JP2001340828A - 高含水有機廃棄物の乾燥装置 - Google Patents

高含水有機廃棄物の乾燥装置

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JP2001340828A
JP2001340828A JP2000164109A JP2000164109A JP2001340828A JP 2001340828 A JP2001340828 A JP 2001340828A JP 2000164109 A JP2000164109 A JP 2000164109A JP 2000164109 A JP2000164109 A JP 2000164109A JP 2001340828 A JP2001340828 A JP 2001340828A
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drying
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air
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JP2000164109A
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Keiichi Hori
恵一 堀
Takeshi Yoshii
武司 吉井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オカラなどの高含水有機廃棄物を酸化させる
ことなく良好に乾燥させる。 【解決手段】 一段目乾燥機11では、熱風発生炉12
にて発生した熱風により、乾燥機内に投入された高含水
有機廃棄物が、高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥される。
一次乾燥された廃棄物は二段目乾燥機21に送られる。
一段目乾燥機11の排気熱は熱交換器28にて回収さ
れ、回収した熱により加熱された外気が二段目乾燥機2
1に供給される。このため、二段目乾燥機21では、低
湿度雰囲気にて乾燥がされる。このため廃棄物(オラ
カ)に含まれている油脂分が酸化することなく品質よく
乾燥することができる。また熱回収をすることにより、
熱高率が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品製造工程で原
料を搾った後の高含水有機廃棄物(搾り粕)を乾燥させ
る高含水有機廃棄物の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、食品製造工程の一例として豆腐
製造工程を示すブロック図である。同図に示すように、
原料(大豆)1が豆腐の製造装置6の工程を経て、搾り
機によって圧搾されると、液状物(豆乳)2が得られ、
この豆乳2から豆腐3が作られる。
【0003】一方、液状物(豆乳)2の豆乳が搾りださ
れた残りの絞り粕(オカラ)7は、栄養価が高く家畜な
どの飼料や、植物への肥料、その他原料として利用範囲
が多いが、オカラ7に含まれる水分が多く腐敗し易いた
め乾燥装置8によって乾燥処理される。 そして、乾燥
装置8によって乾燥された乾燥品4は、前記の飼料、肥
料、その他原料として広く利用されている。
【0004】ところが、オカラを高温下で乾燥させる
と、オカラに含まれる油脂分が酸化され易く、品質が低
下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、油脂分の酸
化を防止しつつ乾燥をする従来手法として、例えば、低
温の熱風乾燥を利用することが知られているが、低温の
熱風乾燥では乾燥効率が悪く、乾燥時間が非常に長くな
る問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的としては、オカラな
どの高含水有機廃棄物(搾り粕)の品質を保持しながら
効率よく乾燥し、設備コストが安価で、省エネルギ−効
果の上がる高含水有機廃棄物の乾燥装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、燃料用ガスと空気を供給して高温の熱風を
発生する熱風発生炉と、高含水有機廃棄物を前記高温の
熱風によって乾燥させる高温乾燥部と、同高温乾燥部に
よって乾燥された高含水有機廃棄物を外気を加熱した低
温の熱風によって乾燥させる低温乾燥部とを具えること
を特徴とする。
【0008】また本発明の構成は、燃料用ガスと空気を
供給して高温の熱風を発生する熱風発生炉と、高含水有
