JP6958387B2 - 直流電源装置および直流電源装置の制御方法 - Google Patents

直流電源装置および直流電源装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、交流電力を直流電力に変換する直流電源装置に係り、特に直流出力電圧の垂下制御に関する。
交流電源の交流電力を直流電力に変換し、負荷への直流電力供給および蓄電池への充電を行う直流電源装置において、従来、例えば特許文献1に記載のような出力電流−出力電圧特性の垂下制御が行われていた。
図7は、特許文献1の図4に記載された直流電源装置の構成を示している。図7において、直流電源装置1内の整流器ユニット2には、オン、オフ制御されるスイッチング素子、例えばMOSFET、IGBT等を有して、商用系統電力源100(交流電源)の交流電力を直流電力に変換する電力変換回路21が設けられている。
電力変換回路21の直流出力側は負荷設備200および蓄電池3に接続されている。
直流電源装置1は、蓄電池3への充電と負荷設備200への給電を行うが、商用系統電力源100からの電源供給が消失するか、又は直流電源装置1の運転が停止した場合は、蓄電池3の直流電力が負荷設備200に供給される。
23は、電力変換回路21の出力電圧を出力電圧検出回路5によって検出した検出電圧Vvsと電圧制御用の基準電圧を比較し、その差分に基づいて出力電圧指令信号V1を生成する出力電圧制御部である。
24は、蓄電池3に流れる充電電流を充電電流検出回路4(ホール素子、シャント抵抗器など)によって検出した検出信号Visと基準電流に相当する電流制御用の基準信号を比較し、その差分に基づいて充電電流指令信号V2を生成する充電電流制御部である。
22は、ダイオードD1を介して入力される前記出力電圧指令信号V1又はダイオードD2を介して入力される前記充電電流指令信号V2と、キャリア信号(例えば三角波信号)とを比較してPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、電力変換回路21の各スイッチング素子をPWM制御するPWM制御部である。
上記のように構成された装置の通常の定電圧制御状態において、蓄電池3への充電電流が極めて小さいときは、ダイオードD2がオフ、ダイオードD1がオン状態にあり、PWM制御部22は出力電圧制御部23の出力電圧指令信号V1を指令値としてPWM制御を行う。
また、定電流充電動作により蓄電池3の充電電流が増加すると、ダイオードD2がターンオン、ダイオードD1がターンオフすることで、PWM制御部22は充電電流制御部24の充電電流指令信号V2を指令値としてPWM制御を行う。
これによって、蓄電池3の充電電流が予め設定した値を超えないように(充電電流を検出した検出信号Vis値が電流制御用の基準信号値を超えないように)直流電源装置1の垂下制御(出力電流−出力電圧特性の垂下制御)がなされる。
特開2011−83053号公報
しかしながら、図7に示す特許文献1の直流電源装置1の構成では、充電電流を一定に保つ制御しかできず、負荷設備200が定格容量以上になった場合に、装置が過負荷となり故障する可能性がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、負荷へ供給する電流の過負荷によって装置が故障することを防止した直流電源装置および直流電源装置の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の直流電源装置は、
オン、オフ制御されるスイッチング素子を有して交流電源の交流電力を直流電力に変換する回路であり、直流出力側が負荷および蓄電池に接続された電力変換回路と、
前記蓄電池の充電電流指令値と前記蓄電池へ充電される電流を検出した充電電流検出値との偏差をとり、その偏差をPI(比例・積分)制御器に通した後定格直流電圧を加算し、その加算出力に対して定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施して充電電流制御出力値を出力する充電電流制御部と、
前記電力変換回路の出力電流上限値と前記電力変換回路の出力電流を検出した出力電流検出値との偏差をとり、その偏差をPI制御器に通した後定格直流電圧を加算し、その加算出力に対して定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施して出力電流制御出力値を出力する出力電流制御部と、
前記充電電流制御部の充電電流制御出力値および前記出力電流制御部の出力電流制御出力値を比較し、いずれか小さい方を選択して前記電力変換回路の出力電圧指令値として出力する比較部と、
前記比較部から出力された出力電圧指令値と前記電力変換回路の出力電圧を検出した出力電圧検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行う出力電圧制御部と、
