JP2009137441A - 乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員拘束部材を作動させるための点火装置等の作動装置が省略された乗員拘束装置を提供する。
【解決手段】サイドエアバッグ10の張出部17及び基端部10aを後方から覆うようにメッシュウェビング20が配置されている。メッシュウェビング20は、その短辺方向には柔軟に伸長しうるが、長辺方向には殆ど伸長しない編物にて構成されている。メッシュウェビング20の下端にワイヤ21が接続され、このワイヤ21の先端にラップアンカ31が連結されている。サイドエアバッグ10の膨張に伴い、メッシュウェビング20が前後方向に伸長し、これに伴って該メッシュウェビング20が上下方向に収縮することにより、ワイヤ21がメッシュウェビング20に引っ張られてラップアンカ31が引き下げられ、シートベルト30に張力が加えられるようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両衝突時等に乗員を拘束する乗員拘束装置に関する。詳しくは、本発明は、車両衝突時等に乗員と車室側面との間にサイドエアバッグを膨張させると共に、このサイドエアバッグとは別の乗員拘束部材により該乗員を拘束するように構成された乗員拘束装置に関する。
なお、以下の説明において、前後、左右、上下方向は、それぞれ、車両用シートに着座した乗員にとっての前後、左右、上下方向と合致する。
車両の側面衝突時や横転時に乗員と車室側面との間にサイドエアバッグを膨張させて乗員を拘束する乗員拘束装置は周知である。
特表2001−518424号公報には、このサイドエアバッグの他に、さらに、シートベルトに張力を加えて乗員をシートに拘束するプリテンショナを備えた乗員拘束装置が記載されている。
同号公報の乗員拘束装置にあっては、車両の側面衝突時や横転時等には、プリテンショナを作動させてシートベルトに張力を加え、このシートベルトによって乗員を車両用シートに拘束すると共に、該乗員と車室側面との間にサイドエアバッグを膨張させる。
特表2001−518424号公報
上記特表2001−518424号公報の乗員拘束装置にあっては、プリテンショナを作動させるための点火装置と、サイドエアバッグを膨張させるインフレータとがそれぞれ設けられているため、コスト高である。また、プリテンショナの点火装置とインフレータとをそれぞれ制御する必要があるため、制御回路の構成も複雑なものとなる。
本発明は、車両衝突時等に乗員と車室側面との間にサイドエアバッグを膨張させると共に、乗員拘束部材により該乗員を拘束するように構成された乗員拘束装置において、該乗員拘束部材を作動させるための点火装置等の作動装置が省略された乗員拘束装置を提供することを目的とする。
請求項1の乗員拘束装置は、車両用シートに着座した乗員と車室側面との間に膨張可能なサイドエアバッグと、該サイドエアバッグが膨張することにより張力を発生する張力発生部材と、該張力発生部材からの張力により作動して乗員を拘束する乗員拘束部材とを備えてなるものである。
請求項2の乗員拘束装置は、請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記車両用シートに乗員を拘束するシートベルトと、前記張力発生部材からの張力により該シートベルトに張力を加えるプリテンショナとを有することを特徴とするものである。
請求項3の乗員拘束装置は、請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記張力発生部材からの張力により前記車両用シートの側方から前記乗員と車室側面との間に引き出される干渉材を有することを特徴とするものである。
請求項4の乗員拘束装置は、請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記車両用シートのシートクッションの下側に配置されており、前記張力発生部材からの張力により該シートクッションを下側から押圧する押圧部材を有することを特徴とするものである。
請求項5の乗員拘束装置は、請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記車両用シートのシートクッションの下側に連結されており、前記張力発生部材からの張力により該シートクッションを下方へ引っ張る引張部材を有することを特徴とするものである。
請求項6の乗員拘束装置は、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記張力発生部材は、前記サイドエアバッグの外面を少なくとも部分的に覆っており、且つその前後方向の両端側が該サイドエアバッグに連結されたメッシュウェビングを有しており、該メッシュウェビングは、該サイドエアバッグの膨張に伴って前後方向に伸長することにより、上下方向に収縮するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の乗員拘束装置は、車両衝突時等には、車両用シートに着座した乗員と車室側面との間にサイドエアバッグを膨張させると共に、乗員拘束部材により該乗員を拘束する。
本発明の乗員拘束装置にあっては、この乗員拘束部材は、サイドエアバッグが膨張することにより張力を発生する張力発生部材からの張力によって作動するので、この乗員拘束部材を作動させるための点火装置等の作動装置を設けることが不要である。これにより、乗員拘束装置を低コストにて構成することができる。また、この乗員拘束部材とサイドエアバッグを膨張させるインフレータとをそれぞれ制御することが不要であるため、乗員拘束装置の制御回路の構成も簡易なものとすることができる。
請求項2の態様では、サイドエアバッグが膨張すると、該張力発生部材からの張力によってプリテンショナがシートベルトに張力を加えて乗員を車両用シートに拘束するようになる。
請求項3の態様では、サイドエアバッグが膨張すると、張力発生部材からの張力によって干渉材が乗員と車室側面との間に引き出され、この干渉材とサイドエアバッグとにより、乗員が車室側面に接触することが防止される。
請求項4の態様では、サイドエアバッグが膨張すると、張力発生部材からの張力によって押圧部材がシートクッションを下側から押圧するようになる。これにより、シートクッションが押し上げられるか又は圧縮されて硬くなり、乗員の前方、側方及び上方への移動が防止ないし抑制される。
請求項5の態様では、サイドエアバッグが膨張すると、張力発生部材からの張力によって引張部材がシートクッションを下方へ引っ張るようになる。これにより、シートクッションの上面が凹み、この凹んだ部分に乗員が嵌まって該乗員の前方及び側方への移動が防止ないし抑制される。
