JPH06344866A - シートベルト装置のプリテンショナ - Google Patents

シートベルト装置のプリテンショナ

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JPH06344866A
JPH06344866A JP5165205A JP16520593A JPH06344866A JP H06344866 A JPH06344866 A JP H06344866A JP 5165205 A JP5165205 A JP 5165205A JP 16520593 A JP16520593 A JP 16520593A JP H06344866 A JPH06344866 A JP H06344866A
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webbing
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Tsuneo Chikaraishi
恒雄 力石
Katsuhiko Teramura
克彦 寺村
Muneharu Tomie
宗春 富江
Nobuya Osada
暢也 長田
Yoshinori Oishi
義徳 大石
Yoshihiko Tanaka
良彦 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価かつ簡易な構造でシートベルト装置の有
効なプリテンション効果を得る。 【構成】 通常装着時は帯状に保形される袋状体と、該
袋状体の開口端に連通され所定の作動信号により前記袋
状体内部に発生ガスを導入し、前記袋状体を略紡錘形状
に膨張させるガス発生手段20とで膨張構造体10を構
成する。膨張構造体10の一端をウェビング端2bに接
続する。膨張構造体10の他端を所定の固定部に定着
し、前記袋状体の膨張に伴う膨張構造体10の長手方向
全長の短縮によりウェビング2の弛みを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートベルト装置のプリ
テンショナに係り、特に衝突を検知した際にラップベル
トのウェビング端部に設けられた膨張構造体を膨張さ
せ、ウェビングを所定量だけ引き込んで初期テンション
をウェビングに導入し、乗員を有効に座席に拘束できる
ようにしたシートベルト装置のプリテンショナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、シートベルト装置は衝突時に生じ
る加速度や衝撃力による乗員の急激な移動を拘束し、乗
員の車内での二次衝突を防止する安全手段として、自動
車等において不可欠な装置となっている。この種のシー
トベルト装置は、通常ウェビング(以下、本明細書では
日本工業規格(D4606)に規定されているような幅
50mm程度の通常の繊維材料からなる織りベルトをウ
ェビングと呼ぶ。)と、このウェビングをバネ力により
巻回して内部に引き込むとともに、衝撃が作用した時に
のみウェビングの引き出しをロックして乗員を拘束する
リトラクタ(以下、ELR:Emergency Locking Retrac
torと記す。)と、乗員の身体にフィットするように装
着させるためにウェビングを適正な位置に保持するため
のバックルと、このバックルにウェビングを係合固定す
るためのタング等により構成されている。
【0003】ところで、前述のシートベルト装置では、
衝突時にウェビングの引き出しがELRによりロックさ
れ、この状態で乗員の移動が拘束される。このとき乗員
へ作用する衝突時の慣性力は、車体の衝突部位からクラ
ッシャブルゾーン等の変形を経てボディ構造体を伝播
し、衝突の瞬間から十数ms程度遅れて車内の乗員に作
用する。そしてこの慣性力を受けて乗員は急激に前方に
移動し始め、その瞬間に身体を拘束しているウェビング
に身を預ける体勢となり、これによりウェビングが急激
に引き出され、その引き出しのタイミングをELRが瞬
間的に検知してロック動作するようになっている。この
とき乗員に過度の慣性力を作用させないためには、シー
トベルト装置のELRをなるべく早くロックさせること
が重要である。そのためにはウェビングの弛みがない状
態でシートベルト装置を装着することが望ましい。ウェ
ビングの弛みが少なければ少ないほどELRが早い時期
に動作するので、乗員拘束時に乗員に作用する慣性力も
小さくでき、乗員の安全保護の向上につながる。
【0004】ところが、通常走行時等、乗員はシートベ
