートスルー型の読み取り)を原稿両面に対して実行する機能を有する画像読み取り装置または画像形成装置を対象としている。
〈画像読み取り装置の機械的構成〉
まず、図2を参照して本実施形態の画像読み取り装置の機械的構成を説明する。なお、ここでは、原稿を搬送しつつ原稿両面の画像を読み取り、両面のそれぞれの画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置を本実施形態の具体例として用いる。
ここで、自動原稿給送部(ADF)10の原稿載置部11に載置された原稿dは、送り出しローラ12aにより送り出され、分離ローラ12bにより1枚に分離され搬送される。そして、原稿dはレジストローラ12cにより、姿勢制御及びタイミング制御されて更に搬送される。原稿dは更に、プラテンローラ13を周回して搬送され、バックアップローラとしての搬送ローラ14及び排紙ローラ15を経て排紙皿16に排紙される。
なお、搬送ローラ14は、後述するように、第二読み取り部20Bの読み取り位置に設けられており、第二白色基準部材を兼用している。すなわち、第二白色基準部材は、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置され、原稿が搬送されている場合には原稿を第二読み取り部20Bに対して密着させつつ搬送駆動するバックアップローラとして動作すると共に、原稿が存在しない状態においては第二読み取り部20Bによって表面が読み取られる。
ここで、画像読み取り部20は、搬送される原稿の第一面を読み取るために可動な読み取り開口部を有する第一読み取り手段としての第一読み取り部20Aと、搬送される原稿の第二面を読み取る固定の第二読み取り手段としての第二読み取り部20Bとで構成されている。なお、第一読み取り部20Aと第二読み取り部20Bとは、同一時期に搬送される原稿の第一面と第二面とをそれぞれ読み取るものであり、いずれが上流側に配置されていてもよい。よって、図2とは逆に、第二読み取り部20Bが上流側に配置されていても問題はない。
ここで、第一読み取り部20Aでは、光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24a,24b,24cを介して結像光学系25を介して光電変換手段であるCCD(読み取り素子)26の受光面に像を結ぶ。すなわち、ここで、光源23、ミラー24a,24b,24c、結像光学系25及びCCD26を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで、第一読み取り部20Aを構成している。ここで、光源23は、主走査方向に長手方向を有する棒状のキセノンランプなどで構成された光源である。
この図2において、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系がプラテンガラス21に沿って走査しつつ、原稿の片面の画像の読み取りを行う。なお、第一読み取り部20Aでは、可動な読み取り開口部を構成する可動の走査ユニットU1、U2を有する。
そして、原稿dがADF10により自動給紙されてプラテンローラ13の周囲を回る場合には、第2プラテンガラス22下に光源23とミラー24aとが移動した状態で、原稿第一面の読み取りが行われる。そして、読み取られた原稿dの画像データは、CCD26から図示されない画像処理部に送られる。なお、この状態では、第一読み取り部20Aでは、可動な読み取り開口部を構成する可動の走査ユニットはU1’、U2’として示す位置に留まる。
また、第二読み取り部20Bは、LED(発光ダイオード)やキセノンランプ等の線状光源とCCDからなるラインセンサで構成されたCIS(コンタクト・イメージ・センサ)による原稿に密着して画像を読み取る密着型の第二読み取り手段であり、搬送される原稿の第二面を読み取る固定の第二読み取り手段である。
そして、原稿dがADF10により自動給紙されてプラテンローラ13の周囲を回る場合には、これと並行して、第二読み取り部20Bにより原稿dの第二面の読み取りが行われる。そして、読み取られた原稿dの画像データは、第二読み取り部20Bから図示されない画像処理部に送られる。
このようにして、第一面と第二面との画像が並行して読み取られた原稿dは、排紙皿16に積載されていく。
また、一様な白色濃度を有するユポ紙などで構成された第一白色基準部材27が、プラテンガラス21近傍に設けられている。そして、原稿の読み取りに先立って、この第一白色基準部材27下に光源23とミラー24aとが移動した状態で読み取って得た画像データから、第一読み取り部20Aでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データが採取され、この光量分布を補正するための第一シェーディング補正データが生成される。
なお、第二白色基準部材29としての搬送ローラ14は、第二読み取り部20Bの読み取り位置に設けられており、白色のゴムローラなどで構成されている。なお、ベルト状の搬送部であれば、白色のベルトで構成されている。なお、この第二白色基準部材29は、少なくとも、表面が白色に塗装あるいはコーティングされていればよい。
この第二白色基準部材29は、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置されているため、原稿が搬送されている場合には原稿を第二読み取り部20Bに対して密着させつつ搬送駆動するバックアップローラとして動作しているが、原稿が存在しない状態においては第二読み取り部20Bによって表面が読み取られる。そして、原稿の読み取りに先立って、この第二白色基準部材29を読み取って得た画像データから、第二読み取り部20Bでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データが採取され、この光量分布を補正するための第二シェーディング補正データが生成される。
