JP2009160535A - ロールコーター用塗料パン - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピックアップロールから絞り落とされる塗料が塗料液面に落下するときに発生する気泡のみならず、塗料の塗料パンへの供給部において発生する気泡をも完全に塗料液面から除去することができ、塗装ムラを生じることなく被塗装物の塗装を実施する。
【解決手段】 本発明のロールコーター用塗料パン7は、塗料22を貯留する塗料貯留槽8と、塗料貯留槽からオーバーフローする塗料を受ける塗料オーバーフロー槽9とを備え、塗料貯留槽の相対する長辺面には、長辺の幅方向左右で独立して上下に移動し、その上端の高さ位置を変更する可動仕切板が設けられ、且つ塗料オーバーフロー槽は塗料貯留槽を囲うように塗料貯留槽の周囲に配置されており、塗料貯留槽には被塗装物に塗装される量以上の塗料が供給されて、常に過剰の塗料を、可動仕切板の上端の高さ位置を調整することにより、可動仕切板の上端部位の全体からオーバーフローさせる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼帯などの被塗装物を連続的に塗装するロールコーターに使用するロールコーター用塗料パンに関するものである。
鋼帯などの被塗装物の連続塗装には、ロールコーターが広く用いられている。このロールコーターには、2本ロール方式のロールコーターと3本ロール方式のロールコーターとがある。先ず、2本ロール方式のロールコーターについて説明する。図11は、2本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図である。図11において、符号1は2本ロール方式ロールコーター装置、3はピックアップロール、4はアプリケーターロール、5はバックアップロール、7は塗料パンであり、それぞれのロールは接触することなく近接して設置されており、個別の駆動力を受けてそれぞれ矢印方向に回転する。尚、21は被塗装物である鋼帯、22は塗料である。
塗料パン7に塗料22を満たし、この塗料22の中にピックアップロール3の一部を浸漬させて矢印方向(反時計回り方向)に回転させることにより、ピックアップロール3に塗料22を付着させ、ピックアップロール3に付着した塗料22を近接して回転するアプリケーターロール4に転着させ、更に、この塗料22をアプリケーターロール4とバックアップロール5との間隙を通って搬送される鋼帯21に転写する。
次に、3本ロール方式のロールコーターについて説明する。図12は、3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図であり、図12において、符号2は3本ロール方式ロールコーター装置、6は、ピックアップロール3と規定間隔を保ちながら回転するメタリングロールであり、その他の構造は図11の2本ロール方式ロールコーター装置1と同一であり、同一の部分は同一符号により示している。塗料パン7に塗料22を満たし、この塗料22の中にピックアップロール3の一部を浸漬させて矢印方向(時計回り方向)に回転させることにより、ピックアップロール3に塗料22を付着させる。ピックアップロール3に付着して上がってきた塗料22をメタリングロール6で掻き落とし所定の膜厚とした後、この所定の膜厚の塗料22をアプリケーターロール4に転着させ、更にバックアップロール5によって搬送される鋼帯21に転写する。
一般的に塗装表面を平滑度の高いものとするときには、3本ロール方式のロールコーターが用いられている。尚、塗料22は、循環タンク(図示せず)から塗料圧送ポンプ(図示せず)により塗料パン7に送り込まれ、塗料22が一定量以上のときは塗料パン7からオーバーフローして再び循環タンクへ戻るようになっている。
しかし、このような装置では、金属粉末などの沈降・分離しやすい顔料を含む塗料を連続塗装するような場合には、塗料パン7において顔料が沈降して塗料22の組成が変化したり、塗料パン7の底部に溜まった顔料が浮遊したりして、鋼帯21に塗装ムラを生ずるという問題が発生する。
また、最近になり、塗面のレベリング性の向上及び耐汚染性や滑り性の向上を目的として、塗料に界面活性剤などの添加剤を含有させることが増えている。このような塗料22では、液体の状態において気泡が発生しやすく且つ消滅しにくい。そのため、アプリケーターロール4或いはメタリングロール6によってピックアップロール3から絞り落とされる余剰の塗料22が塗料液面に落下するときに気泡を発生させ、気泡がピックアップロール3及びアプリケーターロール4などを介して鋼帯21に塗布されて塗装ムラを生ずるという問題も発生する。