請求項6のように、張力発生部材をメッシュウェビングにて構成することにより、張力発生部材を簡易に且つ低コストにて構成することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
第1図及び第2図は実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図、第3図(a)はこの乗員拘束装置のサイドエアバッグの側面図、第3図(b)は参考例に係るサイドエアバッグの側面図、第4図はサイドエアバッグと張力発生部材としてのメッシュウェビングとの分解斜視図、第5図及び第6図はそれぞれ第1図のV−V線及び第2図のVI−VI線に沿う断面図、第7図はラップアンカのロック機構の斜視図、第8図及び第9図はこのロック機構の縦断面図である。
なお、第1図はサイドエアバッグ非膨張時を示し、第2図はサイドエアバッグ膨張時を示している。また、第8図はロック機構の動作前を示し、第9図はロック動作後を示している。
車両用シート1は、シートクッション2と、該シートクッション2の後部からリクライニング可能に立設されたシートバック3と、該シートバック3の上部に取り付けられたヘッドレスト(図示略)とを備えている。
この実施の形態では、乗員拘束装置は、該車両用シート1に着座した乗員(図示略)と車室側面のドア(図示略)等のとの間に膨張可能なサイドエアバッグ10と、該サイドエアバッグ10を膨張させるインフレータ11と、該サイドエアバッグ10の膨張時に張力を発生する張力発生部材としてのメッシュウェビング20と、乗員を車両用シート1に拘束するシートベルト30と、該シートベルト30に張力を加えるプリテンショナ等を備えている。
このサイドエアバッグ10は、第1図の通り、平常時(車両が衝突や横転等の緊急事態に遭遇していないとき。以下、同様。)には、シートバック3の車室側面側の側面に沿って略上下方向に細長い帯状となるように折り畳まれている。このサイドエアバッグ10の折り畳み体は、シートバックフレーム(図示略)に留め付けられ、シートバック3を被覆するカバー材(図示略)によって覆われている。
このサイドエアバッグ10は、膨張時には、該カバー材を押し破ってシートバック3の外部に膨らみ出し、第2図の如くシートクッション2の側縁の上方且つシートバック3の側縁の前方へ向って伸び出すように膨張する。以下、このサイドエアバッグ10の膨張方向後端側を基端部10aと称し、前端側を先端部10bと称する。
この実施の形態では、前記インフレータ11は、サイドエアバッグ10の内側に配置されている。このインフレータ11は、該サイドエアバッグ10の内側から前記シートバックフレームの側面に沿うように配置された板状のホルダ12に保持されている。このホルダ12からはスタッドボルト13(第5,6図)が突設されており、サイドエアバッグ10の基端部10aのシートバック3側の側面に設けられたボルト挿通孔(符号略)を介してこのスタッドボルト13がサイドエアバッグ10外に突出している。
このスタッドボルト13及びナット(図示略)によりホルダ12がシートバックフレームに固定され、このホルダ12とシートバックフレームとの間に挟持されるようにしてサイドエアバッグ10の基端部10aのシートバック3側の側面が該シートバックフレームに留め付けられている。
インフレータ11への通電用のハーネス(図示略)は、サイドエアバッグ10に設けられたハーネス挿通孔(図示略)を通って該サイドエアバッグ10外へ引き出され、この乗員拘束装置の制御回路(図示略)に接続されている。
この実施の形態では、サイドエアバッグ10は、該サイドエアバッグ10の膨張時の車室側面側及び車室内側の各面を構成する2枚のパネル10c,10d(第6図)の周縁部同士を縫合して袋状としたものである。符号10eは、このパネル10c,10dの周縁部同士を縫合したシームを示している。また、この実施の形態では、サイドエアバッグ10内に、パネル10c,10d同士を連結して該サイドエアバッグ10の膨張時の左右方向の厚みを制御する吊紐14(第6図)が設けられている。符号10fは、該吊紐14の両端をパネル10c,10dにそれぞれ縫着したシームを示している。
なお、この実施の形態では、吊紐14は、各パネル10c,10dの中央付近同士を連結するように設けられているが、吊紐14の配置はこれに限定されるものではない。また、この実施の形態では、吊紐14は1本だけ設けられているが、2本以上設けられてもよい。
第3図に示すように、この実施の形態では、サイドエアバッグ10の基端部10aの上端部及び下端部から、それぞれ、前記メッシュウェビング20の上縁部及び下縁部が縫着される上側連結片15及び下側連結片16が突設されている。第3図の通り、該上側連結片15は、基端部10aの上端部からの突出長さが比較的短い耳状の突片であり、下側連結片16は、基端部10aの下端部から下方へ向って所定長さにわたって延出した帯状の突片である。サイドエアバッグ10を平たく展延した状態における該上側連結片15から下側連結片16の下端までの距離は、メッシュウェビング20の上下方向の幅と略同等となっている。
この実施の形態では、サイドエアバッグ10は、第2図、第3図(a)及び第4図に示すように、該サイドエアバッグ10が膨張したときにその基端部10aからさらに後方へ張り出す張出部17を有している。この張出部17の基端部10aからの張り出し長さP(第3図(a))は、メッシュウェビング20の前後方向の幅(この実施の形態ではメッシュウェビング20の短辺方向の幅)の1〜4倍特に1.5〜2.5倍であることが好ましい。
なお、比較のために、第3図(b)に、一般的な形状のサイドエアバッグ100が図示されている。第3図(b)から明らかなように、一般的な形状のサイドエアバッグ100には、膨張時にその基端部100aから後方へ張り出す張出部は設けられておらず、該サイドエアバッグ100の膨張時には、この基端部100aの後縁が該サイドエアバッグ100の最後端部となる。また、当然ながら、このサイドエアバッグ100には、メッシュウェビング20を連結するための上側連結片15及び下側連結片16は設けられていない。
第3図(b)において、符号100a,100b,100c,100e,100fは、それぞれ、第3図(a)の符号10a,10b,10c,10e,10fに対応しており、同じアルファベットで表された部分は、それぞれ同様部分を示している。
