JP2013180232A - ロールコータ用塗料パン - Google Patents

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Tomoharu Kinoshita
智晴 木下
Toru Nakajima
透 中島
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Abstract

【課題】鋼帯等の被塗装物を連続的に塗装するロールコータに使用するロールコータ用塗料パンとして、その液面に滞留する気泡を効率的に排出することが可能なロールコータ用塗料パンを提供する。
【解決手段】塗料パン6がオーバーフロー壁7によって塗料貯溜部6aと塗料回収部6bに区分されており、オーバーフロー壁7の上端部には切り欠き部7aが形成されているとともに、塗料回収部6bの底部には、塗料貯溜部6aからオーバーフロー壁7を越えて流入した塗料10を塗料リザーブタンクに返送するための塗料返送口8が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼帯等の被塗装物を連続的に塗装するロールコータに使用するロールコータ用塗料パンに関し、特に気泡が発生し易く消滅しにくい塗料を使用する場合に好適なものである。
従来より、鋼帯等の表面をロールコータで連続的に塗装することが行われている。要求する被膜特性に応じて各種の塗料が使用されるが、近年、環境保護の観点から、有機溶剤系でなく、水系塗料が選択される場合が増えており、界面活性剤や、エマルション樹脂を配合することも多い。このような場合、ロールコータや、液循環のためのポンプにより、塗料表面に気泡が発生し、気泡が消えずに液面に残るという問題が発生する場合がある。
ここで、上記のロールコータについて、一般的に行われている塗装方式である2本ロール方式について簡単に説明すると、塗料が貯溜された塗料パン(コータパン)内に、回転駆動されるピックアップロールの一部を浸漬させることにより、ピックアップロールで塗料を掻き揚げ、ピックアップロールにアプリケータロールを転接(回転状態で近接または接触)させて、アプリケータロールに塗料を塗布し、そのアプリケータロールに接するように鋼帯等の被塗装物を通過させることにより、アプリケータロールに塗布された塗料を被塗装物に転写するようにしている。その際に、塗料パンへの塗料の供給は、例えば、塗料リザーブタンクからコータパンの位置の高低差を利用して送液したり、ポンプによって塗料を圧送することにより行う。
また、3本ロール方式のロールコータも用いられている。この3本ロール方式は、基本的な構成は上記の2本ロール方式と同じであるが、ピックアップロールとアプリケータロールに加えて、ピックアップロールにメタリングロールを近接または接触させて、アプリケータロールに転写する付着量を制御する方法である。ここで、ピックアップロールで掻き揚げられた塗料の余剰分はメタリングロールによって絞り落とされ、塗料パン内に落下するようにしている。
このようなロールコータ塗装では、塗液の攪拌効果や、ロールによる剪断力により、泡立ちやすく、気泡が消えにくい塗液の場合、特にピックアップロールから絞り落とされる塗液部分で泡が発生しやすい。このような気泡を放置すると、ロールコータに気泡を巻き込み、斑点やまだら状の外観不良を発生する場合がある。
このような問題に対し、ピックアップロールから絞り落とされる余剰塗料の落下位置を通常の塗料貯留部と分けて、オーバーフロー堰を設けることが行われている(特許文献1)。
特開2000−262957号公報
このような方法によれば、気泡を排出しやすくなり、ロールコータに気泡を巻き込むことが減少し、斑点やまだら状の外観不良も改善する。しかしながら、上述したロールコータによって鋼帯等を高速で連続的に塗装する際に以下のような問題が発生する場合があることが判明した。
すなわち、非常に泡立ちやすく、気泡が消えにくい塗液を高速塗布した場合、ピックアップロールとメタリングロール間で絞り落とされた液で発生する気泡だけでなく、ロールの回転による攪拌効果でも大量に泡が発生し、オーバーフロー堰からの泡の排出が間に合わず、泡の排出を促進するために塗液の循環量を増加させると、循環による泡立ちも加わり、ロールに気泡を巻き込みやすくなる問題が発生した。
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、鋼帯等の被塗装物を連続的に塗装するロールコータに使用するロールコータ用塗料パンとして、その液面に滞留する気泡を効率的に排出することが可能なロールコータ用塗料パンを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]アプリケータロールに転接するピックアップロールの一部が貯留塗料中に浸漬されて塗料を掻き揚げるようにしたロールコータ用塗料パンにおいて、前記ピックアップロールが浸漬される塗料貯溜部と、該塗料貯溜部にオーバーフロー壁を介して連設する塗料回収部とを備え、前記オーバーフロー壁の上端部には切り欠き部が形成されているとともに、前記塗料回収部には前記塗料貯溜部から前記オーバーフロー壁を越えて流入した塗料を排出する塗料返送口が設けられていることを特徴とするロールコータ用塗料パン。
[2]前記塗料回収部には、前記塗料返送口に向かう下り傾斜が設けられていることを特徴とする前記[1]に記載のロールコータ用塗料パン。
本発明においては、鋼帯等の被塗装物を連続的に塗装するロールコータに使用するロールコータ用塗料パンとして、その液面に滞留する気泡を効率的に排出することができる。その結果、気泡が被塗装物に転写されることがなくなって、被塗装物表面のまだら模様がなくなり、被塗装物表面の被膜の外観を大きく改善することができる。
本発明の一実施形態におけるロールコータを示す側面図である。 本発明の一実施形態におけるロールコータを示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるオーバーフロー壁を示す正面図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態におけるロールコータを示す側面図であり、図2は図1のA−A矢視図(平面図)である。
図1、図2に示すように、この実施形態におけるロールコータは3ロール方式のロールコータであり、塗料リザーブタンク(図示せず)から塗料供給ホース4を経由して圧送されてきた塗料10が貯溜された塗料パン(コータパン)6内に、回転駆動されるピックアップロール2の一部を浸漬させることにより、ピックアップロール2で塗料10を掻き揚げ、ピックアップロール2で掻き揚げられた塗料10の余剰分がメタリングロール3によって絞り落とされた後、ピックアップロール2にアプリケータロール1を転接させて、アプリケータロール1に塗料10を塗布し、そのアプリケータロール1に接するように鋼帯Sを通過させることにより、アプリケータロール1に塗布された塗料10を鋼帯Sに転写するようにしている。
その上で、この実施形態においては、塗料パン6がオーバーフロー壁(仕切り壁)7によって塗料貯溜部6aと塗料回収部6bに区分されている。すなわち、塗料パン6は、塗料リザーブタンクからの塗料10が貯溜されていて、ピックアップロール2が浸漬される塗料貯溜部6aと、その塗料貯溜部6aにオーバーフロー壁(仕切り壁)7を介して連設されていて、オーバーフロー壁7を越えて流入する塗料10を回収する塗料回収部6bとを備えている。
ここで、オーバーフロー壁7はメタリングロール3により絞り落とされる余剰塗料の落下位置の近傍に設置されており、ピックアップロール2とメタリングロール3との転接によって絞り落とされた余剰塗料は塗料回収部6bに落下するようになっている。
そして、図3に正面図を示すように、オーバーフロー壁7の上端部には切り欠き部7a(ここでは、5個所)が形成されている。
なお、切り欠き部7aの大きさ、形状及び個数は特に限定するものではなく、コータパンのサイズや気泡の程度に応じて適宜設定すればよいが、切り欠きの上下方向の最大長さは2〜10mmであることが好ましく、幅方向の切り欠き部の合計長さが全体長さの3〜30%であることが好ましい。また、切り欠き部は、気泡が発生しやすい部分に設置するのが効果的であり、ロールコータの幅方向に均等に泡が発生する場合は、切り欠きも幅方向で複数個設定することが好ましい。
また、図2に示すように、塗料回収部6bの底部には、塗料貯溜部6aからオーバーフロー壁7を越えて流入した塗料10を塗料リザーブタンクに返送するための塗料返送口8が設けられており、塗料回収部6bの底面には、塗料返送口8に向かう下り傾斜9が設けられている。
これによって、この実施形態においては、塗料リザーブタンクから圧送されてきた塗料10が塗料貯溜部6aに供給された際に塗料貯溜部6aの液面に発生した気泡11や、ロールコータの回転に伴う攪拌効果により発生した気泡11が、オーバーフロー壁7の上端部に形成されている切り欠き部7aを通過して塗料回収部6bに排出されるので、塗料貯溜部6a内の塗料10の循環量を大きく増加させることなく、塗料貯溜部6aから塗料回収部6bに気泡11が排出される。
さらに、塗料貯溜部6aから塗料回収部6bに排出された気泡11や、ピックアップロール2とメタリングロール3との転接によって絞り落とされた余剰塗料が塗料回収部6bに落下した際に発生した気泡11は、塗料回収部6bの底面に設けられている下り傾斜9に従って塗料返送口8に向かうので、塗料回収部6bからの気泡11の排出が促進される。
このようにして、この実施形態においては、塗料パン6の液面に滞留する気泡11を効率的に排出することができる。その結果、気泡11が鋼帯Sに転写されることがなくなって、鋼帯S表面のまだら模様がなくなり、鋼帯S表面の被膜の外観を大きく改善することができる。
なお、上記の実施形態においては、3ロール方式のロールコータを対象にして述べたが、2ロール方式のロールコータに対しても同様にして適用することができる。
1 アプリケータロール
2 ピックアップロール
3 メタリングロール
4 塗料給液ホース
6 塗料パン(コータパン)
6a 塗料貯溜部
6b 塗料回収部
7 オーバーフロー壁(仕切り板)
7a 切り欠き部
8 塗料返送口
9 返送口へ向かう下り傾斜
10 塗料
11 気泡
S 鋼帯(電磁鋼板等)

Claims (2)

  1. アプリケータロールに転接するピックアップロールの一部が貯留塗料中に浸漬されて塗料を掻き揚げるようにしたロールコータ用塗料パンにおいて、前記ピックアップロールが浸漬される塗料貯溜部と、該塗料貯溜部にオーバーフロー壁を介して連設する塗料回収部とを備え、前記オーバーフロー壁の上端部には切り欠き部が形成されているとともに、前記塗料回収部には前記塗料貯溜部から前記オーバーフロー壁を越えて流入した塗料を排出する塗料返送口が設けられていることを特徴とするロールコータ用塗料パン。
  2. 前記塗料回収部には、前記塗料返送口に向かう下り傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロールコータ用塗料パン。
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Citations (5)

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