なお、第二白色基準部材29は搬送ローラ14と兼用であるため、原稿の搬送に適した摩擦係数を有するゴムなどの材質で構成されているため、白色度が第一白色基準部材27とは異なっている。また、原稿の搬送に伴って第二白色基準部材29には汚れが付着する可能性がある。そこで、後述するように、本実施形態の特徴的な処理により、正確なシェーディング補正を実現している。
また、第二読み取り部20Bと第二白色基準部材29とは共に、原稿の最大読み取り幅より大きく構成されており、第二白色基準部材29の読み取り領域外が第二読み取り部20Bで読み取られ、初期第二白色基準部材読み取り領域外データが生成される。また、第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質の第三白色基準部材としての白色基準原稿が第二読み取り部20Bによって読み取られた場合には、白色基準原稿データが生成される。
〈画像読み取り装置の電気的構成〉
図1は本発明の第1の実施形態の画像読み取り装置内の詳細構成を示すブロック図である。なお、この図1では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の画像読み取り装置として既知の部分については省略してある。
100は、原稿を搬送しつつ、一度に両面の画像を読み取って両面の画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置、すなわち、第一読み取り部20Aと第二読み取り部20Bとを有し、シートスルー型の読み取りを原稿両面に対して実行する機能を有する画像読み取り装置である。
また、この画像読み取り装置100は、第一白色基準部材・第二白色基準部材を読み取って得た画像データに含まれる主走査方向の光量の違いを示す光量分布データを採取して、該光量分布データに基づいて光量分布を均一にするためのシェーディング補正データを両面分算出し、該シェーディング補正データに基づいて原稿の両面の画像データにシェーディング補正を実行する機能を有する。
この画像読み取り装置100において、101はCPUなどで構成されており、各部を制御する制御手段としての制御部である。
なお、この制御部101は、第二白色基準部材の読み取り領域内を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータと、第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質であって画像読取装置を構成しない第三白色基準部材としての白色基準原稿を第二読み取り部20Bで読み取って得られた白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データを生成し、補正時第二白色基準部材読み取りデータと白色度補正データとから第二シェーディング補正データを生成する際の制御を実行する。
また、この制御部101は、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成する際の制御を実行する。
そして、この制御部101は、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データと、光量経時変化データとから、第二シェーディング補正データを生成する際の制御を実行する。
また、この制御部101は、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成し、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域内を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータ(初期第二白色基準部材読み取り領域内データ)と、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域内を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータ(補正時第二白色基準部材読み取り領域内データ)との差分から、汚損データを生成し、汚損データと光量経時変化データとの差が所定のレベル以上である場合には、第二白色基準部材の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を表示部に表示する制御を実行する。
また、この制御部101は、第一読み取り部で第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿第一データの平均値と、第二読み取り部で第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データの平均値との差分から、第一読み取り部と第二読み取り部との感度補正を実行する際の制御を実行する。
111は第一読み取り部20Aの電気的構成部分であり、第一読み取り部20Aの撮像素子や駆動回路などが該当する。112は第二読み取り部20Bの電気的構成部分であり、第一読み取り部20Bの撮像素子や駆動回路などが該当する。
121は第一読み取り部111の読み取りアナログ信号をディジタルデータに変換するA−D変換部である。122は第二読み取り部112の読み取りアナログ信号をディジタルデータに変換するA−D変換部である。