機廃棄物を前記高温の熱風によって乾燥させる高温乾燥
部と、同高温乾燥部によって乾燥された高含水有機廃棄
物を外気を加熱した低温の熱風によって乾燥させる低温
乾燥部と、前記高温乾燥部からの排熱を回収する熱交換
器とを具え、同熱交換器によって外気を加熱した低温の
熱風を前記低温乾燥部へ供給することを特徴とする。
【0009】また本発明の構成は、燃料油と空気を供給
して高温の熱ガスを発生する熱風発生炉と、前記高温の
熱ガスによって循環熱風を間接加熱する熱交換器と、高
含水有機廃棄物を前記高温の循環熱風によって乾燥させ
る高温乾燥部と、同高温乾燥部によって乾燥された高含
水有機廃棄物を外気を加熱した低温の熱風によって乾燥
させる低温乾燥部と、前記高温乾燥部からの排熱を回収
する熱交換器とを具え、同熱交換器によって外気を加熱
した低温の熱風を前記低温乾燥部へ供給することを特徴
とする。
【0010】また本発明の構成は、燃料用ガスと空気を
供給して高温の熱風を発生する熱風発生炉と、高含水有
機廃棄物を前記高温の熱風及び外気を加熱した低温の熱
風によって乾燥させる乾燥部とを具え、更に前記乾燥部
の内部に、高温の熱風を乾燥部中央付近へ放出させる供
給ダクトと、外気を加熱した低温の熱風を放出させる吹
出し口を設けたことを特徴とする。
【0011】また本発明の構成は、前記高温乾燥部また
は前記低温乾燥部または前記乾燥部から排気される熱風
から微粉を捕集する捕集器を具えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0013】<第1の実施の形態>本発明の第1の実施
の形態にかかる高含水有機廃棄物の乾燥装置を図1によ
り説明する。
【0014】この第1の実施の形態では、高含水有機廃
棄物の乾燥装置の構成として、2段階式の熱風乾燥機を
配置した。即ち、1段目乾燥機(高温乾燥部)11では
比較的高温の熱風(100°C以上、望ましくは、12
0°C〜170°C)を循環させ、吹込んだ熱風と発生
水蒸気分だけ排気して高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥さ
せ、2段目乾燥機(低温乾燥部)21では比較的低温の
熱風(100°C未満、望ましくは、40°C〜60°
C)を通風させ、略全量を排気して低湿度雰囲気で二次
乾燥させるように構成し、かつ、1段目乾燥機11の排
熱を、熱交換器28を介して2段目乾燥機21の乾燥用
外気の加熱に利用して熱回収を図っている。
【0015】次に各部分の構成を個別に説明していく。
図1において、回転ドラム式の一段目乾燥機11は、高
含水有機廃棄物(オカラなどの原料)7を乾燥させるも
のであり、入口側(図の左側)から高含水有機廃棄物7
を供給し、胴部が回転することによって攪拌されながら
傾斜面を出口側へ移動し、一方、出口側から例えば約1
50℃の比較的高温の熱風を供給し、高含水有機廃棄物
7を高湿度低酸素雰囲気中で乾燥させる。
【0016】熱風発生炉12は、空気とLPGなどのガ
ス燃料をバ−ナへ供給し、約150℃の熱風を発生さ
せ、発生した熱風は配管13から一段目乾燥機11の出
口側(図の右側)へ供給される。
【0017】配管14は、一段目乾燥機11から排出さ
れる比較的高温で微粉を含んだ排出熱風を、サイクロン
15へ送る。サイクロン(捕集器)15は、排出熱風に
含まれた微粉を分離捕集する。配管16は、サイクロン
15によって微粉が除去された循環熱風を熱風発生炉1
2へ戻す。配管16の途中には送風ファン17が設けら
れている。
【0018】開閉弁18は、配管16の途中から循環熱
風の一部を排気・分岐する弁であり、配管16から分岐
された熱風は、配管19から熱交換器28へ送られる。
【0019】輸送配管20は、一段目乾燥機11によっ
て一次乾燥された高含水有機廃棄物(オカラなどの搾り
粕)7を二段目乾燥機21へ送る。
【0020】回転ドラム式の二段目乾燥機21は、一次
乾燥された高含水有機廃棄物7を低温熱風によって二次
乾燥させるものであり、輸送配管20から送られてきた
高含水有機廃棄物7が入口側(図の右側)へ供給され、
胴部が回転することによって攪拌されながら傾斜面を出
口側(図の左側)へ移動し、一方、出口側から比較的低
温の新鮮な熱風(外気を加熱した熱風)を配管22から
供給する。
【0021】配管23は、二段目乾燥機21から排出さ
れる比較的低温で微粉を含んだ排出熱風を、バグフィル
タ−24へ送る。バグフィルター24は、配管23から
の排出熱風に含まれた微粉を捕集する。配管25は、バ
グフィルター24によって微粉が除去された低温熱風を
熱交換器27へ送る。この配管25の途中には送風ファ
