JP2009166298A - 成形装置および成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーカット部が形成される筒状体を有する成形品を効率的に成形することができる成形装置、および成形方法を提供する。
【解決手段】筒状体12を有する成形品11を成形する成形装置10であって、筒状体12は傾斜部分17を有し、サブスライド型20の内部空間における退避軌跡L1は、一方の開口部15から他方の開口部16に向かう直線状であり、メインスライド型21の内部空間における退避軌跡L2は、一方の開口部15から他方の開口部16に向かう円弧状であって、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する。
【選択図】図7

Description

本発明は、筒状体を有する成形品を成形する成形装置および成形方法に関する。
アンダーカット部を有する樹脂製品の製造工程において、成形終了後の型開きのときにアンダーカット部を損傷することなく成形金型から樹脂製品を取り出す必要がある。したがって従来の技術の成形金型では、アンダーカット部付近にて複数の型を組み合わせて、型開き可能に構成されている(たとえば特許文献1参照)。
特開平6−114893号公報
図13は、従来の技術の筒状体1を含む成形品2を示す正面図であって、内型3の退避軌跡の一例を示す正面図である。成形品2が筒状体1を有する場合、筒状体1の内部空間を形成するための内型3が必要である。成形品2が軸線を含む仮想一平面で切断されたときの断面形状が台形状の筒状体1を有する場合、開口面積が大きい端部4から内型3を軸線方向にスライドさせて内部空間から退避させることができる。
しかしながら、図13に示すように筒状体1の端部4に他の部分5が一体となるように構成され、アンダーカット部がある成形品2の場合は、図13で仮想的に示すように、開口面積が大きい端部4から内型3を軸線方向にスライドさせて内部空間から退避させることができない。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、アンダーカット部が形成される筒状体を有する成形品を効率的に成形することができる成形装置、および成形方法を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、複数の型(18〜21)を有し、複数の型を組み合わせることによって複数の型の間に成形空間(13)を形成し、成形空間に流体を充填し、流体を硬化させることによって、筒状体(12)を有する成形品(11)を成形する成形装置(10)であって、
筒状体の側面部の少なくとも一部には、軸線方向一方の端部(15)側が他方の端部(16)側よりも突出する突出部分(17)が形成されており、
複数の型に含まれる型であって、筒状体の内部空間を形成するための第1の内型(20)、および突出部分を成形するための第2の内型(21)と、
流体を硬化させた後、型開きするときに第1の内型を筒状体の他方の端部から退避させる第1駆動手段(24)と、
第1の内型を退避させた後、型開きするときに第2の内型を筒状体の他方の端部から退避させる第2駆動手段(25)とを含み、
第1の内型の内部空間における退避軌跡(L1)は、筒状体の軸線に沿う直線状であり、
第2の内型の内部空間における退避軌跡(L2)は、第1の内型が配置されていた内部空間側にふくらみ、第1の内型が配置されていた内部空間を通過することを特徴とする成形装置である。
本発明に従えば、筒状体の内部空間を形成するための型は、第1の内型と第2の内型とが用いられる。このように複数の内型が内部空間を形成するために用いられるので、筒状体の他方の端部から第1の内型を筒状体の内壁に引っかけることなく、直線状の退避軌跡に沿って退避させることができる。また第2の内型は、直線状の退避軌跡であると内壁に引っかかる場合があるが、本発明では、第1の内型が配置されていた内部空間を通過する円弧状の退避軌跡に沿って退避させる。これによって第2の内型を筒状体の内壁に引っかけることなく、前述の円弧状の退避軌跡に沿って退避させることができる。このように第1の内型と第2の内型とを複雑な動作をさせることがないので、筒状体を有するような複雑な形状の成形品を効率的に成形することができる。
また本発明は、複数の型に含まれ、筒状体の側面部を形成するための固定型(18)と、
複数の型に含まれ、固定型に対して変位可能であり、筒状体の側面部を形成するための可動型(19)と、
第1の内型が退避する退避方向と交差する方向である型開方向に、可動型を変位させる第3駆動手段(23)と、
