JP2011090018A - 撮像レンズ、撮像モジュール、撮像レンズの製造方法、および、撮像モジュールの製造方法 - Google Patents

撮像レンズ、撮像モジュール、撮像レンズの製造方法、および、撮像モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である構成を、簡単に実現することが可能である、撮像レンズ等を実現する。
【解決手段】撮像レンズ1は、数式(1)および(2)を満足するものである。但し、距離d1は、中心s1から中心s2までの距離であり、距離d12は、中心s2から中心s3までの距離であり、距離d2は、中心s3から中心s4までの距離であり、距離d´12は、端部e2から端部e3までの、X方向における離間距離である。
1.0<d1/d12<1.8 ・・・(1)
0.1<d´12/(d1+d2) ・・・(2)
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末への搭載を目的とした、撮像レンズ、撮像モジュール、撮像レンズの製造方法、および、撮像モジュールの製造方法に関する発明である。
撮像モジュールとしては、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)およびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)等の固体撮像素子を内蔵した、コンパクトなデジタルカメラおよびデジタルビデオユニット等が種々開発されている。特に、情報携帯端末および携帯電話機等の携帯端末が普及している近年、これらに搭載される撮像モジュールには、高解像力であることはもちろんのこと、小型および低背であることが要求されている。
小型および低背であることに対する上記要求を満足することが可能な技術としては、上記撮像モジュールに備えられる撮像レンズの小型化および低背化を図る技術が注目されている。こうした技術の一例として、特許文献1および2には、以下の構成を有する撮像レンズが開示されている。
特許文献1および2に開示されている撮像レンズは、物体(被写体)側から像面(結像面)側へと向かって順に、開口絞り、第1レンズ、および第2レンズを備えている。第1レンズは、正の屈折力を有しており、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズである。第2レンズは、物体側および像面側の両面が凹面のレンズである。
特許文献1に開示されている撮像レンズは、レンズ枚数を増やすことなく、コンパクトかつ収差を良好に補正するために、さらに、以下の数式(X)および(Y)を満足するように構成されている。
0.6<f1/f<1.0 ・・・(X)
1.8<(n1−1)f/r1<2.5 ・・・(Y)
但し、fはレンズ系の焦点距離であり、f1は第1レンズの焦点距離であり、n1は第1レンズの屈折率であり、r1は第1レンズの物体側面の曲率半径である。
しかしながら、特許文献1に開示されている撮像レンズは、小型化が不十分であった。
そこで、特許文献2に開示されている撮像レンズは、小型で、良好な光学特性を有する2枚のレンズで構成される撮像レンズを実現するために、さらに、負の屈折力を有している第2レンズを用いて、以下の数式(A)〜(C)を満足するように構成されている。
0.8<ν1/ν2<1.2 ・・・(A)
50<ν1 ・・・(B)
1.9<d1/d12<2.8 ・・・(C)
但し、ν1は第1レンズのアッベ数であり、ν2は第2レンズのアッベ数であり、d1は第1レンズの中心厚みであり、d12は第1レンズ像側面から第2レンズ物体側面までの距離である。
特開2006−178026号公報(2006年 7月 6日公開) 特開2008−309999号公報(2008年12月25日公開) 特開2009‐018578号公報(2009年 1月29日公開) 特開2009‐023353号公報(2009年 2月 5日公開)
特許文献2に開示されている撮像レンズは、数式(C)を満足させることにより、第1レンズの中心厚みd1に対する、第1レンズ像側面から第2レンズ物体側面までの距離d12の割合が小さくなってしまうため、第1レンズと第2レンズとの間隔が非常に狭くなってしまい、第1レンズのコバと、第2レンズのコバと、の両方を設けることが難しくなる。
ここでは、一例として、第2レンズにコバが設けられていない場合に、撮像レンズに発生し得る問題について説明する。但し、ここで説明する問題は、第1レンズにコバが設けられていない場合においても同様に発生し得る。
コバが設けられていない第2レンズを備えた撮像レンズは、コバが設けられた第2レンズを備えた撮像レンズに対して、第2レンズにおいて適切な非球面特性を確保することが困難になるため、適切な非球面特性を損なうことに起因して、撮像レンズの光学特性が悪化する虞があるという問題が発生する。
さらに、撮像レンズの製造方法としては、製造コストの低減を図るべく、ウエハレベルレンズプロセスと呼ばれる製造プロセスが提案されている(特許文献3および4参照)。ウエハレベルレンズプロセスとは、被成形物(樹脂等)に対して、複数のレンズを成形または造形することで、レンズアレイ(ウエハレンズとも言う)を作製し、複数の該レンズアレイを用意してこれらを接合した後、1つの撮像レンズ毎に分割することにより、撮像レンズを製造する製造プロセスである。この製造プロセスによれば、大量の撮像レンズを一括して、かつ短時間で製造することが可能になるため、撮像レンズの製造コストは、低減することが可能になる。
複数の、コバが設けられていない第2レンズが成形されたレンズアレイを作製することは、非常に困難であるため、該第2レンズを備えた撮像レンズは、ウエハレベルレンズプロセスによる製造が困難であり、製造コストの低減および大量生産に不適であるという問題が発生する。
本発明は、上記の問題に鑑みて為された発明であり、その目的は、光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である構成を、簡単に実現することが可能である、撮像レンズ、撮像モジュール、撮像レンズの製造方法、および、撮像モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の撮像レンズは、上記の問題を解決するために、物体側から像面側へと向かって順に、開口絞り、第1レンズ、および第2レンズを備えており、上記第1レンズは、正の屈折力を有しており、上記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、上記第2レンズは、負の屈折力を有しており、上記物体側に凹面を向けたレンズである撮像レンズであって、上記第2レンズは、上記像面側に向けた面のうち、中央部分が凹形状であると共に、該中央部分の周辺部分が凸形状であり、上記第1レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd1とし、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心までの距離をd12とし、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd2とし、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の端部から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の端部までの、撮像レンズの光軸方向における離間距離をd´12とすると、数式(1)および(2)を満足するように構成されていることを特徴としている。
