JP2002274619A - 移動棚設備 - Google Patents

移動棚設備

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JP2002274619A
JP2002274619A JP2001077354A JP2001077354A JP2002274619A JP 2002274619 A JP2002274619 A JP 2002274619A JP 2001077354 A JP2001077354 A JP 2001077354A JP 2001077354 A JP2001077354 A JP 2001077354A JP 2002274619 A JP2002274619 A JP 2002274619A
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Joji Hatanaka
穣治 畑中
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台の移動棚の同時状の走行は、十分な間
隔を保持した状態で行え、停止位置での停止は、隣接間
を密として行える移動棚設備を提供する。 【解決手段】 移動棚11は、走行経路10の幅方向B
の複数箇所にそれぞれ走行支持装置14を設けた。少な
くとも一箇所の走行支持装置は、回転駆動手段16を設
けて駆動式走行支持装置14Aに構成した。複数台の移
動棚11を走行させるとき、設定時間をおいて順次時差
起動(時差スタート)させることで、複数台の移動棚1
1の同時状の走行は、設定時間に相当する間隔を保持し
た状態で行える。停止位置での停止は、隣接間を密とし
てスペース効率を好適として行え、複数台の移動棚11
の同時状の走行は、相互に接触、衝突などが生じること
なく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば倉庫内の
狭いスペース内に設置される移動棚設備、すなわち走行
支持装置を介して走行経路上で往復走行自在な移動棚が
複数配設された移動棚設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動棚設備としては、次
のような構成が提供されている。すなわち、車輪付きの
複数のラックが、それぞれ相互に近接・離反方向へ移動
自在とされて床面上に並んで設けられることで、無軌条
型の移動ラックが構成されている。そして、各ラックに
直進性を持たせるために、各ラックの長手方向の一端部
に設けられたガイド部材が、床面上に設けられた移動方
向に長いサイドレールに係止されている。
【0003】さらに、ラックの長手方向の両端部に、走
行距離を検出可能にした位置検出手段と、駆動輪とが設
けられている。そして、両端の位置検出手段により得ら
れた検出値を比較して、速度差が認められたときには、
これに基づいて両端側の駆動輪に対し、速度差を解消す
る方向の出力差を持たせ、以てラックの長手方向がサイ
ドレールに対して直角状となるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、複数台のラックを同時状に走行させたと
き、ラックが傾斜状に振られたり、走行速度の差などに
よって、相互に接触、衝突などが生じることがある。こ
れを解消するためには、停止位置での停止は、隣接間の
隙間を十分に取って行わなければならず、この場合には
スペース効率が悪くなる。また、床面上にサイドレール
が設けられていることで、フォークリフトなどの車両が
サイドレールを乗り越えて、スペース(作業用通路)を
一方向に通過走行することはできず、したがってフォー
クリフトなどによる作業は制約を受けることになる。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、複
数台の移動棚の同時状の走行は、十分な間隔を保持した
状態で行え、しかも停止位置での停止は、隣接間を蜜と
して行える移動棚設備を提供することを目的としたもの
である。
【0006】また請求項3記載の発明は、移動棚群の走
行は、走行経路に対して直角状姿勢で行える移動棚設備
を提供することを目的としたものである。そして請求項
4記載の発明は、作業用通路における車両の一方向への
通過走行を可能とし得、しかも移動棚群の走行は大きな
幅ずれも生じることなく行える移動棚設備を提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】さらに請求項6記載の発明は、移動棚の幅
方向の両側部分における走行距離の検出を、検出量を細
かくして行える移動棚設備を提供することを目的とした
ものである。
【0008】また請求項7記載の発明は、移動棚の幅ず
れを検出する構成を、簡単かつ安価とした移動棚設備を
提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の移動棚設備は、
走行支持装置を介して走行経路上で往復走行自在な移動
棚が複数配設された移動棚設備であって、前記移動棚
は、走行経路の幅方向の複数箇所にそれぞれ走行支持装
置が設けられるとともに、少なくとも一箇所の走行支持
装置は回転駆動手段が設けられて駆動式走行支持装置に
構成され、複数の移動棚を走行させるとき、設定時間を
おいて順次起動制御するように構成されていることを特
徴としたものである。
【0010】したがって請求項1の発明によると、移動
棚群の走行経路上での走行は、回転駆動手段を起動さ
せ、それぞれ駆動式走行支持装置を駆動回転させて移動
棚に走行力を付与することにより、残りの走行支持装置
を追従回転(遊転)させながら行える。このような走行
により、目的とする移動棚の前方に作業用通路を形成し
得、たとえばフォークリフトなどの車両を作業用通路内
で走行させることで、この作業用通路側から荷の出し入
れを行える。
【0011】その際に、複数の移動棚の走行を、設定時
間をおいて順次時差起動(時差スタート)させることに
よって、複数の移動棚の同時状の走行は、設定時間に相
当する間隔を保持した状態で行える。したがって、停止
位置での停止は、隣接間を蜜としてスペース効率を好適
として行えるものでありながら、複数の移動棚の同時状
の走行は、相互に接触、衝突などが生じることなく行え
る。
【0012】また本発明の請求項2記載の移動棚設備
は、上記した請求項1記載の構成において、走行させた
複数の移動棚が、順次停止されるように構成されている
ことを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項2の発明によると、複数
の移動棚を順次停止させることで、これら移動棚を、相
互に充分に近接した状態で停止し得る。そして本発明の
請求項3記載の移動棚設備は、上記した請求項1または
2記載の構成において、走行経路の幅方向の両側部分に
位置された走行支持装置は、それぞれ回転駆動手段が設
けられて駆動式走行支持装置に構成され、移動棚には、
幅方向の両側部分にそれぞれ走行量検出手段が設けられ
るとともに、これら走行量検出手段による検出に基づい
て前記回転駆動手段による駆動回転量を制御する制御手
段が設けられていることを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項3の発明によると、移動
棚の走行が、走行経路に対して直角状姿勢を維持して行
われず、一側部分が進みかつ他側部分が遅れた傾斜姿勢
で行われた場合、両走行量検出手段により走行距離を検
出し、これら検出に基づいて制御手段によって、回転駆
動手段による駆動回転量の制御を行う。これにより、回
転駆動手段間に駆動回転量の差が生じることになり、以
て前述した傾斜姿勢を次第に修正して解消し得る。
【0015】さらに本発明の請求項4記載の移動棚設備
は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成にお
いて、走行経路の幅方向の両側部分に位置された走行支
持装置は、それぞれ回転駆動手段が設けられて駆動式走
行支持装置に構成され、床側には、車両の乗り越えを許
す被検出体が走行経路方向に沿って配設されるととも
に、移動棚には、前記被検出体を検出しながら移動棚の
幅ずれを検出する幅ずれ検出手段が設けられ、この幅ず
れ検出手段による検出値が設定値を外れないように、あ
るいは外れたとき補正して、前記制御手段により回転駆
動手段を制御するように構成されていることを特徴とし
たものである。
【0016】したがって請求項4の発明によると、たと
えばフォークリフトなどの車両を作業用通路内で走行さ
せる際に、作業用通路内の床側には車両の乗り越えを許
す被検出体のみが存在し、さらに作業用通路の両側外方
の床上には何も存在していないことから、車両の走行
は、作業用通路における一方向への通過走行をも可能と
して、自由方向に行える。
【0017】そして、移動棚の走行が走行経路に対して
直角状姿勢で行われているにも拘わらず、移動棚が幅方
向にずれる、いわゆる幅ずれ走行を行った場合、移動棚
を走行させながら、走行経路方向に沿って配設された被
検出体を幅ずれ検出手段により検出し、以て幅ずれ検出
手段による検出値が設定値を外れないように、制御手段
により回転駆動手段を制御する。これにより、直角状姿
勢で走行していた移動棚を次第に傾斜姿勢とし、それに
伴って、幅ずれ検出手段が被検出体側に接近移動して、
幅ずれを解消し得る。
【0018】しかも本発明の請求項5記載の移動棚設備
は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成にお
いて、走行支持装置は走行車輪であって、走行経路の幅
方向の複数箇所でかつ走行経路方向の複数箇所にそれぞ
れ設けられ、走行経路の幅方向の両側部分に位置された
走行車輪群のうち少なくとも1個の走行車輪は、それぞ
れ回転駆動手段が設けられて駆動式走行車輪に構成され
ていることを特徴としたものである。
【0019】したがって請求項5の発明によると、走行
車輪からなる走行支持装置は簡単かつ安価にして配設し
得、また回転駆動手段による連動も容易に行える。また
本発明の請求項6記載の移動棚設備は、上記した請求項
3〜5のいずれかに記載の構成において、走行量検出手
段が、駆動式走行支持装置の近くに設けられたパルスエ
ンコーダであることを特徴としたものである。
【0020】したがって請求項6の発明によると、パル
スエンコーダを採用することで、移動棚の幅方向の両側
部分における走行距離の検出を、検出量を細かくして、
的確に行える。
【0021】そして本発明の請求項7記載の移動棚設備
は、上記した請求項4〜6のいずれかに記載の構成にお
いて、被検出体は、両駆動式走行支持装置間でかつ走行
経路の幅方向の中央部分に配設されていることを特徴と
したものである。
【0022】したがって請求項7の発明によると、中央
部分の1箇所に配設した被検出体と幅ずれ検出手段とに
よって、移動棚の幅ずれを検出する構成を、簡単かつ安
価として提供し得る。
【0023】さらに本発明の請求項8記載の移動棚設備
は、上記した請求項4〜7のいずれかに記載の構成にお
いて、被検出体が軌道を形成し、被検出体の上面で非駆
動式走行支持装置が走行されることを特徴としたもので
ある。
【0024】したがって請求項8の発明によると、非駆
動式走行支持装置が、被検出体の上面を転動すること
で、被検出体に対して幅ずれ検出手段を常に一定状の距
離を置いて対向し得る。
【0025】しかも本発明の請求項9記載の移動棚設備
は、上記した請求項4〜8のいずれかに記載の構成にお
いて、被検出体は、走行経路の幅方向で一対が隙間を置
いて配設され、両被検出体の上面間に亘って非駆動式走
行車輪が載置されるとともに、この非駆動式走行車輪に
は、前記隙間に係合される鍔部が形成されていることを
特徴としたものである。
【0026】したがって請求項9の発明によると、非駆
動式走行車輪が、両被検出体の上面間を転動すること
で、被検出体に対して幅ずれ検出手段を常に一定状の距
離を置いて対向し得る。さらに、隙間に鍔部が係合して
いることで、非駆動式走行車輪が両被検出体から外れる
こと、すなわち幅ずれなどをし難くし得る。
【0027】また本発明の請求項10記載の移動棚設備
は、上記した請求項9記載の構成において、幅ずれ検出
手段が、一方の被検出体を基準に検出するように配設さ
れていることを特徴としたものである。
【0028】したがって請求項10の発明によると、幅
ずれ検出手段をコンパクトに配設し得る。そして本発明
の請求項11記載の移動棚設備は、上記した請求項3〜
10のいずれかに記載の構成において、制御手段は、走
行距離が進んでいる側の駆動式走行支持装置に連動した
回転駆動手段に対して、その駆動回転量を落すように制
御することを特徴としたものである。
【0029】したがって請求項11の発明によると、走
行距離が進んでいる側が、他側に対して低速で進むよう
に制御し得ることによって、移動棚どうしの衝突など招
くことなく、傾斜姿勢を次第に修正して解消し得る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、図1〜図11に基づいて説明する。図1,図2に
示すように、移動棚11は、走行支持装置(後述す
る。)を介して走行経路10上において往復走行自在に
複数が配設されている。これら移動棚11は、下部フレ
ーム体12と、この下部フレーム体12上に据え付けら
れた棚部13などにより構成されている。
【0031】図1、図2、図4、図5に示すように、前
記下部フレーム体12は、移動棚11の走行経路方向
(前後方向)Aに対して左右両側に位置される側下部フ
レーム12aと、内側の5箇所(複数箇所)に位置され
る中間下部フレーム12bと、これら側下部フレーム1
2aと中間下部フレーム12bとの間に連結される幅方
向(左右方向)Bの連結材12cと、連結材12c間の
複数箇所に配設される前後方向の渡し材12dと、複数
本のブレース12eなどにより、矩形枠状に形成されて
いる。
【0032】なお側下部フレーム12aや中間下部フレ
ーム12bは、それぞれ、一対の側板部と、両側板部の
上端間に連設される上板部とにより、下面開放の門形型
材状に形成されている。また連結材12cや渡し材12
dは、断面が矩形の筒形型材状に形成されている。
【0033】前記棚部13は、側下部フレーム12aや
中間下部フレーム12bから立設されたトラス13a、
ビーム13b、サブビーム13c、ブレース13dなど
により枠組状に形成され、以て走行経路方向Aで開放さ
れた区画収納空間13eが、上下方向ならびに幅方向B
に複数で形成されている。なお、最上段の区画収納空間
13eは上方にも開放されている。
【0034】図1、図4、図5、図8に示すように、側
下部フレーム12aおよび中間下部フレーム12b内に
は、それぞれ前後一対の走行車輪(走行支持装置の一
例)14が車輪軸15を介して設けられている。これら
走行車輪14は、金属からなる内側輪体14aと、硬質
ウレタンゴムからなる外側リング体14bとにより構成
され、外側リング体14bを介して、たとえばコンクリ
ート製の床1の床面1a上で転動自在に構成されてい
る。すなわち走行車輪(走行支持装置)14は、走行経
路10の幅方向Bの7箇所(複数箇所)でかつ走行経路
方向Aの2箇所(複数箇所)にそれぞれ設けられてい
る。
【0035】そして、走行経路10の幅方向Bの両側部
分に位置された走行支持装置は、それぞれ回転駆動手段
が設けられて駆動式走行支持装置に構成されている。す
なわち、走行経路10の幅方向Bの両側部分である側下
部フレーム12aに支持された走行車輪14群のうち、
走行経路方向Aの一方端側(少なくとも1個)の走行車
輪は、駆動車輪軸15Aを介して設けられることで駆動
式走行車輪(駆動式走行支持装置の一例)14Aに構成
されている。
【0036】その際に、幅方向Bの両側部分に設けられ
る駆動式走行車輪14Aは、矩形枠状の下部フレーム体
12に対して対角状位置の2箇所に配設されている。さ
らに、駆動車輪軸15Aは幅方向Bにおいて内側に伸
び、その内端部分に、隣接した中間下部フレーム12b
に支持された走行車輪が取り付けられることで、この走
行車輪も駆動式走行車輪14Aに構成されている。そし
て両駆動車輪軸15Aには、それぞれ減速機付きで誘導
電動型のモータ(回転駆動手段の一例)16が連動連結
され、これらモータ16は前記中間下部フレーム12b
に取り付けられている。
【0037】なお、前記側下部フレーム12aにおける
前後端の上部には、ゴム製で円柱状のストッパ体17が
設けられている。以上の12〜17などにより走行経路
10上において往復走行自在な移動棚11の一例が構成
される。
【0038】図1、図4、図5、図7に示すように、前
記移動棚11には、幅方向Bの両側部分である内側の駆
動式走行車輪(駆動式走行支持装置)14Aの近くにそ
れぞれパルスエンコーダ(走行量検出手段の一例)21
が設けられ、これらパルスエンコーダ21は、移動棚1
1の側面に設けた制御盤(制御手段の一例;後述す
る。)20に接続されている。
【0039】すなわちパルスエンコーダ21は、下部フ
レーム体12側からのブラケット22に、幅方向Bに沿
った横軸23を介して上下揺動自在に設けられた支持枠
体24と、この支持枠体24に軸受25を介して輪体軸
26が遊転自在に支持された検知用輪体27と、前記輪
体軸26に取り付けられた回転体28と、この回転体2
8に形成されたスリット部28a,28bに対向されて
前記支持枠体24側に設けられた光電スイッチ29a,
29bなどにより構成されている。
【0040】ここで回転体28には、凹入状の外側スリ
ット部28aと角孔状の内側スリット部28bとが、そ
れぞれ設定角度置きに形成され、その際に外側スリット
部28aと内側スリット部28bとは、設定角度の半分
の角度で周方向において相対的にずらしている。また光
電スイッチは、外側スリット部28aに対向される外側
光電スイッチ29aと、内側スリット部28bに対向さ
れる内側光電スイッチ29bとからなる。そして両光電
スイッチ29a,29bは前記制御盤20に接続されて
いる。
【0041】なお、検知用輪体27の床面1aへの圧接
は、自重により支持枠体24側が下降されることにより
行われているが、これは付勢体(圧縮コイルばねや板ば
ねなど)により支持枠体24を下降付勢させてもよい。
以上の22〜30などによりパルスエンコーダ21の一
例が構成される。
【0042】図1、図2、図6、図8に示すように、前
記走行経路10の幅方向Bの中間で床1側には、車両の
乗り越えを許す被検出体31が走行経路方向Aに沿って
配設されている。
【0043】すなわち被検出体31はシートレール状で
あって、両駆動式走行車輪(駆動式走行支持装置)14
A間でかつ走行経路10の幅方向Bの中央部分において
床面1a上に敷設されている。そして被検出体31は、
その長さ方向の複数箇所に作用される固定具によって床
面1a上に固定されている。なお固定は、接着方式など
によって行ってもよい。ここで被検出体31の厚さ(高
さ)は、たとえば9mmとして、床面1a上を走行して
きたフォークリフトや手押し台車などの車両の乗り越え
を許すように構成されている。
【0044】前記移動棚11には、前記被検出体31を
基準に検出しながら移動棚11の幅ずれを検出する幅ず
れ検出手段35が設けられる。すなわち、幅方向Bの中
央部分における中間下部フレーム12bで走行経路方向
Aの中央部分からはブラケット36が連設され、このブ
ラケット36には、幅方向Bで一対の近接センサ35
a,35bが併設されている。ここで、近接センサ35
a,35bは、被検出体31から反射される光量を測定
する光センサにより構成され、通常では被検出体31を
同時に同一検出値(光量)を検出し得るように、被検出
体31の幅に対する併設間隔などが設定され、上記制御
盤20に接続されている。
【0045】図4、図5に示すように、前記移動棚11
の下部フレーム体12の前後面にはそれぞれ、隣接する
移動棚11の接近を検出する接近センサ37a,37b
が設けられており、これら接近センサ37a,37b
は、上記制御盤20に接続されている。接近センサ37
a,37bは磁気センサや反射式の光電スイッチや超音
波センサなどにより形成される。
【0046】また図1、図4に示すように、床1には各
移動棚11毎に幅方向B(左右方向)に位置を換えて走
行原点(ホームポジション;HP)を示す反射板からな
る原点38が設けられ、図4に示すように、各移動棚1
1には、ホームポジションでこの原点38に対向する位
置に光電スイッチからなる原点センサ39が設けられて
いる。
【0047】上記各移動棚11に設けられた制御盤20
はメイン制御盤40に接続されている。このメイン制御
盤40は、移動棚設備の全体を制御するもので、たとえ
ば移動棚設備のオンオフスイッチや、各移動棚11の走
行操作部(釦)などが設けられている。そして走行操作
部の操作によって、移動させる移動棚11の制御盤20
に対して、走行指令として走行方向信号を与え、また複
数台の移動棚11を同時状に走行させるとき、設定時間
(2ないし3秒)をおいて順次起動(スタート)させる
制御も行うように構成されている。
【0048】図9に示すように、各移動棚11の制御盤
20には、コンピュータからなる移動棚コントローラ4
1と、この移動棚コントローラ41から出力される速度
指令値に応じて幅方向B(左右方向)に設けられた各モ
ータ16をそれぞれトルクベクトル制御するベクトル制
御インバータ42a,42bが設けられている。これら
ベクトル制御インバータ42a,42bはそれぞれ、高
速演算器(CPU)により負荷の状態に応じた出力を高
速・演算し、電圧・電流ベクトルを最適に制御し、また
始動トルクをアップさせるように構成されており、これ
らベクトル制御インバータ42a,42bを使用してト
ルクベクトル制御を行うことにより、負荷変動に対して
影響の少ない回転駆動が行え、移動棚11内に収納され
た荷の荷重分布のアンバランスによる斜行が最小限に抑
えられる。
【0049】上記移動棚コントローラ41には、メイン
制御盤40、左右のパルスエンコーダ21(光電スイッ
チ29a,29b)、左右の近接センサ35a,35
b、さらに前後の接近センサ37a,37b、原点セン
サ39が接続されており、下記のように構成されてい
る。すなわち、メイン制御盤40の走行方向信号と前後
の接近センサ37a,37bの隣接する移動棚11の接
近信号を入力し、走行方向信号により移動棚11を前進
させるのか後進されるのかを判断し、前進指令または後
進指令を出力し、走行方向の接近センサ37aまたは3
7bの接近信号により停止指令を出力する走行判断部4
3と、走行判断部43より出力された走行指令が、前進
指令または後進指令に切り替わったときに走行スタート
信号を1パルス出力する走行リセット部44と、原点セ
ンサ39が原点38を検出しており、かつ走行判断部4
3より前進指令が出力されたときにリセットされ、左の
パルスエンコーダ21から出力されるパルスをカウント
し、左の駆動式走行車輪14Aの走行距離(走行量の一
例)を測定する第1カウンタ45と、原点センサ39が
原点38を検出しており、かつ走行判断部43より前進
指令が出力されたときにリセットされ、右のパルスエン
コーダ21から出力されるパルスをカウントし、右の駆
動式走行車輪14Aの走行距離(走行量の一例)を測定
する第2カウンタ46と、走行リセット部44より出力
される走行スタートパルス信号によりリセットされ、左
右のパルスエンコーダ21からそれぞれ出力されるパル
スの数をカウントして、2つのパルス数の差を検出し、
その差が設定値(設定変更可能としている)を超えると
予測制御実行信号を出力し(オンとし)、パルス数の差
がほぼ0に戻ると予測制御実行信号をオフとするパルス
誤差判断部47と、第1カウンタ45により検出された
左の駆動式走行車輪14Aの走行距離を微分し、後述す
る係数を乗算して左の駆動式走行車輪14Aによる一定
時間の(進み)走行距離を求める第1微分器48と、第
1カウンタ45により検出された左の駆動式走行車輪1
4Aの走行距離に、第1微分器48により求められた左
の駆動式走行車輪14Aによる一定時間の(進み)走行
距離を加算して一定時間後の予測走行距離(走行距離の
予測値)を求める第1加算器49と、第2カウンタ46
により検出された右の駆動式走行車輪14Aの走行距離
を微分し、後述する係数を乗算して右の駆動式走行車輪
14Aによる一定時間の(進み)走行距離を求める第2
微分器50と、第2カウンタ46により検出された右の
駆動式走行車輪14Aの走行距離に、第2微分器50に
より求められた右の駆動式走行車輪14Aによる一定時
間の(進み)走行距離を加算して一定時間後の予測走行
距離(走行距離の予測値)を求める第2加算器51と、
第1カウンタ45により検出された左の駆動式走行車輪
14Aの走行距離より、第2カウンタ46により検出さ
れた右の駆動式走行車輪14Aの走行距離を減算して左
右の駆動式走行車輪14Aの走行距離偏差を求める第1
減算器52と、第1加算器49により求められた左の駆
動式走行車輪14Aによる一定時間後の予測走行距離よ
り、第2加算器51により求められた右の駆動式走行車
輪14Aによる一定時間後の予測走行距離を減算して左
右の駆動式走行車輪14Aの予測走行距離偏差を求める
第2減算器53と、走行リセット部44より出力される
走行スタートパルス信号により時間のカウントを開始
し、パルス誤差判断部47より出力された予測制御実行
信号により時間のカウントを停止して、走行スタートか
ら、設定値を超えるパルス数の差が発生するまでの時間
を測定し、この測定時間に反比例した上記係数、すなわ
ちパルス数の差が設定値(走行量の偏差が規定値)を超
えるまでの傾向に基づく係数を出力するタイマー54
と、走行判断部43の走行判断信号、第1減算器52に
より求められた左右の駆動式走行車輪14Aの走行距離
偏差、第2減算器53により求められた左右の駆動式走
行車輪14Aの予測走行距離偏差、パルス誤差判断部4
7より出力された予測制御実行信号、および左右の近接
センサ35a,35bにより検出されている被検出体3
1のデータに基づいて左右のベクトル制御インバータ4
2a,42bの速度指令値(回転駆動手段による駆動回
転量に相当する)を求めて出力する速度制御部55とか
ら構成されている。
【0050】速度制御部55の構成を図10に示す。図
10に示すように、走行判断部43の走行指令信号が前
進指令のときに動作するリレイRY−Fと、後進指令の
ときに動作するリレイRY−Bと、停止指令のときに動
作するリレイRY−Sと、パルス誤差判断部47の予測
制御実行信号がオンのときに動作するリレイRY−Mが
設けられている。さらに移動棚11の所定走行速度が設
定された速度設定器61が設けられている。またリレイ
RY−Mの動作により、予測制御実行信号がオンではな
いとき走行距離偏差が選択され、予測制御実行信号がオ
ンのとき予測走行距離偏差が選択されるように構成さ
れ、さらにその選択された偏差が、後述するタイマーが
オフとなっているとき選択され、タイマーがオンとなっ
ているとき距離偏差なし(偏差=0)が選択されるよう
に構成され、選択された偏差により左の駆動式走行車輪
14Aの速度補正量を求める第1関数部62と、右の駆
動式走行車輪14Aの速度補正量を求める第2関数部6
3が設けられている。第1関数部62は、偏差がプラス
の所定量(デッドバンド)を超えてプラスとなると、比
例してプラスの速度補正量を出力し、第2関数部63
は、偏差がマイナスの所定量(デッドバンド)を超えて
マイナスとなると、比例してプラスの速度補正量を出力
する。また選択された偏差が、プラスまたはマイナスの
所定量(デッドバンド)を超えると、すなわち第1関数
部62または第2関数部63より速度補正量が出力さ
れ、移動棚姿勢補正制御(傾斜補正制御)が実行される
と動作する第1比較器64が設けられ、この第1比較器
64の動作により動作するリレイRY−Pが設けられて
いる。
【0051】また左右の近接センサ35a,35bによ
り検出されている被検出体31のデータを減算して走行
経路10の幅方向Bの幅ずれを演算する第1減算器65
が設けられ、この第1減算器65の移動棚11の幅ずれ
が、プラスまたはマイナスの所定量(後述する関数部6
6,67のデッドバンド)を超えると動作する第2比較
器72が設けられ、この第2比較器72の動作により動
作するオフディレイタイマー73が設けられている。さ
らに上記リレイRY−Pが動作していないとき第1減算
器65の移動棚11の幅ずれが選択され、リレイRY−
Pが動作しているとき幅ずれなし(幅ずれ=0)が選択
されるように構成され、その選択された幅ずれにより、
左の駆動式走行車輪14Aの速度補正量を求める第3関
数部66と、右の駆動式走行車輪14Aの速度補正量を
求める第4関数部67が設けられている。第3関数部6
6は、幅ずれがプラス(左方向へ幅ずれ)の所定量(デ
ッドバンド)を超えてプラスとなると、比例してプラス
の速度補正量を出力し、第4関数部67は、偏差がマイ
ナスの所定量(デッドバンド)を超えてマイナスとなる
と、比例してプラスの速度補正量を出力する。これら第
3関数部66または第4関数部67から出力される速度
補正量により移動棚幅ずれ補正制御が実行される。
【0052】また速度設定器61において設定された移
動棚11の所定走行速度より、上記第1関数部62およ
び第3関数部66より出力されたプラスの速度補正量を
減算し、左の駆動式走行車輪14Aの速度指令値を求め
る第2減算器68と、この第2減算器68より求められ
た左の駆動式走行車輪14Aの速度指令値の下限を制限
し最低速度を保障する第1下限リミッタ69が設けら
れ、リレイRY−Fの動作(前進指令でオン)によりこ
の下限が制限された左の駆動式走行車輪14Aの速度指
令値が選択され、リレイRY−Bの動作(後進指令でオ
ン)によりこの下限が制限された左の駆動式走行車輪1
4Aの速度指令値をマイナスとした値が選択され、リレ
イRY−Sの動作(停止指令でオン)により左の駆動式
走行車輪14Aの速度指令値“0”が選択され、左のベ
クトル制御インバータ42aへ速度指令値を出力するよ
うに構成されている。
【0053】また速度設定器61において設定された移
動棚11の所定走行速度より、上記第2関数部63およ
び第4関数部67より出力された速度補正量を減算し、
右の駆動式走行車輪14Aの速度指令値を求める第3減
算器70と、この第3減算器70より求められた右の駆
動式走行車輪14Aの速度指令値の下限を制限し最低速
度を保障する第2下限リミッタ71が設けられ、リレイ
RY−Fの動作(前進指令でオン)によりこの下限が制
限された右の駆動式走行車輪14Aの速度指令値が選択
され、リレイRY−Bの動作(後進指令でオン)により
この下限が制限された右の駆動式走行車輪14Aの速度
指令値をマイナスとした値が選択され、リレイRY−S
の動作(停止指令でオン)により右の駆動式走行車輪1
4Aの速度指令値“0”が選択され、右のベクトル制御
インバータ42bへ速度指令値を出力するように構成さ
れている。
【0054】なお、速度指令値はプラスのときに前進の
速度指令値を、マイナスのときに後進の速度指令値を示
している。上記制御盤20の構成による作用を説明す
る。
【0055】まず、メイン制御盤40より走行方向信号
を入力すると、走行方向が判断され、前進指令または後
進指令が形成され、速度設定器61において設定された
移動棚11の所定走行速度が速度指令値として左右のベ
クトル制御インバータ42a,42bへ出力される。左
右のベクトル制御インバータ42a,42bによりモー
タ16が速度指令値に応じた回転数に制御され、移動棚
11は前進または後進を開始する。なお、前進指令のと
き速度指令値はプラスに、後進指令のとき速度指令値は
マイナスに形成される。
【0056】走行が開始されると、左右の各パルスエン
コーダ21の出力パルスにより左右の駆動式走行車輪1
4Aの走行距離が求められ、これら走行距離の偏差、す
なわち移動棚11の両側方の走行方向のずれである移動
棚11の傾斜が求められ、この傾斜を0とするように左
右の駆動式走行車輪14Aの速度指令値が求められ、左
右のベクトル制御インバータ42a,42bへ出力され
る。
【0057】上記走行距離の偏差に基づいて左右の駆動
式走行車輪14Aの速度指令値が求められる通常の走行
制御が実行されているとき、左右の各パルスエンコーダ
21のパルス数の差が設定値を超え予測制御実行信号が
オンとなると、すなわち上記傾斜が大きくなると、移動
開始から設定値を超えるまでの時間が求められ、この時
間により走行量の偏差の傾向が求められ、この傾向に基
づく係数が求められ、また各駆動式走行車輪14Aの走
行距離を微分することにより現在の走行距離の変化が求
められ、これら(走行距離の偏差の傾向に基づく)係数
と現在の走行距離の変化を乗算することにより一定時間
の走行距離(進みの成分)が求められ、この一定時間の
走行距離に現在の各走行距離を加算することにより一定
時間後の各予測走行距離が求められ、これら予測走行距
離の偏差が求められ、この予測走行距離偏差を0とする
ように左右の駆動式走行車輪14Aの速度指令値が求め
られ、左右のベクトル制御インバータ42a,42bへ
出力される(移動棚姿勢補正制御が実行される)。な
お、各予測走行距離は所定時間毎に求められる。
【0058】この移動棚姿勢補正制御のとき、上記速度
指令値は走行距離が進んでいる側の駆動式走行車輪14
Aに連動したモータ16のベクトル制御インバータ42
a,42bに対して、その駆動回転量を落すように制御
される。また速度指令値のプラスとマイナスの符号によ
り正逆駆動の切り換えが行われる。
【0059】これにより、モータ16間に駆動回転量の
差が生じることになり、以て前述した傾斜姿勢を次第に
修正して解消し得る。さらに走行距離が進んでいる側
が、他側に対して低速で進むように制御し得ることによ
って、移動棚11どうしの衝突など招くことなく、傾斜
姿勢を次第に修正して解消し得る。
【0060】そしてパルスエンコーダ21からそれぞれ
出力されるパルスの数の差がほぼ0に戻ると予測制御実
行信号がオフとなり、再び走行距離偏差に基づく通常の
走行制御に戻される。
【0061】また近接センサ35a,35bにより求め
られた被検出体31のデータに基づいて走行経路10の
幅方向(左右方向)Bのずれが求められ、このずれが、
第2比較器72に設定された所定量(デッドバンド)を
超えると、走行距離偏差あるいは予測走行距離偏差によ
る速度補正量が0に設定され移動棚姿勢補正制御に代え
て、移動棚幅ずれ補正制御が実行される(移動棚幅ずれ
補正制御が移動棚姿勢補正制御に優先される)。すなわ
ち、幅方向Bのずれを0とするように、第3関数部66
または第4関数部67から速度補正量が出力され、一方
の駆動回転量を落すように左右の駆動式走行車輪14A
の速度指令値が求められ、左右のベクトル制御インバー
タ42a,42bへ出力され、移動棚幅ずれ補正制御が
実行される。
【0062】これにより、直角状姿勢で走行していた移
動棚11を次第に傾斜姿勢とし、それに伴って、近接セ
ンサ35a,35bがそれぞれ被検出体31上へ移動し
て、幅ずれを解消し得る。また移動棚幅ずれ補正制御が
移動棚姿勢補正制御より優先して実行され、よって、い
わゆる幅ずれが解消され、解消されると、タイマー73
の設定時間遅れて移動棚姿勢補正制御が再実行され、移
動棚11の走行が走行経路10に対して直角状姿勢で行
われるように姿勢が修正される。
【0063】なお、左右の駆動式走行車輪14Aの速度
指令値の補正は、速度設定器61において設定された移
動棚11の所定走行速度と、下限リミッタ69,71に
おいて設定された最低速度との間において行われる。
【0064】また各移動棚11が原点に戻り、原点セン
サ39が動作している状態で、前進指令が出力されると
カウンタ45,46のカウント値がリセットされ、走行
距離の原点補正が行われる。
【0065】そして、走行方向の接近センサ37aまた
は37bが動作すると、停止指令が形成され、速度指令
値が“0”とされ、左右のベクトル制御インバータ42
a,42bによりモータ16が回転数“0”に制御さ
れ、移動棚11は停止する。
【0066】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。図1、図2に示すように、1台また
は複数台の移動棚11を走行経路10上で走行させるこ
とにより、目的とする移動棚11の前方に作業用通路S
を形成し得、この作業用通路Sから目的とする区画収納
空間13eに対する荷の出し入れを行える。この荷の出
し入れは、たとえばフォークリフトを作業用通路S内で
走行させ、パレットを介して行っている。
【0067】その際に、作業用通路S内の床面1a上に
は車両の乗り越えを許す被検出体31のみが存在し、さ
らに作業用通路Sの両側外方の床面1a上には何も存在
していないことから、フォークリフトなど車両の走行
は、作業用通路Sにおける一方向への通過走行をも可能
として、自由方向に行える。これにより、荷の出し入れ
など、作業用通路Sを利用した作業を迅速にかつ円滑に
行える。
【0068】たとえば、図1、図2の停止位置(ホ)に
停止している移動棚11を、走行経路10上で走行させ
たのち停止位置(ヘ)に停止させるとき、まずメイン制
御盤40を操作する。これにより、停止位置(ホ)に停
止している移動棚11の制御盤20に対して、走行指令
信号(走行方向信号)が与えられる。
【0069】すると、一対のモータ16を起動させ、そ
れぞれ駆動車輪軸15Aを介して駆動式走行車輪14A
を駆動回転させる。これにより移動棚11に走行力を付
与し得、以て残りの走行車輪14を追従回転(遊転)さ
せながら、移動棚11を走行経路10上で走行し得る。
そして、移動棚11間に設けられた接近センサ37a,
37bなどによる検出制御によって、移動棚11を、停
止位置(ト)に停止している移動棚11に衝突などさせ
ることなく、所期の停止位置(ヘ)に停止し得る。
【0070】上述したような移動棚11の走行に際し
て、収納している荷の偏荷重、床面1aの平坦(凹凸)
状態、床面1aに対する駆動式走行車輪14Aのスリッ
プ、駆動式走行車輪14Aにおける外側リング体14b
の摩損などによって、移動棚11の走行が、走行経路1
0に対して直角状姿勢を維持して行われず、たとえば図
1の仮想線に示されるように、一側部分が進みかつ他側
部分が遅れた傾斜姿勢で行われることがある。
【0071】このような場合、幅方向Bの両側部分にそ
れぞれ設けたパルスエンコーダ21により走行距離を検
出し、この検出に基づいて制御盤20によって、前記モ
ータ16による駆動回転量を制御している。すなわち、
移動棚11の走行に伴って、床面1aに圧接している検
知用輪体27が摩擦転動する。この検知用輪体27の転
動により、輪体軸26を介して回転体28を回転させ
る。
【0072】すると、回転体28の回転によって、この
回転体28に形成したスリット部28a,28b群の移
動数(通過数)を光電スイッチ29a,29bによりカ
ウントし、制御盤20に入力し得る。この制御盤20に
おいては、両パルスエンコーダ21から出力されるパル
スをカウントすることによりそれぞれ駆動式走行車輪1
4Aによる走行距離を求めて比較し、この場合には、一
側部分側の駆動式走行車輪14Aによる走行距離が大き
く(進み)、そして他側部分側の駆動式走行車輪14A
による走行距離が小さい(遅れた)状態であることにな
る。
【0073】この比較に基づいて制御盤20から、走行
距離が進んでいる側の駆動式走行車輪14Aに連動した
モータ16に対して、すなわち一側部分側の駆動式走行
車輪14Aに連動したモータ16のベクトル制御インバ
ータ42aまたは42bに対して、その駆動回転量を落
すように制御信号が出される。これにより、一側部分側
のモータ16の駆動回転量が落ちることになって、この
一側部分側が他側部分側に対して低速で進むことにな
り、以て前述した傾斜姿勢を次第に修正して解消し得
る。
【0074】さらに制御盤20においては、両パルスエ
ンコーダ21から出力されるパルスに移動開始時より設
定値を超えてパルス差が生じると、走行距離と移動開始
から設定値を超えるパルス差が生じたまでの時間に応じ
て予測走行距離が求められ、予測走行距離が進んでいる
側の駆動式走行車輪14Aに連動したモータ16のベク
トル制御インバータ42aまたは42bに対して、その
駆動回転量を落すように制御信号が出される。これによ
り、一側部分側のモータ16の駆動回転量が落ちること
になって、この一側部分側が他側部分側に対して低速で
進むことになり、予測走行距離に応じて先んじて傾斜姿
勢を次第に修正して解消し得る。この予測制御により、
図11に実線で示すように波うつ軌跡を描く床面1aま
たは荷重条件において、走行距離偏差のみの制御では図
11(a)に破線で示すようにオーバーシュートするの
に対し、図11(b)に破線で示すようにオーバーシュ
ートを無くすことができ安定した走行制御を行える。
【0075】このように制御盤20を介しての制御を行
うことで、移動棚11の走行は、走行経路10に対して
直角状姿勢で行える。なお、制御盤20において、それ
ぞれ駆動式走行車輪14Aによる走行距離を比較したと
きで、その差がないときや、差が微少のとき(デッドバ
ンド内のとき)には、制御盤20からの駆動回転量を落
すような制御信号は出されず、以て速度設定器61に設
定された所期の回転数による走行が継続される。
【0076】上述したように、走行距離検出手段として
パルスエンコーダ21を採用したときには、回転体28
に対して、それぞれ設定角度置きに形成する外側スリッ
ト部28a群と内側スリット部28b群とを、設定角度
の半分の角度で周方向において相対的にずらせることが
でき、これにより、移動棚11の幅方向の両側部分にお
ける走行距離の検出を、検出量を細かくして、的確に行
えることになる。
【0077】上述したような移動棚11の走行に際し
て、たとえば、移動棚11の走行が走行経路10に対し
て直角状姿勢で行われているにも拘わらず、移動棚11
が幅方向Bにずれる、いわゆる幅ずれ走行を行う恐れが
ある。このような場合、移動棚11を走行させながら、
走行経路方向Aに沿って配設された被検出体31を幅ず
れ検出手段35である近接センサ35a,35bにより
検出し、以て近接センサ35a,35bの検出値の差が
なくなるように、制御盤20によりモータ16を制御し
ている。
【0078】すなわち、幅ずれの生じていない走行時に
近接センサ35a,35bは、図9に示すように被検出
体31を同時に検出している。そして幅ずれが生じたと
き、一対の近接センサ35a,35bのうち、ずれた側
の近接センサ35a,35bが床面1aを検出すること
になり、以て前記制御盤20において、検出値に差が生
じることになる。
【0079】すると制御盤20から、ずれた側とは反対
側の駆動式走行車輪14Aに連動したモータ16のベク
トル制御インバータ42aまたは42bに対して、その
駆動回転量を落すように制御信号が出される。これによ
り、反対側のモータ16の駆動回転量が落ちることにな
って、この反対側がずれた側に対して低速で進むことに
なり、以て直角状姿勢で走行していた移動棚11を次第
に傾斜姿勢とし、それに伴って、ずれた側の近接センサ
35a,35bが被検出体31側に接近移動して、幅ず
れを解消し得る。
【0080】制御盤20により、通常は、移動棚姿勢補
正制御により移動棚11の走行が走行経路10に対して
直角状姿勢で行われるように姿勢が修正されており、幅
ずれが生じると、移動棚幅ずれ補正制御が移動棚姿勢補
正制御より優先して実行されて幅ずれが解消され、解消
されると、一定時間後に移動棚姿勢補正制御に戻り、移
動棚11の走行が走行経路10に対して直角状姿勢で行
われるように姿勢が修正される。
【0081】なお、走行開始時に、すでに幅ずれが発生
していたときには、先に移動棚幅ずれ補正制御が実行さ
れ、幅ずれが解消された後に移動棚姿勢補正制御が実行
される。
【0082】前述では、ずれた側とは反対側の駆動式走
行車輪14Aに連動したモータ16の駆動回転量を落と
すことによって、直角状姿勢で走行していた移動棚11
を次第に傾斜姿勢としているが、これは、ずれた側の駆
動式走行車輪14Aに連動したモータ16の駆動回転量
を落とすように制御したときも、同様に、直角状姿勢で
走行していた移動棚11を次第に傾斜姿勢とし得る。
【0083】以上のような動作によって、移動棚11の
走行は、大きな幅ずれが生じることもなく行える。また
中央部分の1箇所に配設された被検出体31と幅ずれ検
出手段35とによって、移動棚11の幅ずれを検出する
構成を、簡単かつ安価として提供し得る。そして前述し
た幅方向Bの両側部分の走行距離制御との組み合わせに
よって、移動棚11の走行は、走行経路10に対して直
角状姿勢でかつ幅ずれも生じることなく行えることにな
る。また被検出体31を走行経路10の幅方向Bの中間
で走行経路方向Aに沿って配設したことにより、幅ずれ
を解消するために移動棚11を斜行させるときに移動棚
11の回転半径を小さくでき、蛇行を少なくすることが
できる。
【0084】上述したような移動棚11の走行は、メイ
ン制御盤40における走行操作部の操作によって、複数
を同時状に行える。すなわち図2に示すように、停止位
置(ヘ)の部分に作業用通路Sが形成されている状態
で、停止位置(ハ)〜(ホ)の部分に停止している3台
の移動棚11を同時状に走行させるように操作したと
き、メイン制御盤40の指示により、まず図3の(a)
に示すように、停止位置(ホ)の部分に停止していた移
動棚11を起動(走行)させる。
【0085】次いで、この1台目の移動棚11の走行が
開始され設定時間(2、3秒)をおいたのち、図3の
(b)に示すように、停止位置(ニ)の部分に停止して
いた2台目の移動棚11を起動させる。そして、2台目
の移動棚11の走行が開始され設定時間(2、3秒)を
おいたのち、図3の(c)に示すように、停止位置
(ハ)の部分に停止していた3台目の移動棚11を起動
させる。
【0086】その後に移動棚11群は、まず1台目の移
動棚11が停止位置(ヘ)の部分に停止し、次いで2台
目の移動棚11が停止位置(ホ)の部分に停止し、そし
て3台目の移動棚11が停止位置(ニ)の部分にと順次
停止することになり、以て図3の(d)に示すように、
相互に近接した状態で停止し得る。
【0087】このようにして、3台の移動棚11を、設
定時間(2、3秒)をおいて順次時差起動(時差スター
ト)させることによって、3台(複数台)の移動棚11
の同時状の走行は、設定時間(2、3秒)に相当する間
隔Lを保持した状態で行える。したがって、無軌条で移
動棚11が傾斜姿勢になり易い形式でありながら、相互
に接触、衝突など生じることなく、複数台の移動棚11
を同時状に走行し得る。また3台(複数台)の移動棚1
1を順次停止することで、相互に充分に近接した状態で
停止し得る。
【0088】なお、上述したような移動棚11の走行制
御において、制御盤20では、学習して記憶し、それに
基づいて移動棚11を走行制御することもできる。すな
わち、移動棚11を走行させたときで、たとえば走行が
傾斜姿勢で行われ、パルスエンコーダ21の検出に基づ
いて傾斜姿勢を修正したとき、その一連の制御を記憶し
ておく。そして、次の移動棚11の逆方向への走行や同
方向への走行の際に、記憶に基づいて移動棚11を走行
制御(予測制御)することで、移動棚11の走行は、走
行経路10に対して直角状姿勢で行えることになる。
【0089】なお、記憶に基づいて移動棚11を走行制
御したときも、たとえば荷重変化などにより走行が傾斜
姿勢で行われることがあるが、これに対しては上述と同
様にして、パルスエンコーダ21の検出に基づいて傾斜
姿勢を修正し得る。
【0090】上記した第1の実施の形態において、たと
えば図1〜図3の仮想線に示すように、前記移動棚11
群による走行経路10の両端外方には、必要に応じて固
定棚3が配設される。この場合には、一対の固定棚3間
に、固定棚間方向に往復走行自在な複数の移動棚11が
配設されることになる。ここで固定棚3は、床面1a上
に載置され固定される下部フレーム体4と、この下部フ
レーム体4上に据付けられる棚部5などにより構成され
ている。この棚部5には、上下方向ならびに水平方向に
複数の区画収納空間5aが形成されている。
【0091】そして両固定棚5の下部間には障害物検出
用の光電センサ6が設けられている。この光電センサ6
は、幅方向Bにおいて適当間隔置きに複数が併設されて
いる。ここで光電センサ6は、投光器7と受光器8とが
対向して配置された透過形の光電スイッチであって、各
投光器7からの検出用光線7aが、移動棚11群におけ
る下部フレーム体12の底面と床面1aとの間の空間を
通過して、対向位置にある受光器8に受け入れられるよ
うに構成されている。
【0092】このように一対の固定棚3が設けられるこ
とで、設置スペースを有効に利用した荷の保管を可能に
し得る。また、光電センサ6の採用によって、万一、作
業用通路Sに作業員が入っている状態で移動棚11を移
動させようとしても、作業用通路Sを横切る検出用光線
7aによって確実に検出し得、以て移動棚11の移動を
停止させるなどの制御を行える。なお、検出用光線7a
が床面1aから低レベルで設定されていることで、作業
員だけでなく、棚部13から作業用通路S内に落下した
小型の異物も、非接触式で検出可能となる。
【0093】なお他物検出方式としては、光電センサを
移動棚11の前後面において、その検出用光線を幅方向
Bとして配設した形式でもよく、さらには、移動棚11
の前後面の下部に接触式のバンパーを配設した形式でも
よい。
【0094】次に、本発明の第2の実施の形態を、図1
2に基づいて説明する。すなわち被検出体31が、両駆
動式走行車輪(駆動式走行支持装置)14A間でかつ走
行経路10の幅方向Bの中間の4箇所(複数箇所)に配
設されている。そして各被検出体31に対向されて、そ
れぞれ幅ずれ検出手段35が設けられている。
【0095】この第2の実施の形態によると、移動棚1
1の傾斜に伴う幅ずれを素早く検出し得る。次に、本発
明の第3の実施の形態を、図13に基づいて説明する。
【0096】すなわち、一対の被検出体81A,81B
が、走行経路10の幅方向Bで隙間82を置いて床面1
a上に敷設され、そして鉄など金属製の非駆動式走行車
輪(非駆動式走行支持装置の一例)83が車輪軸84を
介して設けられるとともに、この非駆動式走行車輪83
が、両被検出体81A,81Bの上面間に亘って載置さ
れている。ここで幅ずれ検出手段35が、一方の被検出
体81Aを検出するように、両近接センサ35a,35
bが配設されている。
【0097】この第3の実施の形態によると、非駆動式
走行車輪83が、両被検出体81A,81Bの上面間を
転動することで、被検出体81Aに対して両近接センサ
35a,35bを常に一定状の距離を置いて対向し得、
以て両近接センサ35a,35bによる検出は正確に行
える。
【0098】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
4に基づいて説明する。すなわち、一対の被検出体81
A,81Bが、走行経路10の幅方向Bで隙間82を置
いて床面1a上に敷設され、そして鉄など金属製の非駆
動式走行車輪(非駆動式走行支持装置の一例)85が車
輪軸86を介して設けられるとともに、この非駆動式走
行車輪85が、両被検出体81A,81Bの上面間に亘
って載置されている。ここで非駆動式走行車輪85に
は、前記隙間82に係合される鍔部85aが形成されて
いる。
【0099】この第4の実施の形態によると、非駆動式
走行車輪85が、両被検出体81A,81Bの上面間を
転動することで、被検出体81A,81Bに対して両近
接センサ35a,35bを常に一定状の距離を置いて対
向し得、以て両近接センサ35a,35bによる検出は
正確に行える。さらに、隙間82に鍔部85aが係合し
ていることで、非駆動式走行車輪85が両被検出体81
A,81Bから外れること、すなわち幅ずれなどをし難
くし得る。
【0100】次に、本発明の第5の実施の形態を、図1
5に基づいて説明する。すなわち、1本の被検出体87
が、走行経路方向Aに沿って床面1a上に敷設され、そ
して鉄など金属製の非駆動式走行車輪(非駆動式走行支
持装置の一例)88が車輪軸89を介して設けられると
ともに、この非駆動式走行車輪88が被検出体87上に
載置されている。ここで非駆動式走行車輪88には、前
記被検出体87の両側縁に外側から係合される一対の鍔
部88aが形成されている。
【0101】この第5の実施の形態によると、非駆動式
走行車輪88が、両被検出体87上を転動することで、
被検出体87に対して両近接センサ35a,35bを常
に一定状の距離を置いて対向し得、以て両近接センサ3
5a,35bによる検出は正確に行える。さらに、被検
出体87の両側縁に外側から鍔部88aが係合している
ことで、非駆動式走行車輪88が両被検出体87から外
れること、すなわち幅ずれなどをし難くし得る。しか
も、両近接センサ35a,35bを、広幅の被検出体8
7の全幅を有効に利用して、十分に離して配設すること
で、検出の正確度を高くし得る。
【0102】次に、本発明の第6の実施の形態を、図1
6に基づいて説明する。すなわち、奥側の1箇所(また
は適宜の複数箇所)にシートレール状の受け部材91
が、走行経路方向Aに沿って床面1a上に敷設され、そ
して走行車輪92が下部フレーム体12側に車輪軸93
を介して設けられるとともに、この走行車輪92が受け
部材91上に載置されている。また走行車輪92の幅よ
りも大径のガイドローラ94が、縦方向のローラ軸95
を介して下部フレーム体12側に設けられている。そし
て床面1a側には、ガイドローラ94の外周面に対向さ
れるサイドガイドレール96が設けられている。なお走
行車輪92は、駆動式走行車輪(駆動式走行支持装置)
や非駆動式走行車輪(非駆動式走行支持装置)などであ
る。
【0103】この第6の実施の形態によると、走行車輪
92が受け部材91上を転動することで、移動棚11側
の荷重を受け止め得る。さらに、ガイドローラ94がサ
イドガイドレール96間に係合していることで、走行車
輪92が受け部材91から外れること、すなわち幅ずれ
などをし難くし得る。
【0104】次に、本発明の第7の実施の形態を、図1
7に基づいて説明する。上記した第1〜第6の実施の形
態において、幅方向Bの両側部分に設けられる駆動式走
行車輪14Aは、矩形枠状の下部フレーム体12に対し
て対角状位置の2箇所に配設され、そして両駆動車輪軸
15Aには、それぞれ減速機付きのモータ16が連動連
結されるとともに、これら駆動式走行車輪14Aの近く
にパルスエンコーダ21が設けられているが、これらの
配置や数は任意に変更し得る。
【0105】すなわち、図17の(a)では、駆動式走
行車輪14Aなどが幅方向Bにおいて同一状の線上に位
置されている。また図17の(b)では、駆動式走行車
輪14Aなどが各隅部に対応して4箇所に設けられてい
る。そして図17の(c)では、駆動式走行車輪14A
などが中央部分の1箇所に追加されている。さらに図1
7の(d)では、一対のモータ16などが中央部分に配
設されている。
【0106】この第7の実施の形態によると、移動棚1
1の規模や取り扱う荷の荷重などに応じて、最適の駆動
形態を採用し得る。上記した各実施の形態では、移動棚
11の区画収納空間13eや固定棚3の区画収納空間5
aに対して、パレットを介して荷の載置、収納を行って
いるが、これは箱コンテナを載置、収納させる形式など
であってもよい。
【0107】上記した各実施の形態では、移動棚11や
固定棚3として、下部フレーム体12,4と棚部13,
5とからなる形式が示されているが、これは棚部13,
5が省略された台車形式の移動棚11や架台形式の固定
棚3などであってもよい。
【0108】上記した各実施の形態では、移動棚11や
固定棚3として、最上段の区画収納空間13e,5aが
上方に開放された形式が示されているが、これは上部に
屋根体が設けられた移動棚11や固定棚3などであって
もよい。
【0109】上記した各実施の形態では、被検出体3
1,81A,81B,87を配設するに、これら被検出
体31,81A,81B,87が床面1a上に敷設され
た形式が示されているが、これは床1に形成された溝内
に位置させて、一部または全部が埋設された形式などで
あってもよい。この場合に、車両の乗り越えはより好適
に行える。
【0110】上記した各実施の形態では、モータ16に
より一対(2個)の駆動式走行車輪14Aを駆動してい
るが、これはモータ16により1個の駆動式走行車輪1
4Aを駆動する形式などであってもよく、また1個の駆
動式走行車輪14Aの駆動軸の一端部に減速機を直結
し、この減速機にモータ16を直結するダイレクトドラ
イブ形式としてもよい。
【0111】上記した各実施の形態では、走行支持装置
として走行車輪形式が示されているが、これはローラチ
ェーン形式(キャタピラ形式)などであってもよい。こ
の場合にローラチェーンなどは、移動棚11の幅方向B
における両側部分に、それぞれ走行経路方向Aの全長に
亘って単数で設けられ、また走行経路方向Aの全長に亘
って分割された複数で設けられている。
【0112】上記した各実施の形態では、走行量検出手
段としてパルスエンコーダ21を採用し、そして回転体
28に外側スリット部28aと内側スリット部28bと
を形成するとともに、外側スリット部28aに対向され
る外側光電スイッチ29aと、内側スリット部28bに
対向される内側光電スイッチ29bとが設けられた2組
検出形式が示されているが、これは1組検出形式や2組
以上の複数組検出形式などであってもよい。
【0113】上記した各実施の形態では、走行量検出手
段として検知用輪体27などを有するパルスエンコーダ
21が示されているが、これは駆動式走行支持装置の駆
動回転量を計測する形式などであってもよい。またパル
スエンコーダ21は、検知用輪体27の回転を検出して
いるが、誘導電動型のモータ(回転駆動手段の一例)1
6の回転軸に連結して移動棚11の走行量を検知するよ
うにしてもよい。
【0114】上記した各実施の形態では、走行量検出手
段(パルスエンコーダ21)が採用されているが、この
走行量検出手段が省略された形式であってもよい。上記
した各実施の形態では、被検出体31としてシートレー
ルを採用し、そして幅ずれ検出手段35として一対の近
接センサ35a,35bからなる方式が採用されている
が、この幅ずれ検出としては、誘導体(誘導ライン)と
ピックアップコイルとからなる方式などであってもよ
い。また移動棚幅ずれ補正制御を近接センサ35a,3
5bの検出データの差を無くすように行っているが、近
接センサ35a,35bの各検出データが設定値を外れ
ないように、あるいは外れたときに補正することによ
り、駆動式走行車輪14Aの速度指令値を求めて制御す
るようにすることもできる。また幅ずれ検出手段35
を、被検出体31の幅方向の両端部上にそれぞれ被検出
体31を検出するスイッチ(被検出体31の検出でオン
するスイッチ)を設け、移動棚幅ずれ補正の制御をこれ
らスイッチが共にオンとなっているようにすることによ
り行うこともできる。また幅ずれ検出手段35として、
移動棚11の前後の側面に複数の回帰反射型光センサ
を、対向する移動棚11に向けて設置し、この対向する
移動棚11に、光センサに対向して反射体を設けて構成
し、移動棚11同士がずれたことにより光センサがオフ
となることで幅ずれを検出するようにすることもでき
る。また一対の近接センサ35a,35bにさらに一対
の近接センサを加えて4台で、幅ずれを検出するように
してもよい。
【0115】上記した各実施の形態では、被検出体31
と幅ずれ検出手段35の採用により幅ずれを修正し得る
形式としているが、これは、たとえば移動棚11群の外
側方にガイドレールが設けられ、このガイドレールに移
動棚11側の被係合部を係合させるサイドガイド形式な
どであってもよく、この場合には被検出体31や幅ずれ
検出手段35を省略し得る。また走行量検出手段などの
採用により無軌条の形式としているが、これは、床側に
設けられたレールに鍔付き車輪を介して支持案内される
形式などであってもよく、この場合には走行量検出手段
などを省略し得る。
【0116】上記した各実施の形態では、移動棚11の
幅内に被検出体が位置されているが、これは移動棚11
の幅外に被検出体が位置された形式などであってもよ
い。
【0117】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、移
動棚群の走行経路上での走行は、回転駆動手段を起動さ
せ、それぞれ駆動式走行支持装置を駆動回転させて移動
棚に走行力を付与することにより、残りの走行支持装置
を追従回転(遊転)させながら行うことができる。この
ような走行により、目的とする移動棚の前方に作業用通
路を形成でき、たとえばフォークリフトなどの車両を作
業用通路内で走行させることで、この作業用通路側から
荷の出し入れを行うことができる。
【0118】その際に、複数の移動棚の走行を、設定時
間をおいて順次時差起動(時差スタート)させること
で、複数の移動棚の同時状の走行は、設定時間に相当す
る十分な間隔を保持した状態で行うことができる。した
がって、停止位置での停止を、隣接間を密としてスペー
ス効率を好適として行うことができるものでありなが
ら、複数の移動棚の同時状の走行は、相互に接触、衝突
などが生じることなく行うことができ、特に無軌条で移
動棚が傾斜姿勢になり易い形式に好適に採用できる。
【0119】また上記した本発明の請求項2によると、
複数の移動棚を順次停止させることで、これら移動棚
を、相互に充分に近接した状態で密に停止できる。そし
て上記した本発明の請求項3によると、移動棚の走行
が、走行経路に対して直角状姿勢を維持して行われず、
一側部分が進みかつ他側部分が遅れた傾斜姿勢で行われ
た場合、両走行量検出手段により走行距離を検出し、こ
れら検出に基づいて制御手段によって、回転駆動手段に
よる駆動回転量の制御を行うことにより、回転駆動手段
間に駆動回転量の差が生じることになり、以て前述した
傾斜姿勢を次第に修正して解消できる。これにより移動
棚の走行は、走行経路に対して直角状姿勢で行うことが
できる。
【0120】さらに上記した本発明の請求項4による
と、たとえばフォークリフトなどの車両を作業用通路内
で走行させる際に、作業用通路内の床側には車両の乗り
越えを許す被検出体のみが存在し、さらに作業用通路の
両側外方の床上には何も存在していないことから、車両
の走行は、作業用通路における一方向への通過走行をも
可能として、自由方向に行うことができる。これによ
り、荷の出し入れなど、作業用通路を利用した作業を迅
速にかつ円滑に行うことができる。
【0121】そして、移動棚の走行が走行経路に対して
直角状姿勢で行われているにも拘わらず、移動棚が幅方
向にずれる、いわゆる幅ずれ走行を行った場合、移動棚
を走行させながら、走行経路方向に沿って配設された被
検出体を幅ずれ検出手段により検出し、以て幅ずれ検出
手段による検出値が設定値を外れないように、制御手段
により回転駆動手段を制御することにより、直角状姿勢
で走行していた移動棚を次第に傾斜姿勢とし、それに伴
って、幅ずれ検出手段が被検出体側に接近移動して、幅
ずれを解消できる。
【0122】しかも上記した本発明の請求項5による
と、走行車輪からなる走行支持装置は簡単かつ安価にし
て配設でき、また回転駆動手段による連動も容易に行う
ことができる。
【0123】また上記した本発明の請求項6によると、
パルスエンコーダを採用することで、移動棚の幅方向の
両側部分における走行距離の検出を、検出量を細かくし
て、的確に行うことができる。
【0124】そして上記した本発明の請求項7による
と、中央部分の1箇所に配設した被検出体と幅ずれ検出
手段とによって、移動棚の幅ずれを検出する構成を、簡
単かつ安価として提供できる。
【0125】さらに上記した本発明の請求項8による
と、非駆動式走行支持装置が、被検出体の上面を転動す
ることで、被検出体に対して幅ずれ検出手段を常に一定
状の距離を置いて対向でき、以て幅ずれ検出手段による
検出を正確に行うことができる。
【0126】しかも上記した本発明の請求項9による
と、非駆動式走行車輪が、両被検出体の上面間を転動す
ることで、被検出体に対して幅ずれ検出手段を常に一定
状の距離を置いて対向でき、以て幅ずれ検出手段による
検出は正確に行うことができる。さらに、隙間に鍔部が
係合していることで、非駆動式走行車輪が両被検出体か
ら外れること、すなわち幅ずれなどをし難くできる。
【0127】また上記した本発明の請求項10による
と、幅ずれ検出手段をコンパクトに配設できる。そして
上記した本発明の請求項11によると、走行距離が進ん
でいる側を、他側に対して低速で進むように制御するこ
とによって、移動棚どうしが衝突など招くことなく、傾
斜姿勢を次第に修正して解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、移動棚設備
の複数台移動を説明する側面図である。
【図2】同移動棚設備の平面図である。
【図3】同移動棚設備の側面図である。
【図4】同移動棚設備における移動棚の要部の一部切り
欠き平面図である。
【図5】同移動棚設備における移動棚の回転駆動手段お
よび幅ずれ検出手段部分の縦断側面図である。
【図6】同移動棚設備における移動棚の走行量検出手段
部分の縦断側面図である。
【図7】同移動棚設備における移動棚の走行量検出手段
部分の縦断正面図である。
【図8】同移動棚設備における移動棚の幅ずれ検出部分
の縦断側面図である。
【図9】同移動棚設備における移動棚の制御ブロック図
である。
【図10】同移動棚設備における移動棚コントローラの
速度制御部のブロック図である。
【図11】同移動棚設備における移動棚の走行制御の特
性図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示し、移動棚設
備の平面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示し、移動棚設
備における移動棚の幅ずれ検出部分の縦断正面図であ
る。
【図14】本発明の第4の実施の形態を示し、移動棚設
備における移動棚の幅ずれ検出部分の縦断正面図であ
る。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示し、移動棚設
備における移動棚の幅ずれ検出部分の縦断正面図であ
る。
【図16】本発明の第6の実施の形態を示し、移動棚設
備における移動棚の要部の縦断正面図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態を示し、(a)〜
(d)はそれぞれ移動棚設備における移動棚の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 床 1a 床面 3 固定棚 4 下部フレーム体 5 棚部 5a 区画収納空間 6 光電センサー 10 走行経路 11 移動棚 12 下部フレーム体 13 棚部 13e 区画収納空間 14 走行車輪(走行支持装置) 14A 駆動式走行車輪(駆動式走行支持装置) 14b 外側リング体 16 モータ(回転駆動手段) 20 制御盤(制御手段) 21 パルスエンコーダ(走行量検出手段) 26 輪体軸 27 検知用輪体 28 回転体 28a 外側スリット部 28b 内側スリット部 29a 外側光電スイッチ 29b 内側光電スイッチ 31 被検出体 35 幅ずれ検出手段 35a 近接センサ 35b 近接センサ 37a 接近センサ 37b 接近センサ 40 メイン制御盤 41 移動棚コントローラ 42a ベクトル制御インバータ 42b ベクトル制御インバータ 81A 被検出体 81B 被検出体 82 隙間 83 非駆動式走行車輪(非駆動式走行支持装置) 85 非駆動式走行車輪(非駆動式走行支持装置) 85a 鍔部 87 被検出体 88 非駆動式走行車輪(非駆動式走行支持装置) 88a 鍔部 A 走行経路方向 B 幅方向 S 作業用通路 L 間隔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行支持装置を介して走行経路上で往復
    走行自在な移動棚が複数配設された移動棚設備であっ
    て、前記移動棚は、走行経路の幅方向の複数箇所にそれ
    ぞれ走行支持装置が設けられるとともに、少なくとも一
    箇所の走行支持装置は回転駆動手段が設けられて駆動式
    走行支持装置に構成され、複数の移動棚を走行させると
    き、設定時間をおいて順次起動制御するように構成され
    ていることを特徴とする移動棚設備。
  2. 【請求項2】 走行させた複数の移動棚が、順次停止さ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の移動棚設備。
  3. 【請求項3】 走行経路の幅方向の両側部分に位置され
    た走行支持装置は、それぞれ回転駆動手段が設けられて
    駆動式走行支持装置に構成され、移動棚には、幅方向の
    両側部分にそれぞれ走行量検出手段が設けられるととも
    に、これら走行量検出手段による検出に基づいて前記回
    転駆動手段による駆動回転量を制御する制御手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1または2記載の移
    動棚設備。
  4. 【請求項4】 走行経路の幅方向の両側部分に位置され
    た走行支持装置は、それぞれ回転駆動手段が設けられて
    駆動式走行支持装置に構成され、床側には、車両の乗り
    越えを許す被検出体が走行経路方向に沿って配設される
    とともに、移動棚には、前記被検出体を検出しながら移
    動棚の幅ずれを検出する幅ずれ検出手段が設けられ、こ
    の幅ずれ検出手段による検出値が設定値を外れないよう
    に、あるいは外れたとき補正して、前記制御手段により
    回転駆動手段を制御するように構成されていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の移動棚設備。
  5. 【請求項5】 走行支持装置は走行車輪であって、走行
    経路の幅方向の複数箇所でかつ走行経路方向の複数箇所
    にそれぞれ設けられ、走行経路の幅方向の両側部分に位
    置された走行車輪群のうち少なくとも1個の走行車輪
    は、それぞれ回転駆動手段が設けられて駆動式走行車輪
    に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の移動棚設備。
  6. 【請求項6】 走行量検出手段が、駆動式走行支持装置
    の近くに設けられたパルスエンコーダであることを特徴
    とする請求項3〜5のいずれかに記載の移動棚設備。
  7. 【請求項7】 被検出体が、両駆動式走行支持装置間で
    かつ走行経路の幅方向の中央部分に配設されていること
    を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の移動棚設
    備。
  8. 【請求項8】 被検出体が軌道を形成し、被検出体の上
    面で非駆動式走行車輪が走行されることを特徴とする請
    求項4〜7のいずれかに記載の移動棚設備。
  9. 【請求項9】 被検出体は、走行経路の幅方向で一対が
    隙間を置いて配設され、両被検出体の上面間に亘って非
    駆動式走行支持装置が載置されるとともに、この非駆動
    式走行車輪には、前記隙間に係合される鍔部が形成され
    ていることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載
    の移動棚設備。
  10. 【請求項10】 幅ずれ検出手段が、一方の被検出体を
    基準に検出するように配設されていることを特徴とする
    請求項9記載の移動棚設備。
  11. 【請求項11】 制御手段は、走行距離が進んでいる側
    の駆動式走行支持装置に連動した回転駆動手段に対し
    て、その駆動回転量を落すように制御することを特徴と
    する請求項3〜10のいずれかに記載の移動棚設備。
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