JP2009145479A - 撮像レンズユニット及びカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光学長を短くすることができるとともに、高画質画像の撮像を可能にする撮像レンズユニット及びカメラモジュールを提供する。
【解決手段】物体側より、光量絞り11と、第1レンズ12と、第1レンズ12の像側に配置される第2レンズ13と、を有する撮像レンズユニット10であって、第1レンズ12は、物体側に凸の正メニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、第2レンズ13は、像側に凸の負メニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、第2レンズ13の有効径内において、第2レンズ13の像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が65度以上90度以下となるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像レンズユニット及びカメラモジュールに関するものであり、特に、2枚の撮像レンズからなる撮像レンズユニット及び当該撮像レンズユニットを有するカメラモジュールに関するものである。
近年、撮像素子の小型化が進んでいる。また、撮像素子の小型化に伴い、撮像機器の小型化も進んでいる。そして、カメラモジュールの小型化を実現するため、2枚の撮像レンズからなる撮像レンズユニットの開発が望まれている。しかし、当該撮像レンズユニットを用いた場合、高画質の画像を撮像することが難しかった。
より高画質の画像を撮像するためには、撮像素子に対して、光線が垂直に近い角度で入射することが好ましい。光線が撮像素子に対して垂直に近い角度で入射するためには、通常、バックフォーカスを長く取る必要がある。しかし、バックフォーカスを長くすると、光学長が長くなる。一方、撮像機器の小型化を図るためには、光学長を短くする必要がある。そのため、光学長を短くして撮像機器の小型化を図るとともに、撮像素子に入射する光線の角度を撮像面に対して垂直に近い角度とすることは難しかった。
特許文献1には、全光学系の焦点距離に対する第1レンズの焦点距離を調整することにより、撮像機器の小型化を図る技術が記載されている。
特開2005−121685号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、バックフォーカスが短くなってしまっているため、撮像面に入射する光線の角度が垂直より大きな角度となってしまう。従って、高画質の画像を撮像することができない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、光学長を短くすることができるとともに、高画質画像の撮像を可能にする撮像レンズユニット及びカメラモジュールを提供することを目的とする。
本発明にかかる撮像レンズユニットは、物体側より、絞りと、第1のレンズと、前記第1のレンズの像側に配置される第2のレンズと、を有する撮像レンズユニットであって、前記第1のレンズは、物体側に凸の正メニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、前記第2のレンズは、像側に凸のメニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、前記第2のレンズの有効径内において、前記第2のレンズの像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が65度以上90度以下であるものである。
本発明においては、第2のレンズの有効径内において、前記第2のレンズの像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が65度以上90度以下となるように第2のレンズの像側の面形状が形成されるので、当該第2のレンズから射出される光線の射出角が小さくなる。これにより、第2のレンズから射出された光線のセンサ入射角を小さくすることができる。即ち、撮像素子に入射する光線の角度を撮像素子に対して垂直に近い角度とすることができる。また、2枚のレンズにより構成されるため、光学長を短くすることができる。よって、光学長を短くすることができるとともに、高画質画像の撮像を可能にする。
ここで、射出角とは、第2のレンズから射出される光線と光軸とがなす角である。また、センサ入射角とは、撮像素子の対角に入射する主光線の入射角である。
また、前記第2のレンズが負のパワーを有することが好ましい。
これにより、射出瞳位置が撮像面から、より遠ざかるため、撮像素子に入射する光線の角度をより垂直にすることができる。よって、良好な画像を得ることができる。
