JPH1090656A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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Publication number
JPH1090656A
JPH1090656A JP24675396A JP24675396A JPH1090656A JP H1090656 A JPH1090656 A JP H1090656A JP 24675396 A JP24675396 A JP 24675396A JP 24675396 A JP24675396 A JP 24675396A JP H1090656 A JPH1090656 A JP H1090656A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
fixing
crystal device
vibration
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Application number
JP24675396A
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English (en)
Inventor
Kenji Niihori
憲二 新堀
Yasushi Shiotani
泰史 塩谷
Masanori Takahashi
雅則 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い振動衝撃が加わっても液晶パネルの配向
性や画質の劣化を防ぐことができる液晶装置を提供す
る。 【解決手段】 液晶装置本体1A’に加わる振動衝撃が
液晶パネル1に伝わるのを防ぐための2つの衝撃吸収用
の空間6,7を液晶パネル1の両側に設けた耐振動衝撃
ユニット30を固定用部材9に固定する。そして、この
耐振動衝撃ユニット30を固定した固定用部材9を本体
1A’の外面を形成する第1外装部材14に固定するこ
とにより、耐振動衝撃ユニット30を第1外装部材14
に間接的に固定し、液晶装置本体1A’に加わる強い振
動衝撃が液晶パネル1には伝わらないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置に関し、
特に強誘電性液晶を用いた液晶装置に用いて好適であ
り、詳しくは衝撃等に対する液晶パネルの保護に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶装置においては、本体の外面
を形成する第1外装部材と第2外装部材との間に液晶パ
ネルを配設しているが、本体に加えられる衝撃や振動に
より内部の液晶パネルに負荷が加わった場合には、液晶
パネルが歪曲し、これにより液晶の配向性が劣化し、画
質が劣化するという問題があった。特に、強誘電性液晶
はこのような問題が生じやすい。
【0003】そこで、このような液晶パネルの歪曲を防
ぐよう従来の液晶装置は、図11、12に示すような保
護構造を有していた。即ち、同図に示すように、液晶パ
ネル1の下方に、液晶パネル1の表示領域に光を照射し
得る図示しない光透過部を有する第1部材の一例として
拡散板4を配置すると共に、この液晶パネル1と拡散板
4との間に第1弾性部材2を液晶パネル1の表示領域を
囲むように配置し、これら液晶パネル1、拡散板4、第
1弾性部材2とにより第1の衝撃吸収用の空間である略
密閉空間6を形成する。
【0004】また、液晶パネル1の上方に液晶パネル1
の表示領域を視認し得る図示しない透明部を有する第2
部材の一例として保護板5を配置すると共に、この保護
板5と液晶パネル1との間に第2弾性部材3を第1弾性
部材2と同様、液晶パネル1の表示領域を囲むように配
置し、これら液晶パネル1、保護板5、第2弾性部材3
とにより第2の衝撃吸収用の空間である略密閉空間7を
形成する。
【0005】そして、この液晶パネル1と、これら2つ
の衝撃吸収用の空間6,7とにより、本体に加わる振動
衝撃が液晶パネル1に伝わるのを抑制するための耐振動
衝撃ユニット30を形成するようにしている。なお、こ
の耐振動衝撃ユニット30の第1弾性部材2及び第2弾
性部材3はゴム硬度20度以下の弾性部材にて構成され
たものである。
【0006】また、この耐振動衝撃ユニット30の下方
にはバックライトユニット8が配置されており、またこ
れら耐振動衝撃ユニット30、バックライトユニット8
は第1外装部材である上側外装部材14に固定ネジ10
1を締結することにより固定されている。
【0007】なお、同図において、14aは上側外装部
材14に突設されたねじ止め用のボス14a、8aはバ
ックライトユニット8を上側外装部材14に固定するた
めのフレーム、13は上側外装部材14と共に液晶装置
本体1Aの外面を形成する第2外装部材である下部外装
部材である。
