JP2009138097A - シリカ系材料およびその製造方法 - Google Patents

シリカ系材料およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009138097A
JP2009138097A JP2007315744A JP2007315744A JP2009138097A JP 2009138097 A JP2009138097 A JP 2009138097A JP 2007315744 A JP2007315744 A JP 2007315744A JP 2007315744 A JP2007315744 A JP 2007315744A JP 2009138097 A JP2009138097 A JP 2009138097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica
based material
group
thin film
surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007315744A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Mizoshita
倫大 溝下
Takao Tani
孝夫 谷
Shinji Inagaki
伸二 稲垣
Toyoji Shimada
豊司 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP2007315744A priority Critical patent/JP2009138097A/ja
Publication of JP2009138097A publication Critical patent/JP2009138097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

【課題】シラノール基の含有量が少なく、高い架橋率を有するシリカ系材料を得ることができるシリカ系材料の製造方法を提供すること。
【解決手段】アルキルオニウムイオン発生剤の存在下でアルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とするシリカ系材料の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリカ系材料およびその製造方法に関し、より詳しくは、高架橋率のシリカ系材料およびその製造方法に関する。
シリカ系材料の架橋度やシラノール基の含有量は、材料の力学的、光学的および電気的特性を制御するための重要な因子である。例えば、特開2003−142476号公報(特許文献1)には、比誘電率が低いシリカ薄膜として、ケイ素の架橋率(以下、単に「架橋率」ともいう。)が高く(70%以上)、シラノール基が少なく、孔径が均一な多孔性シリカ薄膜が開示されている。
シリカ系材料は一般にアルコキシシラン化合物を加水分解してシラノール基を形成させ、このシラノール基を重縮合させることにより合成される。しかしながら、従来のアルコキシシラン化合物の加水分解・重縮合反応では、生成したシラノール基をすべて重縮合させることは困難であり、シラノール基の残存が、シリカ材料の疎水性の低下や架橋率の低下の原因となっていた。このため、従来は、アルコキシシラン化合物の加水分解条件の選定や生成したシリカ系材料の後処理などによって残存シラノール基の低減が図られてきた。
例えば、特許文献1においては、アルコキシシラン化合物の加水分解・重縮合反応により生成したシリカ薄膜に、シランカップリング剤などの表面処理剤による化学的処理および/または加熱処理などの物理的処理を施してシリカ薄膜中のシラノール基を低減させている。
しかしながら、このような生成したシリカ系材料に後処理を施す方法では、シラノール基含有量を十分に低減することは困難であり、シリカ系材料の架橋度を向上させるには限界があった。
特開2003−142476号公報
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、シラノール基の含有量が少なく、高い架橋率を有するシリカ系材料を得ることができるシリカ系材料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、アルキルオニウムイオン発生剤の存在下においてアルコキシシラン化合物の重合反応が、驚くべきことに進行することを見出し、その結果、シラノール基の生成を抑制することができ、さらに高架橋率のシリカ系材料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のシリカ系材料の製造方法は、アルキルオニウムイオン発生剤の存在下でアルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とするものである。前記アルキルオニウムイオン発生剤は、トリアルキルオキソニウム塩、アルキルトリフラート、アルキルトリフルオロアセテート、およびジアルキル硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
本発明のシリカ系材料の製造方法においては、有機溶媒中または無溶媒条件下で前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることが好ましく、また、界面活性剤の共存下で前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることが好ましい。
