JP2009133591A - 連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置 - Google Patents

連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】種々の被乾燥物を、連続的且つスムーズに乾燥・殺菌処理することができ、粒度や乾燥度等の品質が均一である乾燥物(製品)を得ることができる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置を提供する。
【解決手段】被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置である。被乾燥物を、熱風を通した気流乾燥管4に粉体状に散布させ、気流式空気熱風乾燥を行った後、得られた分散粒子である一次乾燥物を、乾燥器10内に導入し、乾燥器10内の過熱水蒸気雰囲気を一定条件に維持するように過熱水蒸気を循環させながら、一次乾燥物の流動層乾燥を連続的に行い、流動層乾燥後の乾燥器10内に滞留している二次乾燥物を乾燥器10の外部に排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置に関する。
従来、原料又は残渣物等の被乾燥物の乾燥方法としては、外気を導入し加熱昇温させ熱風とし、この熱によって被乾燥物の水分を気化蒸発させる熱風乾燥法が主に用いられてきた。熱風乾燥法とは、被乾燥物から熱風中に水分を移動させ乾燥させる方法であり、公害防止や熱の有効利用のため、熱交換器によって冷却して除湿し再加熱する技術を使用したり、熱風を循環させ一部を加熱吸気、一部を排気することが多い。
しかしながら、熱風乾燥法は、多量に発生する排ガスの臭気処理が困難であった。また、熱風乾燥法は、被乾燥物の品質が熱によって変性するのを防止するため、乾燥工程において初期に高温とし、後期は80℃程度の低温とすることが一般的であるが、乾燥は被乾燥物の表面から進み、表面に固い乾燥皮質が形成されるので、内部の乾燥は阻害されてしまい、被乾燥物の品質低下が生じる。更に、熱風乾燥法は、乾燥における水分の蒸発時には湿球温度以上に被乾燥物の温度が上昇しないので、完全な殺菌、滅菌は行われないという問題があった。
一方、高温(400〜600℃)で、且つ高湿度熱風で乾燥する高温高湿乾燥法は、従来の熱風乾燥法と比較して、連続で、被乾燥物を多量に乾燥できるだけでなく、過熱水蒸気雰囲気に近い高温高湿熱風を用いることにより、乾燥速度が速く、乾燥装置を小型化することができる。
しかしながら、高温高湿乾燥法は、被乾燥物の表面には固い乾燥皮質が出来てしまい、表面の酸化等もあわせて被乾燥物の品質低下が生じるだけでなく、乾燥における水分の蒸発時には湿球温度以上に被乾燥物の温度が上昇しないので、完全な殺菌、滅菌をすることができないという問題点があった。また、高温高湿乾燥方法は、乾燥工程の運転開始時と終了時に、被乾燥物の変性が発生しやすいという問題点があった。更に、高温高湿乾燥方法は、半閉回路乾燥であるため、乾燥器内へ空気の流入による被乾燥物の酸化や排ガスの臭気処理をすることが困難であった。
そこで、被乾燥物から発生する臭気を乾燥装置外部に排出させることなく、被乾燥物の品質を維持しつつ、被乾燥物の殺菌、滅菌が行え、被乾燥物内部まで乾燥することができ、更には省エネルギーで低ランニングコストである連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−62044号公報
しかしながら、特許文献1によると、被乾燥物は、投入ホッパから投入され、乾燥処理が終了すると、出口チャンバーから排出される構造となっており、大塊は小塊とされた乾燥品として排出されるものである。このため、特定の被乾燥物には使用できるが、種々の被乾燥物に使用することができなかった。このため、種々の被乾燥物に使用し、効率よく乾燥できる装置が望まれている。
また、装置内に対象物を設置してから装置を立ち上げるため、水蒸気が湿った状態で被乾燥物と触れ、その表面における凝縮量が多くなる。さらに、製品の取り出し毎に装置内部を空気と置換するため、装置の再立ち上げに時間がかかるという問題もあった。
本発明の課題は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、種々の被乾燥物を、連続的且つスムーズに乾燥・殺菌処理することができ、粒度や乾燥度等の品質が均一である乾燥物(製品)を得ることができる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法であって、被乾燥物を、熱風を通した気流乾燥管に粉体状に散布させ、気流式空気熱風乾燥を行った後、得られた分散粒子である一次乾燥物を、乾燥器内に導入し、乾燥器内の過熱水蒸気雰囲気を一定条件に維持するように過熱水蒸気を循環させながら、一次乾燥物の流動層乾燥を連続的に行い、流動層乾燥後の乾燥器内に滞留している二次乾燥物を乾燥器の外部に排出する連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法が提供される。