固定型に設けられ、第1駆動手段および第2駆動手段に嵌合する嵌合部分(26a,27a)を有し、可動型が型開方向に変位することによって、嵌合部分を変位させて第1駆動手段および第2駆動手段を駆動する移動部材(26,27)と、をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、移動部材は、可動型が型開方向に変位することによって嵌合部分を変位させて第1駆動手段および第2駆動手段を駆動する。したがって可動型を型開方向に変位させると、可動型の変位に連動して第1駆動手段および第2駆動手段を駆動させることができる。これによって可動型を型開方向に変位させることによって、第1の内型および第2の内型をそれぞれ退避させることができる。したがって第1駆動手段および第2駆動手段を駆動させるための駆動源が必要なく、可動型を駆動するための駆動源を共通して用いることができる。これによって簡単な構成の成形装置を実現することができる。
さらに本発明は、第1駆動手段および第2駆動手段は、移動部材が嵌合する増速機構(28,29,31,32)を含み、
増幅機構は、嵌合部分の変位距離より大きい距離にわたって、第1の内型および第2の内型を変位させることを特徴とする。
本発明に従えば、増速機構を含むので、第1の内型および第2の内型を短時間で退避させることができる。これによって成形装置による成形時間を短縮することができ、生産性を向上することができる。
さらに本発明は、複数の型を組み合わせることによって複数の型の間に成形空間を形成し、成形空間に流体を充填し、流体を硬化させることによって、筒状体を有する成形品を成形する成形方法であって、
筒状体の側面部の少なくとも一部には、軸線方向一方の端部側が他方の端部側よりも突出する突出部分が形成されており、
複数の型を組み合わせる工程であって、筒状体の内部空間を形成するための第1の内型、および突出部分を成形するための第2の内型を組み合わせる型締め工程と、
成形空間に流体を充填する充填工程と、
充填工程で充填した流体を硬化する硬化工程と、
複数の型を型開きして硬化工程で硬化した成形品を取り出す離型工程とを含み、
離型工程は、
流体を硬化させた後、型開きするときに第1の内型を筒状体の他方の端部から退避させる第1退避段階と、
第1退避段階にて第1の内型を退避させた後、第2の内型を筒状体の他方の端部から退避させる第2退避段階とを含み、
第1の内型の内部空間における退避軌跡は、筒状体の軸線に沿う直線状であり、
第2の内型の内部空間における退避軌跡は、第1の内型が配置されていた内部空間側にふくらみ、第1の内型が配置されていた内部空間を通過することを特徴とする成形方法である。
本発明に従えば、筒状体の内部空間を形成するための型として、第1の内型と第2の内型とが用いられる。このように複数の内型が内部空間を形成するために用いられるので、第1退避段階にて、筒状体の他方の端部から第1の内型を筒状体の内壁に引っかけることなく、直線状の退避軌跡に沿って退避させることができる。また第2の内型は、直線状の退避軌跡であると内壁に引っかかる場合があるが、本発明では第2退避段階にて、第1の内型が配置されていた内部空間を通過する円弧状の退避軌跡に沿って退避させる。これによって第2の内型を筒状体の内壁に引っかけることなく、前述の円弧状の退避軌跡に沿って退避させることができる。このように第1の内型と第2の内型とを複雑な動作をさせることがないので、筒状体を有するような複雑な形状の成形品を効率的に成形することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図12を用いて説明する。図1は、本実施の形態の成形装置10を示す側面図であって、型締め状態にある成形装置10を示す側面図である。図2は、型開状態にある成形装置10を示す側面図である。図3は、成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。図4は、成形装置10によって成形される成形品11を正面側から見た斜視図である。図5は、成形品11を背面側から見た斜視図である。成形装置10は、筒状体12を有する成形品11を製造するための装置である。図3では、理解を容易にするため成形品11の筒状体12の内部空間を形成する内型に関する構成を示し、残余の構成を省略して示す。
成形装置10は、複数の型を有し、複数の型を組み合わせることによって複数の型の間に成形空間13を形成し、成形空間13に流体を充填し、流体を硬化させることによって、筒状体12を有する成形品11を成形する。成形装置10は、本実施の形態では、複数の型を型締めし、型締めによって形成される成形空間13に溶融樹脂が射出されて樹脂から成る成形品11が形成され、型開きした後に成形品11が取り出される。
