JP2009153355A - 同期モータの制御方法および制御装置 - Google Patents

同期モータの制御方法および制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009153355A
JP2009153355A JP2007331259A JP2007331259A JP2009153355A JP 2009153355 A JP2009153355 A JP 2009153355A JP 2007331259 A JP2007331259 A JP 2007331259A JP 2007331259 A JP2007331259 A JP 2007331259A JP 2009153355 A JP2009153355 A JP 2009153355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronous motor
operation control
voltage
current
current vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007331259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5194779B2 (ja
Inventor
Tsuyoshi Sakai
剛志 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007331259A priority Critical patent/JP5194779B2/ja
Publication of JP2009153355A publication Critical patent/JP2009153355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5194779B2 publication Critical patent/JP5194779B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】瞬時電圧低下が発生しても、同期モータ12が不安定な作動となることなく、安定した制限運転を継続する、もしくは停止することのできる同期モータの制御方法および制御装置を提供する。
【解決手段】通常運転制御部22、制限運転制御部23、制限運転判定部24、および運転制御切替部25とを備え、制限運転制御部23にて電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御する。
これにより、瞬時に電源電圧が低下したときであっても、電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御して、回転数を制限した制限運転を安定して継続する、もしくは停止させることができる。これにより、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動を防ぐことができ、同期モータ12が不安定な状態で脱調したり、停止したりすることを回避できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、同期モータの制御方法および制御装置に関するものであり、特に、複数相のモータコイルを備えた同期モータを、ロータ位置センサを用いることなく運転制御するためのモータ制御方法およびモータ制御装置に関するものである。
従来技術として、下記特許文献1に開示されたインバータの制御装置がある。このモータの制御装置では、外部からの運転指令によってモータの回転数の目標設定を行う回転数指令手段と、交流電源の供給状態を判断する電源状態判断手段と、電源状態判断手段の判定に基づき、回転数指令手段の回転数設定に優先してモータの回転数を制限する回転数決定手段とを備えている。
そして、電源状態判断手段によって交流電源の供給状態を判定し、回転数指令手段による目標回転数に対して回転数の上限を制限することで、交流電源の供給能力が不安定である場合に、モータの運転が頻繁に停止することを回避してモータの安定運転を継続するようになっている。
特許2007−97249号公報
しかしながら、上記従来技術のインバータの制御装置は、上限回転数を制限することで安定運転を継続させる方式であるが、落雷などにより急峻な電源電圧の低下(瞬時電圧低下)があった場合、入力電圧の低下に合わせて回転数を制限すると、ロータの機械的な特性によって急峻な回転数の低下指示には追従できず、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動となり、この不安定な作動から脱調して停止するなどという問題点がある。そのため、機械的な特性に合わせて応答性を設計する手段を用いるが、応答性が悪く不安定な作動となり、この不安定な作動から脱調して停止する問題が発生する。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、瞬時電圧低下が発生しても、モータが不安定な作動となることなく、安定した制限運転を継続する、もしくは停止することのできる同期モータの制御方法および制御装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、ロータの位置を検出するための位置センサを用いることなく、複数相からなるステータコイルに印加する電圧指令を出力して、負荷(11)を駆動するための同期モータ(12)を運転制御する同期モータの制御方法であって、
ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数で運転する通常運転制御ステップ(S4)と、ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する制限運転ステップ(S5)と、