この実施の形態では、サイドエアバッグ10を折り畳むに際しては、第5図の通り、張出部17を基端部10aの内側に折り込むと共に、該基端部10aよりも先端部10b側をロール状に巻回することにより、上下方向に細長い帯状の折り畳み体としている。
この実施の形態では、前記メッシュウェビング20は、略長方形の平面視形状を有しており、その長辺方向の幅は、第4図の通り、サイドエアバッグ10を平たく展延させた状態における前記上側連結片15から下側連結片16の下端までの距離と略同等となっている。また、この実施の形態では、該メッシュウェビング20の短辺方向の幅は、サイドエアバッグ10の折り畳み体の前後方向幅の2倍程度となっている。
このメッシュウェビング20は、その短辺方向には柔軟に伸長しうるが、長辺方向には殆ど伸長しない編物にて構成されている。このメッシュウェビング20は、加熱延伸加工等により、該長辺方向への伸びを殆ど無くすように構成されている。
このメッシュウェビング20は、第4図に示すように、長辺方向を上下方向としてサイドエアバッグ10の張出部17及び基端部10aを後方から覆うように配置されている。この実施の形態では、第5図の通り、該メッシュウェビング20は、その短辺方向の中間付近で二つ折りされ、その間に、張出部17が内部に折り込まれた状態の基端部10aを挟み込むようにして、サイドエアバッグ10の折り畳み体に装着されている。この実施の形態では、該メッシュウェビング20の下端に、アンカ22を介してワイヤ21の一端(基端)側が接続されている。
このメッシュウェビング20の上縁部は、二つ折りの折り目から一半側及び他半側がそれぞれ上側連結片15の車室側面側及び車室内側の各面に重ね合わされ、シーム23により該上側連結片15に縫着されている。
また、メッシュウェビング20の下縁部は、二つ折りの折り目から一半側及び他半側がそれぞれ下側連結片16の下端部の車室側面側及び車室内側の各面に重ね合わされ、これらが一体的に前記アンカ22のウェビング挿通口(符号略)に挿通され、該アンカ22のウェビング挿通口の上縁側を巻き込むようにループ状に折り返され、シーム24により該メッシュウェビング20及び下側連結片16の途中部に縫着されている。これにより、該メッシュウェビング20の下縁部と下側連結片16の下端部とが結合されると共に、該メッシュウェビング20の下端側にアンカ22を介してワイヤ21の基端側が接続されたものとなっている。
この実施の形態では、メッシュウェビング20の両長側辺がそれぞれテザー25によってサイドエアバッグ10の基端部10aよりも先端部10b側に連結されている。この実施の形態では、各テザー25は、略V字形のものであり、第4図の通り、このV字の開いた側の両端部がそれぞれメッシュウェビング20の各長側辺に対し上下に間隔をあけてシーム26により縫着され、V字のコーナー側の端部(以下、前端部という。)は、サイドエアバッグ10の基端部10aよりも先端部10b側において各パネル10c,10dの外面にシーム27により縫着されている。
なお、この実施の形態では、各テザー25の前端部は、それぞれ前記吊紐14の両端と各パネル10c,10dとの結合部に重ね合わされて縫い付けられているが、各テザー25の前端部のサイドエアバッグ10への縫着位置はこれに限定されない。また、各テザー25の形状はV字形に限定されるものではなく、一直線状やW字形など、種々の形状とすることができる。さらに、メッシュウェビング20の各長側辺のうち一箇所のみ又は3箇所以上あるいは全長にわたってテザーによりサイドエアバッグ10の基端部10aよりも先端部10b側に連結されてもよい。
また、この実施の形態では、第4図の通り、サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側にそれぞれテザー25が設けられているが、ワイヤ21の引込量、即ちメッシュウェビング20の上下方向の収縮量の設定によっては、該車室側面側及び車室内側のいずれか一方、例えば車室側面側にのみテザー25が設けられてもよい。図示は省略するが、この場合、メッシュウェビング20は、該一方の長側辺がテザー25によりサイドエアバッグ10の基端部10aよりも先端部10b側に連結され、他方の長側辺は該サイドエアバッグ10に縫着等により直接的に結合される。
サイドエアバッグ10の膨張時には、メッシュウェビング20の内側で張出部17がサイドエアバッグ10の基端部10aから後方へ張り出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の短辺方向の中間付近が後方へ押圧されると共に、サイドエアバッグ10の先端部10b側が前方へ伸び出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の両長側辺が各テザー25を介して前方へ引っ張られる。これにより、メッシュウェビング20が前後方向へ伸長する。この際、該メッシュウェビング20は、上下方向へは殆ど伸長し得ないので、前後方向に伸長したことによりその上下方向の編目が縮み、これにより第2図の如く上下方向に収縮しようとする。この結果、該メッシュウェビング20の下端に接続されたワイヤ21に、上方へ引っ張ろうとする張力が作用する。
第1図及び第2図の通り、ワイヤ21は、メッシュウェビング20の下端から下方へ引き回され、シートクッション2の後部の車室側面側の側面に設置されたガイド部材40に掛通されて前方斜め上方へ折り返されている。符号28は、このワイヤ21の途中部をシートバック31に沿わせるワイヤガイドを示している。このワイヤ21の先端側にラップアンカ31が接続されている。
この実施の形態では、これらのワイヤ21、ガイド部材40及びラップアンカ31により、前記シートベルト30に張力を加えるプリテンショナが構成されている。
該ガイド部材40は、ワイヤ21が掛けられたガイドローラ41と、該ガイドローラ41を回転軸41aを介して回転可能に保持したハウジング42と、ラップアンカ31が引き下げられたときに該ラップアンカ31を係止して該ラップアンカ31の戻りを阻止するロック機構等とを有している。
この実施の形態では、第8,9図のように、該ハウジング42の前側壁部42aの内側面に、ラップアンカ31の上端部の前縁側が係合可能な凹部43が形成されている。また、ハウジング42内には、この凹部43と反対側から該ラップアンカ31の上端部の後縁側に係合可能なロック爪44が設けられている。このロック爪44は、下端側がガイドローラ41に連なっており、該ガイドローラ41と一体的に回転軸41a回りに回動可能となっている。
この実施の形態では、該凹部43とロック爪44とによってラップアンカ31をロックするロック機構が構成されている。
