JP7082369B2 - 電動機の駆動装置 - Google Patents
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Description
一態様では、前記ベクトル制御部は、複数のローパスフィルタをさらに備え、前記複数のローパスフィルタは、前記出力電圧決定部と出力電圧/角度算出部との間、または前記回転/静止座標変換部と前記出力電圧決定部との間に配置されていることを特徴とする。
一態様では、前記ベクトル制御部は、電圧送信セレクタをさらに備え、前記電圧送信セレクタは、前記出力電圧/角度算出部と位相補正量決定部との間に配置されており、前記更新停止信号を受けると、前記出力電圧/角度算出部から前記位相補正量決定部への、前記インバータの出力電圧の送信を遮断するように構成されていることを特徴とする。
一態様では、前記ベクトル制御部は、位相送信セレクタをさらに備え、前記位相送信セレクタは、前記出力電圧/角度算出部と前記速度演算部および前記位相補正部との間に配置されており、前記更新停止信号を受けると、前記出力電圧/角度算出部から前記速度演算部および前記位相補正部への、前記ロータの位相の送信を遮断するように構成されていることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る駆動装置を示すブロック図である。この駆動装置は、電動機としてのモータMを駆動するインバータ装置(電力変換装置)であり、図1に示すようにインバータ10およびベクトル制御部11を含む複数の要素から構成されている。すなわち、駆動装置は、モータMに供給される電圧を生成するインバータ10と、インバータ10への電圧指令値を決定するベクトル制御部11と、インバータ10からモータMに供給される電流を検出する電流検出器(電流計)12とを備えている。
Vt_d=√(Vα_d2+Vβ_d2) (1)
θ=tan-1(Vα_d/Vβ_d) (2)
dq回転座標系において、ロータの永久磁石による磁束の方向をd軸とし、d軸に直交する軸をq軸とすると、モータMの等価回路は図3(a)および図3(b)に示すようになる。図3(a)および図3(b)において、Rは巻線抵抗を表し、Ldはd軸方向のインダクタンスを表し、Lqはq軸方向のインダクタンスを表し、ωは角速度を表し、Eは誘起電圧を表している。
Vd=Id・R+pLdId-ωLqIq (3)
Vq=Iq・R+pLqIq+ωLdId+E (4)
ここで、pは時間微分(d/dt)を表す。図3(a)および図3(b)に示す記号jは虚数単位を表している。干渉成分jωLqIq,jωLdIdをdq軸(モータ軸)上に表すと、ベクトルの方向が変換されて記号jがとれるので、記号jは式(3)および式(4)は表されていない。なお、式(3)および式(4)において、誘起電圧Eは、角速度ωと永久磁石による鎖交磁束Ψとの積である。
Vt_d(→)=Vd(→)+Vq(→) (5)
Vt_d=Id・R+pLdId-ωLqIq
+Iq・R+pLqIq+ωLdId+ωΨ (6)
ただし、記号(→)はベクトルを表している。
Vt_d=Id・R-ωLqIq+Iq・R+ωLdId+ωΨ
=Id・R+Iq・R+ω(LdId-LqIq+Ψ) (7)
と表される。
さらに、ベクトルIoutは、ベクトルIdとベクトルIqとの合成であるので、上記式(7)は、
Vt_d=Iout・R+ω(LdId-LqIq+Ψ) (8)
と表される。
図4に示す状態においては、Id=0であるので、Iq=Ioutとなる。したがって、式(8)は次のように表される。
Vout=Iq・R-ωLqIq+ωΨ (9)
図7は、本発明の他の実施形態に係る駆動装置を示すブロック図である。この駆動装置は、電動機としてのモータMを駆動するインバータ装置(電力変換装置)であり、図7に示すようにインバータ10およびベクトル制御部11を含む複数の要素から構成されている。すなわち、駆動装置は、モータMに供給される電圧を生成するインバータ10と、インバータ10への電圧指令値を決定するベクトル制御部11と、インバータ10からモータMに供給される電流を検出する電流検出器(電流計)12とを備えている。
I_Err=√(Iα_err2+Iβ_err2) (10)
11 ベクトル制御部
12 電流検出器
17 3/2相変換部
18 出力電圧決定部
21a,21b,22a,22b ローパスフィルタ
22 出力電圧/角度算出部
25a 電圧送信セレクタ
25b 位相送信セレクタ
26 速度演算部
27 目標出力電圧決定部
31 電圧変動検出部
32 位相補正量決定部
33 位相補正部
35 回転/静止座標変換部
36 2/3相変換部
38 目標トルク電流決定部
39 目標磁化電流決定部
40a 過渡状態検出部
40b 第1の偏差検出部
40c 第2の偏差検出部
Claims (6)
