JP2009116957A - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】
対物レンズの不要な振動モードを低減し、安定した制御が可能な対物レンズアクチュエータを提供する。
【解決手段】
半導体レーザ,レンズ等の電気光学部品および対物レンズアクチュエータ等を筐体に具備する光ピックアップであって、前記対物レンズアクチュエータは対物レンズ及びコイルを搭載し可動部となるホルダ、該ホルダを磁気駆動するマグネットとヨークからなる磁気回路部、前記ホルダを弾性支持する複数の弾性支持部材及び該弾性支持部材の他端を固定する固定部からなり、前記固定部は弾性支持部材間に弾性支持部材に平行に切開された部位を有し、各々の前記弾性支持部材1つに対して前記弾性支持部材を通す貫通穴を1つ有したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は光ディスク装置等のディスク読み書きを行う光ピックアップの対物レンズアクチュエータに関し、さらにそれを備えた光ピックアップおよび光ディスク装置に関するものである。
近年、光ディスク装置においては高密度化によるデータ転送レートの高速化が進み、特にスリム型と呼ばれる薄型の光ディスク装置に於いて顕著である。光ディスク装置のデータ記録再生を行うのが光ピックアップである。光ピックアップにおいて、光ディスク上の記録面に光を集光する対物レンズをフォーカシング方向(光ディスク面に接近/離遠する方向)とトラッキング方向(光ディスクの半径方向)とラジアルチルト方向(光ディスク半径方向に傾く)に駆動する装置が対物レンズアクチュエータである。また、対物レンズアクチュエータを搭載し、光ディスクへの読み書きを可能としたものが光ピックアップである。
この対物レンズアクチュエータの対物レンズとコイルを装備したホルダからなる可動部支持配置は、一端を可動部に他端を固定部に固定された弾性支持部材すなわちワイヤが複数本平行リンクを構成するように配置されている。
データ転送レートの高速化を実現するにあたっては対物レンズアクチュエータの不要共振を潜在化させる必要がある。本課題に対する手法として、特許文献1ではワイヤ固定部材を分割し、ワイヤ固定部に弾性を持たせて対物レンズアクチュエータの不要共振を潜在化させている。
特開2002−74704号公報(第1図)
上記従来技術はワイヤ固定部材におけるワイヤ通過穴が2箇所存在し、ワイヤ固定部とワイヤ貫通穴が存在している。ワイヤ貫通穴はレンズホルダでのワイヤ固定部と前記ワイヤ固定部材でのワイヤ固定部の中間に存在している。ワイヤ貫通穴の直径はワイヤ直径より大きく形成されている。そのため、フォーカス方向またはトラック方向にレンズシフトした場合、ワイヤ貫通穴とワイヤが触れる可能性がある。ワイヤ本来持っている弾性はレンズホルダでのワイヤ固定部と前記ワイヤ固定部材でのワイヤ固定部との距離によりなるが、前記事象が発生するとワイヤ弾性の急激な変化が起こり対物レンズアクチュエータの制御に支障をきたす。
本発明の目的は、対物レンズアクチュエータの不要共振を効果的に潜在化しつつデータ転送レートの高速化を安定して実現できる光ピックアップ、ひいては光ディスク装置を提供することにある。
上記目的は半導体レーザ,レンズ等の電気光学部品および対物レンズアクチュエータ等を筐体に具備する光ピックアップであって、前記対物レンズアクチュエータは対物レンズ及びコイルを搭載し可動部となるホルダ、該ホルダを磁気駆動するマグネットとヨークからなる磁気回路部、前記ホルダを弾性支持する複数の弾性支持部材及び該弾性支持部材の他端を固定する固定部からなり、前記固定部は弾性支持部材間に弾性支持部材に平行に切開された部位を有し、各々の前記弾性支持部材1つに対して前記弾性支持部材を通す貫通穴を1つ有したことにより達成される。
また上記目的は、前記固定部の切開された部位は弾性支持部材の軸方向を長辺としたことにより達成される。
また上記目的は、前記固定部の切開された部位に薄肉部を設けたことにより達成される。
また上記目的は、前記対物レンズアクチュエータを搭載したことにより達成される。
また上記目的は、半導体レーザ,レンズ等の電気光学部品および対物レンズアクチュエータ等を筐体に具備する光ピックアップであって、前記対物レンズアクチュエータは対物レンズ及びコイルを搭載し可動部となるホルダ、該ホルダを磁気駆動するマグネットとヨークからなる磁気回路部、前記ホルダを弾性支持する複数の弾性支持部材及び該弾性支持部材の他端を固定する固定部からなり、前記固定部は弾性支持部材間に弾性支持部材に平行に切開された部位を有し、各々の前記弾性支持部材1つに対して前記弾性支持部材を通す貫通穴を1つ有した、かつ前記固定部位には穴が設けられ前記筐体に設けられた凸部とで嵌合されることにより達成される。