1.0<d1/d12<1.8 ・・・(1)
0.1<d´12/(d1+d2) ・・・(2)
上記の構成によれば、本撮像レンズは、数式(1)を満足させることにより、第1レンズの中心厚みに該当するd1に対する、第1レンズ像側面から第2レンズ物体側面までの距離に該当するd12の割合を、大きくすることができるため、第1レンズと第2レンズとの間隔を広くすることができる。
また、上記の構成によれば、本撮像レンズは、数式(2)を満足させることにより、上記のd1と、第2レンズの中心厚みに該当するd2と、の和に対する、第1レンズ像側面における端部から第2レンズ物体側面における端部までの離間距離(撮像レンズの光軸方向に関する距離)に該当するd´12の割合を、大きくすることができる。このため、第1レンズと第2レンズとの間隔は、第1レンズのコバおよび第2レンズのコバが設けられる領域に該当する、第2レンズの光軸に対する法線方向における、該第2レンズの端部近傍において、十分広い間隔を確保することができる。
上記の構成によれば、本撮像レンズは、第1レンズのコバと、第2レンズのコバと、の両方を設けることが簡単になるため、光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である構成を、簡単に実現することが可能になる。
また、本発明の撮像レンズは、数式(3)を満足するように構成されていることを特徴としている。
0.2mm<d´12 ・・・(3)
上記の構成によれば、第1レンズのコバと、第2レンズのコバと、の両方を設けるための領域を十分に確保すると共に、第1レンズと第2レンズとの間に、遮光板等を挿入する領域を十分に確保することが可能になる。
ところで、第1レンズおよび第2レンズは、撮像レンズの製造プロセス次第で、適用可能な材料の種類が限定されてしまう場合がある。また、レンズのアッベ数は、該レンズに適用された材料に固有の特性のみに依存して決定されるのが一般的である。
ここで、特許文献2に開示されている撮像レンズは、数式(B)を満足させることにより、アッベ数が非常に高い第1レンズに適用可能な材料の種類が大幅に限定されてしまい、ウエハレベルレンズプロセスにおいて好適な、第1レンズの材料が適用困難になる虞があるという問題が発生する。
そこで、本発明の撮像レンズは、上記第1レンズのアッベ数は、45を超えており、上記第2レンズのアッベ数は、45を超えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1レンズにおいて、許容されるアッベ数の範囲を広げることができるため、第1レンズに適用可能な材料の種類が増加し、ウエハレベルレンズプロセスにおいて好適な、第1レンズの材料が適用困難になる虞を低減することができる。従って、本撮像レンズは、製造コストの低減および大量生産にさらに好適である。
また、本発明の撮像レンズは、上記第1レンズのアッベ数は、上記第2レンズのアッベ数と等しくなっていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1レンズと第2レンズとで、同じ材料を適用することができるため、製造コストを低減し、安価な撮像レンズを実現することが可能になる。
また、本発明の撮像レンズは、像面と上記第2レンズとの間に、像面を保護するための像面保護ガラスを備え、上記像面保護ガラスの厚みは、0.3mmを超えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、ゴミスペックを緩和すると共に、像面を物理的ダメージから保護することができる。なお、像面を物理的ダメージから保護することは、ウエハレベルレンズプロセスの実施において都合がよい。
また、本発明の撮像レンズは、Fナンバーは、4未満であることを特徴としている。
上記の構成によれば、結像した像が明るい撮像レンズを実現することができる。
また、本発明の撮像レンズは、上記第1レンズおよび上記第2レンズのうち、少なくとも一方は、熱または紫外線が与えられると硬化する樹脂からなることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1レンズを、熱硬化性樹脂またはUV(Ultra Violet:紫外線)硬化性樹脂からなる構成とすることにより、複数の第1レンズを樹脂に成形して、後述する第1レンズアレイを作製することができる。同様に、上記の構成によれば、第2レンズを、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂からなる構成とすることにより、複数の第2レンズを樹脂に成形して、後述する第2レンズアレイを作製することができる。
従って、上記の構成によれば、本撮像レンズは、ウエハレベルレンズプロセスにより製造可能なものであるため、製造コストの低減および大量生産が可能になり、安価で提供することが可能になる。
加えて、第1レンズおよび第2レンズの両方を、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂からなる構成とすることにより、本撮像レンズは、リフローを施すことが可能になる。つまり、リフローに対応可能な撮像レンズは、第1レンズおよび第2レンズの両方が耐熱材料であることで、実現可能である。
また、本発明の撮像モジュールは、上記いずれかの撮像レンズと、上記撮像レンズの像面に配置された固体撮像素子と、を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、本撮像レンズと同様の効果を奏する撮像モジュールを実現することができる。
また、本発明の撮像モジュールは、上記固体撮像素子の画素ピッチは、2.5μm未満であることを特徴としている。
上記の構成によれば、画素ピッチが2.5μm未満である固体撮像素子を用いることにより、高画素の撮像素子の性能を十分活かした撮像モジュールを実現することができる。
また、本発明の撮像モジュールは、上記固体撮像素子の記録画素数は、2メガピクセルであることを特徴としている。
上記の構成によれば、いわゆる2Mクラスの撮像素子を用いた撮像モジュールを、本撮像レンズを用いて構成することにより、本撮像モジュールは、レンズの枚数を少なくすることができ、製造公差が発生し得る要因を削減することができるため、製造が簡単になる。
また、本発明の撮像レンズの製造方法は、上記いずれかの撮像レンズを製造する、撮像レンズの製造方法であって、被成形物を、複数の上記第1レンズが成形された第1レンズアレイに成形する工程と、被成形物を、複数の上記第2レンズが成形された第2レンズアレイに成形する工程と、各第1レンズの光軸と、対応する各第2レンズの光軸と、が同一直線上に位置するように、上記第1レンズアレイと上記第2レンズアレイとを接合する工程と、接合した上記第1レンズアレイおよび上記第2レンズアレイを、1つの撮像レンズ毎に分割する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の撮像モジュールの製造方法は、上記いずれかの撮像モジュールを製造する、撮像モジュールの製造方法であって、被成形物を、複数の上記第1レンズが成形された第1レンズアレイに成形する工程と、被成形物を、複数の上記第2レンズが成形された第2レンズアレイに成形する工程と、各第1レンズの光軸と、対応する各第2レンズの光軸と、が同一直線上に位置するように、上記第1レンズアレイと上記第2レンズアレイとを接合する工程と、接合した上記第1レンズアレイおよび上記第2レンズアレイを、1つの撮像モジュール毎に分割する工程と、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、複数の第1レンズと複数の第2レンズとをそれぞれ、別々の被成形物に成形して、それぞれ第1レンズアレイおよび第2レンズアレイとし、これらの第1および第2レンズアレイを接合した後、1つの撮像レンズまたは撮像モジュール毎に分割する。従って、本製造方法の各々は、本撮像レンズおよび本撮像モジュールを製造するための、ウエハレベルレンズプロセスに対応し、特に大量生産時において、製造コストを低減することができる。
