JP2009159016A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コントローラ等の外部機器への画像転送に影響が出ないような制御を実現するとともに、良好な画像を読み取ることが出来る画像読取装置を提供すること。
【解決手段】 固定読み及び流し読みが可能なADFにおいて、流し読みジョブ中に流し読み禁止サイズであることを検知された場合固定読みモード切り替える動作を行い、固定読み時に通常の固定読みとは副走査方向に逆走査して原稿を読み取る。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像読取装置に関するものである。
従来、自動原稿給送装置(以下ADF)を備える画像読取装置においては、ADFを使用した読み取りモードとして“流し読み”と言われるモードと“固定読み”と言われるモードを備えているものがある。流し読みモードとは画像読取装置側の原稿読み取り部を所定の読み取り位置で固定し、そのままの状態で、ADFより原稿を一定速度で搬送しながら原稿を読み取るモードである。また、固定読みモードとは、ADFよりプラテンガラス上に原稿を搬送し、原稿をプラテンガラス上に固定して、原稿読み取り部を移動させながら読み取るモードである。このような流し読みモードおよび固定読みモードを備えた画像読取装置においては、読み取り画像の品質を保つために、流し読みジョブ時に読み取り部のゴミが検知された時に固定読みに切り替える処理を行っているものがある。(特許文献1参照)。
また、ベルトを用いた流し読みを行うADFでは原稿トレイのサイズに応じて流し読みと固定読みを許可、または流し読み禁止で固定読みのみを許可するようにあらかじめ決めているものがある。(特許文献2参照)
特開2003-333290号公報 特開2000-147843号公報
従来のスキャナなどの読み取り装置では、画像を読み取るスキャナと、スキャナから読み取られた画像データを処理するコントローラから構成されるものが多い。
このような構成では、スキャナなどの読み取り手段のCCDなどの読み取り素子から1ライン主走査方向に順次画像データが読み出される。コントローラでは画像データを蓄積する揮発性メモリなどの蓄積手段を持っており、スキャナで読み出された画像データは1ラインごとにコントローラに送信され、コントローラでは受信した画像データを1ラインずつ順次蓄積手段に蓄積される。
図7はこのような読み取り方法で流し読み、固定読みした時のコントローラでの画像の扱いについて説明したものである。図7(a)は流し読み時の主走査方向と副走査方向を示した図であり、図7(b)は固定読み時の主走査方向と副走査方向を示した図である。この図より、同じ原稿の向きでも、固定読みと流し読みでは副走査方向が異なる。この結果、メモリに蓄積された画像データは流し読みの場合は図7(c)のようになり、固定読みの場合は図7(d)のようになる。このような読み取り方法の場合、走査方向に従って順次読み取られるため、メモリに格納された段階では、画像データは流し読みと固定読みで反転した形になる。流し読みでは、このあと、図7(e)のように反転処理を行うことによって、正常な画像を得る。
しかし、上記従来例のように、流し読みジョブが指定された場合に、ゴミ検知やサイズおける流し読み禁止により固定読みに切り替えようとした場合には、コントローラは流し読みでメモリ格納するので、コントローラに対しては、本来転送すべき画像とは反転した画像が送信されてしまうことになる。そのため、コントローラでは再度反転処理を行わなければならず、読み取りに時間がかかってしまう。また、ジョブ途中で再反転動作を行うことが出来ないコントローラでは、流し読みを一旦中止して再度固定読みを行わなければならず、結果大幅に読み取り生産性が低下してしまい、ユーザにとって利便性の悪いものであった。
本発明では、このような問題点を解決するためになされたものであり、コントローラ等の外部機器への画像転送に影響が出ないような制御を実現するとともに、良好な画像を読み取ることが出来る画像読取装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による解決手段は、
