JP2009122398A

JP2009122398A - 表示機器

Info

Publication number: JP2009122398A
Application number: JP2007296209A
Authority: JP
Inventors: Takuya Kadota; 卓也門田
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2007-11-15
Filing date: 2007-11-15
Publication date: 2009-06-04
Anticipated expiration: 2027-11-15
Also published as: JP5121412B2

Abstract

【課題】本発明は、様々な環境化において、防水性、視認性、耐衝撃性の高い表示機器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による表示機器は、液晶パネル１と、面状光源装置とを含み、これらをフレーム（１２、１３、１４）で挟持してなる液晶表示装置と、液晶表示装置の前面側に透明弾性体３を介して配置された透明保護板４と、液晶表示装置、透明保護板４を格納する外部筐体１５と、液晶表示装置のフレーム（１２、１３、１４）と透明保護板４とを一緒に外部筐体１５に固定する固定部品１７とを備えることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、様々な環境下において使用できる表示機器に関する。

液晶表示装置を備えた船舶用レーダなどに代表される屋外設置用表示機器は、外部からの衝撃や降雨による浸水や埃などから液晶表示装置を保護するために、液晶表示装置の表示面を樹脂製やガラス製の透明保護板で覆い、透明保護板の周辺部にて防水加工を施している場合が多い。また、透明保護板を液晶表示装置の表示面よりも大きくすることによって、透明板周辺部の防水加工エリアを広くすることができるため、より高い防水効果を得ることが可能となる。

しかし、液晶表示装置の表面上に透明保護板を配置すると、表示面と透明保護板との間に空気層（空間）ができ、外から表示面に入射した光が透明保護板の表裏面や液晶パネル表面で反射して視認性が低下する問題があり、液晶表示装置の表示面と空気層や透明保護板との温度差によって表示面と透明保護板との間に結露が生じる問題もある。この対策としては、液晶表示装置の表示面と透明保護板との間に透明樹脂や透明粘着材を設けて結露の発生を防止するものがある（例えば、特許文献１参照）。

また、例えば、筐体に透明保護板を固定した後に液晶表示装置を固定する場合、固定位置における液晶表示装置の透明保護板への押付け力や、ネジの締め付け手順などによる固定位置のバラツキなどによって透明樹脂や透明粘着材などに対しする接触圧が部分的に変化することによって、表示ムラが生じることが考えられる。この対策としては、透明保護板を液晶表示装置より大きくし、当該大きくした部分と外部筐体とでゴムに代表されるＯリングなどの弾性体を挟持しており、液晶表示装置は透明樹脂や透明粘着材などを介して透明保護板に保持されるものがある（例えば、特許文献２参照）。

特開２００５−３１６０４２号公報特開２００６−５８７５３号公報

特許文献１では、液晶表示装置の表示面と透明保護板との間に透明樹脂などを設けた場合、液晶表示装置と透明保護板との間で接触圧が変化することによって、表示面に不均一な外力が加わると表示面の表示にムラが生じるという問題がある。

特許文献２では、液晶装置が透明樹脂や透明粘着材などを介して透明保護板にのみ保持されているため、衝撃が加わった場合に透明樹脂や透明粘着材の剥離や液晶パネルの破損など耐衝撃性に問題がある。

本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、様々な環境化において、防水性、視認性、耐衝撃性の高い表示機器を提供することを目的とする。

上記の課題を解決するために、本発明による表示機器は、液晶パネルと、面状光源装置とを含み、これらをフレームで挟持してなる液晶表示装置と、液晶表示装置の前面側に透明弾性体を介して配置された透明保護板と、液晶表示装置、透明保護板を格納する外部筐体と、液晶表示装置のフレームと透明保護板とを一緒に外部筐体に固定する固定部品とを備えることを特徴とする。

本発明によると、液晶パネルと、面状光源装置とを含み、これらをフレームで挟持してなる液晶表示装置と、液晶表示装置の前面側に透明弾性体を介して配置された透明保護板と、液晶表示装置、透明保護板を格納する外部筐体と、液晶表示装置のフレームと透明保護板とを一緒に外部筐体に固定する固定部品とを備えるため、様々な環境化において、防水性、視認性、耐衝撃性の高い表示機器を提供することができる。

