JP4002181B2 - 車両用シートための安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
この発明は、安全装置、さらに詳しくは、自動車などのようなモーター車両に使用するための安全装置に関するものである。
【0002】
自動車に装着される安全ベルトの一部に取り付けられる膨張要素の形式をしている安全装置が従来から提案されている。
【0003】
WO97/06983は、3点方式の安全ベルトのラップベルトに組み込まれた膨張要素を示しており、この膨張要素は、編んだチューブの形態になっており、長さが短くなるにつれ、膨張する部分における直径が太くなるようになっている。膨張したチューブは、安全ベルトに前もってテンションをかけ、座席に着座している人が前方へ動かないようにし、衝突の負荷が比較的広い骨盤領域に分布されるようにする。
【0004】
DE−19724191は、膨張されていない状態においては、シートの片側に位置して設けられているエアバッグが示している。このエアバッグには、複数のリングが設けてあり、これらリングが安全ベルト・システムの一部を形成する案内にそってスライドするようになっている。エアバッグが膨らむと、前記リングは、前記案内にそって延び、これによってエアバッグは、着座者のほぼ正面に位置することになる。しかしながら、リングがからんだりしたり、前記案内にそって動けない状態になる場合には、膨張したエアバッグは、適切な位置を占めることができなくなる。
【0005】
DE−19725558Aは、ラップベルトが膨らむ構造を示している。この膨らんだラップベルトは、着座者の正面に位置する。
【0006】
WO97/06983及びDE−19725558Aに示されているようなラップベルトに取り付けた膨張する要素における問題点は、このラップベルトを製造するとき、このラップベルトを使用する人のサイズが不明な点である。このラップベルトは、子供又は背が低い成人に使用できるものであり、実際に使用される前記ラップベルトの長さは、前記ラップベルトの一端を自動車側に固定する通常の固定具から前記ラップベルトに設けられた舌片を受けるバックルに達する前記ラップベルトの長さよりも僅かに長くなっているにすぎない。このような場合にあっては、ラップベルトが所定の位置にあるとき、該ラップベルトの膨張する部分が子供又は若い成人の正面に来るのが好ましい。しかしながら、前記ラップベルトに取り付けの膨張要素が子供又は若い成人に適した位置にあり、前記ラップベルトが大きな成人又は肥満した成人に使用される場合であるとすると、前記ラップベルトの膨張要素は、このラップベルトを使用する人の正面には位置しなくなり、片側へずれてしまうことになる。
【0007】
この発明は、改良された安全機構を提供しようとするものである。
この発明によれば、車両座席用の安全装置が提供されるものであり、この安全装置は、ラップベルトを備え、このラップベルトの一端には、座席の一方の側に設けられたアンカーポイント(固定点)に固定されるようになっている手段が設けられ、前記ラップベルトの他端には、前記座席の他方の側にあるアンカーポイントに固定されるバックルに着脱自由に係合するようになっている手段が設けられており、前記ラップベルトの長さは、身体の大きさが異なる着座者に適合できるように調節可能になっていて、その人のラップベルトの部分に折り畳まれている膨張可能なエアバッグが位置するようになっており、前記エアバッグは、ラップベルトが使用されていて、前記エアバッグが膨張したとき、ラップベルトにおける中央ポイント前で二つの寸法を有するようになっており、これらの二つの寸法の第1の寸法は、自動車の長さ方向軸と平行に計っての前記ラップベルトにおける中央ポイントから前記ラップベルトの前面における前記エアバッグの最前部までの距離であり、第2の寸法は、前記中央ポイントの前面における膨張したエアバッグの実質的に垂直な厚さの寸法であるように構成されており、前記エアバッグは、前記ラップベルトの前記一端からの前記ラップベルトの中央部の距離が前記ラップベルトの調節範囲を越えるにつれて、前記少なくとも一方の寸法が増えるようにも構成されているものである。
【0008】
前記ラップベルトの中央ポイントを構成するラップベルトにおける実際のポイントは、どのような場合であっても、前記ラップベルトの全体の長さの調節度合いによるものであることを認識されたい。したがって、前記ラップベルトが体形が非常に小さな人又は子供に利用される場合、使用されるラップベルトは、短い長さの分となり、したがってラップベルトにおける中央ポイントは、自動車に設けられている固定部位に固定されるラップベルトの端部寄りになってしまう。しかしながら、前記ラップベルトが体形の大きな人、例えば、代表的な体形サイズの成人男性に使用される場合、安全ベルトが調節されたとき、ラップベルトの大部分の長さの分が使用されることになり、前記ラップベルトの中央ポイントは、前記ラップベルトが固定されている部位から離れることになる。前記ラップベルトが肥満した成人に使用されるような極端な場合では、前記ラップベルトの使用される全体の長さがさらに長くなり、かくして前記ラップベルトの中央ポイントは、前記ラップベルトが固定されている部位からさらに離れることになる。
