JP2009137162A - 2色成形方法及び2色成形用金型 - Google Patents

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一洋 菊森
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Abstract

【課題】2色成形品の光学素子部の変形ならびに内部応力や歪を小さくする。
【解決手段】光学素子部3と、この光学素子部3を支持する枠体部5とを一体成形する2色成形方法であって、光学素子部3を射出成形する第1工程と、この第1工程に次いで光学素子部3を、そのガラス転移点±5℃の温度に加熱し0.5MPaの圧力を加え、光学素子部3の外周に枠体部5を射出成形する第2工程とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、光学素子等における透明部(光学素子部)及びその着色外周部とを一体成形する2色成形方法及び2色成形用金型に関する。
従来から、光学素子等における透明部と、この透明部を支持する着色外周部とを一体成形する方法として2色成形方法が広く採用されている。このように、光学素子等の透明部の外周部に着色部(支持部)を設けると、光学部品として用いた場合にフレアやゴーストの発生を防止することができるためである。また、光学素子等の透明部の周りに着色部(支持部)を設けることで、この着色部(支持部)に他の部品内に組込む際の位置決め機能等を持たせることができる。
この2色成形方法の一般的な成形方法は、例えば1次成形用の金型に1次成形用の樹脂を射出して透明部を成形する。次いで、2次成形用の金型に2次成形用の樹脂を射出して着色部を成形すると同時に、これら透明部と着色部とを溶着、一体化させる方法が採用されている。
しかしながら、このような成形方法では、2次成形時の樹脂圧及び冷却過程での着色部の樹脂の収縮により、1次成形部(透明部)の形状が崩れたり、該1次成形部の内部応力や歪が増大するという課題があった。
これを解決すべく、例えば特許文献1において、1次成形で非透明部(着色部)を成形した後に透明部を2次成形する成形方法が提案されている。
また、特許文献3において、1次成形で透明部を射出成形した後、2次成形で着色部を射出成形する方法において、少なくとも1次成形側を射出圧縮成形する技術が提案されている。
特開2005−103907号公報 特公平7−100331号公報
しかしながら、特許文献1のように、透明部を2次成形とすると、2次成形の樹脂温度により、1次成形品の非透明樹脂が溶融し、この樹脂が2次成形の透明樹脂に入り込み、所望の光学特性が得られなくなる。特に、このような現象は、透明部が微小な場合は顕著に現れる。
また、特許文献2では、前述のように、2次成形時の樹脂圧及び冷却過程での2次成形部(着色部)の樹脂の収縮により、1次成形部(透明部)の形状が崩れるおそれがある。
本発明は斯かる課題を解決するためになされたもので、2色成形品の透明部の変形ならびに内部応力や歪を小さくすることのできる2色成形方法及び2色成形用金型を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
透明部と、該透明部を支持する着色外周部とを一体成形する2色成形方法であって、
前記透明部を射出成形する第1工程と、
前記第1工程に次いで前記透明部を加熱し圧力を加え、前記透明部の外周に前記着色外周部を射出成形する第2工程と、を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の2色成形方法において、
前記第2工程は、前記透明部と前記着色外周部の両方に圧力を加えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の2色成形方法において、
前記第1工程及び前記第2工程は同一金型内で行うことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法において、
前記圧力を加える工程は、成形機のエジェクタ動作により行うことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法において、
前記圧力を加える工程は、外部駆動装置により行うことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法において、
前記第2工程の加熱温度は、前記透明部の樹脂のガラス転移点±5℃であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、
透明部と、前記透明部を支持する着色外周部とを一体成形して2色成形品を成形する2色成形用金型であって、
前記透明部を1次成形にて射出成形し、次いで前記透明部の外周に前記着色外周部を射出成形する2次成形にて前記透明部を加熱する手段と、
前記透明部に圧力を加える手段と、を有することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の2色成形用金型において、