ン26が設けられている。
【0022】熱交換器27は、常温の外気を、配管25
から送られてきた低温熱風によって予熱する。熱交換器
28は、熱交換器27によって予熱された外気を、さら
に配管19から送られてきた循環熱風によって加熱す
る。熱交換によって加熱された外気は配管22から二段
目乾燥機21へ送られる。
【0023】なお、上記熱交換器27,28としては、
プレ−トフィンチュ−ブ型熱交換器、回転再生式熱交換
器、又はヒ−トパイプ式熱交換器などが適宜選定されて
いる。
【0024】上記のように2段式の乾燥機によって構成
された高含水有機廃棄物の乾燥装置によれば、燃料のL
PGと燃焼用空気が熱風発生炉12へ供給されて、例え
ば、約150℃の比較的高温の熱風を発生させて配管1
3から1段目乾燥機11へ送られる。
【0025】1段目乾燥機11では、原料入口(図の左
側)から高含水の高含水有機廃棄物7(例えばオカラな
どの絞り粕)が送り込まれると、乾燥機11の胴部が回
転することによって高含水有機廃棄物が混ざりながら出
口側(図の右側)方向へ送られ、同時に出口側(図の右
側)から供給された例えば約150℃の比較的高温の熱
風と向流熱交換を行い、高含水有機廃棄物が加熱されて
水蒸気が発生し高湿度低酸素雰囲気中で乾燥される。
【0026】乾燥機11を出た一次乾燥された高含水有
機廃棄物7は、輸送配管20から2段目乾燥機21へ送
られ、一方、高湿度の排出熱風(約120℃)は配管1
4からサイクロン15へ送られて微粉を捕集分離し、微
粉が除去された熱風は配管16から送風ファン17によ
って熱風発生炉12へ戻され循環されている。 また、
捕集された微粉はサイクロン15底部から排出される。
【0027】そして、配管16の途中から高湿度の熱風
が開閉弁18によって一部分岐され、配管19から熱交
換器28へ送られて熱回収された後、排気される。配管
19から供給される一段目乾燥機11の排気は高湿度で
あり、熱交換器28において潜熱回収され、冷却されて
ドレンが溜まり、熱交換器28の底部からドレンが排出
される。潜熱分で外気を加熱するため、少ない排気でも
多くの熱量が回収される。
【0028】次に、輸送配管20から送られてきた一次
乾燥された高含水有機廃棄物7は、2段目の乾燥機21
の入口側(図の右側)へ供給されると、乾燥機21の胴
部が回転することによって高含水有機廃棄物7が攪拌さ
れながら傾斜面を出口側(図の左側)方向へ移動し、一
方、出口側から供給された比較的低温の熱風(外気を加
熱した熱風)を通風させて向流熱交換を行い、高含水有
機廃棄物7が低湿度雰囲気中で二次乾燥される。乾燥が
終わると、乾燥機21の出口側下部から乾燥品4として
取り出される。
【0029】一方、乾燥機21を通風した比較的低温の
排出熱風は、入口側(図の右側)から配管23によって
バグフィルタ−24へ送られて微粉を捕集し、微粉が除
去された熱風は配管25から送風ファン26によって熱
交換器27へ送られ熱回収された後、排出される。 ま
た、捕集された微粉はバグフィルタ−24底部から排出
される。
【0030】上記のように、一段目乾燥機11から排気
される比較的高温の熱風を熱交換器28へ、二段目乾燥
機21から排気される比較的低温の熱風を熱交換器27
へと導入し、それぞれを外気の加熱に利用し、熱回収す
ることができる。
【0031】また、熱風によって乾燥し飛散する微粉
は、サイクロン15及びバグフィルタ−24などの捕集
器によって捕集し排出された後、乾燥品4とは別に収集
し別途有効利用することができる。
【0032】なお、乾燥品4を飼料として利用する場合
には、給餌時に飼料中の微粉が家畜舎内に飛散し、環境
を悪化させ家畜の呼吸器に悪影響を及ぼす懸念があるた
め、本実施例のように予め微粉を除去しておく必要があ
る。
【0033】本実施例では、高含水有機廃棄物の一例と
してオカラについて説明したが、これ以外に高含水有機
廃棄物のビ−ル粕、茶ガラ、コ−ヒ−粕、焼酎粕などの
搾り粕に適用しても同様の作用、効果を得ることができ
る。
【0034】また、図1では熱交換器を2段階に配置し
た例を示しているが、二段目乾燥機21から排気される
低温の排出熱風を熱回収する熱交換器27については、
設備コストを考慮して省略することもできる。
【0035】さらに、二段目乾燥機21へ供給する低温
熱風の温度を高めたい場合には、熱交換器28と二段目
乾燥機21との間に熱風発生炉を設置し、燃焼ガスを導
入することによって低温熱風の温度を高めることができ
る。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、一段
