JP2009132490A - 移動棚設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床面の各移動棚の停止位置に、被検出体としてマグネットを設け、各移動棚に、前記マグネットを検出する磁気センサを設け、移動棚11が走行を停止すると磁気センサによりマグネットを検出し、検出した磁気感度が、前回の走行停止時に検出した磁気感度より所定値以上変化していると、すなわち所定値より大きい幅ずれを検出すると、この幅ずれを解消する移動棚の走行軌跡を求め、次の走行時に、前記走行軌跡に沿うように各駆動モータの回転速度を制御する構成とする。
【選択図】図17
Description
すなわち、固定棚間に、車輪を介して走行経路(無軌条)上で往復走行自在な移動棚が複数配設され、これら移動棚を走行させることにより、隣接する固定棚−移動棚間、または隣接する移動棚間に通路を開放し、この通路を介して通路に面した固定棚または移動棚に対して物品の入出庫を行う設備が開示されている。
床面の前記各移動棚の停止位置に被検出体を設け、前記各移動棚に、前記被検出体の検出により、前記走行経路とは直角な左右方向への移動棚の走行経路よりの幅ずれを検出する幅ずれ検出手段を設け、前記制御手段は、走行を停止すると、前記幅ずれ検出手段により前記幅ずれを検出し、所定値より大きい幅ずれを検出すると前記幅ずれを少なくする移動棚の走行軌跡を求め、次の走行時に、前記走行軌跡に沿うように各駆動モータの回転速度を制御することを特徴とするものである。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記制御手段は、幅ずれを少なくする走行が実行された頻度または回数を求め、頻度が所定の頻度より大きくなると、または回数が所定の回数より大きくなると、警報を発することを特徴とするものである。
また請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明であって、前記被検出体として、前記各移動棚が走行経路に沿って移動し停止する前後の各停止位置にそれぞれ、マグネットを配置し、前記幅ずれ検出手段して、前記マグネットに対向して磁気センサを設け、前記制御手段は、走行を停止すると、前回の前記磁気センサによって検出された磁気強度と今回の磁気センサによって検出された磁気強度との変化により移動棚の幅ずれを検出し、前記移動棚の幅ずれを少なくする移動棚の走行制御を実行することを特徴とするものである。
図1および図3に示すように、実施の形態における移動棚設備は、6台(複数台の一例)の移動棚11と、これら移動棚11群の走行経路10の両端外方位置に配設された固定棚3から形成され、これら一対の固定棚3間に、前記6台の移動棚11が走行経路方向Aに往復走行自在に配設され、移動棚11または固定棚3に対して荷の受け渡しを行うために、移動棚11間または移動棚11と固定棚3との間に作業用通路Sが形成される。作業用通路Sの走行経路方向Aの幅は、本実施の形態では、移動棚11の走行経路方向Aの幅としている。
[固定棚]
固定棚3は、床面1a上に載置され固定される下部フレーム体4と、この下部フレーム体4上に据付けられる棚部5などにより構成されている。この棚部5には、上下方向ならびに水平方向に複数の区画収納空間5aが形成されている。
[移動棚]
図1〜図7に示すように、移動棚11は、走行車輪(走行支持装置;車輪の一例)14を介して走行経路10上において往復走行自在に複数が配設されている。これら移動棚11は、下部フレーム体12と、この下部フレーム体12上に据え付けられた棚部13などにより構成されている。
側下部フレーム12aおよび中間下部フレーム12b内には、それぞれ前後一対の前記走行車輪14が車輪軸15を介して設けられている。これら走行車輪14は、金属からなる内側輪体14aと、硬質ウレタンゴムからなる外側輪体14bとにより構成され、外側輪体14bを介して、たとえばコンクリート製の床1の床面1a上で転動自在に構成されている。すなわち走行車輪14は、走行経路10の幅方向Bの7箇所(複数箇所)でかつ走行経路方向Aの2箇所(複数箇所)にそれぞれ設けられている。
以上の12〜17などにより走行経路10上において往復走行自在な移動棚11の一例が構成される。
[パルスエンコーダ]
また移動棚11には、幅方向Bの両側部分である内側の駆動車輪(駆動式走行支持装置)14Aの近くにそれぞれパルスエンコーダ(走行量検出手段の一例)21が設けられ、これらパルスエンコーダ21は、移動棚11の側面に設けた制御盤20に接続されている。
