JP2000354396A - 交流電動機駆動システム - Google Patents

交流電動機駆動システム

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JP2000354396A
JP2000354396A JP11160306A JP16030699A JP2000354396A JP 2000354396 A JP2000354396 A JP 2000354396A JP 11160306 A JP11160306 A JP 11160306A JP 16030699 A JP16030699 A JP 16030699A JP 2000354396 A JP2000354396 A JP 2000354396A
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Akio Hirata
昭生 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、入力交流電源の入力交流電圧が瞬
時停電などで低下しても比較的短い瞬時停電なら運転を
継続できる交流電動機駆動システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、入力交流電圧Vacが定格値
V0よりV10まで低下しても、この範囲では直流出力
電圧Edcはほぼ一定の直流電圧E0となるように順変
換器制御回路16は順変換器11を制御する。入力交流
電圧Vacが所定値V10に低下するとこれを交流電圧
検出器20で検出して、この検出信号によって入力交流
電圧Vacが所定値V10より低下すると、直流出力電
圧もこれに対応して可変制御され、ほぼ一定の直流電圧
E0より低下する方向に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWM制御する順
変換器の入力交流電源が瞬時停電を発生しても、PWM
制御するインバータで駆動される交流電動機の運転を持
続することができる交流電動機駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】交流電動機を可変速運転するため、定電
圧の直流電力をインバータでPWM制御して交流電動機
を駆動システムが多く採用されている。また、インバー
タに直流電力を供給する順変換器は従来サイリスタやダ
イオードで構成される整流回路が多く採用されていた
が、装置容量の増加にともなってPWM制御のインバー
タと同一構成のPWM制御する順変換器を使用して、入
力交流電源側への高調波電流を軽減した交流電動機駆動
システムも増加しつつある。
【0003】図13に、1組のPWM制御する順変換器
に、PWM制御するインバータと交流電動機を2組接続
した交流電動機駆動システムを示す。図13において、
11は順変換器、12はインバータ、13は交流電動
機、14は入力交流電源、15は直流フィルタコンデン
サ、16は順変換器制御回路、17はインバータ制御回
路、18は交流電圧検出器、19は直流電圧検出器であ
る。
【0004】このように構成された交流電動機駆動シス
テムにおいては、入力交流電源14からの入力交流電力
を順変換器11で直流電力に変換し、これを直流フィル
タコンデンサ15で平滑化した後、インバータ12で直
流電力を可変周波数の交流電力に変換して、交流電動機
13を可変速運転する。順変換器制御回路16は、順変
換器11がPWM制御して、ほぼ一定電圧の直流電力を
出力するように、順変換器11を制御する。インバータ
制御回路17は、交流電動機13の運転速度が外部指令
などで指示された値となるようにインバータ12をPW
M制御する。
【0005】図14は、入力交流電源14の入力交流電
圧Vacと、順変換器11の直流出力電圧Edeの制御
例を示している。図14に示すように、入力交流電圧V
acが定格値V0に対して、所定の範囲で電圧変動して
も順変換器制御回路16は順変換器11がほぼ一定の直
流出力電圧を発生するように制御するが、入力交流電圧
Vacが所定値V1以下に低下すると、交流電圧検出器
18を介してこの電圧低下を検出して、順変換器制御回
路16で順変換器11を保護停止させる。
【0006】入力交流電圧の所定値V1以下になって順
変換器11が保護停止すると、インバータ12の入力す
る直流電圧も急速に低下して来るから、直流電圧検出器
19でこれを検出し、インバータ制御回路17を介し
て、同様にインバータ12も保護停止させる。インバー
タ12が保護停止すると、交流電動機13もフリーラン停
止となる。
【0007】入力交流電源14の入力交流電圧Vacの
低下は、通常の電圧変動や事故などよりも落雷などの気
象条件に起因して発生するケースが多く、例えば落雷の
多い地方に設置された前述の交流電動機駆動システム
は、入力交流電源14側の瞬時停電によって運転停止す
るケースが多かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の交流電動機駆動システムでは、入力交流電源の入力
交流電圧が所定値以下に低下するとシステム運転を停止
するのが一般的であった。このようなシステム停止が発
生すると、交流電動機駆動システムが製造プロセスライ
ンに使用されている場合、製造中の製品は不良品となる
から、瞬時停電などによる交流電動機駆動システムの停
止は大きな経済的な損失を発生していた。
【0009】また、図13に示す如く、例えば2組の交
流電動機13で駆動される負荷機械間で鉄鋼の鋼板の圧廷
プロセスラインの如く製品材料が相互にまたがって関連
づけられている場合には、交流電動機駆動システムの停
止によって、負荷機械間に通されていた製品材料がたる
んで負荷機械に曲きつくなどして、負荷機械を破損させ
る危険性などもある。このような場合には、不良となっ
た製品材料の除去や負荷機械の復旧に多大な費用や時間
を必要とすることがあった。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、入
力交流電源の入力交流電圧が瞬時停電などで低下しても
比較的短い瞬時停電なら交流電動機駆動システムの運転