第8図の通り、ラップアンカ31が引き下げられていない状態にあっては、該ロック爪44は、ハウジング42内において前側壁部42a(凹部43)から離隔した姿勢となっている。そして、第9図のように、ワイヤ21の基端側が上方へ引っ張られると、このワイヤ21の先端側に連なるラップアンカ31がガイド部材40側へ引き下げられると共に、このワイヤ21との摩擦によってガイドローラ41が矢印R方向へ回転することにより、ロック爪44が前方へ回動し、このロック爪44が凹部43と共にラップアンカ31の上端部に係合して該ラップアンカ31をロックする。
前記シートベルト30は、一端側がシートベルトリトラクタ(図示略)に対し巻き取り及び引き出し可能に接続され、他端側がラップアンカ31に接続されている。該シートベルトリトラクタには、緊急時にシートベルト30の引出しをロックするロック機構が設けられている。このシートベルト30は、途中部がタング32に掛通されている。シートクッション2の車室中央側には、このタング32がラッチされるバックル33が設置されている。
このように構成された乗員拘束装置を備えた車両が側面衝突や横転等の緊急事態に遭遇した場合には、前記シートベルトリトラクタがロック状態になると共に、前記制御回路からインフレータ11に作動信号が入力されて該インフレータ11がガス噴出作動し、該インフレータ11からガスが噴出する。
このインフレータ11からのガスにより、サイドエアバッグ10が膨張を開始し、第2図の如くこのサイドエアバッグ10がシートクッション2の車室側面側の側縁の上方且つシートバック3の車室側面側の側縁の前方に向って伸び出すように膨張展開する。この膨張したサイドエアバッグ10が、車両用シート1に着座した乗員と車室側面との間に介在することにより、該乗員が車室側面に接触することが防止される。
また、このサイドエアバッグ10の膨張に伴い、前述のように、メッシュウェビング20が前後方向に伸長し、これに伴って該メッシュウェビング20が上下方向に収縮する。これにより、ワイヤ21が該メッシュウェビング20に引っ張られてラップアンカ31が引き下げられる。この結果、シートベルト30に張力が加えられ、乗員がこのシートベルト30によって車両用シート1に拘束されるようになる。
なお、この実施の形態では、ラップアンカ31が引き下げられると、前述の通り、ガイド部材40のハウジング42の凹部43とロック爪44がラップアンカ31に係合してこのラップアンカ31の戻りがロックされるため、乗員からシートベルト30に大きな荷重が加えられても、しっかりと乗員を拘束することができる。
ただし、所定以上の荷重が乗員からシートベルト30に加えられたときには該凹部43又はロック爪44が塑性変形するなどしてラップアンカ31のロックが解除されるように構成されてもよい。この場合、ラップアンカ31のロックが解除されても、該ラップアンカ31はワイヤ21を介して膨張したサイドエアバッグ10に支持されているため、このサイドエアバッグ10の弾力により、乗員をシートベルト30でソフトに受け止めることができる。
以上の通り、この乗員拘束装置にあっては、プリテンショナは、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20が上下方向に収縮することによりワイヤ21に作用する張力によってラップアンカ31を引き下げてシートベルト20に張力を加えるようになっているので、別途このラップアンカ31を引き下げるための動力源を設けることが不要である。また、制御回路も、サイドエアバッグ10を膨張させるためのインフレータ11の作動のみを制御するように構成すれば足りる。これにより、乗員拘束装置を低コストにて構成することができる。
なお、上記の実施の形態では、プリテンショナは、ラップアンカ31を引き下げてシートベルト30に張力を加えるように構成されているが、これ以外にも、例えばバックル33にワイヤ21を連結し、このバックル33を引き下げてシートベルト30に張力を加えるように構成されてもよい。
上記の実施の形態では、ラップアンカ31が引き下げられると、ガイド部材40のハウジング42内に設けられた凹部43とロック爪44とがこのラップアンカ31に係合してこのラップアンカ31をロックするように構成されているが、ラップアンカ31のロック機構の構成はこれに限定されない。第10図にこのラップアンカ31のロック機構の別の構成例を示す。
第10図の実施の形態では、ワイヤ21の途中に、シートバック3の側面に設けられたワイヤガイド28の内径よりも大径の大径部29が形成されている。この大径部29は、サイドエアバッグ10が膨張する前の状態にあっては、該ワイヤガイド28よりも所定距離下方に配置されている。この大径部29は、上端側ほど小径となる略円錐台形状となっており、該上端側の径はワイヤガイド28の内径よりも小径となっている。
この実施の形態にあっては、サイドエアバッグ10が膨張し、メッシュウェビング20が上下方向に収縮してワイヤ21が上方へ引き上げられると、大径部29が下方からワイヤガイド28内に係合する。この際、該大径部29は、ワイヤ21によって強く上方へ引っ張られることにより、ワイヤガイド28に圧入され、該ワイヤガイド28内に固定される。これにより、ワイヤ21がロック状態となり、ラップアンカ31の戻りが阻止されるようになる。
なお、上記の第8,9図及び第10図の各ロック機構は、いずれも一例であり、ラップアンカ31のロック機構は上記以外の構成をもとりうる。
次に第11〜13図を参照して、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20の両長側辺を前方へ引っ張るテザーの別の構成例について説明する。第11図は別の構成例に係るテザー50を備えたメッシュウェビング20とサイドエアバッグ10との分解斜視図、第12図はこのサイドエアバッグ10の膨張時の側面図、第13図は第12図のXIII−XIII線に沿う断面図である。
この実施の形態のテザー50は、第13図の通り、サイドエアバッグ10の先端部10bの前方を回り込むように配設され、両端部がそれぞれサイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側においてメッシュウェビング20の各長側辺に縫着されている。第11図の通り、この実施の形態では、サイドエアバッグ10の最先端縁に、このテザー50の中間部が係合する凹部10gが形成されている。
