JPH06351249A - 空気調和機の制御方法およびその装置 - Google Patents

空気調和機の制御方法およびその装置

Info

Publication number
JPH06351249A
JPH06351249A JP5165149A JP16514993A JPH06351249A JP H06351249 A JPH06351249 A JP H06351249A JP 5165149 A JP5165149 A JP 5165149A JP 16514993 A JP16514993 A JP 16514993A JP H06351249 A JPH06351249 A JP H06351249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
supply circuit
value
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5165149A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ogawa
善朗 小川
Atsushi Maeno
淳 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP5165149A priority Critical patent/JPH06351249A/ja
Publication of JPH06351249A publication Critical patent/JPH06351249A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機のインバータ電源の直流電圧を所
定に維持し、制御装置の部品のコスト上昇を抑える。 【構成】 交流電源1を直流電源に変換する電源回路2
を有し、同電源回路2の入力交流電流の波形を正弦波と
するように、同電源回路2のIGBT2aをオン、オフ
制御し、同電源回路2からの出力直流電圧を圧縮機3の
インバータ部4に供給する空気調和機の制御装置におい
て、上記出力直流電圧を直流電圧検出部10で検出する
とともに、この検出した直流電圧が所定値より大きい場
合マイクロコンピュータ11にてIGBT2aのオン時
間を減少させ、その検出直流電圧が所定値より小さい場
合マイクロコンピュータ11にてIGBT2aのオン時
間を増加させ、上記出力直流電圧を一定に維持可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機のインバー
タ制御に関する制御技術に係り、特に詳しくはインバー
タ回路に必要な直流電圧を得る空気調和機の制御方法お
よびその装置に関するものである。
【0002】
【従来例】一般に、圧縮機を制御するインバータ回路を
有する空気調和機には、商用の交流電源を直流電源に変
換する電源回路として例えばコンデンサ入力型のものが
使用されている。この電源回路からの出力直流電圧をイ
ンバータ手段によって任意の交流電圧に変換して圧縮機
に供給するが、交流電源からの入力交流電流波形が歪波
であるため、高調波を発生する。
【0003】そこで近年、空気調和機では例えば図9に
示すような制御装置が提案されている。この制御装置
は、商用の交流電源1を直流電源に変換する電源回路2
と、この電源回路2の出力直流電圧を所定の交流電圧に
変換して圧縮機3に供給するインバータ部4と、電源回
路2の入力交流電流の瞬時値を検出する電流センサ(C
T)5および電流瞬時値検出部6と、この検出した電流
瞬時値を入力して電源回路2のスイッチング手段である
IGBT(トランジスタ)2aを所定にオン、オフ制御
するIGBT制御信号を出力するとともに、インバータ
部4の複数のトランジスタ4aを当該空調制御にしたが
ってオン、オフ制御するインバータ制御信号(PWM信
号)を出力するマイクロコンピュータ7と、IGBT制
御信号を入力してIGBT2aをオン、オフ駆動するI
GBTドライブ部8と、インバータ制御信号を入力して
各トランジスタ4aをオン、オフ駆動するインバータド
ライブ部9とを備えている。
【0004】なお、上記電源回路2は、IGBT2aの
他に、商用の交流電源を整流する整流回路2bと、リア
クタ2cと、逆電流阻止用のダイオード2dと、平滑用
のコンデンサ2eとを備えている。また、上記マイクロ
コンピュータ7は、上記スイッチング手段を制御すると
ともに、当該空気調和機を制御(インバータ制御を含
む)しており、図示しないが、空気調和機に必要な各種
回路との入出力を行って同空気調和機を制御する。
【0005】そして、上記マイクロコンピュータ7は、
電流瞬時値検出部6からの検出信号を入力して電源回路
2の入力交流電流波形がほぼ正弦波となるようにIGB
T2aをオン、オフするIGBT制御信号を出力する
(図10(b)に示す)。したがって、図10(a)に
示すように、交流電源からの入力交流電流が歪波となら
ないため、高調波が発生することもない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記空気調
和機の制御方法においては、図11に示すように、圧縮