ここで、気流式空気熱風乾燥における熱風温度は、180〜300℃であり、且つその乾燥時間が、0.5〜3秒であることが好ましい。
また、一次乾燥物の平均粒径は、10μm〜3mmであり、且つ乾燥率が、10〜60%であることが好ましい。
更に、一次乾燥物は、乾燥器の一端から連続で投入され、横方向に浮遊流動しながら順次出口より排出され、且つ一次乾燥物の平均流動化風速、流動状態、滞留時間及び乾燥状態が調節されていることが好ましい。
このとき、一次乾燥物の平均流動化風速は、1.0〜2.0m/sであり、且つ滞留時間が、10〜40分であることが好ましい。
次に、本発明によれば、被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置であって、熱風で導入された被乾燥物を、熱風とともに散布させ、分散粒子の一次乾燥物に乾燥させる気流乾燥管と、得られた一次乾燥物を、過熱水蒸気による流動層乾燥を連続的に行う乾燥器と、乾燥器内に、過熱水蒸気を供給・循環させる過熱水蒸気調整手段と、乾燥器内に滞留している流動乾燥後の二次乾燥物を外部に排出する排出手段と、を備える連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置が提供される。
ここで、乾燥器は、乾燥器内を過熱水蒸気で置換後、一次乾燥物の有無を問わず乾燥器内を過熱水蒸気雰囲気で維持する過熱水蒸気流動層乾燥器であることが好ましく、横型流動層乾燥方式であることがより好ましい。尚、乾燥器内には、仕切板が、少なくとも1枚以上設けられていることがより好ましい。
また、過熱水蒸気調整手段は、乾燥器下部に設けられた分散板から、過熱水蒸気を供給することが好ましい。尚、分散板の平均孔径は、1.0〜2.0mmであることがより好ましい。
ここで、過熱水蒸気調整手段は、水蒸気供給手段から供給された水蒸気を循環加熱させて、過熱水蒸気を供給するものであることが好ましい。
尚、水蒸気供給手段は、熱風と水噴霧手段から供給された噴霧水から水蒸気を発生させるものであることが好ましく、水噴霧手段が、圧力うず巻き構造の噴霧ノズルであることがより好ましい。
本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置は、種々の被乾燥物を、連続的且つスムーズに乾燥・殺菌処理することができ、粒度や乾燥度等の品質が均一である乾燥物(製品)を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法は、被乾燥物を、熱風を通した気流乾燥管に粉体状に散布させ、気流式空気熱風乾燥を行った後、得られた分散粒子である一次乾燥物を、乾燥器内に導入し、乾燥器内の過熱水蒸気雰囲気を一定条件に維持するように過熱水蒸気を循環させながら、一次乾燥物の流動層乾燥を連続的に行い、流動層乾燥後の乾燥器内に滞留している二次乾燥物を乾燥器の外部に排出することにより、二次乾燥物である製品を得るものである。
更に詳細に説明すると、本発明の乾燥方法は、気流式空気熱風乾燥と、過熱水蒸気による流動層乾燥を組み合わせた2段階の乾燥方法である。
まず、第1段階では、気流式空気熱風乾燥による被乾燥物の解し効果により、被乾燥物の短期乾燥及び分散粒子(一次乾燥物)の生成を行うことにより、第2段階での流動層乾燥の前処理を行う。
このとき、第2段階での流動層乾燥の前処理を確実に行うためには、気流式空気熱風乾燥における熱風温度が、180〜300℃(より好ましくは、200〜250℃)であり、且つその乾燥時間が、0.5〜3秒(より好ましくは、1〜1.5秒)であることが好ましい。
これは、第1段階で得られる一次乾燥物(分散粒子)の酸化やその表面の硬化による皮質の形成が無く、且つ第2段階の過熱水蒸気による流動層乾燥に最適な粒子の大きさを得るため、重要であるからである。
尚、一次乾燥物(分散粒子)の平均粒径は、10μm〜3mm(より好ましくは、100μm〜1mm)であり、且つ乾燥率が、10〜60%(より好ましくは、30〜50%)であることが好ましい。ここで、乾燥率とは、乾燥物に含まれる単位重量当りの水の割合である。
これは、乾燥が充分に完結しないまま、製品(二次乾燥物)として排出されたり、一次乾燥物(分散粒子)の大塊(ダマ)の発生等といった第2段階の過熱水蒸気による流動層乾燥の連続操作で発生しやすい問題点を解消するため、重要であるからである。
そして、第2段階では、第一段階で得られた一次乾燥物(分散粒子)を、過熱水蒸気による流動層乾燥を行うことにより、通常の乾燥方法と比較して、熱伝導係数が迅速であり、過熱水蒸気と分散粒子(一次乾燥物)との接触効率がとても良く、一次乾燥物(分散粒子)同士もよく混ざり合うとともに、流動層内部の温度を均一に保持することができるため、酸化やその表面の硬化による皮質の形成が無く、乾燥・殺菌された均一な製品(二次乾燥物)を得ることができる。
