JP2009171072A - 携帯機器のスライド機構及び携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1筐体に対し第2筐体をスライドさせた際に、第1筐体と第2筐体とが重なり合うオーバーラップ寸法を小さくしても、スムーズなスライド操作ができる携帯機器のスライド機構及び携帯機器を提供する。
【解決手段】 第1筐体に取り付けられるベース部材と、このベース部材に対しスライド可能に係合され、第2筐体に取り付けられるスライダー部材と、このスライダー部材とベース部材の間に設けられてベース部材とスライダー部材とをそれぞれ閉成方向及び又は開成方向にスライド付勢する付勢手段とを備え、スライド係合部を、スライダー部材に設けた複数のガイドレール部と、スライダー部材に複数のガイドレール部以外の箇所に設けられてスライド方向に延びるガイド長孔と、ベース部材に設けた各ガイドレール部に係合する係合部と、ガイド長孔と係合するスライド案内部とを含んで構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯機器を構成する第1筐体と第2筐体とを互いに重ね合わせた状態から相対的に直線方向にスライドさせて第1筐体と第2筐体とを開閉させる際に用いられて好適な携帯機器のスライド機構、及びそのスライド機構を備えた携帯機器に関するものである。
携帯機器である携帯電話機、PDA、ポケットパソコン等において、キーボード等を上面に設けた第1筐体と、ディスプレイ等を上面に設けた第2筐体とを有し、これらの第1筐体と第2筐体とが重なり合って第2筐体で第1筐体の上面を覆う閉成状態と、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせて第1筐体の上面を露出させる開成状態とを作り出す、スライド機構付きのものが市場に出回っている。このような携帯機器としては、下記する特許文献1に記載されたものが公知である。この特許文献1に記載されている携帯機器は、詳しくは図示されていないが、平面略矩形状を呈した第1筐体と第2筐体を短手方向へ相対的にスライドさせて、第1筐体と第2筐体とが重なり合って第2筐体で第1筐体の上面を覆う閉成状態と、第2筐体を第1筐体に対してスライドさせて第1筐体の上面を露出させる開成状態とを作り出すスライド機構を備えている。
特開2007−267238号公報
この特許文献1に記載された携帯機器のスライド機構は、第1筐体に取り付けたベース部材に設けた両側部の係合部に、第2筐体に取り付けたスライダー部材をスライド係合させて、第1筐体と第2筐体とが互いにスライド移動可能となるように構成されている。このため、第1筐体の上面を露出させるべく第2筐体をスライドさせると、荷重がスライド部材と係合しているベース部材の両側部の係合部に掛かるので、その荷重に耐えうる強度を確保するのにベース部材とスライダー部材の間の係合長を長くせざるを得なかった。このようにして、ベース部材とスライド部材との間の係合長を長くすると、筐体同士が重なるデッドエリアの範囲が広がって、結果としてとくに第1筐体の上面のスペースを有効に使えないことになる。このようにデッドエリアの範囲が広いと、キースペースが狭くなってしまうという問題があり、これを回避しようとすれば、筐体のとくに短手方向の寸法を大きくしなくてはならないという問題があった。
また、従来公知のデットエリアの大きな携帯機器は、ベース部材とスライダー部材との間に付勢部材であるスプリングを設けて、ベース部材に対してスライダー部材をセミオートでスライド移動させようとする場合、スプリングの取付スペースが狭くならざるを得ず、その結果、スプリングが外部に露出するので、これを避けようとすれば、スプリングの配置や設定に制限が生ずるという問題もあった。
本発明の目的は、第1筐体の上面を第2筐体をスライドさせて露出させた際に、第1筐体と第2筐体とが重なり合うオーバーラップ寸法を小さくしても、第1筐体と第2筐体との充分な係合強度を維持できる携帯機器のスライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯機器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、付勢手段が外部へ露出するのを防止できる携帯機器のスライド機構及びそのスライド機構を備えた携帯機器を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係る携帯機器のスライド機構は、携帯機器を構成する第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体に取り付けられるベース部材と、このベース部材に対しスライド係合部を介してスライド可能に係合され、第1筐体及び第2筐体のいずれか他方の筐体に取り付けられるスライダー部材と、このスライダー部材及びベース部材の間に設けられてベース部材とスライダー部材とを所定のスライド位置からそれぞれ閉成方向及び又は開成方向にスライド付勢する付勢手段とを備えてなるスライド機構であって、スライド係合部を、スライダー部材に設けた複数のガイドレール部と、スライダー部材に複数のガイドレール部以外の箇所に設けられてスライド方向に延びるガイド長孔と、ベース部材に設けた各ガイドレール部に係合する係合部と、ガイド長孔と係合するスライド案内部とを含んで構成したことに特徴がある。
この発明によれば、スライダー部材に、複数のガイドレール部を設けると共にスライド方向に延びるガイド長孔を設け、ベース部材の両側部に、ガイドレール部に係合する係合部を設け、かつ、ベース部材に、ガイド長孔に挿通されて係合するスライド案内部を設けたことで、ベース部材とスライダー部材とのスライド係合は、ベース部材の両側部に設けた係合部とスライダー部材に設けた複数のガイドレール部との係合と、ベース部材に設けたスライド案内部とスライダー部材に設けたガイド長孔との係合とにより行われるので、第1筐体の上面を第2筐体をスライドさせて露出させた際に、第1筐体と第2筐体とが重なり合うオーバーラップ寸法を小さくしても、充分な第1筐体と第2筐体との係合強度を維持できる。