また、本発明のシリカ系材料は、上記シリカ系材料の製造方法により得られたものであることを特徴とするものであり、ケイ素の架橋率が90%以上であることが好ましく、また、メソ多孔体であることが好ましい。
なお、本発明のシリカ系材料の製造方法によってシラノール基の生成を抑制することができ、さらにシリカ系材料のケイ素の架橋率が高くなる理由は必ずしも定かではないが、本発明者らは以下のように推察する。すなわち、アルキルオニウムイオン発生剤により発生したアルキルオニウムイオンはアルコキシシラン化合物のアルコキシシリル基を活性化すると推察される。その結果、驚くべきことに、加水分解プロセスを経ることなくアルコキシシラン化合物同士の反応が進行し、この反応過程ではシラノール基がほとんど生成しないため、シリカ系材料に含まれるシラノール基含有量は非常に少なくなると推察する。また、活性化されたアルコキシシリル基同士が反応するため、シリカ系材料のケイ素の架橋率も高くなると推察する。
本発明によれば、シラノール基の含有量が少なく、高い架橋率を有するシリカ系材料を得ることが可能となる。
以下、本発明をその好適な実施形態に即して詳細に説明する。先ず、本発明のシリカ系材料の製造方法について説明する。本発明のシリカ系材料の製造方法は、アルキルオニウムイオン発生剤の存在下でアルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とするものである。なお、本発明の「シリカ系材料」は、シリカそのもの(無機シリカ)、およびシリカ骨格の一部に有機置換基または有機架橋基を含むもの(有機シリカ)の両方を含むものとする。
本発明に用いるアルコキシシラン化合物としては、アルコキシ基を2個以上有するアルコキシシランが挙げられる。具体的には、下記式(1):
Si(OR(R4−k (1)
で表されるアルコキシシラン、および下記式(2):
Figure 2009138097
で表される有機架橋型アルコキシシランが挙げられる。
上記式(1)および(2)中、Rは、アルキル基(反応性の観点から炭素数1〜5のアルキル基が好ましい。)であり、同一分子中に複数のOR基が存在する場合には、Rは同一でも異なっていてもよい。Rは、アルキル基(好ましくは炭素数1〜5のアルキル基)または一価の芳香環含有基であり、同一分子中に複数のR基が存在する場合には、Rは同一でも異なっていてもよい。また、Rには、アミノ基やメルカプト基などの官能基が含まれていてもよい。
また、上記式(2)中、Xはm価の有機基であり、mは前記有機基(X)に結合しているケイ素原子(Si)の数を表す。このmは2〜4の整数であり、生成する有機シリカの秩序構造や材料の形態制御のしやすさという観点からm=2であることが特に好ましい。このような有機基(X)は特に限定されないが、例えば、アルキレン基、アリーレン基、シクロアルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基、およびこれらの組み合わせなどが挙げられる。また、有機基(X)には、アミド基、アミノ基、イミノ基、メルカプト基、スルフォン基、カルボキシル基、エーテル基、アシル基、ビニル基などが含まれていてもよい。
上記式(1)中、kおよび(4−k)はそれぞれケイ素原子(Si)に結合しているOR基およびR基の数を表す。このkは2〜4の整数であり、高密度のシロキサン架橋骨格の形成という観点からk=4であることが特に好ましい。
また、上記式(2)中、nおよび(3−n)はそれぞれケイ素原子(Si)に結合しているOR基およびR基の数を表す。このnは1〜3の整数であり、高密度のシロキサン架橋骨格の形成という観点からn=3であることが特に好ましい。
上記式(1)で表されるアルコキシシランとしては、アルコキシ基を2個有するジアルコキシシラン、アルコキシ基を3個有するトリアルコキシシラン、アルコキシ基を4個有するテトラアルコキシシランが挙げられる。
前記テトラアルコキシシランとしては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、ジメトキシジエトキシシランなどが挙げられ、前記トリアルコキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−シアノプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、γ−(メタクリロキシプロピル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げられ、ジアルコキシシランとしては、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシランなどが挙げられる。
上記式(2)で表される有機架橋型アルコキシシランとしては、4,4’−ビス(トリエトキシシリル)ビフェニル、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン、1,4−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン、1,3,5−トリス(トリエトキシシリル)ベンゼンなどが挙げられる。
本発明のシリカ系材料の製造方法において、これらのアルコキシシラン化合物は1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、これらのアルコキシ基を2個以上有するアルコキシシランは、アルコキシ基を1個有するモノアルコキシシランと組み合わせて使用することも可能である。ただし、力学的に安定なシリカ架橋構造を形成するという観点から、モノアルコキシシランの割合は30質量%未満であることが好ましい。前記モノアルコキシシランとしては、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、3−クロロプロピルジメチルメトキシシランなどが挙げられる。