【0009】
このようにして、この発明の安全装置においては、エアバッグが膨張したとき、シートベルトの真ん中の正面における少なくとも一つの寸法は、安全装置を使用する人の体形が大きくなるにつれて大きくなるようになっている。
【0010】
前記エアバッグが膨らんだときの平面形状は、前記一端に最も近い部分が狭くしぼみ、前記一端から球根状の領域になっている“ドロップ(水滴)”形状になっていることが好ましい。したがって、前記エアバッグが膨らむと、前記ラップベルトの固定部位に最も近いラップベルト部分に比較的細狭くなった頚部ができるようになる。前記球根形状の領域は、着座者の正面に来るようになっている。前記ラップベルトが体形の小さな人に装着された場合、比較的広がりのある球根状の領域が着座者の座席前側にぴったりと位置しないで、着座者の一方の側に寄った領域に位置する、即ち、バックルが取り付けられている側に位置することになってしまう。しかしながら、前記安全装置が体形の大きな着座者に使用されているときは、前記球根状の領域の広がりのある部分が着座者の正面に位置することになる。
【0011】
実用上は、前記エアバッグは、二つ重ねの層をもつ織物で、周縁で結合されているものから構成されている。
【0012】
実用上は、前記第1の寸法は、増加する寸法になっている。
この発明によれば、自動車座席用の安全装置が提供されるもので、この安全装置は、少なくとも1本のラップベルトを備え、このラップベルトの一端は、座席の一方の側部に設けた取付部位に取り付けるようになっている手段を備え、前記ラップベルトの他端は、前記座席の他方の側部における取付部位に取り付けるバックルに取り外し自由に掛け止めされる手段を備え、前記ラップベルトの長さは、前記バックル側の位置で調節可能になっており、前記ラップベルトの一部に折り畳まれた状態の膨張可能なエアバッグが配置され、このエアバッグは、折り畳まれたエアバッグが配置されたラップベルトの一部にそって前記ラップベルトに取り付けられていて、前記エアバッグは、膨張すると、前記エアバッグが折り畳まれている状態での位置を越えて前記ラップベルトの前記他方の側部へ向けて延びるようになり、その結果、前記ラップベルトがバックルに掛け止めされていて、人が座席に着座していなくとも前記座席を実質的にぴったり横切る場合でも前記バックルに取り外し自由に掛け止めされる手段に係合しない状態にあるものである。
【0013】
前記安全装置は、ラップベルトのみでも構成され、又は、所謂3点リンク態様のシートベルト、即ち、ラップベルトを備え、そして、バックルに取り外し自由に掛け止めされる手段から座席着座者の肩部上に位置する部位へ達するストラップを備えているものから構成される。
【0014】
前記エアバッグを備えるラップベルトの一部、さらにまた、エアバッグを備えるラップベルトの一部とヒップベルトの前記一端との間にある前記ラップベルトの一部は、ねじれに比較的強く、折り畳まれた前記バッグからバックルに取り外し自由に係合する手段に達しているラップベルトの一部は、ねじれやすいものであることが好ましい。
【0015】
前記ねじれにくいラップベルトの部分には、プラスチックマテリアルからなる補強皮膜が施されていると有利である。
【0016】
前記ねじれにくいラップベルトの部分は、エアバッグへ連結しているガスダクトに近接しており、このガスダクトにより、ねじれにくい部分が作られるようになっていると実用的である。
【0017】
前記バックルに取り外し自由に掛け止めされる手段に最も接近している折り畳まれた前記バッグの一部と前記バックルに取り外し自由に掛け止めされる手段との間の距離が前記ラップベルトがバックルに掛け止めされ、前記座席に着座者がいなくても実質的にぴったり横切るようになっている状態におけるラップベルトの全長の少なくとも1/4になっていることが好ましい。
【0018】
前記折り畳まれたエアバッグは、最初に折り畳まれたときには、前記ラップベルトに固定されていない部分の前記エアバッグの一部を折り畳むようにされ、前記エアバッグの残りの部分を越えて前記バックルに取り外し自由に掛け止めされる手段に向けて延びるようになっている構成になっていることが有利である。
【0019】
前記エアバッグは、周縁が接合されている2層が隣り合わせの織物から構成されていて、最初の折畳みプロセスにおいては、前記ラップベルトに近接の第1の領域においての前記2層の織物を分ける工程と前記2層の分離された層の間に前記ラップベルトから離れて位置する前記エアバッグの一部を折り込むことを含むことが実用的である。