を継続させるように制御して、瞬時停電による経済損失
や設備復旧のための費用や時間を軽減できる交流電動機
駆動システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、交流電力を直流電力に変換
する順変換器と、この順変換器から出力された直流電力
を任意の周波数を有する交流電力に変換するインバータ
とを有し、交流電動機を可変速運転する交流電動機駆動
システムにおいて、前記順変換器の入力交流電圧を検出
する電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧
が予め設定された所定値以下に低下した時、この入力交
流電圧の低下に応じて、前記順変換器の直流出力電力電
圧を低下させる方向に制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】従って、入力交流電源の電圧が所定値以下
に低下しても、順変換器の出力する直流電圧も低下させ
る方向に制御して順変換器の運転を持続させるから、入
力交流電源の従来より大きな電圧低下に対しても交流電
動機駆動システムを運転持続できる。
【0013】請求項2に係る発明は、上記検出手段から
の出力に応じて、上記インバータの出力周波数を所定値
以下に制限する周波数制限手段を備えたことを特徴とす
る。従って、順変換器の入力交流電源の電圧が低下する
と、順変換器よりインバータへ供給する直流電力も制限
を受けるので、インバータの出力周波数を制限して、こ
の時供給可能な直流電力に対してインバータの出力する
交流電力も制限するもので、このようにインバータの出
力する交流電力が制限されることによって、交流電動機
駆動システムの電力バランスも所定値に制限されなが
ら、入力交流電源の電圧低下時に運転継続できる。
【0014】また、請求項3に係る発明は、上記検出手
段からの出力に応じて、上記交流電動機の運転速度を所
定値以下に制限する速度制限手段を備したことを特徴と
する。
【0015】従って、入力交流電源の従来より大きな電
圧低下に対して、順変換器の出力する直流電圧を低下さ
せる方向に制御して、インバータの出力周波数も制限す
るから、入力交流電源の電圧低下でも安定に交流電動機
駆動システムを運転持続させることができる。
【0016】請求項4に係る発明は、交流電力を直流電
力に変換する順変換器と、この順変換器から出力された
直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変換するイ
ンバータとを有し、交流電動機を可変速運転する交流電
動機駆動システムにおいて、前記順変換器の直流出力電
圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段からの
検出電圧が予め設定された所定値以下に低下した時、こ
の直流出力電圧の低下に応じて、上記インバータの出力
周波数を所定値以下に制限する周波数制限手段を備えた
ことを特徴とする。
【0017】従って、インバータと交流電動機が複数組
設けられた交流電動機駆動システムにおいても、入力交
流電源の電圧低下時に複数組の交流電動機の速度をライ
ン速度として所定の関係で制限するから、交流電動機間
の速度が所定関係に保たれたままで、入力交流電源の電
圧低下時も交流電動機駆動システムを安定に運転持続さ
せることができる。
【0018】また、請求項5に係る発明は、上記入力交
流電源の電圧低下に対応して上記順変換器の直流出力電
圧を制限する代りに、上記入力交流電源の電圧低下に対
応して上記順変換器の入力電流を制限することを特徴と
する。
【0019】従って、入力交流電源の電圧が低下した
時、順変換器の直流出力電圧の代りに入力電流を電圧低
下に対応して制限して、従来よりも大きな電圧低下に対
しても運転持続できる交流電動機駆動システムとするこ
とができる。
【0020】更に、請求項6に係る発明は、交流電力を
直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出力
された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変換
するインバータとを有し、上記インバータを介して交流
電動機が複数台駆動され、この複数台の交流電動機のそ
れぞれの駆動速度をシステムライン速度として関連づけ
て制御している交流電動機駆動システムにおいて、上記
順変換器の入力交流電圧を検出する電圧検出手段と、こ
の電圧検出手段からの検出電圧が予め設定された所定値
以下に低下した時、この入力交流電圧の低下に応じて、
上記システムライン速度を所定値に制限する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0021】従って、順変換器の出力する直流電圧が低
下した時、インバータが出力できる交流電圧も、この電
圧低下に対応して低下するから、インバータの出力電圧
制御が安定できるように、インバータの出力周波数を制
限して、直流電圧が低下しても交流電動機駆動システム
の運転を持続させることができる。
【0022】また更に、請求項7に係る発明は、交流電
力を直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から
出力された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に
変換するインバータとを有し、上記インバータを介して
交流電動機が複数台駆動され、この複数台の交流電動機
のそれぞれの駆動速度をシステムライン速度として関連
づけて制御している交流電動機駆動システムにおいて、
上記順変換器の直流出力電圧を検出する電圧検出手段
と、この電圧検出手段からの検出電圧が予め設定された
所定値以下に低下した時、この直流出力電圧の低下に応
じて、上記システムライン速度を所定値に制限する制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】従って、インバータと交流電動機が複数組
設けられた交流電動機駆動システムで、順変換器の出力
する直流電圧が低下した時、ライン速度を制限すること
によって、最も高速で運転されていた交流電動機側のイ