前記圧力を加える手段は、前記透明部と前記着色外周部の両方を加圧するものであることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載の2色成形用金型において、
前記加熱手段は、ヒータであることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項7又は9に記載の2色成形用金型において、
前記加熱手段は、前記透明部を形成する金型部材の内部に配置されていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項7に記載の2色成形用金型において、
前記加熱手段は、温調媒体であることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項7に記載の2色成形用金型において、
前記圧力を加える手段は、成形機のエジェクタ動作で移動する突き出し機構であることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項7に記載の2色成形用金型において、
前記圧力を加える手段は、外部駆動装置であることを特徴とする。
本発明によれば、透明部と着色外周部とを一体成形する際に、前記透明部を射出成形する第1工程と、この第1工程に次いで前記透明部を加熱し圧力を加え、その外周に前記着色外周部を射出成形する第2工程とを有することにより、2色成形品の透明部の変形ならびに内部応力や歪を小さくすることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施形態により成形された2色成形品1の外観を示し、図2は、第1の実施の形態の2色成形用金型10の断面構成を示す。
図1において、光学レンズ等の2色成形品1は、透明部としての光学素子部3と、該光学素子部3の外周に成形される着色外周部としての枠体部5とを有している。枠体部5は、2色成形品1を鏡筒に取り付ける際の鏡筒内での位置決め用として機能する。また、着色された枠体部5は、2色成形品1を光学部品として用いた場合に、フレアやゴーストの発生を防止する役目をなす。
図2において、2色成形用金型10は、1次成形側金型7と2次成形側金型9とを有している。1次成形側金型7は、パーティングラインPLを挟んで対向配置された1次固定側金型11及び可動側金型12を有している。また、2次成形側金型9は、パーティングラインPLを挟んで対向配置された2次固定側金型11及び可動側金型12を有している。
すなわち、1次成形側金型7と2次成形側金型9とは、1次固定側金型11と2次固定側金型11の構成が相違している。可動側金型12については、1次側も2次側も同一の構成を有している。そして、1次成形側金型7で光学素子部3を射出成形する第1工程が行われ、また、2次成形側金型9で光学素子部3を加熱し圧力を加えてその外周に枠体部5を射出成形する第2工程が行われる。
1次固定側金型11は、1次固定側型板13、1次固定側落下板14、及び1次固定側取付板15を有している。この1次固定側金型11に対向する可動側金型12は、可動側型板18、可動側受け板19、スペーサブロック20、及び可動側取付板21を有している。スペーサブロック20の内側には、突き出し機構を構成するエジェクタプレート22が設けられている。このエジェクタプレート22には、エジェクタピン23が取り付けられている。
2次固定側金型11は、2次固定側型板13、2次固定側落下板14、及び2次固定側取付板15を有している。この2次固定側金型11に対向する可動側金型12は、前述した1次固定側金型11に対向する可動側金型12と同一の構成を有している。
これら1次成形側金型7の可動側取付板21と、2次成形側金型9の可動側取付板21とは、不図示の成形機の可動側プラテン25に固定されている。同様に、1次成形側金型7の1次固定側取付板15と、2次成形側金型9の2次固定側取付板15とは、不図示の固定側プラテンに固定されている。
1次成形側金型7の構成について説明する。
1次固定側金型11の1次固定側型板13には、その略中央に1次固定側ピース16が嵌挿されている。この1次固定側ピース16には、そのパーティングラインPL側に凹状の成形面26aが形成されている。この成形面26aは、対向する可動側ピース24(後述する)の凹状の成形面27aと共にキャビティ37を形成している。
本実施形態では、成形面26aと成形面27aは、ともに同一の曲率半径の球面又は非球面、又は球面と非球面の組み合わせ面に形成されている。ただし、これに限るものではなく、曲率半径や球面形状等を適宜変更してもかまわない。
1次固定側ピース16の成形面26aの外周部は、1次固定側型板13側にも平面状に延びていて、成形面26aの外周部にフランジ空間17を形成している。この1次固定側型板13には、加熱手段としての温調媒体(例えば媒体温度は120℃)を供給する温調管32が形成されている。