ルト装置のウェビングによって動作が拘束される感じを
持つことが多い。このためベルトを装着していても肩ベ
ルト等と身体との間に適当なスラック(弛み)を生じさ
せている場合もある。また冬季に厚着をしている場合に
は適正にシートベルト装置を装着していても衣服の分だ
け肩ベルトと身体との間にスラックが生じてしまうこと
もある。そこで、衝突時等に即座にウェビングを機械的
に引き込んで前述のスラックを除去し、乗員の身体が慣
性力で前方に移動する前に乗員を座席に拘束するプリテ
ンショナが種々開発されている。この種のプリテンショ
ナの種類としては前述のELR内にウェビングを一定の
長さだけ巻き込むように巻き取り部を組み込んだタイプ
(特開平4−189646号)や、種々の方法でウェビ
ングを引張する引き込み部をELRと別途設けたタイプ
等(特開平3−25053号参照)がある。
【0005】図9は従来例としてELRと巻き取り部と
を有するプリテンショナを備えたシートベルト装置の全
体を示したものである。符号50はELRと巻き取り部
とを内蔵したプリテンショナを示している。連続ウェビ
ング60はこのプリテンショナ50内のELRにその端
部60aが巻回され、図示しないピラー(中間柱)に固
定されたスリップアンカー61を介して斜め下方に案内
されて肩ベルト62を構成し、さらにスルータング63
で折り返され、ラップベルト64を構成し、その端部6
4aはアンカープレート65により図示しない床部に定
着されている。スルータング63は隣席との間に配置さ
れたバックル装置70に係合固定されるようになってい
る。同図に示したプリテンショナ50は内部のELRの
ウェビング巻取軸にカップリング機構を介して連結され
た図示しないプーリを有し、該プーリの周囲に巻回され
た引張ワイヤを引張ることによりプーリを回転させてウ
ェビング端部60aを回転軸に巻き付けてプリテンショ
ナ50内に引き込むようになっている。この引張ワイヤ
を短時間に引っ張るためにプリテンショナ内には火薬等
の発火手段により駆動可能なパワーソース51が組み込
まれている。このパワーソース51は自動車の前部位置
等に搭載された衝撃検知センサSからの衝突検知信号を
受けて動作し、前記プーリの回転軸を所定回転量だけ回
転させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のウ
ェビングを一定長さだけELR内に巻き取るタイプのプ
リテンショナでは、プーリの回転をウェビング巻取軸へ
伝える伝達機構が前記プーリと引張ワイヤとの間の相互
の摩擦力により達成される。このため回転時の接触面で
のすべり等によりウェビングの巻き込み長さに変動が出
てしまい、ウェビングの身体への密着が不足したり、反
対に過度に締め付けられたりするという問題がある。
【0007】一方、引き込み部としてクランプ機構を組
み合わせたタイプのプリテンショナでは、ウェビング引
き込み量のばらつきをなくすことができるが、ウェビン
グにプレロードを負荷する動作とウェビングをクランプ
する動作とを同時に行う機構をとるため装置が複雑、大
型化するとともに、製造コストが高くつき、必ずしも有
利とは言えない。
【0008】また、プリテンション効果を十分得るため
には乗員の腰部を確実に拘束し、その状態で上半身を肩
ベルトで拘束してシートバックに押さえるようにするこ
とが好ましい。ところが、前述のいずれのプリテンショ
ナの場合にもELR側でウェビングを引き込んで肩ベル
トにプリテンションをかけるようになっている。このた
めウェビングを伝わる引張力は肩ベルトからスルータン
グを介してラップベルトに伝達される間に減少し、ラッ
プベルトに十分な引張力が導入できず、乗員の腰部の移
動を十分に拘束できないおそれもある。
【0009】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、安価でまず腰部を高い拘束
力で拘束保護し、あわせて上半身も確実に拘束できるシ
ートベルト装置のプリテンショナを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、通常装着時は帯状に保形される袋状
体と、該袋状体の開口端に連通され所定の作動信号によ
り前記袋状体内部に発生ガスを導入し、前記袋状体を略
紡錘形状に膨張させるガス発生手段とからなる膨張構造
体の一端をウェビング端に接続するとともに、前記膨張
構造体の他端を所定の固定部に定着し、前記袋状体の膨
張に伴う前記膨張構造体の長手方向全長の短縮により前
記ウェビングの弛みを除去するようにしたことを特徴と
