JP2009154078A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009154078A
JP2009154078A JP2007334418A JP2007334418A JP2009154078A JP 2009154078 A JP2009154078 A JP 2009154078A JP 2007334418 A JP2007334418 A JP 2007334418A JP 2007334418 A JP2007334418 A JP 2007334418A JP 2009154078 A JP2009154078 A JP 2009154078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side walls
blade
side wall
fixed side
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007334418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4514234B2 (ja
Inventor
Hitoyoshi Yoshida
仁義 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawata Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2007334418A priority Critical patent/JP4514234B2/ja
Priority to CN2008101903236A priority patent/CN101507939B/zh
Publication of JP2009154078A publication Critical patent/JP2009154078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4514234B2 publication Critical patent/JP4514234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/52Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

【課題】粉砕機において、1対の壁の相対位置が不用意にずれることを防止すること。
【解決手段】粉砕機1は、被粉砕物を協働して粉砕する回転刃3および固定刃4を収容するハウジング2を備える。ハウジング2は、第1および第2固定側壁11,12と、固定刃4を支持し、回転刃3と略平行に延びる支軸19の回りを揺動可能な第1および第2可動側壁13,14と、回転刃3よりも下方の位置において、第1および第2固定側壁11,12間に配置され、第1および第2固定側壁11,12にそれぞれ接合されるベース壁15とを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、粉砕機に関する。
プラスチックランナなどの被粉砕物を粉砕する粉砕機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1では、ホッパから落下される被粉砕物を、ハウジング内に設けた粗砕刃及び回転刃と、ハウジングの片側壁内面に設けた固定刃との協働によって粉砕する。上記ハウジングは、所定間隔をあけて配置された前、後壁と、これら前、後壁の所定間隔を維持するために、この前、後壁間に架け渡された1対のタイロッド軸とを備えている。
特開2006−55797号公報
しかしながら、このような構成では、1対のタイロッド軸を介した前、後壁の連結の剛性を十分に確保し難く、前、後壁が不用意に動いて前、後壁の所定間隔が不用意にずれ易い。また、前、後壁の相対位置が不用意にずれ易いことから、前、後壁の互いの位置決めの精度を高くし難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、粉砕機において、1対の壁の相対位置が不用意にずれることを防止することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、粉砕機であって、被粉砕物を協働して粉砕する回転刃および固定刃と、前記回転刃および前記固定刃を収容するハウジングとを備え、前記ハウジングは、前記回転刃を前記回転刃の軸線方向に挟んで配置される1対の固定側壁と、前記1対の固定側壁間に配置され、前記固定刃を支持し、前記回転刃と略平行に延びる支軸の回りを揺動可能な1対の可動側壁と、前記回転刃よりも下方の位置において前記1対の固定側壁間に配置され、前記1対の可動側壁の対向方向に幅を有し、前記1対の固定側壁にそれぞれ接合されるベース壁とを有していることを特徴としている。
このような構成によると、1対の可動側壁の対向方向に幅を有するベース壁に、1対の固定側壁がそれぞれ接合されている。これにより、ベース壁を介した、1対の固定側壁の互いの連結の剛性を十分に高くでき、1対の固定側壁の相対位置が不用意にずれることを防止できる。また、1対の固定側壁の相対位置が不用意にずれないようにできるので、これら1対の固定側壁の相対位置を精度よく設定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベース壁は、前記固定側壁とは別体に形成され、前記固定側壁に形成された接合面と、前記ベース壁に形成された接合面とが互いに面接触していることを特徴としている。
このような構成によると、ベース壁および固定側壁が互いに面接触していることにより、互いの位置決め精度をより高くできる。また、ベース壁および固定側壁の互いの連結の剛性を、より高くできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ベース壁には、粉砕された被粉砕物を前記ハウジング内から排出するための排出孔が貫通形成され、前記1対の固定側壁の対向方向に投影したときに、前記支軸は、前記回転刃の下方において、前記排出孔における前記1対の可動側壁の対向方向の両端部に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、一方の可動側壁についての支軸と、他方の可動側壁についての支軸とを、1対の可動側壁の対向方向に近接して配置することができ、これらの支軸を回転刃の中心軸線の略真下に配置できる。その結果、可動側壁を開くときに、可動側壁の上端部が一旦上側に動く量を、ゼロまたはゼロに近い値にできる。