【0008】次に、耐振動衝撃ユニット30の衝撃緩和
作用について、図13、14を用いて説明する。
【0009】例えば、液晶装置本体1Aが落下し、同図
に示すように液晶装置本体1Aに対して落下等の衝撃が
+Y方向に加えられた場合、液晶パネル1は第1弾性部
材2を圧縮しながら+Y方向に移動する。この時、液晶
パネル1の下方に形成されている第2の略密閉空間6内
の空気は外部に逃げることができず圧縮されるので、こ
の圧縮の反力によリエアーダンパー効果が得られ、液晶
パネル1に加えられた衝撃が緩和される。
【0010】一方、この液晶パネル1の+Y方向移動に
より、液晶パネル1の上方に形成されている第1の略密
閉空間7が膨張し、この空間7内の圧力が下がること
で、液晶パネル1を上方に引き上げる力が微少であるが
働き、液晶パネル1に加えられた衝撃が緩和される。こ
れにより、衝撃が加えられても液晶パネル1の変形を抑
えることができ、配向性や画質の劣化を防止することが
できるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の従来の液晶装置において、液晶装置本体1Aが例
えば+Y方向に落下した場合、まず下側外装部材13が
床面に接触し、これにより液晶装置1Aに振動衝撃が加
わる。ここで、この振動衝撃が大きい場合には、耐振動
衝撃ユニット30とバックライトユニット8は慣性によ
って+Y方向に移動するようになり、これにより図1
3、14に示すように下側及び上側外装部材13,14
が変形する。
【0012】そして、このように下側及び上側外装部材
13,14が変形すると、耐振動衝撃ユニット30はバ
ックライトユニット8と共に上側外装部材14に固定さ
れていることから、外装部材13,14の変形に伴って
耐振動衝撃ユニット30とバックライトユニット8が変
形する。ここで、このように耐振動衝撃ユニット30が
変形すると、液晶パネル1を支持している拡散板4が変
形を起こし、この時の拡散板4の変形応力が液晶パネル
1に伝達され、液晶パネル1の配向性や画質劣化が起こ
るという問題点があった。
【0013】そこで、本発明はこのような従来の問題点
を解決するためになされたものであり、強い振動衝撃が
加わっても液晶パネルの配向性や画質の劣化を防ぐこと
ができる液晶装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体の外面を
形成する第1外装部材と第2外装部材との間に液晶パネ
ルを配設した液晶装置において、前記液晶パネルを前記
第1外装部材又は前記第2外装部材に固定用部材を介し
て間接的に取り付けることを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、本体の外面を形成する第1
外装部材と第2外装部材との間に液晶パネルを配設した
液晶装置において、前記液晶パネルと、該液晶パネルの
両側に設けられ、前記本体に加わる振動衝撃が該液晶パ
ネルに伝わるのを抑制するための2つの衝撃吸収用の空
間とを有する耐振動衝撃ユニットと、前記耐振動衝撃ユ
ニットを固定すると共に、該耐振動衝撃ユニットを固定
した状態で前記第1外装部材又は前記第2外装部材に固
定され、該耐振動衝撃ユニットを前記第1外装部材又は
第2外装部材に間接的に固定する固定用部材と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記固定用部材は、前記耐
振動衝撃ユニットを固定する第1固定部と、該固定用部
材を前記第1外装部材又は第2外装部材に固定する第2
固定部とを有していることを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記固定用部材の第1固定
部と第2固定部との間に、前記本体に加わる振動衝撃が
前記第2固定部を介して前記第1固定部に加わらないよ
う該第1固定部と第2固定部とを分断するための隙間を
設けたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記固定用部材に、前記耐
振動衝撃ユニットを固定していない側の前記第1外装部
材又は第2外装部材を該固定用部材に固定する第3固定
部を設けたことを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記耐振動衝撃ユニットの
一方の衝撃吸収用の空間は、前記液晶パネルと、該液晶
パネルと所定距離をおいて対向するように配置されると
共に該液晶パネルの表示領域に光を照射し得る光透過部
を有する第1部材と、前記第1部材と液晶パネルとの間
に前記液晶パネルの表示領域を囲むように配された第1
弾性部材とにより形成され、他の衝撃吸収用の空間は、
前記液晶パネルと、該液晶パネルと所定距離をおいて対
向するように配置されると共に液晶パネルの表示領域を
視認し得る透明部を有する第2部材と、前記第2部材と
前記液晶パネルの間に前記液晶パネルの表示領域を囲む