131は第一読み取り部111で読み取られてA−D変換部121で生成された第一画像データに各種画像処理を施す際の第一画像処理部である。132は第二読み取り部112で読み取られてA−D変換部122で生成された第二画像データに各種画像処理を施す際の第二画像処理部である。
141は第一シェーディング補正データが格納される第一データメモリである。142は第二データメモリであり、初期第二白色基準部材読み取りデータ(初期第二白色基準部材読み取り領域内データ、初期第二白色基準部材読み取り領域外データ)、補正時第二白色基準部材読み取りデータ(補正時第二白色基準部材読み取り領域内データ、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データ)、白色基準原稿データ、白色度補正データ、光量経時変化データ、汚損データ、第二シェーディング補正データが格納される。
151は第一シェーディング補正データによって第一画像データにシェーディング補正を施す第一シェーディング補正部である。
152は第二シェーディング補正部であり、補正時第二白色基準部材読み取り領域内データ、白色基準原稿データ、白色度補正データ、光量経時変化データに基づいて生成される第二シェーディング補正データによって、第二画像データにシェーディング補正を施す。
160は各種画像処理とシェーディング補正とが施された画像データが格納される画像メモリであり、図示されない通信手段としてのインタフェースなどを介して、制御部101の制御に基づいて画像データが外部機器に対して出力される。
180は画像読み取り装置の表示部であり、制御部101の制御に基づいて、各種状態あるいは各種メッセージを文字や数値コードや絵文字などによって表示する。あるいは、この表示部180は、必要に応じて、音声や光の点滅によって表示や報知する。
なお、この実施形態において、「第一シェーディング補正データ」は、第一白色基準部材読み取りデータから生成される。
また、「第二白色基準部材読み取り領域内データ」は、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置された第二白色基準部材29の読み取り領域が、第二読み取り部20Bによって読み取られて生成される。なお、読み取りの時期が初期時の調整時であれば「初期第二白色基準部材読み取り領域内データ」であり、読み取りの時期が補正データ生成時であれば「補正時第二白色基準部材読み取り領域内データ」となる。
また、「第二白色基準部材読み取り領域外データ」は、第二読み取り部20Bと第二白色基準部材29とは共に前記原稿の最大読み取り幅より大きく構成されている場合に、第二白色基準部材29の読み取り領域外が第二読み取り部20Bで読み取られて生成される。なお、読み取りの時期が初期時の調整時であれば「初期第二白色基準部材読み取り領域外データ」であり、読み取りの時期が補正データ生成時であれば「補正時第二白色基準部材読み取り領域外データ」となる。
なお、実際の装置では、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置された第二白色基準部材29が第二読み取り部20Bによって読み取られることで、以上の「第二白色基準部材読み取り領域内データ」と「第二白色基準部材読み取り領域外データ」とを合わせた状態の「第二白色基準部材読み取りデータ」が生成される。なお、読み取りの時期が初期時の調整時であれば「初期第二白色基準部材読み取りデータ」であり、読み取りの時期が補正データ生成時であれば「補正時第二白色基準部材読み取りデータ」となる。
また、「白色基準原稿データ」は、第一白色基準部材27と同等の白色度を有する第三白色基準部材としての白色基準原稿が第二読み取り部20Bによって読み取られて生成されるデータであり、「第三白色基準部材読み取りデータ」と言うこともできる。
また、「白色度補正データ」は、初期第二白色基準部材読み取りデータ(初期第二白色基準部材読み取り領域内データ)と、白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から生成される。
また、「光量経時変化データ」は、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から生成される。
また、「汚損データ」は、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域内を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータ(初期第二白色基準部材読み取り領域内データ)と、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域内を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータ(補正時第二白色基準部材読み取り領域内データ)との差分から生成される。
また、「第二シェーディング補正データ」は、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データとから生成される。あるいは、「第二シェーディング補正データ」は、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データと、光量経時変化データとから生成される。
〈第一の実施形態の動作状態〉
以下、第一の実施形態の画像読み取り装置の動作について、図3の光量分布の特性図
