JP4989121B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4989121B2
JP4989121B2 JP2006168880A JP2006168880A JP4989121B2 JP 4989121 B2 JP4989121 B2 JP 4989121B2 JP 2006168880 A JP2006168880 A JP 2006168880A JP 2006168880 A JP2006168880 A JP 2006168880A JP 4989121 B2 JP4989121 B2 JP 4989121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
image
document
correction
shading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006168880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007336455A5 (ja
JP2007336455A (ja
Inventor
大輔 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006168880A priority Critical patent/JP4989121B2/ja
Publication of JP2007336455A publication Critical patent/JP2007336455A/ja
Publication of JP2007336455A5 publication Critical patent/JP2007336455A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4989121B2 publication Critical patent/JP4989121B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

本発明は、原稿の一方面の画像を読み取る第1の読み取り手段と、前記原稿の他方面の画像を読み取る第2の読み取り手段とを有する画像読み取り装置に関する。
従来、複写機等に使用される画像読み取り装置には、原稿搬送装置により原稿を1ページずつ原稿台ガラス上に搬送し、その搬送路に固定された露光装置により露光することで原稿の画像を読み取る、いわゆる「流し読み」を行うものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。また、生産性向上のために画像読み取り装置を2つ設けて、原稿の表裏を一度の搬送で読み取るものが知られている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−285595号公報 特開2004−187144号公報 特許第3660180号
しかしながら、上記構成を有する画像読み取り装置において、両面原稿読み取り時に原稿の画像読み取り位置の違いによる光量にばらつきなどにより、表面原稿の読み取り値と裏面原稿の読み取り値に差異がある場合も問題となる。
この両面原稿画像読み取り時の表裏読み取りレベル差及び原稿の読み取り位置による光量のばらつきを補正する手段として、基準白色板を用いてシェーディング補正を行い、読み取りモードが異なる場合でも同等な読み値となるよう補正する方法が開示されている。(例えば、特許文献3参照)。
しかし、上記特許文献3に開示された方法ではシューディング補正用データ補正のために、読み取り特性の合わせ込み方法として開示されている具体的な方法はゲイン調整のみであり、特定の場合にしか適用できない問題点があった。
さらに、シェーディング補正用のシステム以外にも、シェーディング補正データを補正するための回路を持つなど、大規模で煩雑な構成となり、製造コストの上昇を招いていた。特に、流し読みで両面原稿を読み取る際には、表面と裏面の読み取り値が異なることで、白黒原稿の場合は濃度差、カラー原稿の場合は色差が発生することが問題となる。
本発明は、原稿の一方面の画像を読み取る第1の読み取り手段と、前記原稿の他方面の画像を読み取る第2の読み取り手段と、原稿の種類を設定する設定手段と、白色基準部材の読取結果に基づき、前記第1および第2の読み取り手段の各々に対するシェーディングデータを生成する生成手段と、前記設定された原稿の種類に応じて、前記第2の読み取り手段の読み取り特性を前記第1の読み取り手段の読み取り特性に合わせるように、前記第2の読み取り手段に対するシェーディングデータを補正する補正手段と、前記第1の読み取り手段の画像データを前記第1の読み取り手段に対するシェーディングデータを用いて補正し、前記第2の読取手段の画像データを前記第2の読み取り手段に対する補正されたシェーディングデータを用いて補正するシェーディング補正手段と、を備えたことを特徴とする。
原稿の種類に応じて、第2の読み取り手段に対するシェーディングデータを補正することにより、原稿の種類がかわっても第1の読み取り手段の読み取り特性を第2の読み取り手段の読み取り特性に合うようにすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて以下実施例で詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例の自動原稿給送装置を搭載した画像読み取り装置の構成を図1に示す。また、図2はそれによって実行される原稿読み取り動作のフローチャートである。