機3の負荷が軽いときには電源回路2の出力直流電圧が
上昇し、逆にその負荷が重いときにはその出力直流電圧
が下降するため、必要とする直流電圧VCを最大負荷時
の電流ICで得ようとすると、同図のaに示す線とな
り、軽負荷時の電流IAではその直流電圧がVCより相
当に大きい値VEになる。
【0007】したがって、空気調和機の制御装置に使用
する部品の定格電圧としては、本来必要とする直流電圧
VCでなく、相当に大きい値VEを考慮して必要以上に
大きい定格としなければならず、つまり使用する部品の
コストが高くなってしまうことになる。
【0008】一方、例えば使用する部品の定格をVCと
するため、軽負荷時の電流IAで直流電圧VCを得よう
とすると、同図のbに示す線となり、つまり最大負荷時
の電流ICでは値VCより相当低い値VAとなり、必要
とする直流電圧VCが得られない。
【0009】また、軽負荷時の電流IAと最大負荷時の
電流ICとの中間の負荷の電流IBで必要とする直流電
圧VCを得ようとすると、同図のcに示す線となり、つ
まり軽負荷時の電流IAでは直流電圧が値VCより高い
値VDとなり、使用する部品の定格が必要以上に高くな
ってしまい、結果部品のコストが高くなる。しかも、最
大負荷時の電流ICでは必要とする直流電圧VCより低
い値VBとなってしまい、必要な直流電圧VCが得られ
なくなる。
【0010】さらに、交流電源1の電源インピーダンス
の影響等により、軽負荷時の直流電圧が異常に上昇とす
ることもあり、結果部品の破壊となる場合もある。
【0011】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はインバータの電源である直流電圧を必
要な値に維持することができ、しかも使用する部品のコ
ストを抑えることができるようにした空気調和機の制御
方法およびその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は交流電源を直流電源に変換する電源回路
および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
段に供給する空気調和機の制御方法であって、前記電源
回路の入力交流電流の波形を正弦波とするように、前記
スイッチング手段をオン、オフ制御し、かつ前記出力直
流電圧を検出するとともに、該検出した直流電圧の値に
応じて前記スイッチング手段のオン時間を可変し、前記
出力直流電圧を所定に維持可能としたことを要旨とす
る。
【0013】
【作用】上記手段としたので、軽負荷時にあって電源回
路の出力直流電圧が上昇すると、スイッチング手段のオ
ン時間が減少されるため、同出力直流電圧が減少され
る。また、重負荷時にあって電源回路の出力直流電圧が
降下すると、スイッチング手段のオン時間が増加される
ため、同出力直流電圧が増加される。
【0014】これにより、電源回路の出力直流電圧が必
要とする所定値に維持され、つまりほぼ一定に保たれれ
るため、当該インバータ部を含む制御装置等の部品とし
て必要以上に大きい定格のものを使用する必要がない。
【0015】
【実施例】この発明の空気調和機の制御方法およびその
装置は、交流電源を直流電源に変換する電源回路を有
し、電源回路の入力交流電流の波形を正弦波となるよう
に、電源回路のスイッチング手段をオン、オフ制御し、
電源回路の出力直流電圧を圧縮機のインバータ手段に供
給するが、上記出力直流電圧を検出するとともに、この
検出した直流電圧が所定値より大きい場合スイッチング
手段のオン時間を減少させ、その検出直流電圧が所定値
より小さい場合スイッチング手段のオン時間を増加さ
せ、上記出力直流電圧を所定に維持可能とする。
【0016】そのため、この空気調和機の制御装置は図
1に示す構成になっている。なお、図中、図9と同一部
分および相当する部分には同一符号を付し重複説明を省
略する。
【0017】図1において、この空気調和機の制御装置
は、交流電源1を直流電源に変換する電源回路2の出力
直流電圧を検出する直流電圧検出部10と、図9に示す
マイクロコンピュータ7の機能(インバータ制御信号
(PWM信号)を出力する機能等)の他に、その検出し
た直流電圧の値に応じて電源回路2のスイッチング手段
であるIGBT(トランジスタ)2aのオン時間を可変
するマイクロコンピュータ11とを備えている。
【0018】詳しく説明すると、直流電圧検出部10は
電源回路2の出力直流電圧を降圧する分圧抵抗回路10
aと、この降圧したアナログ値を絶縁し、ディジタル値
に変換してマイクロコンピュータ11に出力するフォト
カプラ回路10bとを備えている。なお、分圧抵抗回路
10aの分圧比は、例えば電源回路2の出力直流電圧が
圧縮機3を駆動するインバータ部4に必要な電圧値VC
より小さい場合フォトカプラ回路10bの出力がHレベ
ルとなり、その出力直流電圧が電圧値VCより大きい場
合フォトカプラ回路10bの出力がLレベルとなるよう
に設定されている。
【0019】上記構成の制御装置の制御方法およびその
装置の作用を図2のタイムチャート図および図3のグラ
フ図を参照して詳しく説明すると、まず当該マイクロコ