この実施の形態では、該テザー50は、4本のハーフテザー(いずれも符号略)により構成されている。サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側にはそれぞれ2本ずつハーフテザーが配置されており、メッシュウェビング20の該車室側面側の長側辺及び車室内側の長側辺に対し、それぞれ上下方向に間隔をあけて各ハーフテザーの一端がシーム26により縫着されている。そして、これら4本のハーフテザーの他端(先端)側を全て重ね合わせてシーム51によって縫い合わせることにより、サイドエアバッグ10の先端部10bの前方を回り込むループ状のテザー50が構成されている。
このテザー50のうち該ハーフテザー同士の縫合部(シーム51)付近が、サイドエアバッグ10の凹部10gに係合している。なお、テザー50をこの凹部10gに縫着してもよい。また、ハーフテザーの先端部同士をシーム51で縫合する代わりに、各ハーフテザーの先端部をサイドエアバッグ10の各パネル10c,10dの前縁部に重ね合わせ、これらのパネル10c,10dの周縁部同士をシーム10eで縫合する際に各ハーフテザーの先端部もこのシーム10eにより一緒に縫い合わせてもよい。
この実施の形態のその他の構成は第1〜9図の実施の形態と同様であり、第11〜13図において第1〜9図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態でも、サイドエアバッグ10の膨張時には、メッシュウェビング20の内側で張出部17がサイドエアバッグ10の基端部10aから後方へ張り出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の短辺方向の中間付近が後方へ押圧されると共に、サイドエアバッグ10の先端部10b側が前方へ伸び出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の両長側辺が各テザー50を介して前方へ引っ張られる。これにより、メッシュウェビング20は、前後方向へ伸長すると共に、上下方向に収縮してワイヤ21を上方へ引っ張るようになる。
なお、この実施の形態では、第13図の通り、テザー50は、サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側にそれぞれハーフテザーが配置され、これらのハーフテザーの前端部同士がシーム51によって縫い合わされることにより、サイドエアバッグ10の先端部10bの前方を回り込むループ状のものとされているが、ワイヤ21の引込量、即ちメッシュウェビング20の上下方向の収縮量の設定によっては、該サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側のいずれか一方、例えば車室側面側にのみハーフテザーが設けられた構成であってもよい。図示は省略するが、この場合、メッシュウェビング20は、該一方の長側辺がテザー50によりサイドエアバッグ10の先端部10bに連結され、他方の長側辺は該サイドエアバッグ10に縫着等により直接的に結合される。また、この場合、テザー50(ハーフテザー)の前端部は、サイドエアバッグ10の各パネル10c,10dの前縁部に重ね合わされ、共通のシーム10eで各パネル10c,10dと一体に縫合されてもよく、これらとは非共通のシームによりサイドエアバッグ10の先端部10bに縫着されてもよい。
第14図はさらに別の構成例に係るテザー52を備えたメッシュウェビング20とサイドエアバッグ10との分解斜視図、第15図はこのサイドエアバッグ10の膨張時の側面図である。
この実施の形態のテザー52は、第15図の通り、サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室中央側において、それぞれ、メッシュウェビング20の両長側辺を該サイドエアバッグ10の基端部10aよりも先端部10b側の上縁及び下縁に連結するものである。
この実施の形態では、各テザー52は、メッシュウェビング20の各長側辺の上部側をサイドエアバッグ10の上側連結片15よりも前方の上縁部に連結する上側ハーフテザー52aと、各長側辺のそれよりも下部側をサイドエアバッグ10の下側連結片16よりも前方の下縁部に連結する下側ハーフテザー52bとを有している。各ハーフテザー52a,52bはそれぞれ略三角形状のものであり、その交叉二辺のうちの一方がメッシュウェビング20の長側辺に沿って配置され、シーム53により該メッシュウェビング20に縫着されており、他方がサイドエアバッグ10の上縁部又は下縁部に沿って配置され、該サイドエアバッグ10のパネル10c,10dの周縁部と一体的にシーム10eによって縫い合わされている。
この実施の形態のその他の構成は第1〜9図の実施の形態と同様であり、第14,15
図において第1〜9図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態でも、サイドエアバッグ10の膨張時には、メッシュウェビング20の内側で張出部17がサイドエアバッグ10の基端部10aから後方へ張り出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の短辺方向の中間付近が後方へ押圧されると共に、サイドエアバッグ10の先端部10b側が前方へ伸び出すように膨張することにより、メッシュウェビング20の両長側辺が各テザー52を介して前方へ引っ張られる。これにより、メッシュウェビング20は、前後方向へ伸長すると共に、上下方向に収縮してワイヤ21を上方へ引っ張るようになる。
なお、この実施の形態でも、第14図の通り、サイドエアバッグ10の車室側面側及び車室内側にそれぞれテザー52が設けられているが、ワイヤ21の引込量、即ちメッシュウェビング20の上下方向の収縮量の設定によっては、該車室側面側及び車室内側のいずれか一方、例えば車室側面側にのみテザー52が設けられてもよい。図示は省略するが、この場合、メッシュウェビング20は、該一方の長側辺の上部側が上側ハーフテザー52aによってサイドエアバッグ10の上側連結片15よりも前方の上縁部に連結され、且つ該一方の長側辺のそれよりも下部側が下側ハーフテザー52bによってサイドエアバッグ10の下側連結片16よりも前方の下縁部に連結され、他方の長側辺は該サイドエアバッグ10に縫着等により直接的に結合される。
上記の各テザー25,50,52の構成は、いずれも一例であり、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20の両長側辺を前方へ引っ張るテザーは上記以外の構成をもとりうる。