図1において、100は自動原稿給送装置である。101は原稿トレイであり、原稿102を積載する。原稿トレイ101の上方には、給紙ローラ103が設けられている。給紙ローラ103は、分離搬送ローラ104と同一駆動源に接続され、その回転に連れて回転し、原稿を給紙する(ステップS201)。
給紙ローラ103は、通常、ホームポジションである上方の位置に退避しており、原稿のセット作業を阻害しないようになっている。給紙動作が開始されると、給紙ローラ103は下降して原稿102の上面に当接する。給紙ローラ103は、図示しないアームに軸支されているので、アームが揺動することにより上下に移動する。
分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104の対向側に配置されており、分離搬送ローラ104側に押圧されている。分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等から形成されており、分離搬送ローラ104と協働して、給紙ローラ103によって給紙される原稿102を1枚ずつ捌いて給紙する。
レジストローラ106およびレジスト従動ローラ107は、分離部で給紙された原稿の先端を揃えるものであり、静止したレジストローラ対106、107のニップ部に向けて分離した原稿の先端を突き当て、原稿にループを生じさせてその先端を揃える。そして、リードローラ108およびリード従動ローラ109は、原稿を流し読みガラス116に向けて搬送する。流し読みガラス116の対向側には、プラテンローラ110が配置されている。
この際、流し読みガラス116上(第一の画像読み取り部)を通過する原稿102の表面の画像情報をCCDラインセンサ126にて読み取る(ステップS202)、CCDラインセンサ126での原稿102の表面画像読み取りが終了すると、リード排出ローラ111およびリード排出従動ローラ112は、原稿をCIS(コンタクトイメージセンサ)128側に搬送する。117は流し読みガラス116からシートをすくい上げるためのジャンプ台である。CIS128の対向側には、プラテンローラ127が配置されている。
この際、流し読みガラス130上(第二の画像読み取り部)を通過する原稿102の裏面の画像情報をCIS128にて読み取る(ステップS203)。CIS128での原稿102の裏面画像読み取りが終了すると、排紙ローラ113は原稿を排紙トレイ114に排出する(ステップS204)。
115は画像読み取り装置である。画像読み取り装置115は、読み取り原稿面に対して光を照射するランプ119、および原稿102からの反射光をレンズ125およびCCDラインセンサ126に導くミラー120、121、122を有する。ランプ119およびミラー120は、第1ミラー台123に取り付けられている。また、ミラー121、122は、第2ミラー台124に取り付けられている。
ミラー台123、124は、ワイヤ(図示せず)によって駆動モータ(図示せず)と結合され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス118と平行に移動する。原稿からの反射光は、ミラー120、121、122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の受光部に結像される。CCDラインセンサ126は、結像した反射光を光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
CIS128も同様に原稿102からの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
上記構成を有する画像読み取り装置では、原稿102を原稿台ガラス118上に載置し、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を副走査方向(図中矢印方向)に移動させながら原稿を読み取る原稿固定読み取りモードと、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を停止させた状態で、原稿搬送装置100によって原稿102を搬送させながら、流し読みガラス116の位置で原稿を読み取るモード(流し読みモード)との2つのモードで原稿を読み取ることができる。流し読みモードでは、流し読みガラス130を介してCIS128により原稿102の裏面の画像情報を読み取ることもできる。
図3は、本実施例の画像読み取り装置の構成ブロック図である。ここでは、CCDラインセンサ126から出力される画像信号を処理する構成のみを示すが、CIS128から出力される画像信号も同様な構成を有する。ここでは、図示を省略する。
図3に示すように、CCD301を駆動制御するためのCCD駆動回路302、CCD301から出力されるアナログデータをディジタルデータに変換するA/D変換部303、A/D変換部303からの出力信号に対してシェーディング補正を含む画像処理する画像処理ASIC304、画像データの一時保存用のSDRAM305を備えている。画像処理ASIC304において、シェーディング補正を含む画像処理を行った画像データは、画像形成装置に送られる。
CCDラインセンサ126及びCIS128のそれぞれから出力される画像データの画素毎のばらつきを補正するシェーディング補正について説明する。