するものである。
【0011】第2の発明は、通常装着時は帯状に保形さ
れる袋状体と、該袋状体の開口端に連通され所定の作動
信号により前記袋状体内部に発生ガスを導入し、前記袋
状体を略紡錘形状に膨張させるガス発生手段とからなる
膨張構造体の一端を、ウェビングが挿通されたタングを
係合可能なバックルに接続するとともに、前記膨張構造
体の他端を所定の固定部に定着し、前記袋状体の膨張に
伴う前記膨張構造体の長手方向全長の短縮により前記タ
ングの係合されたバックルを引き下げ、前記ウェビング
の弛みを除去するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】第1及び第2の発明において、前記袋状体
はガス導入により膨張可能なチューブ状膨張体を筒状編
織布の内部に挿入することが好ましい。また、前記ウェ
ビングは前記袋状体の膨張状態において所定の導入張力
が保持されることが好ましい。さらに、前記膨張構造体
は自立可能に設置することが好ましい。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、通常装着時は帯状に保形
される袋状体と、該袋状体の開口端に連通され所定の作
動信号により前記袋状体内部に発生ガスを導入し、前記
袋状体を略紡錘形状に膨張させるガス発生手段とからな
る膨張構造体の一端をウェビング端に接続するととも
に、前記膨張構造体の他端を所定の固定部に定着し、前
記袋状体の膨張に伴う前記膨張構造体の長手方向全長の
短縮により前記ウェビングの弛みを除去するようにした
ので、複雑な巻き取り機構等を有せず、安価でシンプル
な構造でプリテンション効果を得ることができる。
【0014】第2の発明によれば、通常装着時は帯状に
保形される袋状体と、該袋状体の開口端に連通され所定
の作動信号により前記袋状体内部に発生ガスを導入し、
前記袋状体を略紡錘形状に膨張させるガス発生手段とか
らなる膨張構造体の一端を、ウェビングが挿通されたタ
ングを係合可能なバックルに接続するとともに、前記膨
張構造体の他端を所定の固定部に定着し、前記袋状体の
膨張に伴う前記膨張構造体の長手方向全長の短縮により
前記バックルを引き下げ、ウェビングの弛みを除去する
ようにしたので、前記タングが引き下げられことにより
肩ベルト及びラップベルトを同時に引き込み、ウェビン
グ全体の弛みを有効に除去することができる。
【0015】第1及び第2の発明において、前記袋状体
はガス導入により膨張可能なチューブ状膨張体を筒状編
織布の内部に挿入するようにしたことにより発生ガスに
よる袋状体の膨張が確実に行えるとともに、たて方向の
伸びが押さえられるので、膨張に伴う長手方向全長の短
縮量を有効にウェビングの引き込み量とすることができ
る。また、前記ウェビングは前記袋状体の膨張状態にお
いて所定の張力が導入保持されるようにしたので、乗員
に慣性力が作用してもウェビングによる拘束により乗員
の身体のみの移動を防止することができる。さらに、前
記膨張構造体を自立可能に設置することで、乗員乗降時
に、前記膨張構造体を傷つけたりすることを防止できる
とともに、第2の発明ではタングのバックル装着がスム
ースに行える。
【0016】
【実施例】以下、第1の発明によるシートベルト装置の
プリテンショナの一実施例を図1乃至図5を参照して説
明する。図1は本発明によるプリテンショナを備えたシ
ートベルト装置1の全体構成を示した概略斜視図であ
る。なお、同図はフロントシートに組み込まれるシート
ベルト装置1の各構成部品の関係が明確になるように示
している。
【0017】同図中、符号2は連続ウェビングを示して
おり、この連続ウェビング2は一端2aが図示しないピ
ラー(中間柱)内の床近くに設置されたELR3に巻回
されるように定着されている。連続ウェビング2は上方
に延びた状態でピラー上端部に取り付けられたピラーア
ンカーのスリップガイド4により斜め下方に向け案内さ
れ、その部分から肩ベルト2Aを構成し、さらに隣接す
る座席シートの間付近まで延在した位置に取着されてい
るスルータング5で折り返され、座席面を跨ぐようにし
てラップベルト2Bを構成している。このときスルータ
ング5は所定位置に固定保持されたバックル6に係合固
定され、図示しない乗員の腰部と胸部とを同時に拘束で
きる。
【0018】以上のスルータング5及びバックル6は従
来のシートベルト装置に使用されている部品と同等の強
度、形状をもつものであり、シートベルト装置を装着す
る場合にはスルータング5のタングプレート5aをバッ
クル6の係止穴6aに挿入結合する。またスルータング