ンバータ出力電圧が直流電圧の低下に対応するように制
限されるので、交流電動機駆動システムを安定に運転持
続させることができる。
【0024】また、請求項8に係る発明は、交流電力を
直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出力
された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変換
するインバータとを有し、交流電動機を定出力容量相当
で所定の速度範囲内で可変速運転する交流電動機駆動シ
ステムにおいて、上記順変換器の入力交流電圧を検出す
る電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が
予め設定された所定値以下に低下した時、上記交流電動
機の運転速度を定出力容量相当の運転範囲のベース速度
相当となるように前記インバータの出力周波数を制限す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】従って、インバータによって駆動される交
流電動機が、所定の速度範囲で定出力容量で運転される
場合に、この定出力容量相当の運転範囲で、ベース速度
とトップ速度はほぼ同一のインバータ出力電圧に制限す
る。よって、入力交流電源の電圧の電圧が所定値まで低
下したら、定出力容量相当の下限の速度であるベース速
度相当に交流電動機の運転速度を制限することによっ
て、入力交流電源のこれ以上の電圧低下に対しても運転
を持続する交流電動機駆動システムとすることができ
る。
【0026】更に、請求項9に係る発明は、交流電力を
直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出力
された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変換
するインバータとを有し、交流電動機を定出力容量相当
で所定の速度範囲内で可変速運転する交流電動機駆動シ
ステムにおいて、上記順変換器の入力交流電圧を検出す
る電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が
予め設定された所定値まで低下した時、上記交流電動機
の運転速度をベース速度に制限した後、上記電圧検出手
段からの検出電圧が更に前記所定値以下に低下した時
に、上記交流電動機の運転速度をベース速度以下に低下
させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】従って、入力交流電源の所定の電圧低下で
ベース速度相当に交流電動機の運転速度が制限されてい
る状況で、入力交流電源の電圧が低下した時、この電圧
低下に対応して交流電動機の運転速度をベース速度以下
に低下させて、運転を持続する交流電動機駆動システム
とすることができる。
【0028】また、請求項10に係る発明は、交流電力
を直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出
力された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変
換するインバータとを有し、交流電動機を定出力容量相
当で所定の速度範囲内で可変速運転する交流電動機駆動
システムにおいて、上記順変換器の入力交流電圧を検出
する交流電圧検出手段と、上記順変換器の直流出力電圧
を検出する直流電圧検出手段と、上記交流電圧検出手段
からの検出電圧が予め設定された所定値まで低下した
時、上記交流電動機の運転速度をベース速度に制限した
後、上記直流電圧検出手段からの検出電圧が予め設定さ
れた所定値以下に低下した時に、上記交流電動機の運転
速度をベース速度以下に低下させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0029】従って、入力交流電源の所定の電圧低下で
ベース速度相当に交流電動機の運転速度が制限されてい
る状況で、直流電圧が低下した時、この電圧低下に対応
して交流電動機の運転速度をベース速度以下に低下させ
て、運転を持続する交流電動機駆動システムとすること
ができる。
【0030】請求項11に係る発明は、交流電力を直流
電力に変換する順変換器と、この順変換器から出力され
た直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変換する
複数のインバータとを有し、上記複数のインバータを介
して交流電動機が複数台駆動され、この複数台の交流電
動機がシステムライン速度に関連づけて運転されている
交流電動機駆動システムにおいて、上記順変換器の入力
交流電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段
からの検出電圧が予め設定された所定値まで低下したら
上記システムライン速度をベース速度相当までに制限す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】従って、インバータと交流電動機が複数組
で構成される交流電動機駆動システムにおいて、入力交
流電源の電圧が所定値まで低下したら、複数台の交流電
動機の運転速度を決めるライン速度をベース速度相当に
制限する事によって、複数台の交流電動機で構成される
交流電動機駆動システムを安定に運転持続させることが
できる。
【0032】また、請求項12に係る発明は、交流電力
を直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出
力された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変
換する複数のインバータとを有し、上記複数のインバー
タを介して交流電動機が複数台駆動され、この複数台の
交流電動機がシステムライン速度に関連づけて運転され
ている交流電動機駆動システムにおいて、上記順変換器
の入力交流電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検
出手段からの検出電圧が予め設定された所定値以下に低
下した時、前記システムライン速度をこの電圧低下に対