ように配された第2弾性部材とにより形成されることを
特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記第1部材は、前記液晶
パネルの表示領域に対し光を照射し得る光透過部を有す
る平板部材と、前記平板部材を支持する額縁状支持部材
とにより構成されていることを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記第2部材は、前記液晶
パネルの表示領域を視認し得る透明部を有する平板部材
と、前記平板部材を支持する額縁状支持部材とにより構
成されていることを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記第1部材は前記液晶パ
ネルの表示領域に対し光を照射し得る光透過部を有する
平板部材を、前記第2部材は前記液晶パネルの表示領域
を視認し得る透明部を有する平板部材をそれぞれ有する
一方、前記第1及び第2部材の平板部材は、挟持用部材
にて前記液晶パネルを挟み込んだ状態で挟持固定されて
いることを特徴とするものである。
【0023】また本発明は、前記第1部材の光透過部は
光拡散効果を有することを特徴とするものである。
【0024】また本発明は、前記第2部材の平板部材が
それを支持する額縁状支持部材より厚み方向において外
側に配置されていることを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記第1、第2部材の平板
部材がガラス材であることを特徴とするものである。
【0026】また本発明は、前記第1、第2弾性部材が
ゴム硬度20度以下の弾性部材で構成されていることを
特徴とするものである。
【0027】また本発明のように、本体に加わる振動衝
撃が液晶パネルに伝わるのを抑制するための2つの衝撃
吸収用の空間を液晶パネルの両側に設けた耐振動衝撃ユ
ニットを固定用部材に固定し、この耐振動衝撃ユニット
を固定した固定用部材を本体の外面を形成する第1外装
部材又は第2外装部材に固定することにより、耐振動衝
撃ユニットを第1外装部材又は第2外装部材に間接的に
固定する。そして、このように耐振動衝撃ユニットを第
1外装部材又は第2外装部材に間接的に固定することに
より、液晶装置に加わる強い振動衝撃が液晶パネルに伝
わらないようにして液晶パネルに配向性や画質の劣化が
生じないようにする。
【0028】また、固定用部材の第1固定部と第2固定
部との間に、第1固定部と第2固定部とを分断するため
の隙間を設けることにより、本体に加わる振動衝撃が第
2固定部及び第1固定部を介して液晶パネルに加わらな
いようにする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
液晶装置の斜視図、図2はそのA−A断面図、図3はそ
のB−B断面図である。なお、同図において、図11〜
14と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0031】図1、2、3において、1A’は本実施の
形態に係る液晶装置本体であり、2枚の対向するガラス
基板1a,1bの間に図示しない強誘電性液晶を挟持す
る構造の液晶パネル1を有している。なお、この液晶パ
ネル1は、その上下面に偏光フィルムが貼り付けられて
おり拡散機能もあわせ持っている。ただし、偏光フィル
ムは本発明と直接の関係がないため図示しない。
【0032】20は、液晶駆動用のTAB−ICであ
り、液晶パネル1と回路基板21に電気的に接合されて
いる。なお、回路基板21はTAB−IC20に信号を
供給するためのリジット基板である。また、61は拡散
板バックライトユニット8との間の空間8bにゴミ等が
侵入するのを防ぐ為に設けられたシール材である。な
お、拡散板4とバックライトユニット8との間の空間8
bは特に密閉空間にする必要はない。
【0033】一方、9は耐振動衝撃ユニット30に取り
付けられる固定用部材である固定用フレームであり、耐
振動衝撃ユニット30は、この固定用フレーム9を介し
て上側外装部材14に固定されるようになっている。ま
た、30Aは、耐振動衝撃ユニット30の外枠体(以下
ユニット外枠体という)である。
【0034】ところで、図4は、これらユニット外枠体
30A及び固定用フレーム9の組立構造図であり、ユニ
ット外枠体30Aの側面30aの下辺にはねじ穴31a
が形成された固定片31が水平方向に突設されている。
一方、固定用フレーム9の側面9aにはユニット外枠体
30Aの固定片31と対応する位置にねじ穴91aが形
成された第1固定部である第1支持部91が水平方向に
折曲形成されている。そして、この第1支持部91と固
定片31とを図2、3に示すようにねじ22にて締着す
ることにより耐振動衝撃ユニット30に固定用フレーム
9を固定するようにしている。
【0035】さらに、この固定用フレーム9は、固定用
フレーム9を上側外装部材14に固定するためのねじ穴
92aが形成された第2固定部である第2支持部92を
有している。そして、この第2支持部92と上側外装部
材14のボス14aとをねじ23にて締着することによ
り固定用フレーム9を介して耐振動衝撃ユニット30を
上側外装部材14に固定するようにしている。なお、バ
ックライトユニット8も、固定用フレーム9の第1及び
第2支持部91,92以外の図示しない支持部に固定さ
れている。
【0036】次に、このような構成の液晶装置本体1
A’の落下などによって衝撃が加わった場合における衝
撃緩和作用について図5、6を用いて説明する。
【0037】今、例えば同図に示すように+Y方向に液
晶装置本体1A’が落下すると、まず下側外装部材13
が床面に接触して、液晶装置本体1A’に衝撃が加わ
る。このとき、外装部材13,14に収納されている耐
振動衝撃ユニット30は慣性にて+Y方向に移動し、こ
の移動により外装部材13,14に変形が生じる。
【0038】ここで、耐振動衝撃ユニット30は、直接
外装部材13,14には固定されておらず固定用フレー
ム9を介して間接的に外装部材13,14に固定されて
いるため、外装部材13,14の変形による衝撃はまず
固定用フレーム9に加わる。しかし、この衝撃力は固定
用フレーム9を変形させるためにのみ消費されるため、
耐振動衝撃ユニット30は変形を起こさない。
【0039】このように、耐振動衝撃ユニット30を固
定用フレーム9を介して外装部材13,14に固定する
ことにより、落下等の振動衝撃が加えられても耐振動衝
撃ユニット30は変形を起こさない。したがって、耐振
動衝撃ユニット30の液晶パネル1に対する緩衝効果が
十分に機能し、液晶パネル1の配向性と画質の劣化防止
がなされる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態に係る液
晶装置について説明する。
【0041】図7は本実施の形態に係る液晶装置の断面
図であり、同図において、9Aは固定用フレームであ
る。ここで、この固定用フレーム9Aは、図8に示すよ
うに第1支持部91と第2支持部92との間に第1支持
部91と第2支持部92とを分断するための隙間である
切欠き部11を設けている。
【0042】そして、このような切欠き部11を設ける
ことにより、液晶装置本体1A’に落下等の衝撃が加わ
り、既述したように固定用フレーム9Aに衝撃が加わっ
た場合、外装部材13,14の変形による衝撃が第2支
持部92にのみ加わるようにし、第2支持部92のみを
変形させることができる。
【0043】ここで、このように第2支持部92のみを
変形させて衝撃を第2支持部92に吸収させるようにす
ることにより、衝撃が第1支持部91に加わらないよう
にすることができ、これにより耐振動衝撃ユニット30
の変形を防ぐことができる。これにより、耐振動衝撃ユ
ニット30の液晶パネル1に対する緩衝効果が十分に機
能し、液晶パネル1の配向性と画質の劣化防止がなされ
る。
【0044】なお、この固定用フレーム9Aの中央部に
は下側外装部材13と固定用フレーム9Aとを固定する
第3の固定部である第3支持部93が設けられており、
この第3支持部93と、それに対向する下側外装部材1
3の部位13aをねじ24にて固定することにより、固
定用フレーム9Aが必要以上に変形するのを防ぐように
している。これにより、固定用フレーム9Aや固定用フ
レーム9Aに取り付けているバックライトユニット8、
液晶駆動用コントロール基板(図示しない)等を落下等
の衝撃により破壊に至らしめることがないようにしてい
る。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態に係る液
晶装置について説明する。
【0046】図9は、本実施の形態に係る液晶装置の耐
振動衝撃ユニット30Aの断面図であり、同図におい
て、41は例えばガラス板等の剛性を有する材料にて形
成された平板部材である拡散板、42は拡散板41を、
例えば両面粘着性テープにより接着固定することで拡散
板41を支持する額緑状支持部材、51は例えばガラス
板等の剛性を有する材料にて形成された平板部材である
保護板、52は保護板51を、例えば両面粘着性テープ
により接着固定することで保護板51を支持する額縁状
支持部材である。
【0047】そして、このように光が透過する拡散板4
1及び保護板51にガラス板を使用すると共に額緑状支
持部材42,52に板金を使用することにより、拡散板
41及び保護板51の剛性を大幅に上げることができ、
エアーダンパー効果を向上させ、液晶装置1Aの耐衝撃
性を高めることになる。また、上記構成は、設計の自由
度を上げ、コストダウンにもつながる。
【0048】さらに、保護板51を額縁状支持部材52
より厚み方向において外側に配置することにより、液晶
装置の保護板51に外部から圧力等が加わっても保護板
51は額緑状支持部材52から外れることはない。
【0049】次に、本発明の第4の実施の形態に係る液
晶装置について説明する。
【0050】本実施の形態においては、図10に示すよ
うに拡散板41と保護板51とを挟持用部材であるクリ
ップ状部材55のみで保持するようにしている。そし
て、このようにクリップ状部材55のみにより、拡散板
41と保護板55の外周を狭持して保持することによ
り、液晶パネル1の画面サイズにその外形を合わせる必
要のある額縁状支持部材42、52を用いる必要が無く
なるため、部品の共通化が図れコストダウンが可能にな
る。
【0051】なお、これまでの説明において、第1、第
2弾性部材2,3としては、硬化した後に弾性を示すゴ
ム系の接着剤を使用しても良いし、また、成形やシート
からの打ち抜きなどで製作した枠状もしくは棒状の弾性
部材を両面テープなどで固定しても良い。
【0052】また、保護板5、51は液晶パネル1の保
護と表面の反射を防止する為、防眩処理が施された化学
強化ガラスを採用しているが、防眩処理が施されたフィ
ルムをガラスに貼り付けたものを使用しても良い。普通
のガラスは化学強化ガラスに比較して破壊しやすいた
め、安全性の観点から保護板としての使用は困難である
が、その上にフィルムを貼り付けることで、破片の飛散
は防止できるため十分に使用に耐える。
【0053】また、衝撃を与えると配向劣化を起こしや
すい特徴を持つことから、特に強誘電性液晶を例にとっ
て説明したが、本構成は他の液晶材料(ネマチック液晶
など)を使用した液晶パネル1を支持する場合について
も有効である。このように本発明の有効性は、支持する
液晶パネル1の液晶材料の種類にも依存しない。
【0054】なお、これまでの説明においては、耐振動
衝撃ユニット30を上側外装部材14に固定する場合に
ついて述べてきたが、下外装部材13に固定するように
した場合でも、同様の構成とすることにより同様の作用
効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、耐
振動衝撃ユニットを固定した固定用部材を本体の外面を
形成する第1外装部材又は第2外装部材に間接的に固定
することにより、強い振動衝撃が液晶装置に加わっても
液晶パネルには振動衝撃が伝わらないようにし、液晶パ
ネルに配向性や画質の劣化が生じないようにすることが
できる。
【0056】さらに、固定用部材の第1固定部と第2固
定部との間に隙間を設けて本体に加わる振動衝撃が第2
固定部及び第1固定部を介して液晶パネルに加わらない
ようにすることにより、強い振動衝撃が液晶装置に加わ
っても液晶パネルに配向性や画質の劣化が生じないよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶装置の斜
視図。
【図2】上記液晶装置の斜視図のA−A断面図。
【図3】上記液晶装置の斜視図のB−B断面図。
【図4】上記液晶装置の耐振動衝撃ユニット及び固定用
フレームの組立構造図。
【図5】衝撃が加わった場合の上記耐振動衝撃ユニット
の各部材における変形の様子を示す断面図。
【図6】上記衝撃が加わった場合の耐振動衝撃ユニット
の各部材における変形の様子を示す他の断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る液晶装置の断
面図。
【図8】上記第2の実施の形態に係る液晶装置の固定用
フレームの斜視図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る液晶装置の耐
振動衝撃ユニットの断面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る液晶装置の
耐振動衝撃ユニットの斜視図。
【図11】従来の液晶装置の断面図。
【図12】従来の液晶装置の他の断面図。
【図13】衝撃が加わった場合の上記液晶装置の耐振動
衝撃ユニットの各部材における変形の様子を示す断面
図。
【図14】上記衝撃が加わった場合の液晶装置の耐振動
衝撃ユニットの各部材における変形の様子を示す他の断
面図。
【符号の説明】
1 液晶パネル 1A,1A’ 液晶装置本体 2 第1弾性部材 3 第2弾性部材 4 拡散板 5,51 保護板 6,7 略密閉空間 9,9A 固定用フレーム 11 切欠き部 13 下側外装部材 14 上側外装部材 30,30A 耐振動衝撃ユニット 41 拡散板 42,52 額縁状支持部材 55 クリップ状部材 91 第1支持部 92 第2支持部 93 第3支持部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の外面を形成する第1外装部材と第
    2外装部材との間に液晶パネルを配設した液晶装置にお
    いて、 前記液晶パネルを前記第1外装部材又は前記第2外装部
    材に固定用部材を介して間接的に取り付けることを特徴
    とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 本体の外面を形成する第1外装部材と第
    2外装部材との間に液晶パネルを配設した液晶装置にお
    いて、 前記液晶パネルと、該液晶パネルの両側に設けられ、前
    記本体に加わる振動衝撃が該液晶パネルに伝わるのを抑
    制するための2つの衝撃吸収用の空間とを有する耐振動
    衝撃ユニットと、 前記耐振動衝撃ユニットを固定すると共に、該耐振動衝
    撃ユニットを固定した状態で前記第1外装部材又は前記
    第2外装部材に固定され、該耐振動衝撃ユニットを前記
    第1外装部材又は第2外装部材に間接的に固定する固定
    用部材と、を備えたことを特徴とする液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記固定用部材は、前記耐振動衝撃ユニ
    ットを固定する第1固定部と、該固定用部材を前記第1
    外装部材又は第2外装部材に固定する第2固定部とを有
    していることを特徴とする請求項2記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記固定用部材の第1固定部と第2固定
    部との間に、前記本体に加わる振動衝撃が前記第2固定
    部を介して前記第1固定部に加わらないよう該第1固定
    部と第2固定部とを分断するための隙間を設けたことを
    特徴とする請求項2又は3記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記固定用部材に、前記耐振動衝撃ユニ
    ットを固定していない側の前記第1外装部材又は第2外
    装部材を該固定用部材に固定する第3固定部を設けたこ
    とを特徴とする請求項2乃至4記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記耐振動衝撃ユニットの一方の衝撃吸
    収用の空間は、前記液晶パネルと、該液晶パネルと所定
    距離をおいて対向するように配置されると共に該液晶パ
    ネルの表示領域に光を照射し得る光透過部を有する第1
    部材と、前記第1部材と液晶パネルとの間に前記液晶パ
    ネルの表示領域を囲むように配された第1弾性部材とに
    より形成され、他の衝撃吸収用の空間は、前記液晶パネ
    ルと、該液晶パネルと所定距離をおいて対向するように
    配置されると共に液晶パネルの表示領域を視認し得る透
    明部を有する第2部材と、前記第2部材と前記液晶パネ
    ルの間に前記液晶パネルの表示領域を囲むように配され
    た第2弾性部材とにより形成されることを特徴とする請
    求項2記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1部材は、前記液晶パネルの表示
    領域に対し光を照射し得る光透過部を有する平板部材
    と、前記平板部材を支持する額縁状支持部材とにより構
    成されていることを特徴とする請求項6記載の液晶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2部材は、前記液晶パネルの表示
    領域を視認し得る透明部を有する平板部材と、前記平板
    部材を支持する額縁状支持部材とにより構成されている
    ことを特徴とする請求項6記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1部材は前記液晶パネルの表示領
    域に対し光を照射し得る光透過部を有する平板部材を、
    前記第2部材は前記液晶パネルの表示領域を視認し得る
    透明部を有する平板部材をそれぞれ有する一方、前記第
    1及び第2部材の平板部材は、挟持用部材にて前記液晶
    パネルを挟み込んだ状態で挟持固定されていることを特
    徴とする請求項6記載の液晶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1部材の光透過部は光拡散効果
    を有することを特徴とする請求項6、7又は9記載の液
    晶装置。
  11. 【請求項11】 前記第2部材の平板部材がそれを支持
    する額縁状支持部材より厚み方向において外側に配置さ
    れていることを特徴とする請求項6、8又は9記載の液
    晶装置。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2部材の平板部材がガラ
    ス材であることを特徴とする請求項6乃至11記載の液
    晶装置。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2弾性部材がゴム硬度2
    0度以下の弾性部材で構成されていることを特徴とする
    請求項6記載の液晶装置。
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