JP2009135230A - 気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】半導体生産性の向上と共に、気相成長反応の副生成物による金属部品の腐食を防止することを可能とする気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる気相成長膜形成装置は、ウェーハWが挿入されるチャンバ2と、前記チャンバ2内で前記ウェーハWを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段6と、前記ウェーハWを加熱する加熱手段8と、前記チャンバ2内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段11と、前記チャンバ2内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段13と、前記チャンバ2内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段12と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明にかかる気相成長膜形成装置は、ウェーハWが挿入されるチャンバ2と、前記チャンバ2内で前記ウェーハWを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段6と、前記ウェーハWを加熱する加熱手段8と、前記チャンバ2内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段11と、前記チャンバ2内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段13と、前記チャンバ2内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段12と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法に関し、特に気相成長膜の形成速度を低下させることなく効率的な気相成長膜を形成することを可能とする気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法に関する。
気相成長膜形成装置として、シリコンウェーハ上に単結晶シリコン膜を気相成長させるエピタキシャル成膜装置がある。最近はウェーハの大径化と共に枚葉式の装置が主流となってきた。これらの装置では、反応室となるチャンバ内にウェーハ支持部材となるサセプタを設け、そのサセプタが回転軸を中心として回転可能に配設されている。エピタキシャル成長を行うために所定のプロセス温度まで加熱し、チャンバ内に原料ガスをキャリアガスとともに供給することで化学反応が起こり、シリコン基板上にシリコン単結晶膜を形成していく。反応後のガスは、ガス排気管より外部へ排出される。これら装置の中でも、回転体をより高速に回転させ、これら反応効率を上げ(成膜速度の高い)、かつ成膜の均一性の高い枚様式エピタキシャル成膜装置が知られている。
上述の化学反応においては、原料ガスSiHCl3、SiH2Cl2等とキャリアガスH2を反応させて、シリコン(Si)と塩化水素(HCl)を生成する。これらの反応が連続で起こることによって、シリコン基板上に単結晶シリコン膜が形成されていく。前述した高速回転式の枚葉式エピタキシャル成膜装置では、これらの反応が顕著に増加することで、成膜速度が向上するのである。しかし、同時にHClの生成も増加する。生成されたHClが増加すると前述の成膜反応を阻害するばかりか、シリコンと反応し、シリコンをエッチングしてしまう。よって、生成されたHClは、ウェーハ表面からチャンバ外にすばやく排気しなければならない。ここで、HClや原料ガスと共に排気されたキャリアガスH2を再利用し製造工程の効率を改善する手段として、特許文献1および特許文献2に記載される技術が開示されている。特許文献1および特許文献2では、チャンバの外部に排気したキャリアガスをガス浄化手段により浄化した後再供給するという技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されている技術では、排気されたガスを再利用しキャリアガスH2を生成することにより、製造上の材料コストの低減という観点では改善効果はあるものの、生成されたHClガスそのものをウェーハ表面上から低減し、成膜速度を上昇させ、生産性を向上させるという観点では大きな問題が残っている。また、気相成長反応後のHClガスは腐食性であり、特に水分が付着すると塩酸を形成し、種々の金属を激しく腐食することが広く知られている。従って、ウェーハを回転させる回転胴等金属で形成される部分を腐食しこれら金属部品を短寿命化させることが大きな問題となっていた。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、半導体生産性の向上と共に、気相成長反応の副生成物による金属部品の腐食を防止することを可能とする気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明にかかる気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法は次のように構成されている。
(1)本発明にかかる気相成長膜形成装置は、ウェーハが挿入されるチャンバと、前記チャンバ内で前記ウェーハを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段と、前記ウェーハを加熱する加熱手段と、前記チャンバ内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段と、前記チャンバ内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段と、前記チャンバ内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、を備えたことを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の気相成長膜形成装置において、前記第二の原料ガスの供給量は、前記第一の原料ガスの供給量よりも少ないことが望ましい。