また、本発明の撮像レンズの製造方法、および、本発明の撮像モジュールの製造方法は、上記被成形物は、熱または紫外線が与えられると硬化する樹脂であることを特徴としている。
上記の構成によれば、本製造方法の各々で製造された、本撮像レンズおよび本撮像モジュールは、リフローを施すことが可能になる。また、上記の構成によれば、複数のレンズを被成形物に成形して、レンズアレイを作製することが簡単になる。
以上のとおり、本発明の撮像レンズは、物体側から像面側へと向かって順に、開口絞り、第1レンズ、および第2レンズを備えており、上記第1レンズは、正の屈折力を有しており、上記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、上記第2レンズは、負の屈折力を有しており、上記物体側に凹面を向けたレンズである撮像レンズであって、上記第2レンズは、上記像面側に向けた面のうち、中央部分が凹形状であると共に、該中央部分の周辺部分が凸形状であり、上記第1レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd1とし、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心までの距離をd12とし、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd2とし、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の端部から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の端部までの、撮像レンズの光軸方向における離間距離をd´12とすると、数式(1)および(2)を満足するように構成されている。
従って、本発明の撮像レンズは、光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である構成を、簡単に実現することが可能であるという効果を奏する。
本発明の撮像レンズの構成を示す断面図である。 図2(a)〜(c)は、図1に示す撮像レンズの各種収差の特性を示すグラフであり、(a)に球面収差を、(b)に非点収差を、(c)に歪曲を、それぞれ示している。 本発明の撮像モジュールの構成を示す断面図である。 本発明の別の撮像モジュールの構成を示す断面図である。 図5(a)〜(d)は、本発明の、撮像レンズおよび撮像モジュールの製造方法を示す断面図である。 図6(a)〜(e)は、本発明の、撮像レンズおよび撮像モジュールの別の製造方法を示す断面図である。 熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のそれぞれに対する、d線上における撮像レンズ全体としての屈折率およびアッベ数のそれぞれの関係を示す表である。 図7に示す各関係を示すグラフである。
図1には、撮像レンズ1の、X方向(紙面左右方向)およびY方向(紙面上下方向)からなる断面を示している。X方向は、物体3側から像面S7側への方向を示しており、撮像レンズ1の光軸Laは、このX方向に略沿っている。Y方向は、X方向に対して垂直な方向を示しており、撮像レンズ1の光軸Laの法線方向は、このY方向に略沿っている。
撮像レンズ1は、物体3側から像面S7側へと向かって順に、開口絞り2、第1レンズL1、第2レンズL2、およびカバーガラス(像面保護ガラス)CGを備えている。
開口絞り2は、具体的に、第1レンズL1における物体3側に向けた面(第1レンズ物体側面)S1の周囲を取り囲むように設けられている。開口絞り2は、撮像レンズ1に入射した光が、第1レンズL1および第2レンズL2を適切に通過することを可能にするために、入射した光の軸上光線束の直径を制限することを目的に設けられている。
物体3は、撮像レンズ1が結像する対象物であり、換言すれば、撮像レンズ1が撮像する被写体である。
第1レンズL1は、正の屈折力を有しているレンズであり、物体3側に向けた面S1が凸面となっている、周知のメニスカスレンズである。これにより、撮像レンズ1の全長に対する、第1レンズL1の全長の割合が大きくなり、撮像レンズ1の全長に比して、撮像レンズ1全体の焦点距離を長くすることができるため、撮像レンズ1は、小型化および低背化が可能となる。また、第1レンズL1は、像面S7側に向けた面(第1レンズ像側面)S2が凹面となっている。
第2レンズL2は、負の屈折力を有しているレンズであり、物体3側に向けた面(第2レンズ物体側面)S3が凹面となっている。これにより、第2レンズL2の屈折力を維持しつつ、ペッツヴァル和(光学系による平面物体の像の湾曲の軸上特性)を小さくすることができるため、非点収差、像面湾曲、およびコマ収差を低減することができる。
また、第2レンズL2は、像面S7側に向けた面(第2レンズ像側面)S4のうち、中心s4およびその近傍の、中央部分が凹形状であると共に、該中央部分を取り囲む、周辺部分が凸形状である。つまり、第2レンズL2の面S4は、窪んだ中央部分と、出張った周辺部分と、が切り替わる変曲点を有する構成であると解釈することができる。これにより、該中央部分付近を通過する光線は、X方向における、より物体3側にて結像可能になると共に、該周辺部分付近を通過する光線は、X方向における、より像面S7側にて結像可能になる。このため、撮像レンズ1は、第2レンズL2の面S4における凹形状および凸形状の具体的な形状に応じて、像面湾曲をはじめとする各種収差を補正することができる。
なお、レンズの凸面とは、レンズの球状表面が外側に曲がっている部分を示している。レンズの凹面とは、レンズが中空に曲がっている部分、すなわち、レンズが内側に曲がっている部分を示している。
また、厳密に言えば、開口絞り2は、第1レンズL1の面S1としての凸面が、開口絞り2よりも物体3側に突出するように設けられているが、突出しているか否かについては特に限定されない。開口絞り2は、第1レンズL1よりも物体3側に設けられている配置関係でさえあれば十分である。
カバーガラスCGは、第2レンズL2と像面S7との間に挟まれて設けられている。カバーガラスCGは、像面S7に対して被覆されることで、像面S7を物理的ダメージ等から保護するためのものである。カバーガラスCGは、物体3側に向けた面(物体側面)S5と、像面S7側に向けた面(像側面)S6と、を有している。
像面S7は、撮像レンズ1の光軸Laに垂直で、像が形成される面であり、実像は、像面S7に置かれた図示しないスクリーン上で観察することができる。また、撮像レンズ1を備えた撮像モジュールにおいては、像面S7に撮像素子が配置される。
距離d1は、面S1の中心s1から、面S2の中心s2までの距離であり、第1レンズの中心厚みに対応している。
距離d12は、面S2の中心s2から、面S3の中心s3までの距離であり、第1レンズ像側面から第2レンズ物体側面までの距離に対応している。