1次固定側型板13に対向する可動側型板18には、1次固定側ピース16と対向するように可動側ピース24が設けられている。この可動側ピース24には、そのパーティングラインPL側に凹状の成形面27aが形成されている。前述したように、この可動側ピース24の成形面27aと、1次固定側ピース16の成形面26aとで、パーティングラインPLを挟んでキャビティ37が形成されている。
この可動側ピース24には、加熱手段としてのヒータ29と温度センサとしての熱電対30が内蔵されている。なお、このヒータ29の温度制御は、熱電対30の出力値に基づき温度制御部40からのフィードバック制御によって行われる。また、可動側ピース24が微小でヒータ29等を内蔵できない場合は、可動側ピース24の近傍の可動側型板18に配置することも可能である。また、この可動側型板18には、温調媒体(例えば媒体温度は120℃)を供給する温調管36が形成されている。
この可動側型板18には、成形面27aの外周部で、パーティングラインPLに面する側に、キャビティ37と同心状に、2色成形品1の枠体部5を成形するための枠体空間31が形成されている。この枠体空間31の底面(図2の下方側の面)に当接するように、エジェクタピン23が配置されている。
なお、キャビティ37に射出される溶融樹脂は、ポリカーボネートが用いられる。ただし、光学素子部3を成形するキャビティ37に射出される材料の色は透明であり、枠体部5を成形する枠体空間31,35(後述する)に射出される材料の色は黒色である。
次に、2次成形側金型9の構成について説明する。
2次固定側金型11の2次固定側型板13には、その略中央に2次固定側ピース16が嵌挿されている。この2次固定側ピース16には、そのパーティングラインPL側に凹状の成形面28aが形成されている。この成形面28aは、対向する可動側ピース24の凹状の成形面27aと共にキャビティ38を形成している。この2次固定側ピース16の成形面28aは、2次固定側型板13にも連続的に延びて、成形面28aの外周部に形成された枠体空間35に連通している。
この枠体空間35は、パーティングラインPLを挟んで可動側型板18に形成された枠体空間31と対向配置されている。
また、2次固定側ピース16には、加熱手段としてのヒータ33と温度センサとしての熱電対34が内蔵されている。なお、このヒータ33の温度制御は、熱電対34の出力値に基づき温度制御部40からのフィードバック制御によって行われる。また、2次固定側ピース16が微小でヒータ33等を内蔵できない場合は、2次固定側ピース16の近傍の2次固定側型板13に配置することが可能である。また、この2次固定側型板13には、温調媒体(例えば媒体温度は120℃)を供給する温調管32が形成されている。
次に、図2と、図3〜図9に基づき、本実施形態の2色成形品1の成形工程について説明する。
図3は、1次固定側金型11及び2次固定側金型11と2つの可動側金型12、12を離型した状態の断面図、図4は、2つの可動側金型12、12を同一平面内で180°回転した状態の断面図、図5は、2つの可動側金型12、12を180°回転した後に型閉めした状態の断面図、図6は、成形完了後に離型した状態の断面図である。
また、図7は、可動側金型12の拡大断面図、図8は、可動側金型12の拡大断面図で光学素子部3の加圧状態を示す断面図、図9は、エジェクタプレート22による突き出し機構を示す断面図である。
本実施形態では、第1工程と第2工程により2色成形品1を成形する。第1工程において、光学素子部3とフランジ部4を有する1次成形品6を成形する。そのために、1次成形側金型7で1次成形品6を成形するための1次成形を行う。次に、第2工程において、この1次成形品6を用い、2次成形側金型9で1次成形品6に枠体部5を一体成形して2色成形品1を得るための2次成形を行う。
すなわち、1次成形側金型7内に形成されたキャビティ37及びフランジ空間17に、不図示の成形機のノズルから不図示のスプルー、ランナ、ゲートを介して透明な溶融樹脂を射出する。樹脂の射出後、保圧しながら金型を冷却する。金型の冷却は、温調管32、36を流れる媒体温度を制御して行う。
次に、図3に示すように、固定側金型11、11と可動側金型12、12とを離型する。
このときの離型は、1次固定側金型11及び2次固定側金型11に対し、パーティングラインPLを境として2つの可動側金型12、12を同時に離型方向(図3の上下方向)に引き離すことで行う。こうして、1次成形側金型7の1次固定側金型11と可動側金型12、及び2次成形側金型9の2次固定側金型11と2次固定側金型12が離型される。
すると、光学素子部3とフランジ部4が形成された1次成形品6が露出する(図3参照)。このとき、1次成形品6は、離型性の良さに起因して必ず可動側金型12に残される。
なお、2次成形側金型9内のキャビティ38及び枠体空間31,35に1次成形品6が入っていない状態では、該キャビティ38及び枠体空間31,35への溶融樹脂の射出は行われない。
次いで、図4に示すように、固定側金型11、11と可動側金型12、12とを離型した状態で、可動側プラテン25を支持軸25aの回りに180°回転させる(図4の矢印方向)。このとき、可動側金型12に1次成形品6を残したまま回転させる。