目乾燥機11においては、水分の多い高温乾燥領域であ
り、熱風の温度を高くして循環送風することで乾燥効率
を向上させ、かつ、低酸素雰囲気とすることで、製品の
酸化劣化を少なくすることができる。
【0037】二段目の乾燥機21においては、製品の酸
化劣化を少なくするために熱風温度を下げ、かつ、熱風
を循環せず、常に外気を取り込み殆ど全量を排気して低
湿度とし、乾燥効率を向上させることができる。
【0038】また、一段目乾燥機11は熱風循環し、二
段目乾燥機21は一段目乾燥機11の排熱により外気を
加熱し、高度に熱回収するため、高い省エネ効果が得ら
れる。さらに、乾燥機11,21は、構造の簡単な回転
乾燥機であり、設備コストを安くすることができる。
【0039】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態にかかる高含水有機廃棄物の乾燥装置を図
2により説明する。なお、第1の実施の形態(図1)と
同一部材には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0040】前述した第1の実施の形態では、熱風発生
炉の燃料としてLPG等のガス燃料を使用し、発生した
熱風によって高含水有機廃棄物を直接加熱しているが、
これに対して第2の実施の形態では,燃料として価格の
安いA重油等を使用し、発生した熱風により熱交換を介
して循環熱風を間接加熱するように構成したもので、そ
の他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0041】図2において、熱風発生炉12は、空気と
A重油又は灯油などの油燃料をバ−ナへ供給し、高温の
熱ガスを発生させ、発生した熱ガスは熱交換器31へ供
給される。
【0042】熱交換器31は、熱風発生炉12から供給
された高温の熱ガスと、配管16から送られる循環熱風
とを熱交換し、循環熱風を約150℃に再加熱する。配
管32は、加熱された循環熱風を一段目乾燥機11へ送
る。配管33は、熱交換器31から排気された熱ガスを
熱回収用の配管19へ接続する。上記以外の構成は、第
1の実施の形態と同様である。
【0043】上記のように構成された第2の実施の形態
によれば、熱風発生炉12にて発生した高温の熱ガスに
よって循環熱風を間接加熱するので、熱ガスによって循
環熱風を汚染することがなく、乾燥機11内で高含水有
機廃棄物に臭気が付着することを回避できる。
【0044】また、熱風発生炉12の燃料としてA重油
又は灯油などの安価な燃料を使用できるので、ランニン
グコストを安くすることができる。その他、第1の実施
の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
【0045】<第3の実施の形態>次に、本発明の第3
の実施の形態にかかる高含水有機廃棄物の乾燥装置を図
3により説明する。なお、第1の実施の形態(図1)と
同一部材には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0046】前述した第1の実施の形態、高温高湿で乾
燥させる一段目乾燥機と、低温低湿で乾燥させる二段目
乾燥機の2段階式の乾燥機を配置しているが、これに対
して第3の実施の形態では、乾燥機を一段のみとし、こ
の乾燥機内部に、高温高湿乾燥域と、低温低湿乾燥域を
設けるように構成したもので、その他の構成は第1の実
施の形態と略同様である。
【0047】図3において、回転ドラム式の乾燥機41
は高含水有機廃棄物7を乾燥させるものであり、入口側
(図の右側)から高含水有機廃棄物を供給し、胴部が回
転することによって攪拌されながら傾斜面を出口側(図
の左側)へ移動し、一方、出口側から約150℃の比較
的高温の熱風が供給ダクト42の先端から高温高湿乾燥
域Bへ供給され、同時に、出口側上部には配管22が接
続されており、この出口側の吹出し口43から比較的低
温の新鮮な熱風(外気を加熱した熱風)が低温低湿乾燥
域Aへ供給されるようになっている。
【0048】供給ダクト42は、乾燥機41の出口側の
配管13から供給される比較的高温の熱風を、乾燥機4
1の中央付近へ放出するものである。上記以外の構成
は、第1の実施の形態と同様である。
【0049】上記のように構成された第3の実施の形態
によれば、乾燥機41では、高含水有機廃棄物入口(図
の右側)から高含水の高含水有機廃棄物7が送り込まれ
ると、乾燥機41の胴部が回転することによって高含水
有機廃棄物7が攪拌されながら傾斜面を出口側(図の左
側)方向へ移動する。同時に出口側(図の左側)から
は、例えば約150℃の比較的高温の熱風が供給ダクト