5を分離するにはバックル6のプレスボタン6bを押下
すると内蔵のイジェクト機構により容易に結合が解除さ
れる。ラップベルト2Bの端部2bには後に詳述する
「膨張構造体」から構成されたプリテンショナが連結さ
れており、さらにこのプリテンショナの端部10bには
ガス発生部20が組み込まれ、このガス発生部20はア
ンカプレート7を介して図示しない座席とドア開口との
間の床部に固定されている。また、ガス発生部20の端
面には衝突検知センサSの出力信号線21が接続されて
いる。
【0019】連続ウェビング2は、図1に示したように
一端2aがELR3内に収容され、スルータング5で折
り返された1本の織りベルトから構成されている。本実
施例では、連続ウェビング2としてポリエステル加工糸
を密に綾織、平織等により織り上げた幅約50mm、厚
さ1.6mm程度の帯状ベルトが使用されている。この
連続ウェビング2は通常のシートベルト装置に使用され
ているものと同等品である。また、本実施例で使用され
ているELR3も従来の構造のものと同等品であり、ウ
ェビングが急に引き出された場合に内部のロック機構が
動作してウェビングの引き出しがロックされる。
【0020】図2はプリテンショナの内部が理解できる
ように積層状態に構成された袋状体の一部を取り除いて
示した図、図3は図2の状態から袋状体の内部にガスが
導入され、膨張した状態を示した図、図4(a)はプリ
テンショナの主要部分の縦断面図である。図2及び図4
(a)において、符号20は内部にガスジェネレータ2
4が内蔵されたガス発生部20を示しており、このガス
発生部20はメタルケーシングからなり、略円筒形のガ
スジェネレータ収容部20aと、このガスジェネレータ
収容部20aと一体的に形成され、ガス噴出方向に向か
って拡径された形状をなすレジューサ部20bとからな
る。さらにこのレジューサ部20bには図4(a)に示
した小袋状のバッグフィルタ11がガス噴出口22を覆
うように取着されている。このバッグフィルタ11は筒
先を閉塞するように袋状に縫製された通気性の良い布製
フィルタである。そして噴出したガスが通気した場合に
もそのガス内圧でレジューサ部20bから離脱しないよ
うに堅固にレジューサ部20b外周部に固着されてい
る。布地自体は耐熱性繊維からなり、高温の発生ガスに
曝されても劣化することがない。
【0021】さらにバッグフィルタ11はシリコーンゴ
ム製の薄膜からなる偏平なチューブ12内に収容されて
いる。このシリコーンゴム製のチューブ12は本実施例
では長さ約17cm程度の筒状をなし、その端部12a
は図4(b)に示したように気密性が保持されるように
接着により袋状に閉塞されている。またこの接着部分の
接着強度は前述の発生ガスの圧力によっても剥離しない
程度に設定されている。この状態からチューブ12内に
ガスが導入されると、チューブ12は図3に示したよう
にその長手方向の長さと直径との比が1に近くなるよう
な紡錘形状に膨張することができる。また、レジューサ
部20bを構成するメタルケーシングは発生ガスの作用
反力によってもアンカープレート7からはずれないよう
に堅固にアンカープレート7の取付孔7aに嵌着され、
固定孔7bを介して図示しない固定ボルトにより床部の
所定位置に固定される。
【0022】さらにチューブ12はこのチューブ寸法よ
り僅かに大きな寸法に編まれた筒状で偏平な編布内に収
容されている。この編布13は本実施例ではポリエステ
ル加工糸(1500d)を使用した丸編ニットにより構成され
ている。この丸編ニットの編布13はベルト長手方向
(編地の経方向:たて方向)に伸びにくく、筒形状の円
周が大きくなるような方向(編地の緯方向:よこ方向)
に伸びやすい性質をもっている。
【0023】さらにこの筒状の編布13の全体を覆うよ
うにカバー14が取り付けられている。本実施例による
プリテンショナはドアと座席の間の床にその一端が固定
されている。このため乗員が乗り降りする際にプリテン
ショナに触れることもあるので、編布13の表面を傷め
ないとともに美観を良くするために自立性のある構造形
状とすることが好ましい。そこで編布13を覆うために
本実施例では肉厚の薄い塩化ビニル樹脂成形品がカバー
として使用されている。
【0024】また、図2に示したようにカバー14の表
面にはチューブ12の膨張とともに編み目が開いて膨張
変形する編布13の内圧作用により切裂かれる程度の強
度を有するミシン目14aが形成されており、膨張時に
はカバー14の一部が切り離され離脱し(図2に示され
たミシン目14aは、図3では切り離された後の端部が