また上記目的は、前記固定部の切開された部位は弾性支持部材の軸方向を長辺としたことにより達成される。
また上記目的は、前記固定部の切開された部位に薄肉部を設けたことにより達成される。
本発明によれば、対物レンズアクチュエータの不要共振を効果的に潜在化しつつデータ転送レートの高速化を安定して実現できる光ピックアップ、ひいては光ディスク装置を提供できる。
以下、本発明の一実施例を図にしたがって説明する。
本発明の第1実施例を図1,図2,図3,図4,図7を用いて説明する。
図1は本実施例の対物レンズアクチュエータを示す外観図である。
図2は本実施例の弾性支持部材固定部近傍を示す図1におけるA視断面図である。
図3は本実施例のヨーイング振動発生時の動作を示す図である。
図4は本実施例のピッチング振動発生時の動作を示す図である。
図7は弾性支持部材固定部の切欠距離とヨーイング振動の位相乱れ量の関係を示す図である。
本実施例の特徴はレンズホルダを弾性支持する弾性支持部材の他端を固定する部材において弾性支持部材軸方向に沿った四角形状の切開部を設けたことである。弾性支持部材は本実施例では真直ワイヤを使用したため、以下、弾性支持部材の表現をワイヤとする。また、ワイヤ以外に板ばね等も適用可能である。
以下、本実施例の構成を説明する。
図において、対物レンズ111はレンズホルダ112に取り付けられている。レンズホルダ112は、ワイヤ固定部120にワイヤ131a,131bを介し弾性支持され可動可能となっている。このようにして対物レンズ111は図示しないディスクに対しレーザの焦点を合わせることが出来る。レンズホルダ112の可動方向はフォーカス,トラッキング,ラジアルチルト方向に大きく変位するが、後述するようにワイヤ固定部120のワイヤとの接続部は薄板部123a,123bの弾性により図1に示すピッチング方向およびヨーイング方向にも変位するようになっている。ワイヤ固定部120のワイヤ通過部121a,121b内部はワイヤ131a,131bがワイヤ通過部121a,121bに触れないように空間部121c,121dが形成されている。なお、その空間部には振動減衰をより促進するため、振動減衰材を充填してもよい。また、四角に切り欠かれている部位122a,122bにもワイヤ131a,131bの振動減衰材401a,401bを充填してもよい。振動減衰材は例えばシリコンゲル,ゴムなどが良い。
レンズホルダ112のディスクへのレーザ焦点合わせのための駆動は、図1,図3に示すレンズホルダ112に搭載されたコイルとその対向面に配置された磁石142a,142bとの電磁作用により行う。磁石142a,142bはそれを空間的に保持しかつ磁気回路を構成するために上記磁石群はヨーク141に支持されている。また、可動部をなすレンズホルダ112,ワイヤ131a,131bおよび固定部120は固定部120のヨーク141の対向面に存在する切欠部124a,124bに接着剤等の接続部材が充填されヨーク141と剛結合される。
次に本実施例の特徴であるワイヤ固定部120の構造について説明する。
図2,図3に示すワイヤ固定部120は可動部であるレンズ111を搭載したレンズホルダ112とそれを支持するワイヤ131a,131bのワイヤ他端の固定部である。これとともにワイヤ固定部120は図1には図示していない光ピックアップ筐体への接続の機能も持っている。ワイヤ固定部120はワイヤを通すための貫通穴121e,121f等を有し、貫通穴121e,121f等でワイヤを接着剤等の固定部材でワイヤ131a,131bを固定する。
また、ワイヤ固定部120におけるワイヤ131aとワイヤ131bは距離を置いて固定されており、両者間にはワイヤ131aまたはワイヤ131bの軸方向に長い切開された部位122a,122bを有している。そのため、ワイヤ固定部120には切開された部位122a,122b以外のワイヤ軸方向の残存した部分すなわち薄肉部123a,123bも存在する。この薄肉部123a,123bによりワイヤ固定部120の中央側を固定端、外側のワイヤ通過部121a,121bを自由端とした片持ち梁の形態がワイヤ131aまたはワイヤ131bのワイヤ固定部120との固定部近傍に形成される。この構造は変位方向はワイヤ131a,131bの軸方向が主変位方向であるが、薄肉部123a,123bは板状をなしているのでねじれも発生する。このことにより、ワイヤ通過部121aまたは121bはフォーカス方向にも薄肉部123aまたは123b中心近傍とした円運動をする。
次に本発明の第1実施例の作用を図2,図3,図4を用いて説明する。
