JP2002284307A - 移動棚装置 - Google Patents

移動棚装置

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JP2002284307A
JP2002284307A JP2001091555A JP2001091555A JP2002284307A JP 2002284307 A JP2002284307 A JP 2002284307A JP 2001091555 A JP2001091555 A JP 2001091555A JP 2001091555 A JP2001091555 A JP 2001091555A JP 2002284307 A JP2002284307 A JP 2002284307A
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JP
Japan
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moving
derivative
moving shelf
shelf
wheels
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Pending
Application number
JP2001091555A
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English (en)
Inventor
Naotaka Hanji
直高 判治
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動棚間の床面上に何ら凹凸が存在することな
く、従って、物品搬送機が移動棚間を自由に走行でき、
しかも、信頼性の高い作動の可能な移動棚装置を提供す
ること。 【解決手段】個々に走行車輪3、4、5を有する移動棚
2を並列に複数列配置してなる移動棚装置であって、前
記走行車輪のうち駆動輪3、4を独立に制御可能とし、
個々の移動棚2には、該移動棚2の移動方向A、Bに沿
って床面1に埋設された誘導体10に対面して位置検知
器12が配設され、該位置検知器12によって得られた
検知信号に基づいて前記個々の移動棚2の走行を制御す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、レールレス式の移
動棚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、例えば特開2001−483
14号公報に示されたような技術が知られていた。即
ち、図4、図5に示すごとく、物品を収納する架構22
と、架構22の左右両側に枢支された走行車輪である駆
動輪23及び転動輪24と、駆動輪23を回転させる電
気モータ等の車輪駆動機構25と、ブラケット27を介
して枢支したガイドローラ28を備えており、全長Lの
走行路33には複数の移動棚21が並列に配置されてい
る。走行路33の一側には水平に配置されるガイドレー
ル34を備えており、該ガイドレール34の溝35に
は、移動棚21のガイドローラ28を嵌入している。
【0003】移動棚21に対し物品の入出庫を行う際に
は、移動棚21の車輪駆動機構25を作動させることに
よって移動棚21を順次移動させ、入出庫作業を行うべ
き移動棚21の端面と、隣接する他の移動棚21の端面
との間に間隔Sを形成し、間隔Sを出入りする物品搬送
機により所定の移動棚21の所定位置に物品を入出庫す
る。
【0004】そして、移動棚21を移動させる際の、走
行車輪の空転等による前記移動棚21の斜行(走行路3
3に対して斜めに進む)を防止する為、転動輪24に備
えた回転角検出器26によって測定された、走行路33
に設置された反射板36を基準とした移動距離に基づい
て前記斜行を判断し、必要に応じて左右駆動輪23、2
3の回転速度を変化させて、前記姿勢を修正するように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
においては、所定の移動棚21の端面と、隣接する他の
移動棚21の端面との間に間隔Sを形成しても、そこに
はガイドレール34が存在しており、そこの側からの物
品搬送機の出入りが制限されるという欠点が有った。ま
た、移動距離を測定する基準となる反射板36は、走行
路33の上面に貼付等により設置されている為、物品搬
送機の走行等によって、汚染されたり破損されて、本来
の機能を果たせなくなるという欠点をも有していた。
【0006】本発明は、上記欠点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、移動棚間の床面上に何ら凹凸が
存在することなく、従って、物品搬送機が移動棚間を自
由に走行でき、しかも、信頼性の高い作動の可能な移動
棚装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、個々に走行車輪を有
する移動棚を並列に複数列配置してなる移動棚装置であ
って、前記走行車輪のうち駆動輪を独立に制御可能と
し、個々の移動棚には、該移動棚の移動方向に沿って床
に設けられた誘導体に対面して位置検知器が配設され、
該位置検知器によって得られた検知信号に基づいて前記
個々の移動棚の走行を制御し、前記誘導体を前記床に埋
設することで前記移動棚の走行領域床面を面一に形成し
たものである。
【0008】この発明によると、誘導体に対面して配設
された位置検知器によって、移動棚の走行のズレを検知
すると、左右の駆動輪の回転数の差によってそのズレを
修正し、しかも、床面には何ら凹凸が存在しないため、
物品搬送機が自由に走行でき、効率的に物品の入出庫が
行われる。また、誘導体は床面に埋設されているため、
物品搬送機やその他によって損傷を受けることはない。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、その誘導体を磁気棒より構成し、該
磁気棒に対面して配設される前記位置検知器は、前記誘
導体との相対位置の関係を電気信号として取出すように
したものである。
【0010】この発明によると、誘導体を磁気棒で構成
したため、単に床面に埋設するだけで、後は通常の電磁
誘導のように電流等を流す必要も無く、維持管理に煩わ
されることなく、所期の機能を発揮させることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施形
態を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0012】床面1上に適数台の移動棚2が、並列に、
しかも互いに接近・離隔すべく左右方向(矢印A、Bの
方向)に移動可能(走行可能)に配設されている。該移
動棚2は、その前後両側に走行車輪である駆動輪3、4
及び転動輪5を備え、各駆動輪3、4それぞれには電気
モータ等の車輪駆動機構6、7と、車輪回転数を検出す
る回転検出器8、9が配設されている。なお、本実施形
態では、各移動棚は全部で6個の駆動輪を備え、前記車
輪駆動機構6が移動棚前側に配置された3個の駆動輪3
を駆動し、車輪駆動機構が移動棚後側に配置された3個