ステータコイルの電圧、電流およびこれらと関係する少なくとも1つ以上の状態量から制限運転の要否を判定する制限運転判定ステップ(S3)と、制限運転判定ステップ(S3)で制限運転が必要と判定したときに、通常運転制御ステップ(S4)から制限運転ステップ(S5)へ運転制御を切り替える運転制御切替ステップ(S3〜S5)とを備え、制限運転ステップ(S5)にて電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、例えば、瞬時に電源電圧が低下したときであっても、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御して回転限界を上昇させる(いわゆる弱め界磁制御で作動させる)範囲を含めて、過渡的な位置推定誤差が発生しても、ロータの機械的な特性に合った回転数制御ラインで制限回転数まで落とす、もしくは停止させることができる。これにより、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動を防ぐことができ、同期モータ(12)が脱調して停止するのを回避しつつ、安定して制限運転に移行する、もしくは停止させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の同期モータの制御方法において、制限運転判定ステップ(S3)は、所定の閾値と、状態量と電流ベクトル(i)を制御するための電流制限値との関係式もしくは関係マップとを予め持っており、状態量と閾値とを比較して制限運転が必要と判定したときに、通常運転制御ステップ(S4)から制限運転制御ステップ(S5)へ運転制御を切り替えるとともに、状態量と関係式もしくは関係マップとから電流制限値を導き出して制御することを特徴としている。
この請求項2に記載の発明によれば、実測される状態量(例えば電圧、電流、回転数など)を用いて電流制限値を算出するのに比べ、状態量に基づいて制限値を決定することにより処理を簡単にすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の同期モータの制御方法において、制限運転ステップ(S5)では、電流ベクトル(i)の磁極軸方向の電流もしくは磁極軸に直交する方向の電流のいずれかの電流値を制限することで、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を算出しなくて良いため、計算を簡単にすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれかに記載の同期モータの制御方法において、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、所定範囲として90〜150度としていることを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、位置推定誤差が発生した場合においても、同期モータ(12)の回転限界をできる限り上昇させて回転を維持することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれかに記載の同期モータの制御方法において、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、所定範囲として略90度としていることを特徴としている。この請求項5に記載の発明によれば、軸誤差(ロータの実際の位置に対する推定位置の誤差)に対するトルク変動を最小限に抑えることができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれかに記載の同期モータの制御方法において、負荷(11)は、ヒートポンプサイクル中に循環する冷媒を圧縮するための圧縮機構(11)であることを特徴としている。この請求項6に記載の発明によれば、ヒートポンプサイクルの冷媒を圧縮する圧縮機構(11)は、サイクル中の冷媒の状態や吸入圧縮吐出サイクルに応じて負荷トルクが大きく変動し易く、回転方向においてロータに振動的な変動が発生し易い。
従って、本発明により、瞬時に電源電圧が低下したときであっても、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動を防ぐことができ、同期モータ(12)が脱調して停止するのを回避しつつ、安定して制限運転に移行する、もしくは停止させる効果は極めて大きい。
また、請求項7に記載の発明では、ロータの位置を検出するための位置センサを用いることなく、複数相からなるステータコイルに印加する電圧指令を出力して、負荷(11)を駆動するための同期モータ(12)を運転制御する同期モータの制御装置であって、
ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数で運転する通常運転制御手段(22)と、ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する制限運転制御手段(23)と、
ステータコイルの電圧、電流およびこれらと関係する少なくとも1つ以上の状態量から制限運転の要否を判定する制限運転判定手段(24)と、制限運転判定手段(24)で制限運転が必要と判定したときに、通常運転制御手段(22)から制限運転制御手段(23)へ運転制御を切り替える運転制御切替手段(25)とを備え、制限運転制御手段(23)にて電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴としている。この請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の制御方法を行うことができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の同期モータの制御装置において、制限運転判定手段(24)は、所定の閾値と、状態量と電流ベクトル(i)を制御するための電流制限値との関係式もしくは関係マップとを予め持っており、状態量と閾値とを比較して制限運転が必要と判定したときに、通常運転制御手段(22)から制限運転制御手段(23)へ運転制御を切り替えるとともに、状態量と関係式もしくは関係マップとから電流制限値を導き出して制御することを特徴としている。この請求項8に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の制御方法を行うことができる。