[幅ずれ検出]
床1には各移動棚11毎に、HP側とOP側の2箇所にRV停止位置を示す円形状のマグネット(被検出体の一例)31が埋め込みにて配置され、さらに走行経路方向(前後方向)Aに位置を換えてHP側とOP側の2箇所にFW停止位置を示す円形のマグネット(被検出体の一例)31が埋め込みにて配置されている。各移動棚11には、HP位置とOP位置でこれらマグネット31を検出し、移動棚11の幅ずれを検出する幅ずれ検出手段として使用される磁気センサ35が設けられている。すなわち、中央部の一対の連結材12Cに、幅方向Bで、床1まで接近するブラケット36が取り付けされ、このブラケット36に、幅方向(左右方向)Bに3つの磁気センサ35a(HP側),35b(中央),35c(OP側)が併設されている。これら磁気センサ35a,35b,35cのうち中央の磁気センサ35bが、移動棚11が幅方向Bにずれていないときにマグネット31の上方で対向するように配置されている。これら2組の磁気センサ35a,35b,35cは、上記制御盤20に接続されている。
[接近検出]
移動棚11の下部フレーム体12の前後面にはそれぞれ、前側の隣接する移動棚11が接近したことを検出する接近センサ37aと、後側の隣接する移動棚11が接近したことを検出する接近センサ37bが設けられており、これら接近センサ37a,37bは、上記制御盤20に接続されている。接近センサ37a,37bは磁気センサや反射式の光電スイッチや超音波センサなどにより形成される。
[メイン制御盤]
上記各移動棚11に設けられた制御盤20はメイン制御盤38に接続されている。このメイン制御盤38は、移動棚設備の全体を制御するもので、たとえば移動棚設備のオンオフスイッチや、各移動棚11の走行操作部(釦)などが設けられている。そして走行操作部の操作によって、移動させる移動棚11の制御盤20に対して、走行指令として走行方向信号を与える。例えば、図1〜図3の停止位置(ホ)に停止している移動棚11を、走行経路10上で走行させたのち停止位置(ヘ)に停止させるとき、まずメイン制御盤40を操作すると、停止位置(ホ)に停止している移動棚11の制御盤20に対して、前記走行指令信号(走行方向信号)が与えられる。
[移動棚の制御盤]
各移動棚11の制御盤20の内部には、図11に示すように、操作パネル40(図9)と、コンピュータからなる移動棚コントローラ(制御手段の一例)41と、この移動棚コントローラ41から出力される速度指令値に応じて幅方向B(左右方向)に設けられた各駆動モータ16をそれぞれトルクベクトル制御するベクトル制御インバータ42a,42bが設けられ、各移動棚11の制御盤20の表面に、自動により幅方向Bへのずれ(幅ずれと称す)を解消できなかったときに点灯する警報ランプ43と、移動棚11に幅ずれが頻繁に発生しているときに点灯する注意ランプ44が設けられている。前記ベクトル制御インバータ42a,42bはそれぞれ、高速演算器(CPU)により負荷の状態に応じた出力を高速・演算し、電圧・電流ベクトルを最適に制御し、また始動トルクをアップさせるように構成されており、これらベクトル制御インバータ42a,42bを使用してトルクベクトル制御を行うことにより、負荷変動に対して影響の少ない回転駆動が行え、移動棚11内に収納された荷の荷重分布のアンバランスによる斜行が最小限に抑えられる。
移載棚コントローラ41により、幅方向Bに移動棚11が幅ずれした場合。この幅ずれを解消する補正制御(幅ずれ制御)が自動で実行される(詳細は後述する)が、この補正が掛からなかった場合に備え、手動操作を行う操作パネル40が設けられている。この操作パネル40には、図9に示すように、
移動棚11を自動運転するのか、後述するスイッチにより強制移動をさせるのか選択する自動−強制選択スイッチ51と、
HP側の駆動車輪14Aに連結された駆動モータ16に対してスイッチを倒した側へ駆動車輪14Aを駆動するHP回動スイッチ(手動で一方の駆動車輪14Aを操作するスイッチ)52と、
OP側の駆動車輪14Aに連結された駆動モータ16に対してスイッチを倒した側へ駆動車輪14Aを駆動するOP回動スイッチ(手動で他方の駆動車輪14Aを操作するスイッチ)53と、
移動棚11をHP側の幅方向(左右方向)に予め設定された幅(例えば、10mm)、移動を指令するHP移動押釦スイッチ(半自動でHP側に一定距離、補正をかける第1スイッチの一例)54と、
移動棚11をOP側の幅方向(左右方向)に予め設定された幅(例えば、10mm)、移動を指令するOP移動押釦スイッチ(半自動でOP側に一定距離、補正をかける第2スイッチの一例)55