ンピュータ11は空気調和機の制御に必要な入出力制御
を行うとともに、圧縮機3をインバータ制御する。
【0020】このとき、直流電圧検出部10は商用の交
流電源1を直流電源に変換する電源回路2の出力直流電
圧を検出し、この検出した値(ディジタル値)をマイク
ロコンピュータ11の入力ポートに出力する。すると、
マイクロコンピュータ11は、例えば所定時間毎に入力
ポートから出力直流電圧の値を取り込み、この取り込ん
だ値がHレベルのときにはIGBT2aのオン時間を所
定値だけ増加し、その取り込んだ値がLレベルのときに
はIGBT2aのオン時間を所定値だけ減少する処理を
実行する。
【0021】具体的には、マイクロコンピュータ11が
例えば図2(b)に示すIGBT制御信号を出力し、電
源回路2の入力交流電流の波形が同図(a)に示す形に
なっているものとする。このとき、電源回路2の出力直
流電圧が圧縮機3のインバータ制御に必要とする電圧値
VCより大きい場合、直流電圧検出部10の出力値がL
レベルになる。マイクロコンピュータ11はそのLレベ
ルを入力してIGBT制御信号のオン時間の割合(オン
割合)を所定値(例えば5%)だけ減少させる(同図
(d)に示す)。
【0022】これにより、電源回路2の入力交流電流の
波形レベルが同図(c)に示すように低くなり、これに
伴って電源回路2の出力直流電圧が減少する。なお、上
記処理は、直流電圧検出部10の出力値がHレベルにな
るまで、所定時間毎に繰り返される。
【0023】一方、電源回路2の出力直流電圧が圧縮機
3のインバータ制御に必要とする電圧値VCより小さい
場合、直流電圧検出部10の出力値がHレベルになる。
マイクロコンピュータ11はそのHレベルを入力してI
GBT制御信号のオン時間の割合(オン割合)を所定値
(例えば5%)だけ増加させる(同図(f)に示す)。
これにより、電源回路2の入力交流電流の波形レベルが
同図(e)に示すように高くなり、これに伴って電源回
路2の出力直流電圧が増加する。上記処理は、直流電圧
検出部10の出力値がLレベルになるまで、所定時間毎
に繰り返される。
【0024】このように、電源回路2の出力直流電圧を
検出し、この検出した値に応じて電源回路2のスイッチ
ング手段のオン時間を可変するようにしたので、軽負荷
時や重負荷時にかかわらず、図3に示すように、電源回
路2の出力直流電圧を一定に維持することができる。
【0025】また、電源回路2の出力直流電圧を一定値
(必要とする直流電圧値VC)に維持することができる
ことから、当該制御装置等に必要以上に定格の大きい部
品を使用せずともよくなるため、コストの上昇を防止す
ることができ、つまり空気調和機のコストアップを抑え
ることができる。
【0026】さらに、電源回路2の出力電圧が異常に上
昇することもなく、かつ低下し過ぎることもないことか
ら、制御装置の部品の破壊を防止して部品を保護するこ
とができ、当該空気調和機の能力低下を防止することが
できる。
【0027】図4はこの発明の他の実施例を示す空気調
和機の制御装置の概略的ブロック線図である。図中、図
1と同一部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
【0028】図において、この制御装置は、交流電源1
を直流電源に変換する電源回路2の出力直流電圧の値V
Gを検出するための第1の直流電圧検出部12と、同電
源回路2の出力直流電圧の値VF(<VG)を検出する
ための第2の直流電圧検出部13と、図9に示すマイク
ロコンピュータ7の機能(インバータ制御信号(PWM
信号)を出力する機能等)の他に、第1および第2の直
流電圧検出部12,13によって検出した直流電圧の値
に応じて電源回路2のスイッチング手段であるIGBT
(トランジスタ)のオン時間を可変するマイクロコンピ
ュータ14とを備えている。
【0029】詳しく説明すると、第1および第2の直流
電圧検出部12,13は、前実施例と同じ回路構成であ
り、分圧抵抗回路12a,13aと、フォトカプラ回路
12b,13bとを備えている。なお、図7の破線に示
すように、分圧抵抗回路12a,13aの抵抗の分圧比
は、電源回路2の出力直流電圧が所定値VG,VFの範
囲の最大値VGより大きい、あるいは最小値VFより小
さいかを検出可能なように、それぞれ異なっている。
【0030】上記第1の直流電圧検出部12の抵抗の分
圧比は、電源回路2の出力直流電圧が必要とする値VG
より小さい場合フォトカプラ回路12bの出力がHレベ
ルとなり、その出力直流電圧がVGより大きい場合フォ
トカプラ回路12bの出力がLレベルとなるように設定
されている。第2の直流電圧検出部13の抵抗の分圧比
は、電源回路2の出力直流電圧が必要とする値VFより
小さい場合フォトカプラ回路13bの出力がHレベルと
なり、その出力直流電圧が値VFより大きい場合フォト
カプラ回路13bの出力がLレベルとなるように設定さ
れている。
【0031】上記構成の制御装置の制御方法およびその
装置の作用を図5および図6のタイムチャート図と図8
のグラフ図を参照して詳しく説明すると、まず当該マイ
クロコンピュータ14は空気調和機の制御に必要な入出
力制御を行うとともに、圧縮機3をインバータ制御す