符号14bとして示されている)、編布13はカバー1
4による拘束のない状態で膨張変形することができる。
ミシン目に代えて筋状の切欠溝を表面に形成しておき、
内圧により切欠部分が分離するようにしても良い。
【0025】ここで、図4(a)により膨張構造体10
の端部処理について説明する。膨張構造体10のガス発
生部20側の端部10bではゴム被覆されたレジューサ
部20bの外周面にバッグフィルタ11、チューブ1
2、編布13及びカバー14が順次積層されており、バ
ッグフィルタ11、チューブ12、編布13を覆うよう
にして金属カバープレート23が「かしめ」により嵌着
されている。これにより発生ガスの内圧が作用してもレ
ジューサ部20bから膨張構造体10の端部10aが離
脱しないようになっている。さらに金属カバープレート
23の外周部分は樹脂製のカバー14で覆われている。
この部分の端部処理は前記かしめ加工に限られるもので
はないことはいうまでもない。
【0026】次にウェビング2B側の膨張構造体10の
端部10bの端部処理について図4(b)、(c)によ
り説明する。ウェビング端部2bと編布13の端部が強
い型縫い9により縫着され、そのウェビングの端のすぐ
近くまでチューブ12の筒先12aが延在し、筒先12
aは接着部分が内側になるように折り返されている。さ
らに型縫い部分9を覆うようにカバー14の端部が配置
されている。図4(c)は膨張構造体の変形例としてチ
ューブ12の先端をインナーベルトを介してウェビング
と接続した膨張構造体を示したものである。この変形例
ではウェビング2Bの端部2bにインナーベルト8が接
続されるとともに、編布13の端部が強い型縫い9によ
りウェビング2Bとインナーベルト8の重なり部に固着
されている。さらに型縫い部9の近傍のインナーベルト
8の端部にチューブ12の端部が接着されている。この
変形例では編布13の膨張変形によりウェビング2Bに
所定の初期テンションを導入するとともに、チューブ1
2が膨張した際にインナーベルト8を介しても初期テン
ションが導入できるようになっている。なお、チューブ
の筒先12aは膨張した際に編布13の内面に密着する
ようにウェビング2Bの端部2bに接近させておくこと
が好ましい。
【0027】本明細書では前述のような積層袋状体の構
成からなり、発生ガスの流入によりに膨張変形する膨張
部材を「膨張構造体」と呼び、以下この膨張構造体の膨
張動作及び膨張変形によるウェビングのプリテンション
効果について説明する。
【0028】図1及び図4(a)に示したように膨張構
造体のガス発生部20内のガスジェネレータ24には衝
撃検知センサSからの出力信号線21が接続されてい
る。この衝撃検知センサSは一般に車体の前部位置に装
備され、全指向性の電子式センサが使用されている。そ
して衝突時等にしきい値以上の衝撃を検知すると、ガス
ジェネレータ24に内蔵されている発火装置に発火信号
を出力するようになっている。発火装置が点火されると
ガスジェネレータ24内に収容されているアジ化物が燃
焼反応を起こし、窒素ガス等の不活性ガスが発生する。
なお、衝撃検知センサSとしてはいわゆる撃針を有する
スタブ方式やハンマ方式のメカセンサを使用することも
可能である。この場合にはセンサに指向性があるのでガ
スジェネレータ24との配列等を考慮して設置すること
が好ましい。
【0029】発生ガスは図4(a)中で矢印流れで示し
たようにレジューサ部20bの板状の細孔フィルタ22
とバッグフィルタ11とを通過してチューブ12内に噴
出する。これによりチューブ12が略球形状に膨張変形
するとともに筒状編織布13もチューブ12の変形に追
従して略球形ないし縦横比がほぼ等しい紡錘形状に変形
する(図3参照)。実験では膨張構造体の全長は膨張前
の有効長170mmに対して静的に40〜50mm程
度、動的には約70〜80mm程度の長さの短縮が確認
されている。
【0030】図5は本発明によるプリテンショナが動作
した状態を、シートベルト装置を装着した乗員との関係
で示した説明図である。図5に示したようにラップベル
ト2Bの端部に接続された膨張構造体10が膨張する
と、乗員Mがシートベルト装置を装着している状態でラ
ップベルト2Bの端部2bに所定の初期テンションが導
入され、ラップベルト2Bが図中矢印A方向に引き込ま
れる。また、図示した乗員の左手下方にある図示しない
スルータングにより折り返された肩ベルト2Aも図中矢
印B方向に引き込まれるためELR3がロックし、膨張
構造体10の全長が短くなった分だけラップベルト2B