これらのアルコキシシラン化合物のうち、有機基(X)をシリカ架橋骨格内に安定に固定するという観点から、アルコキシ基を3個以上有するものが好ましく、アルコキシ基を4個以上有するものがより好ましく、アルコキシ基を5個以上有する有機架橋型アルコキシシランが特に好ましい。
本発明に用いるアルキルオニウムイオン発生剤としては、アルキルオニウムイオンを発生させるものであれば特に限定されないが、例えば、トリアルキルオキソニウム塩、アルキルトリフラート、アルキルトリフルオロアセテート、およびジアルキル硫酸などが挙げられる。前記トリアルキルオキソニウム塩のカウンターアニオンとしては、特に制限されないが、例えばBF 、PF 、SbCl 、FeCl 、AlCl などが挙げられ、中でも、使用するアルキルオニウムイオン発生剤の質量を低減するという観点からBF が好ましい。これらのアルキルオニウムイオン発生剤は1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
これらのアルキルオニウムイオン発生剤のうち、高い反応活性の確保および使用するアルキルオニウムイオン発生剤の質量を低減するという観点から、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルオニウムイオン発生剤が好ましく、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルトリフラートおよび炭素数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルオキソニウム塩がより好ましく、炭素数1〜2のアルキル基を有するアルキル基を有するトリアルキルオキソニウム塩が特に好ましい。
本発明のシリカ系材料は、前記アルキルオニウムイオン発生剤の存在下で前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることにより製造することができる。具体的には、前記アルキルオニウムイオン発生剤と前記アルコキシシラン化合物とを混合し、通常、温度10〜150℃(好ましくは20〜80℃)で0.01〜48時間(好ましくは0.1〜24時間)攪拌して前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることにより本発明のシリカ系材料を得る。例えば、上記式(2)においてRがエチル基、n=3、m=2、Xがビフェニリレン基である有機架橋型アルコキシシランをトリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(MeOBF)の存在下で重合せしめる場合の反応式は以下の通りである。
Figure 2009138097
前記アルキルオニウムイオン発生剤の混合量は、前記アルコキシシラン化合物1モルに対して0.01〜2モルであることが好ましく、0.01〜1モルであることがより好ましい。前記アルキルオニウムイオン発生剤の混合量が上記下限未満になるとシリカ合成反応の収率が低くなりやすい傾向にあり、他方、上記上限を超えると過剰なアルキルオニウムイオン発生剤の残留により、生成するシリカ系材料の均質性が低下しやすい傾向にある。
また、反応温度が上記下限未満になると反応速度が低下して、より長い反応時間が必要となる傾向にあり、他方、上記上限を超えると反応速度が制御しにくい傾向にある。反応時間が上記下限未満になるとシリカ系材料の生成量が減少しやすい傾向にある。
このようにして得られたシリカ系材料は、シラノール基の含有量が極めて少なく、高い架橋率(好ましくは90%以上)を有するものであり、低誘電率特性を示す。
本発明のシリカ系材料の製造方法においては、前記アルコキシシラン化合物の重合を、有機溶媒中、または前記アルコキシシラン化合物が液体の場合には無溶媒条件下で実施することが好ましい。これにより、アルコキシシラン化合物の重合の際のシラノール基の生成を抑制することができ、シラノール基含有量が少なく、より高架橋率のシラン系材料を得ることが可能となる。また、このような観点から反応系内の含有率(例えば、有機溶媒の含水率、または無溶媒条件下の場合にはアルコキシシラン化合物の含水率)は0.1質量%以下であることが好ましく、0〜0.01質量%であることがより好ましい。
本発明に用いる有機溶媒としては、アセトニトリル、トルエン、ジオキサン、t−ブチルアルコール、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタンなどの低反応性有機溶媒が挙げられる。これらの有機溶媒は、使用する前(好ましくは直前)に脱水処理を施すことが好ましい。
また、本発明のシリカ系材料の製造方法においては、前記アルコキシシラン化合物の重合を界面活性剤の共存下で実施することができる。これにより、界面活性剤のミセルまたは液晶構造が鋳型となり、細孔を有するシリカ系材料を得ることができる。
特に、後述する界面活性剤を使用すると細孔径分布曲線における中心細孔直径が1〜30nmのメソ孔を有するメソ多孔体が得られる。なお、前記中心細孔直径とは、細孔容積(V)を細孔直径(D)で微分した値(dV/dD)を細孔直径(D)に対してプロットした曲線(細孔径分布曲線)の最大ピークにおける細孔直径であり、次に述べる方法により求めることができる。すなわち、多孔体を液体窒素温度(−196℃)に冷却して窒素ガスを導入し、定容量法あるいは重量法によりその吸着量を求め、次いで、導入する窒素ガスの圧力を徐々に増加させ、各平衡圧に対する窒素ガスの吸着量をプロットし、吸着等温線を得る。この吸着等温線を用い、Cranston−Inklay法、Pollimore−Heal法、BJH法などの計算法により細孔径分布曲線を求めることができる。