ここで、過熱水蒸気による乾燥方法とは、飽和水蒸気温度以上の高い温度の乾燥能力を有した蒸気(ドライスチーム)による乾燥方法である。水蒸気は100℃未満では飽和水蒸気であり乾燥能力を持たないが、100℃以上になると乾燥能力を有するようになり、温度を上げる程、乾燥速度は高まるため、物品を乾燥させ易くなる。ここで、過熱水蒸気とは、100℃で蒸発した飽和水蒸気を常圧のまま、100℃以上に過熱した水蒸気である。
過熱水蒸気による乾燥の特徴は、乾燥部内を水蒸気で満たしたまま乾燥を行えるため、被乾燥物の酸化や被乾燥物表面の硬化による皮質の形成が無く、品物が予熱された水分蒸発期間での品温がほぼ100℃に保持されるので、殺菌、滅菌、酵素失活も被乾燥物の内部まで行うことができる。
また、本発明の乾燥方法では、熱媒体ガスの過熱水蒸気を閉回路式で行うことが重要である。これにより、乾燥処理中、乾燥部内への空気の流入や乾燥部外への排ガスの流出がないため、酸素による被乾燥物の酸化が生じることがなく、乾燥部から発生した臭気を抑制することができるため、環境改善に貢献することができる。
第1段階で得られた一次乾燥物(分散粒子)は、乾燥器の一端から連続で投入され、横方向に浮遊流動しながら順次出口より排出され、且つ一次乾燥物(分散粒子)の平均流動化風速、流動状態、滞留時間及び乾燥状態が調節されていることが好ましい。
尚、一次乾燥物(分散粒子)の平均流動化風速は、1.0〜2.0m/s(より好ましくは、上流2.0m/s、中流1.5m/s、下流1.0m/s)であり、且つ滞留時間が、10〜40分(より好ましくは、15〜30分)であることが好ましい。ここで、平均流動化風速とは、材料粒子が実際に流動状態を保てる「流動化風速」であり、更に3分割された同一筐体内(図1参照)では、各々のゾーンで材料性状(例えば、水分、粒子径や分布)が変化しており、最適な「流動化風速」が異なるため、これらの「流動化風速」を平均化した値である。
次に、本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置の一例を図1に示す。
本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置は、材料供給機1によって定量的に、ホッパ2から流下し、更に熱風で導入された被乾燥物を、熱風とともに散布させ、分散粒子の一次乾燥物に乾燥させる気流乾燥管4と、得られた一次乾燥物を、過熱水蒸気による流動層乾燥を連続的に行う乾燥器10と、乾燥器10内に、過熱水蒸気を供給・循環させる過熱水蒸気調整手段20と、乾燥器10内に滞留している流動乾燥後の二次乾燥物を外部に排出する排出手段17と、を備えたものである。
ここで、本発明で用いる乾燥器10は、乾燥器内を過熱水蒸気で置換後、一次乾燥物の有無を問わず乾燥器10内を過熱水蒸気雰囲気で維持する過熱水蒸気流動層乾燥器であることが好ましい。
これにより、本発明の乾燥装置は、製品の取り出し毎に装置内部を空気と置換することなく、装置の再立ち上げに時間がかかるという問題を解消することができるとともに、一次乾燥物を確実に過熱水蒸気雰囲気下で流動層乾燥することができる。
また、本発明の乾燥装置は、熱媒体ガスである過熱水蒸気が閉回路であるため、被乾燥物から発生する臭気の乾燥装置外部への排出を防止又は抑制することができ、過熱水蒸気を用いることにより、被乾燥物の品質を維持しつつ、被乾燥物の殺菌、滅菌が行え、被乾燥物内部まで乾燥することができ、更には省エネルギーで低ランニングコストである。
そして、本発明における乾燥処理では、ほぼ100%の過熱水蒸気が常圧で占有する雰囲気下で、一次乾燥物を連続的に乾燥させることが重要である。尚、常圧過熱水蒸気に占有された雰囲気は、空気分圧がほぼ「ゼロ」であり、空気がほとんど介在しないため、ほぼ「無酸素状態」を呈する。このような雰囲気を乾燥器内に一定の条件で維持し、継続的に無酸素状態を維持するためには、乾燥器内を微小プラス圧とすることが重要である。
このため、本発明の乾燥装置では、乾燥に使用された過熱水蒸気を、加熱器で再過熱して乾燥部内に再循環させたり、余剰な水蒸気を排出することが好ましい。
更に、本発明で用いる乾燥器10は、特に限定されないが、横型流動層乾燥方式であることが、被乾燥物の平均流動化風速、流動状態など操作条件を調節したり、適宜な仕切板14を入れることもできるため好ましい。
尚、本発明で用いる乾燥器10内には、仕切板14が、少なくとも1枚以上(好ましくは、2枚、より好ましくは3枚)設けられていることが、一次乾燥物から各乾燥段階の二次乾燥物(製品)が混合しないようにするとともに、二次乾燥物(製品)の滞留時間を均一にすることができるため好ましい。