42先端から高温高湿乾燥域Bへ供給され、さらに、比
較的低温の熱風(外気を加熱した熱風)が出口側の吹出
し口43から低温低湿乾燥域Aへ供給される。
【0050】これにより、原料入口から供給された高含
水の高含水有機廃棄物7は、まず、高温高湿乾燥域Bで
高含水有機廃棄物が加熱されて水蒸気が発生し高温高湿
度雰囲気中で一次乾燥され、引き続いて、高含水有機廃
棄物7は攪拌移動しながら、低温低湿乾燥域Aにおい
て、外気を加熱した比較的低温の熱風によって低湿度雰
囲気中で二次乾燥される。
【0051】このように、一つの乾燥機41によって、
高含水の高含水有機廃棄物7が高温高湿乾燥域から低温
低湿乾燥域へ攪拌されながら移動し、所定含水率の乾燥
製品を得ることができる。その他、第1の実施の形態と
同様の作用,効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように本発明では、燃料用ガスと空気を供給して高温の
熱風を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃棄物を前記
高温の熱風によって乾燥させる高温乾燥部と、同高温乾
燥部によって乾燥された高含水有機廃棄物を外気を加熱
した低温の熱風によって乾燥させる低温乾燥部とを具え
る構成とした。
【0053】このような構成としたため、高温乾燥部で
は高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥ができ、低温乾燥部で
は低湿度雰囲気で二次乾燥ができ、高含水有機廃棄物
(オカラなどの搾り粕)を、油脂分を酸化させることな
く品質よく効率的に乾燥をすることができる。
【0054】また本発明では、燃料用ガスと空気を供給
して高温の熱風を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃
棄物を前記高温の熱風によって乾燥させる高温乾燥部
と、同高温乾燥部によって乾燥された高含水有機廃棄物
を外気を加熱した低温の熱風によって乾燥させる低温乾
燥部と、前記高温乾燥部からの排熱を回収する熱交換器
とを具え、同熱交換器によって外気を加熱した低温の熱
風を前記低温乾燥部へ供給する構成とした。
【0055】このような構成としたため、高温乾燥部で
は高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥ができ、低温乾燥部で
は低湿度雰囲気で二次乾燥ができ、高含水有機廃棄物
(オカラなどの搾り粕)を、油脂分を酸化させることな
く品質よく効率的に乾燥をすることができる。また熱回
収をすることにより熱高率が向上する。
【0056】また本発明では、燃料油と空気を供給して
高温の熱ガスを発生する熱風発生炉と、前記高温の熱ガ
スによって循環熱風を間接加熱する熱交換器と、高含水
有機廃棄物を前記高温の循環熱風によって乾燥させる高
温乾燥部と、同高温乾燥部によって乾燥された高含水有
機廃棄物を外気を加熱した低温の熱風によって乾燥させ
る低温乾燥部と、前記高温乾燥部からの排熱を回収する
熱交換器とを具え、同熱交換器によって外気を加熱した
低温の熱風を前記低温乾燥部へ供給する構成とした。
【0057】このような構成としたため、高温乾燥部で
は高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥ができ、低温乾燥部で
は低湿度雰囲気で二次乾燥ができ、高含水有機廃棄物
(オカラなどの搾り粕)を、油脂分を酸化させることな
く品質よく効率的に乾燥をすることができる。また熱回
収をすることにより熱高率が向上する。
【0058】また本発明では、燃料用ガスと空気を供給
して高温の熱風を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃
棄物を前記高温の熱風及び外気を加熱した低温の熱風に
よって乾燥させる乾燥部とを具え、更に前記乾燥部の内
部に、高温の熱風を乾燥部中央付近へ放出させる供給ダ
クトと、外気を加熱した低温の熱風を放出させる吹出し
口を設けた構成とした。
【0059】このような構成としたため、1つの乾燥部
の中に高温乾燥部と低温乾燥部とが形成され、高温乾燥
部では高湿度低酸素雰囲気で一次乾燥ができ、低温乾燥
部では低湿度雰囲気で二次乾燥ができ、高含水有機廃棄
物(オカラなどの搾り粕)を、油脂分を酸化させること
なく品質よく効率的に乾燥をすることができる。
【0060】また本発明では、前記高温乾燥部または前
記低温乾燥部または前記乾燥部から排気される熱風から
微粉を捕集する捕集器を具えた構成とした。