このようなメソ多孔体は、細孔径分布曲線における中心細孔直径の±40%の範囲に全細孔容積の60%以上が含まれることが好ましい。この条件を満たすメソ多孔体は、細孔の直径が非常に均一であることを意味する。また、メソ多孔体の比表面積については特に制限はないが、700m/g以上であることが好ましい。比表面積は、吸着等温線からBET等温吸着式を用いてBET比表面積として算出することができる。
さらに、このようなメソ多孔体は、そのX線回折(XRD)パターンにおいて1.5〜30.5nmのd値に相当する回折角度に1本以上のピークを有することが好ましい。X線回折ピークはそのピーク角度に相当するd値の周期構造が試料中にあることを意味する。したがって、1.5〜30.5nmのd値に相当する回折角度に1本以上のピークがあることは、細孔が1.5〜30.5nmの間隔で規則的に配列していることを意味する。
前記メソ多孔体を得る際に用いられる界面活性剤は、特に限定されるものではなく、陽イオン性、陰イオン性、非イオン性のうちのいずれであってもよく、具体的には、アルキルトリメチルアンモニウム、アルキルトリエチルアンモニウム、ジアルキルジメチルアンモニウム、ベンジルアンモニウムなどの塩化物、臭化物、ヨウ化物あるいは水酸化物;脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリエチレンオキサイド系非イオン性界面活性剤、一級アルキルアミンなどが挙げられる。これらの界面活性剤は、単独でまたは二種以上混合して用いられる。
上記の界面活性剤のうち、ポリエチレンオキサイド系非イオン性界面活性剤としては、疎水性成分として炭化水素基、親水性部分としてポリエチレンオキサイドをそれぞれ有するポリエチレンオキサイド系非イオン性界面活性剤などが挙げられる。このような界面活性剤としては、例えば、一般式C2n+1(OCHCHOHで表され、nが10〜30、mが1〜30であるものが好適に使用できる。また、このような界面活性剤としては、オレイン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸などの脂肪酸とソルビタンとのエステル、あるいはこれらのエステルにポリエチレンオキサイドが付加した化合物を用いることもできる。
さらに、このような界面活性剤としては、トリブロックコポリマー型のポリアルキレンオキサイドを用いることもできる。このような界面活性剤としては、ポリエチレンオキサイド(EO)とポリプロピレンオキサイド(PO)からなり、一般式(EO)(PO)(EO)で表されるものが挙げられる。x、yはそれぞれEO、POの繰り返し数を表すが、xは5〜110、yは15〜70であることが好ましく、xは13〜106、yは29〜70であることがより好ましい。上記のトリブロックコポリマーとしては、(EO)19(PO)29(EO)19、(EO)13(PO)70(EO)13、(EO)(PO)70(EO)、(EO)13(PO)30(EO)13、(EO)20(PO)30(EO)20、(EO)26(PO)39(EO)26、(EO)17(PO)56(EO)17、(EO)17(PO)58(EO)17、(EO)20(PO)70(EO)20、(EO)80(PO)30(EO)80、(EO)106(PO)70(EO)106、(EO)100(PO)39(EO)100、(EO)19(PO)33(EO)19、(EO)26(PO)36(EO)26が挙げられる。これらのトリブロックコポリマーはBASF社、アルドリッチ社などから入手可能であり、また、小規模製造レベルで所望のx値とy値を有するトリブロックコポリマーを得ることができる。
また、エチレンジアミンの2個の窒素原子にそれぞれ2本のポリエチレンオキサイド(EO)鎖−ポリプロピレンオキサイド(PO)鎖が結合したスターダイブロックコポリマーも使用することができる。このようなスターダイブロックコポリマーとしては、一般式((EO)(PO)NCHCHN((PO)(EO)で表されるものが挙げられる。ここでx、yはそれぞれEO、POの繰り返し数を表すが、xは5〜110、yは15〜70であることが好ましく、xは13〜106、yは29〜70であることがより好ましい。
このような界面活性剤の中では、結晶性の高いメソ多孔体を得ることができることから、アルキルトリメチルアンモニウム[C2p+1N(CH]の塩(好ましくはハロゲン化物塩)を用いることが好ましい。また、その場合は、アルキルトリメチルアンモニウム中のアルキル基の炭素数は8〜22であることがより好ましい。このようなものとしては、塩化オクタデシルトリメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、塩化テトラデシルトリメチルアンモニウム、臭化ドデシルトリメチルアンモニウム、臭化デシルトリメチルアンモニウム、臭化オクチルトリメチルアンモニウム、塩化ドコシルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。
上記のような界面活性剤を用いてシリカ系材料を製造する場合においては、前記界面活性剤、前記アルキルオニウムイオン発生剤、前記アルコキシシラン化合物、および必要に応じて有機溶媒を混合して反応溶液を調製し、これを上記と同様の条件で攪拌して前記アルコキシシラン化合物を重合せしめ、シリカ系材料中に前記界面活性剤が導入されてなる多孔体前駆体を得る。前記反応溶液中の界面活性剤の濃度は0.05〜1mol/Lであることが好ましい。前記界面活性剤の濃度が前記下限未満であると細孔の形成が不完全となりやすい傾向にあり、他方、前記上限を超えると未反応で溶液中に残留する界面活性剤の量が増大して細孔の均一性が低下しやすい傾向にある。