こうして、1次固定側金型11と可動側金型12(図2で2次固定側金型11と対向していた金型)、及び2次固定側金型11と可動側金型12(図2で1次固定側金型11と対向していた金型)とが対向するように配置される。
この状態で、図5に示すように、固定側金型11、11と可動側金型12、12とを閉じる(型閉め)。次いで、2次成形側金型9においては、ヒータ29とヒータ33の出力を上げて加熱する(再加熱)。本実施形態では、このときのヒータ29、33の温度を130℃とした。こうして、2次固定側金型11と可動側金型12の金型温度を、光学素子部3の材料のガラス転移点(Tg)付近の温度(ガラス転移点Tg±5℃)まで上昇させる。
なお、本実施形態において、加熱温度(ガラス転移点Tg±5℃)としたのは、ガラス転移点Tg+5℃以上では光学素子部3の形状が保てない温度であり、また、ガラス転移点Tg−5℃以下では光学素子部3に圧力を加えても変形困難な温度であるためである。
次いで、成形機のエジェクタ動作により、エジェクタプレート22をパーティングラインPL側に若干移動させる(矢印A方向)。これにより、可動側ピース24はキャビティ38内の1次成形品6に接近移動し(矢印A方向)、キャビティ38内の1次成形品6を加圧する。このとき、本実施形態では、可動側ピース24を0.5MPaの大きさで加圧した。また、可動側ピース24の移動量(圧縮量)は0.1〜0.2mmとした。
この加圧と略同時に、キャビティ38に連通する枠体空間31、35に黒色の溶融樹脂を射出する。こうして、透明な1次成形品6の外周部に黒色の枠体部5を一体成形する。
このように、本実施形態では、黒色の溶融樹脂を射出する前に、光学素子部3をそのガラス転移点付近の温度(ガラス転移点Tg±5℃)にまで加熱したことで、光学素子部3は変形可能な軟化状態にある。よって、1次成形品6と枠体部5とが強固に一体成形される。また、1次成形品6をこの温度に再加熱することで、1次成形側金型7で発生した1次成形品6の光学素子部3の内部応力や歪を除去することができる。
さらに、本実施形態では、光学素子部3を上記温度に加熱した後、所定圧(0.5MPa)で加圧したことにより、成形面27aが押圧される。こうして、1次成形品6の光学素子部3の外周部が押し出されるので、光学素子部3の外周部に射出される枠体部5の樹脂圧によって光学素子部3が変形するのが防止される。また、黒色に着色された枠体部5の色素が、透明な光学素子部3に入り込むのが防止される。これにより、光学素子部3の透明度が確保されることになる。
こうして、1次成形品6に対し、そのフランジ部4を包むように枠体部5が成形され、1次成形品6に枠体部5が一体成形される。次いで、熱電対30、34の出力値に基づきヒータ29とヒータ33の温度を下げ、樹脂および金型を温調媒体の設定温度(120℃)まで冷却する。
さらに、図5において、1次成形側金型7では、枠体部5の成形動作と並行して、キャビティ37及びフランジ空間17に、次の透明な溶融樹脂が射出される。その後、射出された溶融樹脂は、保圧されながら金型が冷却される。金型の冷却は、温調管32、36を流れる媒体温度を制御して行う。
次いで、図6に示すように、1次成形側金型7及び2次成形側金型9を冷却した後、固定側金型11、11と可動側金型12、12とに離型される。すると、1次成形側金型7では、光学素子部3とその周囲にフランジ部4が形成された1次成形品6が露出する。また、2次成形側金型9では、1次成形品6に枠体部5が一体成形された2色成形品1が露出する。
次いで、成形機のエジェクタ動作により、エジェクタプレート22を移動させて(矢印A方向)、可動側ピース24及びエジェクタピン23をキャビティ38に向けて(矢印A方向)突出させる。こうして、キャビティ38及び枠体空間31、35から2色成形品1が取り出される。なお、1次成形側金型7のキャビティ37に存在する1次成形品6は型内に残したままとする。
2次成形側金型9から2色成形品1を取り出した後は、再び可動側プラテン25を180°回転させ、上述した操作を繰り返す。
次に、図7及び図8に基づき、成形機のエジェクタ動作による1次成形品6の光学素子部3の加圧動作について説明する。
図7において、可動側受け板19の内部には、押さえ部材41を介して第2エジェクタプレート42が配設されている。この第2エジェクタプレート42にはエジェクタピン23が取り付けられている。
また、エジェクタプレート22には、可動側ピース24を突出するためのピースエジェクタロッド43及び第2エジェクタプレート42を突き出すためのプレートエジェクタロッド44が取り付けられている。
以上において、図8に示すように、成形機のエジェクタ動作によりエジェクタプレート22をパーティングラインPL側に移動(矢印A方向)させると、ピースエジェクタロッド43を介して可動側ピース24が同方向(矢印A方向)に移動する。こうして、可動側ピース24が移動すると、キャビティ38内に存在する1次成形品6の光学素子部3が加圧される。このときの加圧力は0.5MPaである。この加圧状態で、枠体空間31、35に黒色の溶融樹脂が射出される。