(3)上記(1)に記載の気相成長膜形成装置において、前記第一の原料ガスはトリクロロシラン(SiHCl3)、もしくはジクロロシラン(SiH2Cl2)のうちいずれか1つであり、前記第二の原料ガスはシラン(SiH4)であることが望ましい。
(4)上記(1)に記載の気相成長膜形成装置において、前記第一の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第一の原料ガス設定手段と、前記第二の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第二の原料ガス設定手段と、を備えたことが望ましい。
(5)本発明にかかる気相成長膜形成方法は、ウェーハが挿入されるチャンバと、前記チャンバ内で前記ウェーハを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段と、前記ウェーハを加熱する加熱手段と、前記チャンバ内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段と、前記チャンバ内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段と、前記チャンバ内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、を備えた気相成長膜形成装置を用いて、前記ウェーハに気相成長膜を形成する気相成長膜形成方法であって、前記第一の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第一の原料ガス設定工程と、前記第二の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第二の原料ガス設定工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、気相成長膜を形成する際に、原料ガスとなるSiHCl3、もしくはSiH2Cl2およびキャリアガスH2に加え、シランSiH4を少量周期的に混入させることにより、Si膜生成時に副生成物として生成されたHClを再利用しエピタキシャルウェーハの生産性向上と共に、HClガスによる金属部品の腐食を防止することを可能とする気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法を提供するという効果を奏する。
以下、本発明にかかる気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法の実施の形態につき、添付図面に基づき説明する。
以下、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置1の概略構成を示す構成図である。気相成長膜形成装置1は、例えば、高純度単結晶シリコン(以下、Siと記載する)のウェーハW上に気相成長法による単結晶Si膜を成長させる装置であり、チャンバ2と、ガス供給管3と、ガス排気管7と、トリクロロシランガス供給部11と、水素ガス供給部12と、シランガス供給部13と、供給ガス切り替え部14と、ガス排気部15と、を備えている。
チャンバ2は、気相成長膜を形成するための熱処理炉であり、ガス供給管3と、供給ガス切り替え部14と、を経由してトリクロロシランガス供給部11と、水素ガス供給部12と、シランガス供給部13と、の下流側に配設されており、ガス排気管7を経由してガス排気部15の上流側に配設されている。これら構成要素を順次詳細に説明する。
トリクロロシランガス供給部11は、気相成長膜の形成に必要なシリコン原料ガスであるトリクロロシラン(以下、SiHCl3と記載する)をチャンバ2に供給する機能を有し、具体的にはSiHCl3のガスタンクである。タンクから流出するガス流量を自在に調節できるように流量調節バルブが設けられている。また、ガス供給設定部16は、トリクロロシランガス供給部11の流量調整バルブを調整し、トリクロロシランガス供給部11から供給されるSiHCl3ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを気相成長膜形成前にあらかじめ設定する設定部である。
水素ガス供給部12は、気相成長膜の形成に必要なキャリアガスである水素(以下、H2と記載する)をチャンバ2に供給する機能を有し、具体的にはH2のガスタンクである。タンクから流出するガス流量を自在に調節できるように流量調節バルブが設けられている。また、ガス供給設定部17は、水素ガス供給部12の流量調整バルブを調整し、水素ガス供給部12から供給されるH2ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを気相成長膜形成前にあらかじめ設定する設定部である。
シランガス供給部13は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置の気相成長反応時に生成される塩化水素(以下、HClと記載する)ガスを再利用するためシラン(以下、SiH4と記載する)をチャンバ2に供給する機能を有し、具体的にはSiH4のガスタンクである。タンクから流出するガス流量を自在に調節できるように流量調節バルブが設けられている。また、ガス供給設定部18は、シランガス供給部13の流量調整バルブを調整し、シランガス供給部13から供給されるSiH4ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを気相成長膜形成前にあらかじめ設定する設定部である。
供給ガス切り替え部14は、上述したトリクロロシランガス供給部11、水素ガス供給部12、シランガス供給部13、のうちどのガス供給部からガスをチャンバ2に供給するかを選択するガス管切り替えスイッチである。複数のガス供給部からのガス供給も選択可能である。
ガス供給管3は、チャンバ2内の上部、水平方向の2箇所に配設され、上述した3種のガス供給部からのガスがチャンバ2内に供給されるように、供給ガス切り替え部14の下流側に配設されるガス経路である。上述した3種のガス供給部からのガスは、図1のA方向にチャンバ2に供給される。