このような問題を解決するために、特許文献1には、塗料貯溜部と、ピックアップロールから絞り落とされる余剰塗料の落下位置側に形成した、他部よりも高さが低いオーバーフロー壁と、前記塗料貯溜部にオーバーフロー壁を介して連設する塗料回収部と、を備えたロールコーター用塗料パンが提案されている。特許文献1によれば、オーバーフロー壁から塗料をオーバーフローさせながら被塗装物に塗料を転写するので、気泡が発生してもオーバーフロー壁から排出され、気泡の影響を回避することができるとしている。
また、特許文献2には、特許文献1に提案されたロールコーター用塗料パンでは気泡の影響を十分に回避することができないとして、特許文献1に提案されたロールコーター用塗料パンを更に改良するために、特許文献1に記載のロールコーター用塗料パンにおいて、ピックアップロールを挟んでオーバーフロー壁とは反対側に塗料供給部を設けるとともに、塗料供給部とピックアップロールとの間に、上端が液面上にあり、下部が開放された仕切壁を設けたロールコーター用塗料パンが提案されている。特許文献2によれば、気泡は、ピックアップロールから絞り落とされる余剰の塗料が塗料液面に落下するときのみに発生するものではなく、塗料の供給部においても発生するが、新たに設けた仕切壁によって塗料供給部で発生する気泡の影響も回避することができるとしている。
特開平10−180174号公報 特開2000−262957号公報
しかしながら特許文献2にも以下の問題点がある。
即ち、特許文献2は、塗料の供給部において発生した気泡を仕切壁により遮断して浮上させ、ピックアップロールに供給される塗料から気泡を除去することを目的としているが、気泡は数秒の間に滞留塗料の液面に浮上するものばかりではなく、浮上に数十秒以上を要する微細な気泡が存在し、また、塗料中に比重の軽い顔料や添加物を含有させた場合には、気泡の浮上速度は遅くなり、比較的大きな気泡であっても浮上に数十秒以上を要することが起こる。
このような場合、気泡は仕切壁により遮断されることなく、塗料の流れに乗って仕切壁の下方を通り抜け、ピックアップロール側の塗料液面に浮上する。そして、この気泡が塗装ムラの原因となる。つまり、特許文献2には、微細な気泡が発生した場合や気泡の浮上速度を遅くする塗料を用いた場合には、塗料供給側で発生する気泡の影響を除去できないという問題点があった。また、仕切壁の外側で浮上した気泡が次第に溜まって、塗料パンから溢れ出るという問題もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ピックアップロールから絞り落とされる余剰の塗料が塗料液面に落下するときに発生する気泡のみならず、塗料の塗料パンへの供給部において発生する気泡をも完全に塗料液面から除去することができ、塗装ムラを生じることなく鋼帯などの被塗装物の塗装を可能とするロールコーター用塗料パンを提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明に係るロールコーター用塗料パンは、被塗装物に塗装される塗料が供給され且つ該塗料を貯留するとともに貯留した塗料中にピックアップロールが浸漬される塗料貯留槽と、該塗料貯留槽からオーバーフローする塗料を受けて塗料戻り口に送り込む塗料オーバーフロー槽と、を備えたロールコーター用塗料パンであって、前記塗料貯留槽は平面形状が矩形であり、該塗料貯留槽の相対する長辺面には、該長辺の幅方向左右で独立して上下に移動し、その上端の高さ位置を変更することの可能な高さ調整機構を有する可動仕切板がそれぞれ設けられ、且つ、前記塗料オーバーフロー槽は前記塗料貯留槽を囲うように塗料貯留槽の周囲に配置されており、前記塗料貯留槽には被塗装物に塗装される量以上の塗料が供給され、過剰の塗料を、前記高さ調整機構によって前記可動仕切板の上端の高さ位置を調整することにより、可動仕切板の上端部位の全体から前記塗料オーバーフロー槽に常にオーバーフローさせることを特徴とするものである。
第2の発明に係るロールコーター用塗料パンは、被塗装物に塗装される塗料が供給され且つ該塗料を貯留するとともに貯留した塗料中にピックアップロールが浸漬される塗料貯留槽と、該塗料貯留槽からオーバーフローする塗料を受けて塗料戻り口に送り込む塗料オーバーフロー槽と、を備えたロールコーター用塗料パンであって、前記塗料貯留槽は平面形状が矩形で、該塗料貯留槽の相対する長辺面の上端部位が塗料のオーバーフロー部位であり、且つ、前記塗料オーバーフロー槽は、前記塗料貯留槽を囲うように塗料貯留槽の周囲に配置されているともに、該塗料オーバーフロー槽に設けられた高さ調整機構によって塗料オーバーフロー槽の高さ位置を変更することが可能であり、前記塗料貯留槽には被塗装物に塗装される量以上の塗料が供給され、過剰の塗料を、前記高さ調整機構によって塗料オーバーフロー槽の高さ位置を調整することにより、前記塗料貯留槽長辺面の上端部位の全体から塗料オーバーフロー槽に常にオーバーフローさせることを特徴とするものである。