- インバータと、該インバータの出力電流を検出する電流検出器と、該インバータへの電圧指令値を決定するベクトル制御部とを備えた電動機の駆動装置であって、
前記ベクトル制御部は、
前記電流検出器により検出された三相電流を二相電流に変換する3/2相変換部と、
静止座標系上の二相電流指令値と前記3/2相変換部によって変換された静止座標系上の前記二相電流との偏差に基づいて指令電圧ベクトルを決定する出力電圧決定部と、
前記指令電圧ベクトルから前記インバータの出力電圧と前記電動機のロータの位相を算出する出力電圧/角度算出部と、
前記ロータの位相から前記ロータの角速度を算出する速度演算部と、
前記ロータの角速度から目標出力電圧値を決定する目標出力電圧決定部と、
前記目標出力電圧値と前記インバータの出力電圧との偏差に基づいて位相補正量を決定する位相補正量決定部と、
前記ロータの位相に前記位相補正量を加算して前記ロータの位相を補正する位相補正部と、
前記インバータの出力電圧の変動量が変動電圧しきい値よりも大きいときに、更新停止信号を出力する電圧変動検出部と、
回転座標系上の磁化電流指令値を決定する目標磁化電流決定部と、
前記ロータの角速度と角速度指令値との偏差に基づいて回転座標系上のトルク電流指令値を決定する目標トルク電流決定部と、
前記磁化電流指令値および前記トルク電流指令値を、前記補正されたロータの位相に基づいて、静止座標系上の二相電流指令値に変換する回転/静止座標変換部と、
前記指令電圧ベクトルを三相電圧指令値に変換する2/3相変換部とを備えていることを特徴とする駆動装置。 - インバータと、該インバータの出力電流を検出する電流検出器と、該インバータへの電圧指令値を決定するベクトル制御部とを備えた電動機の駆動装置であって、
前記ベクトル制御部は、
前記電流検出器により検出された三相電流を二相電流に変換する3/2相変換部と、
静止座標系上の二相電流指令値と前記3/2相変換部によって変換された静止座標系上の前記二相電流との偏差に基づいて指令電圧ベクトルを決定する出力電圧決定部と、
前記指令電圧ベクトルから前記インバータの出力電圧と前記電動機のロータの位相を算出する出力電圧/角度算出部と、
前記ロータの位相から前記ロータの角速度を算出する速度演算部と、
前記ロータの角速度から目標出力電圧値を決定する目標出力電圧決定部と、
前記目標出力電圧値と前記インバータの出力電圧との偏差に基づいて位相補正量を決定する位相補正量決定部と、
前記ロータの位相に前記位相補正量を加算して前記ロータの位相を補正する位相補正部と、
前記二相電流指令値と、対応する前記二相電流との偏差である第1の偏差および第2の偏差をそれぞれを検出する第1の偏差検出部および第2の偏差検出部と、
前記第1の偏差と前記第2の偏差から偏差指標値を算出し、前記偏差指標値が変動偏差しきい値よりも大きいときに、更新停止信号を出力する過渡状態検出部と、
回転座標系上の磁化電流指令値を決定する目標磁化電流決定部と、
前記ロータの角速度と角速度指令値との偏差に基づいて回転座標系上のトルク電流指令値を決定する目標トルク電流決定部と、
前記磁化電流指令値および前記トルク電流指令値を、前記補正されたロータの位相に基づいて、静止座標系上の二相電流指令値に変換する回転/静止座標変換部と、
前記指令電圧ベクトルを三相電圧指令値に変換する2/3相変換部とを備えていることを特徴とする駆動装置。 - 前記目標磁化電流決定部は、前記磁化電流指令値として0を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動装置。
- 前記ベクトル制御部は、複数のローパスフィルタをさらに備え、
前記複数のローパスフィルタは、前記出力電圧決定部と出力電圧/角度算出部との間、または前記回転/静止座標変換部と前記出力電圧決定部との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の駆動装置。 - 前記ベクトル制御部は、電圧送信セレクタをさらに備え、
前記電圧送信セレクタは、前記出力電圧/角度算出部と位相補正量決定部との間に配置されており、前記更新停止信号を受けると、前記出力電圧/角度算出部から前記位相補正量決定部への、前記インバータの出力電圧の送信を遮断するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駆動装置。 - 前記ベクトル制御部は、位相送信セレクタをさらに備え、
前記位相送信セレクタは、前記出力電圧/角度算出部と前記速度演算部および前記位相補正部との間に配置されており、前記更新停止信号を受けると、前記出力電圧/角度算出部から前記速度演算部および前記位相補正部への、前記ロータの位相の送信を遮断するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動装置。
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