と、図4〜図6のフローチャートを参照して、詳細な動作説明を行う。なお、図4は第一読み取り部20Aでの初期動作時のフローチャート、図5は第二読み取り部20Aでの初期動作時のフローチャート、図6は第二読み取り部20Aでの初期動作時のフローチャート、である。
(1)第一シェーディング補正データの生成と補正実行:
以上のような画像読み取り装置において、図4のフローチャートを参照して、第一読み取り部20Aの初期動作時の動作説明を行う。
画像読み取り装置100の電源がオンされると(図4S1)、制御部101は初期の調整モード(I)に移行し(図4S2)、第一読み取り部20Aの各部を初期化する。ここで、初期の調整モード(I)においては、第一シェーディング補正データを取得するため、光源23を点灯させ、光学ユニットU1(図2参照)を、第一白色基準部材27直下に移動させる(図4S3)。
そして、制御部101の指示により、このように第一白色基準部材27下に光源23とミラー24aとが移動した状態で、第一白色基準部材27を読み取って画像データW1nを得る(図4S4)。
なお、ここで、画像データW1nは、例えば、7400素子の読み取り素子を有する第一読み取り部20Aによって実行されるため、nは1〜7400の画素番号を意味している。
そして、第一白色基準部材を読み取って得た画像データから、制御部101は、第一読み取り部20Aでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データを算出し、さらに、この光量分布を補正するための第一シェーディング補正データを生成し(図4S5)、第一データメモリ141に格納する。すなわち、この第一白色基準部材27を読み取って得た画像データによる光量分布は、各種光学部材のコサイン4乗則などによって周辺光量が低下するため、図3(a)のように両端で光量低下が生じており、その低下を補うための第一シェーディング補正データを生成する。
なお、これ以後の通常モードにおいては、このようにして生成された第一シェーディング補正データに基づいて、第一画像処理部131での各種画像処理に合わせて、第一シェーディング補正部151がシェーディング補正を実行する。
(2)白色度補正データの生成:
以上のような画像読み取り装置において、図5のフローチャートを参照して、第二読み取り部20Bの初期動作時における白色度補正データの生成の動作説明を行う。すなわち、第二白色基準部材に使用による汚れが付着する以前に以下の動作(初期の調整モードIIa)を実行しておく。
画像読み取り装置100が工場調整時などに通常の初期時に電源オンされると(図5S1)、制御部101は第二読み取り部20Bのための初期の調整モード(IIa)として白色度調整モードに移行し(図5S2)、第二読み取り部20Bの各部を初期化する。
ここで、初期の調整モード(IIa)においては、第二シェーディング補正データを取得する前段階として、白色度補正データΔWnを取得することを目的としている。このため、まず、制御部101の指示により、第二読み取り部20Bに内蔵された光源を点灯させる(図5S3)。
そして、制御部101の指示により、このように光源を点灯させた状態で、第二白色基準部材29を読み取って、その画像データW2nを得る(図5S4)。なお、ここで、画像データW2nは、例えば、7400素子の読み取り素子を有する第二読み取り部20Bによって実行されるため、nは1〜7400の画素番号を意味している。
そして、第二白色基準部材を読み取って得た画像データW2nから、制御部101は、第二読み取り部20Bでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データを意味する初期第二白色基準部材読み取りデータを算出し、第二データメモリ142に格納する(図5S5)。
なお、この第二白色基準部材29を読み取って得た画像データW2nによる光量分布は、第二読み取り部20Bを構成する撮像素子の素子群毎の感度差などによって、図3(c)実線のように、素子群内ではほぼ一定であるものの、素子群毎の違いにより、段階状の信号値の変化が生じている。
たとえば、A3サイズの原稿に対応した画像読み取り装置100では、297mmの読み取り幅が必要であり、若干の原稿外領域に余裕を持って、313mm程度の読み取り幅を有している。この場合、読み取り密度にもよるが、第二読み取り部20Bは約7400素子程度の素子数を有しているため、数百素子程度の素子群を集めて構成されている。
ここで、制御部101は、第一白色基準部材27と同等の白色度を有する第三白色基準部材としての白色基準原稿を、ADF10の原稿載置部11に載置するように、表示部180に表示する。なお、この白色基準原稿は、第一白色基準部材27の材質(たとえば、ユポ紙)と同等な材質で、同等の白色度を有するように、予め、画像読み取り装置100の製造者が用意し、画像読み取り装置100に添付しておくことが望ましい。
そして、制御部101の指示により、第二読み取り部20B内の光源を点灯させた状態で、原稿載置部11に載置された白色基準原稿を送り出しローラ12aにより送り出し、第二読み取り部20Bによって読み取って、その画像データW3nを得る。
なお、ここで、画像データW3nは、例えば、7400素子の読み取り素子を有する第二読み取り部20Bによって実行されるため、nは1〜7400の画素番号を意味している。
そして、白色基準原稿(第三白色基準部材)を読み取って得た画像データから、制御部101は、第二読み取り部20Bでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データを意味する白色基準原稿データ(第三白色基準部材読み取りデータ)を算出し、第二データメモリ142に格納する(図5S6)。