その結果、可動側壁を開く際に、可動側壁を、回転刃などの他の部材に接触することを防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記排出孔の前記両端部には、段部が形成されており、前記支軸の少なくとも一部は、前記段部に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、支軸をより下側に配置できる結果、可動側壁を開き始めたときにおける、可動側壁の上端部の上下方向における変位量を少なくできる。これにより、可動側壁を開くときに、可動側壁が回転刃に接触することをより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記回転刃は、細破砕刃と、前記回転刃の回転中心から径方向に沿って前記細破砕刃よりも遠くまで延びる粗破砕刃とを備え、前記可動側壁は、前記細破砕刃に対向する第1部分と、前記粗破砕刃に対向する第2部分とを備え、前記第2部分は、前記第1部分に対して前記ハウジングの外側に膨出しており、前記ベース壁は、前記可動側壁が開いた場合に、前記第1部分を受けるストッパ部と、前記第2部分との接触を回避するように窪む逃げ部とを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、開いた状態の可動側壁をストッパで受けることができる。また、逃げ部が設けられていることにより、可動側壁が開いた場合に第2部分がベース壁に当接することを防止でき、ストッパ部で確実に可動側壁を受けることができる。したがって、可動側壁が開く量の最大値を、確実に所望の値にできる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記ベース壁は、前記固定側壁とは別体に形成され、前記ベース壁と前記固定側壁とを互いに固定する固定部材を備え、前記固定側壁は、前記固定部材が配置されている固定部分が、その周辺に対して肉厚に形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、固定側壁のうち、剛性の高い肉厚の部分がベース壁に固定されるようになっており、固定側壁とベース壁との連結の剛性をより高くできる。
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、ベース壁を介した、1対の固定側壁の互いの連結の剛性を十分に高くでき、1対の固定側壁の相対位置が不用意にずれることを防止できる。また、1対の固定側壁の相対位置が不用意にずれないようにできるので、これら1対の固定側壁の相対位置を精度よく設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ベース壁および固定側壁が互いに面接触していることにより、互いの位置決め精度をより高くできる。また、ベース壁および固定側壁の互いの連結の剛性を、より高くできる。
請求項3に記載の発明によれば、可動側壁を開く際に、可動側壁を、回転刃などの他の部材に接触することを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、可動側壁を開くときに、可動側壁が回転刃に接触することをより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、可動側壁が開く量の最大値を、確実に所望の値にできる。
請求項6に記載の発明によれば、固定側壁とベース壁との連結の剛性をより高くできる。
図1は、本発明の粉砕機の一実施形態の平面図であり、図2は、粉砕機の縦断面図であり、図3は、粉砕機の正面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿う横断面図であり、図5は、図1のV−V線に沿う縦断面図であり、図6は、粉砕機の左側面図であり、図7は、図1のVII−VII線に沿う縦断面図であり、図8は、粉砕機における動作について説明するための縦断面図である。
図1および図2において、粉砕機1は、プラスチックランナなどの被粉砕物を粉砕し、粉砕した被粉砕物を排出するものであり、ハウジング2と、ハウジング2内に収容され、被粉砕物を協働して粉砕する回転刃3および固定刃4と、回転刃3を挟んで固定刃4と対向するバックプレート5と、回転刃3を支持する回転軸6と、回転軸6を回転自在に支持する第1および第2軸受ユニット7,8と、回転軸6に動力伝達可能に連結される動力源としての電動モータなどのモータ9とを備えている。
なお、以下の説明において、粉砕機1を平面視したときにおける、回転刃3の軸線方向Aに沿う方向を、後述する1対の固定側壁11,12の対向方向としての左右方向Bとし、左右方向Bと直交する方向を、後述する1対の可動側壁13,14の対向方向としての前後方向Cとする。また、図1のように、平面視したときを基準として、左側、右側、前側、後側をいうものとする。また、鉛直方向に沿う方向を、上下方向Dとする。
ハウジング2は、金属などを用いることにより、全体として、上端および下端が開放された箱型に形成されており、被粉砕物が供給される内側空間10を区画している。このハウジング2は、図3に示すように、正面視において、矩形状としての略正方形状をなしており、図1に示すように、平面視において、矩形状としての略正方形状をなしており、図6に示すように、側面視において、上下方向Dに相対的に長いとともに前後方向Cに相対的に短く、かつ、前後方向Cの中央側が下側に突出する、略矩形状をなしている。ハウジング2の上方には、図示しないホッパが設けられるようになっており、このホッパから被粉砕物がハウジング2内に供給される。
図1および図2に示すように、このハウジング2は、1対の固定側壁としての第1および第2固定側壁11,12と、第1および第2固定側壁11,12間に配置される1対の可動側壁としての第1および第2可動側壁13,14と、第1および第2固定側壁11,12にそれぞれ接合される底壁としてのベース壁15とを備えている。
図2および図4に示すように、ベース壁15は、各固定側壁11,12とは別体に形成された板状の部材であり、第1および第2固定側壁11,12の後述する下端部27間において、回転刃3よりも下方に配置されており、かつ、第1および第2可動側壁13,14よりも下方に配置されている。
ベース壁15は、平面視において、全体として、左右方向Bに相対的に長く、かつ、前後方向Cに相対的に短い矩形状に形成されており、前後方向Cに所定の幅を有している。
このベース壁15は、上下方向Dに肉厚に形成された本体90と、本体90から前後方向Cに突出形成される薄肉のブラケット部91と、本体90の左右両端の下端部からそれぞれ突出形成される、薄肉のフランジ部92とを備えている。