なお、この場合は、第2エジェクタプレート42にプレートエジェクタロッド44が当接していないので、エジェクタピン23は移動しない。
次に、図9に基づき、成形機のエジェクタ動作による2色成形品1の突き出し動作について説明する。
キャビティ38内の2色成形品1を取り出すためには、可動側ピース24がキャビティ38側に移動して加圧した状態から、エジェクタプレート22をさらに図9の矢印A方向に移動させる。すると、ピースエジェクタロッド43が矢印A方向に移動して、可動側ピース24がさらに矢印A方向に移動する。
これと同時に、第2エジェクタプレート42にプレートエジェクタロッド44が当接して、該第2エジェクタプレート42を図9の矢印A方向に移動させる。この第2エジェクタプレート42の移動により、エジェクタピン23が矢印A方向に突出する。
こうして、可動側ピース24とエジェクタピン23が略同時に矢印A方向に突出して、可動側金型12から2色成形品1が突き出される。こうして、1次成形品6に枠体部5が一体成形された2色成形品1を取り出すことができる。
なお、本実施形態では、光学素子部3と枠体部5の材料を、同じポリカーボネートとしたが、このように、材料の組み合わせは、同一樹脂、若しくは略同じガラス転移点を有する樹脂同士を組み合わせるのがよい。また、本実施形態では、透明と黒色の2色成形について説明したが、これに限らない。多色成形に適用することもできる。
本実施形態によれば、1次成形品6の光学素子部3をそのガラス転移点Tg±5℃にまで再加熱した状態で、枠体部5を成形するための黒色の溶融樹脂を射出したことにより、1次成形側金型7で発生した1次成形品6の光学素子部3の内部応力や歪を減少させることができる。
また、1次成形品6の光学素子部3をそのガラス転移点Tg±5℃にまで再加熱した状態で、枠体部5を成形するための黒色の溶融樹脂を射出したことにより、1次成形品6は適度に軟化しており、光学素子部3の外周部に枠体部5を成形する際の樹脂圧により光学素子部3に変形が生じるのを防止することができる。また、1次成形品6と枠体部5とを強固に一体成形することができる。
さらに、1次成形品6の光学素子部3を所定圧(0.5MPa)で加圧した状態で、枠体部5を成形するための黒色の溶融樹脂を射出したことにより、光学素子部3に枠体部5の色素が浸入するのを防止することができる。
こうして、光学素子部3の変形や歪の発生を抑制したまま、該光学素子部3に枠体部5を一体成形することができる。これにより、光学素子部3の形状、機能を維持したまま、その外周部に着色された枠体部5を強固に取り付けることができる。
[第2の実施の形態]
図10は、第2の実施の形態の成形用金型の構成を示す。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
本実施形態では、温調媒体によってのみ金型を加熱するものである。
このため、2次固定側金型11に配置された温調管32とは別に、2次固定側ピース16の付近に温調管50を配置している。また、可動側金型12に配置された温調管36とは別に、可動側ピース24の付近に温調管51を配置している。そして、2次成形時に、特に温調管50,51を流れる温調媒体によって金型温度を制御する。その他の構成は、前述した第1の実施の形態と同様である。
なお、温調管50,51に温調媒体を送る温調機(図示せず)は、温調媒体の温度を急速に制御可能なものを用いるものとする。また、1次固定側金型11の温調管32、2次固定側金型11の温調管32、及び可動側金型12の温調管36には、温調管50,51に接続される温調機とは別の温調機を接続する。
こうして、2次成形の開始前、温調管50,51に接続された温調機は、急速に温調媒体の温度を、射出される樹脂のガラス転移点付近の温度にまで加熱し、1次成形品6の光学素子部3の加圧と2次成形樹脂(枠体部5の溶融樹脂)の射出を行う。このときの加圧は、前述したように、成形機のエジェクタ動作によって行う。その後、温調機にて急速に温調管50,51を流れる温調媒体の温度を取り出し温度にまで下げる。そして、金型から2色成形品1を取り出す。
本実施形態によれば、温調管50,51を流れる温調媒体により、キャビティ37,38の付近の温度制御を行うことで、ヒータ29,33で加熱するよりも急速に加熱、冷却に関する温度制御を行うことができる。これにより、成形サイクルタイムを短縮化し、生産性の向上を図ることができる。
[第3の実施の形態]
図11は、第3の実施の形態の成形用金型の構成を示す。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
本実施形態では、1次成形品6の光学素子部3の加圧を成形機のエジェクタ動作により行うのではなく、外部駆動装置としてのシリンダ54により行うものである。
図11において、可動側受け板19の内側空間に、押さえ部材41を介して傾斜面55aを有する楔形ブロック55を摺動自在に配置している。また、この楔形ブロック55の傾斜面55aに、加圧部材56の一端を傾斜面55aに摺動可能に配置する。この加圧部材56の他端は、可動側ピース24に当接している。この加圧部材56は、離型方向(図11の矢印A方向)と同方向に移動可能となっている。