なお、この白色基準原稿を読み取って得た画像データ(白色基準原稿データ)W3nによる光量分布は、第二読み取り部20Bを構成する撮像素子の素子群毎の感度差などによって、図3(b)のように、素子群内ではほぼ一定であるものの、素子群毎の違いにより、段階状の信号値の変化が生じている。
この白色基準原稿データは、第一白色基準部材27と同等の白色度を有するユポ紙などの材質で構成された白色基準原稿を読み取って得たデータである。なお、第二白色基準部材29は白色のゴムなどの材質で構成されているため、白色度が第一白色基準部材27や白色基準原稿よりも低い。この結果、図3(c)に示すように、白色基準原稿データと初期第二白色基準部材読み取りデータとでは、白色度の違いに相当するΔWnのレベル低下が生じている。
そして、制御部101は、白色基準原稿データW3nと初期第二白色基準部材読み取りデータW2nとの同一位置画素同士の差分を表す白色度補正データ(ΔWn)を算出する(図5S7)。
すなわち、白色度補正データΔWnは、
ΔWn=W3n−W2n …(1)、
と表すことができる。
なお、初期第二白色基準部材読み取りデータは第二白色基準部材29全体で発生するのに対し、白色基準原稿データは読み取り領域でのみ発生するため、実質的には、初期第二白色基準部材読み取り領域内データと、白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分として、白色度補正データを算出する。そして、制御部101は、この白色度補正データを第二データメモリ142に格納する(図5S8)。
以上のようにして、初期第二白色基準部材読み取り領域内データと初期第二白色基準部材読み取り領域外データとを合わせた状態の初期第二白色基準部材読み取りデータ、白色基準原稿データ、白色度補正データを算出し、第二データメモリ142に格納した時点で、第二読み取り部20B内の光源を消灯し、図5のフローチャートの処理を終了する(図5S9)。
なお、以上の動作(第二読み取り部20Bの初期動作時における白色度補正データΔWnの生成)は、第二白色基準部材に使用による汚れが付着する以前に実行しておき、そのデータを以後利用する。
(3)第二シェーディング補正データの生成と補正実行:
以上のような画像読み取り装置において、図6のフローチャートを参照して、第二読み取り部20Bの各動作時における第二シェーディング補正データの生成と補正実行の動作説明を行う。
なお、以下の処理は、画像読み取り装置が使用のために電源オンされる毎、あるいは、所定の時期が到来した時点(所定枚数の読み取りを実行した後)などの電源オン時に実行される(補正時の調整モード(IIb))。
画像読み取り装置100の電源がオンされると(図6S1)、制御部101は第二読み取り部20Bのための調整実行時の調整モード(IIb)として、第二シェーディング補正データ生成モードに移行し(図6S2)、第二読み取り部20Bの各部を初期化する。
ここで、補正時の調整モード(IIb)においては、第二シェーディング補正データを取得する段階として、既に説明した初期の調整モード(IIa)で算出された白色度補正データΔWnと、後述する光量経時変化データΔLとを参照して、第二シェーディング補正データとを生成することを目的としている。
このため、まず、制御部101の指示により、第二読み取り部20Bに内蔵された光源を点灯させる(図6S3)。
そして、制御部101の指示により、このように第二読み取り部20Bに内蔵された光源を点灯させた状態で、第二白色基準部材29を読み取って、その画像データ(補正時第二白色基準部材読み取りデータ)W4nを得る(図6S4)。
そして、第二白色基準部材を読み取って得た画像データ(補正時第二白色基準部材読み取りデータ)W4nから、制御部101は、第二読み取り部20Bでの主走査方向の光量の違い(光量分布)を表す光量分布データを意味する補正時第二白色基準部材読み取りデータを算出し、第二データメモリ142に格納する(図6S5)。
なお、この補正時の調整モード(IIb)で第二白色基準部材29を読み取って得た画像データ(補正時第二白色基準部材読み取りデータ)W4nによる光量分布は、第二読み取り部20Bを構成する撮像素子の素子群毎の感度差などによって、図3(d)実線のように、素子群内ではほぼ一定であるものの、素子群毎の違いにより、段階状の信号値の変化が生じている。
なお、ここで、画像データ(補正時第二白色基準部材読み取りデータ)W4nは、例えば、7400素子の読み取り素子を有する第二読み取り部20Bによって実行されるため、nは1〜7400の画素番号を意味している。たとえば、A3サイズの原稿に対応した画像読み取り装置100では、297mmの読み取り幅が必要であり、若干の原稿外領域に余裕を持って、313mm程度の読み取り幅を有している。この場合、読み取り密度にもよるが、第二読み取り部20Bは約7400素子程度の素子数を有しているため、数百素子程度の素子群を集めて構成されている。
また、画像読み取り装置100の使用を続けることで、光源の光量低下が徐々に進行することに加え、第二白色基準部材29は搬送ローラ14と兼用であるため、原稿の搬送に伴って第二白色基準部材29の読み取り領域には汚れが付着してくる。
このため、読み取り領域において、図3(d)に示すように、汚れ無しの状態での初期第二白色基準部材読み取りデータ(図3(d)破線)と比較すると、汚れ有りの状態の補正時第二白色基準部材読み取りデータ(図3(d)実線)は、汚れに起因する反射率の低下によってレベル低下が生じてくる。なお、光源の光量低下によってもレベル低下が僅かに生じている。
