JP2660141B2 - スタッカーの暴走防止装置 - Google Patents

スタッカーの暴走防止装置

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JP2660141B2
JP2660141B2 JP31416392A JP31416392A JP2660141B2 JP 2660141 B2 JP2660141 B2 JP 2660141B2 JP 31416392 A JP31416392 A JP 31416392A JP 31416392 A JP31416392 A JP 31416392A JP 2660141 B2 JP2660141 B2 JP 2660141B2
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stacker
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sensor
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宏 井和丸
佳久男 吉田
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ITOOKI KUREBIO KK
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ITOOKI KUREBIO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、棚の前面に沿って走
行し、棚に対して荷の出し入れを行うスタッカーの暴走
防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の暴走防止装置としては、特公昭
60−20286号公報に記載されたものがある。
【0003】この暴走防止装置は、スタッカーの走行レ
ールに沿って暴走検知領域が幅広でその他の領域は幅狭
に形成された長尺の被検出板を設けると共に、スタッカ
ーには、前記被検出板の幅狭部を検出する第1センサ対
と、幅広部を検出する第2センサ対とをスタッカーの走
行方向に一定間隔でずらした位置に設けたものである。
【0004】そして、第1センサ対と第2センサ対との
双方が前記被検出板を検出している領域を暴走検知領域
と判断し、しかも、第2センサ対を構成する前後のセン
サーの検出時点の時間差により、スタッカーの走行速度
を求め、その走行速度が設定値以上のときは減速指令を
出すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動倉庫等
における棚は、その棚柱が傾いていることがあり、棚の
上下で収納部に横方向のずれが生ずる場合がある。
【0006】このため、棚柱やベースチャンネル等の棚
構成部材を検出して、予めスタッカーの停止位置を定
め、その位置にスタッカーを停止させるべく、スタッカ
ーには上記暴走防止装置のセンサ以外に種々のセンサや
エンコーダー等の走行距離検出手段を設ける必要があ
り、スタッカー自体の構成が複雑になると共に製造コス
トが高くなるといった問題がある。
【0007】そこで、この発明は、上記問題点を解決す
べく、スタッカーの停止位置検出用のセンサを利用する
ことのできるスタッカーの暴走防止装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、スタッカーに設けられるベースチャン
ネル検出センサ、暴走検知領域検出センサ及び制御手段
から成り、前記ベースチャンネル検出センサは、スタッ
カーの走行レールに直交する棚のベースチャンネルを検
出し、その検出時間中前記制御手段にベースチャンネル
検出信号を出力するものであり、前記暴走検知領域検出
センサは、スタッカーの走行レールに沿って前記棚に設
けられた暴走検知領域を指定する被検出体を検出し、そ
の検出時間中前記制御手段に暴走検知領域検出信号を出
力するものであり、前記制御手段は、予め設定された暴
走防止領域におけるスタッカーの適正速度に基づいて計
算されたスタッカーのベースチャンネル通過時間と、前
記ベースチャンネル検出信号が入力されている時間とを
比較してスタッカーが暴走しているか否かを判断し、前
記暴走検知領域検出信号入力中にスタッカーが暴走して
いると判断した場合に、スタッカーの駆動信号の出力を
停止するものであるスタッカーの暴走防止装置を提供す
るのである。
【0009】
【作用】スタッカーの停止位置を設定するためのベース
チャンネル検出センサの検出信号の出力時間、即ちスタ
ッカーのベースチャンネル通過時間と、暴走検知領域に
おけるスタッカーの適正速度に基づいて予め計算された
スタッカーのベースチャンネル通過時間とを比較するこ
とにより、スタッカーが暴走しているか否かを制御手段
が判断し、暴走している場合にはスタッカーの停止信号