距離d2は、面S3の中心s3から、面S4の中心s4までの距離であり、第2レンズの中心厚みに対応している。
さらに、距離d´12は、面S2の端部e2から、面S3の端部e3までの、X方向における離間距離であり、第1レンズ像側面における端部から第2レンズ物体側面における端部までの離間距離(撮像レンズの光軸方向に関する距離)に対応している。より具体的に、距離d´12は、端部e2からY方向に伸びる直線E2と、端部e3と、を最短距離で結ぶ線分の長さであり、直線E2上かつ端部e3に最も近い点e2´と、端部e3と、の距離である。
なお、実際の撮像レンズ1は当然ながら立体であり、この結果、端部e2は面S2における有効口径の縁(例えば、円周)の全てに該当し、端部e3は面S3における有効口径の縁(例えば、円周)の全てに該当することとなる。この場合、距離d´12は、最も像面S7に近い端部e2部分から、最も物体3に近い端部e3部分までの、X方向における離間距離と解釈すればよい。
距離d1、距離d12、距離d2、および、距離d´12はいずれも、X方向における距離であり、その単位はmm(ミリメートル)である。
そして、撮像レンズ1は、数式(1)および(2)を満足するように構成されている。
1.0<d1/d12<1.8 ・・・(1)
0.1<d´12/(d1+d2) ・・・(2)
上記の構成によれば、撮像レンズ1は、数式(1)を満足させることにより、距離d1に対する距離d12の割合を大きくすることができるため、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔を広くすることができる。
また、上記の構成によれば、撮像レンズ1は、数式(2)を満足させることにより、距離d1と距離d2との和に対する、距離d´12の割合を、大きくすることができる。このため、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔は、第1レンズL1のコバおよび第2レンズL2のコバが設けられる領域に該当する、端部e3近傍において、十分広い間隔を確保することができる。
上記の構成によれば、撮像レンズ1は、第1レンズL1のコバと、第2レンズL2のコバと、の両方を設けることが簡単になる。そして、第1レンズL1および第2レンズL2の両方にコバを設けることにより、撮像レンズ1は、光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である構成を実現することが可能になる。
撮像レンズ1は、数式(1)の変数「d1/d12」が1.0以下になった場合、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔が広くなりすぎて、小型化および低背化に悪影響が及ぶため、好ましくない。撮像レンズ1は、上記変数「d1/d12」が1.8以上になった場合、特許文献2に開示されている撮像レンズと同様に、第1レンズL1と第2レンズL2との間隔が狭くなりすぎて、コバを設けることが簡単でなくなるため、好ましくない。
また、撮像レンズ1は、数式(2)の変数「d´12/(d1+d2)」が0.1以下になった場合、端部e3近傍において、十分広い間隔を確保することができなくなり、コバを設けることが簡単でなくなるため、好ましくない。
また、撮像レンズ1は、数式(3)を満足するように構成されている。
0.2mm<d´12 ・・・(3)
上記の構成によれば、撮像レンズ1は、上述したとおり、コバを設けるための領域を十分に確保すると共に、第1レンズL1と第2レンズL2との間に、遮光板等を挿入する領域を十分に確保することが可能になるので、より好ましい。
ところで、第1レンズL1および第2レンズL2は、撮像レンズ1の製造プロセス次第で、適用可能な材料の種類が限定されてしまう場合がある。また、レンズのアッベ数は、該レンズに適用された材料(媒質)に固有の特性のみに依存して決定されるのが一般的である。
ここで、特許文献2に開示されている撮像レンズは、数式(B)を満足させることにより、アッベ数が50を超えることが必須である、第1レンズL1に適用可能な材料の種類が極端に少なくなってしまい、ウエハレベルレンズプロセスにおいて好適な、第1レンズL1の材料が適用困難になる虞があるという問題が発生する。
こうした問題を解決するために、撮像レンズ1は、第1レンズL1のアッベ数ν1が45を超えており、第2レンズL2のアッベ数ν2が45を超えているのが好ましい。
アッベ数とは、光の分散に対する屈折度の比を示した、光学媒質の定数である。すなわち、アッベ数とは、異なった波長の光を異なった方向へ屈折させる度合であり、高いアッベ数の媒質は、異なった波長に対しての光線の屈折の度合による分散が少なくなる。
上記の構成によれば、第1レンズL1において、許容されるアッベ数ν1の範囲を広げることができるため、第1レンズL1に適用可能な材料の種類が増加し、ウエハレベルレンズプロセスにおいて好適な、第1レンズL1の材料が適用困難になる虞を低減することができる。従って、撮像レンズ1は、製造コストの低減および大量生産にさらに好適である。
さらに、第1レンズL1のアッベ数ν1と、第2レンズL2のアッベ数ν2と、を等しくすることにより、第1レンズL1および第2レンズL2は、互いに同じ材料により構成することができるため、撮像レンズ1としては、製造コストを低減し、安価な撮像レンズを実現することが可能になる。
また、カバーガラスCGを、0.3mmを超える厚みとすることにより、撮像レンズ1は、ゴミスペックを緩和すると共に、像面S7を物理的ダメージから保護することができる。なお、像面S7を物理的ダメージから保護することは、ウエハレベルレンズプロセスの実施において都合がよい。
また、撮像レンズ1は、Fナンバーを4未満とするのが好ましい。Fナンバーとは、光学系の明るさを示す量の一種である。撮像レンズ1のFナンバーは、撮像レンズ1の等価焦点距離を、撮像レンズ1の入射瞳径で割った値で表される。撮像レンズ1は、このFナンバーを4未満とすることにより、結像した像を明るくすることができる。
第1レンズL1および第2レンズL2を構成する材料は、その少なくとも一方が、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂であるのが好ましい。熱硬化性樹脂は、所定量以上の熱を与えることにより、液体から固体に状態変化する特性を有する樹脂である。UV硬化性樹脂は、所定強度以上の紫外線を照射することにより、液体から固体に状態変化する特性を有する樹脂である。
第1レンズL1を、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂からなる構成とすることにより、撮像レンズ1は、製造段階において、複数の第1レンズL1を樹脂に成形して、後述する第1レンズアレイ144(図6(b)参照)を作製することができる。同様に、第2レンズL2を、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂からなる構成とすることにより、撮像レンズ1は、製造段階において、複数の第2レンズL2を樹脂に成形して、後述する第2レンズアレイ145(図6(b)参照)を作製することができる。
従って、上記の構成によれば、撮像レンズ1は、ウエハレベルレンズプロセスにより製造可能なものであるため、製造コストの低減および大量生産が可能になり、安価で提供することが可能になる。