また、読み取り領域外においては、第二白色基準部材29には汚れが付着することがないため、光源の光量低下によるレベル低下(光量経時変化データΔL)のみが生じている。この図3(d)では、読み取り領域外の両側にそれぞれ、ΔL1とΔL2のレベル低下が生じた様子を示している。
すなわち、制御部101は、初期時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に第二白色基準部材の読み取り領域外を第二読み取り部20Bで読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データΔLを算出する(図6S6)。
なお、たとえば、7400画素の素子からなる第二読み取り部20Bのうち、端部100素子ずつが読み取り領域外である場合には、
ΔL1=((W21 +W22 +…+W2100)−(W41 +W42 +…+W4100))/100 …(2)、となる。
同様に、
ΔL2=((W27301+W27302 +…+W27400)−(W47301 +W47302 +…+W47400))/100 …(3)、となる。
なお、ここでは、上述したnを画素番号とした場合のW2nとして、W2の直後の半角数字の部分が画素番号を表している。また、上述したnを画素番号とした場合のW4nとして、W4の直後の半角数字の部分が画素番号を表している。
そして、
ΔL=(ΔL1+ΔL2)/2 …(4)、と表すことができる。
以上のようにして、第二白色基準部材29の読み取り領域外の読み取り結果を用いて、制御部101が光量経時変化データΔLを算出し、第二データメモリ142に格納する(図6S7)。
なお、制御部101は、初期時(工場調整時などユーザでの使用が開始される前の時点)に第二白色基準部材29の読み取り領域内を読み取って得た初期第二白色基準部材読み取りデータと、補正データ生成時に第二白色基準部材29の読み取り領域内を読み取って得た補正時第二白色基準部材読み取りデータとの領域内同士の差分から汚損データを生成し、該汚損データから前記光量経時変化データΔLを差し引いた値が所定のレベル以上である場合には、第二白色基準部材29の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を、表示部180に表示する。
そして、制御部101は、補正時第二白色基準部材読み取りデータW4nと、白色度補正データΔWnと、光量経時変化データΔLとから、第二シェーディング補正データを算出するための白ラインデータW5nを以下のように生成する。
ここで、W5nは、
W5n=W2n+ΔWn−ΔL …(5)、
と表すことができる。
すなわち、制御部101は、補正時第二白色基準部材読み取りデータW4n(図3(d)実線)と、白色度補正データΔWn(図5S7、図3(c))と、光量経時変化データΔL(図6S7、図3(d)L2相当)とから、第二シェーディング補正データを算出する(図6S8)。
以上のようにして、光量経時変化データΔL、第二シェーディング補正データを算出し、第二データメモリ142に格納した時点で、制御部101は、図6のフローチャートの処理を終了する。
なお、これ以後の通常モードにおいては、このようにして生成された第二シェーディング補正データに基づいて、第二画像処理部132での各種画像処理に合わせて、第二シェーディング補正部152がシェーディング補正を実行する。
なお、光量経時変化データΔLが小さい場合には、制御部101は、初期第二白色基準部材読み取りデータ(図3(c)実線)と、白色度補正データΔWn(図3(c))とから、第二シェーディング補正データを算出することも可能である。
実施形態により得られる効果(1):
ここでは、初期第二白色基準部材読み取りデータ(図3(c)実線)と、白色度補正データΔWn(図3(c))とから、制御部101が第二シェーディング補正データを算出した場合の効果を説明する。
ここで、原稿の読み取り領域外であって第一読み取り手段の読み取り開口部の可動範囲に設けられた第一白色基準部材の読み取りによって第一シェーディング補正データが生成され、該第一読み取り手段で生成された画像データがシェーディング補正される。
また、以上のような実施形態の処理の結果、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置された第二白色基準部材29の読み取り領域が、第二読み取り部20Bによって読み取られ、初期第二白色基準部材読み取りデータが生成される。また、第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質の第三白色基準部材としての白色基準原稿が第二読み取り部20Bによって読み取られ、白色基準原稿データが生成される。また、初期第二白色基準部材読み取りデータと、白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成される。
そして、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データと、から第二シェーディング補正データが生成されて、該第二読み取り部20Bで生成された画像データがシェーディング補正される。
この結果、第二白色基準部材29が第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置されて、ローラやベルトなどの搬送部を兼ねることで、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り部20Bにおける第二白色基準部材29の設置困難性が解消される。