さらに、前記第1のレンズの中心厚をd1、前記第2のレンズの中心厚をd2とした場合に、以下の数式(1)を満たすことが好ましい。
1.6<d2/d1<3・・・・・(1)
これにより、光学長を短くすることができるとともに、撮像素子に入射する光線の光線高さをより高くすることができる。また、第1のレンズの厚みを成形上適当な厚さとすることができる。
さらに、前記第1のレンズの物体側の面の曲率半径をR11、前記第2のレンズの像側の面の曲率半径をR12とした場合に、以下の数式(2)を満たすことが好ましい。
−5<(R11+R12)/(R11−R12)<−2・・・・・(2)
これにより、第1のレンズにおける像面湾曲及び非点収差と、歪曲収差とのバランスをとることができる。
本発明にかかるカメラモジュールは、上述の撮像レンズユニットを有するものである。
これにより、光学長を短くすることができるとともに、高画質画像を撮像することができる。
本発明により、光学長を短くすることができるとともに、高画質画像の撮像を可能にすることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかるカメラモジュール100の一例を示したものである。カメラモジュール100は、撮像レンズユニット10、カバーガラス14などを有している。
撮像レンズユニット10は、光量絞り11、第1レンズ12(第1のレンズ)、第2レンズ13(第2のレンズ)等を備えている。また、物体側から撮像側に向かって、光量絞り11、第1レンズ12、第2レンズ13の順に配置されている。そして、撮像素子15と第2レンズ13との間に、カバーガラス14が配置されている。
カバーガラス14は、撮像素子15に可視光以外の光線が入射しないように、IRCF(赤外線カットフィルター)機能等を有している。
また、撮像素子15は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子により構成されている。
第1レンズ12は、物体側に凸の正メニスカスレンズである。また、第1レンズ12の少なくとも一方の面は、非球面形状に形成されている。
また、第2レンズ13は、像側に凸の負メニスカスレンズである。なお、第2レンズ13の屈折力は正としてもよい。また、第2レンズ13の少なくとも一方の面は、非球面形状に形成されている。
通常、レンズの表面は、球面形状となるように形成される。しかし、レンズの表面を球面ではない非球面形状に形成することにより、収差を補正するために必要なレンズの枚数を少なくすることができ、光学長を短くすることができる。
具体的には、第1レンズ12の少なくとも一方の面形状及び第2レンズ13の少なくとも一方の面形状は、以下に示す数式(3)により規定される。
Figure 2009145479
ここで、Yはサグ量、cは曲率、Kは円錐係数、hは光線高さである。また、A4、A6、A8、A10、A12、A14は、それぞれ、4次、6次、8次、10次、12次、14次の非球面係数である。ただし、曲率cと曲率半径Rとは、c=1/Rを満たす。
また、光量絞り11を第1レンズ12の物体側に配置することにより、光量絞り11から第2レンズ13までの距離が長くなる。これにより、第2レンズ13の像側の面13B(以下、像側レンズ面13Bと称する。)に入射する光線の光線高さを高くすることができる。
また、第2レンズ13の像側レンズ面13Bの有効径内において、像側レンズ面13Bに接する接線と光軸の法線とがなす角(以下、接線角と称する。)の角度の最大値が65度以上90度以下となるように、第2レンズ13は形成されている。
ここで、有効径とは、レンズとしての光学的性能を有する範囲の径であり、レンズ非球面形状部分とコバ部分の境界の直径である。また、レンズの有効径より外側の部分は、コバ部分である。
そして、第2レンズ13の有効径内において、像側レンズ面13Bの接線角の最大値が65度以上90度以下となるように、第2レンズ13を形成することにより、第2レンズ13の像側レンズ面13Bから射出される光の射出角がより小さくなる。これにより、撮像素子15に入射する光のセンサ入射角がより小さくなる。好ましくは、第2レンズ13の有効径内において、第2レンズ13の像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が70度以上90度以下であるとよい。さらに好ましくは、第2レンズ13の有効径内において、第2レンズ13の像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が75度以上90度以下であるとよい。
ここで、射出角とは、レンズから射出する光線と光軸とがなす角である。また、センサ入射角とは、撮像素子15の対角に入射する主光線の入射角である。