る。
【0032】このとき、第1および第2の直流電圧検出
部12,13は商用の交流電源を直流電源に変換する電
源回路2の出力直流電圧をそれぞれ検出し、これら検出
した値(ディジタル値)をマイクロコンピュータ14の
入力ポートに出力する。
【0033】すると、マイクロコンピュータ14は、例
えば所定時間毎に入力ポートから出力直流電圧の値を取
り込み、第1の直流電圧検出部12による検出値がLレ
ベルのときにはIGBT2aのオン時間を所定値だけ減
少し、その検出値がHレベルになるまで同処理を繰り返
し実行する。また、第2の直流電圧検出部13による検
出値がHレベルのときにはIGBT2aのオン時間を所
定値だけ増加し、その検出値がLレベルになるまで同処
理を繰り返し実行する。
【0034】具体的には、圧縮機3の負荷が軽いとき
に、マイクロコンピュータ14が例えば図5(b)に示
すIGBT制御信号を出力し、電源回路2の入力交流電
流の波形が同図(a)に示す形になっているものとす
る。
【0035】このとき、電源回路2の出力直流電圧が圧
縮機3のインバータ制御に必要とする電圧VGより大き
い場合(図7のt1時点)、第1の直流電圧検出部12
の出力値がLレベルになる。マイクロコンピュータ14
はそのLレベルを入力してIGBT制御信号のオン時間
の割合(オン割合)を所定値(例えば5%)だけ減少さ
せる(図5(d)に示す)。
【0036】これにより、電源回路2の入力交流電流の
波形が同図(c)に示すように低くなり、これに伴って
電源回路2の出力直流電圧が減少する。なお、上記処理
は、第1の直流電圧検出部13の出力値がHレベルにな
るまで、所定時間毎に繰り返されることになる。
【0037】その後、圧縮機3の負荷が重くなるととも
に、マイクロコンピュータ14が例えば図5(f)に示
すIGBT制御信号を出力し、電源回路2の入力交流電
流の波形が同図(e)に示す形になっているものとす
る。このとき、電源回路2の出力直流電圧が圧縮機3の
インバータ制御に必要とする電圧VFより小さい場合
(図8のt2時点)、第2の直流電圧検出部13の出力
値がHレベルになる。マイクロコンピュータ14はその
Hレベルを入力してIGBT制御信号のオン時間の割合
(オン割合)を所定値(例えば5%)だけ増加させる
(図6(b)に示す)。
【0038】これにより、電源回路2の入力交流電流の
波形が同図(a)に示すように高くなり、これに伴って
電源回路2の出力直流電圧が増加する。なお、上記処理
は、第2の直流電圧検出部13の出力値がLレベルにな
るまで、所定時間毎に繰り返されることになる。
【0039】このように、電源回路2の出力直流電圧を
検出し、この検出した値が所定値VGより大きい場合電
源回路2のスイッチング手段のオン時間を減少し、その
検出した値が所定値VFより小さい場合そのスイッチン
グ手段のオン時間を増加するようにしたので、圧縮機3
の軽負荷時や重負荷時にかかわらず、図8に示すよう
に、電源回路2の出力直流電圧を所定値VGとVFとの
間に維持することができる。
【0040】また、電源回路2の出力直流電圧を所定値
VG,VFの間に維持することができることから、制御
装置に定格の大きい部品を使用せずともよくなるため、
コストを抑えることができる。また、電源回路2の出力
直流電圧が異常に上昇することもなく、制御装置の部品
の破壊を防止し、部品を保護することができる。
【0041】さらに、図8に示すように、t1時点では
電源回路2の出力直流電圧を減少する処理が実行され、
t2時点ではその出力電圧を増加する処理が実行され、
t3時点では再度その出力直流電圧を減少する処理が実
行される。したがって、前実施例では、1つの所定値を
境にして電源回路2の出力直流電圧を減少し、あるいは
増加しているために、その所定値付近で出力直流電圧が
ハンチングすることもあるが、この実施例では出力直流
電圧がハンチングすることもない。
【0042】さらにまた、第1および第2の直流電圧検
出部12,13をそれぞれ過電圧保護回路および低電圧
保護回路として利用するようにしてもよい。この場合、
過電圧による異常を検知すれば、制御装置の部品の破壊
を防止して部品を保護することができ、低電圧による異
常を検知すれば、当該空気調和機の能力低下を防止する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の空気調
和機の制御方法およびその装置によれば、交流電源を直
流電源に変換する電源回路を有し、同電源回路の入力交
流電流の波形を正弦波とするように、同電源回路のスイ
ッチング手段をオン、オフ制御し、同電源回路からの出
力直流電圧を圧縮機のインバータ手段に供給するが、上
記出力直流電圧を検出するとともに、この検出した直流
電圧が所定値(所定範囲)より大きい場合スイッチング
手段のオン時間を減少させ、その検出直流電圧が所定値
(所定範囲)より小さい場合スイッチング手段のオン時
間を増加させ、上記出力直流電圧を所定に維持可能とす
るようにしたので、軽負荷時における直流電圧の上昇を
防止し、重負荷時における直流電圧の低下を防止し、負
荷状態にかかわらずインバータ手段に必要な直流電圧を
維持することができ、また制御装置の部品を必要以上に
大きい定格のものを使用せずともよく、これにより制御
装置のコストの上昇を抑えることができ、さらに直流電
圧が異常に上昇することもないことから、部品の破壊を
防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す空気調和機の制御装
置の概略的ブロック線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明する概略的タ
イムチャート図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明する概略的グ
ラフ図。
【図4】この発明の他の実施例を示す空気調和機の制御
装置の概略的ブロック線図。
【図5】図4に示す制御装置の動作を説明する概略的タ
イムチャート図。
【図6】図4に示す制御装置の動作を説明する概略的タ
イムチャート図。
【図7】図4に示す制御装置の動作を説明する概略的グ
ラフ図。
【図8】図4に示す制御装置の動作を説明する概略的グ
ラフ図。
【図9】従来の空気調和機の制御装置の概略的ブロック
線図。
【図10】図9に示す制御装置の動作を説明する概略的
タイムチャート図。
【図11】図9に示す制御装置の動作を説明する概略的
グラフ図。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 電源回路 2a IGBT(トランジスタ;スイッチング手段) 3 圧縮機 4 インバータ部(インバータ手段) 5 電流センサ(CT) 6 電流瞬時値検出部 7,11,14 マイクロコンピュータ 8 IGBTドライブ部 9 インバータドライブ部 10 直流電圧検出部 10a,12a,13a 分圧抵抗回路 10b,12b,13b フォトカプラ回路 12 第1の直流電圧検出部 13 第2の直流電圧検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 E 9181−5H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流電源に変換する電源回路
    および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
    同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
    段に供給する空気調和機の制御方法であって、 前記電源回路の入力交流電流の波形を正弦波とするよう
    に、前記スイッチング手段をオン、オフ制御し、かつ前
    記出力直流電圧を検出するとともに、該検出した直流電
    圧の値に応じて前記スイッチング手段のオン時間を可変
    し、前記出力直流電圧を所定に維持可能としたことを特
    徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】 交流電源を直流電源に変換する電源回路
    および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
    同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
    段に供給する空気調和機の制御方法であって、 前記電源回路の入力交流電流の波形を正弦波とするよう
    に前記スイッチング手段をオンオフ制御し、かつ前記出
    力直流電圧を検出するとともに、該検出した直流電圧の
    値が所定値よりも大きいときには前記スイッチング手段
    のオン時間を減少し、前記直流電圧の値が所定値よりも
    小さいときには前記スイッチング手段のオン時間を増加
    し、前記出力直流電圧を所定値に維持可能としたことを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 交流電源を直流電源に変換する電源回路
    および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
    同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
    段に供給する空気調和機の制御方法であって、 前記電源回路の入力交流電流の波形を正弦波とするよう
    に、前記スイッチング手段をオン、オフ制御し、かつ前
    記出力直流電圧を検出するとともに、該検出した直流電
    圧の値が所定範囲より大きいときには前記スイッチング
    手段のオン時間を減少し、前記直流電圧の値が同所定範
    囲より小さいときには前記スイッチング手段のオン時間
    を増加し、前記出力直流電圧を同所定範囲内に維持可能
    としたことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 当該空気調和機を制御するマイクロコン
    ピュータと、前記電源回路の出力直流電圧を検出し、該
    検出した直流電圧の値に応じた所定の検出信号を出力す
    る直流電圧検出手段とを備え、 前記マイクロコンピュータは、前記スイッチング手段を