【0020】
前記ラップベルトから最も離れているエアバッグの部分が前記エアバッグの第1の領域と前記一部との間に位置する前記エアバッグの中間領域の織物層との間に折り込まれていることが好ましい。
【0021】
前記バッグは、最初にジグザグ状に折り畳まれ、その結果、折り畳まれたバッグの幅が前記ラップベルトの幅と実質的に等しくなっていることが実用的である。
【0022】
前記ラップベルトにそって測った前記折り畳まれたエアバッグの長さが折り畳まれていなく、膨張した状態のエアバッグのラップベルトの向きにそって測った長さの半分と実質的に等しいものであることが有利である。
【0023】
前記の折り畳まれたバッグは、前記ラップベルトに取り付けたフレキシブルな保護カバーにより被覆されていることが実用的である。
【0024】
前記保護カバーの一端は、前記ストラップに固定され、前記保護カバーは、前記ラップベルトと前記折り畳んだエアバッグとを抱くように位置していることが好ましい。
【0025】
前記エアバッグの形状のサイズは、前記エアバッグが膨らんだとき、自動車内の座席に着座している人の正面におけるリジッドな構造物に係合するようになることが有利である。
【0026】
前記バッグの内圧は、膨張し、前記座席の着座者に当たる前にあっては、0.02から0.05バールの間のものである。
【0027】
実用的には、前記圧力は、0.03バールである。
【0028】
この発明をさらに容易に理解できるようにするために、そして、その特徴が認識できるようにするために、この発明を添付の図面を参照しながら実施の態様により記載するものである。
【0029】
添付の図面の図1を最初に参照すると、この発明の一つの実施の態様は、自動車の座席1の着座者を保護するための安全装置からなるものである。この実施の態様の安全装置は、単純な大腿部止めベルト2を備え、これの一端が座席の一方の側部に近接した取付ポイント3に連結され、他端に調節可能な舌片4が設けられていて、この舌片は、自動車へバックル5を取り付ける取付手段6が設けられているバックル5で受けられるようになっている。前記大腿部止めベルト2の上には、パッケージ7が設けられており、このパッケージ内に膨張可能な要素又はエアバッグが納められている。エアバッグ7は、ガスダクト(図示せず)を介してインフレータ又はガス発生器に接続している。このガス発生器は、自動車の所定の減速又は自動車の衝撃を感知するセンサーからの信号に応答して作動するようになっている。このエアバッグの性質については、後記する。
【0030】
図2は、この発明の代替実施の態様を示す。この発明のこの実施の態様においては、3点式のシートベルトが提供されている。図2は、自動車の後席10を示している。安全ベルト11が設けられていて、このベルトの一端は、自動車の座席に近い自動車の一部に取付プレート12で取り付けられている。安全ベルト11の他端は、座席10の背もたれ部に寄った位置に取り付けられたリトラクタ機構部13に接続している。カバー14が設けられていて、このカバーにより前記リトラクタ機構部が隠されており、このカバー14には、安全ベルト11が自由に滑ることが出来る安全ベルトを案内する孔15が設けられている。
【0031】
バックル17で受けられる舌片16が安全ベルト11に装着されている。バックル17には、取付手段18が設けられており、この取付手段により、前記バックルは、前記取付プレート12に対向する座席の側部に近接してしっかり取り付けられるようになっている。
【0032】
取付プレート12に近接の安全ベルト11の部分には、パッケージ19が設けられていて、このパッケージ内に図1に関連して上記したような膨張可能なエアバッグが納められている。
【0033】
図3は、図2の安全ベルト11の使用状態を示す。パッケージ19をもつ安全ベルト11の一部は、取付部12からバックル17へ延びてラップベルト20を構成することが分かる。この安全ベルトの残りの部分は、バックル17から前記カバー14に設けた孔15へ延びる斜めになっているストラップになっている。
【0034】
図1の実施の態様ならびに図2から図3の実施の態様においては、ラップベルトは、膨張可能なエアバッグを納めたパッケージを備えていることを理解されたい。
【0035】
図4は、安全ベルト21の端部部分を示す。安全ベルト21は、図1の実施の態様における安全ベルト2として使用できるものであるか、又は、図2と図3の実施の態様における安全ベルト11として使用できるものである。この安全ベルト21には、その自由端に取付プレート22が設けられている。この取付プレート22には、孔23が設けてあり、この孔でボルトまたはボルト類似物を受け、取付プレート22が自動車車体に設けられた取付部位にしっかり取り付けられるようになる。通常、前記の取付部位は、自動車座席の一方の側部に近接した位置である。取付プレートに接続の安全ベルト21は、在来品と同様なものであるが、このベルトの第1の端部領域24又はこれに隣り合う部分25には、プラスチックマテリアルのコーティングの形態の補強層が施されていて、前記安全ベルトの部分が比較的ねじれにくくなっている。このように、プラスチックマテリアルのコーティングは、それ自体結構しっかりしているので、前記安全ベルトの前記端部領域24又は隣り合う領域25が“ねじれ”てしまうおそれが少ない。かくて、前記プラスチックスコーティングにより、前記安全ベルトのこの部分は、実質的に“平坦”に保たれる。
