JP2009146918A - プリント配線パターン生成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電部分のパターンが露出している箇所について、被覆パターンの生成を効率的に行えるプリント配線パターン生成方法を提供する。
【解決手段】ランドパターン4,5、メタルマスクパターン6,7、レジストパターン8、および引き出し配線パターン9,10を入力する入力工程と、引き出し配線パターン9,10における、レジストパターン8およびメタルマスクパターン6,7のいずれにも覆われていない未被覆領域を検出する未被覆領域検出工程と、未被覆領域を覆う被覆パターン11,12を生成する被覆パターン生成工程とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、CAD(Computer Aided Design)を使用してプリント配線基板の回路パターンを設計する技術に関する。
一般に、プリント配線基板の回路パターンにおける配線は、CADを使用して設計される。
例えば、特許文献1に記載の自動配線システムは、ランドに対する引き出し線の引き出し方向を決定する引き出し方向格納部と、引き出し方向格納部に引き出し方向が登録されたランドであるか否かを判定する判定部と、ランドに対して配線禁止領域を設定する配線禁止情報設定部とを備え、縦長な形状のランドに対しては、引き出し線を引き出し方向格納部に引き出し方向を登録し、判定部は引き出し方向格納部を参照して引き出し方向を指定されたランドであるか否かを判定し、引き出し線の引き出し方向を指定されたランドに対しては、配線禁止情報設定部は引き出し線に平行な方向の部品端子の辺を含んで配線近似領域を設定し、自動配線するように構成されている。
ところで、プリント配線基板において、鉛を含有しない鉛フリーはんだ材料によってはんだ付けを行う場合、鉛フリーはんだ材料の粘度が高いことから、リード足挿入型の実装部品にフローはんだ付けを実施する際に、表面のはんだ付けランドまで十分にはんだが行き届かず、導電部分が露出するいわゆる「赤目状態」となり、部品の位置ずれや未はんだ部分が発生して、プリント配線基板に対してフローはんだ工法が実施できないという問題がある。
特許文献2に記載のはんだ付け方法では、プリント配線基板の表面のランド部分を、同質の鉛フリーはんだ材料でメッキ処理することにより、実装部品を配線基板の導電部分にはんだ付けする際のはんだのなじみを良くし、ランド全体にはんだを行き渡らせて赤目状態を防止するようにしている。
特開平5−28224号公報 特開2002−208771号公報
従来のプリント配線基板の回路パターン設計においては、導電部分のパターンが露出している箇所については、腐食を防止するために、露出部分を覆うメッキパターンなどを手作業で生成していた。しかしながら、このような人手による作業は、煩雑で非効率であるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、導電部分のパターンが露出している箇所について、被覆パターンの生成を効率的に行えるプリント配線パターン生成方法を提供することを目的としている。
本発明に係るプリント配線パターン生成方法は、ランドパターンを入力する工程と、ランドパターン上のメタルマスクパターンを入力する工程と、ランドパターン周囲のレジストパターンを入力する工程と、ランドパターンからの引き出し配線パターンを入力する工程と、引き出し配線パターンにおける、レジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域を検出する未被覆領域検出工程と、未被覆領域検出工程において検出した未被覆領域を覆う被覆パターンを生成する被覆パターン生成工程とを備える。
このようにすることで、引き出し配線パターンが露出している箇所を検出して、その箇所を覆う被覆パターンが自動的に生成されるので、被覆パターンの生成を効率的に行うことができる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、全てのパターンを配置した後、全ての引き出し配線パターンについて未被覆領域の検出および被覆パターンの生成が終了するまで、未被覆領域検出工程および被覆パターン生成工程を反復するようにしてもよい。
このようにすることで、すべての部品を配置した後に、各配線パターンに対して未被覆領域の検出および被覆パターンの生成をまとめて行うことが可能となる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、ランドパターンのうち、特定のランドパターンを指定するランドパターン指定工程を更に備え、未被覆領域検出工程は、ランドパターン指定工程で指定されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンにおける未被覆領域を検出するようにしてもよい。
このようにすることで、指定されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンの未被覆領域が自動的に検出され、被覆パターンが生成されるので、任意の引き出し配線パターンに対して、被覆パターンを効率よく生成することができる。
また、本発明では、前記のプリント配線パターン生成方法において、電極を持つ電子部品のパターンを入力する工程と、電子部品のうち、特定の電子部品を指定する電子部品指定工程と、ランドパターンのうち、指定された電子部品の電極に対応するランドパターンを検出するランドパターン検出工程とを更に備え、未被覆領域検出工程は、ランドパターン検出工程で検出されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンにおける未被覆領域を検出するようにしてもよい。