が設けられている。
図11に示すように、移動棚コントローラ41には、メイン制御盤38、操作パネル40、HP,OPのパルスエンコーダ21(光電スイッチ29a,29b)、HP,OPの磁気センサ35a,35b,35c、さらに前後の接近センサ37a,37b、HP,OPのベクトル制御インバータ42a,42b、警報ランプ43、および注意ランプ44が接続されている。そして、移動棚コントローラ41は、以下のように構成されている。すなわち、
強制走行制御部61(詳細は後述する)と、
HPの各磁気センサ35a,35b,35cにより検出される磁気感度を加算してHP位置の磁気感度を求め、さらにHP側の磁気センサ35aとOP側の磁気センサ35cの磁気感度を比較することにより、移動棚11の幅ずれの方向(HP側へずれているのか、OP側にずれているのか)を検出するHP感度検出部62aと、
OPの各磁気センサ35a,35b,35cにより検出される磁気感度を加算してOP位置の磁気感度を求めるOP感度検出部62bと、
自動走行判断部63(詳細は後述する)と、
自動走行判断部63より出力された走行指令が、前進指令または後進指令に切り替わったときに走行スタート信号を1パルス出力する走行リセット部64と、
後述するリセット信号を入力し、且つ自動走行判断部63より前進指令が出力されたときにリセットされ、左のパルスエンコーダ21から出力されるパルスをカウントし、1パルス当たりの移動量(予め学習する)を乗算して、左の駆動車輪14Aの走行距離(走行量の一例)を測定する第1カウンタ65と、
後述するリセット信号を入力し、且つ自動走行判断部63より前進指令が出力されたときにリセットされ、右のパルスエンコーダ21から出力されるパルスをカウントし、1パルス当たりの移動量(予め学習する)を乗算して、右の駆動車輪14Aの走行距離(走行量の一例)を測定する第2カウンタ66と、
走行リセット部64より出力される走行スタートパルス信号によりリセットされ、左右のパルスエンコーダ21からそれぞれ出力されるパルスの数をカウントして、2つのパルス数の差を検出し、その差が設定値(設定変更可能としている)を超えると予測制御実行信号を出力し(オンとし)、パルス数の差がほぼ0に戻ると予測制御実行信号をオフとするパルス誤差判断部67と、
第1カウンタ65により検出された左の駆動車輪14Aの走行距離を微分し、後述する係数を乗算して左の駆動車輪14Aによる一定時間の(進み)走行距離を求める第1微分器68と、
第1カウンタ65により検出された左の駆動車輪14Aの走行距離に、第1微分器68により求められた左の駆動車輪14Aによる一定時間の(進み)走行距離を加算して一定時間後の予測走行距離(走行距離の予測値)を求める第1加算器69と、
第2カウンタ66により検出された右の駆動車輪14Aの走行距離を微分し、後述する係数を乗算して右の駆動車輪14Aによる一定時間の(進み)走行距離を求める第2微分器70と、
第2カウンタ66により検出された右の駆動車輪14Aの走行距離に、第2微分器70により求められた右の駆動車輪14Aによる一定時間の(進み)走行距離を加算して一定時間後の予測走行距離(走行距離の予測値)を求める第2加算器71と、
第1カウンタ65により検出された左の駆動車輪14Aの走行距離より、第2カウンタ66により検出された右の駆動車輪14Aの走行距離を減算して左右の駆動車輪14Aの走行距離偏差を求める第1減算器72と、
第1加算器69により求められた左の駆動車輪14Aによる一定時間後の予測走行距離より、第2加算器71により求められた右の駆動車輪14Aによる一定時間後の予測走行距離を減算して左右の駆動車輪14Aの予測走行距離偏差を求める第2減算器73と、
走行リセット部64より出力される走行スタートパルス信号により時間のカウントを開始し、パルス誤差判断部67より出力された予測制御実行信号により時間のカウントを停止して、走行スタートから、設定値を超えるパルス数の差が発生するまでの時間を測定し、この測定時間に反比例した上記係数、すなわちパルス数の差が設定値(走行量の偏差が規定値)を超えるまでの傾向に基づく係数を出力するタイマー74と、
速度制御部75(詳細は後述する)と
から構成されている。
図12に示すように、強制走行制御部61には、操作パネル40の各スイッチ51〜55の操作信号と前後の接近センサ37a,37bにより検出される前後の接近信号が入力され、自動−強制選択スイッチ51により「強制」が選択されているとき強制選択信号を速度制御部75へ出力し、「自動」が選択されているとき自動選択信号を速度制御部75へ出力している。