成形装置10によって成形される成形品11は、図4および図5に示すように、筒状体12および本体部14を有する。筒状体12は、側面部の厚み寸法は一様であって、側面部の少なくとも一部には、軸線方向一方の端部である開口部15側より他方の端部である開口部16側から突出する傾斜部分17が形成される。傾斜部分17は、突出部分であって、軸線方向一方の開口部15から他方の開口部16に向かって、軸線L3に近接する方向に傾斜する。傾斜部分17は、本実施の形態では、軸線方向一方の開口部15から他方の開口部16に向かって、円弧状に湾曲している部分である。したがって筒状体12は、一方の開口部15の開口面積が他方の開口部16の開口面積より大きい。筒状体12は、軸線方向に直交する仮想一平面で切断したときの断面形状が略矩形状である。筒状体12の一方の開口部15には、他の部分である本体部14が連結されている。本体部14は、大略的に四角枠体状であって、枠体の側面部から筒状体12が突出するように一体に設けられる。
次に、成形装置10に関して説明する。成形装置10は、固定型18と、可動型19と、サブスライド型20と、メインスライド型21と、駆動機構22とを含んで構成される。固定型18は、複数の型のうちの1つであって、成形空間13を規定し、可動型19と協働して成形品11の外部空間に臨む部分を形成するため型である。したがって固定型18は、少なくとも筒状体12の側面部を形成するための型である。固定型18は、予め定める固定部分、たとえば成形装置10のベースに固定される。
可動型19は、複数の型のうちの1つであって、成形空間13を規定し、固定型18と協働して、成形品11の外方空間に臨む部分を形成するため型である。したがって可動型19は、少なくとも筒状体12の側面部を形成するための型である。可動型19は、固定型18に対して変位可能に構成される。
サブスライド型20およびメインスライド型21は、筒状体12の内部空間を形成するための内型である。サブスライド型20およびメインスライド型21の2つの型によって、筒状体12の内部空間、すなわち筒状体12の内壁の形状が規定される。メインスライド型21は、筒状体12の傾斜部分17の形状を規定する。サブスライド型20は、メインスライド型21が規定する部分を除く残余の部分の筒状体12の形状を規定する。したがってサブスライド型20は、筒状体12の傾斜部分17の形状は規定していない。
サブスライド型20は、第1の内型であって、筒状体12の軸線L3に沿う直線状の退避軌跡L1に沿って退避可能に構成される。したがってサブスライド型20は、型締め状態の場合、一方の開口部15から他方の開口部16に向かう直線状の退避軌跡L1に沿って、退避可能に構成される。サブスライド型20は、前述したように筒状体12の傾斜部分17を規定してないので、特別な変位をさせることなく、直線的な変位によって容易に退避可能な形状に形成される。サブスライド型20は、略直方体状に形成される。サブスライド型20は、一方の開口部15側の端部から他方の開口部16側の端部に向かって、拡大するように、換言すると末広がり状に形成される。したがって筒状体12の内壁に引っかかることなく、サブスライド型20を退避させることができる。
メインスライド型21は、第2の内型があって、メインスライド型21の内部空間における退避軌跡L2は、サブスライド型20が配置されていた内部空間側にふくらみ、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する円弧状の退避軌跡L2に沿って退避可能に構成される。したがってメインスライド型21は、型締め状態の場合、一方の開口部15から他方の開口部16に向かう円弧状の退避軌跡L2に沿って、退避可能に構成される。またメインスライド型21の退避軌跡L2は、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する。メインスライド型21は、前述したように筒状体12の傾斜部分17を規定するので、傾斜部分17がいわゆるアンダーカット部となり、直線状の退避軌跡では他方の開口部16から退避させることができない。換言すると、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過しなければ、メインスライド型21が他方の開口部16から退避することができない。したがって内部空間を通過する円弧状の退避軌跡L2によって、退避可能に構成される。メインスライド型21は、略直方体の一つの角部を対角線上にある他の角部に向かって凸となる湾曲面によって除去した形状に形成される。メインスライド型21の湾曲面によって形成される部分は、筒状体12の傾斜部分17の形状を規定する。このようなメインスライド型21を、傾斜部分17の内壁の形状に類似した退避軌跡L2に沿って退避させることによって、傾斜部分17に引っかかることなく、メインスライド型21の退避が可能である。