ガス排気管7は、チャンバ2内の下部、図1の左右に分かれて2箇所に配設され、チャンバ2内部でSiHCl3、H2、SiH4および気相成長膜形成後の副生成物HClが混在したガスを排気するガス経路である。チャンバ2内のガスは、ガス排気管7を経由してガス排気部15に排気される。また、ガス排気部15は、ガス排気管7を経由して図1のB方向に排気されたガスを集め、最終的にガスを廃棄する機能を有する。
また、図1に示されるサセプタ5、回転胴6、ヒーター8については、図2を図示して詳細に説明する。図2は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置1のチャンバ2の内部構成を示す断面図である。チャンバ2の内部には、ウェーハWと、整流版4と、サセプタ5と、回転胴6と、ヒーター8と、ウェーハ突き上げ機構9と、温度センサ10と、が備えられている。また、ガス供給管3と、ガス排気管7がチャンバ2に導管接続されている。ガス供給管3と、ガス排気管7については、上述のとおりであり、詳細の説明を省略する。
ウェーハW上に気相成長膜を形成するため、ヒーター8の加熱によりプロセス温度まで加熱される。上記プロセス温度は、SiHCl3を使用する場合、1000℃以上である。
サセプタ5は、ウェーハWを所定の位置に支持する機能を有する。サセプタ5の材質としては、炭素の基材上に炭化珪素(以下、SiCと記載する)を皮膜したもの、基材をSiCとしたもの、もしくはシリコン含浸炭化珪素のうちいずれかが好ましい。一般的な形状としては、図2に示すように内周部に段差を設け、ウェーハWを戴置きすることによりウェーハWを支持する。
ヒーター8は、上方に位置するウェーハWを下方側から気相成長のプロセス温度に達するまで加熱する加熱器であり、チャンバ2の外部に備えられた加熱回路(図示省略)から供給される定電流によって加熱する。また、温度センサ10により、ウェーハWの表面温度を検知しヒーター8の通電を制御する加熱回路(図示省略)にフィードバックする。
回転胴6は、上記ウェーハWを戴置きしたサセプタ5を保持した状態で回転する回転体である。回転胴6は、ウェーハW上の気相成長膜が均一に生成されるように、図2のC方向に一定の回転速度で高速回転させる駆動機能を有する。なお、回転速度は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置を実用するにあたって、均一性の高い気相成長膜を効率的に形成するためには、気相成長膜形成時300rpm以上の速度で回転させることが好ましい。
整流板4は、ガス供給管3から流入させる原料ガスおよびキャリアガスの流速を調整するものであり、ウェーハW全域の対向面にわたってガス流量が均一になるように開口面積が調整されている。
ウェーハ突き上げ機構9は、ウェーハWを下方から押し上げる機構を有する。ウェーハ突き上げ機構9は、ヒーター8に設けられた開口部に該当する位置に配設され、外部に設けられた駆動機構(図示省略)により往復運動する。ピンが上方に動作すると、ウェーハWを持ち上げる構造となっている。
以下、本実施の形態にかかる気相成長膜形成プロセスを詳細に説明する。図3は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成プロセスを示すシーケンス図である。
最初に、ウェーハ搬入工程20において、ガス供給設定部17が設定したガス供給量に従い、H2ガスをチャンバ2内に供給しガス濃度が十分となった状態で(ステップS100)、ウェーハ突き上げ機構9が動作しウェーハWをチャンバ2に搬入する(ステップS101)。次に、昇温工程21においては、回転胴6の回転を開始する(ステップS102)。同時に、ヒーター8の温度を上げ、ウェーハWの温度を成膜温度まで上げる(ステップS103)。気相成長膜形成工程22の前に、SiHCl3ガスをバブリング、ベントし、供給開始の準備をしておく。次に、気相成長膜形成工程22において、ガス供給設定部16が設定した供給量、供給時間および供給サイクルに従い、SiHCl3ガスをチャンバ2内へ供給し成膜を開始する(ステップS104)。同時に、ガス供給設定部18が設定した供給量、供給時間および供給サイクルに従い、SiH4ガスをチャンバ2内へ供給する(ステップ105)。成膜終了後、ガス供給設定部16がSiHCl3ガス供給を停止し、降温工程23へ移る。降温工程23で回転胴6の回転を下げ、ヒーター8の温度を下げ、ウェーハWを搬出可能な温度まで下げる。900℃程度まで温度が下がる段階で、ガス供給設定部18がSiH4ガスの供給を停止する。ウェーハ搬出工程24においては、回転胴6を停止、ウェーハ突き上げ機構9が動作しウェーハWをチャンバ2から搬出する(ステップS106)。
以下、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置の気相成長反応について詳細に説明する。上述の昇温工程21において、トリクロロシラン供給部11が供給したSiHCl3ガスは、キャリアガスH2と下記のように反応する。
化学式(1)に示すように、シリコン原料ガスSiHCl3とキャリアガスH2が反応し、SiとHClを生成する。SiはウェーハW上へ気相成長膜を形成させていくが、HClがチャンバ2内に長く残留すると、エッチングが発生し気相成長膜を形成する速度が低下する。これは、結果的に製造時間の増加につながり製造工数増となる。また、HClは水分子と反応すると塩酸を発生させるが、この塩酸は金属を腐食する性質がある。従って、HClの発生は気相成長膜の形成を阻害すると共に、チャンバ2内部の主要部品を短寿命化するためその発生の抑制、できれば再利用することが好ましい。
SiH4が分解すると、化学式(2)のようにSiとH2を生成する。H2は、気相成長膜を形成する化学式(1)の反応に利用される。一方、Siは、HClと反応し、化学式(3)に示すように、SiH2Cl2を生成する。
あるいは、Siは、HClと反応し、化学式(4)に示すように、SiHCl3とH2を生成する。