メイン制御盤38より前記走行方向信号および幅ずれ制御有り信号を入力し、HP感度検出部62aよりHP位置の磁気感度を入力し、OP感度検出部62bよりOP位置の磁気感度を入力し、前後の接近センサ37a,37bの隣接する移動棚11の接近信号を入力しており、前記走行方向信号により移動棚11を前進させるのか後進されるのかを判断し、幅ずれ制御有り信号が有るときは時間を遅らせて前進指令または後進指令を出力し、走行方向の接近センサ37aまたは37bの接近信号またはHP位置の磁気感度検出またはOP位置の磁気感度検出により停止指令を出力する。また図示していないが、光電センサ6が動作すると停止指令を出力する。
速度制御部75は、強制走行制御部61の強制走行指令信号等、自動走行判断部63の走行判断信号、第1減算器72により求められた左右の駆動車輪14Aの走行距離偏差、第2減算器73により求められた左右の駆動車輪14Aの予測走行距離偏差、パルス誤差判断部67より出力された予測制御実行信号、HP感度検出部62aにより求められるHP位置の磁気感度と幅ずれ方向、およびOP感度検出部62bにより求められるOP位置の磁気感度に基づいて左右のベクトル制御インバータ42a,42bの速度指令値(回転駆動手段による駆動回転量に相当する)を求めて出力し、さらに警報ランプ43へ警報信号を出力し、注意ランプ44へ注意信号を出力し、メイン制御盤38へ幅ずれ制御実行信号を出力するものであり、図11に示すように、強制駆動部77と、半自動幅ずれ制御部78と、自動姿勢制御部79と、自動幅ずれ制御部80から構成されている。
強制駆動部77には、図12に示すように、強制走行制御部61のHPモータ前側駆動信号が入力したときに動作するリレイRY−HP−FWと、強制走行制御部61のHPモータ後側駆動信号が入力したときに動作するリレイRY−HP−REと、強制走行制御部61のOPモータ前側駆動信号が入力したときに動作するリレイRY−OP−FWと、強制走行制御部61のOPモータ後側駆動信号が入力したときに動作するリレイRY−OP−REが設けられている。
このような強制駆動部77の構成による作用を説明する。
半自動幅ずれ制御部78には、図12に示すように、強制走行制御部61の後側強制HP幅ずれ指令信号が入力したときに動作するリレイRY−WS−HP−REと、強制走行制御部61の前側強制HP幅ずれ指令信号が入力したときに動作するリレイRY−WS−HP−FWと、強制走行制御部61の後側強制OP幅ずれ指令信号が入力したときに動作するリレイRY−WS−OP−REと、強制走行制御部61の前側強制OP幅ずれ指令信号が入力したときに動作するリレイRY−WS−OP−FWが設けられている。
上記第1速度指令部83と第2速度指令部84から出力される速度指令値について説明する。
上記自動−強制選択スイッチ51により「強制」が選択されているとき、HP移動押釦スイッチ54が押される(操作される)と、図12に示すように接近センサ37a,37bにより検出されている接近信号により、移動棚11が開放されている側(作業用通路Sが形成され、移動棚11が単独で移動可能な側)が判断されて前側または後側の強制HP幅ずれ指令が形成され、リレイRY−WS−HP−FWまたはリレイRY−WS−HP−REが動作される。
自動姿勢制御部79には、図15に示すように、自動走行判断部63の走行指令信号が前進指令(幅ずれ制御有り信号が有るときは時間を遅らせて出力される)のときに動作するリレイRY−Fと、後進指令(幅ずれ制御有り信号が有るときは時間を遅らせて出力される)のときに動作するリレイRY−Bと、停止指令のときに動作するリレイRY−Sと、パルス誤差判断部67の予測制御実行信号がオンのときに動作するリレイRY−Mが設けられている。
メイン制御盤38から前進指令、または後進指令が入力されると、速度設定器85から出力される、前進時にはプラスの後進時にはマイナスの速度指令値が、HPのベクトル制御インバータ42aとOPのベクトル制御インバータ42bへ出力され、移動棚11は走行される。またメイン制御盤38から停止指令が入力されると、“0”の速度指令値がHPのベクトル制御インバータ42aとOPのベクトル制御インバータ42bへ出力され、移動棚11は停止される。