そして、第三白色基準部材による白色基準原稿データと初期第二白色基準部材読み取りデータとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成され、この白色度補正データを用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、第一白色基準部材と第二白色基準部材29との材質の違いに起因する白色度の違いが補正されることになり、正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
実施形態により得られる効果(2):
ここでは、補正時第二白色基準部材読み取りデータ(図3(d)実線)と、白色度補正データΔWnと、光量経時変化データΔLとから、制御部101が第二シェーディング補正データを算出する場合の効果について説明する。
以上のような実施形態の処理の結果、第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置された第二白色基準部材29の読み取り領域が、第二読み取り部20Bによって読み取られ、初期第二白色基準部材読み取りデータが生成される。
また、第二読み取り部20Bと第二白色基準部材29とは共に前記原稿の最大読み取り幅より大きく構成されており、第二白色基準部材29の読み取り領域外が第二読み取り部20Bで読み取られ、初期第二白色基準部材読み取り領域外データが生成される。
また、第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質の第三白色基準部材としての白色基準原稿が第二読み取り部20Bによって読み取られ、白色基準原稿データが生成される。また、初期第二白色基準部材読み取りデータと、白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成される。
また、初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分によって光量経時変化データが生成される。
そして、補正時第二白色基準部材読み取りデータと、白色度補正データと、光量経時変化データとから第二シェーディング補正データが生成されて、該第二読み取り部20Bで生成された画像データがシェーディング補正される。
この結果、第二白色基準部材29が第二読み取り部20Bの読み取り位置に配置されて、ローラやベルトなどの搬送部を兼ねることで、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り部20Bにおける第二白色基準部材29の設置困難性が解消される。
そして、第三白色基準部材による白色基準原稿データと初期第二白色基準部材読み取りデータとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データが生成され、この白色度補正データを用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、第一白色基準部材と第二白色基準部材29との材質の違いに起因する白色度の違いが補正されることになり、正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
さらに、初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分によって光量経時変化データが生成され、この光量経時変化データをも用いて第二シェーディング補正データが生成されるため、ローラやベルトなどの搬送部を兼ねた第二白色基準部材29の汚れの影響が及ばない状態になるため、使用状態に影響されない正確なシェーディング補正をすることが可能になる。
また、制御部101は、初期第二白色基準部材読み取りデータと、補正時第二白色基準部材読み取りデータとの差分から汚損データを生成し、該汚損データから前記光量経時変化データΔLを差し引いた値が所定のレベル以上である場合には、第二白色基準部材29の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を表示部180に表示することで、使用状態に影響されない正確なシェーディング補正をすることが可能になるだけでなく、第二白色基準部材の汚れなどが所定の状態を超えた場合には使用者に通知や警告を表示することが可能になる。
その他の実施形態(1):
また、制御部101は、第一読み取り部20Aで第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿第一データの平均値と、第二読み取り部20Bで第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データの平均値との差分から、第一読み取り部20Aと第二読み取り部20Bとの感度補正を実行してもよい。この場合、いずれかの処理回路での増幅率の調整などにより対処できる。
この結果、可動な読み取り開口部を有する第一読み取り部20Aと、固定された読み取り開口部を有する第二読み取り部20Bとのように、読み取り形式が異なる読み取り部間で均一な読み取り感度が実現されるようになり、良好な画像読み取りが実現される。
なお、第二読み取り部20Bで第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データを、光量経時変化データで補正することで、第二白色基準部材の汚れなどの影響を受けない状態で感度補正を実現できるようになる。