このようにすることで、指定された電子部品の電極に対応するランドパターンに接続されている引き出し配線パターンの未被覆領域が自動的に検出され、被覆パターンが生成されるので、任意の引き出し配線パターンに対して、被覆パターンを効率よく生成することができる。
また、本発明では、被覆パターン生成工程は、被覆パターンをメタルマスクパターンまたはレジストパターンで生成するようにしてもよい。
このようにすることで、引き出し配線パターンの未被覆領域を覆うメタルマスクパターンやレジストパターンが自動的に生成される。
本発明に係るプリント配線パターン生成方法によれば、引き出し配線パターンが露出している箇所を検出して、その箇所を覆う被覆パターンが自動的に生成されるので、被覆パターンの生成を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。このフローチャートの手順を実行するソフトウェア(プログラムおよびデータ)がインストールされたコンピュータを用い、コンピュータの画面上でマウスやキーによる所定の操作を行うことにより、配線パターンの生成を行う(以下の実施形態についても同様)。
最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ101)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている後述の図2(a)〜(d)のような電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ102)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状および位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、後述の図3のようにパターンを画像表示する(ステップ103)。続いて、図2(e)のような引き出し配線パターンを入力する(ステップ104)。次に、後述の図4のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ105)。
次に、引き出し配線パターンがレジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域が存在するかどうかを判定する(ステップ106)。未被覆領域の有無は、各パターンの位置や寸法のデータに基づく計算結果から判定することができる。未被覆領域が存在しなければ(ステップ106でNo)、処理を終了する。一方、未被覆領域が存在すれば(ステップ106でYes)、未被覆領域の被覆パターンを生成する(ステップ107)。被覆パターンとしては、メタルマスクパターン(例えば、金めっきやはんだめっき)またはレジストパターンのいずれかを生成する。次に、後述の図5のように、生成された被覆パターンを表示して(ステップ108)、処理を終了する。
図2は、電子部品ライブラリに登録されているパターンの例を表す図である。ここでは、電子部品としてチップコンデンサを例に説明を行う。なお、以下の各パターンの位置情報は、すべて、画像を構成する面などの座標情報である。
図2(a)は、長手方向の両側に第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3とを有する長方形状のチップコンデンサパターン1を表している。図2(b)は、チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3の面積よりやや大きい長方形状を有し、それぞれの電極に対応した位置にあるランドパターン4とランドパターン5とを表している。図2(c)は、ランドパターン4とランドパターン5にそれぞれ対応した位置にあり、各ランドパターンと同じ面積かつ同じ形状を有するメタルマスクパターン6とメタルマスクパターン7とを表している。図2(d)は、メタルマスクパターン6とメタルマスクパターン7に対応した位置に、それぞれの面積よりやや大きい長方形状の2個の孔部をくりぬいた、長方形のレジストパターン8を表している。
図2(e)は、チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2と第2電極(負電極)3にそれぞれ接続される、細い長方形状の引き出し配線パターン9と引き出し配線パターン10とを表している。図2(f)は、引き出し配線パターン9、10のうち、レジストパターン8およびメタルマスクパターン6、7のいずれにも覆われていない未被覆領域を覆うための、小さな長方形状の被覆パターン11と被覆パターン12とを表している。
図3は、チップコンデンサパターン1、ランドパターン4,5、メタルマスクパターン6,7およびレジストパターン8を重ねた状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ103における表示例である。チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2の下部にメタルマスクパターン6が、第2電極(負電極)3の下部にメタルマスクパターン7がそれぞれ配置される。また、レジストパターン8が、その2個の孔部の中央にメタルマスクパターン6とメタルマスクパターン7とが入るように配置される。なお、ランドパターン4とランドパターン5とは、それぞれ、メタルマスクパターン6とメタルマスクパターン7とに完全に重なっているため、画像表示では見えない。
図4は、図3のパターンに引き出し配線パターンを追加して表示した状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ105における表示例である。メタルマスクパターン6と接して、引き出し配線パターン9が外側(左側)に伸びるように入力されている。また、メタルマスクパターン7と接して、引き出し配線パターン10が外側(右側)に伸びるように入力されている。図示は省略しているが、引き出し配線パターン9の左端、および引き出し配線パターン10の右端は、別の電子部品が配置された箇所のメタルマスクパターンに接続される。なお、実際のプリント配線基板では、後述するように、引き出し配線はレジストの下に配置される。