また移動棚11の走行時に、両側の2つのパルスエンコーダ21によりカウンタ65,66により検出される駆動車輪14Aの走行量に基づいて両駆動車輪14Aの走行量の偏差が求められて入力されており、この偏差を無くすように、速度設定器85から出力される速度指令値が補正され、差をつけた速度指令値が、HPのベクトル制御インバータ42aとOPのベクトル制御インバータ42bへ出力され、各駆動モータ16による駆動回転量が補正制御され、移動棚11の姿勢が制御される。
自動幅ずれ制御部80は、図16に示すように、HP感度検出部62aにより求められるHP位置の磁気感度と、OP感度検出部62bにより求められるOP位置の磁気感度を加算して磁気感度合計値を求める第3加算器92と、走行停止時に時間をおいて(リレイRY-Sオンにてタイマーにて一定時間経過後)第3加算器92において求められた磁器感度合計値を記憶する前回感度記憶部93が設けられている。
移動棚11が走行を停止したときに、HPとOPの各磁気センサ35によりマグネット31が検出され、検出された磁気感度合計値と前回走行停止時に記憶された磁気感度合計値との偏差が所定値を超えると、すなわち所定値より大きい幅ずれを検出すると、幅ずれの方向により、OP側への補正が必要と判断されるとリレイRY−W−OPが駆動され、HP側への補正が必要と判断されると、リレイRY−W−HPが駆動される。また幅ずれが発生したとき、幅ずれ制御実行信号がメイン制御盤38へ出力され、また幅ずれ発生がカウントされ、一定の頻度以上となると、移動棚11に幅ずれが頻繁に発生していると判断され注意信号が出力され、注意ランプ44が点灯される。またHPとOPの磁気センサ35のいずれかの感度が無くなると、すなわちマグネット31の検出できないと、自動幅ずれ制御に不具合が生じ自動で解消できない幅ずれが発生したと判断し、HP移動押釦スイッチ54またはOP移動押釦スイッチ55を促す警報信号が出力され、警報ランプ43が点灯される。
そして、速度制御部75は、各強制駆動部77、半自動幅ずれ制御部78、自動姿勢制御部79、自動幅ずれ制御部80から出力されるそれぞれのHPのベクトル制御インバータ42aへの速度指令値とOPのベクトル制御インバータ42bへの速度指令値を、リレイRY-FOR(強制選択)とリレイRY-AUTO(自動選択)とリレイRY-W(幅ずれ制御中)により切り換えて出力している。
[全体の作用]
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
また走行を停止したときに、HPとOPの磁気センサ35によりマグネット31が検出され、HPとOPの磁気センサ35の磁気感度合計値と前回の磁気感度合計値との間に偏差が生じると、幅ずれ発生と認識され、次回の走行時に、幅ずれを解消するように、駆動車輪14Aに連動した駆動モータ16のベクトル制御インバータ42aまたは42bに対して、その駆動回転量に差を付ける制御信号が出される。これにより、作業用通路S分だけ移動する間に幅ずれは解消される。またこのとき、この幅ずれ制御を実行する移動棚11に続いて走行する移動棚11に、所定時間遅れて移動が開始される。またHPとOPの磁気センサ35のいずれかの感度が無くなると、すなわちマグネット31の検出できないと、自動幅ずれ制御に不具合が生じ自動で解消できない幅ずれが発生したと判断し、HP移動押釦スイッチ54またはOP移動押釦スイッチ55を促す警報ランプ43が点灯される。また幅ずれ制御の頻度が所定値を越えると、注意ランプ44が点灯される。
上記自動−強制選択スイッチ51により「強制」を選択し、図10(a)に示すように、HP回動スイッチ52を前進側(FW側)、OP回動スイッチ53を後進側(RE側)に倒す(操作する)ことにより、HP側の駆動モータ16が直接駆動されてHP側の駆動車輪14Aが前進側に駆動され、OP側の駆動モータ16が直接駆動されてOP側の駆動車輪14Aが後進側に駆動されることにより、移動棚11はHP側に傾けられる。逆に図10(b)に示すように、HP回動スイッチ52を後進側(RE側)、OP回動スイッチ53を前進側(FW側)に倒す(操作する)ことにより、移動棚11をOP側に傾けられる。
また本実施の形態では、駆動モータ16により一対(2個)の駆動車輪14Aを駆動しているが、これは駆動モータ16により1個の駆動車輪14Aを駆動する形式などであってもよく、また1個の駆動車輪14Aの駆動軸の一端部に減速機を直結し、この減速機に駆動モータ16を直結するダイレクトドライブ形式としてもよい。
また本実施の形態では、移動棚11の区画収納空間13eや固定棚3の区画収納空間5aに対して、パレットを介して荷の載置、収納を行っているが、これは箱コンテナを載置、収納させる形式などであってもよい。