本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。

〈実施形態１〉
図１は、本発明の実施形態１による表示機器の構成を示す断面図である。図１に示すように、液晶パネル１は、上部基板１ａと下部基板１ｂとからなり、上部基板１ａと下部基板１ｂとの間に液晶が挟持されている。上部基板１ａの液晶側とは反対側の表面には上部偏光板２ａが、下部基板１ｂの液晶とは反対側の表面には下部偏光板２ｂが設けられている。また、液晶パネル１の電極端子部には、液晶を駆動させるために電気的に接続された屈曲性を有する配線板であるＴＣＰ（ＴａｐｅＣａｒｒｉｅｒＰａｃｋａｇｅ）５とプリント基板６を備える。

面状光源装置は、ランプ７、リフレクタ８、導光板９、反射シート１０、光学シート群１１からなる。ランプ７は、液晶パネル１に対して光を照射する光源である。リフレクタ８は導光板９の側面に設けられており、ランプ７から射出された光を一方向に集約して導光板９に放射するように反射させている。導光板９の裏面には反射シート１０が設けられ、導光板９に入射した光は光学シート群１１を介して液晶パネル１に照射される。ミドルフレーム１２はランプ７、リフレクタ８、導光板９、光学シート群１１を位置決めし、リアフレーム１３はランプ７、リフレクタ８、導光板９、光学シート群１１をミドルフレーム１２と嵌合して保持している。フロントフレーム１４は、ミドルフレーム１２上に配置された液晶パネル１をリアフレーム１３と嵌合して挟持している。ここで、ミドルフレーム１２、リアフレーム１３、フロントフレーム１４をまとめて、液晶表示装置のフレームとする。

液晶パネル１は、透明弾性体３によって透明保護板４に接着されており、透明保護板４を介した固定部品１７と外部筐体１５との間には、Ｏリングに代表される防水加工用の弾性体１６が押しつぶされるように挟持されて配置されている。従って、外部からの水滴や埃などが液晶表示装置内部に侵入するのを防ぐことが可能である。

液晶表示装置固定部１８は、液晶表示装置のフレームに形成されており、穴を有している。固定部品１７は、ネジ１９などによって外部筐体１５に固定され、液晶表示装置固定部１８と嵌合して固定するために液晶表示装置固定部品１７ａ（突起）を有している。液晶表示装置固定部１８に設けられた穴と液晶表示装置固定部品１７ａとは、所定のクリアランスをもって嵌合されている。従って、固定部品１７によって透明保護板４は外部筐体１５に固定されるとともに、液晶表示装置固定部品１７ａと液晶表示装置固定部１８とは嵌合して保持されている。

以上のことから、液晶表示装置のフレームと透明保護板４は、固定部品１７によって一緒に外部筐体１５に固定されている。従って、落下などによって衝撃が加わった場合であっても、透明弾性体３の剥離や液晶パネル１の破損などを防止することが可能となる。また、液晶表示装置固定部品１７ａと液晶表示装置固定部１８とは所定のクリアランスをもって保持されているため、各部品の取り付け時の位置ずれなどによるストレスも緩和することが可能となる。

〈実施形態２〉
図２は、本発明の実施形態２による表示機器の構成を示す断面図である。図２に示すように、液晶表示装置固定部１８は透明保護板４に接するように設けられ、液晶表示装置固定部１８および透明保護板４は固定部品１７と外部筐体１５とに挟持されている。その他の構成については、実施形態１と同様であるため説明を省略する。

以上のことから、固定部品１７によって液晶表示装置固定部１８と透明保護板４とを同時に挟持することが可能となる。

〈実施形態３〉
本発明の実施形態３では、実施形態１の図１および実施形態２の図２に示す表示機器おいて、固定部品１７上に液晶表示装置を動作させるための回路基板を設置することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態１および実施形態２と同様であるため説明を省略する。

〈実施形態４〉
図３は、本発明の実施形態４による表示機器の構成を示す断面図である。実施形態４では、透明保護板４と液晶表示装置とを別個の構成要素によって外部筐体１５に固定していることを特徴とする。図３に示すように、透明保護板４は、弾性体１６を介して固定部品１７と外部筐体１５との間に挟持されている。

外部フレーム２０は、液晶表示装置のフレームに形成されている液晶表示装置固定部１８によって液晶表示装置を保持している。外部フレーム２０は液晶表示装置固定部品１７ａ（突起）を有し、液晶表示装置固定部１８は穴を有している。液晶表示装置固定部１８に設けられた穴と外部フレーム２０に設けられた液晶表示装置固定部品１７ａとは、所定のクリアランスをもって嵌合されている。なお、外部フレーム２０は、図示しない所で外部筐体１５に固定されている。

以上のことから、透明保護板４は固定部品１７によって外部筐体１５に固定され、液晶表示装置は外部筐体１５に固定された外部フレーム２０によって保持されている。また、液晶表示装置固定部品１７ａと液晶表示装置固定部１８とは、所定のクリアランスをもって保持されているため、各部品の取り付け時の位置ずれなどによるストレスも緩和することが可能である。

〈実施形態５〉
本発明の実施形態５では、実施形態４の図３に示す表示機器において、外部フレーム２０上に液晶表示装置を動作させるための回路基板を設置することを特徴とする。なお、その他の構成については実施形態４と同様であるため説明を省略する。

本発明の実施形態１による表示機器の構成を示す断面図である。本発明の実施形態２による表示機器の構成を示す断面図である。本発明の実施形態４による表示機器の構成を示す断面図である。

符号の説明

１液晶パネル、１ａ上部基板、１ｂ下部基板、２ａ上部偏光板、２ｂ下部偏光板、３透明弾性体、４透明保護板、５ＴＣＰ、６プリント基板、７ランプ、８リフレクタ、９導光板、１０反射シート、１１光学シート群、１２モールドフレーム、１３リアフレーム、１４フロントフレーム、１５外部筐体、１６弾性体、１７固定部品、１７ａ液晶表示装置固定部品、１８液晶表示装置固定部、１９ネジ、２０外部フレーム。

Claims

液晶パネルと、
面状光源装置とを含み、
これらをフレームで挟持してなる液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の前面側に透明弾性体を介して配置された透明保護板と、
前記液晶表示装置、前記透明保護板を格納する外部筐体と、
前記液晶表示装置の前記フレームと前記透明保護板とを一緒に前記外部筐体に固定する固定部品と、
を備えることを特徴とする、表示機器。
前記フレームは、前記固定部品によって固定される液晶表示装置固定部をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の表示機器。
前記液晶表示装置固定部は前記透明保護板に接するように設けられ、前記液晶表示装置固定部および前記透明保護板は前記固定部品と前記外部筐体とに挟持され固定されることを特徴とする、請求項２に記載の表示機器。
前記固定部品は突起を有し、前記液晶表示装置固定部は前記突起が嵌合する穴を有することを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の表示機器。
前記液晶表示装置固定部に設けられた前記穴と前記固定部品に設けられた前記突起とは、所定のクリアランスをもって嵌合されることを特徴とする、請求項４に記載の表示機器。
前記固定部品上に前記液晶表示装置を駆動させる回路基板を配置することを特徴とする、請求項１ないし請求項５のいずれかに記載の表示機器。
液晶パネルと、
面状光源装置とを含み、
これらをフレームで挟持してなる液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の前面側に透明弾性体を介して配置された透明保護板と、
前記液晶表示装置、前記透明保護板を格納する外部筐体と、
前記透明保護板を前記外部筐体に固定する固定部品と、
前記外部筐体に固定され、前記液晶表示装置の前記フレームを固定する外部フレームと、
を備えることを特徴とする、表示機器。
前記フレームは、前記固定部品によって固定される液晶表示装置固定部をさらに備えることを特徴とする、請求項７に記載の表示機器。
前記外部フレームは突起を有し、前記液晶表示装置固定部は前記突起が嵌合する穴を有することを特徴とする、請求項７または請求項８に記載の表示機器。
前記液晶表示装置固定部に設けられた前記穴と前記外部フレームに設けられた前記突起とは、所定のクリアランスをもって嵌合されることを特徴とする、請求項９に記載の表示機器。
前記外部フレーム上に前記液晶表示装置を駆動させる回路基板を配置することを特徴とする、請求項７ないし請求項１０のいずれかに記載の表示機器。