第16図及び第17図は別の実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図であり、第16図はサイドエアバッグ非膨張時を示し、第17図はサイドエアバッグ膨張時を示している。
この実施の形態では、乗員拘束装置は、車両用シート1に着座した乗員(図示略)と車室側面のドア(図示略)等のとの間に膨張可能なサイドエアバッグ10と、該サイドエアバッグ10を膨張させるインフレータ11と、該サイドエアバッグ10の膨張時に張力を発生する張力発生部材としてのメッシュウェビング20と、シートクッション2の側方に退避した退避位置から乗員と車室側面との間に進出可能な干渉材55等を備えている。
この干渉材55は、発泡ポリプロピレン(EPP)や発泡ウレタン、あるいはハニカム状に成形された樹脂(塩化ビニル樹脂(PVC)やABS樹脂等)成形体など、衝撃により塑性変形することでエネルギー吸収することが可能な板状のものである。
第16図の通り、この干渉材55は、シートクッション2の側方に退避した状態において、該シートクッション2の側面からはみ出すことのない大きさを有している。
この干渉材55の前端部がシートクッション2の車室側面側のサイドフレーム(図示略)に対し回動軸56により上下方向に回転移動可能に支持されている。また、この干渉材55の後端部に対し、回動軸57を介してワイヤ21の先端が連結されている。
この実施の形態では、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20が上下方向に収縮し、このメッシュウェビング20によってワイヤ21が上方へ引っ張られることにより、干渉材55の後端側が上方へ引き上げられて、第17図のように該干渉材55が乗員と車室側面との間に進出する。なお、この干渉材55は、第17図の通り、乗員と車室側面との間のうち、膨張したサイドエアバッグ10の下側に介在するようになる。
この実施の形態のその他の構成は第1〜9図の実施の形態と同様であり、第16,17
図において第1〜9図と同一符号は同一部分を示している。
このように構成された乗員拘束装置を備えた車両が側面衝突や横転等の緊急事態に遭遇した場合には、この乗員拘束装置の制御回路からインフレータ11に作動信号が入力されて該インフレータ11がガス噴出作動し、該インフレータ11からガスが噴出する。
このインフレータ11からのガスにより、サイドエアバッグ10が膨張を開始し、第17図の如くこのサイドエアバッグ10がシートクッション2の車室側面側の側縁の上方且つシートバック3の車室側面側の側縁の前方に向って伸び出すように膨張展開する。
また、このサイドエアバッグ10の膨張に伴い、メッシュウェビング20が前後方向に伸長し、これに伴って該メッシュウェビング20が上下方向に収縮することにより、ワイヤ21が該メッシュウェビング20に引っ張られ、このワイヤ21を介して干渉材55の後端側が上方へ引き上げられ、該干渉材55が乗員と車室側面との間に進出する。
この結果、膨張したサイドエアバッグ10とこの干渉材55とが乗員と車室側面との間に介在するようになり、これらのサイドエアバッグ10及び干渉材55により、乗員に車室側面が接触することが防止ないし抑制される。
以上の通り、この乗員拘束装置にあっても、干渉材55は、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20が上下方向に収縮することによりワイヤ21に作用する張力によって乗員と車室側面との間に引き出されるようになっているので、別途この干渉材55を乗員と車室側面との間に引き出すための動力源を設けることが不要である。また、制御回路も、サイドエアバッグ10を膨張させるためのインフレータ11の作動のみを制御するように構成すれば足りる。これにより、乗員拘束装置を低コストにて構成することができる。
第18図はさらに別の実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートのベースフレームの斜視図、第19図及び第20図はこの車両用シートの側面図である。なお、第19図はサイドエアバッグ非膨張時を示し、第20図はサイドエアバッグ膨張時を示している。
この実施の形態では、乗員拘束装置は、車両用シート1に着座した乗員(図示略)と車室側面のドア(図示略)等のとの間に膨張可能なサイドエアバッグ10と、該サイドエアバッグ10を膨張させるインフレータ11と、該サイドエアバッグ10の膨張時に張力を発生する張力発生部材としてのメッシュウェビング20と、車両用シート1のシートクッション2の下側に配置されており、該シートクッション2を下側から押圧可能な押圧部材60等を備えている。
この押圧部材60は、該シートクッション2のベースフレーム1Aの左右のサイドフレーム4L,4Rの前部同士の間に架設された回動軸61により起倒方向(上下及び前後方向)に回動可能に支持されている。以下、押圧部材60の回動軸61側を基端側と称し、これと反対側を先端側と称する。なお、第19,20図に示すように、この押圧部材60は、先端側ほど厚みが大きくなり、先端面が回動軸61を湾曲中心とするように湾曲した略扇形の縦断面形状を有したものとなっている。
この押圧部材60は、平常時には、第19図のように前方へ転倒した姿勢となっている。この状態では、シートクッション2は押圧部材60によって下側から押圧されていない。この押圧部材60が回動軸61回りに上方且つ後方へ起立回動することにより、第20図の如くシートクッション2がこの押圧部材60によって下側から押圧されるようになる。
この実施の形態では、車室側面側のサイドフレーム4Lに、回動軸61から等半径位上にガイド溝62が設けられており、このガイド溝62に、押圧部材60の車室側面側の側面から突設されたガイドピン63が係合している。このガイドピン63は、ガイド溝62を通ってサイドフレーム4Lの外側にまで延出している。このガイドピン63の先端部に、ワイヤ21の先端が接続されている。
符号45は、シートクッション2の後部の車室側面側の側面に設けられた、ワイヤ21を案内するガイドローラを示している。ワイヤ21は、メッシュウェビング20の下端から下方へ引き回された後、このガイドローラ45に掛けられて前方へ引き回され、先端が該押圧部材60のガイドピン63に接続されている。
押圧部材60は、このワイヤ21によって後方へ引っ張られることにより起立回動するようになっている。
この実施の形態のその他の構成は第1〜9図の実施の形態と同様であり、第18〜20図において第1〜9図と同一符号は同一部分を示している。