レンズホルダ112にフォーカス,トラッキング方向等の磁気推進力が加わった場合、ある周波数においてワイヤ131a,131bをばねとするレンズホルダ112の剛体振動モードが発生する。この振動モードは並進モードおよび回転モードである。このうち、フォーカス方向を軸として回転するモードがヨーイング振動、トラッキング方向を軸として回転するモードがピッチング振動である。具体的には、図3に示した変位モードがヨーイング振動、図4に示したモードがピッチング振動である。本実施例ではこれらのモードをワイヤ固定部120により低減できる。まずヨーイング振動の振動低減動作を図3を用いて説明する。
図3に示すようにレンズホルダ112にヨーイング振動が発生すると、レンズホルダ112には回転運動として振動するが、レンズホルダ112と支持しているワイヤ131a,131bにとってはワイヤの軸方向振動として変換されるため、図の両脇に示した矢印501a,501b,501c,501dの方向にワイヤ131a,131bが変位しようとする。振動による変位方向は周期的であるので、図3に示した矢印501a,501b,501c,501dとは逆の場合もあるが、本説明では図3に示した振動による変位方向で説明を行う。
図3に示した振動方向の場合、ワイヤ131aには圧縮力、ワイヤ131bには引っ張り力が軸力として加わる。この軸力はワイヤ131aおよび131bを介してワイヤ固定部120のワイヤ131a,131bを固定している部位である121eを押し、121fを引っ張る。
一方、ワイヤ131a,131bを固定している部位である121e,121fはワイヤ固定部120の一部ではあるが、中央部とは薄肉部123a,123bを介してつながっているため本部位でばね性を持っている。したがって、ワイヤ131a,131bを固定している部位である121e,121fに生じたワイヤの軸力によりワイヤ通過部121a,121bは薄肉部123a,123bのばねによりワイヤの軸方向に変位する。
これにより薄肉部123a,123bにおいて振動エネルギの消費が図られレンズホルダ112のヨーイング振動低減が実現する。さらに切開された部位122a,122bに振動減衰材401a,401bがある場合は、ワイヤ固定部120側壁と同部位ワイヤ通過部121a,121b側壁とは相対変位を生じ、同時に切開された部位122a,122bに充填された振動減衰材401a,401bが変形する。このとき振動減衰材401a,401bでは振動エネルギの消費が行われ、その結果本振動モードにおいては振動減衰が発生し、ヨーイング振動を効果的に抑制することができる。
ワイヤ固定部の切開部の大きさについては、ワイヤ固定部120の中心からワイヤ通過穴121eまたは121fまでの距離をLとし、切開された部位122a,122b幅をxとした場合、振動モード周波数の位相乱れ量をプロットすると図7に示すとおりとなる。位相乱れ量の目標値は切開部位が無い状態の位相乱れ量の約2分の1とすることで制御系の安定性を得ることができるため、目標値を2分の1とすればよい。位相乱れ量を切欠なし状態の2分の1とするためには切開された部位122a,122b幅xはワイヤ固定部120の中心からワイヤ貫通穴121eまたは121fまでの距離をLの2分の1から3分の2の範囲がよい。
位相乱れ量を指標とした理由は、対物レンズアクチュエータは通常並進駆動を行い、駆動方向と同方向の測定結果を持って制御を行うが、ヨーイング振動およびピッチング振動の回転振動モードは変位には現れにくい。しかし位相の乱れとして明確に現れるからである。同様に回転振動モードは制御系に対し位相乱れを引き起こし、安定制御に悪影響を及ぼす。ピッチング振動においても上記と同様な作用で振動を効果的に抑制することができる。
以上、説明したように本実施例においてはレンズホルダの回転振動モード、特にヨーイング振動モードおよびピッチング振動モードを効果的に振動減衰し、レンズホルダに搭載される対物レンズの振動特性を平滑化した対物レンズアクチュエータを得ることができる。本実施例の対物レンズアクチュエータを光ピックアップに使用することで、さらに制御性を安定化することができるので、精度よく光ディスクへの記録再生を行うことができ、信頼性の高い光ピックアップを得ることができる。
なお、本実施例では振動減衰のためのワイヤ固定部の切欠を四角で表記したが、ばね部となる薄肉部のトラッキング方向距離をとり、かつ減衰剤を保持するためにヨーイング振動平面に対しL字型に形成しても目的は達成される。
本発明の第2実施例を図5を用いて説明する。
図5は本実施例の対物レンズアクチュエータを光ピックアップ筐体に搭載した図である。
本実施例の特徴は光ピックアップ筐体に形成された凸部に対物レンズアクチュエータに設けた穴部に嵌合することである。
以下、本実施例の構成を示す。
図5において、対物レンズ111はレンズホルダ112に取り付けられている。レンズホルダ112は、ワイヤ固定部120に弾性支持部材であるワイヤ131a,131bを介し弾性支持され可動可能となっている。