また、楔形ブロック55には、可動側金型12の外部に配置されたシリンダ54が作動ロッド54aを介して連結されている。そして、シリンダ54が作動して、楔形ブロック55が押さえ部材41の載置面に沿って矢印B方向に移動すると、加圧部材56は矢印A方向に移動する。
さらに、加圧部材56が矢印A方向に移動すると、可動側ピース24が同方向に所定量移動する。これにより、可動側ピース24の一端側のキャビティ38に収容された1次成形品6の光学素子部3が加圧される。
本実施形態によれば、シリンダ54により可動側ピース24の加圧力や移動量を細かく制御することができるため、加圧される1次成形品6の光学素子部3の形状精度を高レベルで確保することができる。また、シリンダ54の作動ロッド54aの変位量を制御することで、可動側ピース24の移動量を簡単に変更することができる。
これに対し、成形機のエジェクタ動作により、エジェクタプレート22を介して可動側ピース24を加圧する手段では、精密な圧力制御は困難である。
さらに、1次成形品6の光学素子部3への加圧を、成形機のエジェクタ機構ではなく外部駆動装置(シリンダ54)で行うようにしたので、成形機の制御とは切り離して簡単な制御で行うことができる。
本実施形態によれば、楔形ブロック55の横方向(図11の矢印B方向)の移動を、加圧部材56によって縦方向(図11の矢印A方向)の移動に変換して可動側ピース24を同方向(図11の矢印A方向)に移動させるため、1次成形品6の光学素子部3の加圧量を高精度で制御することができる。
[第4の実施の形態]
図12は、第4の実施の形態の成形用金型の構成を示す。なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
本実施形態では、2次成形を行うに際し、1次成形品6の光学素子部3と枠体部5との両方を加圧可能としたものである。
図12において、可動側金型12における可動側ピース24の外径は、最終的に成形される2色成形品1の光学素子部3の外周部の枠体部5まで延びている。そして、この可動側ピース24の中央に凹状の成形面27aが形成され、この成形面27aの外周部に枠体空間31が形成されている。また、この枠体空間31の底面(図12の下方側の面)に当接するように、エジェクタピン23が配置されている。
さらに、この可動側ピース24には、キャビティ26の近傍に温調管51が形成され、また、熱電対30が内蔵されている。
こうして、1次成形側金型7内では、1次固定側金型11に形成された成形面26a及びフランジ空間17と、可動側金型12に形成された可動側ピース24の成形面27aとでキャビティ37が形成される。
同様に、2次成形側金型9では、2次固定側金型11に形成された成形面28a及び枠体空間35と、可動側金型12に形成された可動側ピース24の成形面27a及び枠体空間31とでキャビティ38が形成される。
こうして、1次成形側金型7において、キャビティ37及びフランジ空間17に透明な溶融樹脂を射出して1次成形品6を成形する。次いで、図示は省略するが、前述したように(図3、図4)、金型を冷却した後、固定側金型11、11と可動側金型12、12とを離型する。このとき、1次成形品6は可動側金型12に残ったままとする。さらに、2つの可動側金型12を支持軸25aを中心として180°回転させる。そして、固定側金型11、11と可動側金型12、12の型閉めを行う。
この状態で、2次成形側金型9において、冷却後の1次成形品6がキャビティ38に存在したまま、2次固定側金型11及び可動側金型12の温度を、光学素子部3の樹脂のガラス転移点付近の温度に再加熱する。この再加熱した状態で、可動側ピース24をキャビティ38側に接近移動させて1次成形品6を加圧する。
このときの加圧力は、例えば0.5MPaで行う。この状態で、枠体空間31,35に黒色の溶融樹脂を射出して枠体部5を成形する。こうして、1次成形品6の光学素子部3と枠体部5とを所定圧で同時に加圧する。
なお、金型の再加熱は、温調管50,51を流れる温調媒体により行い、加圧は前述と同様に成形機のエジェクタ動作により行う。
このように、本実施形態では、2次成形時に光学素子部3と枠体部5の両方をガラス転移点付近の温度に再加熱し、かつ両方を同時に加圧する。
一方、この枠体部5の成形動作と並行して、1次成形側金型7では、キャビティ37及びフランジ空間17に透明な溶融樹脂が射出される。その後、射出された溶融樹脂は、保圧されながら金型が冷却される。
2色成形品1によっては、光学素子部3の要求精度と枠体部5の要求精度の両方が厳しい場合が考えられる。このような場合、光学素子部3のみを加圧するだけでは、2次成形時に発生する内部応力や歪により枠体部5の要求精度が確保できないおそれがある。
本実施形態によれば、光学素子部3と枠体部5の両方を光学素子部3の樹脂のガラス転移点付近の温度に再加熱して、加圧することで、光学素子部3及び枠体部5の両方の形状精度を向上させて成形することができる。
[第5の実施の形態]
図13〜図16は、第5の実施の形態の成形用金型の構成を示す。