    オンオフ制御し、かつ前記検出信号を入力するととも
    に、同検出信号に基づいて前記スイッチング手段のオン
    時間を減少もしくは増加させる請求項1,2または3に
    記載の空気調和機の制御方法。
  5. 【請求項5】 交流電源を直流電源に変換する電源回路
    および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
    同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
    段に供給する空気調和機の制御装置であって、 前記出力直流電圧を検出し、該検出した直流電圧の値が
    所定値より大きいときと、同所定値より小さいときとで
    異なるレベルの検出信号を出力する直流電圧検出手段
    と、 前記電源回路の入力交流電流の波形を正弦波とするよう
    に、前記スイッチング手段をオン、オフ制御し、かつ前
    記直流電圧検出手段からの検出信号により、前記検出し
    た直流電圧の値が所定値より大きいときには前記スイッ
    チング手段のオン時間を減少し、同検出した直流電圧の
    値が所定値より小さいときには同オン時間を増加するマ
    イクロコンピュータとを備え、 該マイクロコンピュータは当該空気調和機を制御してお
    り、前記出力直流電圧を所定値に維持可能としたことを
    特徴とする空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 交流電源を直流電源に変換する電源回路
    および同電源回路に含まれるスイッチング手段を有し、
    同電源回路からの出力直流電圧を圧縮機のインバータ手
    段に供給する空気調和機の制御装置であって、 前記出力直流電圧を検出し、該検出した直流電圧の値が
    所定範囲の最大値より大きいときと、小さいときとで異
    なるレベルの検出信号を出力する第1の直流電圧検出手
    段と、 前記出力直流電圧を検出し、該検出した直流電圧の値が
    前記所定範囲の最小値より大きいときと、小さいときと
    で異なるレベルの検出信号を出力する第2の直流電圧検
    出手段と、 前記電源回路の入力交流電流の波形を正弦波とするよう
    に、前記スイッチング手段をオン、オフ制御し、かつ前
    記第1および第2の直流電圧検出手段からの検出信号に
    より、前記検出した直流電圧の値が前記所定範囲の最大
    値より大きいときには前記スイッチング手段のオン時間
    を減少し、前記検出した直流電圧の値が前記所定範囲の
    最小値より小さいときには同オン時間を増加するマイク
    ロコンピュータとを備え、 該マイクロコンピュータは当該空気調和機を制御してお
    り、前記出力直流電圧を所定範囲内に維持可能としたこ
    とを特徴とする空気調和機の制御装置。
JP5165149A 1993-06-10 1993-06-10 空気調和機の制御方法およびその装置 Withdrawn JPH06351249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165149A JPH06351249A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 空気調和機の制御方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165149A JPH06351249A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 空気調和機の制御方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06351249A true JPH06351249A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15806816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5165149A Withdrawn JPH06351249A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 空気調和機の制御方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06351249A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395945B1 (ko) * 2000-11-16 2003-08-27 주식회사 엘지이아이 인버터 공기조화기의 캐리어주파수제어방법
WO2008149530A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Panasonic Corporation 電源制御装置およびその電源制御装置を有するヒートポンプ装置
JP2010124690A (ja) * 2010-03-05 2010-06-03 Hitachi Ltd 電源回路およびその制御回路