前記出力電圧制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御するPWM制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の直流電源装置は、請求項1において、
前記電力変換回路の入力側には高調波抑制用の入力フィルタが設けられ、
前記出力電圧制御部の出力を入力電流指令値として取り込み、その入力電流指令値と、前記入力フィルタに流れる電流を検出した入力電流検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行う入力電流制御部を備え、
前記PWM制御部は、前記入力電流制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御することを特徴としている。
請求項3に記載の直流電源装置は、請求項1又は2において、
前記比較部から出力される出力電圧指令値を平滑化する平滑化部を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の直流電源装置の制御方法は、
オン、オフ制御されるスイッチング素子を有して交流電源の交流電力を直流電力に変換する回路であり、直流出力側が負荷および蓄電池に接続された電力変換回路を備えた直流電源装置の制御方法であって、
充電電流制御部が、前記蓄電池へ充電される電流を検出した充電電流検出値を蓄電池の充電電流指令値以下に制御する充電電流制御出力値を求めるステップと、
出力電流制御部が、前記電力変換回路の出力電流を検出した出力電流検出値を電力変換回路の出力電流上限値以下に制御する出力電流制御出力値を求めるステップと、
比較部が、前記求められた充電電流制御出力値および出力電流制御出力値を比較し、いずれか小さい方を選択して前記電力変換回路の出力電圧指令値として出力する指令値選択ステップと、
出力電圧制御部が、前記指令値選択ステップにおいて出力された出力電圧指令値と前記電力変換回路の出力電圧を検出した出力電圧検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行うステップと、
PWM制御部が、前記出力電圧制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御するPWM制御ステップとを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の直流電源装置の制御方法は、請求項4において、
前記電力変換回路の入力側には高調波抑制用の入力フィルタが設けられ、
入力電流制御部が、前記出力電圧制御部の出力を入力電流指令値として取り込み、その入力電流指令値と、前記入力フィルタに流れる電流を検出した入力電流検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行うステップを備え、
前記PWM制御ステップは、前記入力電流制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御することを特徴としている。
請求項6に記載の直流電源装置の制御方法は、請求項4又は5において、
平滑化部が、前記指令値選択ステップにおいて出力される出力電圧指令値を平滑化する平滑化ステップを備えたことを特徴とする。
(1)請求項1〜6に記載の発明によれば、蓄電池への充電電流を充電電流指令値以下に制御する充電電流制御と、電力変換回路の出力電流検出値を出力電流上限値以下に制御する出力電流制御とを両立させることができ、これによって、負荷へ供給する電流の過負荷により装置が故障してしまうことを防止することができる。
(2)請求項2、5に記載の発明によれば、入力フィルタを備えた直流電源装置において、入力電流を入力側に必要とされる適切な電流に制御することができる。
(3)請求項3、6に記載の発明によれば、比較部の選択により充電電流制御出力値又は出力電流制御出力値が切り換えられた際の、指令値急変を抑制し、装置へのストレスを軽減することができる。
本発明の実施例1による装置の全体構成図。 図1の各制御部の一例を示すブロック図。 本発明の実施例2による装置の各制御部の一例を示すブロック図。 本発明の実施例3による装置の全体構成図。 本発明の実施例3による装置の各制御部の一例を示すブロック図。 本発明の実施例3による装置の各制御部の他の例を示すブロック図。 従来の、特許文献1に記載の直流電源装置の全体構成図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1は本発明の実施例1によるシステム構成を、図2は図1の各制御ブロックの詳細を各々表し、図7と同一部分は同一符号をもって示している。図1において、直流電源装置110内の整流器ユニット120には、商用系統電力源100の交流電力を直流電力に変換する電力変換回路21が設けられ、その直流出力側は負荷設備200および蓄電池3に接続されている。
