JP4864455B2 - インバータ装置 - Google Patents

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本発明は、周期的なトルク変動を生ずるコンプレッサを負荷とする永久磁石モータを駆動するインバータ装置に関する。
近年、永久磁石モータは、その効率の優秀性から家電機器、産業機器、情報機器などに使用されており、家電機器にあっては、エアコンや冷蔵庫などに搭載されているシングルロータリーコンプレッサやレシプロコンプレッサの駆動用として広く採用されている。また、インバータ装置は、永久磁石モータの効率および制御性を一層高めるため、ロータに設けられた永久磁石の磁束方向成分(d軸)とこれに直交するトルク方向成分(q軸)とに電流を分離して独立に制御するいわゆるベクトル制御を採用するようになっている。
さらに、コンプレッサのように高温、高圧の環境下に永久磁石モータが配置される場合には、ホールセンサなどの位置センサを設けることができないため、いわゆるセンサレス駆動が採用されている。このセンサレス駆動におけるロータの回転位置(ロータ位置)は、d軸電流およびq軸電流に基づいて永久磁石モータの誘起電圧を演算することにより推定されている(特許文献1〜3参照)。
特開2004−242430号公報 特開2004−096977号公報 特開2003−199390号公報
回転によりコンプレッサのトルクが周期的に変化すると、それに伴って回転速度も変化する。一方、位置推定手段は、例えば誘起電圧推定値を比例積分器に入力して回転速度を算出し、それを積分器に入力してロータ位置を求めている。こうした遅れ要素を有する位置推定手段は、1回転内の速度変化に対応したロータ位置を高精度に検出することが難しく、平均的に見れば実際のロータ位置に一致するものの1回転内で見ると速度変化に応じて位相がずれてしまう。その結果、実際のロータ位置と推定したロータ位置との間に差が生じ、モータの誘起電圧と電流との位相がずれるため、モータ効率が低下してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、コンプレッサを負荷とする永久磁石モータをセンサレスにより効率よく駆動することができるインバータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
周期的なトルク変動を生ずるコンプレッサを負荷とする永久磁石モータを駆動するインバータ装置において、
前記永久磁石モータのロータに設けられた永久磁石の磁束方向成分であるd軸電流とこれに直交するトルク方向成分であるq軸電流とを検出する電流検出手段と、
この電流検出手段により検出された電流を用いて前記ロータの回転速度を推定する回転速度推定手段および回転位置を推定する位置推定手段と、
この位置推定手段により推定されたロータの回転位置とともに、前記回転速度推定手段により推定された回転速度と前記電流検出手段により検出されたq軸電流と電圧指令の電圧利用率の何れか1つまたは複数の要素に応じて、予めデータ化または関数化された補正電流の参照または関数演算により、回転位置に対する負荷トルクの大きさと当該負荷トルクの大きさに対する回転位置の位相ずれの特性に基づくd軸電流指令を生成するd軸電流指令生成手段と、
前記d軸電流指令と前記電流検出手段により検出されたd軸電流とが一致するとともにq軸電流指令と前記電流検出手段により検出されたq軸電流とが一致するように前記永久磁石モータへの印加電圧を制御する電流制御手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、その時々のロータの回転位置におけるコンプレッサのトルクに対応させてd軸電流を周期的に変化させることにより、電流位相の進み/遅れを制御可能となる。すなわち、d軸電流を正側に増大すると電流位相が遅れ、負側に増大すると電流位相が進む。トルクの周期的な変動パターンに応じて、位置推定手段が推定したロータの回転位置と実際のロータの回転位置とのずれ(位相差)は予め予測できるため、それに合わせて上記電流位相を制御することにより誘起電圧と電流の位相を一致させることができる。
本発明のインバータ装置によれば、回転に伴う周期的なトルク変動が存在しても、永久磁石モータの誘起電圧と電流の位相を常に一致させることができるので、モータ効率を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、インバータシステムの電気的構成を示している。インバータ装置1は、コンプレッサ2に組み込まれた4極の永久磁石モータ3(以下、モータ3と称す)をいわゆるセンサレスベクトル制御により駆動するものである。コンプレッサ2は、エアコンや冷蔵庫などに搭載されているシングルロータリーコンプレッサまたはレシプロコンプレッサであって、回転に伴い周期的なトルク変動を生じる(図2参照)。
