JPH10206015A - 横型流動層乾燥機 - Google Patents

横型流動層乾燥機

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JPH10206015A
JPH10206015A JP1262497A JP1262497A JPH10206015A JP H10206015 A JPH10206015 A JP H10206015A JP 1262497 A JP1262497 A JP 1262497A JP 1262497 A JP1262497 A JP 1262497A JP H10206015 A JPH10206015 A JP H10206015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying chamber
dryer
closed
fixed wall
opened
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1262497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kida
英和 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP1262497A priority Critical patent/JPH10206015A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥開始時に材料が不用意に排出されること
がなく、材料の性状に適した厚さの流動層を形成するこ
とによって充分乾燥することができ、且つ流動層の厚さ
調節作業を容易に行うことのできる横型流動層乾燥機を
提供する。 【解決手段】 乾燥室3の一端部に材料供給口が設けら
れ、乾燥室3の他端部は閉鎖された固定壁7とされ、固
定壁7には乾燥機本体2の外側から押しボタンとエアシ
リンダー9によって個別に開閉可能とされた複数個の可
動排出ダンパー8が異なる高さ位置に設けられている横
型流動層乾燥機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体や粒体等の軽
い材料を高温の気流によって流動化状態にして乾燥させ
る、横型流動層乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉体や粒体等の軽い材料を高温の気流に
よって流動化状態にして乾燥させる流動層乾燥機として
は、従来より図3に示すようなものが知られている。こ
の流動層乾燥機は、図の左下から右上へ向かって開口す
る通風孔cが多数個設けられた多孔板bによって乾燥機
本体aが上下に区切られ、多孔板bの上側が乾燥室a1
となっている。
【0003】乾燥室a1 の一端部には未乾燥の材料を供
給する材料供給口dが設けられ、他端部には乾燥された
材料の排出部フードeが設けられていて、排出部フード
eの内側には、図4に示すように、固定排出堰fが設け
られている。固定排出堰fは乾燥機本体aに取付けられ
ており、且つボルトや引掛け金具などによってその高さ
を調節することができる。
【0004】また、固定排出堰fの下には固定式の粗粒
排出堰gが設けられ、その最下部には、多孔板bの上に
溜まった重量の大きい粗粒を排出するための粗粒排出ダ
ンパーhが設けられている。
【0005】図3及び図4に示す流動層乾燥機で材料を
乾燥させる場合、乾燥機を運転する前にまず固定排出堰
fをある適正な高さに調節しておき、高温の空気を多孔
板bの下側に吹き込むと、材料供給口dから乾燥室a1
へ供給された材料は多孔板bの通風孔cから吹き上げる
高温の気流により右斜め上方へ吹き上げられて流動層を
形成し、乾燥室a1 内を循環しつつ乾燥される。
【0006】しかるに、材料中の比重の小さい粒子や粒
径の小さい粒子などは、多孔板bの通風孔cから吹き上
げる気流によって、しばしば高さ1m以上も斜め上方へ
吹き上げられることがある。そのような場合、安定した
流動層が形成されずに、図3に示すように、固定排出堰
fを乗り越えて排出フードeから排出される。その結
果、乾燥室a1 内での滞留時間が短くなって、充分乾燥
されないままの材料が排出されることとなる。
【0007】このような場合には、材料の粒子の比重、
粒径、あるいは重量により固定排出堰fの高さを最適な
高さに調節することによって、安定した流動層を形成さ
せることが重要である。しかしながら、固定排出堰fの
高さを調節するには、乾燥機を一端停止し、乾燥機の中
に入って作業を行わなければないから作業しにくく、且
つ多くの時間を要するので乾燥機の稼働率が悪くなると
いう問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、乾
燥開始時に材料が不用意に排出されるようなことが防止
でき、また、材料の比重、粒径、重量等、材料の性状に
適した厚さの流動層を形成することによって、材料を充
分に乾燥することができ、しかも乾燥途中で乾燥機を停
止したり中に入って作業することなしに、容易に流動層
の厚さを調節することができる横型流動層乾燥機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、多数個の通風孔が設けられた多孔板によ