また、請求項9に記載の発明では、請求項7または8に記載の同期モータの制御装置において、制限運転制御手段(23)では、電流ベクトル(i)の磁極軸方向の電流もしくは磁極軸に直交する方向の電流のいずれかの電流値を制限することで、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴としている。この請求項9に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の制御方法を行うことができる。
また、請求項10に記載の発明では、請求項7ないし9のいずれかに記載の同期モータの制御装置において、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、所定範囲として90〜150度としていることを特徴としている。この請求項10に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の制御方法を行うことができる。
また、請求項11に記載の発明では、請求項7ないし10のいずれかに記載の同期モータの制御装置において、電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、所定範囲として略90度としていることを特徴としている。この請求項11に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の制御方法を行うことができる。
また、請求項12に記載の発明では、請求項7ないし11のいずれかに記載の同期モータの制御装置において、負荷(11)は、ヒートポンプサイクル中に循環する冷媒を圧縮するための圧縮機構(11)であることを特徴としている。この請求項12に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の制御方法を行うことができる。なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1〜7を用いて詳細に説明する。まず図1は、第1実施形態における電動圧縮機10の駆動回路と、制御装置20の概略構成を示すブロック図である。電動圧縮機10は、例えば、二酸化炭素などを冷媒とするヒートポンプ式給湯装置などのヒートポンプサイクル中に配設される圧縮機であり、図1に示すように、圧縮機構(本発明で言う負荷)11を内蔵する同期モータ12で駆動して、気相冷媒を圧縮(例えば、二酸化炭素冷媒であれば臨界圧力以上まで圧縮)して吐出する電動コンプレッサである。
本実施形態の同期モータ12は、磁石を埋設したロータを回転駆動する4極3相コイルを有する同期モータである。そして、交流電源部13からの交流電圧が、入力線14を介してAC/DCコンバータ回路15に入力され、直流電圧に変換されて母線16を介してインバータ回路18に入力される。なお、AC/DCコンバータ回路15とインバータ回路18との間の母線16には、コンデンサ17が接続されており、落雷などによって交流電源部13からの交流電圧が急峻に低下(瞬時電圧低下)した場合、コンデンサ電圧を発生するようになっている。もしくは、AC/DCコンバータ回路15内に平滑コンデンサを設けても良い。
インバータ回路18は、制御装置20からの指令信号に基づいて同期モータ12のステータコイルの各相(U、V、W相)に配線19を介して電圧を印加し、ロータが回転駆動されようになっている。インバータ回路18は、図1に示すように、スイッチング素子とダイオードとを逆並列接続した複数のアームからなる周知の構造を成すものである。
制御装置20は、制御入出力部21、通常運転制御部22、制限運転制御部23、制限運転判定部24、および運転制御切替部25を備えている。ここで、通常運転制御部22が本実施形態における通常運転制御手段に相当し、制限運転制御部23が制限運転制御手段に相当し、制限運転判定部24が制限運転判定手段に相当し、運転制御切替部25が運転制御切替手段に相当する。
制御入出力部21は、インバータ給電構成部(本例ではインバータ回路18および配線19)と制御装置20の実質的なモータ制御部との間の信号の入出力を管理する接続部である。制御入出力部21を介して行われる情報信号の入出力としては、図1に示すように、配線19の1相もしくは複数相(本例では2相)における検出電流値情報の入力、インバータ回路18からの電圧情報の入力、インバータ回路18への電圧指令情報の出力などがある。
通常運転制御部22は、制御入出力部21を介して入力した同期モータ12の実状態量(実測される状態量、例えば電圧、電流、回転数)を用いてロータの位置推定を行い、算出したロータの推定位置に基づいた電圧振幅および電圧位相指令を、制御入出力部21を介してインバータ回路18に出力し、ロータの推定位置を反映したベクトル制御によりステータコイルに電圧を印加して同期モータ12を運転指令に基づく回転数で運転する機能を備えている。ここで実行される制御が、いわゆる位置センサレス制御である。
一方、制限運転制御部23は、制御入出力部21を介して入力した同期モータ12の実状態量(実測される状態量、例えば電圧、電流、回転数)を用いてロータの位置推定を行い、算出したロータの推定位置に基づいた電圧振幅および電圧位相指令を、制御入出力部21を介してインバータ回路18に出力し、ロータの推定位置を反映したベクトル制御によりステータコイルに電圧を印加して同期モータ12を運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する機能を備えている。
なお、通常運転制御部22および制限運転制御部23は、それぞれ電流制御部221、231と速度制御部222、232とを備えている。制限運転判定部24は、制御入出力部21を介して入力した同期モータ12の実状態量(本例では実測される電圧値や電流値)の検出を行い(取得し)、これらの検出結果(取得結果)に基づいて制限運転が必要か否かを判定する。