本体90は、平面視において、左右方向Bに相対的に長く、かつ、前後方向Cに相対的に短い矩形状に形成されており、左右方向Bにおける長さが、第1および第2固定側壁11,12の後述する内側面16間の間隔と略同じにされており、前後方向Cにおける長さが、第1および第2固定側壁11,12の前後方向Cにおける長さと略同じにされている。
本体90は、ハウジング2内で粉砕された被粉砕物を排出するために貫通形成された排出孔29と、排出孔29を前後方向Cに挟んで対向する1対の側部93と、本体90の左端面としての接合面34および右端面としての接合面34とを備えている。
排出孔29は、前後方向Cにおける本体90の中央において、平面視矩形状に開口形成されており、左右方向Bに相対的に長く、かつ、前後方向Cに相対的に短い。
図2および図5に示すように、この排出孔29は、前後方向Cにおいて、各可動側壁13,14の後述する下端部70間に配置されている。この排出孔29の上方に、回転刃3が位置している。排出孔29の下方には、粉砕された被粉砕物を貯留するための貯留タンク(図示せず)などが接続されるようになっている。
排出孔29における前後方向Cの両端部には、段部30,31が形成されている。具体的には、ベース壁15における排出孔29の内周面の、前端部および後端部の上端部を除く部分が排出孔29の内側に突出しており、これにより、段部30,31が形成されている。各段部30,31は、平面視矩形状に形成されて上側を向いている。各段部30,31は、本体90を左右方向Bに貫いている。
図4および図5に示すように、1対の側部93は、それぞれ、平面視矩形状をなしており、左右方向Bにおいて、第1および第2固定側壁11,12間に延びている。各側部93の上面84には、ストッパ部76と、逃げ部77とが形成されている。
ストッパ部76は、各可動側壁13,14が開いた場合に、可動側壁13,14の後述する第1部分71を受けるためのものであり、各側部93の上面84に突出形成された、平面視矩形状の部分である。
各側部93において、ストッパ部76は、左右方向Bに離隔して1対設けられており、第1固定側壁11の下端部27に隣接するストッパ部76と、第2固定側壁12の下端部27に隣接するストッパ部76とが設けられている。
前側の側部93の各ストッパ部76は、第1可動側壁13の後述する第1部分71の外側面78の近傍に位置しており、後側の側部93の各ストッパ部76は、第2可動側壁14の後述する第1部分71の外側面78の近傍に位置している。
各ストッパ部76の上面には、受け部79が形成されている。受け部79は、各可動側壁13,14の第1部分71の対応する外側面78を受ける平坦面とされており、前後方向Cにおいて、回転刃3から遠ざかるに従い、上方へ進むように傾斜している。
逃げ部77は、各可動側壁13,14の後述する第2部分72との接触を回避するためのものであり、前側の側部93のストッパ部76間に配置されているとともに、後側の側部93のストッパ部76間に配置されている。
各逃げ部77は、平面視矩形状をなしており、ストッパ部76の受け部79よりも下側に窪むように形成されている。
図2および図6に示すように、ベース壁15の各接合面34は、第1および第2固定側壁11,12の後述する接合面36と面接触するためのものであり、左右方向Bと直交する平坦な面に形成されている。図6に示すように、左右方向Bに沿って投影した場合において、各接合面34は、略矩形状をなしており、前端部および後端部が、前後方向Cの中央部に対して上側に突出した形状をなしている(図6において、一方の接合面34のみを点線で図示)。
図4および図6に示すように、各接合面34には、後述するねじ部材38のねじ軸41と螺合するためのねじ孔40が複数形成されている。各接合面34において、ねじ孔40は、たとえば、前後方向Cに略等間隔に4箇所形成されており、前後方向Cの中央側の2つのねじ孔40が、外側の2つのねじ孔40よりも下方に配置されている。図6において、左側の接合面34のねじ孔40のみを示しているが、右側の接合面34のねじ孔40も、同様に配置されている。接合面34の各ねじ孔40は、この接合面34に開放されている。
図2および図4に示すように、各フランジ部92は、平面視矩形状に形成された部分であり、本体90と一体的に形成されている。各フランジ部92は、前後方向Cにおける本体90の全域に亘って延びている。各フランジ部92の下端面は、本体90の下端面と面一に延びている。各フランジ部92の上端面としての接合面35は、上側を向く平坦な面に形成されている。
左側のフランジ部92の接合面35の右端は、本体90の左側の接合面34の下端に接続されている。右側のフランジ部92の接合面35の左端は、本体90の右側の接合面34の下端に接続されている。
左側のフランジ部92の接合面35は、第1固定側壁11の後述する連結部28の接合面37に面接触しており、右側のフランジ部92の接合面35は、第2固定側壁12の後述する連結部28の接合面37に面接触している。
図4および図5に示すように、ブラケット部91は、ベース壁15を、支持フレーム(図示せず)に連結するためのものであり、たとえば、平面視における本体90の四隅にそれぞれ配置されている。各ブラケット部91は、本体90の上端部から延設されて、平面視台形状をなしている。平面視における各ブラケット部91の中央には、ねじ挿通孔95が貫通形成されている。ねじ挿通孔95は、上記支持フレームに各ブラケット部91を固定するためのねじ部材(図示せず)が挿通される。
第1および第2固定側壁11,12は、回転刃3をこの回転刃3の軸線方向Aに挟んで対向配置された矩形平板形状の部材であり、左右方向Bに対向しつつ、互いに平行に延びている。
図2および図5に示すように、各固定側壁11,12の内側面16は、左右方向Bとは直交して平坦に延びており、前後方向Cに相対的に短く、かつ、上下方向Dに相対的に長く延びる略矩形状をなしている。
各固定側壁11,12は、回転軸6が挿通される回転軸挿通孔50と、下端部27に設けられた連結部28と、連結部28の周囲に設けられた肉薄部43とを備えている。
各回転軸挿通孔50は、対応する固定側壁11,12の上下方向Dにおける中間部44に、回転軸6と同心に貫通形成されている。これらの回転軸挿通孔50に、回転軸6が挿通されている。
図2および図6に示すように、連結部28は、後述するねじ部材38が配置されている固定部分を構成しており、側面視において、矩形状に形成されて、各固定側壁11,12の上端部17および中間部44と比べて、前後方向Cに幅狭に形成されており、下方に突出している。
各連結部28は、連結部28の上方に位置する肉薄部43と比べて肉厚に形成されており、外側面が肉薄部43よりも左右方向Bの外側に膨出している。