その他の実施形態(2):
なお、以上の実施形態では、画像読み取り装置を具体例にして説明してきたが、画像読み取り装置を備えた画像形成装置画像読み取り装置の場合にも上述した制御や処理を実行することで、同様の優れた効果を奏することが可能になる。
本発明の実施形態の画像読み取り装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態の画像読み取り装置の機械的な構成を示す構成図である。 画像読み取りの光量分布を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像読み取り時の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像読み取り装置
101 制御部
111 第一読み取り部
112 第二読み取り部
121 A−D変換器
122 A−D変換器
131 第一画像処理部
132 第二画像処理部
141 第一データメモリ
142 第二データメモリ
151 第一シェーディング補正部
152 第二シェーディング補正部
160 画像メモリ
180 表示部

Claims (3)

  1. 原稿を搬送しつつ両面の画像を読み取って両面のそれぞれの画像データを生成する機能を有する画像読み取り装置であって、
    原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    搬送される前記原稿の第一面を読み取るために可動な読み取り開口部を有する第一読み取り手段と、
    前記原稿の読み取り領域外であって前記第一読み取り手段の前記読み取り開口部の可動範囲に設けられ、前記第一読み取り手段により読み取られる第一白色基準部材と、
    搬送される前記原稿の第二面を読み取る固定の第二読み取り手段と、
    前記第二読み取り手段の読み取り位置に配置され、前記原稿が搬送されている場合には前記原稿を前記第二読み取り手段に対して密着させつつ搬送駆動すると共に、前記原稿が存在しない状態においては前記第二読み取り手段によって読み取られる第二白色基準部材と、
    前記第一読み取り手段での読み取りにより生成された画像データを第一シェーディング補正データによりシェーディング補正する第一シェーディング補正手段と、
    前記第二読み取り手段での読み取りにより生成された画像データを第二シェーディング補正データによりシェーディング補正する第二シェーディング補正手段と、
    前記第一シェーディング補正データと前記第二シェーディング補正データとを生成する制御手段と、を有し、
    前記第二読み取り手段と前記第二白色基準部材とは共に前記原稿の最大読み取り幅より大きく構成されており、
    前記制御手段は、
    初期時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成し、
    初期時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータと、前記第一白色基準部材と同等の白色度を有する材質であって前記画像読取装置を構成しない第三白色基準部材としての白色基準原稿を前記第二読み取り手段で読み取って得られた白色基準原稿データとの同一位置画素同士の差分から白色度補正データを生成し、
    補正データ生成時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータと前記白色度補正データと前記光量経時変化データとから第二シェーディング補正データを生成する、
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 各種状態表示を行う表示手段を備え、
    前記制御手段は、
    初期時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取り領域外データと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材の読み取り領域外を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取り領域外データとの差分から、光量経時変化データを生成し、
    初期時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた初期第二白色基準部材読み取りデータと、補正データ生成時に前記第二白色基準部材を前記第二読み取り手段で読み取って得られた補正時第二白色基準部材読み取りデータとの差分から、汚損データを生成し、
    前記汚損データと前記光量経時変化データとの差が所定のレベル以上である場合には、前記第二白色基準部材の読み取り領域内に汚れが発生していること、あるいは、サービスコールの要求を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 記制御手段は、前記第一読み取り手段で前記第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿第一データの平均値と、前記第二読み取り手段で前記第三白色基準部材を読み取って得られた白色基準原稿データの平均値との差分から、前記第一読み取り手段と前記第二読み取り手段との感度補正を実行する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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