りほぼ水平方向上下に仕切られた乾燥機本体の上側が乾
燥室とされ、乾燥室に供給された材料を多孔板の下から
吹き出す高温の気流で流動化して乾燥する横型流動層乾
燥機であって、乾燥室の一端部に材料供給口が設けら
れ、乾燥室の他端部は閉鎖された固定壁とされ、固定壁
には乾燥機本体の外部から個別に開閉可能とされた複数
個の可動排出ダンパーが異なる高さ位置に設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】(作用)乾燥機運転の初期には、全可動排
出ダンパーを閉じることによって、材料が不用意に排出
されることが防止できる。また、複数個の異なる高さ位
置に設けられている可動排出ダンパーを開閉することに
よって、材料の性状に適した流動層の厚さに調節するこ
とができ、適正な乾燥状態を得ることができる。
【0011】可動排出ダンパーは乾燥機本体の外部から
個別に開閉可能であり、乾燥機の運転を止めて中に入る
ことなく開閉することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明横
型流動層乾燥機の一例を示す概略説明図、図2(A)は
図1に示す横型流動層乾燥機の可動排出ダンパー部分の
正面図、(B)は一部切欠側面図である。
【0013】図1に示すように、乾燥機1の乾燥機本体
2は、ほぼ水平方向に張設された多孔板5によって上下
に仕切られていて、上側が乾燥室3、下側は三つの通風
室4a、4b及び4cとされている。そして、多孔板5
には図の左下から右上へ向けて斜め方向に開口する多数
の通風孔51が設けられている。
【0014】乾燥室3の一端部(左端部)には、材料供
給口6が設けられ、材料供給口6の反対側(右端部)は
閉鎖された固定壁7とされている。そして固定壁7に
は、図2に示すように、3段の高さ位置に、左右2列の
可動排出ダンパー8が設けられている。可動排出ダンパ
ー8は乾燥機本体2の外から押ボタン操作でエアシリン
ダー9を作動させることによって、個別に開閉すること
ができるようになっている。また、最下段の可動排出ダ
ンパー8の下には、多孔板5と同じ高さ位置に粗粒排出
ダンパー10が設けられていて、乾燥機本体2の外から
押ボタン操作でエアシリンダー11を作動させることに
よって開閉することができる。なお、固定壁7の外には
排出フード12、排出フード12の下にはロータリーバ
ルブ13が設けられている。
【0015】また、図1において14は押込みブロア
ー、15は排気ブロアー、16は乾燥用空気を清浄にす
るためのエアフィルター、17は空気を加熱するための
熱交換器、18は空気量調節用のダンパー、19は排気
フード、20は排気中に含まれる微粒状の材料を捕集す
るためのサイクロン、21はサイクロン20で捕集した
微粒状の材料を乾燥室3へ戻すためのロータリーバル
ブ、22はサイクロン20で捕集できない更に微粒状の
材料を捕集して排気を清浄にするためのバッグフィルタ
ーである。
【0016】次に、乾燥機1によって材料を乾燥する場
合の操作と作用の要点を説明する。乾燥を始めるに際し
ては、まず可動排出ダンパー8を全て閉鎖しておく。押
込みブロアー14と排気ブロアー15のタンデム運転に
より供給される空気は熱交換器17で材料の乾燥に適し
た温度に加熱されて、通風室4a、4b、4cへ送ら
れ、多孔板5に開口する多数の通風孔51から乾燥室3
内へ左下から右上方へ斜め方向に高温の気流となって吹
き出し、暫くすると乾燥室3内の多孔板5に近い下層の
部分には水平方向右へ、上層の部分には水平方向左へ向
かう水平循環流が発生する。
【0017】次いで、図示しないコンベアにより供給口
6から材料を一定量ずつ乾燥室3内へ供給すると、材料
は右向きの水平循環流に乗って高速で固定壁7側へ移動
するが、可動排出ダンパー8が閉鎖されているので、材
料は材料供給口6側と固定壁7の間を循環し、この循環
中に一部乾燥が行われる。
【0018】更に材料を供給し続けると、時間が経過す
るに従って材料は固定壁7付近から徐々に多孔板5の上
に堆積し始め、堆積厚さが増すに従って上下流(図1参
照)に変化して流動層が形成され、材料は急速に且つ効
率良く乾燥される。そして、乾燥室3内全体に流動層が
形成され、材料の水分含有率が所望の値となるまで乾燥
された時点で、可動排出ダンパー8を順次(あるいは同
時に全て)開くと、供給された量に応じて乾燥された材
料が可動排出ダンパー8から排出フード12へ排出さ
れ、更にロータリーバルブ13によって図示しない容器
あるいは貯蔵タンクへ排出される。
【0019】上記のように、本発明の乾燥機1は、可動
排出ダンパー8を閉鎖して始動するので、従来の流動層
乾燥機のように運転開始時に材料が固定排出堰を乗り越
えて排出され、その結果乾燥室内での滞留時間が短くな
って、充分乾燥されないままの材料が排出されるような
ことが防止される。
【0020】また、可動排出ダンパー8のうち高さ位置
により開くダンパーを決めることで、材料の性状に適し
た厚さの流動層を形成して充分な乾燥を行い、排出する
ことができる。
【0021】更に、可動排出ダンパー8は乾燥機本体2
の外部から押ボタン操作でエアシリンダー9を作動させ
ることにより個別に開閉することができるので、乾燥機