まず、自動原稿給送装置100によりシェーディング白板を給送し、ランプ119を点灯させて流し読みガラス106上に存在するシェーディング白板を照射し、CCDラインセンサ126により読み取ることでシェーディングデータを得る。次に、シェーディング白板をCIS128に内蔵されている光源により照射してCIS128により読み取ることで、同様にシェーディングデータを取得する。このようにして得られたCCDラインセンサ126及びCIS128のシェーディングデータの各画素値が任意の目標値(例えば、輝度値で245)になるようにゲイン値を画素毎に調整する。このゲイン調整値をシェーディング補正データとして記憶しておく。
ここで、シェーディング白板は面内で一様な濃度管理がされた白板であり、CCDラインセンサの読み取り値を255とする基準白色板とは異なるものである。基準白色板は、原稿表面の画像を読み取るCCDラインセンサ126と原稿裏面の画像を読み取るCIS128で同じものを使用することが望ましいが、CIS128は原稿搬送装置に取り込まれており、内部に基準白色板を挿入するスペースがない等の問題が発生する場合があるため、このように基準白板とシェーディング白板を別々に用意することが望ましい。
続いて、CCDラインセンサ126とCIS128それぞれのランプを消灯した状態で、各々のセンサから出力されるデータの各画素値(黒オフセット値)が任意の目標値(例えば、輝度値で5)になるように画素ごとにオフセット調整する。この調整値をオフセット調整値として記憶しておく。
そして、画像処理ASIC304において、原稿の画像を読み取ることでCCD301から出力される画像データに対して、記憶されているシェーディング補正データ及びオフセット調整値に基づいて画素ごとにゲイン調整及びオフセット調整することでシェーディング補正が行われる。
このように、原稿の表面画像を読み取るCCDラインセンサ126及び原稿の裏面画像を読み取るCIS128の各々から出力される画像データに対して、上記シェーディング補正が行われる。しかしながら、読み取り装置の各構成要素、つまり、ランプやガラス、レンズやミラー等には製造ばらつきが存在する。さらに、原稿表裏画像読み取りに用いる光学系を異なるものにした場合、シェーディング補正を行っても表裏画像読み取り装置間での読み取り特性差は顕著に表れる。したがって、上記のようにシェーディング補正を行っても、表裏画像読み取り装置間での読み取り特性は若干異なる。
そこで、本実施例では、以下のように構成した。
図4は、本実施例における補正フローを示すフローチャートである。
S401において、CCDラインセンサ、CISの各々により上記したシェーディング白板を読み取り、シェーディング補正データを取得する。
S402において、CCDラインセンサ、CISの各々により、図5に示すようなグレースケール等の中間調の階調パッチを複数個有する補正用チャート(基準原稿)を読み込む。
S403では補正用チャートを読み取ることで得られる各濃度の階調パッチに対する画像読み取り輝度値をCCD側、CIS側ともにバックアップしておく。
S404及びS405において、バックアップされた各濃度の階調パッチに対する輝度値に基づいて、CCD側、CIS側それぞれに対するシェーディング補正データを補正するための補正係数を算出する。
図6は、図4のS403において、補正用チャートを読み取ることで得られる各濃度の階調パッチに対する画像読み取り輝度値の具体例を示す図である。図6において、濃度とは各パッチの測定濃度を示しており、反射率は次式(1)で定義される値を示している。
Figure 0004989121
式(1)において、Rは反射率、Dは濃度を表している。また、CCD側読み取り輝度値及びCIS側読み取り輝度値には、各パッチを複数回読み取ることで得られる輝度値の平均値を示している。
濃度と輝度の関係を知りたいときには一般的には濃度輝度曲線で示すが、ここでは濃度の変わりに反射率と輝度の関係を図示すると図7のようになる。図7は横軸に反射率、縦軸に輝度をプロットしたものだが、このように反射率と輝度は線形関係にあるため、この線形関係を濃度リニアリティ特性と呼ぶことにする。ここでは、REDの場合のみを示しているが、GREEN,BLUEも同様な傾向を示すため、REDを代表として取り上げている。
S403でバックアップした測定データの全てを利用して、各パッチの読み取り輝度をCCD側とCIS側で合わせ込んでも良いが、その際には、ルックアップテーブル(LUT)などを参照する必要があり、回路規模が大きくなり、参照用バックアップデータも莫大なものとなり、限られたメモリ資源では実現が困難な場合がある。
そこで、本実施例では中間調の階調パッチのうち、低濃度側の1パッチ、高濃度側の1パッチの計2パッチのみを用いて表裏読み取り輝度の合わせ込みを行うようにした。ここでは、図6の具体例から、0.15と1.79の濃度のパッチを選択する。
図8のフローチャートに従い説明する。なお、このフローチャートは図4におけるS404及びS405に相当する。
S801では、S403でバックアップした濃度0.15と1.79の中間調パッチの読み取り輝度データをCCDラインセンサ126、CIS128のそれぞれについて読み出す。
S802では、黒オフセット補正量、S803ではゲイン補正係数の計算をRGB各色について行う。ここで、
Figure 0004989121
のように各値を設定するとゲインa及び黒オフセット補正係数bは次式(2),(3)により求めることができる。
Figure 0004989121