このようにして対物レンズ111は図示しないディスクに対しレーザの焦点を合わせることが出来る。レンズホルダ112の可動方向はフォーカス,トラッキング,ラジアルチルト方向に大きく変位するが、後述するようにワイヤ固定部120のワイヤとの接続部は薄板部123a,123bの弾性により図1に示すピッチング方向およびヨーイング方向にも変位するようになっている。ワイヤ固定部120のワイヤ通過部121a,121b内部はワイヤ131a,131bがワイヤ通過部121a,121bに触れないように空間部121c,121dが形成される。その空間部には振動減衰をさらに高めるため、振動減衰材を充填しても良い。切開された部位122a,122bにも前記同様の理由で図1,図2,図3に示した振動減衰材401a,401bを充填しても良い。振動減衰材としては、シリコンゲル、ゴム等が適当である。レンズホルダ112のディスクへのレーザ焦点合わせのための駆動は、実施例1に示した作用と同様である。
次に本実施例の特徴であるワイヤ固定部120の構造について説明する。ヨーイング振動あるいはピッチング振動のワイヤ固定部120における振動減衰作用は実施例に示した作用と同様であるが、本ワイヤ固定部120は光ピックアップ筐体200との嵌合穴125a,125bを設けてある。
次に本実施例の作用を説明する。
レンズホルダ112で発生したヨーイング振動あるいはピッチング振動の基本的な振動減衰は実施例1と同様であるが、前記振動量が過大であると所望の振動量に減衰できない場合がある。このとき振動は薄肉部123a,123bおよびワイヤ固定部120を経由し光ピックアップ筐体200との結合部である201a,201bに伝達し、光ピックアップ筐体200を振動させる構造となっている。光ピックアップ筐体200は可動部であるレンズホルダ112の質量の数十倍あるので、レンズホルダ112で発生した振動エネルギが全て光ピックアップ筐体200に伝達したとしても光ピックアップ筐体全体への振動の影響は無い。このようにレンズホルダ112で発生した振動はワイヤ固定部120で減衰し、さらに光ピックアップ筐体200へ伝達し振動が減少するため、大きな振動がレンズホルダ112で発生しても振動を低減することができる。
以上、説明したように本実施例において過大な振動がレンズホルダで発生しても的確に振動減衰を図ることができるため、振動特性の良好な対物レンズアクチュエータを得ることができる。また、本実施例の対物レンズアクチュエータを光ピックアップに搭載することで、対物レンズの制御性を安定化することができるので、精度よく光ディスクへの記録再生を行うことができ、信頼性の高い光ピックアップを得ることができる。
なお、本実施例では振動減衰のためのワイヤ固定部の切欠を四角で表記したが、ばね部となる薄肉部の横方向距離をとり、かつ減衰剤を保持するためにL字型に形成しても目的は達成される。
本発明の第3実施例を図6を用いて説明する。
図6はワイヤ固定部と光ピックアップ筐体との接続部を拡大した図である。
本実施例の特徴は第2実施例のワイヤ固定部と光ピックアップ筐体との接続部に減衰機能がある接着材を配置したことである。
以下、本実施例の構成を説明する。
図6において、ワイヤ固定部120と光ピックアップ筐体200の接続部はワイヤ固定部200に設けられた嵌合穴125aと光ピックアップ筐体200に設けられた凸部201aにより接続する。嵌合穴125aの大きさは凸部201aに対し小さく形成されている。したがってワイヤ固定部120を光ピックアップ筐体200に接続する際には、嵌合穴125aと凸部201aには間隙が生じる。
この間隙に第2の減衰部位とした減衰機能を持つ接着材を設置する。そのほかの構成は第2実施例と同様である。以上の構成とすることで、レンズホルダで発生した振動を第1の減衰部位すなわちワイヤ固定部120の薄肉部123aとワイヤ通過部121aで構成される部位にて減衰しきれずワイヤ固定部120全体に伝達した振動を第2の減衰部位すなわちワイヤ固定部120と光ピックアップ筐体200との接続部にて減衰することで、安定に振動を低減することが可能となる。
以上、説明したように本実施例において過大な振動がレンズホルダで発生しても第1の振動減衰部位と第2の振動減衰部位により振動減衰を図ることができるため、振動特性の良好な対物レンズアクチュエータを得ることができる。また、本実施例の対物レンズアクチュエータを光ピックアップに搭載することで対物レンズの制御性を安定化することができるので、精度よく光ディスクへの記録再生を行うことができ、信頼性の高い光ピックアップを得ることができる。
さらに、図8に示すように光ピックアップ600に本発明の対物アクチュエータ100を搭載することにより光ピックアップ600の薄形化と高信頼性を得ることができる。
以上のごとく、本発明によれば対物レンズアクチュエータの不要共振を効果的に潜在化しつつデータ転送レートの高速化を安定して実現できる光ピックアップ、ひいては光ディスク装置を提供できる。
本発明の第1実施例を説明する図である。 本発明の第1実施例のワイヤ固定部近傍断面図である。 本発明の第1実施例のヨーイング振動を説明する図である。 本発明の第1実施例のピッチング振動を説明する図である。 本発明の第2実施例を説明する図である。 本発明の第3実施例を説明する光ピックアップ筐体とワイヤ固定部近傍の拡大図である。 本発明における切欠長さとヨーイング振動等のモード周波数における位相乱れ量との関係を示す模式図である。 本発明の対物レンズアクチュエータを搭載した光ピックアップを示す図である。
符号の説明
100 対物レンズアクチュエータ
111 対物レンズ
112 レンズホルダ
120 ワイヤ固定部
121a,b ワイヤ通過部
121c,d ワイヤ通過部の穴
121e,f ワイヤ通過穴および固定部
122a,b 切開部
123a,b 薄肉部
124a,b ヨークとの接着部用切欠
125a,b 光ピックアップ筐体との接続穴
131a,b ワイヤ
141 ヨーク
142a,b 磁石
200 光ピックアップ筐体
201a,b ワイヤ固定部との接続用凸部
301 光ピックアップ筐体とワイヤ固定部接続部の間隙に在る減衰機能を持った接着材
401a,b 切開部に在る減衰部材

Claims (8)

  1. 半導体レーザ,レンズ等の電気光学部品および対物レンズアクチュエータ等を筐体に具備する光ピックアップであって、
    前記対物レンズアクチュエータは対物レンズ及びコイルを搭載し可動部となるホルダ、該ホルダを磁気駆動するマグネットとヨークからなる磁気回路部、前記ホルダを弾性支持する複数の弾性支持部材及び該弾性支持部材の他端を固定する固定部からなり、前記固定部は弾性支持部材間に弾性支持部材に平行に切開された部位を有し、各々の前記弾性支持部材1つに対して前記弾性支持部材を通す貫通穴を1つ有したことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  2. 請求項1記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記固定部の切開された部位は弾性支持部材の軸方向を長辺としたことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  3. 請求項1記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記固定部の切開された部位に薄肉部を設けたことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記対物レンズアクチュエータを搭載したことを特徴とする光ピックアップ。
  5. 半導体レーザ,レンズ等の電気光学部品および対物レンズアクチュエータ等を筐体に具備する光ピックアップであって、
    前記対物レンズアクチュエータは対物レンズ及びコイルを搭載し可動部となるホルダ、該ホルダを磁気駆動するマグネットとヨークからなる磁気回路部、前記ホルダを弾性支持する複数の弾性支持部材及び該弾性支持部材の他端を固定する固定部からなり、前記固定部は弾性支持部材間に弾性支持部材に平行に切開された部位を有し、各々の前記弾性支持部材1つに対して前記弾性支持部材を通す貫通穴を1つ有した、かつ前記固定部位には穴が設けられ前記筐体に設けられた凸部とで嵌合されることを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  6. 請求項5記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記固定部の切開された部位は弾性支持部材の軸方向を長辺としたことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  7. 請求項5記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記固定部の切開された部位に薄肉部を設けたことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
  8. 請求項2記載対物レンズアクチュエータにおいて、
    前記固定部における筐体との嵌合部である固定部位の穴は筐体の凸部より大きく、該穴と該凸部の間隙に減衰部材を有することを特徴とする光ピックアップ。
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