図2に、接線角が60度である場合における第2レンズ13の像側の面13Bから射出する光線の射出角を示す。また、図3に、接線角が80度である場合における第2レンズ13の像側の面13Bから射出する光線の射出角を示す。
図2において、直線Aは、光線(図2において矢印で示す。)が射出する位置におけるレンズ面の接線である。また、図3において、直線Bは、光線(図3において矢印で示す。)が射出する位置におけるレンズ面13Bの接線である。
また、図2、図3において、直線Cは、光軸であり、破線Dは、光軸に対する法線である。また、一点鎖線は、レンズ面13Bに対する法線である。
ここで、n1をレンズの材料の屈折率、n2を空気の屈折率とする。n1>n2であるため、レンズ面から射出する光はスネルの法則から、射出角が小さくなる方向に屈折する。図2、図3において、n1=1.54、n2=1.0、入射光線と光軸Cとがなす角の角度を44度とする。図2に示すように、接線角60度のレンズ面に対する入射角α1は14度である。また、図3に示すように、接線角80度のレンズ面に対する入射角β1は、34度である。そして、スネルの法則により、屈折角α2は、n1×sin(α1)=n2×sin(α2)より、α2=21.9度である。同様にして、図3において、屈折角β2は、59.4度である。そして、図2より、α2+α3=60度(接線角)であるから、射出角α3=38.1度である。同様にして、図3において、射出角β3=20.6度である。従って、接線角60度のレンズ面における射出角α3よりも、接線角80度のレンズ面における射出角β3の方が、17.5度小さい。よって、接線角が大きい面を有するレンズ面の方が、射出角をより小さくすることができる。
また、第2レンズ13は、負のパワーを有する。これにより、射出瞳位置を撮像面から遠ざけることができる。そして、撮像素子15に入射する光線の角度をより垂直にすることができる。よって、良好な画像を得ることができる。
また、第1レンズ12の中心厚をd1、第2レンズ13の中心厚をd2とした場合、1.6<d2/d1<3を満たすように、第1レンズ12及び第2レンズ13が形成される。
図4に、第2レンズ13の中心厚と第2レンズ13から射出する光線の光線高さとの関係について模式的に示す。図4において、第2レンズ13の中心厚がd21である場合を破線で示す。また、第2レンズ13の中心厚がd22(d21>d22)である場合を直線で示す。図4に示すように、第2レンズ13の中心厚d2が厚いほど、第2レンズ13から射出する光線の光線高さhが高くなり、撮像素子15に入射する光線の角度を撮像面に対して垂直に近い角度とすることができる。
従って、第2レンズ13の中心厚d2は、厚いほうが好ましい。しかし、第2レンズ13の中心厚d2を厚くしすぎると、光学長が長くなってしまう。
また、光学長を短くするには、第1レンズ12の中心厚d1も薄くする必要がある。しかし、第1レンズ12の中心厚d1を薄くしすぎると、第1レンズ12のコバ部分が薄くなりすぎてしまい、第1レンズ12の形成が製造上の問題から困難になる。
よって、d2/d1>1.6となるように第1レンズ12及び第2レンズ13を形成することにより、第2レンズ13から射出する光線の光線高さhを確保することができる。また、d2/d1<3となるように第1レンズ12及び第2レンズ13を形成することにより、第1レンズ12の中心厚d1が薄くなりすぎないため、第1レンズ12を容易に形成することができる。また、光学長を短くすることができる。
また、1.75<d2/d1<2.8を満たすように、第1レンズ12及び第2レンズ13が形成されることが好ましい。さらに、1.9<d2/d1<2.5を満たすように、第1レンズ12及び第2レンズ13が形成されることが好ましい。ここで、光線高さとは、光軸から光線までの、光軸に対する垂直方向の距離である。
また、第1レンズ12の物体側の面12A(以下、物体側レンズ面12Aと称する。)の曲率半径をR11、第1レンズ12の像側の面12B(以下、像側レンズ面12Bと称する。)の曲率半径をR12とした場合、以下の数式(2)を満たすように、第1レンズ12が形成される。
−5<(R11+R12)/(R11−R12)<−2・・・・・(2)
これにより、第1レンズ12における像面湾曲及び非点収差と歪曲収差とのバランスをとることができる。
具体的には、(R11+R12)/(R11−R12)の値が−5以下となると、第1レンズ12の像面湾曲及び非点収差についての光学特性が向上するが、歪曲収差の劣化が著しくなってしまう。また、(R11+R12)/(R11−R12)の値が−2以上となると、第1レンズ12の歪曲収差についての光学特性が向上するが、像面湾曲及び非点収差の劣化が著しくなってしまう。
さらに、−4<(R11+R12)/(R11−R12)<−2.5を満たすように第1レンズ12が形成されることが好ましい。さらにまた、−3.5<(R11+R12)/(R11−R12)<−3を満たすように第1レンズ12が形成されることが好ましい。