加えて、第1レンズL1および第2レンズL2の両方を、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂からなる構成とすることにより、撮像レンズ1は、リフローを施すことが可能になる。つまり、リフローに対応可能な撮像レンズ1は、第1レンズL1および第2レンズL2の両方が耐熱材料であることで、実現可能である。
但し、他にも第1レンズL1および第2レンズL2は、プラスチックレンズまたはガラスレンズ等であってもよい。
〔表1〕には、撮像レンズ1を用いて構成されたレンズ系の、設計式の具体例を示している。
Figure 2011090018
〔表1〕において、各構成の、屈折率Ndおよびアッベ数νdはいずれも、d線(波長587.6nm)に対する、各材料での数値を示している。
中心厚(面の中心厚)とは、対応する面中心から像面側に向かって次の面の中心までの光軸La(図1参照)に沿う距離である。有効半径とは、レンズにおける、光束の範囲を規制可能な円領域の半径である。
非球面係数のそれぞれは、非球面を構成する非球面式である数式(4)における、i次の非球面係数Ai(iは4以上の偶数)を意味している。数式(4)において、Zは光軸方向(図1のX方向)の座標であり、xは光軸に対する法線方向(図1のY方向)の座標であり、Rは曲率半径(曲率の逆数)であり、Kはコーニック(円錐)係数である。
Figure 2011090018
〔表1〕の各値「(定数a)E(定数b)」の表記は「(定数a)×10の(定数b)乗」を示しており、例えば「3.71E−01」は「3.71×10−1」を示しているものとする。
〔表2〕には、撮像レンズ1の仕様の具体例を示している。
Figure 2011090018
撮像レンズ1は、Fナンバーが2.8であり、4未満になっている。
有効像円径は、撮像レンズ1により解像された像の有効な結像円寸法である。
画角は、撮像レンズ1により結像可能な角度である。
センサ画素ピッチとは、撮像レンズ1の特性に対応した、センサ(固体撮像素子)の画素ピッチである。センサ画素ピッチは、2.5μm未満であるのが好ましい。これにより、画素ピッチが2.5μm未満であるセンサを用いることにより、高画素の撮像素子の性能を十分活かした撮像モジュールを実現することができる。撮像レンズ1は、センサ画素ピッチが2.2μmであり、2.5μm未満になっている。
〔表3〕には、撮像レンズ1の各種光学特性の具体例を示している。
Figure 2011090018
〔表3〕において、屈折率Ndは、第1レンズL1の屈折率、および、第2レンズL2の屈折率に対応している。
〔表3〕において、アッベ数νdは、第1レンズL1のアッベ数ν1、および、第2レンズL2のアッベ数ν2に対応している。このように、第1レンズL1のアッベ数ν1、および、第2レンズL2のアッベ数ν2は、45を超える値であれば十分であり、かつ、互いに同じ値であるのが好ましい。
〔表3〕において、焦点距離fは、撮像レンズ1の焦点距離に対応しており、焦点距離f1は、第1レンズL1の焦点距離に対応しており、焦点距離f2は、第2レンズL2の焦点距離に対応している。
〔表3〕において、曲率半径R1は、第1レンズL1における物体3側に向けた面S1の曲率半径に対応している。
なお、〔表3〕において、距離d1、距離d12、距離d2、および距離d´12は、図1の説明にて上述したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
〔表3〕において、値d1/d12は、距離d1を距離d12で除算した値である。
〔表3〕に示すとおり、撮像レンズ1では、d1/d12が、0.754mm/0.613mm=1.230となっており、数式(1)を満足している。また、〔表3〕に示すとおり、撮像レンズ1では、距離d´12が、0.276mmとなっており、数式(3)を満足している。
さらに、〔表3〕に示す、距離d1(0.754mm)、距離d2(0.997mm)、および距離d´12(0.276mm)を、数式(2)の右辺に代入すると、その解はおよそ、0.158となっており、数式(2)を満足している。
図2(a)〜(c)は、撮像レンズ1の各種収差の特性を示すグラフであり、同図(a)には球面収差の特性を、同図(b)には非点収差の特性を、同図(c)には歪曲の特性を、それぞれ示している。
図2(a)〜(c)に示す各グラフによれば、残存収差量が小さい(光軸Laに対する法線方向、すなわち図1に示すY方向の変位に対する、各収差の大きさのズレが小さい)ことから、撮像レンズ1は、特許文献1および2に係る各撮像レンズと同程度の、良好な光学特性を有していることがわかる。
図2(a)に示す球面収差、図2(b)に示す非点収差、および、図2(c)に示す歪曲は、405nm、436nm、486nm、546nm、588nm、および、656nmの、計6種類の入射光の波長の各々に対する収差の結果である。図2(a)および(b)に示す各グラフでは、紙面左側の曲線から順に、405nm、436nm、486nm、546nm、588nm、および、656nmの、各波長における収差を示している。図2(b)では、横軸の変動幅が比較的大きい曲線がタンジェンシャル像面に対する収差を、横軸の変動幅が比較的小さい曲線がサジタル像面に対する収差を、それぞれ示している。
なお、サジタル像面とは、光学系の光軸外の物点から、光学系に入射する光線のうち、回転対称の光学系で、主光線と光軸とを含む面に垂直な平面(サジタル平面)に含まれる光線(サジタル光線)によって形成される、像点の軌跡を意味している。タンジェンシャル像面とは、サジタル光線の光束に直交し、かつ主光線を含む光束(メリジオナル光線束)によって生じる像面を意味している。サジタル像面およびタンジェンシャル像面はいずれも、一般的な光学用語であるため、これ以上の詳細な説明については省略する。
図3は、本発明の撮像レンズ1を備えた、撮像モジュール60の構成を示す断面図である。
ここで、注意すべき点として、図1に示す撮像レンズ1の、第1レンズL1および第2レンズL2は、説明の便宜上、各々の有効口径に該当する部分のみを抜粋して(換言すれば、各々のコバが存在していない様子を)図示している。但し、実際の撮像レンズ1、さらには撮像レンズ1を備えた撮像モジュールは、図3に示す撮像モジュール60のとおり、第1レンズL1および第2レンズL2のそれぞれにおける、有効口径の周囲に、コバが設けられた構成となっている。
従って、厳密に述べると、図1に示す距離d´12は、面S2の有効口径の端部である、端部e2から、面S3の有効口径の端部である、端部e3までの、X方向における離間距離であり、第1レンズ像側面における有効口径の端部から第2レンズ物体側面における有効口径の端部までの離間距離(撮像レンズの光軸方向に関する距離)に対応している、ということを理解されたい。また、この理解に伴い、第1レンズL1および第2レンズL2の両方にコバが設けられたことにより、図3に示すとおり、各々のコバ同士が接合されている、すなわち、第1レンズL1のコバと、第2レンズL2のコバと、の間隔が0である場合も想定され得ることも併せて理解されたい。
なお、第1レンズL1および第2レンズL2の両方にコバを設けた構成は、光学特性が悪化する虞を低減し、かつ、製造コストの低減および大量生産に好適である、撮像レンズおよび撮像モジュールを、簡単に実現することを目的に適用される構成である。
図3に示す撮像モジュール60は、第1レンズL1、第2レンズL2、カバーガラスCG、筐枠61、および、センサ(固体撮像素子)62を備えている。また、撮像モジュール60では、開口絞り2が筐枠61に形成されている。具体的に、開口絞り2は、筐枠61に、第1レンズL1の凸面(図1に示す、面S1に該当)を露出させるように形成されている。