次に、このようにして得られた多孔体前駆体に含まれる界面活性剤を除去することによって多孔構造を有するシリカ系材料を得る。前記界面活性剤を除去する方法としては以下の方法が挙げられる。すなわち、例えば、(i)界面活性剤に対する溶解度が高い有機溶媒(例えば、エタノール)中に前記多孔体前駆体を浸漬して界面活性剤を除去する方法、(ii)前記多孔体前駆体を250〜550℃で焼成して界面活性剤を除去する方法、(iii)前記多孔体前駆体を酸性溶液に浸漬して加熱し、界面活性剤を水素イオンに交換せしめるイオン交換法、などを挙げることができる。
本発明のシリカ系材料は、粉末のまま使用してもよいが、必要に応じて成形して使用してもよい。成形する手段はどのようなものでも良いが、押出成形、打錠成形、転動造粒、圧縮成形、CIPなどが好ましい。その形状は使用箇所、方法に応じて決めることができ、例えば円柱状、破砕状、球状、ハニカム状、凹凸状、波板状などが挙げられる。
また、本発明のシリカ系材料は、その製造条件などを適宜選択して薄膜状に成形することも可能である。例えば、前記アルキルオニウムイオン発生剤、前記アルコキシシラン化合物、および必要に応じて前記界面活性剤および有機溶媒を混合して反応溶液を調製し、これを基板上に塗布し、減圧乾燥などにより溶媒を除去することにより薄膜状のシリカ系材料が得られる。
以下、実施例および比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、得られたシリカ系材料を以下の評価方法により評価した。
(1)赤外吸収(IR)スペクトル
減衰全反射(ATR)法によりIRスペクトルを測定し、シラノール(Si−OH)基の吸収帯(3200〜3600cm−1)における吸収の有無を観察した。
(2)架橋率
29Si−NMRスペクトルを測定し、得られたシグナル強度からケイ素の架橋率を算出した。すなわち、トリアルコキシシリル基由来のケイ素については、隣接するn個のケイ素とシロキサン結合を形成したケイ素Tの積分強度Tから、下記式:
架橋率(%)=100×(T+2×T+3×T
/{3×(T+T+T+T)}
により架橋率を算出した。また、テトラアルコキシシリル基由来のケイ素については、隣接するn個のケイ素とシロキサン結合を形成したケイ素Qの積分強度Qから、下記式:
架橋率(%)=100×(Q+2×Q+3×Q+4×Q
/{4×(Q+Q+Q+Q+Q)}
により架橋率を算出した。
(3)X線回折
入射X線がCuKα線(波長:1.542Å)、管電圧および管電流がそれぞれ50kVおよび300mAの条件で2θ/θ走査法によりX線回折測定を実施した。サンプルは2cm×3cmのガラス基板上に作製したシリカ系薄膜を用いた。
(4)誘電率
薄膜をITO電極とアルミニウム電極とではさみ、インピーダンスアナライザーを用いて、周波数1MHz、電場振幅0.5Vの条件で誘電率を測定した。1サンプルに対して、4点以上の測定を行い、それらの平均値で評価した。
(実施例1)
4,4’−ビス(トリエトキシシリル)ビフェニル0.5g(1.04ミリモル)、脱水アセトニトリル(含水率0.005質量%)40mL、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート0.308g(2.08ミリモル)を混合し、室温で4時間、80℃で12時間攪拌した。生成した白色沈澱を吸引ろ過により回収し、真空乾燥を施してビフェニリレンシリカ粉末0.2gを得た。
得られたビフェニリレンシリカ粉末の赤外吸収スペクトルを測定した結果、図1に示すように3200〜3600cm−1のシラノール基由来の吸収はほとんど見られなかった。また、29Si−NMRのシグナルを観察した結果、図2に示すように−76.4ppmにTのピークのみが観察された。この結果から算出したケイ素の架橋率は94%であった。
(実施例2)
4,4’−ビス(トリエトキシシリル)ビフェニルの代わりにテトラエトキシシラン0.5g(2.4ミリモル)を使用し、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレートの量を0.355g(2.4ミリモル)に変更した以外は実施例1と同様にしてシリカ粉末0.1gを得た。
得られたシリカ粉末の赤外吸収スペクトルを測定した結果、図1に示すように3200〜3600cm−1のシラノール基由来の吸収はほとんど見られなかった。また、29Si−NMRのシグナルを観察した結果、図3に示すように−112.5ppmにQのピークのみが観察された。この結果から算出したケイ素の架橋率は99%であった。
(比較例1)
4,4’−ビス(トリエトキシシリル)ビフェニル0.3g(0.624ミリモル)、水4.8mL、6M水酸化ナトリウム水溶液0.2gを混合し、室温で72時間、95℃で24時間攪拌した。生成した白色沈澱を吸引ろ過により回収し、真空乾燥を施してビフェニリレンシリカ粉末0.1gを得た。
得られたビフェニリレンシリカ粉末の赤外吸収スペクトルを測定した結果、図1に示すように3200〜3600cm−1にシラノール基由来の強い吸収が確認された。また、29Si−NMRのシグナルを観察した結果、図4に示すように−60.8ppmにT、−70.5ppmにT、−81.3ppmにTのピークが観察された。これらの結果から算出したケイ素の架橋率は81.9%であった。
(実施例3)