の駆動輪4を駆動する。前記回転検出器8、9はそれぞ
れ最外側の駆動輪3、4の回転数を検出する。
【0013】一方、移動棚後方の側縁部に沿った床に
は、該移動棚2の進行方向A、Bと平行に、磁気棒より
なる誘導体10が埋設されている。誘導体10の埋設
は、カッター等によって床面1に凹溝11を刻設し、そ
の凹溝11内に誘導体10を嵌め込み、隙間に樹脂モル
タルを充填して固定すれば良い(凹溝11の底部に樹脂
モルタルを注入しておいて、その上から誘導体10を嵌
入して、そのとき押し出されようとする樹脂モルタル
で、隙間を充填するようにしても良い。)。このとき、
誘導体10の上部を樹脂モルタルで覆い被せても良い
し、また、その上部表面を露出させた状態のままとして
も良い。但し、後者の場合、誘導体10の上部が床面1
の上面より突出しないようにする必要がある。
【0014】そして、各移動棚2には、前記誘導体10
に対面して位置検知機12が配設されている。この位置
検知器12は、例えば、ホール素子13を利用して、対
面する誘導体10との相対位置変化を電気信号として取
出すことができる。更に、各移動棚2の側面には、該移
動棚の走行を制御するための制御盤14(図1及び図3
においては、図示を省略)が取付けられている。
【0015】以下、本発明の実施の形態の作用を説明す
る。外部からの移動指令信号に基づいて車輪駆動機構
6、7が作動され、移動棚2が所望の向き(矢印Aまた
はBの向き)に走行する。このとき、回転検出器8、9
はそれぞれ駆動輪3、4の車輪回転数を検知して、その
信号を制御盤14に送る。また、位置検出器12は前記
誘導体10との相対位置の関係を検出して、それを電気
信号として制御盤14に送る。
【0016】移動棚2が矢印A向きの走行中において、
位置検出器12よりの信号で、移動棚2の前後のズレが
許容範囲を超えていると認識すると、制御盤14からの
指令によって、ズレを修正する方向に駆動輪3、4の回
転数に差を持たせ、前記ズレを無くするように制御す
る。さらに、移動棚2が矢印B向きに走行する場合に
も、上述と同様な制御が行われる。
【0017】このように、適宜制御しながら順次個々の
移動棚2を走行・移動させ、図1に示すように、所望の
移動棚2のところに間隔Sを形成する。また、移動棚2
の走行領域の床には何ら突出することなく面一に形成さ
れており、物品搬送機(例えばフォークリフト)がこの
間隔Sに出入りして、物品の入出庫を行うことができ
る。
【0018】上述の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (1)床面1上には突起物等の障害物は何ら存在しない
ので、移動棚列のどちらからでも、物品搬送機はこの間
隔Sに自由に出入りすることができて、効率的に物品の
入出庫が行える。 (2)誘導体10は床面1に対して埋設された状態で配
設されているため、そこを走り回る物品搬送機の車輪
や、作業者の足等によって破損されることはなく、従っ
て、その機能を損なうことがないため、信頼性の高い作
動が可能となる。 (3)誘導体10は磁気棒より構成されているため、単
に床面に埋設するだけで、後は通常の電磁誘導のように
電流等を流す必要も無く、維持管理に煩わされることな
く、所期の機能を発揮させることができる。
【0019】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、下記のようにしても実施は可能である。 ○ 誘導体10は、移動棚2の側縁に沿って配設されて
いたが、移動棚本体によって、覆い被される位置に配設
しても良い。 ○ 誘導体10は、磁気棒より構成されていたが、電磁
誘導方式のガイドワイヤとすることもできる。 ○ 誘導体10の上部が、床面1よりも上に突出しない
ように配設したが、物品搬送機の走行にとって何ら障害
とならない程度、若しくはそれによって誘導体10自身
が悪影響を受けない程度の突出であれば、本発明の実施
は可能である。 ○ 回転角検出器8、9を駆動輪3、4に対して取付け
たが、これを転動輪5に取付けても実施は可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動棚の走行を案内するための装置が、床面上に存在しな
いため、物品搬送機が移動棚間を自由に走行でき、それ
によって効率的な物品の入出庫が可能となり、さらに、
誘導体は床面に埋設されるため、耐久性が向上し、従っ
て、信頼性の高い作動が可能となるという効果を有して
いる。また、移動棚の走行のズレを非接触で修正できる
ため、機械的な手段のものに比較して、故障等に煩わさ
れないという効果をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を示す平面図
【図2】本発明装置を示す正面図
【図3】本発明装置の走行装置の部分を示す平面図
【図4】従来装置を示す斜視図
【図5】従来装置を示す平面図
【符号の説明】
1 床面 2 移動棚 3、4 駆動輪 5 転動輪 6、7 車輪駆動機構 8、9 回転角検出器 10 誘導体 12 位置検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に走行車輪を有する移動棚を並列に
    複数列配置してなる移動棚装置であって、前記走行車輪
    のうち駆動輪を独立に制御可能とし、個々の移動棚に
    は、該移動棚の移動方向に沿って床に設けられた誘導体
    に対面して位置検知器が配設され、該位置検知器によっ
    て得られた検知信号に基づいて前記個々の移動棚の走行
    を制御し、前記誘導体を前記床に埋設することで前記移
    動棚の走行領域床面を面一に形成することを特徴とする
    移動棚装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導体は磁気棒よりなり、該磁気棒
    に対面して配設される前記位置検知器は、前記誘導体と
    の相対位置の関係を電気信号として取出すことを特徴と
    する請求項1に記載の移動棚装置。
JP2001091555A 2001-03-28 2001-03-28 移動棚装置 Pending JP2002284307A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004155578A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Toyota Industries Corp レールレス移動ラック
JP2009132490A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Daifuku Co Ltd 移動棚設備

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000142922A (ja) * 1998-11-17 2000-05-23 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 立体収納設備

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