及び肩ベルト2Aのスラックが取り除かれる。これによ
りウェビングが乗員Mの身体に密着し、乗員Mは座席に
確実に拘束され、乗員Mの前方への移動を拘束するプリ
テンション効果が発揮される。
【0031】次に、以上で述べた膨張構造体10の各構
成要素について、以下の変形例を挙げることができる。
まずチューブ12としては、肉厚が比較的薄くでき、内
部に高温ガスが充満することから耐熱性があり、急激な
膨張に対しても十分な弾性を示すゴム質材料が適してい
る。たとえばゴム弾性の顕著な種々の熱可塑性エラスト
マーの他、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ゴム/ゴムブレ
ンド品等が使用できる。
【0032】編布13には、筒状とするための縫い目の
無い緯編み(よこ編み)の丸編ニットが用いられている
が、その基本組織としては平編み、ゴム編み(リブ編
み)、パール編み、インターロック(両面編み)等の種
々の編みにより構成できる。このときよこ編みループの
コース(C)の密度をたて方向に変化させることにより
編布13のよこ方向の伸びを変えることもできる。平編
みでは平らな編地が作られるが、2枚の細長い編地を重
ね合わせて端部を縫着して筒状を形成したり、1枚の編
地の両端を輪状に縫着してもよい。また、経編み(たて
編み)を用いることもできる。
【0033】バッグフィルタ11に使用されている耐熱
性繊維の一例としてアラミド繊維がある。このアラミド
繊維は商品名ケブラー(登録商標)で知られている高強
度、高弾性を示す繊維であるが、耐熱性、防炎性にも優
れ、炭化開始温度が500℃程度で、高温においても自
己溶融、自己燃焼しない。なお、本実施例で使用したケ
ブラーはパラ結合アラミド繊維であるが、耐熱性の観点
からはメタ結合アラミド繊維を使用することも当然可能
であり、繊維形態も、織物としてだけでなく不織布を使
用し、フィルタを構成することも可能である。
【0034】このバッグフィルタ11はインフレータか
ら噴出するガスで膨張するとともに、通気性があるため
その内面にある程度以上の大きさの燃え滓を付着させる
ことができる。そしてバッグフィルタ11を通過したガ
スによりチューブ12が膨張する。このときガス温度も
十分低下するのでフィルタとしての効果とディフューザ
としての効果を発揮する。
【0035】前述のアラミド繊維以外の繊維としては耐
熱性の高い繊維として炭素繊維、アルミナ繊維、炭化ケ
イ素繊維、ガラス繊維等が使用できる。また酸化物系無
機材料であるアルミナ繊維も極めて耐熱性が高く、織布
としての使い勝手も良い。
【0036】カバー14としては樹脂製成形品に代えて
合成繊維の織布に樹脂含浸して所定形状に硬化させて自
立性を持たせても良い。また丸編からなる編布13の表
面に直接樹脂コーティングを施して自立性を持たせた
り、チューブ12を保持させても良い。通常装着時はほ
ぼ偏平な帯状に保形されるが、一旦チューブ12が膨張
すると、チューブ12の膨張変形による内圧作用により
編目間を弱い接着力で繋いでいる樹脂が各所で剥離し、
編布13もチューブ12に追従して膨張変形することが
できる。
【0037】次に、前述のプリテンショナの端部をラッ
プベルト2Bの中間位置に定着して使用するようにした
実施例について図6を参照して説明する。図6に示した
ようにラップベルト2Bの端部2bにはアンカプレート
32が取り付けられており、このアンカプレート32で
ラップベルト端部2bを図示しない床部に定着するよう
になっている。さらにラップベルト2Bの中間位置2c
には他端がアンカプレート7を介して車体の一部に固定
された膨張構造体10の端部が堅固に縫着されている。
このような構成をなすシートベルト装置では膨張構造体
10のガス発生部20での引張強度を小さく設定でき
る。すなわちガス発生部20及びアンカプレート7は、
ガス発生によるプリテンション導入時の引張力に耐えれ
ば良く、最終強度はラップベルト2B及びその端部2b
が定着されているアンカプレート32が負担する。この
ような構成とすることにより膨張構造体10、ガス発生
部20及びアンカプレート7の耐力を小さくとれるので
プリテンショナをコンパクトな構造とできる。
【0038】図7は、第2の発明によるプリテンショナ
を備えたシートベルト装置の全体構成を図1に合わせて
示した概略斜視図である。本発明は前記膨張構造体10
と同様の構成の膨張構造体(以下、同一符号10を付
す)をバックルストークに組み込んだ点に特徴を有す
る。同図に示したように膨張構造体10は運転席と助手
席の間の床部から立設され、その上端部にはバックル6