化学式(3)で生成されたSiH2Cl2はSiの気相成長膜を形成する反応によってSiとHClを再生成する。また、化学式(4)で生成されたSiHCl3はH2と反応しSiとHClを再生成する。
すなわち、化学式(1)〜(4)で示した化学反応を還元的に起こさせることにより、HClの発生量をかなり抑制することが可能となる。図4は、本実施の形態にかかる気相成長膜形成装置の化学反応を模式的に示す反応フロー図である。このように、還元反応のサイクルをうまく起こさせることにより、HClの発生量を効果的に抑制することができる。図4に示す還元反応を効果的に起こさせるには、SiH4の供給が重要な要素となる。SiH4は非常に分解しやすいガスであり、SiH4単体では非常に使いにくい性質がある。しかし、本実施の形態のように、SiHCl3と併用することによりHClの発生を抑制し気相成長膜の形成を効率的に実施可能となる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、SiHCl3ガスを供給し気相成長反応が進みHClの発生量が増加しても、SiH4ガスを供給することにより、HClの発生を抑制すると共に気相成長膜を形成する反応を促進し気相成長膜の形成速度を低下させることなく効率的な気相成長膜形成を可能とする気相成長膜形成装置および気相成長膜形成方法を提供することが出来る。
なお、本実施の形態においては、SiHCl3ガスとSiH4ガスの供給口として共通のガス管を使用する構成を基に本実施の形態を詳細に説明したが、供給口を別個に設けてもよい。
また、上述したトリクロロシランガス供給部11と、水素ガス供給部12と、シランガス供給部13がチャンバ2内に供給する3種のガス供給条件(ガス供給量、ガス供給時間およびガス供給サイクル)は、それぞれガス供給設定部16、17、18によって設定されることとして本実施の形態を説明したが、これらのガス供給条件は、CPU(Central Processing Unit)等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置を少なくとも備えた通常のコンピュータを利用したハードウェア構成と、当該ハードウェア構成上で動作するプログラムによって一括管理される構成でもよい。
1 気相成長膜形成装置
2 チャンバ
3 ガス供給管
4 整流板
5 サセプタ
6 回転胴
7 ガス排気管
8 ヒーター
9 ウェーハ突き上げ機構
10 温度センサ
11 トリクロロシランガス供給部
12 水素ガス供給部
13 シランガス供給部
14 供給ガス切り替え部
15 ガス排気部
16 ガス供給設定部
17 ガス供給設定部
18 ガス供給設定部
20 ウェーハ搬入工程
21 昇温工程
22 気相成長膜形成工程
23 降温工程
24 ウェーハ搬出工程
W ウェーハ
A ガス供給方向
B ガス排気方向
C 回転胴回転方向
2 チャンバ
3 ガス供給管
4 整流板
5 サセプタ
6 回転胴
7 ガス排気管
8 ヒーター
9 ウェーハ突き上げ機構
10 温度センサ
11 トリクロロシランガス供給部
12 水素ガス供給部
13 シランガス供給部
14 供給ガス切り替え部
15 ガス排気部
16 ガス供給設定部
17 ガス供給設定部
18 ガス供給設定部
20 ウェーハ搬入工程
21 昇温工程
22 気相成長膜形成工程
23 降温工程
24 ウェーハ搬出工程
W ウェーハ
A ガス供給方向
B ガス排気方向
C 回転胴回転方向
Claims (5)
- ウェーハが挿入されるチャンバと、
前記チャンバ内で前記ウェーハを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段と、
前記ウェーハを加熱する加熱手段と、
前記チャンバ内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段と、
前記チャンバ内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段と、
前記チャンバ内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、
を備えたことを特徴とする気相成長膜形成装置。 - 前記第二の原料ガスの供給量は、前記第一の原料ガスの供給量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の気相成長膜形成装置。
- 前記第一の原料ガスはトリクロロシラン(SiHCl3)、もしくはジクロロシラン(SiH2Cl2)のうちいずれか1つであり、前記第二の原料ガスはシラン(SiH4)であることを特徴とする請求項1に記載の気相成長膜形成装置。
- 前記第一の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第一の原料ガス設定手段と、
前記第二の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第二の原料ガス設定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の気相成長膜形成装置。 - ウェーハが挿入されるチャンバと、
前記チャンバ内で前記ウェーハを所定の回転速度で回転させる回転駆動手段と、
前記ウェーハを加熱する加熱手段と、
前記チャンバ内に気相成長膜を形成するための第一の原料ガスを供給する第一の原料ガス供給手段と、
前記チャンバ内に前記第一の原料ガスとは異なる第二の原料ガスを供給する第二の原料ガス供給手段と、
前記チャンバ内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給手段と、を備えた気相成長膜形成装置を用いて、前記ウェーハに気相成長膜を形成する気相成長膜形成方法であって、
前記第一の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第一の原料ガス設定工程と、
前記第二の原料ガスの供給量、供給時間および供給サイクルを設定する第二の原料ガス設定工程と、
を備えたことを特徴とする気相成長膜形成方法。
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