インバータ装置1は、主回路を構成するインバータ4と、DSP(Digital Signal Processor)やRISC(Reduced Instruction Set Computer)などの高速演算プロセッサ(マイクロコンピュータ)からなる制御部5とから構成されている。制御部5を構成するプロセッサは、メモリ、A/D変換器7(後述)、タイマ、通信機能などがワンチップ化されたものであり、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリから制御プログラムを順次読み出して実行するようになっている。その制御周期は、例えばPWM周期に等しく設定されている。
インバータ4は、IGBTなどのスイッチング素子を3相ブリッジ接続してなる周知の電圧形3相インバータとして構成されている。インバータ4とモータ3との間には、U相、V相、W相の電流Iu、Iv、Iwを検出するためのホールCTからなる電流検出器6u、6v、6wが設けられている。3相分の電流検出器6u〜6wのうち1相分については省略可能である。
続いて、制御部5の具体的な構成を説明する。ここに示す構成は、上述したようにA/D変換器7などの一部構成を除いてソフトウェア処理により実現されている。
A/D変換器7は、電流Iu、Iv、Iwを所定分解能でA/D変換し、3相/2相変換器8は、3相の電流Iu、Iv、Iwを等価的に2相の電流Iα、Iβに変換するものである。また、回転座標変換器9は、推定したロータの回転位置θ(ロータ位置θ)を用いて、固定座標上の電流Iα、Iβを回転座標(dq座標)上の電流Id、Iqに回転座標変換する。これら電流検出器6u〜6w、A/D変換器7、3相/2相変換器8および回転座標変換器9により電流検出部10(電流検出手段に相当)が構成されている。
位置推定部11(位置推定手段、回転速度推定手段に相当)は、後述する電圧指令Vd(必要に応じてさらに電圧指令Vq)と検出した電流Id、Iqを入力し、モータ3の誘起電圧Ed(必要に応じてさらに誘起電圧Eq)を求めることによりロータの回転速度ωと回転位置θを推定演算する。不揮発性メモリには、予めモータ3の定数であるステータ巻線のインダクタンスLd、Lqと抵抗Rが記憶されている。以下に、位置推定部11が実行する2つの異なる推定演算例を示す。
[第1の推定演算例]
位置推定部11は、永久磁石の作る磁束によってステータ巻線に生ずるd軸誘起電圧Edを次の(1)式により計算する。ここで、pは微分演算子である。
Ed=Vd−R・Id−Ld・pId+ω・Lq・Iq …(1)
求めたd軸誘起電圧Edを比例積分器に入力し、次の(2)式で計算される値を推定した回転速度ωとする。ここで、G1、G2はゲイン定数である。
ω=−G1・Ed−G2・∫Ed・dt …(2)
回転位置θは、上記回転速度ωを積分器で積分して次の(3)式のように求める。
θ=∫ω・dt …(3)
[第2の推定演算例]
位置推定部11は、永久磁石の作る磁束によってステータ巻線に生ずるd軸誘起電圧Ed、q軸誘起電圧Eqを次の(4)式、(5)式により計算する。
Ed=Vd−R・Id−Ld・pId+ω・Lq・Iq …(4)
Eq=Vq−ω・Ld・Id−R・Iq−Lq・pIq …(5)
求めたd軸誘起電圧Edとq軸誘起電圧Eqを比例積分器に入力し、次の(6)式で計算される値を推定した回転速度ωとする。
ω=G1・Eq−G2・Ed …(6)
回転位置θは、上述した(3)式と同様に求める。
補正電流生成部12(d軸電流指令生成手段に相当)は、ロータの回転位置θにおけるコンプレッサ2のトルクに対応したd軸の補正電流Icを生成するもので、回転位置θの他に、回転速度ωとq軸電流Iqと電圧指令Vu、Vv、Vwの電圧利用率αの中の何れか1つまたは複数の要素に応じて補正電流Icを決定するようになっている。スイッチ13(切替手段に相当)は、ゼロ値と上記補正電流Icの何れか一方を選択してd軸電流指令Idrefを出力するもので、後述するように起動時と加減速時にはゼロ値を選択し、その他の時には補正電流Icを選択するようになっている。
速度制御部14は、減算器15とPI制御器16とから構成されている。減算器15は、回転速度指令ωrefから回転速度ωを減算して速度偏差Δωを出力し、PI制御器16は、その速度偏差Δωを入力してPI演算しq軸電流指令Iqrefを出力するようになっている。
電流制御部17(電流制御手段に相当)は、減算器18、19とPI制御器20、21とから構成されている。減算器18は、d軸電流指令Idrefからd軸電流Idを減算してd軸電流偏差ΔIdを出力し、PI制御器20は、d軸電流偏差ΔIdを入力してPI演算によりd軸電圧指令Vdを出力するようになっている。同様に、減算器19は、q軸電流指令Iqrefからq軸電流Iqを減算してq軸電流偏差ΔIqを出力し、PI制御器21は、q軸電流偏差ΔIqを入力してPI演算によりq軸電圧指令Vqを出力するようになっている。