【0036】
エアバッグ26の形態をした膨張可能な要素の端縁部分27は、前記端部領域24に近接した安全ベルトの領域25に固定されている。斯くて、この端部領域24にが、なんら付加されておらず、次の隣接領域25が膨張可能な要素26を支持するようになっている。前記ストラップ21の領域25に固定の膨張可能な要素の領域27は、膨張可能な要素の下縁部分のみを構成するにすぎない。かくて前記膨張可能な要素の下縁部分は、縫い付け部分27の端部を越して安全ベルト21にほぼそっており、前記縫い付け部分端部は、取付プレート22から離れている位置にある。前記膨張可能な要素は、安全ベルト21の片側にほぼそっており、該膨張可能な要素は、ほぼ平らになっている。
【0037】
前記膨張可能な要素26は、周縁のシーム28によって接続された2枚合わせの層の織物からなる。ガスダクト29が前記膨張可能な要素26内に挿入されている。このガスダクト29は、安全ベルト21とほぼ平行になっている。ガスダクト29は、取付プレート22が取り付けられる取付部位近くの部位において自動車の車体に取り付けられたガス発生器又はインフレータに接続されるようになっている。前記ガスダクトは、しっかりしたもので、前記膨張可能な要素26と取付部位22との間における前記ベルト21の耐ねじれ強度を増すようになっている。
【0038】
図4に説明のために示すように、3本の一点鎖線30,31,32で安全装置の製造工程において、膨張可能な要素26の折り畳み箇所を示すもので、これら平行な折畳み線は、安全ベルト21の軸とほぼ平行になっている。別の一点鎖線33がさらに続いて折り畳む線を示し、この線は、前記平行な折畳み線30,31,32に対し垂直になっている。
【0039】
最初の工程においては、膨張可能な要素を構成する二層の織物は、下方領域において分けられ、前記膨張可能な要素の中間部分が前記膨張可能な要素の最下部領域へと下向きに押し込まれる。かくして、前記エアバッグが折られ、これによって折り込み線31一帯の部分が下方、即ち、織物の層の間に押し込まれ、これによって織物の前部側層と背部側層とが折り込み線30において再び突き出るようにそれぞれ折られ、そして再び折り込み線31にそって折り返される。かくして、織物の各層は、それぞれジグザグに折り込まれる。図4の折り込み線32によって示される膨張可能な要素26の部分は、折り込み線30に一致することになる。このような状態が添付の図面の図5と図6とに示されている。
【0040】
引き続いて、図4の折り込み線32から上の膨張可能な要素の部分を折り込み線31と折り込み線32との間の織物の層の間に下向きに押し込む。この状態が添付の図面の図7と図8とに示されている。
【0041】
続いての折り込み工程においては、膨張可能な要素全体を折り曲げ、ガスダクト29が前記安全ベルトの上に重ねる。この状態を図9と図10とに示す。このようにすることで、前記膨張可能な要素は、全体がジグザグに折られ、前記複数の折り込み線の間の間隔は、前記安全ベルト21の幅と実質的に等しい状態になっている。かくして、前記膨張可能な要素の部分は、前記安全ベルトに重ね合わされるように折り畳まれ、図4に示すような膨張可能な要素が最初に取り付けられた安全ベルトの側面にそって位置するようになる。この状態を図11に示す。続いて再び、前記エアバッグの一部を反対の方向に折り返し、この作業を繰り返して、エアバッグをジグザグ状に折り曲げ、このようにして図13,図14に示すようにエアバッグを全体を安全ベルトの上に重ね合わせる。最終の折り込み工程として、図4の折り込み線33の左手側に図示のエアバッグの一部、即ち、取付プレート22から遠くになっているステッチ線27の端を越えたエアバッグの部分を折り曲げられたエアバッグの部分に重ね合わせ、折り曲げ折り畳まれたエアバッグ全体をステッチ27により安全ベルト21に縫い付けられたエアバッグの部分に重ねる。この位置状態を図15と図16に示す。
【0042】
膨張可能な要素を安全ベルトに取り付けるステッチ27の端部を越えた位置で開放端が安全ベルト21に固定され、前記膨張可能な要素から最初に折り返されて延びている保護カバー36をついで前記折り畳まれた膨張可能な要素を包むように引っ張り、膨張可能な要素を内蔵するパッケージを作る。この保護カバー36は、所定の圧力がかかった場合に破れたり又はこわれたりする素材で作られている。