すなわち、撮像モジュール60は、撮像レンズ1(図1参照)と、筐枠61と、センサ62と、を備えた構成であると解釈することができる。
筐枠61は、撮像レンズ1を収容するための筐体であり、遮光性を有する材料により構成されている。カバーガラスCGは、センサ62に載せられている。
センサ62は、撮像レンズ1の像面S7(図1参照)に配置されており、CCD型イメージセンサ、または、CMOS型イメージセンサ等の、固体撮像素子で構成された撮像素子である。固体撮像素子を用いてセンサ62を構成することにより、撮像モジュール60は、小型化および低背化が可能である。特に、情報携帯端末および携帯電話機等の携帯端末(図示しない)に搭載される撮像モジュール60においては、固体撮像素子を用いてセンサ62を構成することにより、高解像力であり、かつ、小型および低背である、撮像モジュールの実現が可能である。
センサ62の画素ピッチは、撮像レンズ1のセンサ画素ピッチ(表2参照)と対応する画素ピッチであるのが好ましい。この場合、センサ62の画素ピッチは、2.5μm未満となる。センサ62として、画素ピッチが2.5μm未満である固体撮像素子を用いることにより、撮像モジュール60では、高画素の撮像素子の性能を十分活かすことができる。
また、センサ62の記録画素数は、2メガピクセルであるのが好ましい。つまり、センサ62は、いわゆる2Mクラスの撮像素子であるのが好ましい。2Mクラスの撮像素子を用いて構成された撮像モジュール60に、撮像レンズ1を搭載することにより、撮像モジュール60は、レンズの枚数を少なくすることができ、これにより、製造公差が発生し得る要因を削減することができるため、製造が簡単になる。
2Mクラスの撮像素子を用いた撮像モジュールには従来、3枚のレンズで構成された撮像レンズが主に搭載されてきた。2Mクラスの撮像素子を用いた撮像モジュールに、2枚のレンズ(第1レンズL1および第2レンズL2)で構成された撮像レンズ1を搭載することにより、撮像モジュールは、3枚のレンズで構成された撮像レンズが搭載された場合と比較して、解像度こそ若干劣るものの、レンズ枚数を減らすことができるため、公差要素が減少し、製造が容易になる。
撮像モジュール60は、撮像レンズ1と同様の効果を奏する。
さらに、撮像モジュール60は、備えられた撮像レンズ1において、各種収差が良好である。このため、撮像モジュール60では、撮像レンズ1とセンサ62との離間距離を調整するための図示しない調整機構、および、図示しない鏡筒を省略しても、高い解像力の維持に与える悪影響は小さい。これらの調整機構および鏡筒を省略することにより、撮像モジュール60は、小型化および低背化、および低コスト化が実現可能となる。
撮像モジュール60は、撮像レンズ1を用いることにより、その幅広い許容製造誤差から、レンズと像面間隔の調整機構を省いた簡易構造の撮像モジュールとして構成できる。
図4に示す撮像モジュール70は、図3に示す撮像モジュール60に対して、筐枠61が省略されている。これにより、撮像モジュール70において、開口絞り2は、図1に示す撮像レンズ1と概ね同じ構造で設けられている。
また、図4に示す撮像モジュール70は、図3に示す撮像モジュール60に対して、第2レンズL2におけるセンサ62側の面(図1に示す、面S4に該当)のコバが、カバーガラスCGに載せられている。カバーガラスCGは、センサ62に載せられている。
撮像モジュール70は、撮像レンズ1を収容するための筐体である、筐枠61を省略することが可能になり、筐枠61を省略することにより、さらなる小型化および低背化、および低コスト化が実現可能となる。
撮像モジュール70では、図示しない調整機構および鏡筒を省略するという、撮像モジュール60の構造に基づいている。さらに、撮像モジュール70では、撮像レンズ1において、第2レンズL2の下端の面とカバーガラスCGとの離間距離が非常に小さい。このことから、撮像モジュール70では、小さなレンズ偏肉比において、第2レンズL2に、カバーガラスCGへの設置部分を作りこみ、筐枠61不要の簡易構造の撮像モジュール70を実現している。
その他、撮像モジュール70は、撮像モジュール60と同じである。
ここからは、撮像レンズおよび撮像モジュールの一製造方法を、図5(a)〜(d)を参照して説明する。
第1レンズL1および第2レンズL2は、主に熱可塑性樹脂131を用いた射出成形により作製される。熱可塑性樹脂131を用いた射出成形では、加熱により軟化した熱可塑性樹脂131を、所定の射出圧(およそ、10〜3000kgf/c)を加えながら金型132に押し込んで、熱可塑性樹脂131を金型132に充填する(図5(a)参照)。なお、便宜上、図5(a)には、第1レンズL1成形時の様子のみを図示しているが、第2レンズL2成形時においても同様に、金型132の形状に応じて、当業者であれば容易に成形を実施することができる。
複数の第1レンズL1が成形された熱可塑性樹脂131を、金型132から取り出し、1枚の第1レンズL1毎に分割する(図5(b)参照)。便宜上、図示していないが、同様に、複数の第2レンズL2が成形された熱可塑性樹脂131を、金型132から取り出し、1枚の第2レンズL2毎に分割する。
各々分割された1枚の、第1レンズL1および第2レンズL2を、レンズバレル(筐枠)133に、嵌め込んで、または圧入して、組み立てる(図5(c)参照)。なお、開口絞り2(図1参照)は、図3に示す撮像モジュール60と同様の構造で、レンズバレル133に形成されている。
図5(c)に示す撮像モジュール136の完成前の中間生成物を、鏡筒134に嵌め込んで組み立てる。さらにその後、第1レンズL1および第2レンズL2を備えて構成される撮像レンズ1の像面S7(図1参照)に、受光部分にカバーガラス135が貼り付けられたセンサ137を搭載する。こうして、撮像モジュール136は完成する(図5(d)参照)。
射出成形レンズである第1レンズL1および第2レンズL2に用いられる、熱可塑性樹脂131の加重たわみ温度は、摂氏130度程度である。このため、熱可塑性樹脂131は、表面実装で主に適用される技術であるリフローを実施するときの熱履歴(最大温度が摂氏260度程度)に対する耐性が不十分であるため、リフロー時に発生する熱に耐えることができない。
よって、撮像モジュール136を基板に実装するときには、センサ137部分のみをリフローにより実装する一方、第1レンズL1および第2レンズL2部分を樹脂で接着する方法、または、第1レンズL1および第2レンズL2の搭載部分を局所的に加熱するという実装方法が採用されている。
なお、カバーガラス135はセンサ137に含まれるものとして、センサ137の中にある四角で図示している。撮像モジュール60および70(図3および図4参照)では、カバーガラスCGをセンサ62における第2レンズL2側の略全面に貼り付けている一方、撮像モジュール136では、センサ137の受光部分のみにカバーガラス135を貼り付けている。
続いては、撮像レンズおよび撮像モジュールの別の製造方法を、図6(a)〜(e)を参照して説明する。なお、図6(a)〜(e)に示す撮像レンズおよび撮像モジュールの製造方法は、ウエハレベルレンズプロセスに該当する。
近年では、第1レンズL1および/または第2レンズL2の材料として、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂を用いた、いわゆる耐熱カメラモジュールの開発が進められている。ここで説明する撮像モジュール148は、この耐熱カメラモジュールであり、第1レンズL1および第2レンズL2の材料として、熱可塑性樹脂131(図5(a)参照)のかわりに、熱硬化性樹脂(被成形物)141を用いている。熱硬化性樹脂141のかわりに、UV硬化性樹脂が用いられてもよい。