メインスライド型21とサブスライド型20は、型締め状態において、互いに対向する面部が密に当接するように構成される。またサブスライド型20は、型締め状態において、メインスライド型21を可動型19または固定型18に向かって押圧するように構成される。これによって型締め状態において、各型18〜21同士に接合部分に溶融樹脂が侵入することを防ぐことができる。
駆動機構22は、可動型19、固定型18、サブスライド型20およびメインスライド型21を相対的に変位させることによって、型締め状態と型開状態とを切り替える。駆動機構22は、たとえば油圧式によって実現される。駆動機構22は、可動型駆動部23、サブ駆動部24、およびメイン駆動部25を含んで構成される。可動型駆動部23は、第3駆動手段であって、可動型19を固定型18に対して変位駆動する。可動型駆動部23は、成形される筒状体12の軸線方向に交差する型開方向Zに可動型19を変位する。サブ駆動部24は、第1駆動手段であって、各型18〜21を型開するとき、サブスライド型20を筒状体12の他方の開口部16から取り出して退避させる。メイン駆動部25は、第2駆動手段であって、サブスライド型20が退避した後、メインスライド型21を筒状体12の他方の開口部16から取り出して退避させる。
固定型18には、2つのスライド部材であるサブスライド部材26およびメインスライド部材27が設けられる。各スライド部材26,27は、移動部材であって、サブ駆動部24およびメイン駆動部25が可動型19の変位に連動して駆動するように構成される。したがって各スライド部材26,27は、可動型駆動部23の動力をサブ駆動部24およびメイン駆動部25に伝達する動力伝達手段としての機能を有する。サブスライド部材26は、サブ駆動部24に嵌合するように設けられる。サブスライド部材26は、可動型19が型開方向Zに変位することによって、サブ駆動部24の嵌合部分を変位させ、サブ駆動部24を駆動する。メインスライド部材27は、メイン駆動部25に嵌合するように設けられる。メインスライド部材27は、可動型19が型開方向Zに変位することによって、メイン駆動部25の嵌合部分を変位させ、メイン駆動部25を駆動する。
次に成形装置10による成形品11の成形方法に関して説明する。図6は、成形方法を示すフローチャートである。本フローが開始されると、ステップa1に移る。ステップa1は、型締め工程であって、複数の型である固定型18、可動型19、サブスライド型20およびメインスライド型21を組み合わせ、成形空間13を形成し、ステップa2に移る。成形空間13は、成形品11の形状と略同一(用語「略同一」は同一を含む)の空間である。
ステップa2は、充填工程であって、成形空間13内に流体である溶融樹脂を、たとえば射出装置によって充填し、ステップa3に移る。ステップa3は、硬化工程であって、充填された溶融樹脂を硬化し、ステップa4に移る。硬化する方法としては、たとえば予め定める期間にわたって型締め状態を保持する方法、および成形空間13付近を冷却する方法などがある。
ステップa4は、離型工程であって、複数の型18〜21を型開きして、ステップa3にて硬化した成形品11を取り出し、本フローを終了する。型開きする場合は、可動型19を可動型駆動部23によって型開方向Zに変位させる。サブスライド型20およびメインスライド型21は、前述したように可動型19の変位に連動して、それぞれ退避方向に変位する。これによって筒状体12を有する成形品11が成形される。
次に、ステップa4の離型工程についてさらに詳細に説明する。図7は、サブスライド型20およびメインスライド型21を示す平面図であって、離型工程について段階的に示す平面図である。図8は、離型工程における成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。図9は、型開状態のおける成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。離型工程は、サブスライド型20を退避させる第1退避段階と、第1退避段階後にメインスライド型21を退避させる第2退避段階とを含む。