124は、蓄電池3に充電される電流を充電電流検出回路4により検出した充電電流検出値を、後述する図2の構成によって、蓄電池3の充電電流指令値以下に制御するための充電電流制御出力値を求める充電電流制御部である。
125は、電力変換回路21の出力電流を出力電流検出回路6(ホール素子、シャント抵抗器などから成る)により検出した出力電流検出値を、後述する図2の構成によって、電力変換回路21の出力電流上限値以下に制御するための出力電流制御出力値を求める出力電流制御部である。
126は、充電電流制御部124により求められた充電電流制御出力値および出力電流制御部125により求められた出力電流制御出力値を、後述する図2の構成によって比較し、いずれか小さい方を選択して電力変換回路21の出力電圧指令値として出力する比較部である。
127は、比較部126から出力された出力電圧指令値と、電力変換回路21の出力電圧を出力電圧検出回路5により検出した出力電圧検出値との偏差を、後述する図2の構成によってとり、その偏差出力に対してPI(比例・積分)制御を行う出力電圧制御部である。
PWM制御部22は、出力電圧制御部127の出力が最終的な電圧指令値として入力され、その電圧指令値とキャリア信号との比較によりPWM信号を生成し、電力変換回路21の各スイッチング素子をPWM制御する。
図2において、充電電流制御部124は、設定した充電電流指令値と充電電流検出回路4で検出された充電電流検出値の偏差をとる減算器34と、減算器34の偏差出力に対してPI制御を行うPI制御器(PIアンプ)44と、PI制御器44の出力に直流電源装置110の定格直流電圧を加算する加算器54と、加算器54の加算出力に対して、定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施すリミッタ64とを備え、リミッタ64の出力を充電電流制御出力値としている。
出力電流制御部125は、設定した出力電流上限値と、出力電流検出回路6で検出された出力電流検出値の偏差をとる減算器35と、減算器35の偏差出力に対してPI制御を行うPI制御器(PIアンプ)45と、PI制御器45の出力に直流電源装置110の定格直流電圧を加算する加算器55と、加算器55の加算出力に対して、定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施すリミッタ65とを備え、リミッタ65の出力を出力電流制御出力値としている。
前記各リミッタ64および65から出力される充電電流制御出力値および出力電流制御出力値を比較する比較部126は、いずれか小さい方を選択し、電力変換回路21の出力電圧指令値として出力するスイッチ76を備えている。
出力電圧制御部127は、比較部126のスイッチ76により選択し出力された出力電圧指令値と出力電圧検出回路5で検出された出力電圧検出値の偏差をとる減算器37と、減算器37の偏差出力に対してPI制御を行うPI制御器(PIアンプ)47とを備え、PI制御器47の出力をPWM制御部22の最終的な電圧指令値としている。
上記のように構成された装置において、充電電流制御部124は蓄電池3の充電電流を一定に保つように作用し、充電電流検出値が充電電流指令値よりも大きい場合、充電電流が小さくなるように直流電圧を下げる方向に働く(充電電流制御出力値が小さくなる)。
逆に充電電流検出値が充電電流指令値よりも小さい場合は、直流電圧を上げるように働く(充電電流制御出力値が大きくなる)が、リミッタ64により定格電圧よりも大きくならないように制限している。
出力電流制御部125は出力電流が過電流にならないように作用して装置を保護するものであり、出力電流検出値が出力電流上限値よりも大きい場合、出力電流が小さくなるように直流電圧を下げる方向に働く(出力電流制御出力値が小さくなる)。
逆に出力電流検出値が出力電流上限値よりも小さい場合は、直流電圧を上げるように働く(出力電流制御出力が大きくなる)が、リミッタ65により定格電圧よりも大きくならないように制限している。
このように、充電電流制御部124と出力電流制御部125は共に電流を制限するために直流電圧を操作しており、これによって直流電源装置110の垂下制御(出力電流−出力電圧特性の垂下制御)がなされる。
そして比較部126では、充電電流制御出力値(リミッタ64の出力)と出力電流制御出力値(リミッタ65の出力)の小さい方を選択して直流の出力電圧指令値として設定しているので、前記垂下制御の選択が行われ、充電電流制御の仕様と出力電流制御の仕様の両方を満足できることになる。
すなわち例えば、蓄電池3の充電電流が指令値よりも大きい場合、充電電流制御出力値(リミッタ64の出力)が小さくなり、比較部126ではこちらが選択される。この値が出力電圧指令値になるため、直流電源装置110の直流電圧が下ることになり、結果として蓄電池3の充電電流が小さくなる。直流電圧が下るということは充電電流だけでなく、出力電流も小さくなるため、充電電流制御と出力電流制御の両立が可能となる。