このように構成された乗員拘束装置を備えた車両が側面衝突や横転等の緊急事態に遭遇した場合には、制御回路からインフレータ11に作動信号が入力されて該インフレータ11がガス噴出作動し、該インフレータ11からガスが噴出する。
このインフレータ11からのガスにより、サイドエアバッグ10が膨張を開始し、第2図の如くこのサイドエアバッグ10がシートクッション2の車室側面側の側縁の上方且つシートバック3の車室側面側の側縁の前方に向って伸び出すように膨張展開する。この膨張したサイドエアバッグ10が、車両用シート1に着座した乗員と車室側面との間に介在することにより、該乗員が車室側面に接触することが防止される。
また、このサイドエアバッグ10の膨張に伴い、前述のように、メッシュウェビング20が前後方向に伸長し、これに伴って該メッシュウェビング20が上下方向に収縮する。これにより、ワイヤ21が該メッシュウェビング20によって引っ張られ、該ワイヤ21を介して押圧部材60が後方へ引っ張られて起立回動し、シートクッション2を下側から押圧するようになる。この結果、シートクッション2の前部が第20図の如く押し上げられるか又は圧縮されて硬くなり、ラップ側のシートベルトのスラックが減少することで乗員の前方、側方及び上方への移動が防止ないし抑制される。
以上の通り、この乗員拘束装置にあっても、押圧部材60は、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20が上下方向に収縮することによりワイヤ21に作用する張力によって起立回動してシートクッション2を下側から押圧するようになっているので、別途この押圧部材60でシートクッション2を押圧するための動力源を設けることが不要である。また、制御回路も、サイドエアバッグ10を膨張させるためのインフレータ11の作動のみを制御するように構成すれば足りる。これにより、乗員拘束装置を低コストにて構成することができる。
第21図はさらに別の実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートのベースフレームの斜視図、第22図及び第23図はこの車両用シートの側面図である。なお、第21図はサイドエアバッグ非膨張時を示し、第23図はサイドエアバッグ膨張時を示している。
この実施の形態では、乗員拘束装置は、車両用シート1に着座した乗員(図示略)と車室側面のドア(図示略)等のとの間に膨張可能なサイドエアバッグ10と、該サイドエアバッグ10を膨張させるインフレータ11と、該サイドエアバッグ10の膨張時に張力を発生する張力発生部材としてのメッシュウェビング20と、車両用シート1のシートクッション2の下側に連結されており、該シートクッション2を下方へ引っ張り可能な引張部材70等を備えている。
この引張部材70は、該シートクッション2の下面に連結されており、且つ該シートクッション2のベースフレーム1Aの左右のサイドフレーム4L,4R間に上下動可能に配置された連結プレート71と、該連結プレート71の下側に配置されており、左右のサイドフレーム4L,4R間に前後方向移動可能に配置されたスライドベース72と、これらの連結プレート71とスライドベース72とを連動させるリンク機構73とを有している。
符号74,75は、サイドフレーム4L,4Rにそれぞれ設けられた、該連結プレート71の上下動を案内するガイド溝を示している。また、符号76,77は、サイドフレーム4L,4Rにそれぞれ設けられた、該スライドベース72の前後方向移動を案内するガイド溝を示している。連結プレート71のガイド溝74,75は、前後に配置位置を異ならせてそれぞれ上下方向に延設されている。また、スライドベース72のガイド溝76,77は、前後に配置位置を異ならせてそれぞれ前後方向に延設されている。
該連結プレート71は、第22,23図のように、シートクッション2の前後方向の中間付近(例えば、シートクッション2の前端から後端側に150〜400mm離隔した位置)に配置されている。
スライドベース72は、サイドフレーム4L,4R間に架設された1対のシャフト72a,72bと、これらのシャフト72a,72bの両端部同士をそれぞれ繋ぐ1対の繋ぎプレート72cとからなる。第21図の通り、該シャフト72a,72bは、前後に間隔をおいて配設され、それぞれ両端側が左右のサイドフレーム4L,4Rのガイド溝76,77に前後方向移動可能に係合している。後側のシャフト72aの車室側面側の端部は、ガイド溝76を通ってサイドフレーム4Lの外側にまで延出している。このシャフト72aの先端部に、ワイヤ21の先端が接続されている。
リンク機構73は、前後に配置位置を異ならせて互いに略平行に配設されたリンクアーム73a,73bを有している。後側のリンクアーム73aは、下端がスライドベース72の後側のシャフト72aに前後方向回動可能に連結され、上端が連結プレート71の後部にピボットピン(符号略)を介して前後方向回動可能に連結されている。また、前側のリンクアーム73bは、下端がスライドベース72の前側のシャフト72bに前後方向回動可能に連結され、上端が連結プレート71の前部にピボットピン(符号略)を介して前後方向回動可能に連結されている。
この連結プレート71の前後のピボットピンの先端がそれぞれサイドフレーム4L,4Rのガイド溝74,75に上下方向移動可能に係合している。
この引張部材70は、平常時には、第22図のように、スライドベース72が連結プレート71の真下付近に位置している。このとき、各リンクアーム73a,73bは略垂直に起立した姿勢となっており、連結プレート71は上昇限に位置している。この状態では、シートクッション2は下方へ引っ張られていない。この状態からスライドベース72が後方へ移動することにより、第23図のように、連結プレート71が各リンクアーム73a,73bを介してこのスライドベース72と連動して下降し、シートクッション2を下方へ引っ張るようになる。
この実施の形態でも、前記ワイヤ21は、メッシュウェビング20の下端から下方へ引き回された後、シートクッション2の後部の車室側面側の側面に設けられたガイドローラ45に掛けられて前方へ引き回され、先端が該スライドベース72のシャフト72aに接続されている。
該スライドベース72は、このワイヤ21によって後方へ引っ張られることにより後方へ移動するようになっている。
この実施の形態のその他の構成は第1〜9図の実施の形態と同様であり、第21〜23図において第1〜9図と同一符号は同一部分を示している。
このように構成された乗員拘束装置を備えた車両が側面衝突や横転等の緊急事態に遭遇した場合には、制御回路からインフレータ11に作動信号が入力されて該インフレータ11がガス噴出作動し、該インフレータ11からガスが噴出する。