図5は、生成された被覆パターンを表示した状態を表す図であり、図1のフローチャートのステップ108における表示例である。引き出し配線パターン9において、メタルマスクパターン6およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように被覆パターン11が生成される。また、引き出し配線パターン10において、メタルマスクパターン7およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように被覆パターン12が生成される。
図6は、プリント配線基板の配線作図例を表す図である。チップコンデンサパターン1における第1電極(正電極)2の下部にメタルマスクパターン6が、第2電極(負電極)3の下部にメタルマスクパターン7がそれぞれ配置される。また、レジストパターン8が、その2個の孔部の中央にメタルマスクパターン6とメタルマスクパターン7とが入るように配置される。ランドパターン4,5は、それぞれメタルマスクパターン6,7に完全に重なっているため、表示されない。引き出し配線パターン9,10も、被覆パターン11,12およびレジストパターン8と重なっているため、表示されない。
図7は、実際のプリント配線基板における部品実装時の断面図であり、図6のA−A’断面を表している。基板116の上部の中央にレジスト108が配置されている。レジスト108の左右には、わずかな間隔をおいてランド104とランド105とがそれぞれ配置されている。ランド104の左には、ランド104に接して引き出し配線109が配置されている。ランド105の右には、ランド105に接して、引き出し配線110が配置されている。引き出し配線109と引き出し配線110の上部には、それぞれレジスト108が配置されている。
また、基板116の上部の中央のレジスト108の上部には、チップコンデンサ101が配置される。それにより、チップコンデンサ101の第1電極(正電極)102はランド104の上部に、また、第2電極(負電極)103はランド105の上部にそれぞれ位置することになる。そして、第1電極(正電極)102とランド104とが、また、第2電極(負電極)103とランド105とが、それぞれ、はんだペースト106、107により接続される。引き出し配線109の上部であって、レジスト108とはんだペースト106の間は、被覆111で覆われている。また、引き出し配線110の上部であって、レジスト108とはんだペースト107の間は、被覆112で覆われている。したがって、引き出し配線109、110は、レジスト108および被覆111、112により完全に覆われており、露出している部分が存在しないため、腐食を防止することができる。
このように、本実施形態においては、レジストパターン8およびメタルマスクパターン6,7のいずれにも覆われていない引き出し配線パターン9,10の未被覆領域を検出し、検出した未被覆領域を覆う被覆パターン11,12が自動的に生成されるので、被覆パターン11,12の生成を効率的に行うことができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ201)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ202)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状および位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図3のようにパターンを画像表示する(ステップ203)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ204)。次に、前述の図4のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ205)。
次に、すべての部品(パターン)を配置したかどうかを判断する(ステップ206)。すべての部品を配置していなければ(ステップ206でNo)、最初に戻ってステップ201〜205の処理を繰り返す。一方、すべての部品を配置していれば(ステップ206でYes)、次に、引き出し配線パターンがレジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域が存在するかどうかを判定する(ステップ207)。未被覆領域の有無は、前述したように各パターンの位置や寸法のデータに基づく計算結果から判定することができる。未被覆領域が存在すれば(ステップ207でYes)、未被覆領域の被覆パターンを生成する(ステップ208)。被覆パターンとしては、メタルマスクパターンまたはレジストパターンのいずれかを生成する。次に、前述の図5のように、生成された被覆パターンを表示する(ステップ209)。その後、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行ったかどうかを判断する(ステップ210)。また、未被覆領域が存在しない場合にも(ステップ207でNo)、ステップ210の判断を行う。すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていれば(ステップ210でYes)、処理を終了する。一方、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていなければ(ステップ210でNo)、ステップ207の未被覆領域が存在するかどうかを判定する処理に戻り、未被覆領域が存在すれば、ステップ208、209を実行する。