を出力する。
【0010】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1および図2は、対向する棚10の間を
走行するスタッカー20が荷の出し入れを行う自動倉庫
の概略を示している。
【0012】前記棚10は、並行に設置された複数のベ
ースチャンネル11の一側に、棚柱12を立設し、この
棚柱12に複数段の棚板13を設けることにより、上下
左右にマトリクス状のコンテナ収納部を形成したもので
ある。
【0013】前記スタッカー20は、前記ベースチャン
ネル11に対して直交して設置されたレール40に沿っ
て走行するコラム21に、前記コンテナ収納部との間で
コンテナの出し入れを行うピッカー22を昇降可能に取
り付け、このピッカー20を駆動手段(図示せず)によ
って昇降させるようにしたものである。
【0014】コラムベース23の一方の側面には、図1
及び図3に示すように、ベースチャンネル11を検出す
る2個のベースチャンネル検出センサ31,32が、ス
タッカー20の走行方向にずらした状態で取り付けられ
ている。
【0015】また、コラムベース23の他方の側面に
は、図1に示すように、2個の前記ベースチャンネル検
出センサ31,32の中間位置にスタッカーの暴走検知
領域検出センサ33が取り付けられており、図2に示す
ように、スタッカー20の暴走検知領域を指定すべく、
棚の左右両端から約1m離れた位置にあるベースチャン
ネル11にそれぞれ設けられたセンサープレート34を
検出するようになっている。
【0016】前記コラム21には、図1および図3に示
すように、上下の棚板13の高さに対応するように、一
定長さのバーチカルマーカー38が一定間隔で設けられ
ていると共にピッカー22の暴走検知領域を指定すべ
く、最上部及び最下部のバーチカルマーカー38の側方
に別途センサープレート39が設けられている。
【0017】そして、前記ピッカー22には、図3に示
すように、前記バーチカルマーカー38を検出する2個
のバーチカルマーカー検出センサ35,36が、ピッカ
ーの昇降方向にずらした状態で取り付けられていると共
にその側方には、2個のバーチカルマーカー検出センサ
35,36の中間位置に前記センサープレート39を検
出する暴走検知領域検出センサ37が設けられている。
【0018】なお、前記各センサ31,32,33,3
5,36,37は、そぞれ発光部と受光部を有し、発光
部から発せられた光がベースチャンネル11、センサー
プレート34,39、バーチカルマーカー39等に当た
って反射する光を受光部で受光することにより、検出す
る。
【0019】スタッカー20が走行すると、前記ベース
チャンネル検出センサ31,32が、ベースチャンネル
11を次々と検出する。あるベースチャンネル11にお
いて、図4に示すように、スタッカー20の走行方向の
前側のベースチャンネル検出センサ31が、最初にベー
スチャンネル11を検出し、その検出信号S1を前記制
御手段に出力する。
【0020】そして、そのベースチャンネル検出センサ
31がベースチャンネル11を通過するまでに、後方の
ベースチャンネル検出センサ32が、ベースチャンネル
11を検出し、その検出信号S2を制御手段に出力す
る。
【0021】このベースチャンネル11が、暴走検知領
域にあるときは、前記暴走検知領域検出センサ33がセ
ンサープレート34を検出し、その検出信号S3を制御
手段に出力する。
【0022】制御手段は、前記検出信号S1の入力と同
時に、予め設定されたスタッカー20の暴走検知領域に
おける適正速度に基づいて計算されたスタッカー20の
ベースチャンネル通過時間の幅を有するパルスP1を発
生させる。
【0023】そして、制御手段は、このパルスP1の消
滅時点において、前記検出信号S3が入力中か否かを確
認する。検出信号S3が入力中であれば、スタッカー2
0が暴走検知領域に入ったと判断して、前記検出信号S
1が入力中か否かを確認する。
【0024】このとき、前記検出信号S1が入力中であ
れば、ベースチャンネル検出センサ31のベースチャン
ネル通過時間が、予め設定された適正速度に基づくベー
スチャンネル通過時間より長い状態、即ち、スタッカー
20の走行速度が上記適正速度より小さい状態であるの
で、制御手段は、スタッカー20が暴走していないと判
断する。
【0025】しかし、図5に示すように、前記パルスP
1の消滅時点において、既に検出信号S1の入力が停止
されている場合は、上記適正速度よりスタッカー20の
走行速度が大きい状態であるので、制御手段は、スタッ
カー20が暴走していると判断し、スタッカー20の停
止信号を出力する。
【0026】また、スタッカー20が逆方向に走行する
場合は、図6及び図7に示すように、制御手段が、進行
方向の前側のベースチャンネル検出センサ32の検出信
号S2の入力と同時に前記パルスP1と同一幅のパルス