更に、本発明で用いる過熱水蒸気調整手段20は、乾燥器10下部に設けられた分散板12から、過熱水蒸気を供給することが、過熱水蒸気雰囲気下で、効率的に一次乾燥物を流動化させ、一次乾燥物の流動層乾燥を行うことができるため好ましい。
尚、分散板12の平均孔径は、対象となる一次乾燥物によって、異なるため、特に限定されないが、1.0〜2.0mm(より好ましくは、1.5mm)であることが好ましい。
ここで、本発明で用いる過熱水蒸気調整手段20は、水蒸気供給手段22から供給された水蒸気を、乾燥器10内を経由して、加熱器30で循環過熱させて、過熱水蒸気を乾燥器10内へ供給するものであり、乾燥器10内が過熱水蒸気雰囲気下では、乾燥器10内の過熱水蒸気量を調節するものであることが好ましい。例えば、図1に示すように、乾燥器10内を仕切板14で3分割し、更に、それに対応して乾燥器10下部に3箇所の過熱水蒸気調整手段20をそれぞれのコーン19に配置することにより、被乾燥物の平均流動化風速、流動状態など操作条件を調節することがより容易となる。
水蒸気供給手段22は、装置起動時、熱風と水噴霧手段23から供給された噴霧水から水蒸気を発生させるものであり、乾燥器10内が過熱水蒸気雰囲気下では、過熱水蒸気の貯槽としての役割を果たすものであることが好ましい。尚、水噴霧手段23は、特に限定されないが、一流体ノズルを好適に用いることができる。
加熱器30は、装置起動時、送風ファン32で導入した外気を温めて熱風として、水蒸気供給手段22に供給するとともに、乾燥器10内を過熱水蒸気雰囲気にした後、乾燥器10から排出された過熱水蒸気を再過熱し、過熱水蒸気として水蒸気供給手段22に供給するものである。
ここで、乾燥器10上部のガス排出口16から排出された過熱水蒸気のうち、一次乾燥物の水分蒸発に伴う余剰水蒸気(一次乾燥物から発生する蒸発蒸気及び臭気等)は、主に、加熱器30又は吐出し側の分岐点33から、凝縮器(図示せず)で凝縮処理水(排水)として回収され、排水処理される。尚、乾燥器上部のガス排出口16の手前には、二次乾燥物(製品)の外部流出を防止するため、バグフィルタ15が設けられている。
次に、本発明の乾燥処理の一例について、図1を用いて更に説明する。まず、材料供給機1から、被乾燥物を熱風で気流乾燥管4に導入し、得られた顆粒状の被乾燥物を熱風とともに散布させ、分散粒子の一次乾燥物に乾燥させる(気流式空気熱風乾燥)。得られた一次乾燥物は、サイクロン6で、排ガスと分離され、ロータリーバルブ8及び材料投入ダンパ9で、乾燥器10内へ投入量の調節が行われる。尚、排ガスは、バグフィルタ7を経由後、外気へ排気される。
一次乾燥物は、材料投入口11から過熱水蒸気雰囲気下の乾燥器10内へ(連続)投入され、乾燥器10下部に設けられた分散板12から過熱水蒸気を供給することにより、流動層状態となり、それぞれの仕切板14で、横方向に順次乾燥(過熱水蒸気流動層乾燥)が行われることで、二次乾燥品(製品)となる。得られた二次乾燥品(製品)は、所定の滞留時間が経過後、排出手段であるゲートダンパ17を経て製品排出口18から排出される。
尚、本発明の乾燥処理のような連続型でしばしば問題となる材料の大塊(ダマ)は、例えば、方向性スリットのある多孔板(図示せず)を使用することにより、比較的スムーズに排出することができる。
本発明を実施例に基づいて、更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものではない。
(実施例及び参照例)
図1に示す連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置を用いて、表1に示す材料(湿潤物としてオカラ(実施例)、乾物として米糠(参照例))の過熱水蒸気乾燥処理を表2に示す条件でそれぞれ行った。
Figure 2009133591
Figure 2009133591
(考察)
表1の結果から、湿潤物としてオカラ(実施例)、乾物として米糠(参照例)の過熱水蒸気乾燥処理は、連続的且つスムーズに乾燥・殺菌処理することができることを確認した。また、それぞれ得られた乾燥物(製品)の粒度や乾燥度等の品質も均一であった。
尚、乾物として米糠(参照例)における当操作条件下では、一般生菌及び大腸菌群の殺菌は十分であったが、芽胞菌に対して不十分な結果であった。
本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置は、食料、肥料、燃料等の種々の被乾燥物の乾燥処理として用いることが可能である。また、食品の乾燥・殺菌、食品廃棄物等の未利用資源の再利用化、電子部品、ガラス製品などの乾燥・殺菌に利用することができる。
本発明の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置の一例を示す概要図である。
符号の説明