応してベース速度以下に低下させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0033】従って、インバータと交流電動機が複数組
で構成されていても、入力交流電源の電圧の低下に低応
して、ライン速度をベース速度以下に低下させることに
よって、交流電動機駆動システムの運転を持続すること
ができる。
【0034】更に、請求項13に係る発明は、交流電力
を直流電力に変換する順変換器と、この順変換器から出
力された直流電力を任意の周波数を有する交流電力に変
換する複数のインバータとを有し、上記複数のインバー
タを介して交流電動機が複数台駆動され、この複数台の
交流電動機がシステムライン速度に関連づけて運転され
ている交流電動機駆動システムにおいて、上記順変換器
の直流出力電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検
出手段からの検出電圧が予め設定された所定値以下に低
下した時、上記システムライン速度をこの電圧低下に対
応してベース速度以下に低下させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0035】従って、インバータと交流電動機が複数組
で構成されていても、直流電圧の低下に低応して、ライ
ン速度をベース速度以下に低下させることによって、交
流電動機駆動システムの運転を持続することができる。
【0036】また、請求項14に係る発明は、交流電力
を直流電力に変換する複数の順変換器と、この順変換器
から出力された直流電力を任意の周波数を有する交流電
力に変換する複数のインバータとを有し、上記複数のイ
ンバータを介して交流電動機が複数台駆動され、この複
数台の交流電動機がシステムライン速度に関連づけて運
転されている交流電動機駆動システムにおいて、上記順
変換器の入力交流電圧の低下あるいは上記順変換器の直
流出力電圧の低下を検出する検出手段と、この検出手段
からの検出結果に基づいて、上記システムライン速度の
ベース速度までの制限またはベース速度以下への上記シ
ステムライン速度の低下を行なう制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0037】従って、交流電動機駆動システムが大形化
して、複数組のインバータと交流電動機に対して、順変
換器が数台に分割されている時、入力交流電源の電圧検
出や直流電圧検出を特定の順変換器部分で代表して検出
して、交流電動機駆動システムの運転を持続させること
ができる。
【0038】また更に、請求項15に係る発明は、交流
電力を直流電力に変換する順変換器と、この順変換器か
ら出力された直流電力を任意の周波数を有する交流電力
に変換するインバータとを有し、交流電動機を可変速運
転する交流電動機駆動システムにおいて、上記順変換器
の入力交流電圧あるいは上記順変換器の直流出力電圧の
いずれかが所定値以下に低下したことを検出する検出手
段と、この検出手段が電圧低下を検出した時、上記交流
電動機の出力トルクを所定値に制限する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0039】従って、入力交流電源の電圧低下、あるい
は直流電圧の電圧低下に対応して、交流電動機の出力ト
ルクを制限して、電圧低下に伴なう直流電力不足を出力
トルクの制限で補って、電圧低下中も運転を持続できる
交流電動機駆動システムとすることができる。
【0040】請求項16に係る発明は、前記制御手段
は、複数台のインバータと交流電動機の構成の場合に、
少なくとも正トルクを発生している交流電動機の出力ト
ルクのみを所定値に制限することを特徴とする従って、
複数台の交流電動機が運転されている時、これらの交流
電動機の中には、インバータに電力を帰還している負ト
ルクで運転されている交流電動機も存在するので、イン
バータから電力を供給している正トルクを発生中の交流
電動機についてのみ出力トルクの制限を行なって、電圧
低下中も運転を持続できる交流電動機駆動システムとす
ることができる。
【0041】また、請求項17に係る発明は、前記順変
換器の入力交流電圧あるいは前記順変換器の直流出力電
圧のいずれかが所定値以下に低下した時、交流電動機発
生トルクまたは電流もあわせて所定値に制限することを
特徴とする。従って、出力トルクの制限機能も付加し
て、電圧低下時も運転を持続できる交流電動機駆動シス
テムとすることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0043】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について、図1を用いて説明する。尚、図1にお
いて、図13と同一番号を付した構成要素とそれぞれ同
一機能の構成要素である。
【0044】図1において、順変換器11は入力交流電
源14より入力した交流電力を直流電力に変換して、イ
ンバータ12を介して交流電動機13を駆動する。順変
換器制御回路16は順変換器11の直流出力電圧を制御
し、インバータ制御回路17は交流電動機13の運転速
度が外部指令などで指示された値となるようにインバー
タ12をPWM制御している。
【0045】図2は、入力交流電源14の入力交流電圧
Vacを順変換器11の直流出力電圧Edcの関係を示
している。入力交流電圧Vacが定格値V0よりV10
まで低下しても、この範囲では直流出力電圧Edcはほ
ぼ一定の直流電圧E0となるように順変換器制御回路1
6は順変換器11を制御する。入力交流電圧Vacが所
定値V10に低下するとこれを交流電圧検出器20で検
出して、この検出信号によって入力交流電圧Vacが所
定値V10より低下すると、直流出力電圧もこれに対応
して可変制御され、ほぼ一定の直流電圧E0より低下す
る方向に制御される。
【0046】入力交流電圧Vacの電圧低下に対して順
変換器11を運転継続する入力交流電圧V20として、
この所定の電圧V20以上では、図2の如く、順変換器
11の直流出力電圧Edcを制御し、所定の電圧V20
以下では順変換器11の運転を停止しても良い。この時
所定の電圧V20の電圧レベルを特に限定するものでは
なく、交流電動機駆動システムの負荷特性などによって
選定できる。
【0047】以上の如く、交流電圧検出器20を設け
て、順変換器制御回路16を介して順変換器11の直流
出力電圧を制御すると、入力交流電源14が瞬時停電や
瞬時電圧低下を発生しても、入力交流電圧Vacの広い
範囲の電圧変動に対して順変換器11は直流電力を供給
でき、インバータ12を介して交流電動機13を運転継
続できる。尚、図1では、インバータ12と交流電動機
13を複数組図示しているが、この台数を特に限定する
ものではない。
【0048】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について、図3を用いて説明する。図3におい
て、入力交流電源14の交流電力を順変換器11及びイ
ンバータ12を介して電力変換して交流電動機13を運
転するのは、第1の実施の形態と同様であるが、入力交
流電源14の入力交流電圧Vacが電圧低下した時、交
流電圧検出器20でこれを検出して、この検出信号によ
って指令器21を介してインバータ制御回路17でイン
バータ14の出力周波数を制御する。
【0049】次に、本実施の形態での入力交流電圧Va
cとインバータ14の出力周波数Fの関係を図4を用い
て説明する。図4に示すように、入力交流電圧Vacが
所定値V11まではインバータ14の出力周波数Fは周
波数F0で制限される。入力交流電圧Vacが所定値V
11より低下すると出力周波数Fの制限値も可変され、
入力交流電圧V31で周波数F1となる関係で出力周波
数Fが制限される。
【0050】一般に、交流電動機13の電圧と周波数は
所定の関係で制御されるから、入力交流電圧Vacの電
圧変動に対して、図4の如くインバータ12の出力周波
数を制限すると、交流電動機13の電圧と周波数を所定
の関係に維持して、交流電動機13の運転を継続するこ
とができる。
【0051】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について説明する。本実施の形態では、入力交流
電圧Vacの電圧変動に対して、図2に示した順変換器
11の直流出力電圧Vacの可変制御と、図4に示した
インバータ12の出力周波数Fの制限を併せて実施す
る。このように制御すると同様に交流電動機13の電圧
と周波数を所定の関係に維持して交流電動機13の運転
を入力交流電圧Vacの変動が生じても安定に運転を継
続させることができる。
【0052】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態について、図5及び図6を用いて説明する。図5
に示すように、本実施の形態は、インバータ12と交流
電動機13が構成要素として複数組で構成される。指令
器21は複数組の交流電動機13の速度をシステムライ
ン速度として、所定の速度関係を保つように指令器21
より複数組のインバータ制御回路17を介して交流電動
機13を制御する。この時、入力交流電源14の入力交
流電圧Vacと指令器21より複数組の交流電動機13
を制御するシステムライン速度Nの関係を図6の如く制
限する。
【0053】図6に示すように、入力交流電圧Vacが
所定値V12以下になると、システムライン速度Nは速
度N0以下になるように制限される。このように、シス
テムライン速度Nを入力交流電圧Vacの変動に応じて
制限することによって、複数台の交流電動機13の速度
関係は所定値に保たれる。複数台の交流電動機13の速
度関係を所定値に保つと、例えばこれらの交流電動機1
3間で適切な張力を与えて製品を作るような機械を駆動
する交流電動機駆動システムの場合などでは、製品の張
力も所定値に保ったまま交流電動機駆動システムの運転
を継続することができる。
【0054】従って、入力交流電圧Vacの電圧変動が
生じても、複数台の交流電動機13が駆動される交流電動
機駆動システムのシステムライン速度を制限することに
よって、交流電動機駆動システムは安定に運転を継続す
ることができる。
【0055】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態について、図7及び図8を用いて説明する。図7
に示すように、順変換器11の直流出力電圧Edcを直
流電圧検出器23で検出して、この検出信号によって指
令器21を介してインバータ制御回路17でインバータ
12の出力周波数Fを制限する。
【0056】図8は、この関係を図示したもので、直流
出力電圧Edcが所定値E11に低下すると、インバー
タ12の出力周波数Fも周波数F0以下に制限する。こ
のように出力周波数Fを制限することによって、図4と
同様に、直流出力電圧Edcが低下しても、交流電動機
13の運転を安定に継続することができる。
【0057】また、直流電圧検出器23の検出信号に応
じて、複数組のインバータ12と交流電動機13で構成
される交流電動機駆動システムのシステムライン速度
を、指令器21を介して、図6と同様に制限することが
できる。このようにシステムライン速度を制限すると、
直流出力電圧Edcが変動しても、複数組のインバータ
12と交流電動機13で構成される交流電動機駆動シス
テムの運転を安定に継続することができる。
【0058】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態について、図9及び図10を用いて説明する。図
9に示すように、インバータ12の出力周波数Fの所定
の範囲FBからFtの間を、図10に示すように、交流
電動機13の電圧Vmをほぼ一定の交流電圧に制御して
交流電動機13を運転し、出力周波数FBからFtの速
度領域で交流電動機13を定出力容量相当で運転する場
合も多い。
【0059】また、入力交流電源14の入力交流電圧V
acが所定値に低下したのを交流電圧検出器20で検出
した時、交流電動機13の定出力容量相当の運転領域の
最低速度であるベース速度FB相当に制限する。
【0060】更に、インバータ12の出力周波数Fを制
限する。入力交流電圧Vacが所定値以下に低下した
時、インバータ12の出力周波数Fをベ−ス速度相当の
出力周波数FB以下に制限する。このように運転領域に
定出力容量相当の領域を持つ交流電動機駆動システムで
あっても、入力交流電源14の電圧変動に対応して運転
領域が制限されるから、安定な交流電動機駆動システム
を提供することができる。
【0061】また、複数組のインバータ12と交流電動
機13とで構成される交流電動機駆動システムであって
も、同様に入力交流電源14の電圧変動に応じて、シス
テムライン速度を制限することができる。
【0062】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態について、図11及び図12を用いて説明する。
図11に示すように、入力交流電源14の電圧変動に対
して交流電圧検出器20、または順変換器11の直流出
力電圧を検出する直流電圧検出器22の検出信号に応じ
て、指令器21を介して、システムライン速度を制限す
る。
【0063】交流電動機駆動システムのシステムライン
速度Nと交流電動機13の電圧Vmの関係を図12に示
す。入力交流電圧Vacが所定値以下となった時、ある
いは直流出力電圧Edが所定値より低下しようとした
時、これを検出して指令器21によってシステムライン
速度を定出力容量相当のベース速度NB相当に制限す
る。また、入力交流電圧Vacが所定値以下に更に低下
した時や、直流出力電圧Edcが所定値以下に低下した
時は、これを検出して指令器21によってシステムライ
ン速度をベース速度NB以下に図12の如く制限する。
【0064】このように、システムライン速度を交流電
圧検出器20あるいは直流電圧検出器22の検出信号に
対応して制限することによって、定出力容量相当の運転
領域を有する交流電動機駆動システムであっても、入力
交流電源14の電圧変動などの外乱要因に対して安定に
運転を継続することができる。
【0065】尚、複数組のインバータ12と交流電動機
13を有する交流電動機駆動システムにおいては、入力
交流電源14や順変換器11をシステム容量の都合で分
割して複数台設ける場合もあるが、交流電圧検出器20
または直流電圧器22の設け方を特に制限するものでは
なく、特定の順変換器部分で検出信号を得ることができ
る。
【0066】更に、交流電圧検出器20または直流電圧
検出器22の検出信号に対応して、インバータ制御回路
17によって交流電動機13の出力トルクを制限するこ
ともできる。
【0067】このように交流電動機13の出力トルクを
制限すると、例えば入力交流電源14の電圧変動が生じ
ても、出力トルクの制限によって交流電動機の所要電力
も制限されるから、交流電動機駆動システムの運転を継
続することができる。
【0068】また、複数組の交流電動機13が運転され
ている時、正トルクを発生している交流電動機13のみ
が入力交流電源14より所要電力を得ているから、正ト
ルクを発生している交流電動機13の出力トルクのみを
制限しても同様の効果を得ることができる。
【0069】また、交流電動機13の発生トルクを所定
値に制限したり、交流電動機13の電流をインバータ制
御回路17によって制限する機能を追加した交流電動機
駆動システムを構成できる。このような機能を追加する
ことによっても交流電動機駆動システムは、入力交流電
源14の変動に対しても安全に運転を継続できる。
【0070】更に、入力交流電圧Vacの電圧低下に対
応して順変換器11の直流出力電圧を制限する代りに、
順変換器11の出力電力を制限する同一主旨より、順変
換器11の入力電流を入力交流電圧Vacの変動に対応
して制限することができ、同様に交流電動機駆動システ
ムを安定に運転継続することができる。その他本発明の
要旨を変更しない範囲において、種々の変形実施例を構
成できる事は明らかである。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、入
力交流電源の入力交流電圧が、通常の電圧変動以上に落
雷などで大きく変動する瞬時電圧降下や瞬時停電があっ
ても、交流電圧または直流電圧を検出して、直流出力電
圧、インバータ出力周波数システムライン速度などのい
ずれかを制限して、交流電動機駆動システムの運転を継
続させることができる。
【0072】尚、入力交流電源の電圧変動に対して、交
流電動機駆動システムの運転を継続できる結果として、
次の二次的効果が得られる。 (1)製造プロセスラインに使用される交流電動機駆動
システムか瞬時停電などによって突然故障停止すること
による大きな経済的損失を未然に防止できる。 (2)突然の故障停止による負荷機械側への損害拡大も
防ぐことができ、製造プロセスラインの生産性を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す概要構成
図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における入力交
流電圧Vacと直流出力電圧Edcの関係を示す図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す概要構成
図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態における交流電
圧Vacと出力周波数Fの関係を示す図。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示す概要構成
図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態における交流電
圧Vacとシステムライン速度Nの関係を示す図。
【図7】 本発明の第4の実施の形態を示す概要構成
図。
【図8】 本発明の第4の実施の形態における直流出
力電圧Edcと出力周波数Fの関係を示す図。
【図9】 本発明の第5の実施の形態を示す概要構成
図。
【図10】 本発明の第5の実施の形態における出力
周波数Fと交流電動機の電圧Vmの関係を示す図。
【図11】 本発明の第6の実施の形態を示す概要構
成図。
【図12】 本発明の第6の実施の形態におけるシス
テムライン速度Nと交流電動機の電圧Vmの関係を示す
図。
【図13】 従来の交流電動機駆動システムを示す概
要構成図。
【図14】 従来の交流電動機駆動システムにおける
交流入力電圧Vacと直流出力電圧Edcの関係を示す
図。
【符号の説明】
11…順変換器、12…インバータ、13…交流電動
機、14…入力交流電源、15…直流フィルタコンデン
サ、16…順変換器制御回路、17…インバータ制御回
路、18…交流電圧検出器、19…直流電圧検出器、2
0…交流電圧検出器、21…指令器、22…直流電圧検
出器、Vac…入力交流電圧、Edc…直流出力電圧、
F…出力周波数、N…システムライン速度、Vm…交流
電動機13の電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H572 AA05 BB07 BB10 CC05 DD03 EE07 FF10 HA08 HB09 HC07 HC10 JJ28 JJ30 LL24 MM13 MM14 5H576 AA03 BB06 BB10 CC05 DD02 DD04 EE04 EE11 HA02 HB02 HB05 JJ28 KK10 LL24 MM13 MM14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    交流電動機を可変速運転する交流電動機駆動システムに
    おいて、前記順変換器への入力交流電圧を検出する電圧
    検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が予め設
    定された所定値以下に低下した時、この入力交流電圧の
    低下に応じて、前記順変換器の直流出力電圧を低下させ
    る方向に制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
    る交流電動機駆動システム。
  2. 【請求項2】 前記順変換器の入力交流電圧の低下に
    応じて、前記インバータの出力周波数を所定値以下に制
    限する周波数制限手段を具備したことを特徴とする請求
    項1記載の交流電動機駆動システム。
  3. 【請求項3】 前記順変換器の入力交流電圧の低下に
    応じて、前記交流電動機の運転速度を所定値以下に制限
    する速度制限手段を具備したことを特徴とする請求項2
    記載の交流電動機駆動システム。
  4. 【請求項4】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    交流電動機を可変速運転する交流電動機駆動システムに
    おいて、前記順変換器への直流出力電圧を検出する電圧
    検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が予め設
    定された所定値以下に低下した時、この直流出力電圧の
    低下に応じて、前記インバータの出力周波数を所定値以
    下に制限する周波数制限手段を具備したことを特徴とす
    る交流電動機駆動システム。
  5. 【請求項5】 前記入力交流電源の電圧低下に対応し
    て前記順変換器の直流出力電圧を制限する代りに、前記
    入力交流電源の電圧低下に対応して前記順変換器の入力
    電流を制限することを特徴とする請求項1、請求項3、
    請求項4のいずれかに記載の交流電動機駆動システム。
  6. 【請求項6】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    前記インバータを介して交流電動機が複数台駆動され、
    この複数台の交流電動機のそれぞれの駆動速度をシステ
    ムライン速度として関連づけて制御している交流電動機
    駆動システムにおいて、前記順変換器への入力交流電圧
    を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検
    出電圧が予め設定された所定値以下に低下した時、この
    入力交流電圧の低下に応じて、前記システムライン速度
    を所定値に制限する制御手段とを具備したことを特徴と
    する交流電動機駆動システム。
  7. 【請求項7】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    前記インバータを介して交流電動機が複数台駆動され、
    この複数台の交流電動機のそれぞれの駆動速度をシステ
    ムライン速度として関連づけて制御している交流電動機
    駆動システムにおいて、前記順変換器の直流出力電圧を
    検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出
    電圧が予め設定された所定値以下に低下した時、この直
    流出力電圧の低下に応じて、前記システムライン速度を
    所定値に制限する制御手段とを具備したことを特徴とす
    る交流電動機駆動システム。
  8. 【請求項8】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    交流電動機を定出力容量相当で所定の速度範囲内で可変
    速運転する交流電動機駆動システムにおいて、前記順変
    換器への入力交流電圧を検出する電圧検出手段と、この
    電圧検出手段からの検出電圧が予め設定された所定値以
    下に低下した時、前記交流電動機の運転速度を定出力容
    量相当の運転範囲のベース速度相当となるように前記イ
    ンバータの出力周波数を制限する制御手段とを具備した
    ことを特徴とする交流電動機駆動システム。
  9. 【請求項9】 交流電力を直流電力に変換する順変換
    器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の周
    波数を有する交流電力に変換するインバータとを有し、
    交流電動機を定出力容量相当で所定の速度範囲内で可変
    速運転する交流電動機駆動システムにおいて、前記順変
    換器への入力交流電圧を検出する電圧検出手段と、この
    電圧検出手段からの検出電圧が予め設定された所定値ま
    で低下した時、前記交流電動機の運転速度をベース速度
    に制限した後、前記電圧検出手段からの検出電圧が更に