【0043】
図17から分かるように、保護カバー36は、安全ベルト21の端部領域24と、これに続いて隣り合う領域25を覆うもので、これら領域には、比較的ねじれにくくするためのプラスチックス皮膜が施されている。ガスダクト29は、取付プレート22に近接位置する。このガスダクトは、比較的しっかりしたマテリアルで作られており、前記ガスダクトは、取付プレート22が取付けられる取付部位に近接して装着されているガス発生器に接続している。かくして、がっちりしたガスダクトによって、安全ベルト21の端部領域24のねじれにくさが増強されるようになっている。
【0044】
保護カバー36で覆われていない安全ベルト21の部分には、安全ベルトの一部をねじれにくくしている皮膜又は類似構造が設けられておらず、したがって、安全ベルトのこのような部分は、ねじれやすくなっている。
【0045】
図18は、安全装置40を示し、この安全装置は、安全ベルト41を備え、この安全ベルトは、ラップベルト42を有する3点式ベルトからなり、上記した膨張可能な要素を内蔵したパッケージ43を有し、さらにまた斜めの肩掛けベルト(ストラップ)44を有している。
【0046】
ラップバンドは、座席の一方の側部に設けた取付部45とバックル47に係合する舌片46との間に延び、バックル47は、座席の他方の側部に設けた取付部位48に接続している。通常、ラップベルト42の長さは、座席の着座者の体形に応じて500〜700ミリメータである。極端な場合には、ラップベルトの長さは、500ミリメータ以下又は700ミリメータ以上の場合もあることは当然である。
【0047】
図8に示すように、エアバッグを内蔵するパッケージ43の一部は、取付部位45から座席着座者の見掛け上の中央線49を越えて距離“X”分だけはみだしている。この距離Xは、所謂パーセンタイルダミーに対し90ミリメータになっている。95パーセンタイルダミーは、アメリカ合衆国の男性人口の95%がこれよりも小さい体形であるような体形になっているダミーである。かくして、前記95パーセンタイルダミーは、比較的体形の大きな男性に相当するもので、このような体形の男性は、前記人口の内でも比較的少ないものである。前記距離Xは、50パーセンタイルダミーに対しては一般的に140ミリメーターになる。50パーセンタイルダミーは、アメリカ合衆国の男性人口の50パーセンタイルの体形がそれよりも小さいものであるサイズになっている。
【0048】
距離Xは、5パーセンタイルダミーに対し180ミリメーターになる。5パーセンタイルダミーは、アメリカ合衆国の男性人口の5%の人の体形がそれよりも小さいものである。
【0049】
したがって、膨張可能な要素を内蔵するパッケーシ43は、ほとんどの場合、座席着座者の中間ポイントを越えて延びるものであることを理解されるべきであり、前記パッケージは、舌片46がバックル47に掛け止めされている限り延びないことを理解されるべきである。実際に、パッケージ43は、座席に着座者が居ない場合、安全ベルトがしっかり締め付けられているとしても舌片46に向け延びるものではないことを理解されたい。かくして、取付部位45から離れたパッケージ43の端部における距離は、座席に着座者が居らず、安全ベルトが所定位置にあってしっかり締められている場合、取付部位41からラップベルト42にそっての舌片46までの距離よりも短い。
【0050】
図19から図20を参照すると、ガス発生器に関連のセンサーが所定のスレショールドを越えた減速又は衝撃を感知した場合、ガス発生器が作動し、ガスがガスダクトを介してパッケージ43内の膨張可能な要素内に流入することを理解されたい。この膨張可能な要素は、膨らんで、座席着座者の前側に位置する膨らんだクッション50になる。この膨張可能な要素は、上から見たとき、実質的に“水滴形状になる。
【0051】
この“水滴”形状の膨張可能な要素は、自動車の車体側に取り付けられた前記ベルトの端部近くの部分が比較的狭くなっており、自動車車体側に取り付けられた前記ベルトの端部から離れていて、座席着座者の前側に位置する位置にある部分が比較的広がった球根状の部分になっている。膨張した要素の前記“水滴”形状部分のサイズは、事故の状況下にあっては、腰部を中心として座席着座者が前かがみになるにしたがい、着座者の頭部と胴部とが前記バッグに当たるようなサイズのものになっている。
【0052】
図20は、衝撃を受けたときの95パーセンタイルダミーにおけるダミーの主胴部が“水滴”形状の膨張した要素の大部分の領域に実質的に正対している状態を示す。
【0053】
エアバッグは、膨らむと、ラップベルトから延びて、座席着座者の膝上及び胸部前側の空間を占拠する。このエアバッグは、二つの重要な寸法を有する。第1の寸法は、自動車の長さ方向軸と平行な方向にそって前向きに測ったラップベルトにおける中心ポイントから前記エアバッグの最前部までの距離である。第2の寸法は、重要なものであって、膨張したエアバッグの実質的に垂直な方向の最大の厚み、即ち、垂直線で測定した最下側の織物層と最上側の織物層との間の距離である。