回転座標変換器22は、推定したロータの回転位置θを用いて、回転座標上の電圧指令Vd、Vqを固定座標上の電圧指令Vα、Vβに回転座標変換する。電圧生成部23は、いわゆる空間ベクトル法により、6つの基本ベクトルと2つのゼロベクトルとを選択して実効的に電圧指令Vα、Vβと等価な電圧指令Vu、Vv、Vwの組み合わせを決定するものである。PWM信号形成部24は、上記電圧指令Vu、Vv、Vwの組み合わせに基づいて、インバータ4を構成するスイッチング素子に対するPWM信号を出力する。
次に、本実施形態の作用について図2ないし図4も参照しながら説明する。
位置推定部11は、演算に用いるモータ定数とモータ3のモータ定数とが一致しており、一定速度、一定トルクの場合には、ロータの回転速度ωと回転位置θを正確に推定することができる。これに対し、回転速度やトルクが大きく変動する場合には、位置推定部11内部の比例積分器の動作などに起因して推定誤差が生じる。
図2は、コンプレッサ2のトルク(以下、負荷トルクという)、モータ3の実回転速度およびモータ電流(例えばU相電流Iu)の波形を示している。負荷トルクは、1回転を単位として周期的に大きく変化し、これに伴って回転速度も変化する。こうしたトルク変動があると、上述したように位置推定部11において周期的な推定誤差が生じる。
図3は、1回転におけるモータ電流、ロータの実際の回転位置および推定した回転位置θの波形を示している。図中に示す0deg(=720deg:電気角)では回転位置θの誤差はほぼ0となるが、半回転の位置360deg(電気角)付近では回転位置θの位相が遅れていることが分かる。従って、従来構成のように回転位置θをそのまま用いて制御すると、制御部5における回転座標にずれが生じ、誘起電圧と電流との位相がずれて効率の低下を招く虞がある。
そこで、補正電流生成部12は、補正電流Icを生成し、スイッチ13を介して補正電流Icをd軸電流指令Idrefとする。この場合、回転位置θに対する負荷トルクの大きさと、負荷トルクの大きさに対する回転位置θの位相ずれの特性とに基づいて、回転位置θに対する補正電流Icを決定する。
図3に示すように回転位置θの位相が遅れるときには、制御部5内においてその遅れ位相分だけ電流位相を進める必要があり、補正電流Ic(d軸電流指令Idref)を負に設定する。これにより、制御上用いる回転位置θに位相遅れが存在しても、d軸電流指令Idrefとq軸電流指令Iqrefとから定まる電流指令Irefがその分だけ進み位相となる。逆に回転位置θの位相が進み方向にずれるときには、その進み位相分だけ電流位相を遅らせる必要があり、補正電流Ic(d軸電流指令Idref)を正に設定すればよい。
コンプレッサ2の特性上、1回転の間のトルクの変動パターンはほぼ一定している。また、回転速度が高くなると、負荷トルクおよびq軸電流が増加する特性がある。そこで、ロータの回転位置と回転速度に対応させて補正電流Icをデータ化または関数化しておき、それを予めメモリに記憶しておく。そして、補正電流生成部12は、d軸電流指令生成処理手順が記載された制御プログラムに従って、推定した回転位置θと回転速度ωに対応したテーブル参照によりまたは関数演算により補正電流Icを求めて出力する。
また、これに替えてロータの回転位置とq軸電流(q軸電流指令でもよい)に対応させて補正電流Icをデータ化または関数化しておき、回転位置θとq軸電流Iqに対応したテーブル参照によりまたは関数演算により補正電流Icを求めて出力してもよい。さらに、精度を上げるため、ロータの回転位置と回転速度とq軸電流に対応させて補正電流Icをデータ化または関数化しておき、回転位置θと回転速度ωとq軸電流Iqに対応したテーブル参照によりまたは関数演算により補正電流Icを求めて出力してもよい。
その他、ロータの回転位置と回転速度と電圧利用率に対応させて補正電流Icをデータ化または関数化しておき、回転位置θと回転速度ωと電圧利用率αに対応したテーブル参照によりまたは関数演算により補正電流Icを求めて出力してもよい。ここで、電圧利用率αとは、電圧指令Vu、Vv、Vwと出力可能な最大電圧Vumax、Vvmax、Vwmaxとの比である。
図4は、回転位置θの位相ずれの影響を説明するための波形図である。図中に示す「A」〜「E」は、それぞれU相における以下の物理量を表している。
「A」:モータ3の実際の誘起電圧Eu
「B」:従来構成のインバータ装置を用いた場合のモータ電流IuA
「C」:本実施形態のインバータ装置1を用いた場合のモータ電流IuB
「D」:誘起電圧Eu×モータ電流IuA(発生トルクに相当)
「E」:誘起電圧Eu×モータ電流IuB(発生トルクに相当)
この図4では、図3に示す波形を模式化して表すために、電気角で初めの1周期(0〜360deg)では負荷トルクが小さく回転速度がやや高く、電気角で後の1周期(360〜720deg)では負荷トルクが大きく回転速度がやや低くなっている状態を示している。横軸は、推定した回転位置θ[deg]を示している。上述したように、回転位置θは、360deg付近で誘起電圧Euに対する位相遅れが最大になっている。