このようにして、図8の手順によれば、すべての部品(パターン)を配置した後(ステップ206)、全ての引き出し配線パターンについて未被覆領域の検出および被覆パターンの生成が終了するまで(ステップ210)、未被覆領域検出工程(ステップ207)および被覆パターン生成工程(ステップ208)を反復するようにしたので、各配線パターンに対して未被覆領域の検出および被覆パターンの生成をまとめて行うことが可能となる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ301)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ302)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状および位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図3のようにパターンを画像表示する(ステップ303)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ304)。次に、前述の図4のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ305)。
次に、ランドパターン内の位置が指定されたかどうかを判断する(ステップ306)。この指定は、後述の図10等のようにマウスのポインタを操作することにより行う。ランドパターン内の位置が指定されていなければ(ステップ306でNo)、処理を終了する。一方、ランドパターン内の位置が指定されていれば(ステップ306でYes)、指定された位置に存在するランドパターンを検出する(ステップ307)。次に、検出したランドパターンに接続されているすべての引き出し配線パターンを検出する(ステップ308)。次に、引き出し配線パターンがレジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域が存在するかどうかを判定する(ステップ309)。未被覆領域の有無は、前述したように各パターンの位置や寸法のデータに基づく計算結果から判定することができる。未被覆領域が存在すれば(ステップ309でYes)、未被覆領域の被覆パターンを生成する(ステップ310)。被覆パターンとしては、メタルマスクパターンまたはレジストパターンのいずれかを生成する。次に、後述の図14のように、生成された被覆パターンを表示する(ステップ311)。その後、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行ったかどうかを判断する(ステップ312)。また、未被覆領域が存在しない場合にも(ステップ309でNo)、ステップ312の判断を行う。すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていれば(ステップ312でYes)、処理を終了する。一方、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていなければ(ステップ312でNo)、ステップ309の未被覆領域が存在するかどうかを判定する処理に戻り、未被覆領域が存在すれば、ステップ310、311を実行する。
図10は、ランドパターン内の位置が指定される様子を示す図であり、図9のフローチャートのステップ306における表示例である。図中の矢印は、マウスのポインタを示している。マウスを操作してポインタの先端をランドパターン4(メタルマスクパターン6と重なっているため表示されていない)内へ移動させることにより、ランドパターン4が指定される。この指定により、上述したとおりランドパターン4が検出されるとともに(ステップ307)、ランドパターン4に接続されている引き出し配線パターン9が検出される(ステップ308)。
図11は、検出されたランドパターン4が表示された状態を示す図であり、図9のフローチャートのステップ307における表示例である。本実施形態では、検出されたランドパターン4は、図11の太い枠線のように表示される。
図12は、検出されたランドパターン4に接続されている引き出し配線パターン9が表示された状態を示す図であり、図9のフローチャートのステップ308における表示例である。本実施形態では、検出された引き出し配線パターン9は、図12のような太い点線と斜線とで表示される。
図13は、引き出し配線パターンの他の表示例であって、検出したランドパターンに接続されているすべての引き出し配線パターンが表示された状態を示している。ここでは、1つのランドパターンに2つの引き出し配線パターンが接続されている。図13の表示の手順は以下のとおりである。まず、ランドパターン4内の位置がポインタで指定される。ランドパターン4は、メタルマスクパターン6と完全に重なっているので、表示されていない。次に、指定された位置を含む、ランドパターン4が検出される。次に、検出されたランドパターン4に接続されている、第1の引き出し配線パターン21と第2の引き出し配線パターン22とが検出される。一方、ランドパターン5内の位置が指定される場合には、指定された位置を含む、ランドパターン5が検出される。次に、検出されたランドパターン5に接続されている、第3の引き出し配線パターン23と第4の引き出し配線パターン24とが検出されることになる。検出された各引き出し配線パターン21〜24は、図12と同様に、太い点線と斜線とで表示される。この後の処理は、第1の実施形態の説明における、図1のフローチャートのステップ106以降と同じである。