【0054】
座席着座者のそれぞれの体形サイズに対する第1の寸法は、事故時着座者の胴部と頭部とが前方へ動くとき、着座者の頭部と胴部とが前記バッグに当たるとき、頭部又は胴部のどの部分も前記バッグに対し“オーバーハング”の状態にならないことが肝要である。また、第2の寸法は、これもまた着座者の体形サイズに関係すべきである。着座者の体形が大きく、したがって、体重が重いとき、着座者は、体形の小さな着座者に較べ“厚みのある”エアバッグに当たるべきである。
体形が小さな着座者が“分厚い”エアバッグに当たると、望ましい保護作用が得られない。
【0055】
かくして、図19,図20に示すように、エアバッグ50は、使用時、前記エアバッグの第1の寸法と第2の寸法とがエアバッグを使用する人の体形サイズに対応するようになっている。
【0056】
図20に示す状況下、即ち、シートベルトが95パーセンタイルダミーに利用される場合においては、シートベルトの実質的な長さがラップベルトを構成する。かくして、前記ラップベルトの中間点は、前記ラップベルトの固定端部からかなり離れている。前記シートベルトのこの中間点の前側における前記バッグの第1の寸法は、前記ダミーが前方へ投げ出されたとき、非常に大きな体形のダミーの胴部と頭部との組み合わせに対応できるような実質的な寸法になっている。前記ダミーの前側におけるエアバッグの部分もまた相当な厚さをもっていて、事故時前記ダミーの胴部と頭部の実質的な重みに適合できるようになっている。
【0057】
図21は、図20に相当する図であって、衝突が中間程度の場合の50パーセンタイルダミーを示す。この構成においては、前記ダミーは、エアバッグ主たる膨張領域に当たっているが、前記ダミーとエアバッグとの間の主な衝撃ポイントは、自動車の車体の取付部位に固定されたラップベルトの端部に最も近いエアバッグの部分である。何故ならば、図21に示す状況下においては、使用されたダミーは、図20のダミーよりも体形が小さく、使用されるラップベルトの長さも短いからである。かくして、図21に示す状況下にあっては、ラップベルトの中間点は、ラップベルトの固定端部に近寄った位置にある。したがって、図から分かるように、図21に示した状況下でのエアバッグの第1の寸法は、上記した図20に示す状況下におけるエアバッグの第1の寸法よりも短い。しかしながら、この寸法は、安全装置を使用のダミーの胴部と頭部とに適合するに十分な長さになっている。図21に示す構成においては、前記第2の寸法又はダミーの前側における膨張したエアバッグの厚さは、図20に示す状況下におけるダミーの前側における膨張したエアバッグの部分の厚さよりも薄い。この点は、図21のダミーが図20のダミーよりも体重が軽いことから適当なものである。
【0058】
図22に示すように、50パーセンタイルダミーが激突に巻き込まれると、自動車は、激しく減速し、ダミーは、座席から前方へ動き、ラップベルトを引っ張り、このような状況下では、ダミーは、膨張可能な要素の膨張した部分の中央領域に衝突する。
【0059】
安全ベルトの部分が、膨張可能な要素をもつ領域25から舌片又は前記ラップベルトの一部を保持する固定部へ延びるラップベルトを構成することが分かる。このラップベルトの部分は、補強されておらず、したがってねじれやすく、ねじれることができるようになっている。このラップベルトの部分がねじられると、ねじれくせが前記ラップベルトのこのねじれやすい部分につく。これによって、ねじれに強い領域24,25で保持された折り畳まれたバッグが常時着座者からそれたベルトの側面に位置するようになる。ガスダクト29がエアバッグを納めたパッケージを支持するラップベルトの領域を補強する。ガスダクトは、取付プレート22に近接のパッケージの端部に設けられており、この結果、ガスダクトは、取付プレート22が接続される固定部に近接の自動車の車体に取り付けられたガス発生器に接続される。
【0060】
前記バックルとエアバッグを納めたパッケージの端部(バックルに最も近い)との間の距離は、座席に着座している人が居ない場合でベルトがバックルに掛け止めされ、ぴんとしている場合のバックルと固定部との間のラップベルトの全長の少なくとも1/4でなければならないことが好ましい。これによって、ラップベルトのねじれに強い部分がねじられるようになる前に、ねじれ度合いが適当なものになる。
【0061】