が短いウェビング31を介して型縫いにより取着されて
いる。このような構成によりバックルストーク30とし
ての役割を果たしている。この種のバックルストークで
はシートベルト装置1のタング5をバックル6に容易に
係合固定するために、バックル6が所定の位置に保持さ
れることが大切である。そのため膨張構造体10を覆う
カバー14を比較的剛性の高いものとし、膨張構造体1
0を前述と同様に自立させ、バックル6が座席シートの
側方の適当な高さにくるように位置保持させることが好
ましい。また編布13に樹脂を含浸して自立性を持たせ
るようにしても良い。
【0039】このときのプリテンション効果を示したの
が図8である。以上のように構成されたプリテンショナ
としての膨張構造体10が膨張変形すると、バックル6
の位置が図中矢印C方向に引き下げられる。これにより
連続ウェビング2の肩ベルト2Aとラップベルト2Bの
両方がバックル6の移動により同時に図中矢印方向に引
かれる。このためウェビングの一端で膨張構造体10を
膨張させてウェビングを引き込む場合より導入テンショ
ンがウェビングの長さ方向に沿って低下するのを最小限
にすることができ、乗員の腰部と胸部とにかけて装着さ
れているベルトに確実にプリテンション効果を導入する
ことができる。なお、図7に示したシートベルト装置は
膨張構造体10以外は図1のものとほぼ同様の構成をと
っているが、図1で膨張構造体10が設けられていたラ
ップベルト2Bの端部2bにはアンカプレート32が取
り付けられており、このアンカプレート32でラップベ
ルト端部2bを図示しない床部に定着するようになって
いる。
【0040】また、本発明によるバックルストーク30
に膨張構造体10を組み込むようにしたプリテンショナ
は、後席のシートベルト装置に適用することが可能であ
る。この場合にはバックル6部分が座席シート上に置か
れるため後席の乗員が膨張構造体10に誤って座っても
不快感のないようにすることが好ましい。このため膨張
構造体10の編布13クッション性のある布地からなる
カバー14で覆うようにし、柔軟性を持たせることが好
ましい。カバー表面の材質としては乗員が直に手にし、
また乗員の衣服に直接接する部分であるため、手触りの
良い布地が好ましく、ポリエステル加工糸を経編みした
トリコット等が好適で、その内部に発泡樹脂クッション
を収容すれば良い。カバー生地には布地以外でも、柔軟
性、耐久性等の要件を満足すれば、樹脂フィルム、人工
皮革等の材質のものを使用することもできる。
【0041】いずれの場合にも袋状体内部のチューブ1
2の膨張変形に追従して編布13が変形できるように縫
い目が解けるようにしたりし、膨張時にカバー14が除
去あるいは離脱できるようにすることが好ましい。
【0042】以上の説明ではウェビングを構成するベル
トの標準状態の性能としてJISD4606に規定され
ている引張強度、伸度等を満たした織りベルトを前提に
プリテンショナの効果が得られることを明らかにした。
ところで、出願人は既に引張力作用時の衝撃を伸び率の
変化により吸収可能な性質を備えたベルトを提案してい
る。このベルトは所定の引張−伸度特性曲線において、
所定強度を変曲点としてその点を境に伸度が異なるよう
に設定されている。たとえば第1変曲点強度までの伸度
を従来の低伸度ベルトと同様の伸度と同じにでき、さら
に第1変曲点強度から第2変曲点強度までの伸度を従来
のベルトよりはるかに大きなものとすることができる。
このような伸び性状を示すベルトをウェビングとして使
用することにより衝突時にベルトに作用する荷重を低減
できるとともに、乗員に作用する胸部減速度、頭部減速
度を有効に軽減できるという効果が期待できる。このベ
ルトを形成するにはベルト織成前の合成繊維原糸または
織成後のベルトを所定温度下で所定のオーバーフィード
率を保持して弛緩熱処理を行い、所定性状が得られた糸
を織成してベルトを構成すれば良い。
【0043】このベルトをウェビングとして使用し、本
発明によるプリテンショナを用いると、急減速を検知し
た後、第1変曲点強度までのウェビングの伸度内でプリ
テンショナが膨張動作するので、プリテンショナによっ
て導入される初期テンションは低伸度のウェビングに確
実に伝達される。次いで、第1変曲点強度を越えた以後
はベルトの伸びによりウェビングの導入テンションは上
昇しない。このように衝突初期は乗員への作用慣性力が
過大にならないようにプリテンションが付与されるとと
も、作用慣性力がピークを越えた際にはウェビングが十
分伸び性状を示し、ウェビングによる拘束で乗員に加わ