そして、制限運転が必要と判定した場合には、通常運転制御から制限運転制御への運転制御切替指令を運転制御切替部25に出力するようになっている。そして、運転制御切替部25の動作により、通常運転制御部22による通常運転制御と制限運転制御部23による制限運転制御との運転制御切り替えを行うようになっている。
次に、上記の制御動作を、フローチャートを用いて説明する。図2は、図1中の制限運転判定部24と運転制御切替部25との概略制御動作を示すフローチャートである。制御装置20の制限運転判定部24は、制御入出力部21を介して、同期モータ12の実状態量(本例では実測される電圧値や電流値)を取得する(ステップS1)。次に制限運転判定部24は、ステップS1で検出した実状態量に基づく最大回転数(制限値)を算出する(ステップS2)。
そして、図3に示す関係より、算出した最大回転数が所定の閾値回転数を上回っているか否かを判定して、制限運転が必要か否かを判断する(ステップS3)。図3は、予め調べた電源からの入力電圧に対する最大回転数の関係から、運転制御切替判定を行う例を示すグラフである。
算出した最大回転数が所定の閾値回転数を上回っていて、制限運転の必要がなければ通常運転制御(ステップS4)とし、算出した最大回転数が所定の閾値回転数を下回っていて、制限運転が必要であれば制限運転制御(ステップS5)とするものである。すなわち、制限運転判定部24では、前記状態量から最大回転数を算出して、制限運転が必要か否かを判定している。
ここで、ステップS3が本実施形態における制限運転判定ステップ、ステップS3〜5が本実施形態における運転制御切替ステップ、ステップS4が本実施形態における通常運転制御ステップ、ステップS5が本実施形態における制限運転制御ステップである。なお、上記のステップS1〜5は、同期モータ12が運転される間、常に繰り返して実行される。
次に、運転制御が切り替わるときの作動について説明する。図4は、例えば、瞬時電圧低下が生じて運転制御が切り替わるときの、入力電圧と同期モータ12の回転数との推移を示すグラフである。図4に示す例では、通常250Vある交流電源部13からの入力電圧が、落雷などの影響によって一気に100Vまで低下した場合を示している。
まず、入力電圧が通常の250Vある場合、上述のステップS2で算出される制限値としての最大回転数は、本例では8000rpmとなる。このため、制限運転判定部24で行われる上述のステップS3の判定では、所定の閾値回転数を上回っていて制限運転の必要なしとして通常運転制御部22による通常運転制御が行われている。
しかし、瞬時電圧低下で入力電圧が100Vまで低下したときには、上述のステップS2で算出される制限値としての最大回転数は、本例では2000rpmとなる。このため、制限運転判定部24で行われる上述のステップS3の判定では、所定の閾値回転数を下回っていて制限運転の必要ありとして制限運転制御部23による制限運転制御に切り替えられる。
そして、同期モータ12の最大回転数は2000rpmに下げて制限される(図4中実線で示す回転数制限ライン)。なお、本実施形態では、インバータ回路18の入力側にコンデンサ17を設けているため、そのコンデンサ17が発生するコンデンサ電圧により、実際の入力電圧は、図4中の破線のように、ある時定数に関係して低下する。実際にインバータ回路18に入力される電圧はこのコンデンサ電圧となるため、コンデンサ電圧での電圧低下ラインに合わせて駆動するのが、図4中破線の回転数制限ラインである。
しかし、実際のロータの負荷も含めた機械的な特性による回転数低下は、例えば図4中の一点鎖線のようになる。このように、電気指令に対して機械的な特性による変化が遅いため、上述したいずれの制限ラインをとったとしても、実際のロータの動きが追従できずに不安定もしくは脱調して停止する場合がある。
そこで、本実施形態では、実際のロータの負荷も含めた機械的な特性に合わせた回転数制限ラインとすることを目標としている。しかし、図4からも分るように、電圧が不足する領域が発生する。そのため、電圧が不足する分だけ電流値が跳ね上がって電流値の制限ラインに張り付いたり、急激な変化を伴うため不安定な動作になったりする場合がある。そこで、本実施形態では、電流ベクトルの位相角度を所定範囲の進み角度に制御して、位置推定に誤差が発生した場合でもできる限り回転限界を維持しつつ駆動を継続するようにしている。
まず、図5および図6は、モータ制御における座標軸を定義する図である。図5は、ステータコイルの各相(U、V、W相)の位置とα、β軸からなる固定座標との関係を示すものであり、図6は、α、β軸を基準として、ロータ磁極軸であるd軸と、そのd軸に直交するq軸とからなる回転座標を示すものである。
制限運転制御部23は、制御入出力部21から取得した検出値であるU相電流値iuおよびV相電流値ivに基づいて瞬時電流ベクトル位相を算出する。具体的には、取得したU相電流値iuおよびV相電流値ivを座標変換してステータコイルに流れる電流ベクトルiのd軸成分であるd軸電流idおよびq軸成分であるq軸電流iqを算出する。次に、図7に示す関係より、下記数式1を用いて電流位相(電流ベクトルiの位相角度)θcを算出する。
(数1)
θc=tan−1(iq/id)
そして、本実施形態において制限運転制御中は、電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御している。具体的には、位相角度θcの所定範囲として90〜150度としている。なお、この制限すべき電流ベクトルiの位相角度θcは、同期モータ12および負荷である圧縮機構11の特性によって変化するため、一意的に決定できるものではない。できる限り回転数を維持することを考えて、実際に安定駆動できる位相角度θcの範囲を予め実機調査して設定するものである。