P2を発生させ、そのパルスP2の消滅時点における検
出信号S2の入力の有無によってスタッカー20が暴走
しているか否かを判断し、暴走している場合には、スタ
ッカー20の停止信号を出力する。
【0027】なお、図4ないし図7に示すように、スタ
ッカー20の走行方向に対して、各々専用のベースチャ
ンネル検出センサ31,32を設け、それぞれが出力す
る検出信号S1,S2を別途利用すると共に前記パルス
P1,P2も走行方向に対して別途発生させるようにし
たのは、スタッカー20の複雑な動作に伴うチャタリン
グに起因した誤作動を防止するためであり、そのような
誤作動が生じない場合には、スタッカー20の走行方向
に拘らず、1つのベースチャンネル検出センサ及び1つ
のパルスに基づいてスタッカー20の暴走を検出するこ
ともできる。
【0028】また、前記暴走検知領域検出センサ33及
びセサンープレート34は、確実に暴走検知領域が検出
できるように、前記パルスP1,P2の消滅時点におい
て、暴走検知領域検出センサ33がセンサープレート3
4の中央部付近を検出するように、その取り付け位置及
び大きさを定めるのが好ましい。
【0029】次に、ピッカー22の暴走防止についてで
あるが、これも、前記スタッカー20の暴走防止と実質
的に同様である。
【0030】簡単に説明すると、前記ベースチャンネル
検出センサ31,32、ベースチャンネル11、暴走検
知領域検出センサ33及びセンサープレート34に相当
するのが、バーチカルマーカー検出センサ35,36、
バーチカルマーカー38、暴走検知領域検出センサ37
及びセンサープレート39であり、各センサ35,3
6,37の検出信号と、暴走検知領域におけるピッカー
22の適正速度に基づいて計算された前記バーチカルマ
ーカー38の通過時間幅を有するパルスとに基づき、前
記制御手段がピッカー22の暴走を検出し、暴走してい
ると判断した場合には、ピッカー22の停止信号を出力
するようになっている。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るスタッカ
ーの暴走防止装置は、スタッカーの停止位置を設定する
ためのベースチャンネル検出センサを、スタッカーの暴
走検出用のセンサとして利用するようにしたため、別途
センサを設ける必要がなく、スタッカー自体の構成が簡
単で、製造コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例が使用される自動倉庫
の概略を示す斜視図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上のスタッカーの詳細を示す側面図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
10 棚 11 ベースチャンネル 12 棚柱 13 棚板 20 スタッカー 21 コラム 22 ピッカー 23 コラムベース 31,32 ベースチャンネル検出センサ 33 暴走検知領域検出センサ 34 センサープレート 35,36 バーチカルマーカー検出センサ 37 暴走検知領域検出センサ 38 バーチカルマーカー 39 センサープレート 40 レール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚の前面に沿って走行するスタッカーに
    設けられたベースチャンネル検出センサ、暴走検知領域
    検出センサ及び制御手段から成るスタッカーの暴走防止
    装置であって前記ベースチャンネル検出センサは、スタ
    ッカーの走行レールに直交する棚のベースチャンネルを
    検出し、その検出時間中前記制御手段にベースチャンネ
    ル検出信号を出力するものであり、 前記暴走検知領域検出センサは、スタッカーの走行レー
    ルに沿って前記棚に設けられた暴走検知領域を指定する
    被検出体を検出し、その検出時間中前記制御手段に暴走
    検知領域検出信号を出力するものであり、 前記制御手段は、予め設定された暴走検知領域における
    スタッカーの適正速度に基づいて計算されたスタッカー
    のベースチャンネル通過時間と、前記ベースチャンネル
    検出信号が入力されている時間とを比較してスタッカー
    が暴走しているか否かを判断し、前記暴走検知領域検出
    信号入力中にスタッカーが暴走していると判断した場合
    に、スタッカーの駆動信号の出力を停止するものである
    スタッカーの暴走防止装置。
JP31416392A 1992-10-28 1992-10-28 スタッカーの暴走防止装置 Expired - Lifetime JP2660141B2 (ja)

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Effective date: 19970527