エアバッグは、上記したように、着座者が打ち当たる前に0.02〜0.05バール、最も好ましくは、0.03バールの圧力に達するまで膨張しなくてはならない。自動車の代表的なフロント・エアバッグ、例えば、ダッシュボード内又はステアリングホイール内に装着のエアバッグは、一般的に言って0.3バールの圧力を必要とする。特に自動車の着座者がちゃんとした位置に居ないとき、したがって、エアバッグが膨らみ出すとき前記エアバッグに近付きすぎている場合には、前記圧力では激しすぎてしまう。ここに記載の構成は、エアバッグが着座者に対し所望の位置にあり、着座者がずれた位置にあっても着座者を傷めるおそれがないように構成されている。より低い圧力が使用でき、これによって、上記した実施の態様のエアバッグは、自動車に一般的に見られるエアバッグのように過激に膨らまない。この発明の好ましい実施の態様においては、エアバッグのサイズ及び形状を膨張したときエアバッグが着座者の前側にある自動車の堅い構造物に係合し、図9に示すように着座者の前側の座席の背部がエアバッグ50により保護されるようなものにすることができる。前席の着座者の場合、前記エアバッグが自動車のダッシュボードに当たるように設計できる。前記バッグは、前側から効果的に支持でき、同様に、上記した縫い付けによりラップベルトに支持できる。
【0062】
この明細書において、“からなる”は、“含む又はなる”を意味し、“からなること”は、“含む又はなる”を意味する。
【0063】
前記の記載、以下の特許請求の範囲又は添付の図面に記載の特徴は、それらの特定の形態で記載されているか又は記載した機能又は記載した結果を適当に達成する手段として記載され、それらの特徴が別個に又は組み合わされていろいろ分かれた態様でこの発明の実現のために利用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の態様を形成するラップベルトの説明斜視図。
【図2】使用前のこの発明の3点式安全ベルトを示す説明斜視図。
【図3】95パーセンタイルダミーを使用しての3点式ベルトを示す図2に対する説明図。
【図4】この発明の一つの実施の態様の安全装置を製造する初期段階における当該装置の一部の平面図。
【図5】後続の製造段階における図4に相当する説明図。
【図6】図6のVI−VI線にそう断面図。
【図7】後続の製造段階における図6に相当する説明図。
【図8】図7のVIII−VIII線にそう断面図。
【図9】製造工程の後期における図7に相当する説明図。
【図10】図11のX−X線にそう断面図。
【図11】後続の製造工程を示す図9に相当する説明図。
【図12】図11のXII−XII線にそう断面図。
【図13】後続の製造工程を示す図11に相当する説明図。
【図14】図13のXIV−XIV線にそう断面図。
【図15】後続の後続の製造工程を示す図14に相当する説明図。
【図16】図13のXIV−XIV線にそう断面図。
【図17】後続の製造工程を示す図13に相当する説明図。
【図18】着用時における安全装置を示す図3に対応する説明図。
【図19】使用状態の安全装置を示す斜視図。
【図20】図18と図19とに示されている安全装置の平面図。
【図21】別のサイズのダミーによる前記装置を示す図20に相当する図。
【図22】自動車が激しく減速したときの状態の前記装置を示す図21に相当する平面図。

Claims (20)

  1. 車両座席(1)用の安全装置であり、この安全装置は、ラップベルト(2)を備える安全ベルトを具備し、このラップベルトの一端には、座席の一方の側に設けられたアンカーポイント(固定点)(3)に固定されるようになっている手段が設けられ、前記ラップベルトの他端には、前記座席(1)の他方の側にあるアンカーポイント(3)に固定されるバックル(5)に着脱自由に係合するようになっている手段(4)が設けられており、前記ラップベルト(2)の長さは、身体の大きさが異なる着座者に適合できるように調節可能になっていて、その人のラップベルトの部分に折り畳まれている膨張可能なエアバッグ(26)が位置するようになっており、前記エアバッグ(26)には、前記ラップベルト(2)が使用されていて、前記エアバッグ(26)が膨張したとき、前記ラップベルト(2)における長さ方向の中央ポイント前で二つの寸法を有するようになっており、これらの二つの寸法の第1の寸法は、自動車の長さ方向軸と平行に計っての前記ラップベルト(2)における中央ポイントから前記ラップベルト(2)の前面における前記エアバッグ(26)の最前部までの距離であり、第2の寸法は、前記中央ポイントの前面における膨張したエアバッグ(26)の実質的に垂直な厚さの寸法であるように構成されており、前記エアバッグ(26)は、前記ラップベルト(2)の前記一端から前記ラップベルト(2)の中央ポイントまでの距離が前記ラップベルト(2)の実質的な調節範囲にわたって増えるにつれて、前記少なくとも一方の寸法が増えるように構成されている前記安全装置
  2. 前記エアバッグ(26)が膨らんだときの平面図としての形状は、水滴形状であって、その一端に非常に近い部分は狭くしぼみ、そことは別の部分は球根状領域を構成している請求項1による安全装置。
  3. 前記エアバッグ(26)は、二つ重ねの層をもつ織物で、周縁(28)で結合されているものから構成されている請求項1又は請求項2による安全装置。