また、電流ベクトルiの位相角度θcを制限する方法として、d軸およびq軸の電流値を用いて同じ効果が得られるようd軸およびq軸の電流値を個別に制限しても良い。つまり、ベクトル制御を実施している制御であれば、d軸およびq軸の電流値は制御で用いられているため、新たに算出する必要がないため、制御を簡単にすることができる。
次に、本実施形態の特徴と、その効果について述べる。まず、ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトルiを制御することにより、同期モータ12を運転指令に基づく回転数で運転する通常運転制御部22と、ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によってステータコイルに電圧を印加して、ステータコイルに流れる電流ベクトルiを制御することにより、同期モータ12を運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する制限運転制御部23と、
ステータコイルの電圧、電流およびこれらと関係する少なくとも1つ以上の状態量から制限運転の要否を判定する制限運転判定部24と、制限運転判定部24で制限運転が必要であると判定したときに、通常運転制御部22から制限運転制御部23へ運転制御を切り替える運転制御切替部25とを備え、制限運転制御部23にて電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御するようにしている。
これによれば、例えば、瞬時に電源電圧が低下したときであっても、電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御して回転限界を上昇させる(いわゆる弱め界磁制御で作動させる)範囲を含めて、過渡的な位置推定誤差が発生しても、ロータの機械的な特性に合った回転数制御ラインで制限回転数まで落とす、もしくは停止させることができる。これにより、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動を防ぐことができ、同期モータ12が脱調して停止するのを回避しつつ、安定して制限運転に移行する、もしくは停止させることができる。
また、制限運転制御部23では、電流ベクトルiの磁極軸方向の電流もしくは磁極軸に直交する方向の電流のいずれかの電流値を制限することで、電流ベクトルiの位相角度θcを所定範囲の進み角度に制御するようにしている。これによれば、電流ベクトルiの位相角度θcを算出しなくて良いため、計算を簡単にすることができる。
また、電流ベクトルiの位相角度θcを、所定範囲として90〜150度としている。これによれば、位置推定誤差が発生した場合においても、同期モータ12の回転限界をできる限り上昇させて回転を維持することができる。また、負荷は、ヒートポンプサイクル中に循環する冷媒を圧縮するための圧縮機構11である。これによれば、ヒートポンプサイクルの冷媒を圧縮する圧縮機構11は、サイクル中の冷媒の状態や吸入圧縮吐出サイクルに応じて負荷トルクが大きく変動し易く、回転方向においてロータに振動的な変動が発生し易い。
従って、本発明により、瞬時に電源電圧が低下したときであっても、ロータが振動的に回転するなどの不安定な作動を防ぐことができ、同期モータ12が脱調して停止するのを回避しつつ、安定して制限運転に移行する、もしくは停止させる効果は極めて大きい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図8〜10を用いて説明する。図8はdq軸座標において電流ベクトルiの位相角度θcが170度の状態、図9はdq軸座標において電流ベクトルiの位相角度θcが90度の状態を示す図である。また図10は、ロータの実位置と推定位置との誤差(軸誤差)とトルクとの関係を示す特性図である。なお、以降の各実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
図8および図9は、位置センサレス制御において、動作が不安定になるという問題が顕著に発生する特性について示している。位置センサレス制御において、入力電圧の急変のような過渡変化の状態では、ロータの実位置と推定位置とがずれて軸誤差が発生する。図10は、図8および図9で示すような電流ベクトルiの角度において、軸誤差が発生した場合にトルクに与える影響を示している。
図10を見て分るとおり、電流ベクトルiの位相角度θcが90度の場合は、軸誤差に対するトルク変化は少ないが、電流ベクトルiの位相角度θcが170度の場合は、軸誤差に対するトルク変化が大きく発生してしまう。例えば、電流ベクトルiの位相角度θc=170度において、軸誤差が0度のときと、軸誤差が30度の時とを比較すると、+1Nmが−1Nmとトルクが反転してしまう程の誤差となってしまう。
このため、電流ベクトルiの角度を所定範囲となるように制御する必要がある。本実施形態では、電流ベクトルiの位相角度θcを、所定範囲として略90度としている。これによれば、軸誤差に対するトルク変動を最小限に抑えることができる。つまり、軸誤差が発生しても、トルク誤差が大きく発生しなくなり、入力電圧が急変するような運転状態においても、できる限り安定な駆動を実現することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図11を用いて説明する。図11は、最大回転数、電流ベクトルの大きさおよび電流制限値の関係を示すマップである。上述した各実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態の制限運転判定部24は、所定の閾値と、状態量と電流ベクトルiを制御するための電流制限値との関係式もしくは関係マップとを予め持っており、状態量と閾値とを比較して制限運転が必要と判定したときに、通常運転制御部22から制限運転制御部23へ運転制御を切り替えるとともに、状態量と関係式もしくは関係マップとから電流制限値を導き出して制御するようにしている。