る反力を有効に解放、低減できる。このように本発明に
よるシートベルト装置のプリテンショナは通常の織りベ
ルトからなるウェビングの他、衝撃吸収能力を備えたベ
ルトからなるウェビングにおいても一層有効にその機能
を発揮することができる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、安価で拘束性能の高い装置によりシートベル
ト装着時に生じるスラックを除去してプリテンション効
果を得ることができ、乗員に作用する急減速による慣性
力の作用を十分低減することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明によるプリテンショナを使用したシ
ートベルト装置の一実施例を示した概略構成図。
【図2】図1に示したプリテンショナの内部を説明する
ために部分的に内部を示した部分分解斜視図。
【図3】図2に示したプリテンショナの膨張時の状態を
説明するために部分的に内部を示した部分分解斜視図。
【図4】図2に示したプリテンショナのIV−IV断面線に
沿った縦断面図。
【図5】図1に示したプリテンショナ動作時のウェビン
グの引き込み状態を示した状態説明図。
【図6】図2に示したプリテンショナをウェビングの中
間位置に定着した他の実施例を示した概略構成図。
【図7】第2の発明によるプリテンショナを使用したシ
ートベルト装置の一実施例を示した概略構成図。
【図8】図2に示したプリテンショナ動作時のウェビン
グの引き込み状態を示した状態説明図。
【図9】従来のプリテンショナの一例を組み込んだシー
トベルト装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 シートベルト装置 2 連続ウェビング 2A 肩ベルト 2B ラップベルト 3 ELR 5 スルータング 6 バックル 10 膨張構造体 11 バッグフィルタ 12 チューブ 13 編布 14 カバー 20 ガス発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 義徳 滋賀県大津市園山2−15 B3−33 (72)発明者 田中 良彦 東京都江東区大島4−1−3−1124

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常装着時は帯状に保形される袋状体と、
    該袋状体の開口端に連通され所定の作動信号により前記
    袋状体内部に発生ガスを導入し、前記袋状体を略紡錘形
    状に膨張させるガス発生手段とからなる膨張構造体の一
    端をウェビング端に接続するとともに、該膨張構造体の
    他端を所定の固定部に定着し、前記袋状体の膨張に伴う
    前記膨張構造体の長手方向全長の短縮により前記ウェビ
    ングの弛みを除去するようにしたことを特徴とするシー
    トベルト装置のプリテンショナ。
  2. 【請求項2】通常装着時は帯状に保形される袋状体と、
    該袋状体の開口端に連通され所定の作動信号により前記
    袋状体内部に発生ガスを導入し、前記袋状体を略紡錘形
    状に膨張させるガス発生手段とからなる膨張構造体の一
    端を、ウェビングが挿通されたタングを係合可能なバッ
    クルに接続するとともに、前記膨張構造体の他端を所定
    の固定部に定着し、前記袋状体の膨張に伴う前記膨張構
    造体の長手方向全長の短縮により前記タングの係合され
    たバックルを引き下げ、前記ウェビングの弛みを除去す
    るようにしたことを特徴とするシートベルト装置のプリ
    テンショナ。
  3. 【請求項3】前記袋状体はガス導入により膨張可能なチ
    ューブ状膨張体を筒状編織布の内部に挿入して構成され
    たことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のシートベルト装置のプリテンショナ。
  4. 【請求項4】前記ウェビングは前記袋状体の膨張状態に
    おいて所定の導入張力が保持されることを特徴とする請
    求項1または請求項2のいずれかに記載の記載のシート
    ベルト装置のプリテンショナ。
  5. 【請求項5】前記膨張構造体は自立可能に設置されたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記
    載のシートベルト装置のプリテンショナ。
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