JP2012196138A (ja) * 2012-07-06 2012-10-11 Mitsubishi Electric Corp ルームエアコン
JP2014236646A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 三菱電機株式会社 制御装置、及びこの制御装置を備えた空気調和装置
CN108870683A (zh) * 2018-07-18 2018-11-23 海信(山东)空调有限公司 一种变频空调控制方法及控制系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100395945B1 (ko) * 2000-11-16 2003-08-27 주식회사 엘지이아이 인버터 공기조화기의 캐리어주파수제어방법
WO2008149530A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Panasonic Corporation 電源制御装置およびその電源制御装置を有するヒートポンプ装置
JP5368979B2 (ja) * 2007-06-04 2013-12-18 パナソニック株式会社 電源制御装置およびその電源制御装置を有するヒートポンプ装置
JP2010124690A (ja) * 2010-03-05 2010-06-03 Hitachi Ltd 電源回路およびその制御回路
JP2012196138A (ja) * 2012-07-06 2012-10-11 Mitsubishi Electric Corp ルームエアコン
JP2014236646A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 三菱電機株式会社 制御装置、及びこの制御装置を備えた空気調和装置
CN108870683A (zh) * 2018-07-18 2018-11-23 海信(山东)空调有限公司 一种变频空调控制方法及控制系统
CN108870683B (zh) * 2018-07-18 2021-07-30 海信(山东)空调有限公司 一种变频空调控制方法及控制系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5818670A (en) Switching mode power supply with protection function against overcurrent and overvoltage
US7057378B2 (en) Power supply unit
US8867239B2 (en) Power supply device and method of controlling the same by using an adjustable power factor corrector
JP2009081992A (ja) ソリッドステート・スイッチ用の高効率ドライバ回路
US20200220470A1 (en) Power converter, compressor, air-sending device, and air-conditioning apparatus
US6686725B1 (en) Power supply circuit compensating power factor
JPH06351249A (ja) 空気調和機の制御方法およびその装置
US5235505A (en) Overcurrent detector
US20060092672A1 (en) High-voltage generator and method of controlling high voltage
US20030062855A1 (en) Discharge lamp lighting apparatus and discharge lamp apparatus
KR100462787B1 (ko) 전원회로와 이를 구비하는 플라즈마 디스플레이 패널의전원공급장치
JPH0626695A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2000354396A (ja) 交流電動機駆動システム
JPH11252991A (ja) 空気調和機の制御装置
JPH10257764A (ja) 電源装置
JP3672440B2 (ja) 電源装置
JP3019931B2 (ja) インバータ装置
JPH06327263A (ja) 空気調和機の制御回路
KR0172862B1 (ko) 스위칭 전원장치의 펄스 폭 제어 회로
JPH0686454A (ja) 電源装置
JPH0746905B2 (ja) インバータ装置
JPS61220012A (ja) 直流安定化電源装置
JPH0646560A (ja) スイッチング電源の電圧検出回路
JPH03155391A (ja) 空気調和機のインバータ制御装置
JPH06232573A (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905