図13は、対向する一対の固定側金型11及び可動側金型12により1次成形を行う場合の断面図、図14は、同金型により2次成形を行う場合の断面図、図15は、シリンダ54により光学素子部3を加圧する機構の断面図、図16は、成形機のエジェクタ動作により可動コア60を移動させる移動機構の断面図である。
なお、第1の実施の形態と同一又は相当する部材には同一の符号を付して説明する。
すなわち、本実施形態では、対向する一対の固定側金型11及び可動側金型12を用いて2色成形品1を成形するものである。
図13において、固定側金型11は、固定側型板13の中央に凹状の成形面26aを有する固定側ピース16を備えている。また、可動側金型12は、可動側型板18の中央に凹状の成形面27aを有する可動側ピース24を備えている。これら固定側ピース16と可動側ピース24の対向面間にキャビティ37が形成されている。
また、可動側型板18には、可動側ピース24の外周部に円筒状の可動コア60が嵌挿されている。この可動コア60は、離型方向にパーティングラインPLを通過して固定側型板13にまで突出している。固定側型板13には、この可動コア60の先端部を収容する孔61が形成されている。この可動コア60は、エジェクタプレート22によって離型方向に移動可能である。また、固定側型板13には、可動コア60を収容する孔61に連通するように枠体空間35が形成されている。
さらに、可動側型板18には、可動コア60の外周部に接するように枠体空間31が形成されている。これら枠体空間35,31は、パーティングラインPLを挟んで対向配置されている。なお、可動側型板18側の枠体空間31には、エジェクタピン23が摺動自在に挿入されている。
なお、成形機の樹脂流入口からキャビティ37と枠体空間35,31に至る樹脂流路としての不図示のスプルー、ランナは、夫々個別に金型内に設けられている。また、金型外部には、可動側ピース24を離型方向に移動させる外部駆動装置としてのシリンダ54が設けられている。
以上において、可動コア60が型閉め方向(矢印A方向)に前進した状態(図13の状態)では、キャビティ37と枠体空間35,31とは連通せず分離している。この可動コア60の移動は、後述するようにエジェクタプレート22により行う(図16参照)。
1次成形では、この状態で透明な溶融樹脂をキャビティ37内に射出する。その後、保圧しながら金型を冷却する。金型の冷却は、温調管32、36を流れる媒体温度を制御して行う。こうして、光学素子部3を有する1次成形品6が成形される。なお、この1次成形品6にはフランジ部4(図3等参照)は有しない。
次に、可動コア60を矢印A’方向に後退した状態(図14の状態)にすると、キャビティ37と枠体空間35,31とが連通する。
そこで、2次成形では、1次成形品6の光学素子部3に所定の加圧力を加えながら枠体空間35,31に黒色の溶融樹脂を射出する。このときの光学素子部3への加圧は、後述するようにシリンダ54を用いて可動側ピース24を移動させることで行う(図15参照)。この2次成形では、ヒータ29,33に通電して固定側金型11と可動側金型12とを再加熱する。
図15は、シリンダ54により光学素子部3を加圧する機構を示している。
図15において、可動側受け板19の内側空間に、押さえ部材41を介して傾斜面55aを有する楔形ブロック55を摺動自在に配置する。また、この楔形ブロック55の傾斜面55aに、加圧部材56の一端を傾斜面55aに摺動可能に配置する。この加圧部材56の他端は、可動側ピース24に当接している。この加圧部材56は、矢印A方向及びその反対方向に移動可能となっている。
また、楔形ブロック55には、可動側金型12の外部に配置されたシリンダ54が作動ロッド54aを介して連結されている。そして、シリンダ54が作動して、楔形ブロック55が押さえ部材41の載置面に沿って矢印B方向に移動させると、加圧部材56は矢印A方向に移動する。
さらに、加圧部材56が矢印A方向に移動すると、可動側ピース24が同方向に所定量移動する。これにより、可動側ピース24の一端側のキャビティ37に収容された1次成形品6の光学素子部3が加圧される。
図16は、成形機のエジェクタ動作により可動コア60を移動させる移動機構を示している。
可動コア60は、エジェクタプレート22に取り付けられたエジェクタロッド62により、成形機のエジェクタ動作と連動して離型方向(矢印A方向)に移動する。また、エジェクタプレート22にはエジェクタピン23が取り付けられている。このため、例えばエジェクタプレート22が矢印A方向に移動すると、可動コア60とエジェクタピン23が同方向に移動して、キャビティ37内の光学素子部3を突出させる。これと同時に、枠体空間35,31内の枠体部5を突出させる。こうして、2色成形品1を金型から突き出して取り出すことができる。
本実施形態によれば、対向配置された一対の固定側金型11及び可動側金型12を用いれば足りるため、製造コストの低減を図ることができる。また、固定側金型11及び可動側金型12を離型することなく2色成形を行うことができるので、2色成形品1にゴミが侵入したり異物が混入したりするのを防止することができる。