各肉薄部43は、各固定側壁11,12の質量が軽くなるように、肉薄に形成されているものであり、側面視において、矩形状をなしている。各肉薄部43は、補強リブ96によって前後方向Cに挟まれている。各固定側壁11,12において、補強リブ96は、連結部28と回転軸挿通孔50の周囲の部分とを繋ぐ柱状の補強部分である。
図2および図4に示すように、各連結部28は、接合面36,37と、ねじ挿通孔39と、支軸挿通凹部22,23とを備えている。
接合面36は、各連結部28の内側面16に形成されている。各接合面36は、ベース壁15の本体90の対応する接合面34の形状に合致する形状を含んでおり、この対応する接合面34に面接触することにより接合されている。
接合面37は、各連結部28の下端面に形成された、上下方向Dに直交する平坦な面である。各接合面37は、各フランジ部92の対応する接合面35の形状に合致する形状をなしており、この対応する接合面35に面接触することにより接合されている。
ねじ挿通孔39は、後述するねじ部材38のねじ軸41が挿通される孔であり、各連結部28を厚み方向に貫通している。各ねじ挿通孔39は、対応する接合面34のねじ孔40に対応する位置に貫通形成されている。
各ねじ挿通孔39および対応するねじ孔40に、ベース壁15と対応する固定側壁11,12とを互いに固定する固定部材としてのねじ部材38が挿通されている。各ねじ部材38のねじ軸41は、対応するねじ挿通孔39に挿通されるとともに、対応するねじ孔40に螺合されている。
これにより、各ねじ部材38の頭部42と、ベース壁15の本体90の対応する接合面34とによって、第1および第2固定側壁11,12の連結部28が挟持される。これにより、ベース壁15と第1固定側壁11とが互いに締結されるとともに、ベース壁15と第2固定側壁12とが互いに締結される。
支軸挿通凹部22,23は、後述する支軸19を保持するものであり、各連結部28の内側面16の一部を窪ませることにより形成されている。各支軸挿通凹部22,23は、各連結部28の4つのねじ挿通孔39のうちの、左右方向Bの外側に配置された2つのねじ挿通孔39の間において、前後方向Cに間隔を隔てて配置されている。
図1および図5に示すように、第1および第2可動側壁13,14は、回転刃3を前後方向Cに挟んで対向配置された、板状の部材である。
各可動側壁13,14の上端部68は、それらの閉鎖状態において、下側に進むに従い互いに近接するように傾斜しており、中間部69および下端部70は、上端部68よりも緩い傾斜角度をもって傾斜しつつ、下側に延びている。
各可動側壁13,14の左端面13a,14a、および右端面13b,14bは、それぞれ、左右方向Bとは直交して延びており、各固定側壁11,12の対応する内側面16に僅かな隙間を空けて対向している。これにより、第1および第2可動側壁13,14が開閉動作されるときに、各可動側壁13,14が対応する固定側壁11,12に引っかからないようにされている。
図2および図5を参照して、各可動側壁13,14は、上端部68の下方に配置された第1部分71および第2部分72を備えている。
各第1部分71は、細破砕刃57の外周面に対向するように配置されている。各第1部分71の内側面73は、細破砕刃57の外周面に近接している上端側が、回転刃3の中心軸線Gを中心とする略円弧状の面とされており、中間側から下端側にかけては、下方に進むに従い、互いに近接するように傾斜している。
図2および図7を参照して、第2部分72は、粗破砕刃56によって破砕された被破砕物を、回転刃3、固定刃4およびバックプレート5の上方に戻すためのものである。
第1可動側壁13の第2部分72、および第2可動側壁14の第2部分72は、それぞれ、粗破砕刃56の数に対応して、たとえば、2箇所に設けられており、対応する粗破砕刃56にそれぞれ対向している。左右方向Bに投影したとき、第1可動側壁13の第2部分72、および第2可動側壁14の第2部分72は、全体として、回転刃3の中心軸線Gを中心とする円弧状の溝67を区画するように形成されており、粗破砕刃56が回転しているときの移動軌跡のうち、固定刃4およびバックプレート5よりも下方側の領域を取り囲んでいる。
第1可動側壁13の第2部分72は、第1可動側壁13の第1部分71の内側面73からハウジング2の内側に突出しているとともに、第1可動側壁13の第1部分71の外側面78からハウジング2の外側に膨出している。
同様に、第2可動側壁14の第2部分72は、第2可動側壁14の第1部分71の内側面73からハウジング2の内側に突出しているとともに、第2可動側壁14の第1部分71の外側面78からハウジング2の外側に膨出している。
各可動側壁13,14の第2部分72の下端の対向面92が、略鉛直方向に延びて互いに面接触している。これにより、第1可動側壁13の第2部分72と、第2可動側壁14の第2部分72とは、互いの溝67が連通するように接続されている。これらの第2部分72の溝67の内部空間は、粗破砕刃56を受け入れ可能であり、内側空間10のうちの回転刃3の上方の領域に連通している。
図4および図7を参照して、各可動側壁13,14の下端部70は、ベース壁15における排出孔29の内周面に近接しており、粉砕された被粉砕物が、ベース壁15と対応する可動側壁13,14との間から漏れないようにしている。
各可動側壁13,14の下端部70には、支軸19が挿通される支軸挿通孔21が形成されている。支軸挿通孔21は、軸線方向Aと略平行に延びる円筒形状に形成されており、各第1および第2可動側壁13,14の下端部70を貫通している。なお、各可動側壁13,14の下端部70は、支軸挿通孔21を取り囲むように断面略円形状に膨出して形成されている。
支軸19は、軸線方向Aに略平行な長尺の丸棒部材であり、各可動側壁13,14の下端部70の支軸挿通孔21にそれぞれ挿通されている。各支軸19の左端部は、第1固定側壁11の対応する支軸保持凹部22,23にそれぞれ嵌合されて、この第1固定側壁11に支持されている。各支軸19の右端部は、第2固定側壁12の対応する支軸保持凹部22,23にそれぞれ嵌合されて、この第2固定側壁12に支持されている。
粉砕機1を左右方向Bに投影したとき、各支軸19は、回転刃3の下方において、排出孔29における前後方向Cの両端部に配置されている。また、各下端部70の最下面は、対応する段部30,31に接触しており、各下端部70の円弧状の外周面が段部の内側面と対向している。
各支軸19は、それぞれ、対応する段部30,31に配置されている。本実施形態において、上下方向Dにおける各支軸19の略半分が、排出孔29内に配置されている。なお、上下方向Dにおける各支軸19の全部が、排出孔29内に配置されるようにしてもよい。
各可動側壁13,14の外側面の上端部には、これらの可動側壁13,14を揺動操作するための把持部18が突出形成されている。