1の運転を止めたり乾燥室3内に入って作業する必要が
なく、簡便且つ効率良く操作することができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、具体的な構成は上記のものに限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等
も本発明に含まれる。
【0023】例えば、上記実施の形態においては、可動
排出ダンパー8は3段の高さ位置に左右2列に設けた
が、1段の高さを低くして段数を例えば5段に増やし、
且つ各段の可動排出ダンパーを幅の広い1枚ものとして
もよい。
【0024】また、上記実施の形態においては、可動排
出ダンパー8をエアシリンダー9によって作動させる構
造としたが、油圧シリンダーによって作動させる構造、
あるいは電動モーターとリンク機構を用いた機械式の駆
動装置によって作動させる構造としてもよい。
【0025】
【効果】本発明は上記のような構成とされているので、
可動排出ダンパーを閉鎖して始動することにより、材料
が不用意に乾燥機本体から排出されることがなく、運転
が容易である。また、可動排出ダンパーの開閉高さを調
節することにより、材料の性状に適した適正な厚さの流
動層が形成され、その結果充分な乾燥が行われる。
【0026】また、可動排出ダンパーは乾燥機本体の外
部から個別に開閉することができるので、可動排出ダン
パーの開閉操作をする場合や材料を排出する場合に乾燥
機の運転を止めたり乾燥室3内に入って作業する必要が
なく、作業が簡単・容易であり、且つ乾燥機の稼働率を
高めることができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明横型流動層乾燥機の一例を示す概略説明
図。
【図2】(A)は図1に示す横型流動層乾燥機の可動排
出ダンパー部分の正面図、(B)は一部切欠側面図。
【図3】従来技術を示す概略説明図。
【図4】(A)は図3に示す流動層乾燥機の固定排出堰
の部分を示す正面図、(B)は側面図。
【符号の説明】
1 横型流動層乾燥機 2 乾燥機本体 3 乾燥室 4 通風室 5 多孔板 51 通風孔 6 材料供給口 7 固定壁 8 可動排出ダンパー 9,11 エアシリンダー 10 粗粒排出ダンパー 12 排出フード 14 押込みブロアー 15 排気ブロアー 17 熱交換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数個の通風孔が設けられた多孔板によ
    りほぼ水平方向上下に仕切られた乾燥機本体の上側が乾
    燥室とされ、乾燥室に供給された材料を多孔板の下から
    吹き出す高温の気流で流動化して乾燥する横型流動層乾
    燥機であって、乾燥室の一端部に材料供給口が設けら
    れ、乾燥室の他端部は閉鎖された固定壁とされ、固定壁
    には乾燥機本体の外部から個別に開閉可能とされた複数
    個の可動排出ダンパーが異なる高さ位置に設けられてい
    ることを特徴とする横型流動層乾燥機。
JP1262497A 1997-01-27 1997-01-27 横型流動層乾燥機 Withdrawn JPH10206015A (ja)

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JP1262497A JPH10206015A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 横型流動層乾燥機

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JP1262497A JPH10206015A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 横型流動層乾燥機

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JPH10206015A true JPH10206015A (ja) 1998-08-07

Family

ID=11810543

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JP1262497A Withdrawn JPH10206015A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 横型流動層乾燥機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133591A (ja) * 2007-12-03 2009-06-18 Ohkawara Kakohki Co Ltd 連続式常圧過熱水蒸気乾燥方法及び装置
JP2011080746A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Korea Inst Of Energy Research 流動層乾燥装置
CN118565146A (zh) * 2024-08-01 2024-08-30 常州市元泽干燥设备有限公司 一种自适应流化床干燥机

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