1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン71mg(0.2ミリモル)、脱水アセトニトリル(含水率0.005質量%)5mL、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート14.8mg(0.1ミリモル)を混合し、室温で1時間攪拌した。得られた均一溶液をガラス基板上に塗布し、減圧乾燥により溶媒を除去して透明なエチレンシリカ薄膜を得た。
得られたエチレンシリカ薄膜の赤外吸収スペクトルを測定した結果、図5に示すように3200〜3600cm−1にシラノール基由来の吸収はほとんど見られなかった。また、29Si−NMRのシグナルを観察した結果、図6に示すように−64.5ppmにTのピークのみが観察された。これらの結果から算出したケイ素の架橋率は95%であった。
(比較例2)
1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン100mg(0.28ミリモル)、エタノール2.0g、水20μL、2M塩酸4μLを混合し、室温で24時間攪拌した。得られた均一溶液をガラス基板上に塗布し、減圧乾燥により溶媒を除去して透明なエチレンシリカ薄膜を得た。
得られたエチレンシリカ薄膜の赤外吸収スペクトルを測定した結果、図5に示すように3200〜−3600cm−1にシラノール基由来の強い吸収が見られた。また、29Si−NMRのシグナルを観察した結果、図7に示すように−56.8ppmにTのピーク、−64ppm付近にTに帰属されるブロードなショルダー型のシグナルが観察された。これらの結果から算出したケイ素の架橋率は79%であった。
(実施例4)
テトラエトキシシラン30mg(0.144ミリモル)、界面活性剤Brij76(アルドリッチ社製)20mg、脱水アセトニトリル(含水率0.005質量%)4mL、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート10.35mg(0.07ミリモル)を混合し、室温で1時間攪拌した。得られた均一溶液をガラス基板上に塗布し、減圧乾燥により溶媒を除去してシリカ薄膜(洗浄前)を得た。この薄膜を基板ごとエタノールに浸漬し、60℃で12時間加熱洗浄して界面活性剤を除去したシリカ薄膜(洗浄後)を得た。
洗浄前後の薄膜のX線回折を測定したところ、図8に示した結果から明らかなように、洗浄前のシリカ薄膜は周期6.05nmのメソ構造を有し、洗浄後のシリカ薄膜は周期5.74nmのメソ多孔構造を有していることが確認された。
(実施例5)
1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン30mg(0.085ミリモル)、界面活性剤P123(アルドリッチ社製)20mg、脱水アセトニトリル(含水率0.005質量%)4mL、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート12.57mg(0.085ミリモル)を混合し、室温で1時間攪拌した。得られた均一溶液をガラス基板上に塗布し、減圧乾燥により溶媒を除去してエチレンシリカ薄膜(洗浄前)を得た。この薄膜を基板ごとエタノールに浸漬し、60℃で12時間加熱洗浄して界面活性剤を除去したエチレンシリカ薄膜(洗浄後)を得た。
洗浄前後の薄膜のX線回折を測定したところ、図9に示した結果から明らかなように、洗浄前のエチレンシリカ薄膜は周期7.36nmのメソ構造を有し、洗浄後のエチレンシリカ薄膜は周期5.59nmのメソ多孔構造を有していることが確認された。
(実施例6)
界面活性剤P123の代わりに界面活性剤Brij76(アルドリッチ社製)20mgを使用した以外は実施例5と同様にしてエチレンシリカ薄膜(洗浄なし)を得た。
得られた薄膜のX線回折を測定したところ、図10に示した結果から明らかなように、このエチレンシリカ薄膜は周期5.20nmのメソ構造を有していることが確認された。
<誘電率測定>
実施例3と同様にしてエチレンシリカ薄膜を作製した後、このエチレンシリカ薄膜をメタノール蒸気に暴露(25℃、2時間)した。このメタノール暴露後のエチレンシリカ薄膜、実施例3で得たエチレンシリカ薄膜、比較例2で得たエチレンシリカ薄膜の誘電率を上記評価方法により測定した。その結果を表1に示す。なお、誘電率は比較例2のエチレンシリカ薄膜の誘電率に対する相対値として表記した。
Figure 2009138097
図1および図5に示した結果から明らかなように、本発明の製造方法により製造したシリカ系材料(実施例1〜3)は、シラノール基がほとんど含まれていないものであった。また、その架橋率も非常に高いものであった。一方、従来の加水分解縮合反応により製造したシリカ系材料(比較例1〜2)は、シラノール基が含まれ、架橋度も低いものであった。
また、図8〜10に示した結果から明らかなように、本発明の製造方法においても界面活性剤をテンプレートとしてメソ多孔構造を有するシリカ系材料(実施例4〜6)が製造できることが確認された。
表1に示した結果から明らかなように、本発明の製造方法により製造したシリカ系材料(実施例3)は、従来の加水分解縮合反応により製造したシリカ系材料(比較例2)に比べて低誘電率のシリカ系材料であった。
以上説明したように、本発明によれば、シラノール基含有量が非常に少ないシリカ系材料を製造することが可能となる。また、このようなシリカ系材料を室温で製造することが可能である。
したがって、本発明のシリカ系材料の製造方法は、低コストでシリカ系材料の疎水性を向上させることが可能であり、低誘電率、撥水性、および高電子伝導性のシリカ系材料を製造する方法などとして有用である。