このインフレータ11からのガスにより、サイドエアバッグ10が膨張を開始し、第2図の如くこのサイドエアバッグ10がシートクッション2の車室側面側の側縁の上方且つシートバック3の車室側面側の側縁の前方に向って伸び出すように膨張展開する。この膨張したサイドエアバッグ10が、車両用シート1に着座した乗員と車室側面との間に介在することにより、該乗員が車室側面に接触することが防止される。
また、このサイドエアバッグ10の膨張に伴い、前述のように、メッシュウェビング20が前後方向に伸長し、これに伴って該メッシュウェビング20が上下方向に収縮する。これにより、第23図の通り、ワイヤ21が該メッシュウェビング20によって引っ張られ、該ワイヤ21を介して引張部材70のスライドベース72が後方へ引っ張られ、これと連動して連結プレート71が下降し、シートクッション2を下方へ引っ張るようになる。このように連結プレート71が下降することにより、乗員の支え高さが下がり、乗員は自重によって、シートクッション2の上面にできた窪みに収まるように保持され、この結果、該乗員の前方及び側方への移動が防止ないし抑制される。
以上の通り、この乗員拘束装置にあっても、引張部材70は、サイドエアバッグ10の膨張時にメッシュウェビング20が上下方向に収縮することによりワイヤ21に作用する張力によって連結プレート71が下降してシートクッション2を下方へ引っ張るようになっているので、別途この引張部材70でシートクッション2を下方へ引っ張るための動力源を設けることが不要である。また、制御回路も、サイドエアバッグ10を膨張させるためのインフレータ11の作動のみを制御するように構成すれば足りる。これにより、乗員拘束装置を低コストにて構成することができる。
上記の各実施の形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図である。 図1の乗員拘束装置のサイドエアバッグ膨張時における車両用シートの側面図である。 サイドエアバッグの側面図である。 サイドエアバッグと張力発生部材としてのメッシュウェビングとの分解斜視図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 図2のVI−VI線に沿う断面図である。 ラップアンカのロック機構の斜視図である。 図7のロック機構の縦断面図である。 図7のロック機構の縦断面図である。 ラップアンカのロック機構の別の構成例を示す斜視図である。 テザーの別の構成例を示す分解斜視図である。 図11のサイドエアバッグの膨張時における車両用シートの側面図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 テザーの別の構成例を示す分解斜視図である。 図14のサイドエアバッグの膨張時における車両用シートの側面図である。 実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図である。 図16の乗員拘束装置のサイドエアバッグ膨張時における車両用シートの側面図である。 実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートのベースフレームの斜視図である。 図18の乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図である。 図18の乗員拘束装置のサイドエアバッグ膨張時における車両用シートの側面図である。 実施の形態に係る乗員拘束装置を備えた車両用シートのベースフレームの斜視図である。 図21の乗員拘束装置を備えた車両用シートの側面図である。 図21の乗員拘束装置のサイドエアバッグ膨張時における車両用シートの側面図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートクッション
3 シートバック
4L,4R サイドフレーム
10 サイドエアバッグ
11 インフレータ
20 メッシュウェビング
21 ワイヤ
25,50,52 テザー
30 シートベルト
31 ラップアンカ
40 ガイド部材
41 ガイドローラ
42 ハウジング
43 凹部
44 ロック爪
55 干渉材
60 押圧部材
70 引張部材

Claims (6)

  1. 車両用シートに着座した乗員と車室側面との間に膨張可能なサイドエアバッグと、
    該サイドエアバッグが膨張することにより張力を発生する張力発生部材と、
    該張力発生部材からの張力により作動して乗員を拘束する乗員拘束部材と
    を備えてなる乗員拘束装置。
  2. 請求項1において、前記乗員拘束部材は、
    前記車両用シートに乗員を拘束するシートベルトと、
    前記張力発生部材からの張力により該シートベルトに張力を加えるプリテンショナと
    を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  3. 請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記張力発生部材からの張力により前記車両用シートの側方から前記乗員と車室側面との間に引き出される干渉材を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  4. 請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記車両用シートのシートクッションの下側に配置されており、前記張力発生部材からの張力により該シートクッションを下側から押圧する押圧部材を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  5. 請求項1において、前記乗員拘束部材は、前記車両用シートのシートクッションの下側に連結されており、前記張力発生部材からの張力により該シートクッションを下方へ引っ張る引張部材を有することを特徴とする乗員拘束装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記張力発生部材は、前記サイドエアバッグの外面を少なくとも部分的に覆っており、且つその前後方向の両端側が該サイドエアバッグに連結されたメッシュウェビングを有しており、
    該メッシュウェビングは、該サイドエアバッグの膨張に伴って前後方向に伸長することにより、上下方向に収縮するように構成されていることを特徴とする乗員拘束装置。
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