図14は、生成された被覆パターンを表示した状態を表す図であり、図9のフローチャートのステップ311における表示例である。ポインタでランドパターン4内の位置が指定された場合には、図13における引き出し配線パターン21,22において、メタルマスクパターン6およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように第1および第2の被覆パターン31,32がそれぞれ生成される。一方、ランドパターン5内の位置が指定された場合には、図13における引き出し配線パターン23,24において、メタルマスクパターン7およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように第3および第4の被覆パターン33,34がそれぞれ生成される。
このように、本実施形態においては、特定のランドパターンを指定すると(ステップ306)、指定されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンと当該配線パターンにおける未被覆領域が検出され(ステップ308、309)、未被覆領域に対して被覆パターンが生成されるので(ステップ310)、任意の引き出し配線パターンに対して、被覆パターンを効率よく生成することができる。
図15は、本発明の第4の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。最初に、電子部品をプリント基板上に配置する位置および電子部品の名前を入力する(ステップ401)。次に、電子部品の名前に基づいて、あらかじめ登録されている前述の電子部品データ(電子部品パターン、ランドパターン、メタルマスクパターン、レジストパターン)を電子部品ライブラリから読み出す(ステップ402)。なお、本実施形態では、ランドパターンとメタルマスクパターンの形状および位置は同一である。次に、上記電子部品データのうち、少なくとも一つ以上のデータに基づいて、前述の図3のようにパターンを画像表示する(ステップ403)。続いて、引き出し配線パターンを入力する(ステップ404)。次に、前述の図4のように引き出し配線パターンを画像表示する(ステップ405)。
次に、電子部品パターン内の位置が指定されたかどうかを判断する(ステップ406)。この指定は、後述の図16等のようにマウスのポインタを操作することにより行う。電子部品パターン内の位置が指定されていなければ(ステップ406でNo)、処理を終了する。一方、電子部品パターン内の位置が指定されていれば(ステップ406でYes)、指定された位置に存在する電子部品を検出する(ステップ407)。次に、検出した電子部品の電極に接続されているすべてのランドパターンを検出する(ステップ408)。続いて、検出されたランドパターンに接続されているすべての引き出し配線パターンを検出する(ステップ409)。
次に、引き出し配線パターンがレジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域が存在するかどうかを判定する(ステップ410)。未被覆領域の有無は、前述したように各パターンの位置や寸法のデータに基づく計算結果から判定することができる。未被覆領域が存在すれば(ステップ410でYes)、未被覆領域の被覆パターンを生成する(ステップ411)。被覆パターンとしては、メタルマスクパターンまたはレジストパターンのいずれかを生成する。次に、後述の図20のように、生成された被覆パターンを表示する(ステップ412)。その後、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行ったかどうかを判断する(ステップ413)。また、未被覆領域が存在しない場合にも(ステップ410でNo)、ステップ413の判断を行う。すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていれば(ステップ413でYes)、処理を終了する。一方、すべての引き出し配線パターンについて、被覆パターンの生成処理を行っていなければ(ステップ413でNo)、ステップ410の未被覆領域が存在するかどうかを判定する処理に戻り、未被覆領域が存在すれば、ステップ411、412を実行する。
図16は、電子部品パターン(チップコンデンサパターン)内の位置が指定される様子を示す図であり、図15のフローチャートのステップ406における表示例である。図中の矢印は、マウスのポインタを示している。マウスを操作してポインタの先端をチップコンデンサパターン1内へ移動させることにより、チップコンデンサパターン1が指定される。この指定により、上述したとおりチップコンデンサパターン1が検出されるとともに(ステップ407)、チップコンデンサの電極に接続されているランドパターン4,5が検出され(ステップ408)、さらにランドパターン4,5に接続されている引き出し配線パターン9,10が検出される(ステップ409)。
図17は、検出されたチップコンデンサパターン1が表示された状態を示す図であり、図15のフローチャートのステップ407における表示例である。本実施形態では、検出されたチップコンデンサパターン1は、図17の太い枠線のように表示される。
図18は、チップコンデンサの電極に接続されているランドパターン4,5が表示された状態を示す図であり、図15のフローチャートのステップ408における表示例である。本実施形態では、検出されたランドパターン4,5は、図18の太い点線枠のように表示される。
図19は、ランドパターン4,5に接続されている引き出し配線パターン9,10が表示された状態を示す図であり、図15のフローチャートのステップ409における表示例である。本実施形態では、検出された引き出し配線パターン9,10は、太い点線と斜線とで表示される。この後の処理は、第3の実施形態の説明における、図9のフローチャートのステップ309以降と同じである。