実施例1〜2および比較例1で得たシリカ系粉末の赤外吸収スペクトルを示すグラフである。 実施例1で得たシリカ系粉末の29Si−NMRスペクトルを示すグラフである。 実施例2で得たシリカ系粉末の29Si−NMRスペクトルを示すグラフである。 比較例1で得たシリカ系粉末の29Si−NMRスペクトルを示すグラフである。 実施例3および比較例2で得たシリカ系薄膜の赤外吸収スペクトルを示すグラフである。 実施例3で得たシリカ系薄膜の29Si−NMRスペクトルを示すグラフである。 比較例2で得たシリカ系薄膜の29Si−NMRスペクトルを示すグラフである。 実施例4で得たシリカ系薄膜のX線回折パターンを示すグラフである。 実施例5で得たシリカ系薄膜のX線回折パターンを示すグラフである。 実施例6で得たシリカ系薄膜のX線回折パターンを示すグラフである。

Claims (7)

  1. アルキルオニウムイオン発生剤の存在下でアルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とするシリカ系材料の製造方法。
  2. 前記アルキルオニウムイオン発生剤が、トリアルキルオキソニウム塩、アルキルトリフラート、アルキルトリフルオロアセテート、およびジアルキル硫酸からなる群から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載のシリカ系材料の製造方法。
  3. 有機溶媒中または無溶媒条件下で前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とする請求項1または2に記載のシリカ系材料の製造方法。
  4. 界面活性剤の共存下で前記アルコキシシラン化合物を重合せしめることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のシリカ系材料の製造方法。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の製造方法により得られたものであることを特徴とするシリカ系材料。
  6. ケイ素の架橋率が90%以上であることを特徴とする請求項5に記載のシリカ系材料。
  7. メソ多孔体であることを特徴とする請求項5または6に記載のシリカ系材料。
JP2007315744A 2007-12-06 2007-12-06 シリカ系材料およびその製造方法 Pending JP2009138097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007315744A JP2009138097A (ja) 2007-12-06 2007-12-06 シリカ系材料およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007315744A JP2009138097A (ja) 2007-12-06 2007-12-06 シリカ系材料およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009138097A true JP2009138097A (ja) 2009-06-25

Family

ID=40869036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007315744A Pending JP2009138097A (ja) 2007-12-06 2007-12-06 シリカ系材料およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009138097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9228107B2 (en) 2011-06-29 2016-01-05 Kyoeisha Chemical Co., Ltd. (Meth)allylsilane compound, silane coupling agent thereof, and functional material using the same
US9409929B2 (en) 2011-06-29 2016-08-09 Kyoeisha Chemical Co., Ltd. (Meth)allylsilane compound, silane coupling agent therefor, and functional material using same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11246665A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Japan Science & Technology Corp 自己保持性多孔質シリカ及びその製造方法
JP2004161875A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 多孔質膜形成用組成物、多孔質膜とその製造方法、層間絶縁間膜及び半導体装置
JP2004292636A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Shin Etsu Chem Co Ltd 多孔質膜形成用組成物、多孔質膜の製造方法、多孔質膜、層間絶縁膜、及び半導体装置
WO2005118682A1 (en) * 2004-05-20 2005-12-15 General Electric Company Silicone condensation reaction
JP2006055700A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Hitachi Chem Co Ltd シリカ系硬化被膜の形成方法、シリカ系硬化被膜改善用液体、シリカ系硬化被膜及び電子部品