Figure 0004989121
先ほどの具体値に対して黒オフセット補正を行った結果を図9に示す。
S804では、先ほどの具体値に対してシェーディング補正データの補正を行った結果、図10のようになる。
CCD側の読み値とCIS側の読み値の差を本願発明の補正前後で比較したものを図11に示す。図11からわかるように、シェーディング補正データの補正を行うことで、読み取り値の差が減少し、補正前では最大8レベル程度の差があったのに対し、補正後は最大でも3レベル程度まで改善できていることが分かる。すなわち、高濃度部から低濃度部までの広い濃度範囲で表裏の読み取り特性の合わせ込みができる。
このように表裏の読み取り特性の合わせ込みを行うことで、白黒原稿では表裏濃度差、カラー原稿では表裏色差の低減を図ることができ、L値が全て異なる色1000色のパッチを使用して表裏色差を測定した結果を図12に示す。図12からわかるように、CIS側のシェーディング補正データの補正を行うのみで、補正前は最大で9.98あった表裏相対色差が、補正により最大色差6.30まで3程度減少し、補正前の平均色差は4.30であったものが、補正後は平均色差2.81まで1.5程度低減することができることが分かる。
以上に示したように、グレーの階調パッチの2パッチのみで容易に表裏の読み取り特性差の軽減ができ、かつ、表裏特性差の軽減により、表裏色差(表裏濃度差)の軽減も図ることができる。
なお、以上の本実施例では、原稿表面画像読み取りにCCDラインセンサを用いた縮小光学系、原稿裏面画像読み取りにCISを用いた等倍光学系とを使用した場合を例に説明した。逆に、原稿表面画像読み取りにCISを用いた等倍光学系を採用し、原稿裏面画像読み取りにCCDラインセンサを用いた縮小光学系を採用しても良い。
(実施例2)
本実施例2では、低濃度部、高濃度部からそれぞれ2パッチの計4パッチ、具体的には、図6の具体例から、低濃度部から0.15と0.45のパッチ、高濃度部から1.00と1.79の濃度のパッチを選択した場合の表裏読み取り特性の合わせ込みについて述べる。
図15は、濃度リニアリティ特性を4パッチ濃度の4点で補正を行う際の概念図である。図15に示すように、4点で濃度リニアリティ特性を補正する場合には、黒レベルオフセット値を1点、ゲイン値を3通り設定する必要があること分かる。つまり、任意のn点(nは2以上の整数)では、1点の黒レベルオフセット値、n−1通りのゲイン値の設定が必要となる。
表裏の読み取り特性を合わせこむためのPOINT1からPOINT2間、POINT2からPOINT3間、POINT3からPOINT4間でのゲイン補正係数a1〜a3、オフセット補正係数bは、下表のように値を定めると次式(4)〜(6)により求められる。
Figure 0004989121
Figure 0004989121
Figure 0004989121
Figure 0004989121
なお、上記の計算はPOINT1からPOINT2の範囲、POINT2からPOINT3の範囲と、順を追って行うものとする。
図6の具体例に対して上記補正方法を用いて補正した結果を図16に示す。また、CCD側の読み値とCIS側の読み値の差を本願発明の補正前後で比較したものを図17に示す。図17より、4点補正を行うことで、読み取り輝度値の差が減少し、補正前では最大8レベル程度の差があったのに対し、補正後は最大でも3レベル程度まで改善できていることが分かる。
なお、上記実施例では、カラーでの読み取りの場合について述べたが、白黒の場合でも全く同じ方法で表裏の読み取り特性差を減少させることができ、コピー原稿出力時に表裏の濃度差を低減することができる。
(実施例3)
上記実施例1及び2では、表裏の読み取り特性の合わせ込み方法について詳細に述べた。
しかし、同じ濃度のパッチであっても、原稿面の状態、つまり、原稿面に光沢があり「つるつる」している場合と、原稿面に光沢がなく「ざらざら」している場合とによって、読み取り特性が大きく異なってくる。
図13は、原稿面に光沢がある原稿と光沢がない原稿での濃度リニアリティ特性を示す図である。図13(a)は、全濃度範囲における濃度リニアリティ特性を示し、図13(b)は、その高濃度範囲を拡大したものである。このように原稿面の特性により、濃度リニアリティが大きく異なることが分かる。
したがって、上記実施例1で説明したように、表裏の読み取り特性の合わせ込みを行う際に、さらに読み取る原稿面の特性に合わせて、黒オフセット値及びゲイン値の補正を行うことで、より精度の高い表裏読み取り特性合わせこみが可能となる。
図14は、ユーザがどのような特性を持つ原稿を読み取らせるかをユーザインタフェースの画面で選択し、選択された結果に基づいて読み取りモードを設定するフローチャートである。ここでは、原稿の光沢の有無だけでなく、オフセット印刷された原稿、電子写真出力された原稿の4種類の原稿面特性から選択できる例を示している。さらに、黒オフセット値及びゲイン値を任意に変更できる機構を有するような構成としても良い。
(実施例4)
上記実施例1及び2では表面画像読み取りと裏面画像読み取りの撮像素子を備える光学系が、縮小光学系と等倍光学系で異なる場合について述べた。本実施例4では、表面画像読み取りと裏面画像読み取りの読み取り光学系の種類が同じ場合、例として、2つのCCDラインセンサを備えた縮小光学系を表裏読み取り装置として用いた場合について述べる。