  4. 前記第1の寸法は、前記ラップベルト(2)の中央ポイントが、前記ラップベルト(2)の前記一端に相対的に接近すると短くなる寸法である請求項1、請求項2又は請求項3のいずれかによる安全装置。
  5. 前記安全ベルトは、ラップベルト(2)のみを備える請求項1から4のいずれか一つによる装置。
  6. 前記安全ベルトは、ラップベルト(2)を備え、さらに別のベルト部を備え、この別のベルト部は、バックル(5)に取り外し自由に掛け止めされるようになっている手段(4)から座席着座者の肩越しに位置するポイントに達するものである請求項1から請求項4のいずれか一つによる装置。
  7. 前記ラップベルト(2)の一部がエアバッグ(26)を支持し、さらに、前記エアバッグ(26)を支持する前記ラップベルト(2)の一部と前記ラップベルト(2)の一端との間にある前記ラップベルト(2)の部分が比較的ねじれ難くなっており、前記折り畳まれたバッグ(26)から前記バックル(5)に取り外し自由に掛け止めされる手段(4)に達する前記ラップベルト(2)の部分がねじれやすくなっている請求項1から6のいずれか一つによる装置。
  8. ねじれ難くなっている前記ラップベルト(2)の部分には、プラスチックマテリアルの補強コーティングが施されている請求項7による装置。
  9. ねじれ難くなっている前記ラップベルト(2)の部分は、前記エアバッグ(26)に通じるガスダクトに隣接し、このガスダクトにより捩じれに対する強さの少なくとも一部が与えられる請求項6又は請求項7による装置。
  10. 前記バックル(5)に掛け止めされる手段(4)と前記バックル(5)に取り外し自由に掛け止めされる手段(4)に最も近い、折り畳まれているバッグ(26)の部分との間の距離が前記ラップベルト(2)をバックル(5)に掛け止めし、前記座席(1)に着座者が居ない状態で前記座席を実質的にぴったり横切る場合における前記ラップベルト(2)の全長の少なくとも1/4である請求項1から9のいずれか一つによる装置。
  11. 前記折り畳まれたエアバッグ(26)は、順次折り曲げられて最終的に折り曲げられるエアバッグ(26)を具備し、その最初に折り曲げられる部分は前記ラップベルト(2)に直に取付られておらず、最初は前記エアバッグ(26)の残りの部分を越えて前記バックル(5)に取り外し自由に掛け止めされる手段に向かって延長している請求項1から10のいずれか一つによる装置。
  12. 前記エアバッグ(26)は、周縁(28)で結合されている織物の二つの層で構成され、最初の折り込み工程で、前記ラップベルトに近接の第1の領域における前記織物の層を二つに分け、このように二つに分けた層の間に前記ラップベルト(2)から離れた前記エアバッグ(26)の部分を折り込むようにすることが含まれる請求項1から11のいずれか一つによる装置。
  13. 前記ラップベルト(2)から最も離れているエアバッグ(26)の部分が、前記エアバッグ(26)の第1の領域と当該部分との間に位置する前記エアバッグ(26)の中間領域の織物の層の間に、折り込まれる構成の請求項12による装置。
  14. 折り込まれたエアバッグ(26)が最初はジグザグ状に折り込まれるものであって、これによって折り込まれたバッグは、前記ラップベルト(2)の幅と実質的に等しい幅に折り畳まれる請求項11から請求項13のいずれか一つによる装置。
  15. 前記折り畳まれたエアバッグ(26)は、前記ラップベルト(2)にそって計測したとき、前記ラップベルトの方向にそって測った、折り畳まれずに膨張したエアバッグ(26)の長さの半分に実質的に等しい長さをもつ請求項1から14のいずれか一つによる装置。
  16. 前記折り畳まれたエアバッグ(26)が前記ラップベルト(2)に取り付けたフレキシブルな保護カバー(36)により覆われている請求項1から15のいずれか一つによる装置。
  17. 前記保護カバー(36)の一端が前記ラップベルト(2)に固定され、前記保護カバー(36)は、前記ラップベルト(2)と前記エアバッグ(26)とを包んでいる請求項16による装置。
  18. 前記エアバッグ(26)の形状の大きさは、前記エアバッグ(26)が膨らんだとき、自動車室内の座席(1)の着座者の正面側にあるしっかりした構造物に当たるようになっているものである請求項1から17のいずれか一つによる装置。
  19. 前記エアバッグ(26)の内部圧力は、該バッグ(26)が膨らみ、このバッグ(26)に座席の着座者が当たる前の状態においては、2から5kPa(0.02から0.05バール)の間の圧力である前記請求項1から18のいずれか一つによる装置。
  20. 前記圧力が3kPa(0.03バール)である請求項19による装置。
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