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11246665A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Japan Science & Technology Corp 自己保持性多孔質シリカ及びその製造方法
JP2004161875A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 多孔質膜形成用組成物、多孔質膜とその製造方法、層間絶縁間膜及び半導体装置
JP2004292636A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Shin Etsu Chem Co Ltd 多孔質膜形成用組成物、多孔質膜の製造方法、多孔質膜、層間絶縁膜、及び半導体装置
WO2005118682A1 (en) * 2004-05-20 2005-12-15 General Electric Company Silicone condensation reaction
JP2006055700A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Hitachi Chem Co Ltd シリカ系硬化被膜の形成方法、シリカ系硬化被膜改善用液体、シリカ系硬化被膜及び電子部品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9228107B2 (en) 2011-06-29 2016-01-05 Kyoeisha Chemical Co., Ltd. (Meth)allylsilane compound, silane coupling agent thereof, and functional material using the same
US9409929B2 (en) 2011-06-29 2016-08-09 Kyoeisha Chemical Co., Ltd. (Meth)allylsilane compound, silane coupling agent therefor, and functional material using same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4642165B2 (ja) 多孔質シリカ系被膜形成用塗布液、被膜付基材および短繊維状シリカ
JP3813268B2 (ja) 低誘電率シリカ系被膜形成用塗布液および低誘電率被膜付基材
Kurahashi et al. Role of block copolymer surfactant on the pore formation in methylsilsesquioxane aerogel systems
JP2005023075A (ja) 多官能性環状シロキサン化合物、この化合物から製造されたシロキサン系重合体及びこの重合体を用いた絶縁膜の製造方法
JP2010116462A (ja) シロキサンポリマー、シロキサン系の架橋性組成物及びシリコーン膜
US20040109950A1 (en) Dielectric materials
JP4406340B2 (ja) 多反応性環状シリケート化合物、この化合物から製造されたシロキサン系重合体及びこの重合体を用いた絶縁膜製造方法
JP6624460B2 (ja) 積層体
JP2006165540A (ja) 低誘電性メソポーラス薄膜の製造方法
KR20050058894A (ko) 다반응성 선형 실록산 화합물, 상기 화합물로부터 제조된실록산 중합체 및 상기 중합체를 이용한 절연막 제조방법
JP5695290B2 (ja) シリカ系被膜形成用塗布液の調製方法
WO2019039541A1 (ja) 低密度ゲル体とその製造方法
KR100648762B1 (ko) 다공질 재료의 제조 방법
JP2009138097A (ja) シリカ系材料およびその製造方法
JP4251927B2 (ja) 多孔性シリカ膜の製造方法
CN111867974B (zh) 一种沉淀白炭黑及其制备方法
JP2004210579A (ja) 多孔質シリカフィルムの製造方法、該方法により得られた多孔質シリカフィルム、並びにそれからなる半導体装置
JP2004269693A (ja) 多孔質膜形成用組成物及びその製造方法、多孔質膜の製造方法、多孔質膜、層間絶縁膜、及び半導体装置
KR100444650B1 (ko) 유전율이낮은실리카계피막형성용도포액및유전율이낮은피막이도포된기재
JP2005022899A (ja) 有機基担持シリカゲル
KR20010014050A (ko) 오르가노실리콘 나노클러스터 및 그 제조방법
Dudarko et al. Template-directed synthesis of mesoporous silicas containing phosphonic acid derivatives in the surface layer
JP3662391B2 (ja) 液晶表示装置
JPWO2015087972A1 (ja) 反応性シリコーン化合物を含む重合性組成物及び絶縁膜
JP5080839B2 (ja) アンモニウムイオンを有する架橋ポリシロキサンを含むヒドロゲルおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20111129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130814