これによれば、実測される状態量(例えば電圧、電流、回転数など)を用いて電流制限値を算出するのに比べ、状態量に基づいて制限値を決定することにより処理を簡単にすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の実施形態では、算出した最大回転数(制限値)が所定の閾値回転数を上回っているか否かで通常運転制御か制限運転制御かを判定しているが、制御入出力部21からの状態量より得られる運転状態から、通常運転制御か制限運転制御かを判定しても良い。
つまり、運転状態の判定は、電圧や電流およびそれら状態変数と関係する少なくとも1つ以上の情報を用いて行い、回転数制限値やそれと関係する値を算出し、回転数制限値やそれと関係する値は、同期モータの電圧方程式やそれを簡略化した式より算出しても良い。
また、上述の実施形態では、図7に示したように、ロータの回転方向を反時計回り方向とした場合について説明したが、図12に示すように、ロータの回転方向が時計回り方向の場合であっても良いことはもちろんである。また、上述の実施形態では、同期モータ12は4極3相モータであったが、極数および相数はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、同期モータ12が駆動する圧縮機構11のタイプについて説明を省略したが、ロータリ型、ピストン型、スクロール型などの各種の圧縮機構を採用することができる。ロータリ型の圧縮機構を採用した場合には、ロータリ型の圧縮機構は駆動時のトルク変動が比較的大きいので、本発明の運転制御切り替えを適用して特に有効である。
また、上述の実施形態では、同期モータ12は、二酸化炭素を冷媒とするヒートポンプサイクルの圧縮機構11を駆動するモータであったが、これに限定されるものではない。冷媒が二酸化炭素以外のヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)の圧縮機モータであっても良いし、負荷は圧縮機構ではなくポンプ機構などであっても良い。位置センサを用いることなく同期モータを運転制御する場合に、本発明は広く適用して有効である。
本発明の第1実施形態における電動圧縮機10の駆動回路と、制御装置20の概略構成を示すブロック図である。 図1中の電圧低下判定部24と運転制御切替部25との概略制御動作を示すフローチャートである。 予め調べた電源からの入力電圧に対する最大回転数の関係から、運転制御切替判定を行う例を示すグラフである。 瞬時電圧低下が生じて運転制御が切り替わるときの、入力電圧と同期モータ12の回転数との推移を示すグラフである。 ステータコイルの各相(U、V、W相)の位置とα、β軸からなる固定座標との関係を定義する図である。 α、β軸を基準として、ロータ磁極軸であるd軸と、d軸に直交するq軸とからなる回転座標を定義する図である。 電流ベクトルiの位相角度θcと、d軸電流idおよびq軸電流iqとの関係を示す図である。 dq軸座標において電流ベクトルiの位相角度θcが170度の状態を示す図である。 dq軸座標において電流ベクトルiの位相角度θcが90度の状態を示す図である。 ロータの実位置と推定位置との誤差(軸誤差)とトルクとの関係を示す特性図である。 最大回転数、電流ベクトルの大きさおよび電流制限値の関係を示すマップである。 他の実施形態における運転制御切り替えを行う際の電流ベクトルiの状態を説明する図である。
符号の説明
11…圧縮機構(負荷)
12…同期モータ
22…通常運転制御部(通常運転制御手段)
23…制限運転制御部(制限運転制御手段)
24…制限運転判定部(制限運転判定手段)
25…運転制御切替部(運転制御切替手段)
i…電流ベクトル
θc…位相角度

Claims (12)

  1. ロータの位置を検出するための位置センサを用いることなく、複数相からなるステータコイルに印加する電圧指令を出力して、負荷(11)を駆動するための同期モータ(12)を運転制御する同期モータの制御方法であって、
    前記ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によって前記ステータコイルに電圧を印加して、前記ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、前記同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数で運転する通常運転制御ステップ(S4)と、
    前記ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によって前記ステータコイルに電圧を印加して、前記ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、前記同期モータ(12)を前記運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する制限運転制御ステップ(S5)と、
    前記ステータコイルの電圧、電流およびこれらと関係する少なくとも1つ以上の状態量から制限運転の要否を判定する制限運転判定ステップ(S3)と、
    前記制限運転判定ステップ(S3)で制限運転が必要と判定したときに、前記通常運転制御ステップ(S4)から前記制限運転制御ステップ(S5)へ運転制御を切り替える運転制御切替ステップ(S3〜S5)とを備え、
    前記制限運転制御ステップ(S5)にて前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴とする同期モータの制御方法。
  2. 前記制限運転判定ステップ(S3)は、所定の閾値と、前記状態量と前記電流ベクトル(i)を制御するための電流制限値との関係式もしくは関係マップとを予め持っており、
    前記状態量と前記閾値とを比較して制限運転が必要と判定したときに、前記通常運転制御ステップ(S4)から前記制限運転制御ステップ(S5)へ運転制御を切り替えるとともに、
    前記状態量と前記関係式もしくは関係マップとから前記電流制限値を導き出して制御することを特徴とする請求項1に記載の同期モータの制御方法。