本発明に係る携帯機器のスライド機構において、付勢手段は、スライダー部材の他方の筐体側の取付面に設けた有底のバネ収容凹部内に配置され、この付勢手段の一端部がスライダー部材に取り付けられていると共に、他端部がスライド案内部のガイド長孔を貫通した側に取り付けられていることが好ましい。また、この発明によれば、スライド案内部には、ガイド長孔からの抜けを防止する抜け防止手段を具えてさせることが好ましい。
さらに、本発明に係る携帯機器のスライド機構において、付勢手段は、同一平面上で折り曲げられた扁平スプリングであることが好ましく、ベース部材には、このベース部材へ取り付けた第1筐体とスライダー部材に取り付けた第2筐体とを電気的に接続する配線を挿通させる配線通し長孔が設けられ、スライダー部材には、配線通し長孔を通した配線をガイドする配線ガイド孔が設けられると共に、当該スライダー部材とベース部材のスライド時に配線ガイド孔の開閉を行うカバーがカバー開閉機構を介してスライド可能に取り付けられていることが好ましい。
さらに、本発明に係る携帯機器のスライド機構において、カバー開閉機構は、カバーとスライド案内部とを連結するリンク部材を有し、このリンク部材によってベース部材に対するスライダー部材の移動に伴ってカバーがスライドするように構成されていることが好ましく、スライド係合部は、ベース部材の係合部のスライド方向の両端部にローラ部を設け、このローラ部は断面U字形状に形成したガイドレール部に係合するように構成することが好ましい。
そして、本発明に係る携帯機器は、前述の本発明に係る携帯機器のスライド機構を備えたことを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る携帯機器のスライド機構及び携帯機器によれば、スライダー部材に、複数のガイドレール部を設けると共にスライド方向に延びるガイド長孔を設け、ベース部材の両側部に、ガイドレール部に係合する係合部を設け、かつ、ベース部材に、ガイド長孔に挿通されて係合するスライド案内部を設けたので、ベース部材とスライダー部材とのスライド係合は、ベース部材の両側部に設けた係合部とスライダー部材に設けた複数のガイドレール部との係合と、ベース部材に設けたスライド案内部とスライダー部材に設けたガイド長孔との係合とにより行われ、第1筐体の上面を第2筐体をスライドさせて露出させた際に、第1筐体と第2筐体とが重なり合うオーバーラップ寸法を小さくしても、充分な第1筐体と第2筐体との係合強度を維持できるものである。
また、この発明によれば、スライド機構において、カバーは、スライド案内部とリンク部材を介して連結され、ベース部材に対するスライダー部材の移動に伴ってカバーがスライドするように構成されているので、リンク部材によって、カバーの開閉操作が、スムーズになるものである。
さらに、スライド係合部は、ベース部材の係合部のスライド方向の両端部にローラ部を設け、このローラ部は断面U字形状に形成したスライダー部材のガイドレール部に係合するように構成することにより、スライダー部材のベース部材に対するスライド動作に捩れ、即ち、ベース部材に対するスライダー部材の前後方向の移動量のずれが生じても、第2筐体の第1筐体に対するスライド操作に支障をきたすことなくスムーズにスライド操作することができるものである。
以下、本発明に係る携帯機器のスライド機構及び携帯機器の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明を実施した携帯機器の一例を示す図である。図2〜図7は本発明に係る携帯機器のスライド機構の一例を示す図である。本発明に係る携帯機器のスライド機構は、図1〜図7に示すように、携帯機器10を構成する第1筐体11に取り付けられるベース部材2と、このベース部材2に対しスライド可能に係合され、第2筐体12に取り付けられるスライダー部材3と、スライダー部材3及びベース部材2との間に弾設されてベース部材2に対してスライダー部材3を所定のスライド位置から閉成方向又は開成方向にスライド付勢する付勢手段4とを備えて、第1筐体11と第2筐体12とを互いに重ね合わせた状態で相対的に直線方向へスライドさせて閉成状態と開成状態とをセミオート式に構成するものである。
本発明に係る携帯機器のスライド機構1は、スライダー部材3に離間対向させて複数のガイドレール部31a、32aを設けると共に、この複数のガイドレール部31a、32aの間にスライド方向に延びるガイド長孔7を設け、ベース部材2の両側部に、ガイドレール部31a、32aに係合する係合部22を設け、かつ、ベース部材2にガイド長孔7に挿通されて係合すると共にガイド長孔7からの抜け出を防止する抜け出防止部64を有するスライド案内部6を設けることによって、スライド係合部Aを構成したところに一つの特徴がある。
携帯機器10としては、特に限定されず、例えば、携帯電話機、PDA、ノート型のパソコン、ザウルス(商標)等の携帯端末機、電卓、ポケットコンピュータ、携帯ゲーム機等が挙げられる。なお、本発明において携帯機器としては、その他、灰皿、ケース蓋等も含まれる。すなわち、2つの筐体を互いにスライドさせるものであれば良い。したがって、以下に携帯機器の一例として携帯電話に実施した場合について説明するが、このものに限定されない。
第1筐体11は、例えば、キーボード部11aを上面に設けてある。第2筐体12は、例えば、LCDなどのディスプレイ部12a等を上面に設けてある。第1筐体11及び第2筐体12は、平面略矩形状にそれぞれ形成されている。なお、第1筐体11及び第2筐体12は、図2においては想像線で記載してある。これらの第1筐体11と第2筐体12とが互いに重ね合わされた状態でスライド機構1を介して連結されて携帯機器10が構成されている。すなわち、この携帯機器10は、第1筐体11の上面に第2筐体12の下面が互いに重ね合わされてキーボード部11aを閉塞すると共に、第1筐体11の上面から第2筐体12がスライド移動してキーボード部11aを露出させることができるようになっている。
ベース部材2は、第1筐体11の上面の短手方向の一側部に例えばビス等により取り付けられる。ベース部材2は、例えば、第1筐体11の長手方向に伸びる幅の狭い平面略矩形平板状に形成されている基板部21と、この基板部21の両側部に設けられた断面略コの字形状を呈した係合部22とからなる。係合部22は、別部材を取り付けて形成してもよいし、基板部21の両側部を断面略コの字状に折り曲げて基板部21と一体的に形成してもよい。ベース部材2は、例えばステンレス製の金属プレートをプレス加工することにより形成される。
基板部21は、第1筐体11の長手方向の幅より小さな寸法で形成されている。基板部21の長手方向の略中央部には、スライド案内部6を取り付けるための略小判状(略楕円状)の案内部取付孔23が設けられている。基板部21の一方の側部と案内部取付孔23との間には、第1筐体11と第2筐体12とを電気的に接続する配線例えば配線13を挿通させる配線通し長孔24がその長手方向に延びて設けられている。また、基板部21には、ベース部材2を例えばビス等により第1筐体11に取り付けるための貫通孔27が例えば3つ設けられている。
また、係合部22には、スライダー部材3とのスライドが円滑に行われるように、断面略コの字形状を呈した滑り促進部材25が設けられていることが好ましい。この滑り促進部材25は、特に限定されないが、例えば、摩擦係数が小さい樹脂等で形成されている。滑り促進部材25には、とくに図6に示したように、係合部22の係合凹部22aに係合する係合凸部25aが設けられており、ベース部材2に対してスライダー部材3がスライドしたときに、係合部22から滑り促進部材25が抜け出ないようになっている。
スライダー部材3は、第2筐体12の下面に例えばビス等により取り付けられる。スライダー部材3は、例えば、第2筐体12の下面を覆う略矩形状に形成されている。スライダー部材3の一方の端部側の2つの角部には、例えばビス等により第2筐体12に取り付けるための貫通孔38aを有する取付片38がそれぞれ設けられている。また、スライダー部材3の他方の端部の2つの角部の近傍には、例えばビス等により第2筐体12に取り付けるための貫通孔39がそれぞれ設けられている。
スライダー部材3の外面(第2筐体12に取り付けられる取付面と反対側の面)の一方の側端部と、他方の側端部と中央部との間であって他方の側端部より中央部寄りの箇所とには、短手方向にガイドレール部材取付凹部3b、3cが設けられている。これらガイドレール部材取付凹部3b、3cには、ベース部材2の係合部22と係合するガイドレール部31a、32aを有する一対のガイドレール部材31、32が例えばピン等の取付部材19によりそれぞれ取り付けられている。なお、ガイドレール部31a、32aをスライダー部材3に一体的に形成するようにしてもよい。また、スライダー部材3は、例えばステンレス製の金属プレートをプレス加工することによって作られる。また、ガイドレール部31a、32aを一対以上設けることは任意である。
一対のガイドレール部材31、32は対称に形成されている。ガイドレール部材31、32は、スライダー部材3の短手方向に延びてスライダー部材3に取り付けられている。ガイドレール部材31、32は、ベース部材2がスライド係合するガイドレール部31a、32aを有している。ガイドレール部材31、32の前方側の端部には、スライダー部材3に係合する係合片31b、32bが設けられていると共に、後方側の端部には、例えば、ピン等の取付部材19により取り付けられる貫通孔31d、32dを有する取付片31c、32cが設けられている。また、ガイドレール部材31、32には、スライダー部材3の装着孔37に嵌合する2つの装着部31e、32eが設けられている。
また、スライダー部材3の一対のガイドレール部材31、32が取り付けられる箇所の近傍には、4つのストッパー16a、16b、16c、16dをそれぞれ取り付けるストッパー取付孔17a、17b、17c、17dが設けられている。これらストッパー16a、16b、16c、16dは、ベース部材2及びスライダー部材3のスライド移動範囲を規制するものである。これにより、第1筐体11及び第2筐体12が閉成状態から開成状態までの間でスライド移動するようになっており、この閉成状態と開成状態との間の中間の状態が中立状態である(図2と図7の各(b)参照。)。なお、ベース部材2を第1筐体11に取り付け、スライダー部材3を第2筐体12に取り付けたが、ベース部材2を第2筐体12に取り付け、スライダー部材3を第1筐体11に取り付けるようにしてもよい。また、ベース部材2及びスライダー部材3のスライド移動範囲の規制は、ストッパーによらずに他の手段を用いて行うようにしてもよい。さらに、ストッパーはこれをゴム或はスプリングなどの弾性部材とすると緩衝作用が働くので好ましい。
スライダー部材3の一方の側端部近傍の内面の2つの角部近傍には、アース部材取付部3dに圧入或はカシメによりアース部材18が取り付けられており、開成状態及び閉成状態のときに、アース部材18の接触部18aとベース部材2とが電気的に接続されて第2筐体12と第1筐体11とがアース接続されるようになっている。
スライダー部材3の一対のガイドレール部材31、32の間の略中央部には、スライド方向(短手方向)に延びるガイド長孔7が設けられている。ガイド長孔7は、スライダー部材3の前端部近傍から後端部近傍まで設けられている。
スライダー部材3の内面には、有底のバネ収容凹部33が設けられている。バネ収容凹部33は、一対のガイドレール部材31、32が取り付けられる箇所の間のガイド長孔7を含む略中央部から他端部近傍までに略矩形凹状に形成されている。バネ収容凹部33のガイド長孔7の外周は、さらに凹状に窪んで案内凹部33aとして形成されている。また、バネ収容凹部33の他方のガイドレール部材32が取り付けられる箇所の近傍の略中央部には、スイングピン15を取り付けるためのスイングピン取付孔34が2つ設けられている。
スライダー部材3の一側部とバネ収容凹部33との間であって、ベース部材2に対してスライダー部材3がスライド移動するとき、ベース部材2の配線通し長孔24と略対向する位置には、カバー開閉機構45が設けられている。支持記号46は、配線13をガイドする配線ガイド孔であり、支持記号47は、カバー収容凹部である。カバー収容凹部47及び配線ガイド孔46を形成する両側壁には、スライドカバー48をスライド可能に係合するカバー係合凹部49がそれぞれ設けられている。スライドカバー48は、配線ガイド孔46内が外部に露出しないようにするためのものであり、略矩形平板状に形成されている。スライドカバー48の両側部の略中央部には、カバー係合凹部49にスライド係合する係合凸部48aがそれぞれ設けられており、スライドカバー48がスライダー部材3のスライド動作に伴って配線ガイド孔46を開閉するようになっている。また、スライドカバー48のバネ収容凹部33側であって後部近傍の角部近傍の表面には、嵌合凸部48bが設けられている。以上の配線ガイド孔46、カバー収容凹部47、カバー係合凹部49、スライドカバー48、及び後述するカバー作動部材65と、前述したスライド案内板62とで、カバー開閉機構45を構成している。
スライド案内部6は、とくに図3(c)に示したように、ガイド長孔7に挿通されて係合すると共にガイド長孔7からの抜け出を防止する抜け出防止部64を有するものである。スライド案内部6としては、例えば、ガイド長孔7に挿入されてスライド係合すると共にガイド長孔7からの抜け出を防止する抜け出防止部64を有するシャフト61と、シャフト61の上端部に固定されるスライド案内板62と、シャフト61の外周に装着されるスペーサー63とを備えている。シャフト61は、ガイド長孔7の幅より狭い直径で形成されていると共にガイド長孔7の深さより長い寸法の長さで形成されている。シャフト61の第2筐体12側の端部には、ガイド長孔7の幅より広い直径のフランジ状の抜け出防止部64が設けられている。シャフト61のベース部材2側の端面には、案内部取付孔23に嵌合された状態で挿入されて先端部がかしめられることによってスライド案内部6がベース部材2に固定されるベース部材固定部61bが設けられている。また、シャフト61の第2筐体12側の端面には、スライド案内板62のシャフト取付孔62aに嵌合されて先端部がかしめられることによってスライド案内板62に固定される略小判状(略楕円状)のスライド案内板固定部61cが設けられている。
また、シャフト61の外周には、抜け出防止部64と略同じ径のフランジ63aを有し、ガイド長孔7の幅と略同じか若干狭い直径のスペーサー63が装着されている。スペーサー63の先端部からフランジ63aまでの長さが、ガイド長孔7の深さより長い寸法で形成されている。このスペーサー63を介してシャフト61がガイド長孔7に抜け出ることなくスライド係合している。すなわち、シャフト61の外周に装着されているスペーサー63がガイド長孔7にスライド係合していると共に、スペーサー63のフランジ63aがガイド長孔7の近傍の案内凹部33aに接触しており(図3(c)参照。)、スライド案内部6がガイド長孔7に抜け出ることなくスライド係合されるようになっている。
スライド案内板62は、略矩形平板状に形成されている。スライド案内板62には、略小判状(略楕円状)のシャフト取付孔62aが設けられている。また、スライド案内板62には、スイングピン15を取り付けるためのスイングピン取付孔62bが2つ設けられている。これらスイングピン取付孔62bは、ベース部材2とスライダー部材3とが中立状態(図示例では中間状態)のときに第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びると共にスライダー部材3のスイングピン取付孔34を含む直線上に位置されるように形成されている。なお、中間状態のときに第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びる直線上にスイングピン取付孔62b、34を配置したが、これに限定されるものではなく、中間状態のときにスイングピン取付孔62b、34が第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に延びる直線上に位置されていなくてもよい。
スライド案内板62のカバー開閉機構45側の端部の略中央部には、スライドカバー48を開閉させるためのカバー作動部材65が係合する略台形状のカバー作動部材係合凹部62cが設けられている。カバー作動部材65は、スライドカバー48の嵌合凸部48bに嵌合されて固定される嵌合孔66aを有する装着部66と、カバー収容凹部47とバネ収容凹部33との間のスライダー部材3の中央枠3aに前後方向にスライド可能に係合する略コ字状のスライド部67と、中央枠3aとスライド案内板62との間に位置され、スライド案内板62のカバー作動部材係合凹部62cと係合する係合作動凸部68aを有する係合作動部68とを備えている。係合作動部68は、細長の平板状に形成され、先端部側をカバー作動部材係合凹部62cと係合するように略台形状に折り曲げて係合作動凸部68aが形成されている。
これにより、閉成状態のときには、スライド案内板62とカバー作動部材65とは係合されておらず、閉成状態から開成状態へベース部材2に対してスライダー部材3がスライドすると、このスライド途中でスライド案内板62がカバー作動部材65の係合作動凸部68aに接触してカバー作動部材65をスライド方向前方(後部方向)に押圧して移動させる。スライドカバー48の係合凸部48aがカバー係合凹部49の後方側の側壁に接触してスライドカバー48の移動が停止しスライドカバー48によって配線ガイド孔46が閉じられてからスライド案内板62が係合作動凸部68aを乗り上げ、そして、係合作動凸部68aがカバー作動部材係合凹部62cに係合して開成状態になる。この開成状態から閉成状態へベース部材2に対してスライダー部材3をスライドさせると、スライド案内部6に伴ってカバー作動部材65が移動してスライドカバー48が開く方向に移動する。そして、中立状態になると、スライドカバー48の係合凸部48aがカバー係合凹部49の前方側の側壁に接触すると共に配線ガイド孔46が開放され、この状態のままスライド案内板62の側壁が係合作動凸部68aを乗り上げ、スライド案内部6とカバー作動部材65との係合が解除され、閉成状態となるように構成されている。
付勢手段4は、ベース部材2に対してスライダー部材3を所定の開閉位置例えば中立状態から閉成方向又は開成方向にスライド付勢するものである。付勢手段4としては、特に限定されないが、例えば、扁平スプリング41等であることが好ましい。扁平スプリング41は、1本の線材を同一平面上で規則的又は不規則的に重なり合うことなく折り曲げたものであり、第1筐体11又は第2筐体12の幅方向に付勢力を有するものである。扁平スプリング41の両端部には、スイングピン15に回動可能に装着される装着部41aがそれぞれ設けられている。この装着部41aは、例えば、線材を略円形状に折り曲げて形成されている。
扁平スプリング41の長さは、閉成状態又は開成状態にあるベース部材2に固定されているスライド案内部6に取り付けられたスイングピン15とスライダー部材3に取り付けられたスイングピン15との間の長さと略同じ寸法で形成されていてもよいが、その長さを超えた寸法、例えば、若干超えた寸法で形成されていることが好ましい。これにより、扁平スプリング41は、閉成状態及び開成状態のときには付勢力に抗して略円弧状等にたわみ、この付勢力によって閉成状態又は開成状態が保持されるようになっている。
次に本発明に係るスライド機構1及び携帯機器10の作用を説明する。
携帯機器10が使用されていない状態では、通常、第1筐体11と第2筐体12とが互いに重なり合った閉成状態である(図1、図2、及び図7の各(a)参照。)。このとき、扁平スプリング41は、その付勢力に抗して撓み第2筐体12を第1筐体11側へ押しているので、第1筐体11と第2筐体12は互いにほぼ完全に重なり合った閉成状態に保持されている。なお、この閉成状態をより確実に保持するために、ロック機構を設けるようにしてもよい。
この携帯機器10の第1筐体11に設置したキーボード部11aを操作する場合には、例えば、第1筐体11を一方の手で持って固定した状態で、もう一方の手で第2筐体12をその短手方向の開成方向にスライドさせる。もちろんこの操作を片方の手だけで行うこともできる。すると、2つの扁平スプリング41のそれぞれの両端部間の長さがスライド幅に応じて徐々に短くなる、すなわち、第1筐体11に対して第2筐体12をスライドさせると、扁平スプリング41が押されて収縮することになる。
そして、図2と図7の各(b)に示したように、扁平スプリング41の両端部間の長さが最小になった状態が中立状態(図示例では中間状態)であり、この中立状態を過ぎると、扁平スプリング41の両端部の位置が前後に入れ替わると共に、扁平スプリング41の付勢力によりベース部材2に対してスライダー部材3が開成方向に付勢される。これにより、第1筐体11と第2筐体12とが互いに開成方向に自動的にスライド移動して、第1筐体11と第2筐体12とが全開成状態になり、その状態に保持される(図1(b)と図2、図7の各(c)参照。)。すると、第1筐体11の上面に設けたキーボード部11aが露出するので、キーボード操作等が可能となる。なお、この開成状態をより確実に保持するために、ロック機構を設けるようにしてもよい。よって、第1筐体11と第2筐体12が互いに重なり合っている閉成状態から開成状態にスライド移動させるときには、その中間状態から半自動(セミオート)でスライド動作を行えることになる。
次に、第1筐体11に対して完全に開いた状態の第2筐体12を閉成状態に戻すには、例えば、第1筐体11を一方の手で持って固定した状態で第2筐体12をもう一方に手で押して閉成方向にスライドさせる。もちろんこの操作は片方の手のみで行うことは可能である。すると、扁平スプリング41は収縮して行き、中立状態を過ぎると、扁平スプリング41の先端部が互いに離間する方向に付勢されるので、第1筐体11に対し第2筐体12が閉成方向に自動的にスライド移動して閉成状態となる(図1、図2、及び図7の各(a)参照。)。よって、第1筐体11と第2筐体12を開成状態から閉成状態にスライド移動させるときには、中立状態から半自動(セミオート)でスライド動作を行えることになる。尚、このセミオートによるスライド動作は、開成方向或は閉成方向の一方向のみであっても良い。
第1筐体11に対し第2筐体12はセミオートでスライド動作するが、このスライド動作は、ベース部材2の両側部の係合部22とスライダー部材3のガイドレール部材31、32との係合と、ベース部材2の略中央部に設けたスライド案内部6とスライダー部材3に設けたガイド長孔7との係合の3箇所で行われているので、係合強度がアップし、第1筐体11と第2筐体12の開成時のオーバーラップ幅を狭くすることができる。即ち、第1筐体11に対して第2筐体12を全開させたときに第1筐体11と第2筐体12に加わる荷重は、ベース部材2の両側部の係合部22とスライダー部材3のガイドレール部材31、32との係合の2箇所だけで行われている場合に比して、第1筐体11と第2筐体12とが重なり合うオーバーラップ寸法を小さくしても、スライド案内部6とガイド長孔7との係合により充分な第1筐体11と第2筐体12との係合強度を維持できる。その結果、筐体同士が重なるデッドエリアの範囲を狭くすることができるので、携帯機器10の小型化を図ることができると共に、キーボード部11aの露出範囲を広くすることができる。また、スライダー部材3の一対のガイドレール部材31、32とガイド長孔7との3箇所でベース部材2が係合されているので、スライダー部材3自体の反り強度がアップするので、スライド機構1全体の強度を大幅にアップすることができる。
また、2つの扁平スプリング41は、有底のバネ収容凹部33内に収容され、スライダー部材3と第2筐体12との間に設けられているために、扁平スプリング41が外部へ露出することがないことから、扁平スプリング41の配置や設定に対する制限が緩和され、その他の構成のスプリングや付勢手段になってもその設定が容易となる。また、扁平スプリング41を用いることで、スプリングの厚さは線材の直径と同じであるので、スプリング41の厚さを薄くすることができることから、薄型化を図ることが可能となる。さらに、スライダー部材3にバネ収容凹部33を設けることで、このバネ収容凹部33に扁平スプリング41を移動可能に収容することができ、より一層の薄型化を図ることが可能となる。
次に、カバー開閉機構45の動作を説明する。第1筐体11と第2筐体12とを電気的に接続する例えばFPCから成る配線13には、図7に示すように、ベース部材2の配線通し長孔24と配線ガイド孔46とを挿通しており、第1筐体11と第2筐体12とを互いに閉成状態から開成状態へスライドさせると、このスライドの途中でスライド案内部6のスライド案内板62がカバー作動部材65の係合作動凸部68aに接触してこれを押すので、カバー作動部材65を介してスライドカバー48がスライド方向に移動する。移動したスライドカバー48はその係合凸部48aがカバー係合凹部49の後方側の側壁に接触してスライドカバー48の移動は停止するが、その際スライドカバー48によって配線ガイド孔46が閉塞される。スライドカバー48は配線ガイド孔46を閉じて停止するが、第1筐体11を第2筐体12に対してさらに開成方向へスライドさせると、スライド案内板62の側壁が係合作動凸部68aを乗り上げ、そして、係合作動凸部68aがカバー作動部材係合凹部62cに係合して開成状態になる。よって、開成状態のときには、配線13が外部に露出することが防止される。また、開成状態のときには、係合作動凸部68aとカバー作動部材係合凹部62cとが係合しているために、スライドカバー48はその状態で保持されるので、配線13の外部への露出を一層防止することができる。また、係合作動凸部68aとカバー作動部材係合凹部62cとが係合していることで、スライドカバー48のガタつきを防止することができる。
また、第1筐体11と第2筐体12とを互いに開成状態(図1(b)と図2及び図7(c)参照。)から閉成状態(図1、図2、図7の各(a)参照。)へスライドさせると、スライド案内部6に伴ってカバー作動部材65がスライダー部材3に対して移動してスライドカバー48が開く方向に移動し、スライドカバー48の係合凸部48aがスライドカバー係合凹部49の前方側の側壁に接触して配線ガイド孔46が開放された状態(中立状態)になる(図2と図7の各(b)参照。)。このとき、配線13はスライダー部材3の移動に伴ってスライダー部材3の略中央部に移動する。この状態からさらにスライドすると、スライド案内板62が係合作動凸部68aを乗り上げ、スライド案内部6とカバー作動部材65との係合が解除されて第1筐体11と第2筐体12は閉成状態となる。このように、閉成状態のときには、係合作動凸部68aとカバー作動部材係合凹部62cとの係合が解除されるので、操作性が良好となる。また、配線13は、スライダー部材3のスライド移動に伴って配線ガイド孔46内を移動するので、配線13の長さを短くすることができると共に、配線13の引き回しを簡素化することができる。
図8乃至図11は、カバー開閉機構の他の実施例を示す。図面に示したように、この実施例にかかるカバー開閉機構70は、スライド案内部6のスライド案内板62とスライドカバー48とをリンク部材71で連結することによって構成されている。スライド案内板62には、第1回動支持部材72が取り付けられ、この第1回動支持部材72には、リンク部材71の一端部が回動可能に取り付けられている。リンク部材71は細長の平板棒状に形成され、この他端部は、第2回動支持部材73に回動可能に支持されている。第2回動支持部材73は、略円柱状に形成され、この一端面には、とくに図9に示したように、リンク部材71を回動可能に支持する回動支持部73aが設けられている。第2回動支持部材73の他端面には、直径が大きなローラ部材73bが回動可能に設けられている(図9〜図10参照。)。この第2回動支持部材73は、スライドカバー48のリンク部材案内部74に係合されている。
リンク部材案内部74は、スライドカバー48のスライダー方向の略中央部であってそのスライダー方向と直交する方向(幅方向)に延びて形成されている。リンク部材案内部74は、スライドカバー48の幅方向に延びるリンク部材案内凹部75と、このリンク部材案内凹部75のカバー側端部から略中央部までの両側部上に設けられ、互いに対向するリンク部材ガイド部76とからなる。リンク部材ガイド部76の間隔は、第2回動支持部材73の直径より大きく、第2回動支持部材73のローラ部材73bの直径より小さな寸法、例えば、第2回動支持部材73の直径より若干大きな寸法で形成されており、このリンク部材ガイド部76とリンク部材案内凹部75との間に第2回動支持部材73のローラ部材73bが挿入されて、第2回動支持部材73がスライドカバー48の幅方向に移動可能にリンク部材案内凹部75に係合される。また、リンク部材ガイド部76のカバー側の端部近傍には、第2回動支持部材73をリンク部材案内凹部75のカバー側端部(第1端部ということがある。)に保持する第2回動支持部材保持部77がそれぞれ設けられている。第2回動支持部材保持部77は、第2回動支持部材保持部77間の間隔が第2回動支持部材73の直径より若干小さな寸法となる突状に形成されている。
これにより、第1筐体11と第2筐体12とが互いに重なり合ったとくに図11に示した閉成状態のときには、配線ガイド孔46が開放されていると共に、第2回動支持部材保持部77によって第2回動支持部材73がリンク部材案内部74の第1端部に保持され、この状態から第1筐体11と第2筐体12とを開成状態へスライドさせると、スライド案内板62(スライド案内部6)の移動に伴ってリンク部材71を介してスライドカバー48が配線ガイド孔46を閉じる方向にスライドする。このスライドカバー48はその係合凸部48aがカバー係合凹部49の後方側の側壁に接触してそのスライドが停止し、この状態がスライドカバー48によって配線ガイド孔46を閉塞する状態である。さらに、第1筐体11と第2筐体12とは開成状態へスライドして、第2回動支持部材73が第2回動支持部材保持部77から離脱してスライド案内板62から離間する方向にリンク部材案内部74内をスライドする。そして、リンク部材71がスライドカバー48の幅方向に延びた状態からリンク部材71の両端部の位置が入れ替わり、第1筐体11と第2筐体12とが開成状態になると、第2回動支持部材73が第2回動支持部材保持部77によってリンク部材案内部74の第1端部に保持されるように構成されている(図11参照)。