第1レンズL1および/または第2レンズL2の材料として、熱硬化性樹脂141またはUV硬化性樹脂を用いる理由は、大量の撮像モジュール148を一括して、かつ短時間で製造することにより、撮像モジュール148の製造コストの低減を図るためである。とりわけ、第1レンズL1および第2レンズL2の材料として、熱硬化性樹脂141またはUV硬化性樹脂を用いる理由は、撮像モジュール148に対して、リフローの実施を可能にするためである。
撮像モジュール148を製造する技術は、多々提案されている。中でも代表的な技術は、上述した射出成形、および、ウエハレベルレンズプロセスである。特に、最近では、撮像モジュールの製造時間およびその他の総合的知見において、より有利であると考えられている、ウエハレベルレンズ(リフローアブルレンズ)プロセスが注目されている。
ウエハレベルレンズプロセスを実施するにあたっては、熱に起因して、第1レンズL1および第2レンズL2に塑性変形が発生してしまうことを抑制する必要がある。この必要性から、第1レンズL1および第2レンズL2としては、熱が加えられても変形しにくい、耐熱性に非常に優れた、熱硬化性樹脂材料またはUV硬化性樹脂材料を用いたウエハレベルレンズ(レンズアレイ)が注目されている。具体的には、摂氏260〜280度の熱が10秒以上与えられても、塑性変形しない程度の耐熱性を有している、熱硬化性樹脂材料またはUV硬化性樹脂材料を用いたウエハレベルレンズが注目されている。ウエハレベルレンズプロセスでは、熱硬化性樹脂141を、レンズアレイ成形型142および143により、第1レンズアレイ144および第2レンズアレイ145にそれぞれ一括成型した後、これらを接合し、さらに、センサアレイ147を搭載した後、1つの撮像モジュール148毎に分割して、撮像モジュール148を製造する。
ここからは、ウエハレベルレンズプロセスの詳細について説明する。
ウエハレベルレンズプロセスでは、まず、多数の凹部が形成されたレンズアレイ成形型142と、該凹部の各々に対応する多数の凸部が形成されたレンズアレイ成形型143と、により、熱硬化性樹脂141を挟み込み、レンズアレイ成形型142および143において発生する熱により熱硬化性樹脂141を硬化させ、互いに対応する該凹部および凸部の組み合わせ毎にレンズが成形された、レンズアレイを作製する(図6(a)参照)。
図6(a)に示す工程で作製するレンズアレイは、熱硬化性樹脂141に多数の第1レンズL1が成形された第1レンズアレイ144、および、熱硬化性樹脂141に多数の第2レンズL2が成形された第2レンズアレイ145である。
なお、図6(a)に示すとおり、第1レンズアレイ144を、レンズアレイ成形型142および143により作製するためには、第1レンズL1の面S1(図1参照)と反対の形状である凹部が多数形成されたレンズアレイ成形型142と、該凹部の各々に対応する、第1レンズL1の面S2(図1参照)と反対の形状である凸部が多数形成されたレンズアレイ成形型143と、を用いて、図6(a)に示す工程を実施すればよい。
便宜上、図示を省略しているが、第2レンズアレイ145を、レンズアレイ成形型142および143により作製するためには、第2レンズL2の面S4(図1参照)と反対の形状(すなわち、面S4の中央部分に対応する部分が凸部であると共に該中央部分の周辺部分に対応する部分が凹部である形状)が多数形成されたレンズアレイ成形型142と、該形状の各々に対応する、第2レンズL2の面S3(図1参照)と反対の形状である凸部が多数形成されたレンズアレイ成形型143と、を用いて、図6(a)に示す工程を実施すればよい。
第1レンズアレイ144と第2レンズアレイ145とを、各第1レンズL1および第2レンズL2に関して、第1レンズL1の光軸と、これに対応する第2レンズL2の光軸と、の両方が、図1に示す撮像レンズ1の光軸(同一直線)La上に位置するように接合する(図6(b)参照)。
具体的に、第1レンズアレイ144と第2レンズアレイ145との間での位置あわせを行う調芯方法としては、第1レンズL1および第2レンズL2の各光軸同士を、光軸La上に揃える以外にも、撮像しながら調芯を図る等、色々な手法が挙げられ、また、位置あわせは、ウエハのピッチ仕上がり精度にも影響される。
また、このとき、第1レンズアレイ144における各凸部である、各第1レンズL1の面S1(図1参照)に対応する部分を露出させるように、多数の開口絞り2が一体的に形成された開口絞りアレイ(図示しない)を取り付けてもよい。また、第1レンズL1毎に開口絞り2を取り付けてもよい。但し、開口絞り2を取り付けるタイミング、および取り付けの手法については、特に限定されない。
図6(b)に示す、第1レンズアレイ144と第2レンズアレイ145とを接合したものに対して、各光軸Laと対応する各センサ149の中心146cとが重なり合うように、多数のセンサ149が一体的に搭載されたセンサアレイ147を搭載する(図6(c)参照)。各センサ149はそれぞれ、対応する各撮像レンズ1の像面S7(図1参照)に配置され、さらに、受光部分にカバーガラス146が貼り付けられている。
図6(c)に示す工程により、アレイ状となっている多数の撮像モジュール148を、1つの撮像モジュール148毎に分割して(図6(d)参照)、撮像モジュール148は完成する(図6(e)参照)。
なお、カバーガラス146はセンサ149に含まれるものとして、センサ149の中にある四角で図示している。撮像モジュール60および70(図3および図4参照)では、カバーガラスCGをセンサ62における第2レンズL2側の全面に貼り付けている一方、撮像モジュール148では、センサ149の受光部分のみにカバーガラス146を貼り付けている。
なお、図6(c)に示す、各センサ149(センサアレイ147)を搭載する工程を省略し、カバーガラス146のみを搭載することで、撮像モジュール148から撮像素子を省略すれば、ウエハレベルレンズプロセスにより、撮像レンズを製造することも可能である。
但し、カバーガラス135および146を取り付けるタイミング、および取り付けの手法については、特に限定されない。このとおり、本発明の撮像レンズまたは撮像モジュールに、カバーガラス(像面保護ガラス)を設ける形態は、図3および図4に示す形態であっても、図5(d)および図6(e)に示す形態であっても、どちらでもよい。
こうして製造された撮像モジュール148は、図4に示す撮像モジュール70とすることができる。こうして製造された上記撮像レンズは、図1に示す撮像レンズ1とすることができる。
以上、図6(a)〜(e)に示すウエハレベルレンズプロセスにより、多数の撮像モジュール148を一括して製造することで、撮像モジュール148の製造コストは、低減することができる。さらに、完成した撮像モジュール148を、図示しない基板に実装するときにおいて、リフローにより発生する熱(最大温度が摂氏260度程度)に起因して塑性変形してしまうことを避けるため、第1レンズL1および第2レンズL2は、摂氏260〜280度の熱に対して10秒以上の耐性を有している、熱硬化性樹脂またはUV硬化性樹脂を用いるのが、より好ましい。これにより、撮像モジュール148に対しては、リフローを施すことが可能となる。ウエハレベルでの製造工程に、さらに、耐熱性を有している樹脂材料を適用することで、リフローに対応可能な撮像モジュールを安価に製造することが可能である。
ここからは、撮像モジュール148を製造する場合に好適な、第1レンズL1および第2レンズL2の材料について考察する。
