JPH06346359A - 経糸糊付機の糊付装置 - Google Patents

経糸糊付機の糊付装置

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Publication number
JPH06346359A
JPH06346359A JP13554193A JP13554193A JPH06346359A JP H06346359 A JPH06346359 A JP H06346359A JP 13554193 A JP13554193 A JP 13554193A JP 13554193 A JP13554193 A JP 13554193A JP H06346359 A JPH06346359 A JP H06346359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sizing
tank
glue
liquid
paste
Prior art date
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Pending
Application number
JP13554193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
清 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
Original Assignee
KAWAMOTO IND
KAWAMOTO SEIKI KK
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Publication date
Application filed by KAWAMOTO IND, KAWAMOTO SEIKI KK filed Critical KAWAMOTO IND
Priority to JP13554193A priority Critical patent/JPH06346359A/ja
Publication of JPH06346359A publication Critical patent/JPH06346359A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経糸糊付機の運転速度を速くしても、糊液中
の気泡と油剤による経糸の糊付けむらが多くならないよ
うにする。 【構成】 糊槽1に、糊槽1の糊液sに下部が浸漬する
浸漬ローラ3を設け、糊槽1の浸漬ローラ3前側位置に
糊絞りローラ4,5を設け、糊槽1の前後の両側壁6,
7にそれぞれ越流部10,11を設け、前後の両越流部
10,11から同時に糊液sが流出する構成にし、補助
槽12の糊液sを糊槽1に供給する糊液供給路14を設
け、糊槽1の越流部10,11から流出する糊液sを補
助槽12に戻す糊液還流路16,15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経糸糊付機の糊付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】経糸糊付機の糊付装置は、図3に示すよ
うに、糊液sの糊槽1を設け、糊槽1の後上側に案内ロ
ーラ2を設け、糊槽1内の後部に浸漬ローラ3を設け、
糊槽1内の前部に上下一対の糊絞りローラ4,5を設け
ている。浸漬ローラ3と糊絞りローラ4は、それぞれ、
その下部を糊槽1の糊液sに浸漬する。経糸シートy
は、案内ローラ2を通過し、浸漬ローラ3の下面に沿っ
て糊槽1の糊液s中を通過して糊付けされ、糊絞りロー
ラ4,5の間を通過して糊絞りされる。
【0003】糊槽1の後側壁は、図3に示すように、糊
槽1の前側壁と左右の側壁より低くして、糊液sの越流
部11を形成している。糊槽1の後下側には、糊液sの
補助槽12を設け、補助槽12に図示しない糊液補給装
置を接続し、補助槽12の糊液sを糊槽1に供給するポ
ンプ13付きの糊液供給路14を設け、糊槽1の越流部
11から流出する糊液sを補助槽12に戻す糊液還流路
15を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な経糸糊付機の糊付装置においては、糊槽の後側壁に糊
液の越流部を設けているが、糊槽の前側壁に糊液の越流
部を設けていないので、糊槽の前側壁と糊絞りローラの
間で糊液がよどむ。
【0005】糊槽の糊液には、浸漬ローラの回転と糊絞
りローラの回転によってそれぞれ空気が巻き込まれて気
泡が生起する。また、経糸シートが浸漬ローラと糊絞り
ローラを通過する際、経糸に付着していた油剤が脱落し
て糊槽の糊液に混入する。
【0006】経糸糊付機の運転速度即ち経糸シートの走
行速度を速くすると、糊槽の糊液中の気泡と油剤が増加
し、多数の気泡と油剤が糊槽の前側壁と糊絞りローラの
間の糊液面に滞留する。すると、経糸に付着する気泡と
油剤が多くなり、経糸は糊付けむらが多くなる。
【0007】結局、経糸糊付機の運転速度を速くするこ
とができず、作業能率を高めることができない。
【0008】本発明の目的は、上記のような従来の課題
を解決することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、糊液の糊槽を
設け、糊槽に、糊槽の糊液に下部が浸漬する浸漬ローラ
を設け、糊槽の浸漬ローラ前側位置に糊絞りローラを設
け、糊槽に糊液の越流部を設け、糊液の補助槽を設け、
補助槽の糊液を糊槽に供給する糊液供給路を設け、糊槽
の越流部から流出する糊液を補助槽に戻す糊液還流路を
設けた経糸糊付機の糊付装置において、糊槽の前後の両
側壁にそれぞれ糊液の越流部を設け、糊槽の前後の両越
流部から同時に糊槽の糊液が流出する構成にしたことを
特徴とする糊付装置である。
【0010】
【作用】本発明においては、糊槽の糊液が糊槽の前側の
越流部から流出すると同時に糊槽の後側の越流部から流
出するので、糊液が糊槽の前側壁とローラの間及びロー
ラと糊槽の後側壁の間でよどまない。経糸シートの走行
速度が速くなって糊槽の糊液中の気泡と油剤が増加して
も、多数の気泡と油剤が糊槽の前側壁とローラの間及び
ローラと糊槽の後側壁の間の糊液面に滞留しない。
【0011】従って、経糸シートの走行速度を速くして
も、経糸に付着する気泡と油剤が多くならず、経糸は糊
付けむらが多くならない。
【0012】
【発明の効果】本発明においては、経糸シートの走行速
度を速くしても、経糸は糊付けむらが多くならないの
で、経糸糊付機の運転速度を速くして作業能率を高める
ことができる。
【0013】
【実施例】
<第1実施例(図1参照)>本例の経糸糊付機の糊付装
置は、図1に示すように、糊液sの糊槽1を設け、糊槽
1の後上側に案内ローラ2を設け、糊槽1内の後部に浸
漬ローラ3を設け、糊槽1内の前部に上下一対の糊絞り
ローラ4,5を設けている。浸漬ローラ3は、その下部
を糊槽1の糊液sに浸漬する。糊絞りローラ4,5は、
糊槽1の糊液sに浸漬しない。フィラメント糸の経糸シ
ートyは、案内ローラ2を通過し、浸漬ローラ3の下面
に沿って糊槽1の糊液s中を通過して糊付けされ、糊絞
りローラ4,5の間を通過して糊絞りされる。
【0014】糊槽1は、図1に示すように、前後の各側
壁6,7をそれぞれ左右の各側壁より低くし、前後の各
側壁6,7の上端部にそれぞれ越流高さ調節板8,9を
上側に突出して水平に上下位置調節可能に取り付けて、
前後の各側壁6,7にそれぞれ糊液sの越流部10,1
1を設けている。前側と後側の越流部10,11は、越
流高さをほぼ同じ高さに調節する。
【0015】糊槽1の後下側には、図1に示すように、
糊液sの補助槽12を設け、補助槽12に図示しない糊
液補給装置を接続し、補助槽12の糊液sを糊槽1に供
給するポンプ13付きの糊液供給路14を設け、糊槽1
の後側の越流部11から流出する糊液sを補助槽12に
戻す後側糊液還流路15を設け、糊槽1の前側の越流部
10から流出する糊液sを補助槽12に戻す前側糊液還
流路16を設けている。なお、後側と前側の糊液還流路
15,16は、途中で逆T字形状に接合し、補助槽12
側の部分を共通にしている。
【0016】経糸糊付機の運転時には、図1に示すよう
に、補助槽12の糊液sがポンプ13付きの糊液供給路
14によって糊槽1に供給される一方、糊槽1の糊液s
が糊槽1の前後の両越流部10,11から同時に流出
し、糊槽1の前側の越流部10から流出した糊液sが前
側糊液還流路16を流下して補助槽12に戻ると共に、
糊槽1の後側の越流部11から流出した糊液sが後側糊
液還流路15を流下して補助槽12に戻る。
【0017】本例においては、糊槽1の糊液sが糊槽1
の前側の越流部10から流出すると同時に糊槽1の後側
の越流部11から流出するので、糊液sが糊槽1の前側
壁6と浸漬ローラ3の間及び浸漬ローラ3と糊槽1の後
側壁7の間でよどまない。経糸シートyの走行速度が速
くなって糊槽1の糊液s中の気泡と油剤が増加しても、
多数の気泡と油剤が糊槽1の前側壁6と浸漬ローラ3の
間の糊液s面及び浸漬ローラ3と糊槽1の後側壁7の間
の糊液s面に滞留しない。
【0018】従って、経糸シートyの走行速度を速くし
ても、経糸に付着する気泡と油剤が多くならず、経糸は
糊付けむらが多くならない。
【0019】糊槽1の前後の両越流部10,11から流
出した糊液sは、浸漬ローラ3の回転によって生起した
多数の気泡を含有するが、その気泡の多くは、糊液sが
糊液還流路15,16を流下する間に壊れて消滅する。
【0020】なお、前側と後側の越流部10,11の越
流高さを調節することにより、前側の越流部10から流
出する糊液sの量と、後側の越流部11から流出する糊
液sの量の割合を調節することができる。
【0021】この実施例においては、糊槽1の前後の両
越流部10,11の越流高さが調節可能であるが、一方
の越流部の越流高さのみを調整可能にしてもよい。
【0022】<第2実施例(図2参照)>本例の経糸糊
付機の糊付装置は、図2に示すように、糊槽1の後上側
に案内ローラ2を設け、糊槽1内の後部に浸漬ローラ3
を設け、糊槽1内の浸漬ローラ3前側位置に上下一対の
第1糊絞りローラ4,5を設け、浸漬ローラ3と第1糊
絞りローラ4を当接し、糊槽1内の第1糊絞りローラ
4,5前側位置に上下一対の第2糊絞りローラ4’,
5’を設けている。浸漬ローラ3、第1糊絞りローラ4
と第2糊絞りローラ4’は、それぞれ、その下部を糊槽
1の糊液sに浸漬する。紡績糸の経糸シートyは、案内
ローラ2を通過し、浸漬ローラ3の下面に沿って糊槽1
の糊液s中を通過して糊付けされ、浸漬ローラ3と第1
糊絞りローラ4の間、第1糊絞りローラ4,5の間及び
第2糊絞りローラ4’,5’を順次通過して糊絞りされ
る。
【0023】糊槽1は、図2に示すように、前後の側壁
6,7を左右の側壁より低くし、前後の側壁6,7に越
流高さ調節板8,9を取り付けて、前後の側壁6,7に
糊液sの越流部10,11を前例におけるのと同様に設
けている。
【0024】糊槽1の前下側には、図2に示すように、
糊液sの補助槽12を設け、図示しない糊液補給装置、
ポンプ13付きの糊液供給路14と後側糊液還流路15
及び前側糊液還流路16を前例におけるのと同様に設け
ている。
【0025】本例においては、糊槽1の糊液sが糊槽1
の前側の越流部10から流出すると同時に糊槽1の後側
の越流部11から流出するので、糊液sが糊槽1の前側
壁6と第2糊絞りローラ4’の間及び浸漬ローラ3と糊
槽1の後側壁7の間でよどまない。経糸シートyの走行
速度が速くなって糊槽1の糊液s中の気泡と油剤が増加
しても、多数の気泡と油剤が糊槽1の前側壁6と第2糊
絞りローラ4’の間の糊液s面及び浸漬ローラ3と糊槽
1の後側壁7の間の糊液s面に滞留しない。
【0026】従って、経糸シートyの走行速度を速くし
ても、経糸に付着する気泡と油剤が多くならず、経糸は
糊付けむらが多くならない。
【0027】<変形例>第1,第2実施例においては、
糊槽に1本の浸漬ローラと1対又は2対の糊絞りローラ
を設けたが、1本の浸漬ローラと1対の糊絞りローラか
らなるローラ装置2個を前後に設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の経糸糊付機の糊付装置の
概略側面図である。
【図2】第2実施例の経糸糊付機の糊付装置の概略側面
図である。
【図3】従来の経糸糊付機の糊付装置の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
s 糊液 1 糊槽 3 浸漬ローラ 4,5、4’,5’ 糊絞りローラ 6 糊槽の前側の側壁 7 糊槽の後側の側壁 8,9 越流高さ調節板 10 前側の越流部 11 後側の越流部 12 補助槽 14 糊液供給路 15 後側糊液還流路 16 前側糊液還流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊液の糊槽を設け、糊槽に、糊槽の糊液
    に下部が浸漬する浸漬ローラを設け、糊槽の浸漬ローラ
    前側位置に糊絞りローラを設け、糊槽に糊液の越流部を
    設け、糊液の補助槽を設け、補助槽の糊液を糊槽に供給
    する糊液供給路を設け、糊槽の越流部から流出する糊液
    を補助槽に戻す糊液還流路を設けた経糸糊付機の糊付装
    置において、 糊槽の前後の両側壁にそれぞれ糊液の越流部を設け、糊
    槽の前後の両越流部から同時に糊槽の糊液が流出する構
    成にしたことを特徴とする糊付装置。
  2. 【請求項2】 糊槽の前後の両越流部又は一方の越流部
    の越流高さを調整可能にしたことを特徴とする請求項1
    に記載の糊付装置。
JP13554193A 1993-06-07 1993-06-07 経糸糊付機の糊付装置 Pending JPH06346359A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009160535A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Jfe Steel Corp ロールコーター用塗料パン
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KR101420692B1 (ko) * 2011-11-23 2014-07-17 칼 마이어 텍스틸마쉰넨파브릭 게엠베하 섬유 원료용 전처리 장치
CN113828475A (zh) * 2021-10-28 2021-12-24 宁波甬强科技有限公司 上胶装置

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