  3. 前記制限運転制御ステップ(S5)では、前記電流ベクトル(i)の磁極軸方向の電流もしくは前記磁極軸に直交する方向の電流のいずれかの電流値を制限することで、前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の同期モータの制御方法。
  4. 前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、前記所定範囲として90〜150度としていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の同期モータの制御方法。
  5. 前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、前記所定範囲として略90度としていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の同期モータの制御方法。
  6. 前記負荷(11)は、ヒートポンプサイクル中に循環する冷媒を圧縮するための圧縮機構(11)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の同期モータの制御方法。
  7. ロータの位置を検出するための位置センサを用いることなく、複数相からなるステータコイルに印加する電圧指令を出力して、負荷(11)を駆動するための同期モータ(12)を運転制御する同期モータの制御装置であって、
    前記ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によって前記ステータコイルに電圧を印加して、前記ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、前記同期モータ(12)を運転指令に基づく回転数で運転する通常運転制御手段(22)と、
    前記ロータの推定位置に基づく電圧振幅および電圧位相指令によって前記ステータコイルに電圧を印加して、前記ステータコイルに流れる電流ベクトル(i)を制御することにより、前記同期モータ(12)を前記運転指令に基づく回転数よりも低い回転数に制限して運転する制限運転制御手段(23)と、
    前記ステータコイルの電圧、電流およびこれらと関係する少なくとも1つ以上の状態量から制限運転の要否を判定する制限運転判定手段(24)と、
    前記制限運転判定手段(24)で制限運転が必要と判定したときに、前記通常運転制御手段(22)から前記制限運転制御手段(23)へ運転制御を切り替える運転制御切替手段(25)とを備え、
    前記制限運転制御手段(23)にて前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴とする同期モータの制御装置。
  8. 前記制限運転判定手段(24)は、所定の閾値と、前記状態量と前記電流ベクトル(i)を制御するための電流制限値との関係式もしくは関係マップとを予め持っており、
    前記状態量と前記閾値とを比較して制限運転が必要と判定したときに、前記通常運転制御手段(22)から前記制限運転制御手段(23)へ運転制御を切り替えるとともに、
    前記状態量と前記関係式もしくは関係マップとから前記電流制限値を導き出して制御することを特徴とする請求項7に記載の同期モータの制御装置。
  9. 前記制限運転制御手段(23)では、前記電流ベクトル(i)の磁極軸方向の電流もしくは前記磁極軸に直交する方向の電流のいずれかの電流値を制限することで、前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を所定範囲の進み角度に制御することを特徴とする請求項7または8に記載の同期モータの制御装置。
  10. 前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、前記所定範囲として90〜150度としていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の同期モータの制御装置。
  11. 前記電流ベクトル(i)の位相角度(θc)を、前記所定範囲として略90度としていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の同期モータの制御装置。
  12. 前記負荷(11)は、ヒートポンプサイクル中に循環する冷媒を圧縮するための圧縮機構(11)であることを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載の同期モータの制御装置。
JP2007331259A 2007-12-24 2007-12-24 同期モータの制御方法および制御装置 Expired - Fee Related JP5194779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331259A JP5194779B2 (ja) 2007-12-24 2007-12-24 同期モータの制御方法および制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007331259A JP5194779B2 (ja) 2007-12-24 2007-12-24 同期モータの制御方法および制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009153355A true JP2009153355A (ja) 2009-07-09
JP5194779B2 JP5194779B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=40921788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007331259A Expired - Fee Related JP5194779B2 (ja) 2007-12-24 2007-12-24 同期モータの制御方法および制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5194779B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013102999A1 (ja) * 2012-01-04 2013-07-11 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機および冷凍機