プラスチックレンズ材料は、従来、熱可塑性樹脂が主に用いられてきたので、材料の幅広い品揃えがある。
一方、熱硬化性樹脂材料およびUV硬化性樹脂材料は、第1レンズL1および第2レンズL2の用途として開発途上にあることから、現状、材料の品揃えおよび光学定数に関して熱可塑性材料に劣り、また、高価である。一般的に、光学定数は、低屈折率かつ低分散材料であるのが好ましい。また、光学設計においては、幅広い光学定数の選択肢があるこことが好ましい(図7および図8参照)。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、携帯端末への搭載を目的とした、撮像レンズ、撮像モジュール、撮像レンズの製造方法、および、撮像モジュールの製造方法に、好適に利用することができる。
1 撮像レンズ
2 開口絞り
3 物体
60、70、136、148 撮像モジュール
62、135、146 センサ(固体撮像素子)
141 熱硬化性樹脂(被成形物)
144 第1レンズアレイ
145 第2レンズアレイ
CG カバーガラス(像面保護ガラス)
d1 第1レンズにおける物体側に向けた面の中心から、第1レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離
d12 第1レンズにおける像面側に向けた面の中心から、第2レンズにおける物体側に向けた面の中心までの距離
d2 第2レンズにおける物体側に向けた面の中心から、第2レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離
d´12 第1レンズにおける像面側に向けた面の端部から、第2レンズにおける物体側に向けた面の端部までの、撮像レンズの光軸方向における離間距離
e2 第1レンズにおける像面側に向けた面の端部
e3 第2レンズにおける物体側に向けた面の端部
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
La 撮像レンズの光軸
S1 第1レンズにおける物体側に向けた面
s1 第1レンズにおける物体側に向けた面の中心
S2 第1レンズにおける像面側に向けた面
s2 第1レンズにおける像面側に向けた面の中心
S3 第2レンズにおける物体側に向けた面
s3 第2レンズにおける物体側に向けた面の中心
S4 第2レンズにおける像面側に向けた面
s4 第2レンズにおける像面側に向けた面の中心
S7 像面

Claims (14)

  1. 物体側から像面側へと向かって順に、開口絞り、第1レンズ、および第2レンズを備えており、
    上記第1レンズは、正の屈折力を有しており、上記物体側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、
    上記第2レンズは、負の屈折力を有しており、上記物体側に凹面を向けたレンズである撮像レンズであって、
    上記第2レンズは、上記像面側に向けた面のうち、中央部分が凹形状であると共に、該中央部分の周辺部分が凸形状であり、
    上記第1レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd1とし、
    上記第1レンズにおける像面側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心までの距離をd12とし、
    上記第2レンズにおける物体側に向けた面の中心から、上記第2レンズにおける像面側に向けた面の中心までの距離をd2とし、
    上記第1レンズにおける像面側に向けた面の端部から、上記第2レンズにおける物体側に向けた面の端部までの、撮像レンズの光軸方向における離間距離をd´12とすると、
    数式(1)および(2)
    1.0<d1/d12<1.8 ・・・(1)
    0.1<d´12/(d1+d2) ・・・(2)
    を満足するように構成されていることを特徴とする撮像レンズ。
  2. 数式(3)
    0.2mm<d´12 ・・・(3)
    を満足するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 上記第1レンズのアッベ数は、45を超えており、
    上記第2レンズのアッベ数は、45を超えていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 上記第1レンズのアッベ数は、上記第2レンズのアッベ数と等しくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  5. 像面と上記第2レンズとの間に、像面を保護するための像面保護ガラスを備え、
    上記像面保護ガラスの厚みは、0.3mmを超えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  6. Fナンバーは、4未満であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  7. 上記第1レンズおよび上記第2レンズのうち、少なくとも一方は、熱または紫外線が与えられると硬化する樹脂からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像レンズと、
    上記撮像レンズの像面に配置された固体撮像素子と、を備えることを特徴とする撮像モジュール。
  9. 上記固体撮像素子の画素ピッチは、2.5μm未満であることを特徴とする請求項8に記載の撮像モジュール。
  10. 上記固体撮像素子の記録画素数は、2メガピクセルであることを特徴とする請求項8または9に記載の撮像モジュール。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像レンズを製造する、撮像レンズの製造方法であって、
    被成形物を、複数の上記第1レンズが成形された第1レンズアレイに成形する工程と、
    被成形物を、複数の上記第2レンズが成形された第2レンズアレイに成形する工程と、
    各第1レンズの光軸と、対応する各第2レンズの光軸と、が同一直線上に位置するように、上記第1レンズアレイと上記第2レンズアレイとを接合する工程と、
    接合した上記第1レンズアレイおよび上記第2レンズアレイを、1つの撮像レンズ毎に分割する工程と、を含むことを特徴とする撮像レンズの製造方法。
  12. 上記被成形物は、熱または紫外線が与えられると硬化する樹脂であることを特徴とする請求項11に記載の撮像レンズの製造方法。
  13. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の撮像モジュールを製造する、撮像モジュールの製造方法であって、
    被成形物を、複数の上記第1レンズが成形された第1レンズアレイに成形する工程と、
    被成形物を、複数の上記第2レンズが成形された第2レンズアレイに成形する工程と、
    各第1レンズの光軸と、対応する各第2レンズの光軸と、が同一直線上に位置するように、上記第1レンズアレイと上記第2レンズアレイとを接合する工程と、
    接合した上記第1レンズアレイおよび上記第2レンズアレイを、1つの撮像モジュール毎に分割する工程と、を含むことを特徴とする撮像モジュールの製造方法。
  14. 上記被成形物は、熱または紫外線が与えられると硬化する樹脂であることを特徴とする請求項13に記載の撮像モジュールの製造方法。
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