【0061】このような構成としたため、乾燥品に微粉
が混入することを防止でき、飼料として品質の良いもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる高含水有機
廃棄物の乾燥装置を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる高含水有機
廃棄物の乾燥装置を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態にかかる高含水有機
廃棄物の乾燥装置を示す構成図。
【図4】豆腐製造構成を示すブロック図。
【符号の説明】
4 乾燥品 7 高含水有機廃棄物 11 一段目乾燥機(高温乾燥部) 12 熱風発生炉 13,14,16,19 配管 15 サイクロン 17 送風ファン 18 開閉弁 20 輸送配管 21 二段目乾燥機(低温乾燥部) 22,23,25 配管 24 バグフィルター 26 送風ファン 27,28 熱交換器 31 熱交換器 32,33 配管 41 乾燥機(乾燥部) 42 供給ダクト 43 吹出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 21/04 A23L 1/20 Z // A23L 1/20 B09B 3/00 303M Fターム(参考) 3L113 AA06 AB01 AC04 AC58 AC68 BA01 CA08 CB03 CB29 DA02 4B020 LB28 LC08 LG07 LP20 4B061 AA01 DA03 DB01 DB23 DB31 4D004 AA04 AB01 AB02 BA04 CA22 CA42 CA50 CB05 CB31 CB34 CB36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料用ガスと空気を供給して高温の熱風
    を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃棄物を前記高温
    の熱風によって乾燥させる高温乾燥部と、同高温乾燥部
    によって乾燥された高含水有機廃棄物を外気を加熱した
    低温の熱風によって乾燥させる低温乾燥部とを具えるこ
    とを特徴とする高含水有機廃棄物の乾燥装置。
  2. 【請求項2】 燃料用ガスと空気を供給して高温の熱風
    を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃棄物を前記高温
    の熱風によって乾燥させる高温乾燥部と、同高温乾燥部
    によって乾燥された高含水有機廃棄物を外気を加熱した
    低温の熱風によって乾燥させる低温乾燥部と、前記高温
    乾燥部からの排熱を回収する熱交換器とを具え、同熱交
    換器によって外気を加熱した低温の熱風を前記低温乾燥
    部へ供給することを特徴とする高含水有機廃棄物の乾燥
    装置。
  3. 【請求項3】 燃料油と空気を供給して高温の熱ガスを
    発生する熱風発生炉と、前記高温の熱ガスによって循環
    熱風を間接加熱する熱交換器と、高含水有機廃棄物を前
    記高温の循環熱風によって乾燥させる高温乾燥部と、同
    高温乾燥部によって乾燥された高含水有機廃棄物を外気
    を加熱した低温の熱風によって乾燥させる低温乾燥部
    と、前記高温乾燥部からの排熱を回収する熱交換器とを
    具え、同熱交換器によって外気を加熱した低温の熱風を
    前記低温乾燥部へ供給することを特徴とする高含水有機
    廃棄物の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 燃料用ガスと空気を供給して高温の熱風
    を発生する熱風発生炉と、高含水有機廃棄物を前記高温
    の熱風及び外気を加熱した低温の熱風によって乾燥させ
    る乾燥部とを具え、 更に前記乾燥部の内部に、高温の熱風を乾燥部中央付近
    へ放出させる供給ダクトと、外気を加熱した低温の熱風
    を放出させる吹出し口を設けたことを特徴とする高含水
    有機廃棄物の乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記高温乾燥部または前記低温乾燥部ま
    たは前記乾燥部から排気される熱風から微粉を捕集する
    捕集器を具えたことを特徴とする請求項2または請求項
    3または請求項4の高含水有機廃棄物の乾燥装置。
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