3 固定棚
4 下部フレーム体
5 棚部
5a 区画収納空間
10 走行経路
11 移動棚
12 下部フレーム体
13 棚部
13e 区画収納空間
14 走行車輪(走行支持装置)
14A 駆動車輪(駆動式走行支持装置)
15 車輪軸
15A 駆動車輪軸
16 駆動モータ(回転駆動手段)
20 制御盤(制御手段)
21 パルスエンコーダ(走行量検出手段)
31 マグネット(被検出体)
35 磁気センサ(幅ずれ検出手段)
37a,37b 接近センサ
38 メイン制御盤
40 操作パネル
41 移動棚コントローラ
42a,42b ベクトル制御インバータ
43 警報ランプ
44 注意ランプ
51 自動−強制選択スイッチ
52 HP回動スイッチ
53 OP回動スイッチ
54 HP移動押釦スイッチ
55 OP移動押釦スイッチ
61 強制走行制御部
62a HP感度検出部
62b OP感度検出部
63 自動走行判断部
67 パルス誤差判断部
75 速度制御部
77 強制駆動部
78 半自動幅ずれ制御部
79 自動姿勢制御部
80 自動幅ずれ制御部
81 HP速度設定器
82 OP速度設定器
83 第1速度指令部
84 第2速度指令部
96 幅ずれ検出部
97 第3速度指令部
98 第4速度指令部
99 頻度検出部
A 走行経路方向(前後方向)
B 幅方向(幅方向)
S 作業用通路
Claims (7)
- 車輪を介して走行経路上で往復走行自在な移動棚が複数配設され、前記走行経路の幅方向の両側部分に位置された車輪は、それぞれ駆動モータが設けられて駆動車輪に構成され、前記移動棚の各駆動モータを駆動して移動棚の走行を制御する制御手段を設けた移動棚設備であって、
床面の前記各移動棚の停止位置に被検出体を設け、
前記各移動棚に、前記被検出体の検出により、前記走行経路とは直角な左右方向への移動棚の走行経路よりの幅ずれを検出する幅ずれ検出手段を設け、
前記制御手段は、走行を停止すると、前記幅ずれ検出手段により前記幅ずれを検出し、所定値より大きい幅ずれを検出すると前記幅ずれを少なくする移動棚の走行軌跡を求め、次の走行時に、前記走行軌跡に沿うように各駆動モータの回転速度を制御すること
を特徴とする移動棚設備。 - 前記制御手段は、一の移動棚を、前記幅ずれを少なくする軌跡に基づいて走行するとき、他の移動棚を一定時間遅らせて走行を開始すること
を特徴とする請求項1に記載の移動棚設備。 - 前記走行軌跡は、前記両駆動モータが所定回転速度以上で起動され、続けて回転速度に差を設けて駆動され、所定距離を移動して幅ずれを解消する軌跡であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動棚設備。 - 前記走行軌跡は、前記両駆動モータが所定回転速度以上で起動され、続けて回転速度に差を設けて駆動され、複数回の移動により幅ずれを解消する軌跡であること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動棚設備。 - 前記制御手段は、幅ずれを少なくする走行が実行された頻度または回数を求め、頻度が所定の頻度より大きくなると、または回数が所定の回数より大きくなると、警報を発すること
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の移動棚設備。 - 前記被検出体として、前記各移動棚が走行経路に沿って移動し停止する前後の各停止位置にそれぞれ、マグネットを配置し、
前記幅ずれ検出手段して、前記マグネットに対向して磁気センサを設け、
前記制御手段は、走行を停止すると、前回の前記磁気センサによって検出された磁気強度と今回の磁気センサによって検出された磁気強度との変化により移動棚の幅ずれを検出し、前記移動棚の幅ずれを少なくする移動棚の走行制御を実行すること
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の移動棚設備。 - 前記各移動棚に、前記両側部分の各駆動車輪の走行量をそれぞれ検出する走行量検出手段を設け、
前記制御手段は、前記各走行量検出手段により検出される駆動車輪の走行量に基づいて前記両駆動車輪の走行量の偏差を無くすように各駆動モータによる駆動回転量を補正制御する移動棚姿勢補正制御を行うこと
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の移動棚設備。
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