次に、本発明の実施例1について説明する。図5に、本実施例1にかかるカメラモジュール101の側面図を模式的に示す。なお、図5において、物体側より光量絞り11をST(ストップ面)、第1レンズ12の物体側レンズ面12Aを第2面、第1レンズ12の像側レンズ面12Bを第3面、第2レンズ13の物体側レンズ面13Aを第4面、第2レンズ13の像側レンズ面13Bを第5面、カバーガラス14の物体側の面を第6面、カバーガラス14の像側の面を第7面、撮像素子15の撮像面を第8面とする。なお、本実施例では、レンズ材料として第1レンズ12、第2レンズ13共に樹脂を使用しているが、ガラスを用いてもよい。
表1及び表2に、本実施例1にかかるレンズデータを示す。
表1は、実施例1にかかるカメラモジュール101のそれぞれの面(ST、第2面、・・・、第8面)における曲率半径、面間距離、屈折率、及びアッベ数(abbe数)を示している。
表2は、数式(3)で用いられる円錐係数K、非球面係数A4、・・・、A14を示す。そして、表1に示す第2面の曲率半径、及び表2に示す第2面の各係数と数式(3)とにより、第1レンズ12の物体側レンズ面12Aの形状が規定される。同様に、表1に示す第3面、第4面、第5面の曲率半径、及び表2に示す第3面、第4面、第5面の各係数と、数式(3)とにより、それぞれ、第1レンズ12の像側レンズ面12B、第2レンズ13の物体側レンズ面13A、第2レンズ13の像側レンズ面13Bの形状が規定される。
Figure 2009145479
Figure 2009145479
また、表3に、実施例1における光学特性値を示す。表3は、実施例1における焦点距離f、Fナンバー、対角画角、センサ入射角、接線角θ、d2/d1、(R11+R12)/(R11−R12)を示している。Fナンバーは、焦点距離fを入射瞳径で割った値である。また、対角画角は、撮像素子15の対角(像高100%)に結像することができる画角の最大値である。接線角θは、第2レンズ13の像側レンズ面13Bの接線角の最大値である。
Figure 2009145479
そして、表3に示すように、接線角θが71.5度であり、65度以上であるため、センサ入射角が26.0度となり、センサ入射角を小さくすることができる。そのため、撮像素子15に入射する光線の撮像面に対する角度を垂直に近くすることができる。
また、表3に示すように、d2/d1が1.9であるため、第2レンズ13から射出する光線の光線高さを高くすることができるとともに、第1レンズ12の中心厚を適度な厚さにすることができる。これにより、第1レンズ12の成形を容易にすることができる。
また、表3に示すように、(R11+R12)/(R11−R12)が−3.4であるため、第1レンズ12における像面湾曲及び非点収差と歪曲収差のバランスをとることができる。
図6に、実施例1における各収差を示す。図6(a)に球面収差、図6(b)に像面湾曲、図6(c)に歪曲収差を示す。図6(b)においては、Tはタンジェンシャル、Sはサジタルの像面を表している。
図6に示すように、実施例1にかかる撮像レンズユニット10によれば、球面収差、像面湾曲、歪曲収差が良好に補正され、カメラモジュール101の結像性能を優れたものにすることができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。図7に、本実施例2にかかるカメラモジュール102の側面図を模式的に示す。なお、図7に示すように、実施例2にかかるカメラモジュール102では、第1レンズ22、第2レンズ23以外の構成については実施例1にかかるカメラモジュール101と略同一である。そこで、略同一の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。なお、本実施例では、レンズ材料として第1レンズ22、第2レンズ23共に樹脂を使用しているが、ガラスを用いてもよい。
また、実施例1と同様に、図7において、物体側より光量絞り11をST(ストップ面)、第1レンズ22の物体側レンズ面22Aを第2面、第1レンズ22の像側レンズ面22Bを第3面、第2レンズ23の物体側レンズ面23Aを第4面、第2レンズ23の像側レンズ面23Bを第5面、カバーガラス14の物体側の面を第6面、カバーガラス14の像側の面を第7面、撮像素子15の撮像面を第8面とする。
表4及び表5に、本実施例2にかかるレンズデータを示す。
表4は、実施例2にかかるカメラモジュール102のそれぞれの面(ST、第2面、・・・、第8面)における曲率半径、面間距離、屈折率、及びアッベ数(abbe数)を示している。
表5は、数式(3)で用いられる円錐係数K、非球面係数A4、・・・、A14を示す。そして、表4に示す第2面、第3面、第4面、第5面の曲率半径、及び表5に示す第2面、第3面、第4面、第5面の各係数と、数式(3)とにより、それぞれ、第1レンズ22の物体側レンズ面22A、第1レンズ22の像側レンズ面22B、第2レンズ23の物体側レンズ面23A、第2レンズ23の像側レンズ面23Bの形状が規定される。