画像読み取り装置の各構成要素、つまり、ランプやガラス、レンズやミラー等には製造ばらつきがあるため、同じ種類の読み取り光学系を。原稿表裏の読み取りに用いた場合でも、表裏画像読み取り装置間での読み取り特性は若干異なる。図18は、CCDラインセンサを備えた縮小光学系を表裏読み取りの双方に用いた場合の表裏濃度リニアリティ特性を比較する図である。このように、同じ光学系を表裏の読み取りに用いた場合でも、表面の読み取り特性と裏面の読み取り特性は異なる。また、同じ面の原稿でも原稿台ガラスでスキャンする場合とDFを使用して流し読みでスキャンする場合でも表裏の読み取り特性は異なってくる。
したがって、実施例1乃至実施例3で述べた本願発明の表裏読み取り特性の補正方法は、読み取りモードが異なる場合、表裏画像読み取り装置が同じ場合、表裏画像読み取り装置が異なる場合等のいかなる態様であっても、表裏読み取り特性差を容易な構成でかつ高精度に合わせこむことができる。
画像読み取り装置の概略構成図である。 原稿読み取り動作のフローチャートである。 画像読み取り装置の構成ブロック図である。 表裏読み取り値合わせこみのフローチャートである。 補正用チャートを示す図である。 補正用チャート読み取り値の具体例を示す図である。 濃度リニアリティ特性を示す図である。 黒オフセット値補正、ゲイン値補正のフローチャートである。 黒オフセット値補正後の輝度値変化を示す図である。 シェーディング補正用データの補正前後の輝度値変化を示す図である。 シェーディング補正用データの補正前後の差分値を示す図である。 1000色パッチの補正前後色差を示す図である。 原稿に光沢がある場合とない場合の濃度リニアリティ特性を示す図である。 原稿の表面性による補正値変更のフローチャートである。 濃度リニアリティ特性の4点補正概念図である。 4点補正時の読み取り輝度変化を示す図である。 4点補正前後の読み取り輝度差を示す図である。 表裏画像読み取り装置が同じ種類のものである場合の表裏濃度リニアリティ特性を示す図である。
符号の説明
126 CCDラインイメージセンサ
128 CIS
304 画像処理ASIC

Claims (3)

  1. 原稿の一方面の画像を読み取る第1の読み取り手段と、
    前記原稿の他方面の画像を読み取る第2の読み取り手段と、
    原稿の種類を設定する設定手段と、
    白色基準部材の読取結果に基づき、前記第1および第2の読み取り手段の各々に対するシェーディングデータを生成する生成手段と、
    前記設定された原稿の種類に応じて、前記第2の読み取り手段の読み取り特性を前記第1の読み取り手段の読み取り特性に合わせるように、前記第2の読み取り手段に対するシェーディングデータを補正する補正手段と、
    前記第1の読み取り手段の画像データを前記第1の読み取り手段に対するシェーディングデータを用いて補正し、前記第2の読取手段の画像データを前記第2の読み取り手段に対する補正されたシェーディングデータを用いて補正するシェーディング補正手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記原稿の種類には原稿の表面性が異なる種類が含まれていることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記補正手段は、前記設定された原稿の種類に応じて、前記第1の読み取り手段の濃度リニアリティ特性を前記第2の読み取り手段の濃度リニアリティ特性に合わせるように、前記第2の読み取り手段に対するシェーディングデータを補正することを特徴とする請求項1または2記載の画像読み取り装置。
JP2006168880A 2006-06-19 2006-06-19 画像読み取り装置 Expired - Fee Related JP4989121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168880A JP4989121B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006168880A JP4989121B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 画像読み取り装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007336455A JP2007336455A (ja) 2007-12-27
JP2007336455A5 JP2007336455A5 (ja) 2009-08-06
JP4989121B2 true JP4989121B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=38935470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006168880A Expired - Fee Related JP4989121B2 (ja) 2006-06-19 2006-06-19 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4989121B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4882931B2 (ja) * 2007-09-12 2012-02-22 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像読取装置
JP5159594B2 (ja) * 2008-12-24 2013-03-06 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2013197848A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 スキャナのためのオートホワイトバランス調整方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3715794B2 (ja) * 1998-09-08 2005-11-16 キヤノン株式会社 画像読み取り装置及び画像読み取り装置の制御方法
JP3660180B2 (ja) * 1999-11-26 2005-06-15 シャープ株式会社 画像処理装置
JP2003333327A (ja) * 2002-05-13 2003-11-21 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および複写機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007336455A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4785690B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取装置の制御方法
JP4310351B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取装置の読取特性補正方法
US9930213B2 (en) Image reading device generating black correction data for shade correction determined at positions in the sub-scanning direction based on intermediate data and stored reference black correction data
US9930212B2 (en) Image reading device generating black correction data for shade correction based on intermediate data acquired at different positions in the sub-scanning direction
JP5694710B2 (ja) 原稿読取装置
JP2009010887A (ja) 画像読取装置及び画像読取装置の読取特性補正方法
JP4989121B2 (ja) 画像読み取り装置
JP5220088B2 (ja) 原稿読取装置および画像処理方法
JP6142815B2 (ja) 画像読取装置
JP4859233B2 (ja) 原稿読取装置及び画像処理方法
JP6354328B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
US10122885B2 (en) Image reading device
JP3768459B2 (ja) 画像読み取り装置及び画像処理装置
JP4127603B2 (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置及び読み取り画像データ処理方法
JP2009010507A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2002044438A (ja) 画像読取装置および画像読取方法
US20060082839A1 (en) System for processing image signals from an image scanner having a platen and a document handler
JP2012151644A (ja) 画像読取装置、画像読取装置を備えた画像形成装置及び画像処理方法
JP2010035136A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP6287630B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法
JP5874269B2 (ja) 画像読み取り装置およびプログラム
JP2010220076A (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置、シェーディング補正方法、及びシェーディング補正制御プログラム
JP2008154182A (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JP2007336454A (ja) 画像読み取り装置及び原稿下地処理方法
JP2005020551A (ja) 画像読取装置、画像形成装置および信号補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090619

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120427

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4989121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees