JP2009128094A - パターン検査装置及びパターン検査方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】欠陥がセンサの画素領域の境界を跨る場合でも欠陥検出を行なうことが可能な検査装置を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様のパターン検査装置100は、パターンが形成されたフォトマスク101を載置するXYθテーブル102と、XYθテーブル102と相対的に移動し、フォトマスク101の光学画像を撮像するラインセンサ105と、ラインセンサ105により撮像された第1の画素データと、第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する比較部52と、第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置でラインセンサ105により撮像された第2の画素データと、第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する比較部54と、を備えたことを特徴とする。本発明の一態様によれば、欠陥の見落としを回避或いは低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、パターン検査装置及びパターン検査方法に関する。例えば、ラインセンサを用いてパターンを検査する検査装置及び方法に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。よって、かかる微細な回路パターンをウェハに転写するためのマスクの製造には、微細な回路パターンを描画することができる電子ビームを用いたパターン描画装置を用いる。かかるパターン描画装置を用いてウェハに直接パターン回路を描画することもある。或いは、電子ビーム以外にもレーザビームを用いて描画するレーザビーム描画装置の開発が試みられている。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、LSIを構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。
一方、マルチメディア化の進展に伴い、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)は、500mm×600mm、またはこれ以上への液晶基板サイズの大型化と、液晶基板上に形成されるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)等のパターンの微細化が進んでいる。従って、極めて小さいパターン欠陥を広範囲に検査することが要求されるようになってきている。このため、このような大面積LCDのパターン及び大面積LCDを製作する時に用いられるフォトマスクの欠陥を短時間で、効率的に検査するパターン検査装置の開発も急務となってきている。
検査手法としては、拡大光学系を用いてリソグラフィマスク等の試料上に形成されているパターンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パターンを撮像した光学画像と比較することにより検査を行う方法が知られている。例えば、パターン検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die(ダイ−ダイ)検査」や、パターン設計されたCADデータをマスクにパターンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データ(設計パターンデータ)を検査装置に入力して、これをベースに設計画像データ(参照画像)を生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database(ダイ−データベース)検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、試料はステージ上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。試料には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。試料を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、測定データと参照データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パターン欠陥有りと判定する。
図23は、欠陥判定の手法の一例を示す図である。
図23(a)では、複数の受光素子80の1つに欠陥84が位置している場合を示している。ここでは、例えば、透過部の画素値(階調値)が「20」、遮光部の階調値が「0」になるように調整されているものとする。その場合に、図23(b)に示すように、例えば、遮光部となる欠陥84が無い画素82では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥84を撮像した画素82では、階調値「10」を示す。図示していないが、参照データの階調値は、欠陥84が無いので全ての画素の階調値が「20」となる。そして、欠陥判定閾値を例えば7階調以上異なる場合とすると、欠陥84を撮像した画素82では、階調値「10」なので、7階調以上参照データの階調値と異なるので欠陥と判定することができる。
ここで、欠陥が、センサが撮像する画素領域の境界を跨る位置に存在する場合、欠陥の情報の一部が欠けてしまうため、検査感度が低下してしまう。
図24は、欠陥位置が画素領域の境界を跨る場合の欠陥判定の状況の一例を示す図である。図24(a)に示すように、例えば、欠陥86の中央で画素領域の境界を跨る場合、跨られた2つの受光素子80では、それぞれ欠陥86の半分ずつを撮像することになる。その場合、図24(b)に示すように、欠陥86が無い画素82では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥86の半分を撮像した画素82では、階調値「15」を示す。そして、上述したように、欠陥判定閾値を例えば7階調以上異なる場合とすると、欠陥86の半分を撮像した画素82では、階調値「15」なので、5階調しか参照データの階調値と異ならないことになってしまう。そのため、欠陥とは判定されず、誤判定を生むことになる。
ここで、欠陥が、センサが撮像する画素領域の境界を跨る位置に存在する場合とは関係ないが、検査装置におけるダイ−ダイ検査において、チップAの画素とパターンの関係を、比較対象となるチップA’
の画素とパターンの関係に一致させる技術が文献に開示されている(特許文献1参照)。また、検査装置内で設計データから参照データを作成する際に、1画素に相当する寸法よりもさらに小さいグリッドでメッシュ分割する技術が文献に開示されている(特許文献2参照)。
特開2004−212221号公報 特開平10−104168号公報
上述したように、欠陥がセンサの画素領域の境界を跨る位置に存在する場合、欠陥情報が跨られた2つの画素領域に分配されてしまう。そのため、検査感度が劣化し、欠陥を見落とす場合が生じるといった問題があった。
そこで、本発明は、かかる問題点を克服し、欠陥がセンサの画素領域の境界を跨る場合でも欠陥検出を行なうことが可能な検査装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様のパターン検査装置は、
パターンが形成された被検査試料を載置するステージと、
ステージと相対的に移動し、被検査試料の光学画像を撮像する1つ以上のセンサと、
1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第1の画素データと、第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する第1の比較部と、
第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第2の画素データと、第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する第2の比較部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、正規の位置とそこからサブ画素単位でずれた位置との2箇所でそれぞれ検査することができる。そのため、欠陥がセンサの画素領域の境界を跨る場合でも、2箇所での検査のうちの少なくとも一方の検査で欠陥と判定することができる。
また、本発明の他の態様のパターン検査装置は、
パターンが形成された被検査試料を載置するステージと、
ステージと相対的に移動し、被検査試料の光学画像を撮像する1つ以上のセンサと、
1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第1の画素データと、第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する第1の比較部と、
第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第2の画素データと、第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する第2の比較部と、
第1の比較部による比較結果と第2の比較部による比較結果とを合成する合成処理部と、
を備えたことを特徴とする。
第1の比較部による比較結果と第2の比較部による比較結果とを合成することで、それぞればらばらに結果を出力する場合に比べ、検査結果を整理することができる。
また、センサは、ステージと相対的に移動する第1の方向と直交する第2の方向に並ぶ複数の受光素子を有し、
第1と第2の画素データは、異なる位置に配置される受光素子で撮像されるとより好適である。
また、本発明の一態様のパターン検査方法は、
サブ画素単位でずらした位置で被検査試料の光学画像を重複して撮像する工程と、
撮像された第1の画素データと、第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する工程と、
第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で撮像された第2の画素データと、第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する工程と、
各比較結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様のパターン検査方法は、
サブ画素単位でずらした位置で被検査試料の光学画像を重複して撮像する工程と、
撮像された第1の画素データと、第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する工程と、
第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で撮像された第2の画素データと、第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する工程と、
各比較結果を合成し、合成された結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、サブ画素単位でずらした位置で被検査試料の光学画像を重複して撮像し、それぞれ検査することで、両検査のうちの少なくとも一方の検査で欠陥と判定することができる。よって、欠陥の見落としを回避或いは低減することができる。その結果、検査精度を向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す概念図である。
図1において、試料、例えばマスクの欠陥を検査する検査装置100は、光学画像取得部150と制御系回路160を備えている。光学画像取得部150は、光源103、XYθテーブル102、照明光学系170、拡大光学系104、ラインセンサ105、センサ回路106、レーザ測長システム122、及びオートローダ130を備えている。制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、比較回路108、参照回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレシキブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118、及びプリンタ119に接続されている。また、センサ回路106は、ストライプパターンメモリ123に接続され、ストライプパターンメモリ123は、比較回路108に接続されている。また、XYθテーブル102は、X軸モータ、Y軸モータ、θ軸モータにより駆動される。XYθテーブル102は、ステージの一例となる。ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。検査装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
検査装置100では、光源103、XYθテーブル102、照明光学系170、拡大光学系104、ラインセンサ105、及びセンサ回路106により高倍率の検査光学系が構成されている。また、XYθテーブル102は、制御計算機110の制御の下にテーブル制御回路114により駆動される。X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータの様な駆動系によって移動可能となっている。これらの、Xモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。そして、XYθテーブル102の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。また、XYθテーブル102上のフォトマスク101はオートローダ制御回路113により駆動されるオートローダ130から自動的に搬送され、検査終了後に自動的に排出されるものとなっている。
パターン形成された被検査試料となるフォトマスク101は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能に設けられたステージの一例となるXYθテーブル102上に載置される。そして、フォトマスク101に形成されたパターンには適切な光源103によって連続光が照明光学系170を介して照射される。フォトマスク101を透過した光は拡大光学系104を介して、ラインセンサ105に光学像として結像し、入射する。
図2は、実施の形態1における比較回路の内部構成を示す概念図である。図2において、比較回路108内には、通常の画素単位の位置での測定データと参照データとを比較する検査系61と、通常の画素単位の位置からサブ画素単位ずらした位置での測定データと参照データとを比較する検査系63とが配置されている。そして、検査系61内には、参照データメモリ40、測定データメモリ42、位置合わせ部48、及び比較部52が配置されている。他方、検査系63内には、参照データメモリ44、測定データメモリ46、位置合わせ部50、及び比較部54が配置されている。そして、比較回路108内には、さらに、比較部52からの出力と比較部54からの出力とを合成する欠陥マージ処理部56が配置されている。
図3は、実施の形態1における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。
被検査領域10は、図3に示すように、例えばX方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、その分割された各検査ストライプ20上をラインセンサ105が走査するようにXYθテーブル102の動作が制御される。XYθテーブル102の移動によってラインセンサ105が相対的にY方向(第1の方向)に連続移動しながら光学画像が取得される。ラインセンサ105では、図3に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。実施の形態1では、1つの検査ストライプ20における光学画像を撮像した後、サブ画素、例えば、1/2画素分の位置だけX方向にずれた位置で今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。具体的には、第1の検査ストライプ20aの1/2画素分の位置だけ−X方向にずれた位置で、検査ストライプ20aにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像した後、1/2画素分の位置だけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20aにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wから1/2画素だけ引いた分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ20bにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像する。次に、1/2画素分の位置だけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20bにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wから1/2画素だけ引いた分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ20cにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像する。次に、1/2画素分の位置だけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20cにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。このように、サブ画素ずれた位置で同じ領域が重複して撮像されるように画像を取得していく。例えば、ラインセンサ105に2048画素分の検査方向(Y方向)と直交するX方向(第2の方向)に並ぶ複数の受光素子30(フォトダイオード)が配置されているものを用いると、スキャン幅Wは2048画素となる。そして、これらの受光素子30をサブ画素単位でずらして同じ検査ストライブにおける画像を撮像する。
図4は、実施の形態1におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。
図4において、ラインセンサ105に2048画素分のX方向に並ぶ複数の受光素子30が配置されているものを用いると、往路と復路で1/2画素(0.5画素)分だけX方向にずれた位置で撮像されることになる。このように、各画素データは、1/2画素ずれた位置で重複して撮像されると好適である。但し、1/2に限るものではない。後述するように、ずらし方は1/3画素でも1/4画素でも構わない。
図5は、実施の形態1における欠陥位置がセンサの画素領域の境界を跨る場合の一例を示す図である。
図5において、往路では、例えば、欠陥31の中央でラインセンサ105の受光素子30の境界を跨る場合でも、復路ではX方向に1/2画素分ずらした位置でラインセンサ105が撮像するので、欠陥31全体をいずれかの受光素子30内に納めることができる。
図6は、図5の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。
ここでは、例えば、透過部の画素値(階調値)が「20」、遮光部の階調値が「0」になるように画素値が調整されているものとする。その場合に、往路では、例えば、遮光部となる欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31の半分を撮像した画素32では、階調値「15」を示す。図示していないが、参照データの階調値は、欠陥31が無いので全ての画素の階調値が「20」となる。そして、欠陥判定閾値を例えば7階調以上異なる場合とすると、欠陥31の半分を撮像した画素32では、階調値「15」なので、5階調しか参照データの階調値と異ならないことになってしまう。そのため、欠陥とは判定されず、誤判定を生むことになる。他方、復路では、欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31全体を撮像した画素32では、階調値「10」を示す。欠陥31を撮像した画素32では、階調値「10」なので、7階調以上参照データの階調値と異なるので欠陥と判定することができる。
ここで、ラインセンサ105上に結像されたパターンの像は、ラインセンサ105の各受光素子30によって光電変換され、更にセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。そして、検査ストライプ20毎にストライプパターンメモリ123に測定データの各画素データが格納される。その後、測定データの各画素データは、位置回路107から出力されたXYθテーブル102上におけるフォトマスク101の位置を示すデータと共に比較回路108に送られる。測定データの各画素データは例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調(光量)を表現している。上述した例では、例えば0〜20の階調で示している。もちろん、階調値のレンジは、0〜20に限るものではなく、例えば、0〜255のようなその他のレンジでも構わないことは言うまでもない。
他方、参照回路112では、測定データに対応する位置での参照画像データを作成する。ここでは、通常の画素単位の位置での参照画像データと、通常の画素単位の位置からサブ画素単位ずらした位置での参照画像データとが作成されることになる。参照回路112は、以下のようにして、測定データに対応する画像データ(参照画像データ)を作成する。フォトマスク101のパターン形成時に用いた設計パターンの情報は、記憶装置(記憶部)の一例である磁気ディスク装置109に記憶される。そして、磁気ディスク装置109から制御計算機110を通して設計パターンの情報を読み出し、読み出されたフォトマスク101の設計図形データとなる設計パターンを多値のイメージデータ(設計画像データ)に変換する。そして、このイメージデータである設計画像データに適切なフィルタ処理を施す。センサ回路106から得られた光学画像としての測定データは、拡大光学系104の解像特性やラインセンサ105の受光素子のアパーチャ効果等によってフィルタが作用した状態、言い換えれば連続変化するアナログ状態にある。そのため、画像強度(濃淡値)がデジタル値の設計側のイメージデータである設計画像データにもフィルタ処理を施すことにより、測定データに合わせることができる。このようにして光学画像データである測定データと比較する参照画像データを作成する。作成された参照画像データの各画素データは、測定データの各画素データと同様、例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調で表現している。上述した例では、例えば0〜20の階調で示している。上述したように、階調値のレンジは、0〜20に限るものではなく、例えば、0〜255のようなその他のレンジでも構わないことは言うまでもない。その後、参照画像データの各画素データ(参照データ)は、比較回路108に送られる。
図7は、実施の形態1における参照画像データのメッシュ分割の仕方の一例を示す図である。
図7では、実線で画素単位の領域34を示している。また、点線で1/2画素単位の領域36を示している。このように、画素単位で分割するメッシュの半分のグリッド寸法で分割することで倍メッシュ領域に仮想分割する。そして、参照画像データ12では、通常の画素単位で撮像された測定データに合わせた位置で作成される。他方、参照画像データ14は、通常の画素単位の位置から1/2画素ずらした位置で撮像された測定データに合わせた位置で作成される。このように、メッシュサイズを倍メッシュにすることで1/2画素ずらした位置の画像でも容易に作成することができる。ここでは、サブ画素として、1/2画素の場合を説明したが、これに限るものではなく、測定データを取得する際のずらし量に合わせて、1/3画素、或いは1/4画素といったその他のずらし量に合わせてメッシュ分割すればよい。また、図7では、X,Yの両方向でサブ画素サイズにしているが、例えば、Y方向だけサブ画素サイズにしてもよい。撮像される測定データのずらす方向と同一方向がサブ画素サイズで分割できればよい。
比較回路108内では、ストライプパターンメモリ123から通常の画素単位位置で撮像された測定データが測定データメモリ42に格納される。また、ストライプパターンメモリ123から通常の画素単位位置からサブ画素ずらした位置で撮像された測定データが測定データメモリ46に格納される。他方、参照回路112から通常の画素単位位置で撮像された測定データと比較するための参照画像データが参照データメモリ40に格納される。また、参照回路112から通常の画素単位位置からサブ画素ずらした位置で撮像された測定データと比較するための参照画像データが参照データメモリ44に格納される。
そして、検査系61では、位置合わせ部48が、測定データメモリ42から測定データを、参照データメモリ40から参照画像データを読み出す。そして、例えば、512×512画素単位のサイズの領域毎に、測定データと参照画像データとの位置合わせを行なう。そして、比較部52は、測定データの各画素データ(第1の画素データ)と参照画像データの参照画素データ(第1の参照データ)とを所定のアルゴリズムに従って比較し、欠陥の有無を判定する。そして、比較された結果は出力される。比較された結果は、欠陥マージ処理部56に出力される。
そして、検査系63では、位置合わせ部50が、測定データメモリ46から測定データを、参照データメモリ44から参照画像データを読み出す。そして、例えば、512×512画素単位のサイズの領域毎に、測定データと参照画像データとの位置合わせを行なう。そして、比較部54は、測定データの各画素データ(第2の画素データ)と参照画像データの参照画素データ(第2の参照データ)とを所定のアルゴリズムに従って比較し、欠陥の有無を判定する。そして、比較された結果は出力される。比較された結果は、欠陥マージ処理部56に出力される。
図8は、実施の形態1における欠陥リストの一例を示す図である。
合成処理部の一例となる欠陥マージ処理部56では、比較部52,54で比較された結果、欠陥であると判定された座標(X,Y)、比較に用いたアルゴリズムの識別記号、及び欠陥寸法といった欠陥情報を基に欠陥リスト60を作成する。そして、比較部52,54の両方で欠陥と判定され、重複して欠陥リスト60に定義された欠陥情報を合成する。図8の例では、比較部52で欠陥と判定された座標(100,100)の欠陥と比較部54で欠陥と判定された座標(100,101)の欠陥については、座量及び欠陥寸法から判断して差が小さいので同一欠陥と判定する。これらの判断基準は、それぞれ閾値を設定しておけばよい。そして、欠陥マージ処理部56では、合成した結果となる欠陥リストを出力する。
図9は、実施の形態1における合成後の欠陥リストの一例を示す図である。
図9に示す合成後の欠陥リスト62では、図8で示した比較部52で欠陥と判定された座標(100,100)の欠陥と比較部54で欠陥と判定された座標(100,101)の欠陥が合成(マージ処理)され、例えば、比較部52で欠陥と判定された座標(100,100)の欠陥だけが定義されている。もちろん、比較部54で欠陥と判定された座標(100,101)の欠陥だけが定義されても構わない。そして、欠陥リスト62は、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、FD116、CRT117、パターンモニタ118、或いはプリンタ119に出力される。或いは、外部に出力されても構わない。このように比較結果を合成することで、それぞればらばらに結果を出力する場合に比べ、検査結果を整理することができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。さらには、検査後の確認にかかる時間を短縮することができる。
以上のように構成することで、正規の画素位置とそこからサブ画素単位でずれた位置との2箇所でそれぞれ検査することができる。そのため、欠陥がセンサの画素領域の境界を跨る場合でも、2箇所での検査のうちの少なくとも一方の検査で欠陥と判定することができる。
ここで、実施の形態1では、欠陥マージ処理部56を配置して、重複した欠陥情報を合成しているが、これに限るものではない。比較部52で比較された結果と比較部54で比較された結果とを合成せずに、例えば、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、FD116、CRT117、パターンモニタ118、或いはプリンタ119に出力しても構わない。或いは、外部に出力されても構わない。ユーザがそれぞれの結果から欠陥位置を視認できればよい。
図10は、実施の形態1におけるラインセンサのずらし方の他の一例を示す概念図である。
図10において、往路と復路で1/3画素(0.33画素)分だけX方向にずれた位置で撮像される場合を示している。このように、各画素データは、1/3画素ずれた位置で重複して撮像されても好適である。図10において、往路では、例えば、欠陥31が1:2の割合程度でラインセンサ105の受光素子30の境界を跨る場合、復路ではX方向に1/3画素分ずらした位置でラインセンサ105が撮像するので、欠陥31全体をいずれかの受光素子30内に納めることができ得る。
図11は、図10の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。
ここでは、例えば、透過部の画素値(階調値)が「20」、遮光部の階調値が「0」になるように画素値が調整されているものとする。その場合に、往路では、例えば、遮光部となる欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31の1/3を撮像した画素32では、階調値「17」を示す。そして、欠陥31の2/3を撮像した画素32では、階調値「14」を示す。図示していないが、参照データの階調値は、欠陥31が無いので全ての画素の階調値が「20」となる。そして、欠陥判定閾値を例えば7階調以上異なる場合とすると、階調値「14」や「17」では、7階調以上参照データの階調値と異ならないことになってしまう。そのため、欠陥とは判定されず、誤判定を生むことになる。他方、復路では、欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31全体を撮像した画素32では、階調値「10」を示す。欠陥31を撮像した画素32では、階調値「10」なので、7階調以上参照データの階調値と異なるので欠陥と判定することができる。
このように、センサのずらし方は1/3画素でも1/4画素でも構わない。センサ画素間の不感帯領域を分散させることができればよい。ここでは1/4画素以上ずらすことが望ましい。
実施の形態2.
実施の形態1では、1つのラインセンサ105を使って、サブ画素ずれた位置で同じ領域を重複撮像したが、これに限るものではない。実施の形態2では、複数のラインセンサを使って、サブ画素ずれた位置で同じ領域を重複撮像する構成について説明する。
図12は、実施の形態2におけるパターン検査装置の構成を示す概念図である。
図12において、ラインセンサ172が追加された点以外は、図1と同様である。
図13は、実施の形態2における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。
被検査領域10は、図13に示すように、例えばX方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、その分割された各検査ストライプ20上をラインセンサ105,172が同時期に走査するようにXYθテーブル102の動作が制御される。XYθテーブル102の移動によってラインセンサ105,172が相対的にY方向(第1の方向)に連続移動しながら光学画像が取得される。ラインセンサ105は、図13に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。そして、ラインセンサ105とはサブ画素、例えば、1/2画素分の位置だけX方向にずれた位置に配置されたラインセンサ172が、図13に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。実施の形態2では、1/2画素分の位置だけX方向にずれた2つのラインセンサ105,172が、1つの検査ストライプ20における光学画像を同時に撮像した後、スキャン幅WだけX方向にずれた位置で、2つのラインセンサ105,172が、今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。具体的には、第1の検査ストライプ20aの−1/2画素分の位置だけX方向にずれた位置でラインセンサ105が、第1の検査ストライプ20aの正規の位置でラインセンサ172が、それぞれ検査ストライプ20aにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像した後、スキャン幅WだけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20bの−1/2画素分の位置だけX方向にずれた位置でラインセンサ105が、そして検査ストライプ20bの正規の位置でラインセンサ172が、それぞれ検査ストライプ20bにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅WだけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20cの1/2画素分の位置だけ−X方向にずれた位置でラインセンサ105が、そして検査ストライプ20cの正規の位置でラインセンサ172が、それぞれ検査ストライプ20cにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像する。このように、サブ画素ずれた位置で同じ領域が同時期に重複して撮像されるように画像を取得していく。
図14は、実施の形態2におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。
図14において、ラインセンサ105,172にそれぞれ2048画素分のX方向に並ぶ複数の受光素子30が配置されているものを用いると、往路でも復路でも1/2画素(0.5画素)分だけX方向にずれた位置で重複して撮像されることになる。また、上述したように、各画素データは、1/2画素ずれた位置に限るものではない。後述するように、ずらし方は1/3画素でも1/4画素でも構わない。
図15は、実施の形態2における欠陥位置がセンサの画素領域の境界を跨る場合の一例を示す図である。
図15において、往路では、例えば、欠陥31の中央でラインセンサ105の受光素子30の境界を跨る場合でも、ラインセンサ172ではX方向に1/2画素分ずらした位置で撮像するので、欠陥31全体をいずれかの受光素子30内に納めることができる。
図16は、図15の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。
ここでは、例えば、透過部の画素値(階調値)が「20」、遮光部の階調値が「0」になるように画素値が調整されているものとする。その場合に、例えば、ラインセンサ105で撮像した、遮光部となる欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31の半分を撮像した画素32では、階調値「15」を示す。図示していないが、参照データの階調値は、欠陥31が無いので全ての画素の階調値が「20」となる。そして、欠陥判定閾値を例えば7階調以上異なる場合とすると、欠陥31の半分を撮像した画素32では、階調値「15」なので、5階調しか参照データの階調値と異ならないことになってしまう。そのため、欠陥とは判定されず、誤判定を生むことになる。他方、ラインセンサ172で撮像した、欠陥31が無い画素32では、階調値「20」を示すのに対し、欠陥31全体を撮像した画素32では、階調値「10」を示す。欠陥31を撮像した画素32では、階調値「10」なので、7階調以上参照データの階調値と異なるので欠陥と判定することができる。その他の構成および動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、複数のセンサを用いてサブ画素ずらした位置で同じ領域を重複して撮像しても実施の形態1と同様、欠陥の見落としを回避或いは低減する効果を得ることができる。実施の形態2では、さらに、複数のセンサを用いるため、同時に重複撮像を行なうことができ、検査時間を短縮することができる。
ここで、実施の形態2では、2つのラインセンサ105,172を用いる構成を説明したが、3つ以上のラインセンサを用いても構わないことは言うまでもない。
実施の形態3.
実施の形態1では、往路と復路でサブ画素の位置ずらしを行なった構成について説明したが、実施の形態3では、画素単位でずらした上で、さらに、サブ画素ずらす構成について説明する。装置構成は、実施の形態1と同様である。
図17は、実施の形態3における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。
被検査領域10は、図17に示すように、例えばX方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、被検査領域10は、検査ストライプ20とは別に、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ22に仮想的に分割される。各検査ストライプ22は、各検査ストライプ20とスキャン幅Wの1/2からサブ画素分を引いた分だけX方向にずれるように分割される。そして、その分割された各検査ストライプ20(或いは検査ストライプ22)が連続的に走査されるようにXYθテーブル102の動作が制御される。XYθテーブル102の移動によってラインセンサ105が相対的にY方向(第1の方向)に連続移動しながら光学画像が取得される。ラインセンサ105では、図17に示されるようなスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。実施の形態3では、1つの検査ストライプ20(或いは検査ストライプ22)における光学画像を撮像した後、スキャン幅Wの1/2からサブ画素分だけX方向或いは−X方向にずれた位置で今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。具体的には、第1の検査ストライプ20aのスキャン幅Wの1/2+サブ画素を含む検査ストライプ22aにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像した後、スキャン幅Wの1/2−サブ画素分だけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ20aにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wの1/2+サブ画素分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ22bにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wの1/2−サブ画素分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ20bにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wの1/2+サブ画素分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ22cにおける画像を検査方向としてY方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wの1/2−サブ画素分だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ20cにおける画像を検査方向として−Y方向に向かって撮像する。このように、スキャン幅Wの1/2からサブ画素分だけずらしながら連続的に画像を取得していく。これにより、被検査領域10は、往路と復路でスキャン幅Wの1/2からサブ画素分だけずれながらラインセンサ105によって重複して撮像される。
図18は、実施の形態3におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。
図18において、ラインセンサ105に2048画素分のX方向に並ぶ複数の受光素子30が配置されているものを用いると、往路と復路で1024−1/2画素分だけX方向にずれた位置で撮像されることになる。このように、各画素データは、複数の受光素子30の素子数の1/2ずれた位置付近で重複して撮像されると好適である。但し、1/2に限るものではない。複数の受光素子30の素子数より少ない素子数分X方向に画素単位でずらせば構わない。そして、その位置からサブ画素ずらせばよい。これにより被検査領域10の各画素はサブ画素ずれた位置で重複して撮像されることになる。
以上のように、サブ画素だけではなく、画素単位でもずらすことで、ずらす前に撮像された画素データ(第1の画素データ)とずらした後の画素データ(第2の画素データ)は、ラインセンサ105に配置される複数の受光素子30のうち、異なる位置に配置される受光素子30で撮像される。そして、それぞれ対応する参照画素データと比較されることになる。このように、異なる位置に配置される受光素子30で撮像され、それぞれが検査されるので、素子間の特性のばらつきを平均化することができる。よって、実施の形態1で説明した画素領域を跨る欠陥の見落としを回避或いは抑制する効果だけではなく、さらに、素子間の特性のばらつきに起因する測定データの誤差による誤判定も抑制することができる。その結果、実施の形態1よりも検査精度をさらに向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態2では、複数のラインセンサ間でサブ画素の位置ずらしを行なった構成について説明したが、実施の形態4では、画素単位でずらした上で、さらに、サブ画素ずらす構成について説明する。装置構成は、実施の形態2と同様である。
図19は、実施の形態4における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。
被検査領域10は、図19に示すように、例えばX方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ20に仮想的に分割される。そして、被検査領域10は、検査ストライプ20とは別に、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプ22に仮想的に分割される。各検査ストライプ22は、各検査ストライプ20とスキャン幅Wの1/2からサブ画素分を引いた分だけX方向にずれるように分割される。また、2つのラインセンサ105,172は、スキャン幅Wの1/2からサブ画素分を引いた分だけX方向にずれるように配置される。そして、その分割された各検査ストライプ20と検査ストライプ22が連続的に走査されるようにXYθテーブル102の動作が制御される。XYθテーブル102の移動によって2つのラインセンサ105,172が相対的にY方向(第1の方向)に連続移動しながら光学画像が取得される。ラインセンサ105,172では、図19に示されるようなスキャン幅Wの光学画像をそれぞれ連続的に撮像する。実施の形態4では、1つの検査ストライプ20と1つの検査ストライプ22における光学画像を撮像した後、スキャン幅Wの1/2だけX方向にずれた位置で今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの光学画像を連続的に撮像する。すなわち、往路と復路で逆方向に向かうフォワード(FWD)−バックフォワード(BWD)の方向で撮像を繰り返す。具体的には、第1の検査ストライプ20aのスキャン幅Wの1/2+サブ画素を含む検査ストライプ22aにおける画像をラインセンサ105が、検査ストライプ20aにおける画像をラインセンサ172が、一緒に検査方向としてY方向に向かって撮像した後、スキャン幅Wの1/2だけX方向に移動し、その後、今度は検査ストライプ22bにおける画像をラインセンサ105が、検査ストライプ20bにおける画像をラインセンサ172が、一緒に検査方向として−Y方向に向かって撮像する。次に、スキャン幅Wの1/2だけX方向に移動した後、今度は検査ストライプ22cにおける画像をラインセンサ105が、検査ストライプ20cにおける画像をラインセンサ172が、一緒に検査方向としてY方向に向かって撮像する。このように、被検査領域10は、2つのラインセンサ105,172を使って、サブ画素分だけずれた位置で重複して撮像される。
図20は、実施の形態4におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。
図20において、ラインセンサ105に2048画素分のX方向に並ぶ複数の受光素子30が配置されているものを用いると、ラインセンサ172が1024−1/2画素分だけX方向にずれた位置に配置されることになる。ずらすサブ画素量は、1/2画素に限るものではないことは上述した通りである。
以上のように、サブ画素だけではなく、画素単位でもずらすことで、ずらす前に撮像された画素データ(第1の画素データ)とずらした後の画素データ(第2の画素データ)は、異なるラインセンサに配置される受光素子30で撮像される。そして、それぞれ対応する参照画素データと比較されることになる。このように、異なるラインセンサに配置される受光素子30で撮像され、それぞれが検査されるので、素子間の特性のばらつきを平均化することができる。よって、実施の形態2で説明した画素領域を跨る欠陥の見落としを回避或いは抑制する効果だけではなく、さらに、素子間の特性のばらつきに起因する測定データの誤差による誤判定も抑制することができる。その結果、実施の形態2よりも検査精度をさらに向上させることができる。
上述した各実施の形態では、ラインセンサを用いているが受光素子を2次元配列させた2次元センサ(例えば、TDIセンサ)を用いても構わない。
図23は、2次元センサの一例を示す図である。
図23において、2次元センサ174は、X方向に複数の受光素子30が配置された1列目のライン部176aと、1列目とはサブ画素、例えば、1/2画素だけX方向にずれて複数の受光素子30が配置された2列目のライン部176bとを備えている。そして、実施の形態2におけるラインセンサ105,172の代わりに、この2次元センサ174を用いて構成しても同様な効果を得ることができる。
図24は、2次元センサの他の一例を示す図である。
図24において、2次元センサ178は、X方向に複数の受光素子30が配置された1列目のライン部179aと、1列目とはサブ画素、例えば、1/2画素だけX方向にずれて複数の受光素子30が配置された2列目のライン部179bと、1列目と合わせた位置で複数の受光素子30が配置された3列目のライン部179cと、2列目と合わせた位置で複数の受光素子30が配置された4列目のライン部179dと、を備えている。もちろん、4列に限らず、もっと多くの列で配置されても構わない。そして、1列目のライン部179aの各受光素子30と3列目のライン部179cの各受光素子30とが連続して画像を撮像していくように、そして、2列目のライン部179bの各受光素子30と4列目のライン部179dの各受光素子30とが連続して画像を撮像していくように、ステージとの相対速度を調整してそれぞれ光学画像を取得していくようにすると良い。そして、実施の形態2におけるラインセンサ105,172の代わりに、この2次元センサ178を用いて構成することで、TDIセンサと同様の効果を得ながらかつ実施の形態2と同様な効果を得ることができる。
以上の説明において、「〜部」、或いは「〜回路」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、FD116、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、演算制御部を構成するオートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、参照回路112、比較回路108及び位置回路107内の各回路等は、電気的回路で構成されていても良いし、制御計算機110によって処理することのできるソフトウェアとして実現してもよい。また電気的回路とソフトウェアの組み合わせで実現しても良い。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、以上の説明で受光素子は被検査試料の透過画像、反射画像のどちらを採取する構成でも構わない。また、複数の受光素子を装備して、透過画像と反射画像を同時に採取する構成にも、本発明は有効である。
また、上述した例では、ダイ−データベース検査の場合を説明したが、ダイ−ダイ検査に用いても好適である。その場合には、参照データが、比較する2つのチップのうち、一方の測定データを検査対象の測定データとし、他方の測定データを参照データとして用いればよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、検査装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのパターン検査装置及びパターン検査方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1におけるパターン検査装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における比較回路の内部構成を示す概念図である。 実施の形態1における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。 実施の形態1における欠陥位置がセンサの画素領域の境界を跨る場合の一例を示す図である。 図5の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。 実施の形態1における参照画像データのメッシュ分割の仕方の一例を示す図である。 実施の形態1における欠陥リストの一例を示す図である。 実施の形態1における合成後の欠陥リストの一例を示す図である。 実施の形態1におけるラインセンサのずらし方の他の一例を示す概念図である。 図10の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。 実施の形態2におけるパターン検査装置の構成を示す概念図である。 実施の形態2における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。 実施の形態2におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。 実施の形態2における欠陥位置がセンサの画素領域の境界を跨る場合の一例を示す図である。 図15の状態で撮像された各画素の階調値の一例を示す図である。 実施の形態3における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。 実施の形態3におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。 実施の形態4における光学画像の取得手順を説明するための概念図である。 実施の形態4におけるラインセンサのずらし方の一例を示す概念図である。 2次元センサの一例を示す図である。 2次元センサの他の一例を示す図である。 欠陥判定の手法の一例を示す図である。 欠陥位置が画素領域の境界を跨る場合の欠陥判定の状況の一例を示す図である。
符号の説明
10 被検査領域
12,14 参照画像データ
20,22 検査ストライプ
30,80 受光素子
31,84 欠陥
32,82 画素
34,36 領域
40,44 参照データメモリ
42,46 測定データメモリ
48,50 位置合わせ部
52,54 比較部
56 欠陥マージ処理部
60,62 欠陥リスト
61,63 検査系
100 検査装置
101 フォトマスク
102 XYθテーブル
103 光源
104 拡大光学系
105,172 ラインセンサ
106 センサ回路
107 位置回路
108 比較回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
112 参照回路
113 オートローダ制御回路
114 テーブル制御回路
115 磁気テープ装置
116 FD
117 CRT
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
123 ストライプパターンメモリ
130 オートローダ
131 ダイ−データベース比較回路
170 照明光学系
174,178 2次元センサ
176,179 ライン部

Claims (5)

  1. パターンが形成された被検査試料を載置するステージと、
    前記ステージと相対的に移動し、前記被検査試料の光学画像を撮像する1つ以上のセンサと、
    前記1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第1の画素データと、前記第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する第1の比較部と、
    前記第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で前記1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第2の画素データと、前記第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する第2の比較部と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  2. パターンが形成された被検査試料を載置するステージと、
    前記ステージと相対的に移動し、前記被検査試料の光学画像を撮像する1つ以上のセンサと、
    前記1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第1の画素データと、前記第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する第1の比較部と、
    前記第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で前記1つ以上のセンサのいずれかにより撮像された第2の画素データと、前記第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する第2の比較部と、
    前記第1の比較部による比較結果と前記第2の比較部による比較結果とを合成する合成処理部と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  3. 前記センサは、前記ステージと相対的に移動する第1の方向と直交する第2の方向に並ぶ複数の受光素子を有し、
    前記第1と第2の画素データは、異なる位置に配置される受光素子で撮像されることを特徴とする請求項1又は2記載のパターン検査装置。
  4. サブ画素単位でずらした位置で被検査試料の光学画像を重複して撮像する工程と、
    撮像された第1の画素データと、前記第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する工程と、
    前記第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で撮像された第2の画素データと、前記第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する工程と、
    各比較結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査方法。
  5. サブ画素単位でずらした位置で被検査試料の光学画像を重複して撮像する工程と、
    撮像された第1の画素データと、前記第1の画素データの位置に対応する位置での第1の参照データとを比較する工程と、
    前記第1の画素データとは撮像位置がサブ画素単位ずれた位置で撮像された第2の画素データと、前記第2の画素データの位置に対応する位置での第2の参照データとを比較する工程と、
    各比較結果を合成し、合成された結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査方法。
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