原稿トレイ上に積載された原稿束から原稿を1枚づつ順に給送し、搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段により搬送された原稿上の画像を読み取る読み取り手段と、
原稿搬送手段によりプラテンガラス上に原稿を搬送し、原稿を固定し、読み取り手段を移動させて読み取る固定読みモードと、
原稿搬送手段によりプラテンガラス上に原稿を搬送し、読み取り手段を固定し、原稿を移動させながら読み取る流し読みモードと、
固定読みモードと流し読みモードを選択的に実行するように原稿搬送手段と読み取り手段を制御する制御手段と、
原稿トレイ上で原稿サイズを検出するトレイサイズ検出手段と原稿搬送中に原稿のサイズを検出する搬送サイズ検出手段とを備え、
トレイサイズ検出手段で検出されたサイズに応じて、固定読みモードと流し読みモードを選択的に実行するように原稿搬送手段と読み取り手段を制御する制御手段と、
さらに、固定読みモードは、第1の固定読みモードと、第1の固定読みモードとは読み取り手段の移動方向が異なる第2の固定読みモードを持ち、
トレイサイズ検出手段により、流し読みモードが選択され、搬送中に搬送サイズ検出手段により、固定読みモード実行サイズが検出された場合には、搬送手段により搬送されている原稿をプラテンガラス上に停止させ、読み取りモードを第2の固定読みモードに切り替えるように制御を行うことを特徴とする、画像読取装置である。加えて、前記第1の固定読みモードは通常の読み取り手段の移動方向で読み取る正走査固定読みモードであり、前記第2の固定読みモードは、前記正走査固定読みモードとは逆の読み取り手段の移動方向から読み取る、逆走査固定読みモードである。このとき、前記第2の固定読みモードによる読み取り画像および外部機器等への画像データの転送は、流し読みモードによる読み取り画像および画像データの転送と同じであるようにする。
また、流し読み位置からの逆固定読み移動調整値を持ち、逆固定読みモード時には逆固定読み移動調整値に相当する距離だけ光学系を移動させ、逆固定読みモードの開始位置とし、前記逆固定読み移動調整値は、固定読み時の原稿後端停止位置から流し読み位置までの距離と、搬送された原稿の原稿長との差である。また、流し読みモード実行サイズはスモールサイズ原稿、固定読みモード実行サイズはラージサイズ原稿としている。
さらに、画像読み取り装置は情報の表示を行う表示手段をもち、流し読みモードで搬送される搬送原稿が所定長以上であった場合には、警告メッセージを表示する。
本発明によれば、このようにすることで、固定読みおよび流し読みが可能なADFにおいて、流し読みジョブにおいて、流し読み禁止サイズであるラージ原稿が検知された時に、固定読みモード切り替える制御を行い、さらに、固定読み時に通常の固定読みとは副走査方向に逆走査することによって、流し読み時の走査方向と同方向になり、コントローラ等の外部機器への転送画像に影響が出ないような制御を実現するるとともに、良好な画像を得ることが可能となる。
以上、説明したように、本発明によれば、固定読みおよび流し読みが可能なADFにおいて、流し読みジョブ中に流し読み禁止サイズが検知された時に固定読みモード切り替える制御を行い、固定読み時に通常の固定読みとは副走査方向に逆走査することによって、流し読み時の走査方向と同方向になり、コントローラ等の外部機器への転送画像に影響が出ないような制御を実現するるとともに、画像品質の低下を低減させることが可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面にそって説明する。
本実施例の装置は、自動原稿送り装置(ADF)100、リーダ部200およびコントローラ部400から構成されている。
自動原稿送り装置(ADF)100の動作について図1を参照しながら説明する。図1は自動原稿送り装置100およびリーダ部200を模式的に示す断面図である。
自動原稿送り装置100は、図1に示すように、少なくとも1枚以上のシートで構成される原稿束621を載置する原稿トレイ620と、原稿の搬送開始前に、原稿トレイ620より突出し、原稿束621の下流への進出を規制するストッパ611と、給紙ローラ601とを有する。給紙ローラ601は、原稿トレイ620に載置された原稿束621の原稿面に落下し、回転する。これにより、原稿束の最上面の原稿Pが給紙される。給紙ローラ601によって給送された原稿は分離ローラ602と分離ベルト603の作用によって1枚に分離される。この分離は周知のリタード分離技術によって実現されている。
分離ローラ602と分離ベルト603によって分離された原稿は、搬送ローラ604により、レジストローラ605へ搬送され、レジストローラ605に原稿を突き当てられる。これにより、原稿はループ状に形成され、原稿の搬送における斜行が解消される。
レジストローラ605の下流側には、レジストローラ605を通過した原稿をプラテンガラス201方向へ搬送する給紙パス652または反転パス653へ誘導する反転給紙フラッパ613が配置されている。反転パス653には、第1反転ローラ614と第2反転ローラ615とが設けられ、第1および第2反転ローラ614,615は、共に原稿を反転させる場合に回転する。第2反転ローラ615の下流側には、反転フラッパ612が設けられ、反転フラッパ612は、第2反転ローラ615の方向から到来する原稿を反転パス650または再給紙パス651へ誘導する。
給紙パス652に送られた原稿は、給送ベルト607によりプラテン201上に送られる。ここで、給送ベルト607は、ベルト駆動ローラ606により駆動されるとともに、プラテン201に接触する。給送ベルト607により給送された原稿は、給排紙ローラ617、排紙フラッパ616および排紙ローラ618を介して原稿排紙パス655へ導かれて原稿排紙口623へ排出される。
また、原稿トレイ620の下部には3個のセンサ608、609、610が配置されている。原稿セット検知センサ610は、原稿束621がセットされたことを検知する透過型の光センサである。原稿後端検知センサ608は、原稿がスモールサイズ原稿か否かを判定するための反射型の光センサである。原稿セット検知センサ610と原稿後端検知センサ608との間にある最終原稿検知センサ609は、搬送中の原稿が最終原稿か否かを判定するための反射型の光センサである。最終原稿検知センサ609は、現在読み取り中の原稿の次に続く読み取り原稿があるかの否かを検出するセンサでもある。
また、原稿トレイ620には、それに載置された原稿束の副走査方向にスライド可能なガイド規制板(図示せず)が設けられているとともに、このガイド規制板に連動して原稿幅を検出する原稿幅検知センサ(図示せず)が設けられている。上記原稿幅検知センサと原稿後端検知センサ608との組み合わせにより、原稿トレイ620上に載置された原稿束の原稿サイズが判別可能となる。また、搬送パス内に設けられた原稿長検知センサ(図示せず)により、搬送中の原稿の先端検知から後端検知までの搬送距離から原稿長を検出することも可能であり、検知した原稿長と上記原稿幅検知センサとの組み合わせからも、原稿サイズが判別可能である。
リーダ部200は、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものであり、プラテンガラス201、ランプ203とミラー204を有するスキャナユニット202、ミラー205、206、レンズ207、CCDセンサ208等を有している。
次に、片面に印刷がなされた原稿(片面原稿)を読み取る際、スキャナユニット202を所定位置に固定し、原稿を移動させて画像を読み取る原稿読取モード(原稿流し読み)の動作について説明する。図2(a)〜(d)は自動原稿送り装置による原稿流し読み時における転写紙の給送状態を模式的に示す断面図である。
自動原稿送り装置100に原稿の給送開始が指示されると、ストッパ611が下降し、さらに給紙ローラ601が原稿上面に落下する(図2(a)を参照)。給紙ローラ601、分離ローラ602、分離ベルト603、搬送ローラ604の作用により、原稿束621からその最上面にある1枚の原稿だけが分離され、レジストローラ605まで給送される。ここで、反転給紙フラッパ613は原稿を給紙パス652へ搬送する方向にセットされている(図2(b)を参照)。
レジストローラ605が回転すると、原稿は給紙パス652を経由してプラテンガラス201上へと導かれる。原稿は、図中のA点上を所定の速度で搬送され、原稿の画像はA点の下部に待機しているスキャナユニット202によって読み取られる。この際、原稿の先端がA点を通過するタイミングで、読取開始の信号をリーダ部200に通知する。読み取られた原稿Dはそのまま図の右方向へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装置100の機外へ排出される(図2(c)を参照)。
また、A点上をN枚目の原稿が読み取られている間に、原稿後端が搬送ローラ604を通過すると、原稿トレイ620上に載置されてる原稿束から(N+1)枚目の原稿の給送が開始され、この原稿は、同様に、プラテンガラス201へ搬送され、この原稿上の画像の読取動作が行われる(図2(d)を参照)。このとき、原稿がレジストローラ605に突き当てられた状態で、レジストローラ605の起動タイミングを操作することにより、A点上で読み取り中の前原稿との間隔が適時調整され、プラテンガラス201上では、所定の間隔で原稿が搬送される。
片面に印刷がなされた原稿(片面原稿)を読み取る場合で、固定読みを行う場合においては、図3に示すように、原稿を原稿後端がプラテンガラス201の端部に合わさる位置Cに載置して、スキャナユニット202を矢印の方向に移動させて、画像を読み取る原稿固定読み動作を行う。
図8は、自動原稿送り装置100の制御ブロック図である。
中央演算処理装置である制御手段(以下、CPU)800、リードオンリーメモリ(以下、ROM)801、ランダムアクセスメモリ(以下、RAM)802、出力ポート、及び、入力ポートを備えている。ROM801には、制御用プログラムが格納されており、RAM802には、入力データや作業用データが格納されている。また、出力ポートには、図示しない各種搬送用のローラを駆動するモータ、ソレノイド、クラッチが接続されており、入力ポートには、図示しない各種センサがそれぞれ接続されている。
CPU800は、これにバスを介して接続されたROM801に格納された制御プログラムにしたがって紙搬送を制御する。CPU800は、リーダ部200の中央演算処理装置(CPU)とシリアル通信を行い、リーダ部200との間で制御データの授受を行うようになっている。また、原稿画像データの先端の基準となる画先信号も通信ラインを通してリーダ部200に通知される。
図13は、リーダ部200の制御ブロック図である。図13において、1306がCPU部であり、リーダ部200の制御をすべて行っている。CPU部1306には不図示のプログラム格納ROM,ワークRAM等が含まれる。1307はモータドライブ部であり、光学系駆動モータを駆動させるためのドライバ回路である。1308はリーダ部200の各種センサからの信号をCPU部1306に取り込むための、センサ信号入力部である。CPU部1306は、モータドライバ部1307及びセンサ信号入力部1308を用いて、リーダ部200の制御を行う。1304は紙間補正を行う紙間補正処理部である。1303は画像メモリであり、レンズ207でCCD208上に結像された画像信号はデジタル画像データに変換され、画像処理部1302で各種の画像処理を行い、画像メモリ部1303に書き込まれる。画像メモリ部1303に書き込まれたデータは順次コントローラIF部1310を通してコントローラ部400へ送信される。また、原稿画像データの先端の基準となる画先信号については、CPU部1306でタイミングを取って、コントローラIF部1310を通してコントローラ部400へ通知される。DFからの通信ラインで通知される画先信号についても同様にリーダ部200のCPU部1306でタイミングを取って、コントローラIF部1310を通してコントローラ部400へ通知される。
図14は画像処理部1302の全体構成を示す回路ブロック図であり、増幅回路1401、A/D変換器1402、補正回路1403を有している。
CCD208からは、原稿画像を走査する過程で、読み取りの1ラインごとにアナログの画像信号が出力され、それらは増幅回路1401により増幅された後、A/D変換器1402により8ビットのディジタル信号に変換される。そして、補正回路1403は、画像信号に対して、後述する紙間補正処理部で作成された紙間補正データ1508に基づいた補正処理を行う。その後、画像メモリ部1303に書き込まれていくことになる。以上の処理を原稿画像領域分行い、原稿の読み取り画像を形成する。
図4はコントローラ部400のブロック図である。コントローラ部400は、リーダインタフェース401を介してリーダ部200に接続してある。コントローラ部400はリーダインタフェース401の他に、リーダメモリ402と、エンコーダ403と、圧縮用画像メモリ404と、デコーダ405と、ページメモリ406と、CPU407と、RAM408と、ROM409とを有する。リーダ部200からの画先信号をトリガにしてリーダ部200の画像メモリ部1303からコントローラIF部1310およびリーダインタフェース401を介して1ラインづつコントローラ部400に送信される。送信された画像の圧縮前の画像データをリーダメモリ402に順次ストアしていく。エンコーダ403はリーダメモリ402の画像データを圧縮するものである。圧縮画像用メモリ404はエンコーダ403により圧縮して得られた画像データをストアするためのものである。デコーダ405は圧縮画像用メモリ404の圧縮されている画像データを解析し(伸張し)ページメモリ406上に展開するものである。ROM409はコントローラ部の制御プログラムがストアしてある。CPU407はROM409の制御プログラムにしたがってコントローラ部400の各部を制御するものである。RAM408はCPU407の作業領域である。操作部412はリーダ部への読み取りジョブモード(片面や両面など)の指示を行う。コントローラ部400は操作部で指示されたジョブモードにしたがって、リーダインタフェース401を介してリーダ部200と通信を行って画像読み取り動作を行う。
本実施例では、搬送される原稿の用紙間で行う紙間補正処理として、配光変動補正およびゴミ検知を採用している。図15は紙間補正処理を行う補正処理部1304のブロック図である。CCD208で原稿紙間で読み取り位置Aにおける対向する白色の給送ベルト607を読み取り、その白色データをもとに紙間補正処理を行う。この紙間で行う配光変動補正1501およびゴミ検知1502について説明する。配光変動補正1501はランプ203の光量の補正(光量変動補正処理1503)と主走査方向の配光パターンの補正処理(配光補正処理1504)を行う。ランプ203は長時間点灯させると徐々に光量が低下してくる。そのため図9のように全体的に光量レベルを現在レベルから目標レベルに持ち上げる補正を光量変動補正1503として行う。また、配光補正1504は、同様に主走査方向の配光も時間とともに変化するので、図10に示すように主走査方向に一様に同じ光量レベル(一定レベル)になるように補正する処理である。ゴミ検知1502は読み取り位置Aにおけるゴミの検知処理である。この処理はゴミ検知処理1505、ゴミ個数カウント処理1506からなる。ゴミ検知処理1505は読み取り位置Aの主走査方向に対してゴミを検知する制御である。図11のようにゴミ判定レベル以下の画素をゴミとして検知する。ゴミ個数カウント処理1506はゴミ検知処理で検出されたゴミ個数をカウントする処理である。図11の場合には3箇所となる。以上の補正処理を紙間で行い、ゴミの有無情報を含めた紙間補正データ1508を作成し、画像読み取りを行うために補正回路1403への補正データの設定を行う。
次に、ラージサイズ原稿の判断について説明する。ラージサイズ原稿の判断は、原稿トレイ620上と搬送中に判断を行う。
原稿トレイ620上での判断は、図12に示す原稿トレイ620上の原稿後端検知センサ608にて行う。図12(a)のように原稿トレイ620上の原稿Pが原稿後端検知センサ608にかかっている場合にはラージサイズ原稿と判断する。原稿Pが図12(b)のように原稿後端検知センサ608かかっていない場合にはスモールサイズ原稿と判断する。次に搬送中のラージサイズ原稿判断は次のようにして行う。まず、搬送中に原稿Pの先端がレジセンサ680をONするタイミングを待つ。図20(a)のようにレジセンサ680が原稿P先端によりONされたときに給紙モータ681の励磁クロックをカウンタ682においてカウント開始する。そして図20(b)のように原稿P後端がレジセンサをOFFするタイミングでカウンタ682によるカウントを停止し、モータクロックカウント数からラージサイズ原稿を判断する。つまり、モータクロックカウント数Cn、モータの1クロックあたりの進み量をqとすれば、原稿距離z=(Cn・q)になり、z≧240以上をラージサイズ原稿と判断する。
本実施例の一例として、ラージ原稿が流し読み禁止サイズである時に、ラージ原稿が流し読み指定された場合に固定読みモードへ切り替える時の動作について説明する。本実施例では、ラージサイズ原稿は流し読み禁止されており、スモールサイズ原稿は流し読みが可能である。
図5は固定読みモードへの切り替えを行う際のフローチャートであり、図6はこのときの原稿の流れを示した断面図である。
まず、原稿トレイ620に原稿が置かれたときに、前述のように原稿トレイ上でラージサイズ原稿かどうかを判断する(S101)。ラージ原稿である場合には、ラージ原稿であることを保存し、リーダに通知する(S102)。そして、流し読みジョブ開始指示があるまで待機する(S103)。流し読み指示があったときに、流し読み禁止モードを読み出す。この例ではラージ原稿が流し読み禁止になっている(S104)。原稿の給紙を開始し、長さサイズ検知を開始する(S105)。図6(a)のように、搬送中に前述のようにラージサイズかどうかを判別する(S107)。スモール原稿である場合には、通常どおり流し読みを行う(S116)。ラージ原稿である場合には、ラージ原稿であることを保存し、リーダに通知する(S108)。そして、ラージ原稿と判断されたときに(S110)、原稿を図6(b)に示すように原稿後端部を位置Cに合わせるようにして原稿を停止させる(S111)。固定読みに切り替えるために、DF100はリーダ部200に対して固定読み要求を送信する(S112)。リーダでは固定読み要求を受信したら、図6(c)のように、光学ユニットを固定読みの開始位置Bまで移動させる(S114)。このとき、DFからの搬送されている原稿サイズに応じて、移動距離L1を決定する。つまり、L1=原稿長―Xとなる。Xは原稿後端部位置Cから流し読み位置Aまでの距離である。そして、図6(d)のように、通常の固定読みとは逆の方向に走査しながら固定読みを行う(S115)。次の原稿があるかどうかを判断し(S117)、次の原稿がある場合には、図6(e)にように原稿トレイから次の原稿を給紙して、光学ユニットを再度流し読み位置Aに移動する(S118)。以上をトレイ上の原稿がなくなるまで行う。
上記のように読み取ることで、図16(a)のように固定読み(逆固定読み)でも、流し読みと同じ走査方向になり、図16(b)のようにメモリに格納される画像データが同じになる。その結果、コントローラでは、リーダ部の固定読みの動作を意識することなく、流し読みジョブで開始したまま、図16(c)のようにメモリに格納された画像データを反転させれば、図7のような流し読みジョブと同じ画像が得られることになる。また、図21のように、トレイ上でZ折り原稿などがセットされ、後端検知センサでラージと検出できないような場合でも、搬送中にラージ原稿を検出して固定読みに切り替えることが可能である。
図17は、プラテンガラスよりも長い原稿(いわゆる長尺原稿)を流し読み場合した場合である。この場合に、ゴミ検知して、固定読みモードに切り替えようとした場合、図18のように、原稿がプラテンガラスに収まりきれないので、原稿全体を読みことが出来ないので、固定読みが不可能である。このような長い原稿を流し読みした際には、コントローラの操作部にて図19のようなメッセージを表示して、読み取りを続行するか、中止するかを、ユーザに示すようにする。
本発明の画像読取装置の断面図である。 図1における画像読取装置による流し読みの状態を模式的に示した断面図。 図1における画像読取装置による固定読みの状態を模式的に示した断面図。 本発明の画像読取装置と通信するコントローラ部のブロック図。 本発明の逆固定読み動作時の制御フローチャートである。 本発明の逆固定読みの動作説明を行う断面図である。 従来例として、流し読みおよび固定読みの場合の走査方向の概略図、および、コントローラの蓄積イメージを示した図である。 本発明のADFのブロック図である。 本発明の紙間補正処理の一つである光量変動補正の説明図である。 本発明の紙間補正処理の一つである配光補正の説明図である。 本発明の紙間補正処理の一つであるゴミ検知処理およびゴミ個数カウント処理の説明図である。 本発明における原稿トレイ上での原稿サイズの検知の概要を示した図である。 本発明のリーダ部200の制御ブロック図である。 本発明の画像処理部1302のブロック図である。 本発明の紙間補正処理部1304のブロック図である。 本発明の逆固定読みを行った場合の走査方向の概略図、および、コントローラの蓄積イメージを示した図である。 長尺原稿の搬送を示す図である。 長尺原稿がプラテンガラス上に停止できないことを示す図である。 長尺原稿の流し読みの場合に、固定読みが出来ない場合の操作部の表示である。 本発明における搬送中の長さ検知の概要を示した図である。 本発明における原稿トレイ上でのZ折り原稿のサイズ検知の概要を示した図である。
符号の説明
100 ADF部
200 リーダ部
601 給紙ローラ
602 分離ローラ
603 分離ベルト
604 搬送ローラ
605 レジストローラ
606 ベルト駆動ローラ
607 搬送ベルト

Claims (7)

  1. 原稿トレイ上に積載された原稿束から原稿を1枚づつ順に給送し、搬送する原稿搬送手段と、
    原稿搬送手段により搬送された原稿上の画像を読み取る読み取り手段と、
    原稿搬送手段によりプラテンガラス上に原稿を搬送し、原稿を固定し、読み取り手段を移動させて読み取る固定読みモードと、
    原稿搬送手段によりプラテンガラス上に原稿を搬送し、読み取り手段を固定し、原稿を移動させながら読み取る流し読みモードと、
    固定読みモードと流し読みモードを選択的に実行するように原稿搬送手段と読み取り手段を制御する制御手段と、
    原稿トレイ上で原稿サイズを検出するトレイサイズ検出手段と原稿搬送中に原稿のサイズを検出する搬送サイズ検出手段とを備え、
    トレイサイズ検出手段で検出されたサイズに応じて、固定読みモードと流し読みモードを選択的に実行するように原稿搬送手段と読み取り手段を制御する制御手段と、
    さらに、固定読みモードは、第1の固定読みモードと、第1の固定読みモードとは読み取り手段の移動方向が異なる第2の固定読みモードを持ち、
    トレイサイズ検出手段により、流し読みモードが選択され、搬送中に搬送サイズ検出手段により、固定読みモード実行サイズが検出された場合には、搬送手段により搬送されている原稿をプラテンガラス上に停止させ、読み取りモードを第2の固定読みモードに切り替えるように制御を行うことを特徴とする、画像読取装置。
  2. 前記第1の固定読みモードは読み取り手段を通常の移動方向に移動させて読み取る正走査固定読みモードであり、前記第2の固定読みモードは、読み取り手段を前記正走査固定読みモードとは逆の移動方向に移動させながら読み取る、逆走査固定読みモードであることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記第2の固定読みモードによる読み取り画像および外部機器への画像データの転送は、流し読みモードによる読み取り画像および画像データの転送と同じであることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  4. 流し読み位置からの逆走査固定読み移動調整値を持ち、逆走査固定読みモード時には逆走査固定読み移動調整値に相当する距離だけ光学系を移動させ、逆走査固定読みモードの開始位置とする請求項1および請求項2記載の画像読み取り装置。
  5. 前記逆走査固定読み移動調整値は、固定読み時の原稿後端停止位置から流し読み位置までの距離と、搬送された原稿の原稿長との差であることを特徴とする請求項1乃至3記載の画像読み取り装置。
  6. 流し読みモード実行サイズはスモールサイズ原稿、固定読みモード実行サイズはラージサイズ原稿とする請求項1乃至4記載の画像読み取り装置。
  7. 請求項1乃至6記載の画像読み取り装置は情報の表示を行う表示手段をもち、流し読みモードで搬送される搬送原稿が所定長以上であった場合には、警告メッセージを表示することを特徴とする画像読み取り装置。
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