図7(A)は、型締め状態にあるサブスライド型20およびメインスライド型21を示す。図7(A)および図3に示す型締め状態から、第1退避段階では図7(B)に示すように、サブスライド型20を筒状体12の他方の開口部16から退避させる。サブスライド型20の退避軌跡L1は、前述したように一方の開口部15から他方の開口部16に向かう直線状である。このようにサブスライド型20を退避させることによって、メインスライド型21を変位させることができる内部空間を形成することができる。
第2退避段階では、図7(C)および図8に示すように、メインスライド型21を筒状体12の他方の開口部16から退避させる。メインスライド型21の退避軌跡L2は、前述したように一方の開口部15から他方の開口部16に向かう円弧状であって、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する。具体的にはメインスライド型21は、退避する場合、先ず他方の開口部16側の端部が他方の開口部16から円弧状の退避軌跡L2に沿って退避する。その後、一方側の開口部側15の端部21aであって、サブスライド型20に当接していた端部21aが、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過して、退避する。このとき、サブスライド型20に当接していた端部21aは、一方側の開口部側15の端部21bであって、傾斜部分17を形成するための端部21bより先に退避する。
このようにメインスライド型21を退避させることによって、筒状体12の内壁に引っかかることを防ぐことができる。またメインスライド型21は、型締め状態にある場合、筒状体12の一方の開口部15に対応する部分の幅寸法W1は、筒状体12の他方の開口部16の幅寸法W2より大きい。このような形状であっても、サブスライド型20に当接していた端部21aは、傾斜部分17を形成するための端部21bより先に退避させるので、換言すると円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させるので、他方の開口部16からメインスライド型21を退避させることができる。第2退避段階の後、図9に示す型開状態にて、メインスライド型21が成形品11から離間し、成形品11が取り出される。
次に、メインスライド型21を駆動するメイン駆動部25に関して説明する。図10は、メイン駆動部25を簡略化して示す斜視図である。メイン駆動部25は、メインスライド部材27が嵌合し、可動型19が型開方向Zに変位することによって、嵌合部分27aが変位し、メインスライド型21を退避させる。メイン駆動部25は、ラック部28、ギヤ部29およびメイン退避部30を含む。
ラック部28およびギヤ部29は、増速機構であって、メインスライド部材27との嵌合部分27aの変位距離より大きい距離にわたって、メインスライド型21を変位させる。ラック部28は、メインスライド部材27が嵌合する嵌合部分27aが形成される。ラック部28は、ラック28aが形成される。ラック部28は、メインスライド部材27が変位することによって、予め定めるラック方向Y1にスライドする。
ギヤ部29は、ラック28aに噛合する歯車29aが形成される。ギヤ部29の歯車29aは、ラック部28がラック方向Y1にスライドすることによって、ギヤ部29を角変位させる。メイン退避部30は、ギヤ部29と一体に構成され、ギヤ部29が角変位することによって、メイン退避部30が角変位する。メイン退避部30は、メインスライド型21と一体に構成される。
したがってラック部28の嵌合部分27aがラック方向Y1に変位することによって、メインスライド型21が歯車29aの回転軸線まわりに退避方向X1に角変位する。またラック28aおよび歯車29aが用いられるので、ギヤ比に応じて、嵌合部分27aの変位距離、すなわちラック28aの変位距離より大きい距離にわたってメインスライド型21を変位させることができる。
次に、サブスライド型20を駆動するサブ駆動部24に関して説明する。図11は、サブ駆動部24を簡略化して示す斜視図である。サブ駆動部24は、サブスライド部材26が嵌合し、可動型19が型開方向Zに変位することによって、嵌合部分26aが変位し、サブスライド型20を退避させる。サブ駆動部24は、作用部31、てこ部32、およびサブ退避部33を含む。