以上のように本実施例1によれば、蓄電池3への充電電流を充電電流指令値以下に制御する充電電流制御と、電力変換回路21の出力電流検出値を出力電流上限値以下に制御する出力電流制御とを両立させることができ、これによって、負荷設備200へ供給する電流の過負荷により装置が故障してしまうことを防止することができる。
実施例1における比較部126では、充電電流制御出力値(リミッタ64の出力)と出力電流制御出力値(リミッタ65の出力)の小さい方を選択しているが、この選択切り換えの際、出力電圧制御部127に入力される出力電圧指令値が急変し装置にストレスを与えてしまう可能性がある。
そこで本実施例2では、図3に示すように比較部126の後段に平滑化部128を設け、出力電圧指令値の急変を抑え、装置へのストレスを軽減するように構成した。図3において図2と同一部分は同一符号をもって示しており、図2と異なる点は、比較部126と出力電圧制御部127の間に、移動平均回路又は変化率リミッタ88を有した平滑化部128を設けた点にあり、その他の部分は図2と同一に構成されている。
上記構成において、比較部126から出力される出力電圧指令値は平滑化部128によって平滑化されるので、比較部126のスイッチ76の切り換えの際に出力電圧指令値が急変することは抑制され、装置へのストレスが軽減される。
図1の電力変換回路21ではIGBTなどの半導体スイッチング素子によって交流電力を直流電力に変換するが、その際、スイッチング動作により高調波が発生し商用系統に悪影響を与える可能性がある。
本実施例3は、前記高調波を抑制するための入力フィルタを設けた構成の直流電源装置に本発明を適用したものである。
図4は本実施例3によるシステム構成を表し、図5は図4の各制御ブロックの一例を示し、図6は図4の各制御ブロックの他の例を示している。
図4において図1と異なる点は、電力変換回路21の入力側に設けられた、リアクトルLおよびコンデンサCから成る高調波抑制用の入力フィルタ20と、入力フィルタ20を介して電力変換回路21に流れる電流を検出する入力電流検出回路7と、出力電圧制御部127の出力を入力電流指令値として取り込み、後述する図5の構成によって、所望の最終的な出力電圧指令値が得られるように、電力変換回路21の入力電流を制御する入力電流制御部129とを設けた点にあり、その他の部分は図1と同様に構成されている。
図4の各制御ブロックの一例を示す図5において図2と異なる点は、出力電圧制御部127とPWM制御部22の間に、出力電圧制御部127の出力が入力電流指令値として導入され、入力電流検出回路7により検出された入力電流検出値との偏差をとる減算器39と、減算器39の偏差出力に対してPI制御を行うPI制御器(PIアンプ)49とを備えた入力電流制御部129を設けた点にあり、その他の部分は図2と同様に構成されている。
上記のように構成された装置において、入力電流制御部129は、直流電源装置110の出力電圧が所望の出力電圧となるように電力変換回路21の入力電流を制御するように動作する。
以上のように図5の構成によれば、高調波抑制用の入力フィルタ20を備えた直流電源装置110において、充電電流制御部124、出力電流制御部125および比較部126による垂下制御の選択処理を行って充電電流制御と出力電流制御を両立させることができるという、実施例1と同様の効果が得られる。
また、図4の各制御ブロックの他の例を示す図6において図5と異なる点は、比較部126と出力電圧制御部127の間に、移動平均回路又は変化率リミッタ88を有した平滑化部128を設けた点にあり、その他の部分は図5と同一に構成されている。
上記構成において、比較部126から出力される出力電圧指令値は平滑化部128によって平滑化されるので、比較部126のスイッチ76の切り換えの際に出力電圧指令値が急変することは抑制され、装置へのストレスが軽減される。
以上のように図6の構成によれば、高調波抑制用の入力フィルタ20を備えた直流電源装置110において、充電電流制御部124、出力電流制御部125および比較部126による垂下制御の選択処理を行って充電電流制御と出力電流制御を両立させることができるという、実施例1と同様の効果と、平滑化部128の平滑化処理による装置へのストレス軽減が可能となる、実施例2と同様の効果とが得られる。
3…蓄電池
4…充電電流検出回路
5…出力電圧検出回路
6…出力電流検出回路
7…入力電流検出回路
20…入力フィルタ
21…電力変換回路
22…PWM制御部
34,35,37,39…減算器
44,45,47,49…PI制御器
54,55…加算器
64,65…リミッタ
76…スイッチ
88…移動平均回路又は変化率リミッタ
100…商用系統電力源
110…直流電源装置
120…整流器ユニット
124…充電電流制御部
125…出力電流制御部
126…比較部
127…出力電圧制御部
128…平滑化部
129…入力電流制御部
200…負荷設備

Claims (6)

  1. オン、オフ制御されるスイッチング素子を有して交流電源の交流電力を直流電力に変換する回路であり、直流出力側が負荷および蓄電池に接続された電力変換回路と、
    前記蓄電池の充電電流指令値と前記蓄電池へ充電される電流を検出した充電電流検出値との偏差をとり、その偏差をPI(比例・積分)制御器に通した後定格直流電圧を加算し、その加算出力に対して定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施して充電電流制御出力値を出力する充電電流制御部と、
    前記電力変換回路の出力電流上限値と前記電力変換回路の出力電流を検出した出力電流検出値との偏差をとり、その偏差をPI制御器に通した後定格直流電圧を加算し、その加算出力に対して定格直流電圧以下に制限するリミット処理を施して出力電流制御出力値を出力する出力電流制御部と、
    前記充電電流制御部の充電電流制御出力値および前記出力電流制御部の出力電流制御出力値を比較し、いずれか小さい方を選択して前記電力変換回路の出力電圧指令値として出力する比較部と、
    前記比較部から出力された出力電圧指令値と前記電力変換回路の出力電圧を検出した出力電圧検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行う出力電圧制御部と、
    前記出力電圧制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM(Pulse Width Modulation)制御するPWM制御部とを備えたことを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記電力変換回路の入力側には高調波抑制用の入力フィルタが設けられ、
    前記出力電圧制御部の出力を入力電流指令値として取り込み、その入力電流指令値と、前記入力フィルタに流れる電流を検出した入力電流検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行う入力電流制御部を備え、
    前記PWM制御部は、前記入力電流制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御することを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記比較部から出力される出力電圧指令値を平滑化する平滑化部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の直流電源装置。
  4. オン、オフ制御されるスイッチング素子を有して交流電源の交流電力を直流電力に変換する回路であり、直流出力側が負荷および蓄電池に接続された電力変換回路を備えた直流電源装置の制御方法であって、
    充電電流制御部が、前記蓄電池へ充電される電流を検出した充電電流検出値を蓄電池の充電電流指令値以下に制御する充電電流制御出力値を求めるステップと、
    出力電流制御部が、前記電力変換回路の出力電流を検出した出力電流検出値を電力変換回路の出力電流上限値以下に制御する出力電流制御出力値を求めるステップと、
    比較部が、前記求められた充電電流制御出力値および出力電流制御出力値を比較し、いずれか小さい方を選択して前記電力変換回路の出力電圧指令値として出力する指令値選択ステップと、
    出力電圧制御部が、前記指令値選択ステップにおいて出力された出力電圧指令値と前記電力変換回路の出力電圧を検出した出力電圧検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行うステップと、
    PWM制御部が、前記出力電圧制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御するPWM制御ステップとを備えたことを特徴とする直流電源装置の制御方法。
  5. 前記電力変換回路の入力側には高調波抑制用の入力フィルタが設けられ、
    入力電流制御部が、前記出力電圧制御部の出力を入力電流指令値として取り込み、その入力電流指令値と、前記入力フィルタに流れる電流を検出した入力電流検出値との偏差をとり、その偏差に対してPI制御を行うステップを備え、
    前記PWM制御ステップは、前記入力電流制御部の出力を最終的な電圧指令値として、前記電力変換回路のスイッチング素子をPWM制御することを特徴とする請求項4に記載の直流電源装置の制御方法。
  6. 平滑化部が、前記指令値選択ステップにおいて出力される出力電圧指令値を平滑化する平滑化ステップを備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の直流電源装置の制御方法。
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