Figure 2009145479
Figure 2009145479
また、表6に、実施例2における光学特性値を示す。表6は、実施例2における焦点距離f、Fナンバー、対角画角、センサ入射角、接線角θ、d2/d1、(R11+R12)/(R11−R12)を示している。接線角θは、第2レンズ23の像側レンズ面23Bの接線角の最大値である。
Figure 2009145479
そして、表6に示すように、実施例2にかかる接線角θは72.1度であり、表3に示す実施例1にかかる接線角θより大きい。そのため、センサ入射角が25.9度となり、センサ入射角をさらに小さくすることができる。そのため、撮像素子15に入射する光線の撮像面に対する角度を垂直にさらに近くすることができる。
また、表6に示すように、d2/d1が2.0であるため、第2レンズ23から射出する光線の光線高さをさらに高くすることができるとともに、第1レンズ22の中心厚を適度な厚さにすることができる。これにより、第1レンズ22の成形を容易にすることができる。
また、表6に示すように、(R11+R12)/(R11−R12)が−3.4であるため、第1レンズ22における像面湾曲及び非点収差と歪曲収差のバランスをとることができる。
特に、実施例2では、実勢例1と比べて、対角画角が0.6度大きくなっている。通常、対角画角が大きくなると、センサ入射角も大きくなってしまう。しかし、実施例2では、実施例1と比べて、接線角θが0.5度大きくなり、d1/d2も0.1大きくなっているため、センサ入射角を0.1度小さくすることができる。
図8に、実施例2における各収差を示す。図8(a)に球面収差、図8(b)に像面湾曲、図8(c)に歪曲収差を示す。図8(b)においては、Tはタンジェンシャル、Sはサジタルの像面を表している。
図8に示すように、実施例2にかかる撮像レンズユニット20によれば、球面収差、像面湾曲、歪曲収差が良好に補正され、カメラモジュール102の結像性能を優れたものにすることができる。
本発明の実施の形態にかかるカメラモジュールの一例を示したものである。 接線角が60度であるレンズ面を通過する光線を説明する図である。 接線角が80度であるレンズ面を通過する光線を説明する図である。 レンズの中心厚と当該レンズから射出する光線の光線高さとを説明する図である。 本発明の実施例1にかかるカメラモジュールを模式的に示す側面図である。 本発明の実施例1における球面収差を示す図(図6(a))、像面湾曲を示す図(図6(b))、歪曲収差を示す図(図6(c))である。 本発明の実施例2にかかるカメラモジュールを模式的に示す側面図である。 本発明の実施例2における球面収差を示す図(図8(a))、像面湾曲を示す図(図8(b))、歪曲収差を示す図(図8(c))である。
符号の説明
11 光量絞り(絞り)
10、20 撮像レンズユニット
12、22 第1レンズ(第1のレンズ)
13、23 第2レンズ(第2のレンズ)
100、101、102 カメラモジュール

Claims (5)

  1. 物体側より、絞りと、第1のレンズと、前記第1のレンズの像側に配置される第2のレンズと、を有する撮像レンズユニットであって、
    前記第1のレンズは、物体側に凸の正メニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、
    前記第2のレンズは、像側に凸のメニスカスレンズであり、少なくとも一方の面が非球面形状に形成され、
    前記第2のレンズの有効径内において、前記第2のレンズの像側の面に接する接線と光軸の法線とがなす角の角度の最大値が65度以上90度以下である撮像レンズユニット。
  2. 前記第2のレンズが負のパワーを有する請求項1に記載の撮像レンズユニット。
  3. 前記第1のレンズの中心厚をd1、前記第2のレンズの中心厚をd2とした場合に、以下の数式(1)を満たす請求項1又は2に記載の撮像レンズユニット。
    1.6<d2/d1<3・・・・・(1)
  4. 前記第1のレンズの物体側の面の曲率半径をR11、前記第2のレンズの像側の面の曲率半径をR12とした場合に、以下の数式(2)を満たす請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像レンズユニット。
    −5<(R11+R12)/(R11−R12)<−2・・・・・(2)
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像レンズユニットを有するカメラモジュール。
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