本実施形態により成形された成形品の外観を示す図である。 第1の実施の形態の成形用金型の構成を示す断面図である。 同上の固定側金型と可動側金型とを離型した状態を示す断面図である。 同上の可動側金型を180°回転した状態を示す断面図である。 同上の可動側金型を回転した後に型閉めした状態を示す断面図である。 同上の成形後に離型した状態を示す断面図である。 同上の可動側金型の拡大断面図である。 同上の光学素子部の加圧状態を示す断面図である。 同上のエジェクタプレートによる突き出し機構を示す断面図である。 第2の実施の形態の成形用金型の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態の成形用金型の構成を示す断面図である。 第4の実施の形態の成形用金型の構成を示す断面図である。 第5の実施の形態の成形用金型の構成を示す図で、一対の成形用金型により1次成形を行う場合の断面図である。 同上の成形用金型により2次成形を行う場合の断面図 同上の光学素子部の加圧機構の断面図である。 同上の可動コアの移動機構の断面図である。
符号の説明
1 2色成形品
3 光学素子部
4 フランジ部
5 枠体部
6 1次成形品
7 1次成形側金型
9 2次成形側金型
10 2色成形用金型
11 1次固定側金型
11 2次固定側金型
12 可動側金型
13 1次固定側型板
13 2次固定側型板
14 1次固定側落下板
14 2次固定側落下板
15 1次固定側取付板
15 2次固定側取付板
16 固定側ピース
16 固定側ピース
17 フランジ空間
18 可動側型板
19 可動側受け板
20 スペーサブロック
21 可動側取付板
22 エジェクタプレート
23 エジェクタピン
24 可動側ピース
25 可動側プラテン
25a 支持軸
26a 成形面
27a 成形面
28a 成形面
29 ヒータ
30 熱電対
31 枠体空間
32 温調管
32 温調管
33 ヒータ
34 熱電対
35 枠体空間
36 温調管
37 キャビティ
38 キャビティ
40 温度制御部
41 押え部材
42 第2エジェクタプレート
43 ピースエジェクタロッド
44 プレートエジェクタロッド
50 温調管
51 温調管
54 シリンダ
54a 作動ロッド
55 楔形ブロック
55a 傾斜面
56 加圧部材
60 可動コア
61 孔
62 エジェクタロッド
PL パーティングライン

Claims (13)

  1. 透明部と、該透明部を支持する着色外周部とを一体成形する2色成形方法であって、
    前記透明部を射出成形する第1工程と、
    前記第1工程に次いで前記透明部を加熱し圧力を加え、前記透明部の外周に前記着色外周部を射出成形する第2工程と、を有する
    ことを特徴とする2色成形方法。
  2. 前記第2工程は、前記透明部と前記着色外周部の両方に圧力を加える
    ことを特徴とする請求項1に記載の2色成形方法。
  3. 前記第1工程及び前記第2工程は同一金型内で行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の2色成形方法。
  4. 前記圧力を加える工程は、成形機のエジェクタ動作により行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法。
  5. 前記圧力を加える工程は、外部駆動装置により行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法。
  6. 前記第2工程の加熱温度は、前記透明部の樹脂のガラス転移点±5℃である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2色成形方法。
  7. 透明部と、前記透明部を支持する着色外周部とを一体成形して2色成形品を成形する2色成形用金型であって、
    前記透明部を1次成形にて射出成形し、次いで前記透明部の外周に前記着色外周部を射出成形する2次成形にて前記透明部を加熱する手段と、
    前記透明部に圧力を加える手段と、を有する
    ことを特徴とする2色成形用金型。
  8. 前記圧力を加える手段は、前記透明部と前記着色外周部の両方を加圧するものである
    ことを特徴とする請求項7に記載の2色成形用金型。
  9. 前記加熱手段は、ヒータである
    ことを特徴とする請求項7に記載の2色成形用金型。
  10. 前記加熱手段は、前記透明部を形成する金型部材の内部に配置されている
    ことを特徴とする請求項7又は9に記載の2色成形用金型。
  11. 前記加熱手段は、温調媒体である
    ことを特徴とする請求項7に記載の2色成形用金型。
  12. 前記圧力を加える手段は、成形機のエジェクタ動作で移動する突き出し機構である
    ことを特徴とする請求項7に記載の2色成形用金型。
  13. 前記圧力を加える手段は、外部駆動装置である
    ことを特徴とする請求項7に記載の2色成形用金型。
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