上記の構成により、各可壁13,14は、支軸19を支点部材として、支軸19の回りを揺動することができる。この揺動操作は、把持部18を把持した状態で行うことができる。
図1および図6を参照して、粉砕機1は、各可動側壁13,14が不用意に揺動して開くことを規制するための規制機構98を備えている。規制機構98は、各固定側壁11,12に回動可能に支持されるレバー部材80と、各可動側壁13,14に貫通形成され、レバー部材80が挿抜可能に挿通される切欠82とを備えている。
レバー部材80は、先端部が膨出した棒状の部材であり、略水平に延びている。このレバー部材80は、各固定側壁11,12の上端において、前端部および後端部のそれぞれに配置されており、基端部が、上下方向Dに延びる軸部81を介して、対応する固定側壁11,12に回動可能に支持されている。
切欠82は、各可動側壁13,14の上端部68のうち、左右両端にそれぞれ形成されている(図6において、左側の切欠82のみを図示)。
各レバー部材80の中間部は、対応する切欠82を挿通しており、レバー部材80の先端部に膨出形成された引掛り部83が、対応する可動側壁13,14の上端部68,69の外側面に係合している。
各レバー部材80を回動操作して、図1の点線に示す位置に移動させることにより、各レバー部材80が対応する切欠82から外れる。これにより、各引掛り部83と、対応する可動側壁13,14の上端部68との係合が解除され、各可動側壁13,14の揺動操作が可能となる。
図1および図2に示すように、第1軸受ユニット7は、第1固定側壁11の外側面45側に突出形成されている。この第1軸受ユニット7は、回転軸6の後述する小径部52を支持するためのものであり、第1固定側壁11に固定され、回転軸6の小径部52を取り囲むハウジング46と、ハウジング46に収容されて回転軸6の小径部52を回転自在に支持する軸受47,48とを含んでいる。
モータ9は、第1固定側壁11の外側面45側に隣接配置されている。このモータ9のハウジングとしてのモータハウジング49は、第1軸受ユニット7のハウジング46に固定されている。
モータ9の出力軸(図示せず)は、たとえば、かさ歯車機構などの直交軸歯車機構(図示せず)を用いて、回転軸6の小径部52に動力伝達可能に連結されており、モータ9によって回転軸6が回転駆動される。
回転軸6は、各固定側壁11,12の回転軸挿通孔50の双方を挿通しており、小径部52と大径部53とを備えている。
大径部53は、ハウジング2内に収容されており、小径部52よりも、大きい直径を有している。第1固定側壁11における回転軸挿通孔50の内周面と、大径部53の一端の外周面との間には、これら内周面と外周面との間を塞ぐ環状のキャップ部材54が配置されている。キャップ部材54と大径部53とは、同行回転可能に連結されている。
同様に、第2固定側壁12における回転軸挿通孔50の内周面と、大径部53の他端の外周面との間には、これら内周面と外周面との間を塞ぐ環状のキャップ部材55が配置されている。キャップ部材55と大径部53とは、同行回転可能に連結されている。大径部53の他端は、第2軸受ユニット8によって回転自在に支持されている。第2軸受ユニット8は、第2固定側壁12の外側面45に保持されている。
大径部53に同行回転可能に支持される回転刃3は、粗破砕刃56と、細破砕刃57とを備えている。
粗破砕刃56は、固定刃4の後述する粗刃部62と協働して、比較的大きな形状の被粉砕物を破砕するものであり、たとえば、左右に間隔をあけて2箇所に設けられている。各粗破砕刃56は、モータ9の駆動に伴う、回転軸6の所定の回転方向Eへの回転に伴い、回転方向Eに回転する。
図2および図7を参照して、各粗破砕刃56は、1ないし複数の歯部58を備えている。本実施形態において、各粗破砕刃56は、2つの歯部58を備えている。
各粗破砕刃56において、歯部58は、回転方向Eに180°の間隔を隔てて配置されている。図7に示すように、回転刃3を左右方向Bに投影したとき、左側の粗破砕刃56の回転方向Eにおける位相と、右側の粗破砕刃56の回転方向Eにおける位相とは、90°異なるようにされている。
各歯部58のうち、回転方向Eの下流側を向く面は、回転方向Eとは反対の方向に凹湾曲した形状をなしており、回転軸6の径方向Fにおける先端部59が、回転方向E側を向く先鋭な形状をなしている。各粗破砕刃56は、回転刃3の回転中心としての中心軸線Gから径方向Fに沿って細破砕刃57よりも遠くまで延びている。径方向Fにおいて、各歯部58の先端部59は、各可動側壁13,14の第2部分72の内側面に近接している。
細破砕刃57は、固定刃4の後述する細刃部63と協働して、比較的小さな形状の被粉砕物を破砕するものであり、1ないし複数設けられている。本実施形態において、細破砕刃57は、3箇所に設けられており、左右方向Bにおいて、粗破砕刃56と交互に配列されている。
各細破砕刃57は、モータ9の駆動に伴う、回転軸6の所定の回転方向Eへの回転に伴い、回転方向Eに回転する。各細破砕刃57は、キャップ部材54と左側の粗破砕刃56との間に配置されているとともに、各粗破砕刃56間に配置されており、さらに、右側の粗破砕刃56とキャップ部材55との間に配置されている。
各細破砕刃57は、回転方向Eおよび左右方向Bにそれぞれ並ぶ多数の歯部60を備えている。各歯部60において、回転方向Eの下流側を向く面は、回転軸6の径方向Fにおける先端部61が、回転方向Eの下流側に凸となる先鋭な形状をなしている。
図1および図7を参照して、固定刃4は、粗破砕刃56および細破砕刃57の先端部59,61が下側を向いているときに、これらの先端部59,61に近接するように配置されており、第2可動側壁14の上端部68に固定されている。この固定刃4は、上方から下方に進むに従い、後側から前側に傾斜して延びる板状をなしており、粗刃部62と、細刃部63と、凸部64とを備えている。
粗刃部62は、固定刃4の上面に設けられたエッジ部分であり、各粗破砕刃56に対応する位置に設けられている。各粗刃部62は、対応する粗破砕刃56の歯部58の先端部59に対して、径方向Fに近接して対向するように配置されている。
細刃部63は、固定刃4の上面に設けられたエッジ部分であり、各細破砕刃57に対応する位置に設けられている。細刃部63は、左右方向Bに沿って複数設けられており、対応する細破砕刃57の歯部60の先端部61に対して、径方向Fに近接して対向するように配置されている。
凸部64は、細破砕刃57のうち歯部60が形成されていない部分の外周面と近接しており、細刃部63よりも、回転軸6の中心軸線G側に突出している。凸部64と細刃部63とは、左右方向Bに交互に配置されており、これら凸部64と細刃部63とで櫛歯状部65が形成されている。櫛歯状部65と細破砕刃57との協働により、未粉砕の被粉砕物が落下することを抑制している。
バックプレート5は、細破砕刃57と協働して、未粉砕の被粉砕物が落下することを抑制するとともに、粗破砕刃56に付着した粉砕物を掻き落とすためのものである。バックプレート5は、細破砕刃57の先端部61が上側を向いているときにおける、この先端部61に近接するように配置されており、第1可動側壁13の上端部68に固定されている。
このバックプレート5は、各細破砕刃57の数に対応する数(たとえば、3つ)設けられており、各バックプレート5は、対応する細破砕刃57に近接配置されている。各バックプレート5は、粗破砕刃56と接触しないように、各粗破砕刃56が回転するときの移動軌跡を避けて配置されている。各バックプレート5は、上方から下方に進むに従い、前側から後側に傾斜して延びる板状をなしており、櫛歯状部66を備えている。
櫛歯状部66は、バックプレート5の下端部に形成されており、各細破砕刃57の外周面と径方向Fに近接して対向しており、細破砕刃57と協働して、互いの間の隙間を略ゼロにしている。
次にこの粉砕機1についての動作を説明する。
被粉砕物を粉砕する場合、まず、モータ9をオンにする。これにより、モータ9の出力軸に連結された回転軸6および回転刃3が、回転方向Eに回転する。
次に、図示しないホッパから被粉砕物を投入し、ハウジング2の上方からハウジング2の内側空間10内に、被粉砕物を供給する。ハウジング2の内側空間10内に供給された被粉砕物は、回転刃3の粗破砕刃56と、固定刃4の粗刃部62との協働によって相対的に粗い粒径となるように粗粉砕され、第1および第2可動側壁13,14の第2部分72の溝67の内側を通って、回転刃3の上方に戻される。
図1および図5を参照して、粗破砕された被粉砕物は、回転刃3の細破砕刃57と、固定刃4の細刃部63との協働によって相対的に小さい粒径となるように細かく粉砕され、細破砕刃57と細刃部63との間から回転刃3の下方に落下する。回転刃3の下方に落下した被粉砕物は、排出孔29を通って、排出孔29の下方に設けられた貯留タンク(図示せず)に貯留される。
また、細破砕刃57に付着した被粉砕物は、バックプレート5の櫛歯状部66で掻き落とされて、排出孔29から排出される。
図1および図6を参照して、粉砕機1の定期点検や清掃などのメンテナンスのために、第1および第2可動側壁13,14を開く場合には、まず、各レバー部材80を破線で示すように対応する軸部81回りに略90°回動させ、各レバー部材80と対応する第1および第2可動側壁13,14との係合を解除する。
次いで、各把持部18を把持して、図8に示すように、各可動側壁13,14を対応する支軸19回りに揺動する。このとき、各可動側壁13,14は、対応する支軸19の回りを外側へ向けて動く。左右方向Bに投影した場合、このときの、各可動側壁13,14の第2部分72の対向面97の上端部の移動軌跡Hは、対応する支軸19を中心とする円弧状の軌跡を描く。この移動軌跡Hからわかるように、各可動側壁13,14は、回転刃3の下方の支軸19の回りを揺動することにより、ほとんど上側に進むことなく、下側に進む。また、各可動側壁13,14は、支軸19が段部30,31上の低い位置にあることから、開き始めの状態では、上下方向Dにはほとんど動かず、主に前後方向Cに動く。
これにより、各可動側壁13,14を開く際に、各可動側壁13,14の第2の部分72が細破砕刃57に接触することを防止できる。
なお、仮に、排出孔29の前後方向Cの両端部よりも前後方向Cの外側に、かつ、前後方向Cに投影したときに回転刃3と上下方向Dに重なるように支軸19’を配置した場合、2点鎖線で示すように、この支軸19’に支持される各可動側壁13’,14’の第2部分72’の対向面97’の上端部の移動軌跡H’は、図8のようになる。この場合、各可動側壁13’,14’は、開くときに、大きく上側に進む。これにより、各可動側壁13’,14’を開く際に、各可動側壁13’,14’の第2の部分72’が細破砕刃57に接触してしまう。
各可動側壁13,14が支軸19の回りに揺動して開かれると、その第1部分71の外側面78が、対応するストッパ部76の受け部79に面接触の状態で受けられることにより、それ以上の揺動が規制される。また、各可動側壁13,14の第2部分72は、逃げ部77に至り、ベース壁15とは当接しない。
これにより、ハウジング2内が、前後方向Cにおける両側方に開放され、回転刃3の点検や、ハウジング2の内部の清掃などを行うことができる。
各可動側壁13,14を閉じる場合、各把持部18を把持して、各可動側壁13,14を対応する支軸19回りに回動させ、図1および図6に示すように、各可動側壁13,14の上端部68が、第1および第2固定側壁11,12間に配置されるようにする。
次いで、各レバー部材80を対応する軸部81回りに回動し、中間部を各可動側壁13,14の対応する切欠82にそれぞれ挿通する。これにより、各レバー部材80の引掛り部83が、対応する可動側壁13,14の上端部68の外側面に係合し、各可動側壁13,14の回動が規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、前後方向Cに幅を有するベース壁15に、第1および第2固定側壁11,12がそれぞれ接合されている。これにより、ベース壁15を介した、第1および第2固定側壁11,12の互いの連結の剛性を十分に高くでき、第1および第2固定側壁11,12の相対位置が不用意にずれることを防止できる。
また、第1および第2固定側壁11,12の相対位置が不用意にずれないようにできるので、これら第1および第2固定側壁11,12の相対位置を精度よく設定することができる。
具体的には、ベース壁15の接合面34,35と固定側壁11,12の対応する接合面36,37が、互いに面接触している。これにより、ベース壁15と、対応する第1および第2固定側壁11,12との互いの位置決め精度をより高くできる。また、ベース壁15と対応する固定側壁11,12との互いの連結の剛性を、より高くできる。
さらに、左右方向Bに投影したときに、支軸19は、回転刃3の下方において、排出孔29における前後方向Cの両端部に配置されている。これにより、各支軸19を、前後方向Cに近接して配置でき、これらの支軸19を、回転刃3の中心軸線Gの略真下に配置できる。
その結果、第1および第2可動側壁13,14を開く場合に、各可動側壁13,14の上端部68が一旦上側に動く量を、ゼロまたはゼロに近い値にできる。その結果、各可動側壁13,14を開く際に、これらの可動側壁13,14の第2部分72が、回転刃3の細破砕刃57などに接触することを防止できる。
さらに、ベース壁15の排出孔29の前後方向Cの両端部に形成された段部30,31に、支軸19の少なくとも一部が配置されている。これにより、支軸19をより下側に配置できる。その結果、各可動側壁13,14を開き始めたときにおける、各可動側壁13,14の上端部68の上下方向Dにおける変位量を少なくできる。これにより、各可動側壁13,14を開くときに、第2部分72が回転刃3の細破砕刃57に接触することをより確実に防止できる。
さらに、開いた状態の各可動側壁13,14をストッパ部76で受けることができる。また、逃げ部77が設けられていることにより、各可動側壁13,14が開いた場合に、第2部分72がベース壁15に当接することを防止でき、ストッパ部76で確実に各可動側壁13,14を受けることができる。したがって、各可動側壁13,14が開く量の最大値を、確実に所望の値にできる。
また、各固定側壁11,12のうち、ねじ部材38が配置されている連結部28が、その周辺にある肉薄部43に対して肉厚に形成されている。これにより、各固定側壁11,12のうち、剛性の高い肉厚の部分がベース壁15に固定されるようになっており、各固定側壁11,12とベース壁15との連結の剛性をより高くできる。
さらに、第1および第2固定側壁11,12を、ベース壁15で連結しているので、支軸19によってこれらの固定側壁11,12同士を連結する必要がない。したがって、支軸19を介した、第1および第2可動側壁13,14の、第1および第2固定側壁11,12への取付作業を容易に行うことができる。
本発明は、以上の実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、ベース壁15と、第1固定側壁11と第2固定側壁12とを、単一の部材を用いて一体的に形成してもよい。また、支軸19の左端部を、第1固定側壁11を貫通するねじ部材に螺合するとともに、右端部を、第2固定側壁12を貫通するねじ部材に螺合することにより、支軸19を支持してもよい。
本発明の粉砕機の一実施形態の平面図である。 粉砕機の縦断面図である。 粉砕機の正面図である。 図3のIV−IV線に沿う横断面図である。 図1のV−V線に沿う縦断面図である。 粉砕機の左側面図である。 図1のVII−VII線に沿う縦断面図である。 粉砕機における動作について説明するための縦断面図である。
符号の説明
1 粉砕機
2 ハウジング
3 回転刃
4 固定刃
11 第1固定側壁
12 第2固定側壁
13 第1可動側壁
14 第2可動側壁
15 ベース壁
19 支軸
28 連結部(固定部分)
29 排出孔
30 段部
31 段部
34 (ベース壁の)接合面
35 (ベース壁の)接合面
36 (固定側壁の)接合面
37 (固定側壁の)接合面
38 ねじ部材(固定部材)
56 粗破砕刃
57 細破砕刃
71 第1部分
72 第2部分
76 ストッパ部
77 逃げ部
A 軸線方向
B 左右方向(1対の固定側壁の対向方向)
C 前後方向(1対の可動側壁の対向方向)
F 径方向
G 中心軸線(回転中心)

Claims (6)

  1. 被粉砕物を協働して粉砕する回転刃および固定刃と、
    前記回転刃および前記固定刃を収容するハウジングとを備え、
    前記ハウジングは、前記回転刃を前記回転刃の軸線方向に挟んで配置される1対の固定側壁と、前記1対の固定側壁間に配置され、前記固定刃を支持し、前記回転刃と略平行に延びる支軸の回りを揺動可能な1対の可動側壁と、前記回転刃よりも下方の位置において前記1対の固定側壁間に配置され、前記1対の可動側壁の対向方向に幅を有し、前記1対の固定側壁にそれぞれ接合されるベース壁と
    を有していることを特徴とする、粉砕機。
  2. 前記ベース壁は、前記固定側壁とは別体に形成され、
    前記固定側壁に形成された接合面と、前記ベース壁に形成された接合面とが互いに面接触していることを特徴とする、請求項1に記載の粉砕機。
  3. 前記ベース壁には、粉砕された被粉砕物を前記ハウジング内から排出するための排出孔が貫通形成され、
    前記1対の固定側壁の対向方向に投影したときに、前記支軸は、前記回転刃の下方において、前記排出孔における前記1対の可動側壁の対向方向の両端部に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の粉砕機。
  4. 前記排出孔の前記両端部には、段部が形成されており、
    前記支軸の少なくとも一部は、前記段部に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の粉砕機。
  5. 前記回転刃は、細破砕刃と、前記回転刃の回転中心から径方向に沿って前記細破砕刃よりも遠くまで延びる粗破砕刃とを備え、
    前記可動側壁は、前記細破砕刃に対向する第1部分と、前記粗破砕刃に対向する第2部分とを備え、
    前記第2部分は、前記第1部分に対して前記ハウジングの外側に膨出しており、
    前記ベース壁は、前記可動側壁が開いた場合に、前記第1部分を受けるストッパ部と、前記第2部分との接触を回避するように窪む逃げ部とを備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の粉砕機。
  6. 前記ベース壁は、前記固定側壁とは別体に形成され、
    前記ベース壁と前記固定側壁とを互いに固定する固定部材を備え、
    前記固定側壁は、前記固定部材が配置されている固定部分が、その周辺に対して肉厚に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の粉砕機。
JP2007334418A 2007-12-26 2007-12-26 粉砕機 Expired - Fee Related JP4514234B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334418A JP4514234B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 粉砕機
CN2008101903236A CN101507939B (zh) 2007-12-26 2008-12-25 粉碎机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007334418A JP4514234B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 粉砕機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009154078A true JP2009154078A (ja) 2009-07-16