図20は、生成された被覆パターンを表示した状態を表す図であり、図15のフローチャートのステップ412における表示例である。引き出し配線パターン9において、メタルマスクパターン6およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように被覆パターン41が生成される。また、引き出し配線パターン10において、メタルマスクパターン7およびレジストパターン8のいずれにも覆われていない長方形の領域が未被覆領域であって、この未被覆領域を覆うように被覆パターン42が生成される。
このように、本実施形態においては、特定の電子部品を指定すると(ステップ406)、指定された電子部品の電極に接続されているランドパターンと、当該ランドパターンに接続されている引き出し配線パターンと、当該配線パターンにおける未被覆領域とが検出され(ステップ408〜410)、未被覆領域に対して被覆パターンが生成されるので(ステップ411)、任意の引き出し配線パターンに対して、被覆パターンを効率よく生成することができる。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、電子部品としてチップコンデンサを例に挙げたが、電子部品は抵抗やトランジスタ等であってもよいことは勿論である。また、上記実施形態では、生成した被覆パターンを画面上に表示する例を示したが、被覆パターンの表示は本発明にとって必須ではなく、生成した被覆パターンをデータとしてメモリに保存しておくだけでもよい。

第1の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 電子部品ライブラリに登録されているパターンの例を表す図である。 パターンを重ねた状態を表す図である。 図3のパターンに引き出し配線パターンを重ねた状態を表す図である。 被覆パターンを表示した状態を表す図である。 プリント配線基板の配線作図例を表す図である。 実際のプリント配線基板における部品実装時の断面図である。 第2の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 第3の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 ランドパターン内の位置が指定される様子を示す図である。 検出されたランドパターンが表示された状態を示す図である。 引き出し配線パターンが表示された状態を示す図である。 引き出し配線パターンの他の表示例である。 被覆パターンを表示した状態を表す図である。 第4の実施形態に係るプリント配線パターン生成方法のフローチャートである。 電子部品パターン内の位置が指定される様子を示す図である。 検出されたチップコンデンサパターンが表示された状態を示す図である。 ランドパターンが表示された状態を示す図である。 引き出し配線パターンが表示された状態を示す図である。 被覆パターンを表示した状態を表す図である。
符号の説明
1 チップコンデンサパターン
2 第1電極(正電極)
3 第2電極(負電極)
4、5 ランドパターン
6、7 メタルマスクパターン
8 レジストパターン
9、10、21〜24 引き出し配線パターン
11、12、31〜34、41、42 被覆パターン

Claims (5)

  1. ランドパターンを入力する工程と、
    前記ランドパターン上のメタルマスクパターンを入力する工程と、
    前記ランドパターン周囲のレジストパターンを入力する工程と、
    前記ランドパターンからの引き出し配線パターンを入力する工程と、
    前記引き出し配線パターンにおける、前記レジストパターンおよびメタルマスクパターンのいずれにも覆われていない未被覆領域を検出する未被覆領域検出工程と、
    前記未被覆領域検出工程において検出した未被覆領域を覆う被覆パターンを生成する被覆パターン生成工程と、
    を備えたことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  2. 請求項1に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    全てのパターンを配置した後、全ての引き出し配線パターンについて未被覆領域の検出および被覆パターンの生成が終了するまで、前記未被覆領域検出工程および被覆パターン生成工程を反復する
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  3. 請求項1に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記ランドパターンのうち、特定のランドパターンを指定するランドパターン指定工程を更に備え、
    前記未被覆領域検出工程は、前記ランドパターン指定工程で指定されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンにおける未被覆領域を検出する
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  4. 請求項1に記載のプリント配線パターン生成方法において、
    電極を持つ電子部品のパターンを入力する工程と、
    前記電子部品のうち、特定の電子部品を指定する電子部品指定工程と、
    前記ランドパターンのうち、前記指定された電子部品の電極に対応するランドパターンを検出するランドパターン検出工程と、を更に備え、
    前記未被覆領域検出工程は、前記ランドパターン検出工程で検出されたランドパターンに接続されている引き出し配線パターンにおける未被覆領域を検出する
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のプリント配線パターン生成方法において、
    前記被覆パターン生成工程は、前記被覆パターンをメタルマスクパターンまたはレジストパターンで生成する
    ことを特徴とするプリント配線パターン生成方法。
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