1:材料供給機、2:ホッパ、4:気流乾燥管、6:サイクロン、7:バグフィルタ、8:ロータリーバルブ、9:材料投入ダンパ、10:乾燥器、11:材料投入口、12:分散板、14:仕切板、15:バグフィルタ、16:ガス排出口、17:排出手段(ゲートダンパ)、18:製品排出口、19:コーン、20:過熱水蒸気調整手段、22:水蒸気供給手段、23:水噴霧手段、30:加熱器、32:送風ファン、33:吐出し側の分岐点。

Claims (14)

  1. 被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法であって、
    被乾燥物を、熱風を通した気流乾燥管に粉体状に散布させ、気流式空気熱風乾燥を行った後、得られた分散粒子である一次乾燥物を、乾燥器内に導入し、前記乾燥器内の過熱水蒸気雰囲気を一定条件に維持するように過熱水蒸気を循環させながら、一次乾燥物の流動層乾燥を連続的に行い、前記流動層乾燥後の前記乾燥器内に滞留している二次乾燥物を前記乾燥器の外部に排出する連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法。
  2. 前記気流式空気熱風乾燥における熱風温度が、180〜300℃であり、且つその乾燥時間が、0.5〜3秒である請求項1に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法。
  3. 前記一次乾燥物の平均粒径が、10μm〜3mmであり、且つ乾燥率が、10〜60%である請求項1又は2に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法。
  4. 前記一次乾燥物が、前記乾燥器の一端から連続で投入され、横方向に浮遊流動しながら順次出口より排出され、且つ前記一次乾燥物の平均流動化風速、流動状態、滞留時間及び乾燥状態が調節されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法。
  5. 前記一次乾燥物の平均流動化風速が、1.0〜2.0m/sであり、且つ滞留時間が、10〜40分である請求項1〜4のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法。
  6. 被乾燥物を常圧過熱水蒸気の閉回路系で連続的に乾燥させる連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置であって、
    熱風で導入された被乾燥物を、熱風とともに散布させ、分散粒子の一次乾燥物に乾燥させる気流乾燥管と、
    得られた一次乾燥物を、過熱水蒸気による流動層乾燥を連続的に行う乾燥器と、
    前記乾燥器内に、過熱水蒸気を供給・循環させる過熱水蒸気調整手段と、
    前記乾燥器内に滞留している流動乾燥後の二次乾燥物を外部に排出する排出手段と、
    を備える連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  7. 前記乾燥器が、乾燥器内を過熱水蒸気で置換後、一次乾燥物の有無を問わず乾燥器内を過熱水蒸気雰囲気で維持する過熱水蒸気流動層乾燥器である請求項6に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  8. 前記乾燥器が、横型流動層乾燥方式である請求項6又は7に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  9. 前記乾燥器内に、仕切板が、少なくとも1枚以上設けられている請求項6〜8のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  10. 前記過熱水蒸気調整手段が、前記乾燥器下部に設けられた分散板から、前記過熱水蒸気を供給する請求項6〜9のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  11. 前記分散板の平均孔径が、1.0〜2.0mmである請求項6〜10のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  12. 前記過熱水蒸気調整手段が、水蒸気供給手段から供給された水蒸気を循環加熱させて、過熱水蒸気を供給するものである請求項6〜11のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  13. 前記水蒸気供給手段が、熱風と水噴霧手段から供給された噴霧水から水蒸気を発生させるものである請求項6〜12のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
  14. 前記水噴霧手段が、圧力うず巻き構造の噴霧ノズルである請求項6〜13のいずれか1項に記載の連続式常圧過熱水蒸気乾燥装置。
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