    前記所定値以下に低下した時に、前記交流電動機の運転
    速度をベース速度以下に低下させる制御手段とを具備し
    たことを特徴とする交流電動機駆動システム。
  10. 【請求項10】 交流電力を直流電力に変換する順変
    換器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の
    周波数を有する交流電力に変換するインバータとを有
    し、交流電動機を定出力容量相当で所定の速度範囲内で
    可変速運転する交流電動機駆動システムにおいて、前記
    順変換器への入力交流電圧を検出する交流電圧検出手段
    と、前記順変換器の直流出力電圧を検出する直流電圧検
    出手段と、前記交流電圧検出手段からの検出電圧が予め
    設定された所定値まで低下した時、前記交流電動機の運
    転速度をベース速度に制限した後、前記直流電圧検出手
    段からの検出電圧が予め設定された所定値以下に低下し
    た時に、前記交流電動機の運転速度をベース速度以下に
    低下させる制御手段とを具備したことを特徴とする交流
    電動機駆動システム。
  11. 【請求項11】 交流電力を直流電力に変換する順変
    換器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の
    周波数を有する交流電力に変換する複数のインバータと
    を有し、前記複数のインバータを介して交流電動機が複
    数台駆動され、この複数台の交流電動機がシステムライ
    ン速度に関連づけて運転されている交流電動機駆動シス
    テムにおいて、前記順変換器への入力交流電圧を検出す
    る電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が
    予め設定された所定値まで低下したら前記システムライ
    ン速度をベース速度相当までに制限する制御手段とを具
    備したことを特徴とする交流電動機駆動システム。
  12. 【請求項12】 交流電力を直流電力に変換する順変
    換器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の
    周波数を有する交流電力に変換する複数のインバータと
    を有し、前記複数のインバータを介して交流電動機が複
    数台駆動され、この複数台の交流電動機がシステムライ
    ン速度に関連づけて運転されている交流電動機駆動シス
    テムにおいて、前記順変換器への入力交流電圧を検出す
    る電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が
    予め設定された所定値以下に低下した時、前記システム
    ライン速度をこの電圧低下に対応してベース速度以下に
    低下させる制御手段とを具備したことを特徴とする交流
    電動機駆動システム。
  13. 【請求項13】 交流電力を直流電力に変換する順変
    換器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の
    周波数を有する交流電力に変換する複数のインバータと
    を有し、前記複数のインバータを介して交流電動機が複
    数台駆動され、この複数台の交流電動機がシステムライ
    ン速度に関連づけて運転されている交流電動機駆動シス
    テムにおいて、前記順変換器の直流出力電圧を検出する
    電圧検出手段と、この電圧検出手段からの検出電圧が予
    め設定された所定値以下に低下した時、前記システムラ
    イン速度をこの電圧低下に対応してベース速度以下に低
    下させる制御手段とを具備したことを特徴とする交流電
    動機駆動システム。
  14. 【請求項14】 交流電力を直流電力に変換する複数
    の順変換器と、この順変換器から出力された直流電力を
    任意の周波数を有する交流電力に変換する複数のインバ
    ータとを有し、前記複数のインバータを介して交流電動
    機が複数台駆動され、この複数台の交流電動機がシステ
    ムライン速度に関連づけて運転されている交流電動機駆
    動システムにおいて、前記順変換器への入力交流電圧の
    低下あるいは前記順変換器の直流出力電圧の低下を検出
    する検出手段と、この検出手段からの検出結果に基づい
    て、前記システムライン速度のベース速度までの制限ま
    たはベース速度以下への前記システムライン速度の低下
    を行なう制御手段とを具備したことを特徴とする交流電
    動機駆動システム。
  15. 【請求項15】 交流電力を直流電力に変換する順変
    換器と、この順変換器から出力された直流電力を任意の
    周波数を有する交流電力に変換するインバータとを有
    し、交流電動機を可変速運転する交流電動機駆動システ
    ムにおいて、前記順変換器への入力交流電圧あるいは前
    記順変換器の直流出力電圧のいずれかが所定値以下に低
    下したことを検出する検出手段と、この検出手段が電圧
    低下を検出した時、前記交流電動機の出力トルクを所定
    値に制限する制御手段とを具備したことを特徴とする交
    流電動機駆動システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、複数台のインバー
    タと交流電動機の構成の場合に、少なくとも正トルクを
    発生している交流電動機の出力トルクのみを所定値に制
    限することを特徴とする請求項14記載の交流電動機駆
    動システム。
  17. 【請求項17】 前記順変換器への入力交流電圧ある
    いは前記順変換器の直流出力電圧のいずれかが所定値以
    下に低下した時、交流電動機発生トルクまたは電流もあ
    わせて所定値に制限することを特徴とする請求項2乃至
    請求項4、請求項6乃至請求項13のいずれかに記載の
    交流電動機駆動システム。
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