WO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07308110A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機の施肥装置
JP2000354396A (ja) * 1999-06-08 2000-12-19 Toshiba Corp 交流電動機駆動システム
JP2003135883A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機のモータ駆動装置
JP2003164190A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置及びモータ回転子位置検出方法
JP2004202092A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07308110A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機の施肥装置
JP2000354396A (ja) * 1999-06-08 2000-12-19 Toshiba Corp 交流電動機駆動システム
JP2003135883A (ja) * 2001-10-31 2003-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機のモータ駆動装置
JP2003164190A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd モータ駆動装置及びモータ回転子位置検出方法
JP2004202092A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013102999A1 (ja) * 2012-01-04 2013-07-11 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機および冷凍機
CN104024765A (zh) * 2012-01-04 2014-09-03 三菱电机株式会社 热泵装置、空调机以及制冷机
CN104024765B (zh) * 2012-01-04 2016-09-07 三菱电机株式会社 热泵装置、空调机以及制冷机
US10605500B2 (en) 2012-01-04 2020-03-31 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump device, air conditioner, and freezer
WO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機
JPWO2014049867A1 (ja) * 2012-09-28 2016-08-22 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置、空気調和機及び冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5194779B2 (ja) 2013-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5838038B2 (ja) モータ制御装置
JP6868772B2 (ja) モータ制御装置およびモータ制御方法
JP3684203B2 (ja) モータ制御装置
JP4566100B2 (ja) 電動機の駆動装置
JP2003079183A (ja) 同期電動機の脱調検出装置及び同期電動機の脱調検出方法及び密閉形圧縮機の駆動装置及びファンモータの駆動装置
US9692340B2 (en) Variable torque angle for electric motor
JP4864455B2 (ja) インバータ装置
JP6463966B2 (ja) モータ駆動装置およびモータ駆動用モジュール並びに冷凍機器
JP5194779B2 (ja) 同期モータの制御方法および制御装置
JP2006054930A (ja) 同期モータの制御装置
JP2007282367A (ja) モータ駆動制御装置
JP6410939B2 (ja) モータ制御装置、圧縮機、及び空気調和機
JP2010130844A (ja) 圧縮機モータの駆動装置及びインバータの制御方法
JP4230443B2 (ja) 同期電動機の駆動装置
JP4281376B2 (ja) 電動機の駆動装置
JP2020014266A (ja) 電動機の制御装置
US20150188472A1 (en) Method for controlling a synchronous reluctance electric motor
JP5161543B2 (ja) ブラシレスdcモータの駆動方法
JP2019068515A (ja) モータ制御装置
JP7206679B2 (ja) 電気モータの駆動装置および電動ポンプ装置
JP2009254191A (ja) モータ制御装置、圧縮装置、冷凍装置および空調装置
JP5125167B2 (ja) 同期モータの制御方法および制御装置
JP5092572B2 (ja) 永久磁石形同期電動機の制御装置
JP2008167553A (ja) 同期モータの制御方法および制御装置
JP6520111B2 (ja) ロック検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5194779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees