JP2009167399A5 - - Google Patents
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実施例5A〜Eに明確に示されるように、本発明による処方物DおよびEは、良好な光学特性、特に低い曇りを維持しながら、著しく高い耐引掻性によって区別される。
本発明の好ましい態様は、以下を包含する。
[1]A)シラン修飾コポリマーa1)およびヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)、
B)分散体中での動的光散乱を用いて決定された、200nm未満の平均粒度(Z平均値)を有する、必要に応じて表面修飾された無機粒子、および
C)水
を含んでなる水性処方物。
[2]前記シラン修飾コポリマーa1)は、一般式(1):
−Si(R 1 O) 2 R 2 (1)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される基を含んでなる、[1]に記載の水性処方物。
[3]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IIc)酸官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[4]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、および
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、
IIc)酸官能性モノマー、および
IIS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[5]前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、一般式(2):
(R 1 O) 2 R 2 Si−(CH=CH 2 ) (2)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される化合物、および/または一般式(3):
(R 1 O) 2 R 2 Si(CH 2 ) m −O(CO)−(CR 3 =CH 2 ) (3)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基であり、
R 3 はHまたはCH 3 であり、および
mは1〜4である〕
で示される化合物である、[3]に記載の水性処方物。
[6]前記重合可能なシラン官能性モノマーIIS1)は、一般式(2):
(R 1 O) 2 R 2 Si−(CH=CH 2 ) (2)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される化合物、および/または一般式(3):
(R 1 O) 2 R 2 Si(CH 2 ) m −O(CO)−(CR 3 =CH 2 ) (3)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基であり、
R 3 はHまたはCH 3 であり、および
mは1〜4である〕
で示される化合物である、[4]に記載の水性処方物。
[7]前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリスイソプロポキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジイソプロポキシシラン、ビニルエチルジエトキシシラン、3−(トリエトキシシリル)−プロピルメタクリレートまたは3−(トリス−イソプロポキシシリル)−プロピルメタクリレート、ビニルフェニルジエトキシシラン、ビニルフェニルメチルエトキシシランまたはビニルトリ−t−ブトキシシランからなる群から選択される、[3]に記載の水性処方物。
[8]前記重合可能なシラン官能性モノマーIIS1)は、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリスイソプロポキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジイソプロポキシシラン、ビニルエチルジエトキシシラン、3−(トリエトキシシリル)−プロピルメタクリレートまたは3−(トリス−イソプロポキシシリル)−プロピルメタクリレート、ビニルフェニルジエトキシシラン、ビニルフェニルメチルエトキシシランまたはビニルトリ−t−ブトキシシランからなる群から選択される、[4]に記載の水性処方物。
[9]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、および
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、
IIc)酸官能性モノマー、および
IIS2)シラン基に加えて少なくとも1つのエポキシド官能基を含有するモノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[10]前記モノマーIIS2)は、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル−トリス−イソプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピル−ジエトキシ−メチルシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−トリエトキシシラン、およびβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−トリス−イソプロポキシシランからなる群から選択される、[9]に記載の水性処方物。
[11]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(I):
〔式中、
Xは、脂肪族の必要に応じて分枝したC 1 〜C 10 基または[−CH 2 −O−(CH 2 ) p −]Si単位(式中、rは1〜4の整数である)であり、
Rは、−CH(OH)Y基
(式中、Yは、−CH 2 −N(R 2 R 3 )基
(式中、
R 2 は、Hまたはメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基またはシクロヘキシル基、または2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロピル基であり、および
R 3 は、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロピル基である)である)
であり、
R 1 は、同一にまたは別々に、Hまたは必要に応じてヘテロ原子を含有するC 1 〜C 10 炭化水素基であり、および
nは1〜40の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[12]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(V):
〔式中、
mは、5〜15の整数であり、
Zは、Hまたはメチルであり、および
nおよびoは、1〜12の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[13]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(VI):
〔式中、
mは、5〜15の整数であり、および
yは、2〜4の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[14]前記一般式(I)を有するポリオルガノシロキサンa2)は、200〜3000g/molの範囲の数平均分子量および少なくとも1.8の平均OH官能価を有する、[11]に記載の水性処方物。
[15]前記一般式(I)を有するポリオルガノシロキサンa2)は、250〜2250g/molの範囲の数平均分子量を有する、[11]に記載の水性処方物。
[16]前記無機粒子B)は、周期表の第II主族〜第IV主族の元素および/または第I亜属〜第VIII亜属の元素(ランタニドを含む)の無機酸化物、混合酸化物、カーバイド、ホウ化物および窒化物からなる群から選択される、[1]に記載の水性処方物。
[17]前記無機粒子B)は、有機溶媒中または水中でのコロイド的分散形態での無機ナノ粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[18]前記無機粒子B)は、水性処方物の形態での無機粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[19]前記無機粒子B)は、表面修飾された無機ナノ粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[20][1]に記載の水性処方物および少なくとも1つの架橋剤D)を含んでなる水性被覆組成物。
[21][1]に記載の水性処方物およびポリイソシアネートを含んでなる二成分水性被覆組成物。
[22][1]に記載の上記水性処方物を含んでなる透明ラッカー。
本発明の好ましい態様は、以下を包含する。
[1]A)シラン修飾コポリマーa1)およびヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)、
B)分散体中での動的光散乱を用いて決定された、200nm未満の平均粒度(Z平均値)を有する、必要に応じて表面修飾された無機粒子、および
C)水
を含んでなる水性処方物。
[2]前記シラン修飾コポリマーa1)は、一般式(1):
−Si(R 1 O) 2 R 2 (1)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される基を含んでなる、[1]に記載の水性処方物。
[3]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IIc)酸官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[4]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、および
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、
IIc)酸官能性モノマー、および
IIS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[5]前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、一般式(2):
(R 1 O) 2 R 2 Si−(CH=CH 2 ) (2)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される化合物、および/または一般式(3):
(R 1 O) 2 R 2 Si(CH 2 ) m −O(CO)−(CR 3 =CH 2 ) (3)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基であり、
R 3 はHまたはCH 3 であり、および
mは1〜4である〕
で示される化合物である、[3]に記載の水性処方物。
[6]前記重合可能なシラン官能性モノマーIIS1)は、一般式(2):
(R 1 O) 2 R 2 Si−(CH=CH 2 ) (2)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、および
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基である〕
で示される化合物、および/または一般式(3):
(R 1 O) 2 R 2 Si(CH 2 ) m −O(CO)−(CR 3 =CH 2 ) (3)
〔式中、
R 1 はC 2 〜C 8 アルキル基であり、
R 2 は(R 1 O)またはC 1 〜C 5 アルキル基であり、
R 3 はHまたはCH 3 であり、および
mは1〜4である〕
で示される化合物である、[4]に記載の水性処方物。
[7]前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリスイソプロポキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジイソプロポキシシラン、ビニルエチルジエトキシシラン、3−(トリエトキシシリル)−プロピルメタクリレートまたは3−(トリス−イソプロポキシシリル)−プロピルメタクリレート、ビニルフェニルジエトキシシラン、ビニルフェニルメチルエトキシシランまたはビニルトリ−t−ブトキシシランからなる群から選択される、[3]に記載の水性処方物。
[8]前記重合可能なシラン官能性モノマーIIS1)は、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリスイソプロポキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジイソプロポキシシラン、ビニルエチルジエトキシシラン、3−(トリエトキシシリル)−プロピルメタクリレートまたは3−(トリス−イソプロポキシシリル)−プロピルメタクリレート、ビニルフェニルジエトキシシラン、ビニルフェニルメチルエトキシシランまたはビニルトリ−t−ブトキシシランからなる群から選択される、[4]に記載の水性処方物。
[9]前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、および
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC 1 〜C 18 炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、
IIc)酸官能性モノマー、および
IIS2)シラン基に加えて少なくとも1つのエポキシド官能基を含有するモノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、[1]に記載の水性処方物。
[10]前記モノマーIIS2)は、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル−トリス−イソプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピル−ジエトキシ−メチルシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−トリエトキシシラン、およびβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−トリス−イソプロポキシシランからなる群から選択される、[9]に記載の水性処方物。
[11]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(I):
Xは、脂肪族の必要に応じて分枝したC 1 〜C 10 基または[−CH 2 −O−(CH 2 ) p −]Si単位(式中、rは1〜4の整数である)であり、
Rは、−CH(OH)Y基
(式中、Yは、−CH 2 −N(R 2 R 3 )基
(式中、
R 2 は、Hまたはメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基またはシクロヘキシル基、または2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロピル基であり、および
R 3 は、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロピル基である)である)
であり、
R 1 は、同一にまたは別々に、Hまたは必要に応じてヘテロ原子を含有するC 1 〜C 10 炭化水素基であり、および
nは1〜40の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[12]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(V):
mは、5〜15の整数であり、
Zは、Hまたはメチルであり、および
nおよびoは、1〜12の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[13]前記ヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)は、一般式(VI):
mは、5〜15の整数であり、および
yは、2〜4の整数である〕
で示される化合物である、[1]に記載の水性処方物。
[14]前記一般式(I)を有するポリオルガノシロキサンa2)は、200〜3000g/molの範囲の数平均分子量および少なくとも1.8の平均OH官能価を有する、[11]に記載の水性処方物。
[15]前記一般式(I)を有するポリオルガノシロキサンa2)は、250〜2250g/molの範囲の数平均分子量を有する、[11]に記載の水性処方物。
[16]前記無機粒子B)は、周期表の第II主族〜第IV主族の元素および/または第I亜属〜第VIII亜属の元素(ランタニドを含む)の無機酸化物、混合酸化物、カーバイド、ホウ化物および窒化物からなる群から選択される、[1]に記載の水性処方物。
[17]前記無機粒子B)は、有機溶媒中または水中でのコロイド的分散形態での無機ナノ粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[18]前記無機粒子B)は、水性処方物の形態での無機粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[19]前記無機粒子B)は、表面修飾された無機ナノ粒子である、[1]に記載の水性処方物。
[20][1]に記載の水性処方物および少なくとも1つの架橋剤D)を含んでなる水性被覆組成物。
[21][1]に記載の水性処方物およびポリイソシアネートを含んでなる二成分水性被覆組成物。
[22][1]に記載の上記水性処方物を含んでなる透明ラッカー。
Claims (9)
- A)シラン修飾コポリマーa1)およびヒドロキシル基を含有するポリオルガノシロキサンa2)、
B)分散体中での動的光散乱を用いて決定された、200nm未満の平均粒度(Z平均値)を有する、必要に応じて表面修飾された無機粒子、および
C)水
を含んでなる水性処方物。 - 前記シラン修飾コポリマーa1)は、一般式(1):
−Si(R1O)2R2 (1)
〔式中、
R1はC2〜C8アルキル基であり、および
R2は(R1O)またはC1〜C5アルキル基である〕
で示される基を含んでなる、請求項1に記載の水性処方物。 - 前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC1〜C18炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC1〜C18炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、および
IIc)酸官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、請求項1に記載の水性処方物。 - 前記シラン修飾コポリマーa1)は、
I)Ia)アルコール部分中にC1〜C18炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、および
Ib)ヒドロキシ官能性モノマー
をビルダーモノマーとして含有するヒドロキシ官能性疎水性ポリマー、および
II)IIa)アルコール部分中にC1〜C18炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸エステルおよび/またはビニル芳香族化合物および/またはビニルエステル、
IIb)ヒドロキシ官能性モノマー、
IIc)酸官能性モノマー、および
IIS1)重合可能なシラン官能性モノマー
をビルダー成分として含有するヒドロキシ官能性親水性ポリマー
から製造されるコポリマーである、請求項1に記載の水性処方物。 - 前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、一般式(2):
(R1O)2R2Si−(CH=CH2) (2)
〔式中、
R1はC2〜C8アルキル基であり、および
R2は(R1O)またはC1〜C5アルキル基である〕
で示される化合物、および/または一般式(3):
(R1O)2R2Si(CH2)m−O(CO)−(CR3=CH2) (3)
〔式中、
R1はC2〜C8アルキル基であり、
R2は(R1O)またはC1〜C5アルキル基であり、
R3はHまたはCH3であり、および
mは1〜4である〕
で示される化合物である、請求項3に記載の水性処方物。 - 前記重合可能なシラン官能性モノマーIS1)は、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリスイソプロポキシシラン、ビニル−トリス−(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジイソプロポキシシラン、ビニルエチルジエトキシシラン、3−(トリエトキシシリル)−プロピルメタクリレートまたは3−(トリス−イソプロポキシシリル)−プロピルメタクリレート、ビニルフェニルジエトキシシラン、ビニルフェニルメチルエトキシシランまたはビニルトリ−t−ブトキシシランからなる群から選択される、請求項3に記載の水性処方物。
- 前記無機粒子B)は、水性処方物の形態での無機粒子である、請求項1に記載の水性処方物。
- 前記無機粒子B)は、表面修飾された無機ナノ粒子である、請求項1に記載の水性処方物。
- 請求項1に記載の水性処方物および少なくとも1つの架橋剤D)を含んでなる水性被覆組成物。
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JP2008322303A Pending JP2009167399A (ja) | 2007-12-19 | 2008-12-18 | シラン修飾バインダー分散体 |
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