てこ部32および作用部31は、増速機構であって、サブスライド部材26との嵌合部分26aの変位距離より大きい距離にわたって、サブスライド型20を変位させる。サブ退避部33は、サブスライド型20と一体に構成される。作用部31は、サブスライド部材26が嵌合する嵌合部分26aが形成される。作用部31は、サブスライド部材26が変位することによって、予め定める作用方向Y2にスライドする。作用部31は、長手状に形成されるてこ部32の長手方向中間部を角変位可能に支持する。てこ部32は、長手方向一端部32aが固定され、長手方向他端部32bがサブ退避部33に角変位およびスライド可能に構成される。したがって作用部31が作用方向Y2に変位すると、てこ部32は一端部32aまわりに角変位する。したがってサブ退避部33は、てこ部32が一端部32aまわりに角変位することによって、サブ退避部33と一体であるサブスライド型20が退避方向X2にスライドする。このようなてこ部32が用いられるので、てこ部32の長さ寸法に応じて、嵌合部分26aの変位距離、すなわち作用部31の変位距離より大きい距離にわたってサブスライド型20を変位させることができる。
次に、サブスライド部材26に関して説明する。図12は、サブスライド部材26と作用部31とを拡大して示す断面図であって、動作を段階的に示す断面図である。サブスライド部材26の構成は、メインスライド部材27と同様に構成であるので、サブスライド部材26に関してだけ説明し、メインスライド部材27に関する説明は省略する。
サブスライド部材26は、長手状の部材であって、基端部26bが固定型18に固定される。サブスライド部材26は、基端部26bから先端部26cに向かって、順次、第1スライド部材34、傾斜部35、第2スライド部材36が一体となって構成される。第1スライド部材34は、固定型18から型開方向Zに沿って延びる。第1スライド部材34の型開方向Zの端部に、傾斜部35の一端部が連結される。傾斜部35は、型開方向Zに対して傾斜する方向に沿って延びる。傾斜部35の型開方向Zの端部に、第2スライド部材36の一端部が連結される。第2スライド部材36は、一端部から型開方向Zに沿って延びる。
作用部31に形成される嵌合部分26aは、型開方向Zに貫通する貫通孔であって、貫通孔の臨む内面部には傾斜部35に当接する傾斜面を有する。したがって型開方向Zに可動型19とともに作用部31が移動すると、作用部31の嵌合部分26aは傾斜部35とによって案内されて、作用方向Y2に変位する。作用方向Y2へ変位する距離は、傾斜部35の傾斜角度および長さ寸法に基づく。また作用方向Y2へ変位を開始するタイミングは、第1スライド部材34の長さ寸法によって決定される。
第1スライド部材34および第2スライド部材36と傾斜部35との連結部分は、R面取り加工されることが好ましい。型開によって嵌合部分26aとの当接状態が第1スライド部材34から傾斜部35に移行するときに、メインスライド部材27に加わる衝撃を小さくすることができる。
図12(A)に示すサブスライド部材26と作用部31との位置関係は、型締め状態の場合であり、サブスライド部材26の基端部26bと作用部31とが最も近接している。図12(A)に示す型締め状態から、可動型19が型開方向Zに変位すると、作用部31も型開方向Zに変位し、図12(B)に示すように傾斜部35が嵌合部分26aの傾斜面に沿って、作用方向Y2に変位する。型開方向Zへさらに変位し、図12(C)に示すように、嵌合している部分が傾斜部35から第2スライド部材36に移ると、作用方向Y2への変位が終了する。このように可動型19の型開方向Zへの変位にともなって、作用部31が作用方向Y2へ変位し、サブスライド型20を退避方向X2へ変位させる。
以上説明したように本実施の形態の成形装置10は、筒状体12の内部空間を形成するための内型は、サブスライド型20とメインスライド型21とが用いられる。このように複数の内型29、21が内部空間を形成するために用いられるので、筒状体12の他方の開口部16からサブスライド型20を筒状体12の内壁に引っかけることなく、直線状の退避軌跡L1に沿って退避させることができる。またメインスライド型21は、直線状の退避軌跡L1であると内壁に引っかかる場合があるが、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させる。これによってメインスライド型21を筒状体12の内壁に引っかけることなく、前述の円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させることができる。このようにサブスライド型20とメインスライド型21とを複雑な動作をさせることがないので、筒状体12を有するような複雑な形状の成形品11を効率的に成形することができる。
また本実施の形態では、メインスライド部材27およびサブスライド部材26は、可動型19が型開方向Zに変位することによって嵌合部分26a,27aを変位させてメイン駆動部25およびサブ駆動部24を駆動する。したがって可動型19を型開方向Zに変位させると、可動型19の変位に連動してメイン駆動部25およびサブ駆動部24を駆動させることができる。これによって可動型19を型開方向Zに変位させることによって、サブスライド型20およびメインスライド型21をそれぞれ退避させることができる。したがってメイン駆動部25およびサブ駆動部24を駆動させるための駆動源が必要なく、可動型19を駆動するための駆動源を共通して用いることができる。これによって簡単な構成の成形装置10を実現することができる。
また可動型19の型開方向Zの変位にともなってメインスライド型21およびサブスライド型20を退避させることができるので、可動型19の型開方向Zへの終了後にメインスライド型21およびサブスライド型20を変位させる場合に比べて、型開が完了するまでの時間を短縮することができる。これによって生産性を向上することができる。
さらに本実施の形態では、増速機構として機能するラック部28およびギヤ部29、ならびに作用部31およびてこ部32を含むので、サブスライド型20およびメインスライド型21を短時間で退避させることができる。これによって成形装置10による成形時間を短縮することができ、生産性を向上することができる。
また本実施の形態の成形装置10のよる成形方法では、離型工程は2つの退避段階を含み、第1退避段階にて、筒状体12の他方の開口部16からサブスライド型20を筒状体12の内壁に引っかけることなく、直線状の退避軌跡L1に沿って退避させることができる。またメインスライド型21は、直線状の退避軌跡L1であると内壁に引っかかる場合があるが、第2退避段階にて、サブスライド型20が配置されていた内部空間を通過する円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させる。これによってメインスライド型21を筒状体12の内壁に引っかけることなく、前述の円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させることができる。これによって筒状体12を有する成形品11を、簡単な成形方法で成形することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態では、筒状体12の突出部分は円弧状の傾斜部分17で実現されるが、円弧状に限らず階段状であってもよく、1つの突出部分だけでなく複数の突出部分を有する形状であってもよい。また前述の実施の形態では、成形品11は筒状体12と本体部14を有する構成であったが、本体部14がなく単に筒状体12だけの成形品であってもよい。また前述の実施形態では、筒状体12の一方の端部である開口部15は、全域にわたって開口しているが、一方の開口部15の一部または全部が閉塞している有底の筒状体であってもよく、同様に他方の端部である開口部16も一部が閉塞している状態であっても、複数の内型が順次退避させることができる開口面積が他方の開口部16に確保されていればよい。
また前述の実施形態では、内型は2つによって実現されているが、2つに限ることはなく、3つ以上であってもよい。3つ以上の内型を用いる場合であっても、少なくとも最後に退避させる内型が、残余の内型が配置されていた内部空間を通過し、円弧状の退避軌跡L2に沿って退避させる構成であればよい。
また前述の実施形態では、メインスライド型21の退避軌跡L2は、円弧状であったが、本発明で円弧状とは楕円の円弧を含み、二次曲線状であってもよく、特に限定するものではない。
さらに前述の実施形態では、4つの型によって成形空間13を形成しているが、4つに限ることはなく5つ以上であってもよい。
また前述の実施形態では、充填工程で充填される流体は溶融樹脂であったが、溶融樹脂に限ることはなく、硬化性を有する材料であればよい。
さらに前述の実施形態では、可動型駆動部23とサブ駆動部24およびメイン駆動部25とは、連動するように構成されているが、このような構成に限ることはなく、別々の駆動源によって、個別に駆動するように構成してもよい。
本実施の形態の成形装置10を示す側面図であって、型締め状態にある成形装置10を示す側面図である。 型開状態にある成形装置10を示す側面図である。 成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。 成形品11を正面側から見た示す斜視図である。 成形品11を背面側から見た示す斜視図である。 成形方法を示すフローチャートである。 サブスライド型20およびメインスライド型21を示す平面図であって、離型工程について段階的に示す平面図である。 離型工程における成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。 型開状態のおける成形装置10の一部を拡大して示す平面図である。 メイン駆動部25を簡略化して示す斜視図である。 サブ駆動部24を簡略化して示す斜視図である。 サブスライド部材26と作用部31とを拡大して示す断面図であって、動作を段階的に示す断面図である。 従来の技術の筒状体1を含む成形品2を示す正面図であって、内型3の退避軌跡の一例を示す正面図である。
符号の説明
10…成形装置
11…成形品
12…筒状体
13…成形空間
17…傾斜部分
18…固定型
19…可動型
20…サブスライド型(第1の内型)
21…メインスライド型(第2の内型)
23…可動型駆動部(第3駆動手段)
24…サブ駆動部(第1駆動手段)
25…メイン駆動部(第2駆動手段)
28…ラック部(増速機構)
29…ギヤ部(増速機構)
31…作用部(増速機構)
32…てこ部(増速機構)

Claims (4)

  1. 複数の型(18〜21)を有し、前記複数の型を組み合わせることによって前記複数の型の間に成形空間(13)を形成し、前記成形空間に流体を充填し、前記流体を硬化させることによって、筒状体(12)を有する成形品(11)を成形する成形装置(10)であって、
    前記筒状体の側面部の少なくとも一部には、軸線方向一方の端部(15)側が他方の端部(16)側よりも突出する突出部分(17)が形成されており、
    前記複数の型に含まれる型であって、前記筒状体の内部空間を形成するための第1の内型(20)、および前記突出部分を成形するための第2の内型(21)と、
    前記流体を硬化させた後、型開きするときに前記第1の内型を前記筒状体の他方の端部から退避させる第1駆動手段(24)と、
    前記第1の内型を退避させた後、型開きするときに前記第2の内型を前記筒状体の他方の端部から退避させる第2駆動手段(25)とを含み、
    前記第1の内型の前記内部空間における退避軌跡(L1)は、前記筒状体の軸線に沿う直線状であり、
    前記第2の内型の前記内部空間における退避軌跡(L2)は、前記第1の内型が配置されていた内部空間側にふくらみ、前記第1の内型が配置されていた内部空間を通過することを特徴とする成形装置。
  2. 前記複数の型に含まれ、前記筒状体の側面部を形成するための固定型(18)と、
    前記複数の型に含まれ、前記固定型に対して変位可能であり、前記筒状体の側面部を形成するための可動型(19)と、
    前記第1の内型が退避する退避方向と交差する方向である型開方向に、前記可動型を変位させる第3駆動手段(23)と、
    前記固定型に設けられ、前記第1駆動手段および前記第2駆動手段に嵌合する嵌合部分(26a,27a)を有し、前記可動型が型開方向に変位することによって、前記嵌合部分を変位させて前記第1駆動手段および前記第2駆動手段を駆動する移動部材(26,27)と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記第1駆動手段および前記第2駆動手段は、前記移動部材が嵌合する増速機構(28,29,31,32)を含み、
    前記増幅機構は、前記嵌合部分の変位距離より大きい距離にわたって、前記第1の内型および前記第2の内型を変位させることを特徴とする請求項1または2に記載の成形装置。
  4. 複数の型を組み合わせることによって前記複数の型の間に成形空間を形成し、前記成形空間に流体を充填し、前記流体を硬化させることによって、筒状体を有する成形品を成形する成形方法であって、
    前記筒状体の側面部の少なくとも一部には、軸線方向一方の端部側が他方の端部側よりも突出する突出部分が形成されており、
    前記複数の型を組み合わせる工程であって、前記筒状体の内部空間を形成するための第1の内型、および前記突出部分を成形するための第2の内型を組み合わせる型締め工程と、
    前記成形空間に流体を充填する充填工程と、
    前記充填工程で充填した流体を硬化する硬化工程と、
    前記複数の型を型開きして前記硬化工程で硬化した成形品を取り出す離型工程とを含み、
    前記離型工程は、
    流体を硬化させた後、型開きするときに前記第1の内型を前記筒状体の他方の端部から退避させる第1退避段階と、
    前記第1退避段階にて前記第1の内型を退避させた後、前記第2の内型を前記筒状体の他方の端部から退避させる第2退避段階とを含み、
    前記第1の内型の内部空間における退避軌跡は、前記筒状体の軸線に沿う直線状であり、
    前記第2の内型の前記内部空間における退避軌跡は、前記第1の内型が配置されていた内部空間側にふくらみ、前記第1の内型が配置されていた内部空間を通過することを特徴とする成形方法。
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