本発明に係るロールコーター用塗料パンによれば、塗料貯留槽から常に塗料をオーバーフローさせるのみならず、高さ調整機構によって塗料貯留槽の長辺面上端部全体から満遍無く一様に、オーバーフローさせながら被塗装物の塗装を行うので、ピックアップロールから絞り落とされる余剰の塗料が塗料液面に落下して塗料液面に気泡が発生しても、また、塗料貯留槽に供給される塗料によって塗料貯留槽内の塗料液面に気泡が発生しても、気泡は、塗料貯留槽内に滞留することなく、オーバーフローする塗料とともに塗料貯留槽から排出されて、気泡による塗装ムラを生じることなく被塗装物の塗装を実施することができる。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。先ず、塗料貯留槽の相対する長辺面に可動仕切板が設置された塗料貯留槽を備えたロールコーター用塗料パンについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態例を示す図であって、本発明に係る塗料パンを備えた2本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図、図2は、図1に示す2本ロール方式ロールコーター装置に配置した本発明に係る塗料パンの平面図、図3は、図2に示す本発明に係る塗料パンの概略斜視図である。
図1に示すように、この2本ロール方式ロールコーター装置1は、本発明に係るロールコーター用塗料パン7と、この塗料パン7に一部が浸漬されたピックアップロール3と、このピックアップロール3に近接して回転するアプリケーターロール4と、このアプリケーターロール4に、被塗装物として連続的に供給される鋼帯21を介して近接して回転するバックアップロール5と、を備えている。また、この2本ロール方式ロールコーター装置1は、塗料パン7にてオーバーフローされた塗料22を回収して貯溜する循環タンク14と、この循環タンク14に収容された塗料22を塗料パン7に供給する塗料圧送ポンプ13とを備えている。
このロールコーター用塗料パン7は、図2及び図3に示すように、平面形状が矩形の塗料貯留槽8と、同様に矩形の塗料オーバーフロー槽9とからなり、塗料パン7の中央部に塗料貯留槽8が配設され、この塗料貯留槽8の周囲に塗料オーバーフロー槽9が配設されている。塗料貯留槽8及び塗料オーバーフロー槽9ともに、その上方は開放された容器状となっている。
塗料貯留槽8の相対する長辺面には、それぞれ、鉛直方向上下に移動可能な可動仕切板16が設置されている。可動仕切板16の上端部は直線形状となっている。この可動仕切板16の設置方法を、上記図1〜3を参照するのみならずに、更に、図4及び図5を参照して説明する。図4は、塗料貯留槽8の長辺面部分の拡大した側面図であり、図5は、塗料貯留槽8の長辺面部分の斜視図である。
可動仕切板16には、塗料貯留槽8の長辺の幅方向左右のそれぞれ一箇所に、メネジ付台座17が設置され、このメネジ付台座17に嵌合させて傾斜調整ネジ18が取り付けられている。傾斜調整ネジ18の下端は塗料オーバーフロー槽9の底面に接触しており、傾斜調整ネジ18を旋回させることによって、可動仕切板16が鉛直方向上下に移動する。そして、可動仕切板16の両端部及び下部は、塗料貯留槽8の長辺面8aと長辺面8bとの間隙に、長辺面8a及び長辺面8bと密に接触して配置されている。この場合、塗料22が、可動仕切板16と長辺面8a及び長辺面8bとの接触面から漏れないようにするために、密に接触するのみならず、接触面にシール材を配置するなどしてもよい。尚、図3及び図5では、メネジ付台座17及び傾斜調整ネジ18を省略している。
即ち、可動仕切板16の左右二箇所の部位に、高さ調整機構として配置した傾斜調整ネジ18を適宜旋回することで、可動仕切板16と長辺面8a及び長辺面8bとの接触面から塗料22を漏らすことなく、可動仕切板16の上端位置を、塗料貯留槽8の長辺面幅方向で独立して任意に調整できるように構成されている。つまり、塗料貯留槽8に供給された塗料22が塗料貯留槽8から溢れる場合には、可動仕切板16の上端位置を調整することによって、可動仕切板16の上端部位の全体から満遍無く塗料22がオーバーフローするように構成されている。
塗料貯留槽8には塗料分配板11が設置され、この塗料分配板11には塗料供給管10が着脱可能に取り付けられている。この塗料供給管10は、塗料圧送ポンプ13及び循環タンク14と連通しており、循環タンク14に収容された塗料22が、塗料圧送ポンプ13の駆動により、塗料供給管10及び塗料分配板11を介して塗料貯留槽8に供給されるようになっている。塗料分配板11は、塗料供給管10から供給される塗料22を塗料貯留槽8の幅方向に広げる機能を有している。また、塗料オーバーフロー槽9には塗料戻り口12が設けられており、塗料貯留槽8からオーバーフローした塗料22は塗料戻り口12から塗料排出管15を通って自重により循環タンク14に戻るように構成されている。塗料戻り口12は、塗料オーバーフロー槽9の底部の適宜の位置に設置されている。
塗料貯留槽8と塗料オーバーフロー槽9とは、塗料オーバーフロー槽9を形成する1つのパンの中に溶接などによって塗料貯留槽8を形成する部材を固着して構成(単パン構造)しても、或いは、塗料オーバーフロー槽9を形成するパンの中に塗料貯留槽8を形成するパンを固定・配置して構成(二重パン構造)しても、どちらでも構わない。
ピックアップロール3は、塗料貯留槽8に貯留される塗料22に浸漬して塗料22をかきあげる。この場合、アプリケーターロール4によってピックアップロール3から絞り落とされる余剰塗料の落下位置は、塗料貯留槽8の内部であってもまた塗料オーバーフロー槽9の内部であっても、どちらでも構わない。そして、ピックアップロール3及びアプリケーターロール4の各回転方向並びに鋼帯21の搬送方向は、図1に示すように、ピックアップロール3が時計回り方向に回転駆動され、アプリケーターロール4が反時計回り方向に回転駆動され、鋼帯21がアプリケーターロール4の回転方向とは逆に搬送される所謂リバースコーター方式が採用されている。
次に、このように構成される2本ロール方式ロールコーター装置1の動作を説明する。先ず、塗料圧送ポンプ13を駆動させて循環タンク14に貯留されている塗料22を塗料貯留槽8に定量供給する。この場合、塗料貯留槽8に供給された塗料22が絶えず塗料貯留槽8をオーバーフローして、塗料オーバーフロー槽9に所定量の塗料22が回収される状態とする。つまり、鋼帯21に塗装される塗料22の量を加味して、所定量の塗料22が常にオーバーフローするように塗料22の供給量を設定する。
この状態で、ピックアップロール3及びアプリケーターロール4を、夫々、図1における時計回り方向及び反時計回り方向となるように回転駆動するとともに、鋼帯21をアプリケーターロール4の回転方向とは逆方向に搬送させる。これにより、ピックアップロール3で塗料22がかきあげられて付着し、これがアプリケーターロール4に転着され、このアプリケーターロール4の塗料22が被塗装物である鋼帯21に連続的に転写される。
本実施の形態ではリバースコーター方式を採用しているので、塗膜の均一性を向上させて美麗な塗膜を得ることができる。この連続塗装中に、ピックアップロール3でかきあげられた塗料22の余剰分は、ピックアップロール3とアプリケーターロール4との転接位置で絞り落とされ、これが塗料貯留槽8の塗装液面に落下して、塗料液面で気泡が発生する。特に、塗料22に界面活性剤などの添加物が含まれている場合には消滅し難い多量の気泡が発生する。
しかしながら、これらの気泡は、塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出されるので、ピックアップロール3の塗料かきあげ位置に流入することはなく、これにより余剰塗料の絞り落としにより発生する気泡に起因する塗装欠陥を未然に防止することができる。この時、仮に塗料22のオーバーフローが、塗料貯留槽8の長辺の幅方向で均一でなく、一部分に集中していたならば、可動仕切板16の上端部位の全体から満遍無く塗料22がオーバーフローするように、傾斜調整ネジ18を旋回して可動仕切板16の上端部位の高さ位置を調整する。
一方、塗料オーバーフロー槽9に流出した気泡を含む塗料22は、塗料戻り口12から循環タンク14に戻る。循環タンク14に戻った塗料22の気泡が、循環タンク14で消滅しきれずに再度塗料貯留槽8に持ち込まれたり、或いは、塗料22が塗料貯留槽8に供給される際に気泡が新たに発生したりしても、塗料貯留槽8の長辺の到る処から塗料22がオーバーフローしているので、これらの気泡も塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出される。従って、塗料貯留槽8の塗料22の供給側で発生する気泡に起因する塗装欠陥も未然に防止することができる。
また、塗料22の流れが塗料貯留槽8の幅方向で均一になることで、金属粉末などの沈降・分離しやすい顔料を含む塗料22を用いても、塗料パン7における顔料の沈降・分離が防止され、顔料の沈降・分離による塗料22の組成変化を防止することができ、塗料22の組成変化に起因する塗装ムラを未然に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態例について説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態例を示す図であって、本発明に係る塗料パンを備えた3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図である。この第2の実施の形態例は、塗膜表面の美麗さを特に要求される、主に冷蔵庫や洗濯機の外板などの家電向けの塗装鋼板を製造するときに採用される3本ロール方式ロールコーター装置に本発明を適用したものである。
この第2の実施の形態例の3本ロール方式ロールコーター装置2では、図6に示すように、メタリングロール6がピックアップロール3に近接して設置されている。この3本ロール方式ロールコーター装置2では、ピックアップロール3の回転方向が、図1に示す第1の実施の形態例の2本ロール方式ロールコーター装置1におけるピックアップロール3とは反対方向の反時計回り方向であることと、このピックアップロール3でかきあげられた塗料の余剰分が、ピックアップロール3に近接するメタリングロール6によって絞り落とされることの2点を除いては、前述した図1に示す第1の実施の形態例の2本ロール方式ロールコーター装置1と同一構造となっており、同一の部分は同一符号により示し、その説明は省略する。即ち、塗料パン7の構造は、第1の実施の形態例と全く同一である。
この3本ロール方式ロールコーター装置2においては、メタリングロール6で絞り落とされた余剰塗料が、塗料貯留槽8の塗料供給側に落下して気泡を発生させるが、この気泡は、塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出されるので、ピックアップロール3の塗料かきあげ位置に流入することはなく、これにより余剰塗料の絞り落としにより発生する気泡に起因する塗装欠陥を未然に防止することができる。この時、ピックアップロール3の回転方向が図6において反時計回り方向であり、絞り落とされた余剰の塗料22を塗料オーバーフロー槽9の側に送り出す液流を形成するので、気泡の排出をより確実に行うことができる。同様に、塗料貯留槽8への塗料22の供給により発生した気泡も塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出されるので、美麗な塗膜を鋼帯21に形成することができる。
以上説明したように、塗料貯留槽8の相対する長辺面に可動仕切板16が設置された、本発明に係る塗料パン7によれば、塗料貯留槽8から常に塗料22をオーバーフローさせるのみならず、傾斜調整ネジ18によって可動式仕切板16の上端部全体から満遍無くオーバーフローさせながら鋼帯21などの被塗装物の塗装を行うので、ピックアップロール3から絞り落とされる余剰の塗料22が塗料液面に落下して塗料液面に気泡が発生しても、また、塗料貯留槽8に供給される塗料22によって塗料貯留槽内の塗料液面に気泡が発生しても、気泡はオーバーフローする塗料22とともに塗料貯留槽8から塗料オーバーフロー槽9に排出され、気泡による塗装ムラを生じることなく被塗装物の塗装を実施することができる。また、可動式仕切板16のみ移動させるので、塗料パン7の全体を傾斜させる場合とは異なり、塗料パン7には歪は働かず、塗料パン7の変形を未然に防止することができる。また更に、塗布中にピックアップロール3の回転数が変更されて塗料22のオーバーフローが変化しても、傾斜調整ネジ18を適宜旋回させることによって、正確且つ迅速にオーバーフローを調整することができる。
次いで、塗料オーバーフロー槽に、塗料オーバーフロー槽の高さ位置を変更するための高さ調整機構が設置された塗料貯留槽を備えたロールコーター用塗料パンについて説明する。
図7は、本発明の第3の実施の形態例を示す図であって、塗料オーバーフロー槽の四隅に高さ調整機構が設置された、本発明に係る塗料パンを備えた3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図、図8は、図7に示す3本ロール方式ロールコーター装置に配置した本発明に係る塗料パンの平面図、図9は、図8に示す本発明に係る塗料パンの概略斜視図である。
図7に示すように、この3本ロール方式ロールコーター装置2は、本発明に係るロールコーター用塗料パン7Aと、この塗料パン7Aに一部が浸漬されたピックアップロール3と、このピックアップロール3に近接して回転するメタリングロール6と、前記ピックアップロール3に近接して回転するアプリケーターロール4と、このアプリケーターロール4に、被塗装物として連続的に供給される鋼帯21を介して近接して回転するバックアップロール5と、を備えている。また、この3本ロール方式ロールコーター装置2は、塗料パン7Aにてオーバーフローされた塗料22を回収して貯溜する循環タンク14と、この循環タンク14に収容された塗料22を塗料パン7Aに供給する塗料圧送ポンプ13とを備えている。
このロールコーター用塗料パン7Aは、図8及び図9に示すように、平面形状が矩形の塗料貯留槽8と、同様に矩形の塗料オーバーフロー槽9とからなり、塗料パン7Aの中央部に塗料貯留槽8が配設され、この塗料貯留槽8の周囲に塗料オーバーフロー槽9が配設されている。塗料貯留槽8及び塗料オーバーフロー槽9ともに、その上方は開放された容器状となっており、矩形の塗料貯留槽8の相対する長辺面の上端部は、塗料パン7Aの底面を水平面と平行にしたときには、ほぼ同一水平面となるように構成されている。つまり、塗料パン7Aを水平面に平行に設置し、且つ、ピックアップロール3の回転による塗料22の流れなどの影響が無い状態では、塗料22が塗料貯留槽8からオーバーフローする場合には、塗料貯留槽8の長辺の各位置から同等の確率でオーバーフローするように構成されている。
また、塗料オーバーフロー槽9の四隅には、図10に塗料オーバーフロー槽9の側面拡大図を示すように、塗料オーバーフロー槽9の四隅の高さ位置を調整するための高さ調整機構として、塗料オーバーフロー槽9の側面に配置されたメネジ付台座19に嵌合する傾斜調整ネジ20が取り付けられている。この傾斜調整ネジ20の下端は、固定された置き台23に接触しており、傾斜調整ネジ20を旋回させることによって、塗料オーバーフロー槽9の四隅のそれぞれが鉛直方向上下に移動するように構成されている。尚、図9では、メネジ付台座19及び傾斜調整ネジ20を省略している。
即ち、塗料オーバーフロー槽9の四隅に、高さ調整機構として配置した傾斜調整ネジ20を適宜旋回することで、塗料オーバーフロー槽9の四隅の高さ位置を任意に調整できるように構成されている。つまり、塗料オーバーフロー槽9の四隅の高さ位置を調整することによって、塗料パン7Aの傾斜を変更させる、換言すれば、塗料パン7Aを構成する塗料貯留槽8の傾斜を調整可能に構成されている。これにより、塗料貯留槽8からの塗料22のオーバーフローが不均等になった場合には、それを修正することが可能となる。但し、塗料オーバーフロー槽9は置き台23に対して4点で支持されているので、傾斜調整ネジ20で調整する場合には、少なくとも二箇所の傾斜調整ネジ20を旋回させ、置き台23の上で塗料オーバーフロー槽9を安定させる必要がある。
塗料貯留槽8には塗料分配板11が設置され、この塗料分配板11には塗料供給管10が着脱可能に取り付けられている。この塗料供給管10は、塗料圧送ポンプ13及び循環タンク14と連通しており、循環タンク14に収容された塗料22が、塗料圧送ポンプ13の駆動により、塗料供給管10及び塗料分配板11を介して塗料貯留槽8に供給されるようになっている。塗料分配板11は、塗料供給管10から供給される塗料22を塗料貯留槽8の幅方向に広げる機能を有している。また、塗料オーバーフロー槽9には塗料戻り口12が設けられており、塗料貯留槽8からオーバーフローした塗料22は塗料戻り口12から塗料排出管15を通って自重により循環タンク14に戻るように構成されている。塗料戻り口12は、塗料オーバーフロー槽9の底部の適宜の位置に設置されている。
塗料貯留槽8と塗料オーバーフロー槽9とは、塗料オーバーフロー槽9を形成する1つのパンの中に溶接などによって塗料貯留槽8を形成する部材を固着して構成(単パン構造)しても、塗料オーバーフロー槽9を形成するパンの中に塗料貯留槽8を形成するパンを固定・配置して構成(二重パン構造)しても、どちらでも構わない。
ピックアップロール3は、塗料貯留槽8に貯留される塗料22に浸漬して塗料22をかきあげる。この場合、メタリングロール6によってピックアップロール3から絞り落とされる余剰塗料の落下位置は、塗料貯留槽8の内部であってもまた塗料オーバーフロー槽9の内部であっても、どちらでも構わない。そして、ピックアップロール3、メタリングロール6及びアプリケーターロール4の各回転方向並びに鋼帯21の搬送方向は、図7に示すように、ピックアップロール3が反時計回り方向に回転駆動され、メタリングロール6が反時計回り方向に回転駆動され、アプリケーターロール4が反時計回り方向に回転駆動され、鋼帯21がアプリケーターロール4の回転方向とは逆に搬送される所謂リバースコーター方式が採用されている。
次に、このように構成される3本ロール方式ロールコーター装置2の動作を説明する。先ず、塗料圧送ポンプ13を駆動させて循環タンク14に貯留されている塗料22を塗料貯留槽8に定量供給する。この場合、塗料貯留槽8に供給された塗料22が絶えず塗料貯留槽8をオーバーフローして塗料オーバーフロー槽9に所定量の塗料22が回収される状態とする。つまり、鋼帯21に塗装される塗料22の量を加味して、所定量の塗料22が常にオーバーフローするように塗料22の供給量を設定する。
この状態で、ピックアップロール3、メタリングロール6及びアプリケーターロール4を、夫々、図7における反時計回り方向となるように回転駆動するとともに、鋼帯21をアプリケーターロール4の回転方向とは逆方向に搬送させる。これにより、ピックアップロール3で塗料22がかきあげられて付着し、メタリングロール6で余剰塗料が絞り落とされ、適正な厚みとなった塗料22がアプリケーターロール4に転着され、このアプリケーターロール4の塗料22が被塗装物である鋼帯21に連続的に転写される。
本実施の形態ではリバースコーター方式を採用しているので、塗膜の均一性を向上させて美麗な塗膜を得ることができる。この連続塗装中に、ピックアップロール3でかきあげられた塗料22の余剰分は、ピックアップロール3とメタリングロール6との転接位置で絞り落とされ、これが塗料貯留槽8の塗装液面に落下して、塗料液面で気泡が発生する。特に、塗料22に界面活性剤などの添加物が含まれている場合には消滅し難い多量の気泡が発生する。
しかしながら、これらの気泡は、塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出されるので、ピックアップロール3の塗料かきあげ位置に流入することはなく、これにより余剰塗料の絞り落としにより発生する気泡に起因する塗装欠陥を未然に防止することができる。この時、仮に塗料22のオーバーフローが、塗料貯留槽8の長辺の幅方向で均一でなく、一部分に集中していたならば、塗料貯留槽8の長辺面上端部位の全体から満遍無く塗料22がオーバーフローするように、傾斜調整ネジ20を旋回して塗料パン7Aの傾斜を調整する。
一方、塗料オーバーフロー槽9に流出した気泡を含む塗料22は、塗料戻り口12から循環タンク14に戻る。循環タンク14に戻った塗料22の気泡が、循環タンク14で消滅しきれずに再度塗料貯留槽8に持ち込まれたり、或いは、塗料22が塗料貯留槽8に供給される際に気泡が新たに発生したりしても、塗料貯留槽8の長辺の到る処から塗料22がオーバーフローしているので、これらの気泡も塗料貯留槽8をオーバーフローする塗料22とともに塗料オーバーフロー槽9に直ちに排出される。従って、塗料貯留槽8の塗料22の供給により発生する気泡に起因する塗装欠陥も未然に防止することができる。
また、塗料22の流れが塗料貯留槽8の幅方向で均一になることで、金属粉末などの沈降・分離しやすい顔料を含む塗料22を用いても、塗料パン7Aにおける顔料の沈降・分離が防止され、顔料の沈降・分離による塗料22の組成変化を防止することができ、塗料22の組成変化に起因する塗装ムラを未然に防止することができる。
以上説明したように、塗料オーバーフロー槽9の四隅に傾斜調整ネジ20が設置された、本発明に係るロールコーター用塗料パン7Aによれば、塗料貯留槽8から常に塗料22をオーバーフローさせるのみならず、傾斜調整ネジ20によって塗料パン7Aの傾斜を調整しつつ、塗料貯留槽8の長辺から満遍無くオーバーフローさせながら鋼帯21などの被塗装物の塗装を行うので、ピックアップロール3から絞り落とされる余剰の塗料22が塗料液面に落下して塗料液面に気泡が発生しても、また、塗料貯留槽8に供給される塗料22によって塗料貯留槽内の塗料液面に気泡が発生しても、気泡はオーバーフローする塗料22とともに塗料貯留槽8から塗料オーバーフロー槽9に排出され、気泡による塗装ムラを生じることなく被塗装物の塗装を実施することができる。また、塗布中にピックアップロール3の回転数が変更されて塗料22のオーバーフローが変化しても、傾斜調整ネジ20を適宜旋回させることによって、正確且つ迅速にオーバーフローを調整することができる。
尚、本発明は上記説明の範囲に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記説明では、塗料22をピックアップロール3に対してバックアップロール5の反対側から塗料貯留槽8に供給しているが、バックアップロール5の側から供給するようにしても構わない。また、塗料22の塗料貯留槽8への供給箇所を一箇所としているが、複数箇所としても構わない。また更に、塗料貯留槽8には塗料分配板11が設置されているが、塗料分配板11を設置せずに直接塗料供給管10から供給するようにしても構わない。更に、塗料オーバーフロー槽9の四隅に高さ調整機構が設置されているが、高さ調整機構は3箇所、または4箇所以上に設置するようにしても構わない。
本発明の第1の形態例を示す図であって、本発明に係る塗料パンを備えた2本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図である。 図1に示す2本ロール方式ロールコーター装置に配置した本発明に係る塗料パンの平面図である。 図2に示す本発明に係る塗料パンの概略斜視図である。 図2に示す塗料貯留槽の長辺面部分を拡大した側面図である。 図2に示す塗料貯留槽の長辺面部分を拡大した斜視図である。 本発明の第2の形態例を示す図であって、本発明に係る塗料パンを備えた3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第3の形態例を示す図であって、本発明に係る塗料パンを備えた3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成を示す概略図である。 図7に示す3本ロール方式ロールコーター装置に配置した本発明に係る塗料パンの平面図である。 図8に示す本発明に係る塗料パンの概略斜視図である。 図8に示す塗料オーバーフロー槽の長辺面部分を拡大した側面図である。 従来の2本ロール方式ロールコーター装置の全体構成の概略図である。 従来の3本ロール方式ロールコーター装置の全体構成の概略図である。
符号の説明
1 2本ロール方式ロールコーター装置
2 3本ロール方式ロールコーター装置
3 ピックアップロール
4 アプリケーターロール
5 バックアップロール
6 メタリングロール
7 塗料パン
7A 塗料パン
8 塗料貯留槽
8a 長辺面
8b 長辺面
9 塗料オーバーフロー槽
10 塗料供給管
11 塗料分配板
12 塗料戻り口
13 塗料圧送ポンプ
14 循環タンク
15 塗料排出管
16 可動仕切板
17 メネジ付台座
18 傾斜調整ネジ
19 メネジ付台座
20 傾斜調整ネジ
21 鋼帯
22 塗料
23 置き台

Claims (2)

  1. 被塗装物に塗装される塗料が供給され且つ該塗料を貯留するとともに貯留した塗料中にピックアップロールが浸漬される塗料貯留槽と、該塗料貯留槽からオーバーフローする塗料を受けて塗料戻り口に送り込む塗料オーバーフロー槽と、を備えたロールコーター用塗料パンであって、
    前記塗料貯留槽は平面形状が矩形であり、該塗料貯留槽の相対する長辺面には、該長辺の幅方向左右で独立して上下に移動し、その上端の高さ位置を変更することの可能な高さ調整機構を有する可動仕切板がそれぞれ設けられ、
    且つ、前記塗料オーバーフロー槽は前記塗料貯留槽を囲うように塗料貯留槽の周囲に配置されており、
    前記塗料貯留槽には被塗装物に塗装される量以上の塗料が供給され、過剰の塗料を、前記高さ調整機構によって前記可動仕切板の上端の高さ位置を調整することにより、可動仕切板の上端部位の全体から前記塗料オーバーフロー槽に常にオーバーフローさせることを特徴とするロールコーター用塗料パン。
  2. 被塗装物に塗装される塗料が供給され且つ該塗料を貯留するとともに貯留した塗料中にピックアップロールが浸漬される塗料貯留槽と、該塗料貯留槽からオーバーフローする塗料を受けて塗料戻り口に送り込む塗料オーバーフロー槽と、を備えたロールコーター用塗料パンであって、
    前記塗料貯留槽は平面形状が矩形で、該塗料貯留槽の相対する長辺面の上端部位が塗料のオーバーフロー部位であり、
    且つ、前記塗料オーバーフロー槽は、前記塗料貯留槽を囲うように塗料貯留槽の周囲に配置されているともに、該塗料オーバーフロー槽に設けられた高さ調整機構によって塗料オーバーフロー槽の高さ位置を変更することが可能であり、
    前記塗料貯留槽には被塗装物に塗装される量以上の塗料が供給され、過剰の塗料を、前記高さ調整機構によって塗料オーバーフロー槽の高さ位置を調整することにより、前記塗料貯留槽長辺面の上端部位の全体から塗料オーバーフロー槽に常にオーバーフローさせることを特徴とするロールコーター用塗料パン。
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