従来構成のインバータ装置を用いると、誘起電圧Euとモータ電流IuAとの積は「D」に示すようになり、180deg、360deg、540deg付近において発生トルクが一時的に負になる。これに対し、本実施形態のインバータ装置1を用いると、誘起電圧Euとモータ電流IuBとの位相が一致するので、発生トルクは常に正になる。また、誘起電圧Euとモータ電流IuA(IuB)との積も、本実施形態のインバータ装置1の方が大きくなることが分かる。
この制御は、定常運転時には有効であるが、始動時など回転速度が低い時や回転速度の変化率が大きい加減速時には制御系が不安定になる虞がある。そこで、スイッチ13を設け、始動時、加減速時または効率向上効果を望めない時にはd軸電流指令Idrefを0とし、安定運転時または効率向上効果が大きい時には補正電流Icをd軸電流指令Idrefとする。これにより、安定動作を保証しながらモータ効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態のインバータ装置1は、モータ3のロータの回転速度ωと回転位置θとを推定する位置推定部11を備えており、磁束方向成分であるd軸電流とこれに直交するトルク方向成分であるq軸電流とを独立して制御する。モータ3はコンプレッサ2に組み込まれているので、その周期的なトルク変動により回転位置θに位相誤差が生じる。
これに対し、補正電流生成部12は、補正電流Icを生成してそれをd軸電流指令Idrefとするので、電流指令Irefの位相の進み/遅れを制御可能となる。その結果、トルク変動が存在しても、モータ3の誘起電圧と電流の位相を常に一致させることができ、モータ効率を高めることができる。また、始動時、加減速時などにあってはd軸電流指令Idrefを0とするので、制御系を安定に保つことができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
電流の検出には、ホールCTからなる電流検出器6に限られない。インバータ4の図示しない各相ブリッジの下側スイッチング素子と直流母線の負側との間にシャント抵抗を配置し、このシャント抵抗に流れる電流を検出してもよい。
位置推定部11による回転速度ωと回転位置θの推定演算は、上述した第1、第2の推定演算に限られない。上記制御は、周期的なトルク変動により推定誤差が生じ得る位置推定部に対し広く適用できる。
補正電流生成部12は、モータ3の誘起電圧と電流の位相を常に一致させるのに必要且つ十分な補正電流Icを生成することが好ましいが、制御系が不安定になる場合などには、やや小さい補正電流Icを生成するように構成してもよい。これは、制御系として回転速度ω、q軸電流Iq、電圧利用率αから補正電流Icを得る際のゲインを下げることと等価である。
本発明の一実施形態を示すインバータシステムの電気的構成図 コンプレッサのトルク波形、モータの実回転速度およびモータ電流波形を示す図 モータ電流波形、ロータの実際の回転位置および推定した回転位置を示す図 回転位置の位相ずれの影響を説明するための波形図
符号の説明
図面中、1はインバータ装置、2はコンプレッサ、3は永久磁石モータ、10は電流検出部(電流検出手段)、11は位置推定部(位置推定手段、回転速度推定手段)、12は補正電流生成部(d軸電流指令生成手段)、13はスイッチ(切替手段)、17は電流制御部(電流制御手段)である。

Claims (2)

  1. 周期的なトルク変動を生ずるコンプレッサを負荷とする永久磁石モータを駆動するインバータ装置において、
    前記永久磁石モータのロータに設けられた永久磁石の磁束方向成分であるd軸電流とこれに直交するトルク方向成分であるq軸電流とを検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段により検出された電流を用いて前記ロータの回転速度を推定する回転速度推定手段および回転位置を推定する位置推定手段と、
    この位置推定手段により推定されたロータの回転位置とともに、前記回転速度推定手段により推定された回転速度と前記電流検出手段により検出されたq軸電流と電圧指令の電圧利用率の何れか1つまたは複数の要素に応じて、予めデータ化または関数化された補正電流の参照または関数演算により、回転位置に対する負荷トルクの大きさと当該負荷トルクの大きさに対する回転位置の位相ずれの特性に基づくd軸電流指令を生成するd軸電流指令生成手段と、
    前記d軸電流指令と前記電流検出手段により検出されたd軸電流とが一致するとともにq軸電流指令と前記電流検出手段により検出されたq軸電流とが一致するように前記永久磁石モータへの印加電圧を制御する電流制御手段とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 始動時において、前記d軸電流指令を前記d軸電流指令生成手段により生成される値からゼロ値に切り替える切替手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
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