JP4514234B2 JP4514234B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=40958678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007334418A Expired - Fee Related JP4514234B2 (ja) 2007-12-26 2007-12-26 粉砕機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4514234B2 (ja)
CN (1) CN101507939B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013058628A2 (ko) * 2011-10-21 2013-04-25 Kim Du Hwan 식품분쇄장치
CN103272667A (zh) * 2013-05-27 2013-09-04 玉林市玉博机械有限公司 一种饲料粉碎机机座
CN104117417A (zh) * 2014-07-19 2014-10-29 苏州创维晟自动化科技有限公司 一种新型刀具粉碎机

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104537A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Kawata Mfg Co Ltd 粉砕機
CN101722092A (zh) * 2009-12-03 2010-06-09 黄国宏 一种塑料破碎机的破碎机构
CN104190515A (zh) * 2014-08-22 2014-12-10 信易电热机械有限公司 一种双粉碎室结构及粉碎装置及其工作原理
JP7191415B2 (ja) * 2019-03-20 2022-12-19 株式会社カワタ 粉砕機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004105863A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Matsui Mfg Co 細断機
JP2005279358A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Matsui Mfg Co 合成樹脂材の粉砕機
JP2006055797A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Matsui Mfg Co 粉砕機
JP3936385B1 (ja) * 2006-09-28 2007-06-27 株式会社松井製作所 粉砕機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1994572A (zh) * 2006-01-05 2007-07-11 川田机械制造(上海)有限公司 一种橡塑粉碎机械的刀腔

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004105863A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Matsui Mfg Co 細断機
JP2005279358A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Matsui Mfg Co 合成樹脂材の粉砕機
JP2006055797A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Matsui Mfg Co 粉砕機
JP3936385B1 (ja) * 2006-09-28 2007-06-27 株式会社松井製作所 粉砕機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013058628A2 (ko) * 2011-10-21 2013-04-25 Kim Du Hwan 식품분쇄장치
WO2013058628A3 (ko) * 2011-10-21 2013-06-20 Kim Du Hwan 식품분쇄장치
CN103272667A (zh) * 2013-05-27 2013-09-04 玉林市玉博机械有限公司 一种饲料粉碎机机座
CN104117417A (zh) * 2014-07-19 2014-10-29 苏州创维晟自动化科技有限公司 一种新型刀具粉碎机

Also Published As

Publication number Publication date
CN101507939B (zh) 2012-05-23
CN101507939A (zh) 2009-08-19
JP4514234B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4514234B2 (ja) 粉砕機
KR101280557B1 (ko) 분쇄기
JP3213060U (ja) 粉砕機
JP3936385B1 (ja) 粉砕機
JP5261472B2 (ja) 粉砕機
JP2011104537A (ja) 粉砕機
JP2016517799A (ja) ドライ・アイスの固体微粒子をガス媒体の流れと混合するための装置用のドライ・アイスの固体微粒子を粉砕及び供給するための装置
JP4271035B2 (ja) 粉砕機ミル
JP4431463B2 (ja) 粉砕機
JP2009195909A (ja) 粉砕機
JP5225719B2 (ja) 粉砕機
JP4686590B2 (ja) 粉砕機
JP5204569B2 (ja) 粉砕機
WO2020017073A1 (ja) 粉砕機
JP2009078270A (ja) 粉砕機
JP2010255899A (ja) 砕氷機
JP4524329B2 (ja) 粉砕機
JP4835675B2 (ja) 粉砕装置
JP5225718B2 (ja) 粉砕機
JP2009072783A (ja) 粉砕機
JP2009136741A (ja) 粉砕機
JP2010089091A (ja) 粉砕機
KR102301483B1 (ko) 얼음분쇄장치
JP5469981B2 (ja) 粉末原料供給装置
JP2002001146A (ja) 粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100506

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4514234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160521

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees