JP2009145928A - プリント配線パターン生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品実装時に電子部品が位置ずれを起こさないようなパターン設計を容易に行うことができるプリント配線パターン生成方法を提供する。
【解決手段】チップコンデンサパターン1の第1電極に対応する第1ランドパターン4の近傍における引き出し配線パターンの面積と、チップコンデンサパターン1の第2電極に対応する第2ランドパターン5の近傍における引き出し配線パターンの面積とを比較し、面積比が所定の範囲に入っていなければ、引き出し配線パターンに熱対策が必要と判断し、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さくして、面積が小さい方の引き出し配線パターンと同じ面積にする。
【選択図】図9

Description

本発明は、CAD(Computer Aided Design)を使用してプリント配線基板の回路パターンを設計する技術に関する。
一般に、プリント配線基板の回路パターンにおける配線は、CADを使用して設計される。
例えば、特許文献1に記載の自動配線システムは、ランドに対する引き出し線の引き出し方向を決定する引き出し方向格納部と、引き出し方向格納部に引き出し方向が登録されたランドであるか否かを判定する判定部と、ランドに対して配線禁止領域を設定する配線禁止情報設定部とを備え、縦長な形状のランドに対しては、引き出し線を引き出し方向格納部に引き出し方向を登録し、判定部は引き出し方向格納部を参照して引き出し方向を指定されたランドであるか否かを判定し、引き出し線の引き出し方向を指定されたランドに対しては、配線禁止情報設定部は引き出し線に平行な方向の部品端子の辺を含んで配線近似領域を設定し、自動配線するように構成されている。
また、特許文献2には、個々の部品に関する発生温度条件および耐熱性条件を考慮して、プリント配線基板上の部品配置を行う部品配置システムが記載されている。本文献では、配置済データに各部品の発生温度条件と実装形態情報とを付加し、これらの発生温度条件と実装形態情報とに基づき、配置済データに関する温度分布検証を行うとともに、温度分布検証結果と各部品の耐熱性条件とに基づき、配置済データに関する耐熱性評価を行う。そして、耐熱性評価結果に基づき、プリント配線基板上に配置される部品の配置位置を変更するようにしている。
特開平5−28224号公報 特開平5−274391号公報
しかしながら、複数の電極を有する電子部品の場合、その複数の電極に対応した各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積が大きく異なると、電子部品をはんだ付けするときの熱分布が電極間で異なるため、はんだの溶融および凝固温度が不均一になる。その結果、各電極部におけるはんだの表面張力に差が生じて、電子部品が位置ずれを起こすという問題がある。実際の部品実装時において、このような位置ずれが生じた場合は、人手によって電子部品の位置を変更する必要があり、作業が煩雑となって生産効率が低下する。このため、プリント配線基板のパターン設計にあたっては、上述したような熱分布の不均衡が生じないような配慮が必要となる。
本発明は、部品実装時に電子部品が位置ずれを起こさないようなパターン設計を容易に行うことができるプリント配線パターン生成方法を提供することを目的としている。
本発明に係るプリント配線パターン生成方法は、複数の電極を有する電子部品のパターンを入力する工程と、複数の電極のそれぞれに対応するランドパターンを入力する工程と、各ランドパターンに対応する引き出し配線パターンを入力する工程と、入力されたランドパターンおよび引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する検出工程とを備える。
このようにすることで、各パターンを入力すれば、熱対策が必要な引き出し配線パターンが自動的に検出されるので、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、検出工程は、各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する面積算出工程と、算出された各引き出し配線パターンの面積を比較する面積比較工程とを有していてもよい。この場合は、面積の比較結果が所定範囲内でないときに、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さくする面積変更工程が更に備わる。
このようにすることで、各引き出し配線パターンの面積の差が小さくなり、熱分布が均一になる。したがって、電子部品の各電極に作用するはんだの表面張力が均衡のとれたものとなるので、電子部品の位置ずれが防止される。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、面積算出工程は、ランドパターンの周囲の所定距離内に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する工程であってもよい。
このようにすることで、ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を、距離演算によって正確かつ簡便に算出することができる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、面積変更工程は、電子部品の所定位置に対して回転対称となる位置、または、電子部品の所定位置を通る直線に対して線対称となる位置に、面積変更後の引き出し配線パターンが配置されるように、引き出し配線パターンの面積を変更する工程であってもよい。
このようにすることで、回路パターン上の熱分布がより均衡のとれたものとなり、電子部品の位置ずれを防止する上で効果的である。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、検出工程は、ランドパターンと引き出し配線パターンとの接触長を算出する接触長算出工程と、算出された各引き出し配線パターンの接触長を比較する接触長比較工程とを有していてもよい。この場合は、接触長の比較結果が所定範囲内でないときに、接触長が長い方の引き出し配線パターンの接触長を短くする接触長変更工程が更に備わる。
このようにすることで、各引き出し配線パターンの接触長の差が小さくなり、熱分布が均一になる。したがって、電子部品の各電極に作用するはんだの表面張力が均衡のとれたものとなるので、電子部品の位置ずれが防止される。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、接触長変更工程は、電子部品の所定位置に対して回転対称となる位置、または、電子部品の所定位置を通る直線に対して線対称となる位置に、接触長変更後の引き出し配線パターンが配置されるように、引き出し配線パターンの接触長を変更する工程であってもよい。
このようにすることで、回路パターン上の熱分布がより均衡のとれたものとなり、電子部品の位置ずれを防止する上で効果的である。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、入力されたランドパターンのうち特定のランドパターンを指定するランドパターン指定工程を更に備え、検出工程は、ランドパターン指定工程で指定されたランドパターンおよび入力された引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する工程であってもよい。
このようにすることで、ランドパターンを指定すれば熱対策の必要な引き出し配線パターンが自動的に検出されるので、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、入力された電子部品パターンのうち特定の電子部品パターンを指定する電子部品パターン指定工程を更に備え、検出工程は、電子部品パターン指定工程で指定された電子部品パターン、入力されたランドパターン、および入力された引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する工程であってもよい。
このようにすることで、電子部品パターンを指定すれば熱対策の必要な引き出し配線パターンが自動的に検出されるので、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。
本発明に係るプリント配線パターン生成方法によれば、入力されたランドパターンと引き出し配線パターンとに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンが自動的に検出されるので、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。このフローチャートの手順を実行するソフトウェア(プログラムおよびデータ)がインストールされたコンピュータを用い、コンピュータの画面上でマウスやキーによる所定の操作を行うことにより、配線パターンの生成を行う(以下の実施形態についても同様)。
最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ101)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている後述の図2(a)〜(d)のような電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ102)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状と位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、後述の図4のようにパターンを画像表示する(ステップ103)。続いて、図2(e)のような引き出し配線パターンを入力する(ステップ104)。次に、後述の図5のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ105)。
次に、複数の電極を有する電子部品の第1の電極に対応する、第1のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ106)。続いて、電子部品の第2の電極に対応する、第2のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ107)。その後、第1と第2の各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積の比を計算し、面積比が0.8〜1.2の範囲に入っているかどうかを判定する(ステップ108)。面積比が上記範囲に入っていれば(ステップ108でYes)、処理を終了する。一方、面積比が上記範囲に入っていなければ(ステップ108でNo)、引き出し配線パターンに熱対策が必要であると判断する。その場合、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さく変更し(ステップ109)、次に、変更された引き出し配線パターンを画像表示して(ステップ110)、処理を終了する。
図2および図3は、電子部品ライブラリに登録されているパターンの例を表す図である。ここでは、電子部品としてチップコンデンサを例に説明を行う。なお、以下の各パターンの位置情報は、すべて、画像を構成する面などの座標情報である。
図2(a)は、長手方向の両側に第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3とを有する長方形状のチップコンデンサパターン1を表している。図2(b)は、チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3の面積よりやや大きい長方形状を有し、それぞれの電極に対応した位置にある第1ランドパターン4と第2ランドパターン5とを表している。図2(c)は、第1ランドパターン4と第2ランドパターン5にそれぞれ対応した位置にあり、同じ面積かつ同じ形状を有する第1メタルマスクパターン6と第2メタルマスクパターン7とを表している。図2(d)は、第1メタルマスクパターン6と第2メタルマスクパターン7に対応した位置に、それぞれの面積よりやや大きい長方形状の2個の孔部をくりぬいた、長方形のレジストパターン8を表している。
図2(e)は、チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3にそれぞれ接続される、細い長方形状の第1引き出し配線パターン9と第2引き出し配線パターン10とを表している。
図3は、グランドパターンの例を表す図である。一般に、グランドパターンには多数のパターンが接続されることから、接続作業を容易にするため、グランドパターン11は、面積が十分大きくなるように形成される。本実施形態では、グランドパターン11は、チップコンデンサパターン1における第2電極(負電極)3に接続するため、第2電極(負電極)3の位置に重なるような多角形状に形成されている。なお、図1の処理開始時には、グランドパターン11が画面上にすでに表示されている。
図4は、チップコンデンサパターン1、第1および第2ランドパターン4,5、レジストパターン8およびグランドパターン11を重ねた状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ103における表示例である。チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2の下部に第1ランドパターン4が、第2電極(負電極)3の下部に第2ランドパターン5がそれぞれ配置される。また、レジストパターン8が、その2個の孔部の中央に第1ランドパターン4と第2ランドパターン5とが入るように配置される。さらに、レジストパターン8の下部に、第2ランドパターン5と重なるようにグランドパターン11が配置される。
図5は、図4のパターンに引き出し配線パターンを追加して表示した状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ105における表示例である。第1ランドパターン4と接して、第1引き出し配線パターン9が外側(左側)に伸びるように入力されている。図示は省略しているが、第1引き出し配線パターン9の左端は、別の電子部品が配置された箇所のランドパターンに接続される。なお、第2ランドパターン5は接地されるので、第2ランドパターン5から引き出される第2引き出し配線パターンは、グランドパターン11となる。
図6は、ランドパターンの近傍を説明する図である。第1ランドパターン4と第2ランドパターン5のそれぞれの周囲の濃いグレーで示された枠状の領域が、各ランドパターンの近傍を示している。34は第1ランドパターン4の周囲における第1ランドパターン近傍、35は第2ランドパターン5の周囲における第2ランドパターン近傍である。すなわち、本実施形態では、第1および第2ランドパターン4,5の周囲において、各ランドパターンの外周から所定距離内にあり、かつレジストパターン8と重ならない領域が、ランドパターンの近傍ということになる。
図7は、ランドパターン近傍に存在する引き出し配線パターンの面積の算出(図1のフローチャートのステップ106,107)を説明する図である。図の左側に黒色で示した長方形状の小領域は、図6で示した第1ランドパターン近傍34において第1引き出し配線パターン9の存在する領域であり、これを第1近傍13と呼ぶ。この第1近傍13の面積(第1近傍面積)が、第1ランドパターン近傍34における引き出し配線パターンの面積である。また、図の右側に黒色で示した半枠状の大領域は、図6で示した第2ランドパターン近傍35において引き出し配線パターン(グランドパターン11)の存在する領域であり、これを第2近傍14と呼ぶ。この第2近傍14の面積(第2近傍面積)が、第2ランドパターン近傍35における引き出し配線パターンの面積である。第1近傍面積および第2近傍面積は、各パターンの位置や寸法のデータを用いて算出することができる。
ここで、第1近傍面積αと第2近傍面積βとの面積比α/βは、2/22=0.091であり、図1のフローチャートのステップ108における0.8<面積比<1.2の関係を満たさない。すなわち、第1近傍面積αと第2近傍面積βとの面積差が大きい。したがって、ステップ109で面積の変更が行われる。
図8は、引き出し配線パターンの面積変更処理(図1のステップ109)を説明する図である。この処理においては、面積が大きい方の引き出し配線パターン、つまり第2グランドパターン5側の引き出し配線パターンの面積(第2近傍面積)が小さくなるように、面積の変更が行われる。言い換えると、第1近傍面積と第2近傍面積との面積差が小さくなるように、面積の変更が行われる。この結果、図7における第2近傍14の部分の引き出し配線パターンは、図8の右側に黒色で示す第2引き出し配線パターン15のような、小さな引き出し配線パターンに変更される。この第2引き出し配線パターン15は、第1近傍13と同じ面積を有する。また、第2引き出し配線パターン15は、チップコンデンサパターン1の中心に対して、第1近傍13と回転対称の位置にあり、かつ、チップコンデンサパターン1の中心を通る縦方向の中心線に対して、第1近傍13と線対称の位置にある。
図9は、変更された引き出し配線パターンを表示した状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ110における表示例である。第2ランドパターン5の近傍の引き出し配線パターンとして、変更された第2引き出し配線パターン15が表示されている。第1ランドパターン4の近傍の第1引き出し配線パターン9の面積(第1近傍13の面積)は、変更前と変わりがない。上述したように、第1近傍13の面積と、変更された第2引き出し配線パターン15の面積とは等しいので、これにより両者の熱分布が均衡する。
図10は、実際のプリント配線基板における部品実装時の断面図であり、図9のA−A’断面を表している。基板116の上部の中央にレジスト108が配置されている。レジスト108の左右には、わずかな間隔をおいて第1ランド104と第2ランド105とがそれぞれ配置されている。第1ランド104の左には、第1ランド104に接して第1引き出し配線109が配置されている。第2ランド105の右には、第2ランド105に接して、第2引き出し配線115が配置されている。第2引き出し配線115は、前述の面積変更処理で得られた引き出し配線パターンに従い、面積の小さな配線となっている。第2引き出し配線115の右には、配線115に接してグランド111が配置されている。第1引き出し配線109とグランド111の上部には、それぞれレジスト108が配置されている。
また、基板116の上部の中央のレジスト108の上部には、チップコンデンサ101が配置される。それにより、チップコンデンサ101の第1電極(正電極)102は第1ランド104の上部に、また、第2電極(負電極)103は第2ランド105の上部にそれぞれ位置することになる。そして、第1電極(正電極)102と第1ランド104とが、また、第2電極(負電極)103と第2ランド105とが、それぞれ、はんだ117により接続される。なお、図で示したパターンの他に、メタルマスクパターンやはんだメッキパターンが施されるが、本発明とは直接関係しないため説明は省略する。
図11は、図1のステップ109の処理がされた後の引き出し配線パターン、ランドパターンおよびグランドパターンの関係を説明する図である。第1ランドパターン4の左に、第1ランドパターン4に接して第1引き出し配線パターン9が配置される。また、第2ランドパターン5の右に、第2ランドパターン5に接して、変更された第2引き出し配線パターン15が配置される。さらに、第2引き出し配線パターン15の右に、第2引き出し配線パターン15に接してグランドパターン11が配置される。図からわかるように、第2ランドパターン5からの引き出し配線パターンが変更されたことにより、グランドパターン11の形状も図3に示した当初の形状から変更されている。
以上のように、本実施形態においては、ランドパターン近傍における面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積が小さくなるように、面積の変更を行い、変更後の面積が、面積の小さい方の引き出し配線パターンの面積と同じになるようにしている。このため、チップコンデンサ101の各電極102,103に対応する引き出し配線パターン9(13),15間で面積差がなくなり、熱分布が均一になる。この結果、チップコンデンサ101の各電極102,103に作用するはんだ117の表面張力が均衡のとれたものとなり、チップコンデンサ101の位置ずれが防止される。
また、本実施形態においては、各ランドパターン4,5の周囲の所定距離内に存在する、レジストパターン8と重ならない領域をランドパターン近傍としているので、引き出し配線パターンの面積を距離演算によって正確かつ簡便に算出することができる。
さらに、本実施形態においては、面積変更後の第2引き出し配線パターン15が、チップコンデンサパターン1の中心に対して第1近傍13と回転対称で、かつチップコンデンサパターン1の中心を通る縦方向の直線に対して第1近傍13と線対称の位置に配置されるように、引き出し配線パターンの面積変更処理を行うので、回路パターン上の熱分布がより均衡のとれたものとなり、チップコンデンサ101の位置ずれを防止する上で効果的である。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ201)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ202)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状と位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図4のようにパターンを画像表示する(ステップ203)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ204)。次に、前述の図5のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ205)。
次に、複数の電極を有する電子部品の第1の電極に対応する、第1のランドパターンと引き出し配線パターンとが接触している長さ(接触長)を算出する(ステップ206)。続いて、電子部品の第2の電極に対応する、第2のランドパターンと引き出し配線パターンとが接触している長さ(接触長)を算出する(ステップ207)。その後、第1のランドパターンと引き出し配線パターンとの接触長と、第2のランドパターンと引き出し配線パターンとの接触長との比(接触長比)が0.8〜1.2の範囲に入っているかどうかを判定する(ステップ208)。接触長比が上記範囲に入っていれば(ステップ208でYes)、処理を終了する。一方、接触長比が上記範囲に入っていなければ(ステップ208でNo)、引き出し配線パターンに熱対策が必要であると判断する。その場合、接触長が長い方の引き出し配線パターンの接触長を短く変更し(ステップ209)、次に、変更された引き出し配線パターンを表示して(ステップ210)、処理を終了する。
図13は、ランドパターン近傍に存在する引き出し配線パターンの接触長の算出(図12のフローチャートのステップ206,207)を説明する図である。左側に短い太線で示した第1の接触長21は、第1ランドパターン4と第1引き出し配線パターン9とが接触する部分の長さである。また、右側に半枠状の太線で示した第2の接触長22は、第2ランドパターン5とグランドパターン11とが接触する部分の長さである。これらの接触長21,22の長さは、各パターンの位置や寸法のデータを用いて算出することができる。
図14は、引き出し配線パターンの接触長変更処理(図12のステップ209)を説明する図である。この処理においては、接触長が長い方の引き出し配線パターン、つまり第2グランドパターン5側の引き出し配線パターンの第2接触長22が短くなるように、接触長の変更が行われる。すなわち、図13における第2の接触長22は、図14で示されるように、短い接触長32に変更される。さらに、接触長の変更とともに、第2の接触長32に対応する引き出し配線パターンの形状も、第1の接触長21に対応する引き出し配線パターンの形状と同じ形状に変更される。変更後の第2の接触長32は、第1の接触長21と同じ長さを有する。また、第2の接触長32を持つ線分は、チップコンデンサパターン1の中心に対して、第1の接触長21を持つ線分と回転対称の位置にあり、かつ、チップコンデンサパターン1の中心を通る縦方向の中心線に対して、第1の接触長21を持つ線分と線対称の位置にある。
この結果、接触長変更後の第2ランドパターン5近傍の引き出し配線パターンの面積(第2近傍面積)は、第1ランドパターン4近傍の引き出し配線パターンの面積(第1近傍面積)と同じになる。また、前者のパターンの位置は、チップコンデンサパターン1の中心に対して、後者のパターンと回転対称で、かつ、チップコンデンサパターン1の中心を通る縦方向の中心線に対して、後者のパターンと線対称の位置となる。
以上のように、本実施形態においては、ランドパターン近傍における接触長が長い方の引き出し配線パターンの接触長が短くなるように、接触長の変更を行い、変更後の接触長が、接触長の短い方の引き出し配線パターンの接触長と同じになるようにしている。このため、チップコンデンサ101の各電極102,103(図10)に対応する引き出し配線パターン間で面積差がなくなり、熱分布が均一になる。この結果、チップコンデンサ101の各電極102,103に作用するはんだ117の表面張力が均衡のとれたものとなり、チップコンデンサ101の位置ずれが防止される。
図15は、第3の実施形態における変更前の引き出し配線パターンを表す図である。第1ランドパターン4に対して、第1の引き出し配線パターン23が左方向に引き出されており、かつ、第2の引き出し配線パターン24が上方向に引き出されている点が、上記第2の実施形態(図13)と異なる。
図16は、図15における引き出し配線パターンの変更処理を説明する図である。本実施形態では、引き出し配線パターンが電子部品の中心に対して回転対称となるように、パターンの変更を行う。すなわち、チップコンデンサパターン1の中心に位置する回転中心27に対して、第1の引き出し配線パターン23と回転対称の位置(第2ランドパターン5の右)に、第3の引き出し配線パターン25が設定される。また、チップコンデンサパターン1の回転中心27に対して、第2の引き出し配線パターン24と回転対称の位置(第2ランドパターン5の下)に、第4の引き出し配線パターン26が設定される。なお、このようにパターンを回転対称とする方法以外に、チップコンデンサパターン1の中心を通る縦の中心線に対してパターンを線対称とする方法も考えられる。すなわち、第2ランドパターン5の上に、第4の引き出し配線パターン26を設定してもよい。
このように、本実施形態においては、第1ランドパターン4から引き出される複数の引き出し配線パターン23,24と、第2ランドパターン5から引き出される複数の引き出し配線パターン25,26とが回転対称または線対称となるので、回路パターン上の熱分布がより均衡のとれたものとなり、チップコンデンサ101の位置ずれを防止する上で効果的である。
図17は、本発明の第4の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ301)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ302)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状と位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図4のようにパターンを画像表示する(ステップ303)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ304)。次に、前述の図5のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ305)。
次に、電子部品の配置が完了したかどうかを判断する(ステップ306)。配置が完了していなければ(ステップ306でNo)、最初に戻って、他の電子部品の配置を行う(ステップ301〜305)。一方、配置が完了していれば(ステップ306でYes)、ランドパターン内の位置が指定されたかどうかを判断する(ステップ307)。この指定は、後述の図18等のようにマウスのポインタを操作することにより行う。ランドパターン内の位置が指定されていなければ(ステップ307でNo)、処理を終了する。一方、ランドパターン内の位置が指定されていれば(ステップ307でYes)、指定された位置に存在するランドパターンを検出する(ステップ308)。次に、検出されたランドパターンに搭載される電子部品の他のランドパターンをすべて検出する(ステップ309)。この検出は、電子部品ライブラリを参照することにより行う。
次に、複数の電極を有する電子部品の第1の電極に対応する、第1のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ310)。続いて、電子部品の第2の電極に対応する、第2のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ311)。その後、第1と第2の各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積比を計算し、面積比が0.8〜1.2の範囲に入っているかどうかを判定する(ステップ312)。面積比が上記範囲に入っていれば(ステップ312でYes)、処理を終了する。一方、面積比が上記範囲に入っていなければ(ステップ312でNo)、引き出し配線パターンに熱対策が必要であると判断する。その場合、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さく変更し(ステップ313)、次に、変更された引き出し配線パターンを画像表示して(ステップ314)、処理を終了する。
図18は、ランドパターン内の位置が指定される様子を示す図であり、図17のフローチャートのステップ307における表示例である。図中の矢印は、マウスのポインタを示している。マウスを操作してポインタの先端を第1ランドパターン4内へ移動させることにより、第1ランドパターン4が指定される。この指定により、上述したとおり第1ランドパターン4が検出されるとともに(ステップ308)、第1ランドパターン4に搭載されるチップコンデンサの他のランドパターン(第2ランドパターン5)が自動的に検出される(ステップ309)。
図19は、検出された第1ランドパターン4が表示された状態を示す図であり、図17のフローチャートのステップ308における表示例である。本実施形態では、検出された第1ランドパターン4は、図19の太い点線枠のように表示される。
図20は、検出された他のランドパターン(第2ランドパターン5)が表示された状態を示す図であり、図17のフローチャートのステップ309における表示例である。本実施形態では、検出された第2ランドパターン5は、図20の太い点線枠のように表示される。この後の処理は、第1の実施形態の説明における、図1のフローチャートのステップ106以降と同じである。
このように、本実施形態においては、特定のランドパターンを指定すると(ステップ307)、指定されたランドパターンに搭載される電子部品(チップコンデンサ)の他のランドパターンが自動的に検出され(ステップ309)、面積比較に基づいてランドパターン近傍の引き出し配線パターンの面積が変更されるので(ステップ313)、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。なお、ここでは、引き出し配線パターンの面積を変更する例を挙げたが、面積に代えて前述した接触長を変更するようにしてもよい。
図21は、本発明の第5の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ401)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ402)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状と位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図4のようにパターンを画像表示する(ステップ403)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ404)。次に、前述の図5のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ405)。
次に、電子部品の配置が完了したかどうかを判断する(ステップ406)。配置が完了していなければ(ステップ406でNo)、最初に戻って、他の電子部品の配置を行う(ステップ401〜405)。一方、配置が完了していれば(ステップ406でYes)、電子部品パターン内の位置が指定されたかどうかを判断する(ステップ407)。この指定は、後述の図22等のようにマウスのポインタを操作することにより行う。電子部品パターン内の位置が指定されていなければ(ステップ407でNo)、処理を終了する。一方、電子部品パターン内の位置が指定されていれば(ステップ407でYes)、指定された位置に存在する電子部品を検出する(ステップ408)。次に、検出された電子部品の電極に接続されているすべてのランドパターンを検出する(ステップ409)。この検出は、電子部品ライブラリを参照することにより行う。
次に、複数の電極を有する電子部品の第1の電極に対応する、第1のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ410)。続いて、電子部品の第2の電極に対応する、第2のランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する(ステップ411)。その後、第1と第2の各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積比を計算し、面積比が0.8〜1.2の範囲に入っているかどうかを判定する(ステップ412)。面積比が上記範囲に入っていれば(ステップ412でYes)、処理を終了する。一方、面積比が上記範囲に入っていなければ(ステップ412でNo)、引き出し配線パターンに熱対策が必要であると判断する。その場合、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さく変更し(ステップ413)、次に、変更された引き出し配線パターンを画像表示して(ステップ414)、処理を終了する。
図22は、電子部品パターン(チップコンデンサパターン)内の位置が指定される様子を示す図であり、図21のフローチャートのステップ407における表示例である。図中の矢印は、マウスのポインタを示している。マウスを操作してポインタの先端をチップコンデンサパターン1内へ移動させることにより、チップコンデンサパターン1が指定される。この指定により、上述したとおりチップコンデンサパターン1が検出されるとともに(ステップ408)、チップコンデンサの電極に接続されている第1および第2ランドパターン4,5が検出される(ステップ409)。
図23は、検出されたチップコンデンサパターン1が表示された状態を示す図であり、図21のフローチャートのステップ408における表示例である。本実施形態では、検出されたチップコンデンサパターン1は、図23の太い実線枠のように表示される。
図24は、検出された第1および第2ランドパターン4,5が表示された状態を示す図であり、図21のフローチャートのステップ409における表示例である。本実施形態では、検出された第1および第2ランドパターン4,5は、図24の太い点線枠のように表示される。この後の処理は、第1の実施形態の説明における、図1のフローチャートのステップ106以降と同じである。
このように、本実施形態においては、特定の電子部品パターンを指定すると(ステップ407)、指定された電子部品(チップコンデンサ)の電極に接続されているすべてのランドパターン4,5が自動的に検出され(ステップ409)、面積比較に基づいてランドパターン近傍の引き出し配線パターンの面積が変更されるので(ステップ413)、電子部品が位置ずれを起こさないような回路パターンを容易に設計することができる。なお、ここでは、引き出し配線パターンの面積を変更する例を挙げたが、面積に代えて前述した接触長を変更するようにしてもよい。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、引き出し配線パターンの面積や接触長を比較するにあたって、面積や接触長の比を算出する例を挙げたが、面積や接触長の差を算出するようにしてもよい。
また、図15および図16においては、1つのランドパターンから2つの引き出し配線パターンが引き出されている例を挙げたが、1つのランドパターンから3つ以上の引き出し配線パターンが引き出される場合にも、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、電子部品としてチップコンデンサを例に挙げたが、電子部品は抵抗やトランジスタ等であってもよいことは勿論である。また、上記実施形態では、変更後の引き出し配線パターンを画面上に表示する例を示したが、この表示は本発明にとって必須ではなく、変更後の引き出し配線パターンをデータとしてメモリに保存しておくだけでもよい。

第1の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 電子部品ライブラリに登録されているパターンの例である。 電子部品ライブラリに登録されているパターンの例である。 パターンを重ねた状態を表す図である。 図4のパターンに引き出し配線パターンを重ねた状態を表す図である。 ランドパターンの近傍を説明する図である。 引き出し配線パターンの面積の算出を説明する図である。 引き出し配線パターンの面積変更処理を説明する図である。 変更された引き出し配線パターンを表示した状態を表す図である。 実際のプリント配線基板における部品実装時の断面図である。 面積変更処理後の各パターンの関係を説明する図である。 第2の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 配線パターンの接触長の算出を説明する図である。 引き出し配線パターンの接触長変更処理を説明する図である。 第3の実施形態における変更前の引き出し配線パターンを表す図である。 引き出し配線パターンの変更処理を説明する図である。 第4の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 ランドパターン内の位置が指定される様子を示す図である。 検出されたランドパターンが表示された状態を示す図である。 検出された他のランドパターンが表示された状態を示す図である。 第5の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 電子部品パターン内の位置が指定される様子を示す図である。 検出されたチップコンデンサパターンが表示された状態を示す図である。 検出された第1および第2ランドパターンが表示された状態を示す図である。
符号の説明
1 チップコンデンサパターン
2 第1電極(正電極)
3 第2電極(負電極)
4 第1ランドパターン
5 第2ランドパターン
9 第1引き出し配線パターン
10 第2引き出し配線パターン
11 グランドパターン
13 第1近傍
14 第2近傍
15 変更された第2引き出し配線パターン
21 第1の接触長
22 第2の接触長
23 第1の引き出し配線パターン
24 第2の引き出し配線パターン
25 第3の引き出し配線パターン
26 第4の引き出し配線パターン
27 回転中心
32 変更された第2の接触長
34 第1ランドパターン近傍
35 第2ランドパターン近傍

Claims (8)

  1. 複数の電極を有する電子部品のパターンを入力する工程と、
    前記複数の電極のそれぞれに対応するランドパターンを入力する工程と、
    各ランドパターンに対応する引き出し配線パターンを入力する工程と、
    前記入力されたランドパターンおよび引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する検出工程と、
    を備えたことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  2. 請求項1に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記検出工程は、各ランドパターンの近傍に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する面積算出工程と、算出された各引き出し配線パターンの面積を比較する面積比較工程とを有し、
    前記面積の比較結果が所定範囲内でない場合に、面積が大きい方の引き出し配線パターンの面積を小さくする面積変更工程を更に備えた
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  3. 請求項2に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記面積算出工程は、ランドパターンの周囲の所定距離内に存在する引き出し配線パターンの面積を算出する工程である
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  4. 請求項2または3に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記面積変更工程は、電子部品の所定位置に対して回転対称となる位置、または、電子部品の所定位置を通る直線に対して線対称となる位置に、面積変更後の引き出し配線パターンが配置されるように、引き出し配線パターンの面積を変更する工程である
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  5. 請求項1に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記検出工程は、ランドパターンと引き出し配線パターンとの接触長を算出する接触長算出工程と、算出された各引き出し配線パターンの接触長を比較する接触長比較工程とを有し、
    前記接触長の比較結果が所定範囲内でない場合に、接触長が長い方の引き出し配線パターンの接触長を短くする接触長変更工程を更に備えた
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  6. 請求項5に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記接触長変更工程は、電子部品の所定位置に対して回転対称となる位置、または、電子部品の所定位置を通る直線に対して線対称となる位置に、接触長変更後の引き出し配線パターンが配置されるように、引き出し配線パターンの接触長を変更する工程である
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記入力されたランドパターンのうち特定のランドパターンを指定するランドパターン指定工程を更に備え、
    前記検出工程は、前記ランドパターン指定工程で指定されたランドパターンおよび入力された引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する工程である
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記入力された電子部品パターンのうち特定の電子部品パターンを指定する電子部品パターン指定工程を更に備え、
    前記検出工程は、前記電子部品パターン指定工程で指定された電子部品パターン、入力されたランドパターン、および入力された引き出し配線パターンに基づいて、熱対策が必要な引き出し配線パターンを検出する工程である
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
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