また、開成状態から閉成状態へ例えば第1筐体11に対して第2筐体12がスライドすると、第2回動支持部材73がリンク部材案内部74の第1端部に第2回動支持部材保持部77によって保持されているので、スライド案内板62(スライド案内部6)の移動に伴ってリンク部材71を介してスライドカバー48が配線ガイド孔46を開く方向にスライドする。スライドカバー48はその係合凸部48aがカバー係合凹部49の前方側の側壁に接触してそのスライドが停止して配線ガイド孔46が開放された状態となる。さらに、第1筐体11と第2筐体12とは閉成状態へスライドして、第2回動支持部材73が第2回動支持部材保持部77から離脱してスライド案内板62から離間する方向にリンク部材案内部74内をスライドする。そして、リンク部材71がスライドカバー48の幅方向に延びた状態からリンク部材71の両端部の位置が入れ替わり、第1筐体11と第2筐体12とが閉成状態になると、第2回動支持部材73が第2回動支持部材保持部77によってリンク部材案内部74の第1端部に保持されるように構成されている。
このように実施すると、リンク部材71による梃子の原理が働くので、スライドカバー48のスライド操作がスムーズになるものであり、さらにこのリンク部材71のスライドカバー48側に位置する第2回動支持部材73にリンク部材案内部74と係合するローラ部材73bを設けると、より一層スライドカバー48のスライド操作がスムーズと成るものである。
図12はカバー開閉機構のさらに他の例を示す図である。図12に示したように、この実施例に係るカバー開閉機構90は、スライド案内部6のスライド案内板62とスライドカバー48とをリンク部材91で連結することによって構成されている。スライド案内板62には、第1案内部材92が設けられている。第1案内部材92は、例えば、略円柱状に形成されており、スライド案内板62に一体的に、又は、別部材を取り付けることで形成されている。この第1案内部材92には、リンク部材91の一端部が回動可能でかつスライド可能に取り付けられている。リンク部材91は細長の平板棒状に形成され、この一端部には、その長手方向に延びると共に第1案内部材92が挿通される第1ガイド長孔93が設けられている。この第1ガイド長孔93に第1案内部材92が挿通されて、第1案内部材92にリンク部材91が回動可能でかつスライド可能に取り付けられている。第1案内部材92の外周であってスライド案内板62とリンク部材91との間には、リング部材94とワッシャー95とが設けられていると共に、リンク部材91の外側(スライド案内板62の反対側)には、ワッシャー96が設けられている。
リンク部材91の他端部には、回動孔97が設けられている。この回動孔97には第2案内部材98が挿通されている。第2案内部材98は、スライダー部材3の内面の一方の側端部近傍の略中央部に略円柱状に形成されており、この第2案内部材98がリンク部材91の回動孔97に挿入された状態でリンク部材91が第2案内部材98に2つのワッシャー99,100に挟まれた状態で回動可能に取り付けられている。また、リンク部材91の略中央部には、その長手方向に延びる第2ガイド長孔101が設けられている。この第2ガイド長孔101には、スライドカバー48の表面に設けられた第3案内部材102が挿通されている。第3案内部材102は、スライドカバー48の表面の略中央部に略円柱状に形成されている。この第3案内部材102には、リンク部材91の第2ガイド長孔101に係合する係合凸部104が同軸上に設けられており、係合凸部104に対してリンク部材91が回動可能かつスライド可能に係合している。
これにより、第1筐体11と第2筐体12とが互いに重なり合った閉成状態のときには、配線ガイド孔46が開放されており、この状態から第1筐体11と第2筐体12とを開成状態へスライドさせると、スライド案内板62(スライド案内部6)の移動に伴って第1案内部材92がリンク部材91に対して第1ガイド長孔93内を回転しつつスライドして、リンク部材91が第2案内部材98を軸に回転する。このとき、リンク部材91の第2ガイド長孔101内を第3案内部材102が回転しつつスライドするために、スライドカバー48はスライド案内板62(スライド案内部6)の移動に伴って配線ガイド孔46を閉じる方向にスライドする。第1筐体11と第2筐体12とが開成状態になると、スライドカバー48のスライドも停止してこのスライドカバー48によって配線ガイド孔46が閉塞される。また、開成状態から閉成状態へは、前述の動作と逆の動作が行われ、スライド案内板62(スライド案内部6)の移動に伴ってリンク部材91が第2案内部材98を軸に先ほどとは逆方向に回転しつつスライドカバー48が配線ガイド孔46を開く方向にスライドする。閉成状態になると、スライドカバー48のスライドも停止してこのスライドカバー48によって配線ガイド孔46が開放される。
このようにカバー開閉機構90を構成することにより、構造が簡単でかつ部品点数が少なく、コストダウンを図ることができる。
図13乃至図14は、スライド係合部の他の実施例を示し、図面によれば、この実施例に係るスライド係合部Bは,係合部110にローラ部111が設けられることによって構成されており、このローラ部111とスライダー部材3とが互いにスライド係合してる。ローラ部111は、例えば、ベース部材2の断面略コの字形状の両係合部110のスライド方向両端部近傍にそれぞれ設けられている。すなわち、ローラ部111は、ベース部材2の4隅近傍に合計4つ設けられている。ローラ部111は、係合部110の対向する2つの壁部を挿通させて取り付けられるシャフト112と、係合部110内のシャフト112の軸回りに回転可能に取り付けられているローラ113とからなる。このローラ113にガイドレール部材114,115のガイドレール部114a、115aが係合している。
このように実施すると、図1(b)、図2(c)、或は図7(c)に示したように、第1筐体11に対し第2筐体12をスライドさせて全開成状態に近い状態、或は全開成状態にした場合に、第2筐体12がその重量で第1筐体11に対し傾斜しても、或は第1筐体11に対する第2筐体12のスライド動作時に前後方向のずれが生じても、実施例1のものに比べてローラ113によりその摺動動作がスムーズになされるという作用効果を奏し得る。このスライド係合部Bは先の実施例1〜3のどれにも適用できることは言うまでもない。
本発明は以上のように構成したので、平面略矩形状を呈した第1筐体と第2筐体を互いに重なり合った状態から、短手方向へスライドさせて第1筐体の上面を露出させて用いる携帯機器のスライド機構として最適である。本発明に係るスライド機構を用いた携帯機器としては、第1筐体の上面のデッドスペースが少なくなることから、キーボード部を広範囲に利用できるので、携帯機器の中でも平面略矩形状を呈したとくに携帯電話機、PDA、ポケットパソコン等に最適なものである。
本発明に係る携帯機器の一例としての携帯電話機を示し、(a)はその閉成状態を示す斜視図、b)は開成状態を示す斜視図である。 本発明に係るスライド機構の動作を示す説明図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は中立状態を示す図、(c)は開成状態を示す図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構の一例を示す図面であり、(a)はその平面図、(b))は(a)図のA−A線断面図、(c)はその要部の拡大断面図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構の一例を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構を裏側から見た斜視図である。 本発明に係る携帯機器のスライド機構の分解斜視図である。 本発明に係るカバー開閉機構の動作を説明する斜視図で、(a)は閉成状態を示す図、(b)は中立状態を示す図、(c)は開成状態を示す図である。 本発明に係るカバー開閉機構の他の実施例を示す斜視図である。 図8のB−B線拡大断面図ある。 図8のリンク部材の先端の部分の斜視図である。 図8に示すカバー開閉機構の動作を説明する説明図であり、(a)は閉成状態を示す図、(b)は中立状態を示す図、(c)は開成状態を示す図である。 本発明に係るカバー開閉機構のさらに他の例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 本発明に係るスライド係合部の他の実施例を示す部分的斜視図である。 図13に示したスライド係合部の全体の構成を説明するための断面図である。
符号の説明
A,B スライド係合部
1 スライド機構
2 ベース部材
3 スライダー部材
4 付勢手段
6 スライド案内部
7 ガイド長孔
10 携帯機器
11 第1筐体
12 第2筐体
13 配線(FPC)
22,110 係合部
24 配線通し長孔
31a、32a・114a、115a ガイドレール部
33 バネ収容凹部
41 扁平スプリング
45、70、90 カバー開閉機構
46 配線ガイド孔
48 スライドカバー
71、91 リンク部材
111 ローラ部
113 ローラ

Claims (8)

  1. 携帯機器を構成する第1筐体及び第2筐体のいずれか一方の筐体に取り付けられるベース部材と、このベース部材に対しスライド係合部を介してスライド可能に係合され、前記第1筐体及び前記第2筐体のいずれか他方の筐体に取り付けられるスライダー部材と、このスライダー部材及び前記ベース部材の間に設けられて前記ベース部材と前記スライダー部材とを所定のスライド位置からそれぞれ閉成方向及び又は開成方向にスライド付勢する付勢手段とを備えてなるスライド機構であって、
    前記スライド係合部を、前記スライダー部材に設けた複数のガイドレール部と、前記スライダー部材に前記複数のガイドレール部以外の箇所に設けられてスライド方向に延びるガイド長孔と、前記ベース部材に設けた前記各ガイドレール部に係合する係合部と、前記ガイド長孔と係合するスライド案内部とを含んで構成したことを特徴とする、携帯機器のスライド機構。
  2. 前記付勢手段は、前記スライダー部材の前記他方の筐体側の取付面に設けた有底のバネ収容凹部内に配置され、この付勢手段の一端部が前記スライダー部材に取り付けられていると共に、他端部が前記スライド案内部の前記ガイド長孔を貫通した側に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器のスライド機構。
  3. 前記スライド案内部は、前記ガイド長孔からの抜けを防止する抜け防止手段を具えていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の携帯機器のスライド機構。
  4. 前記付勢手段は、同一平面上で折り曲げられた扁平スプリングであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯機器のスライド機構。
  5. 前記ベース部材には、このベース部材へ取り付けた前記第1筐体と第2筐体のいずれか一方と前記スライダー部材に取り付けた前記第1筐体と第2筐体のいずれか他方とを電気的に接続する配線を挿通させる配線通し長孔が設けられ、前記スライダー部材には、前記配線通し長孔を通した前記配線をガイドする配線ガイド孔が設けられると共に、当該スライダー部材と前記ベース部材のスライド時に前記配線ガイド孔の開閉を行うカバーがカバー開閉機構を介してスライド可能に取り付けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯機器のスライド機構。
  6. 前記カバー開閉機構は、前記カバーと前記スライド案内部とを連結するリンク部材を有し、このリンク部材によって前記ベース部材に対する前記スライダー部材の移動に伴って前記カバーがスライドするように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載の携帯機器のスライド機構。
  7. 前記スライド係合部は、前記ベース部材の係合部のスライド方向の両端部にローラ部を有し、このローラ部は断面U字形状に形成した前記ガイドレール部に係合するように成したことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯機器のスライド機構。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯機器のスライド機構を備えたことを特徴とする、携帯機器。
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