JP2003036621A - 振動抑制機構及び振動抑制機構を備えたヘッドジンバルアセンブリ - Google Patents

振動抑制機構及び振動抑制機構を備えたヘッドジンバルアセンブリ

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JP2003036621A JP2001203278A JP2001203278A JP2003036621A JP 2003036621 A JP2003036621 A JP 2003036621A JP 2001203278 A JP2001203278 A JP 2001203278A JP 2001203278 A JP2001203278 A JP 2001203278A JP 2003036621 A JP2003036621 A JP 2003036621A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
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    • GPHYSICS
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構造をさほど変更することなくかつよ
り効率良く振動を抑制することができる振動抑制機構及
び振動抑制機構を備えたHGAを提供する。 【解決手段】 加振系の1つの共振周波数に等しいかそ
の近傍である共振周波数を有すると共にこの加振系及び
振動を抑制すべき対象物間に挿入された平板状の振動部
材を備えており、この振動部材は、一方の端部が加振系
に固着されかつ他方の端部が対象物に固着されており、
振動部材の共振により対象物の見かけ上の共振振幅を減
少させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を受ける対象
物の振動抑制機構、及びこの振動抑制機構を備えたヘッ
ドジンバルアセンブリ(HGA)に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置では、HGAのサスペ
ンションの先端部に取り付けられた磁気ヘッドスライダ
を、回転する磁気ディスクの表面から浮上させ、その状
態で、この磁気ヘッドスライダに搭載された薄膜磁気ヘ
ッド素子により磁気ディスクへの記録及び/又は磁気デ
ィスクからの再生が行われる。
【0003】磁気ヘッドスライダは、ボイスコイルモー
タ(VCM)と称されるアクチュエータによって、HG
Aが揺動駆動されることにより磁気ディスク半径方向
(トラック幅方向)に駆動され、これによって磁気ヘッ
ドの磁気ディスクに対する位置が制御される。
【0004】アクチュエータ、このアクチュエータに連
結されている駆動アーム、及びサスペンションは、それ
ぞれが固有の共振特性、従って異なる共振周波数を有し
ており、サスペンションの先端部に取り付けられた磁気
ヘッドスライダにはこれらを複合した共振特性に基づく
振幅が伝達される。
【0005】このような複合した共振特性による振動を
抑圧するため、従来は、アクチュエータのサーボ回路内
に多段フィルタを組み込み、電気的信号の共振ピークを
抑え込むことが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電気的な振動抑圧方法は、多段フィルタを組み込む
必要があることから、サーボ回路の構成を複雑化し製造
コストを増大させるという問題点を有しており、さら
に、機械的振動を直接的に抑圧するものではないため、
効率が非常に悪いという問題点をも有している。
【0007】従って本発明の目的は、従来の構造をさほ
ど変更することなくかつより効率良く振動を抑制するこ
とができる振動抑制機構及び振動抑制機構を備えたHG
Aを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、サーボ回路の構成を
簡略化することができる振動抑制機構及び振動抑制機構
を備えたHGAを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、加振系
の1つの共振周波数に等しいかその近傍である共振周波
数を有すると共にこの加振系及び振動を抑制すべき対象
物間に挿入された平板状の振動部材を備えており、この
振動部材は、一方の端部が加振系に固着されかつ他方の
端部が対象物に固着されており、振動部材の共振により
対象物の見かけ上の共振振幅を減少させるように構成さ
れている振動抑制機構が提供される。
【0010】共振周波数が加振系の1つの共振周波数に
等しいかその近傍である振動部材が対象物と加振系との
間にその少なくとも一部が挿入されており、この振動部
材の一方の端部が加振系に固着され、他方の端部が対象
物に固着されている。加振系が共振すると、この振動部
材も共振するが、振動部材の一方の端部は加振系と同位
相で振動し、他方の端部はほぼ逆の位相で又は位相ずれ
して共振し、これによって、共振部材は、対象物の位置
を共振がなければ本来あるべき位置に引き戻すように働
き、対象物の見かけ上の共振振幅を減少させる。このよ
うに、本発明によれば、従来の構造をさほど変更するこ
となく簡易な機械的構造を設けるのみで非常に効果的に
振動抑制を行うことができる。また、サーボ回路の構成
を簡略化できるので製造コストを低減化することが可能
である。特に本発明のように、振動部材を平板状に構成
することにより、折り曲げ等の加工が不要となり、フォ
トエッチングのみで形状を整えてその特性を調整でき
る。その結果、製造が非常に容易となり、しかも特性の
ばらつきも最小限に抑えることができる。
【0011】振動部材の他方の端部と加振系との間に対
象物の振動を減衰するためのダンピング層を設けること
が好ましい。前述したように、加振系が共振すると、こ
の振動部材も共振するが、振動部材の一方の端部は加振
系と同位相で振動し、他方の端部はほぼ逆の位相で又は
位相ずれして共振するので、ダンピング層にはその両面
に加振系及び振動部材から互いに逆の位相であるか又は
位相ずれした振動がそれぞれ印加されることとなる。そ
の結果、互いに抗力を受けて上述した引き戻しの過剰を
抑制して振動を減衰させるから、振動部材の他方の端部
に固着された対象物の振動が減衰する。
【0012】振動部材の上述の一方の端部と対象物との
間に対象物の動きを減衰するためのダンピング層が設け
られていることが好ましい。
【0013】ダンピング層が、振動部材と加振系又は対
象物とに接着された可撓性の樹脂接着剤による層である
ことが好ましい。
【0014】ダンピング層に対して、上下方向から荷重
が印加されるように構成されていることが好ましい。こ
のように荷重が印加されることによって、ダンピング層
のダンピング効果が大きくなる。なお、印加される荷重
の大小により、振動部材とダンピング層からなる系の共
振周波数が変化する。
【0015】加振系がサスペンションを含む支持部材で
あり、対象物がこのサスペンションの先端部に取り付け
られた、少なくとも1つのヘッド素子を有するヘッドス
ライダであることも好ましい。
【0016】振動部材の一方の面にヘッドスライダが取
り付けられており、振動部材の他方の面がサスペンショ
ンに取り付けられていることが好ましい。振動部材とサ
スペンションとの間において、振動部材の他方の端部上
にダンピング層が設けられているため、振動部材とサス
ペンションとをその振動部材の一方の端部で固着する際
に、両者間に接着剤挿入用の間隙が自動的に得られるこ
ととなり、製造が非常に容易となる。また、振動部材の
一方の端部とヘッドスライダとの間にもダンピング層を
設ければ、振動部材とヘッドスライダとの間に接着剤挿
入用の間隙が自動的に得られることとなり、製造がさら
に非常に容易となる。
【0017】振動部材が、ヘッドスライダの浮上面(A
BS)と反対側の面に略平行な金属板部材で形成されて
いることも好ましい。また、振動部材が、1対のアーム
部と、1対のアーム部を他方の端部で互いに連結する第
1の連結部と、1対のアーム部を一方の端部で連結する
第2の連結部とを備えていることも好ましい。
【0018】ヘッド素子が、薄膜磁気ヘッド素子である
ことも好ましい。
【0019】本発明によれば、さらに、少なくとも1つ
のヘッド素子を有するヘッドスライダと、サスペンショ
ンと、サスペンションを含む支持部材の1つの共振周波
数に等しいかその近傍である共振周波数を有すると共に
サスペンション及びヘッドスライダ間に挿入された平板
状の振動部材とを備えており、この振動部材は、後端部
がサスペンションに固着されかつ先端部がヘッドスライ
ダに固着されており、振動部材の共振によりヘッドスラ
イダの見かけ上の共振振幅を減少させるように構成され
ている、振動抑制機構を備えたHGAが提供される。
【0020】共振周波数がサスペンションを含む支持部
材の1つの共振周波数に等しいかその近傍である振動部
材がヘッドスライダとサスペンションとの間にその少な
くとも一部が挿入されており、この振動部材の一方の端
部がサスペンションに固着され、他方の端部がヘッドス
ライダに固着されている。サスペンション(ロードビー
ム)が共振してフレクシャが振動すると、この振動部材
も共振するが、振動部材の一方の端部はフレクシャと同
位相で振動し、他方の端部はほぼ逆の位相で又は位相ず
れして共振し、これによって、共振部材は、ヘッドスラ
イダの位置を共振がなければ本来あるべき位置に引き戻
すように働き、ヘッドスライダの見かけ上の共振振幅を
減少させる。このように、本発明によれば、従来の構造
をさほど変更することなく簡易な機械的構造を設けるの
みで非常に効果的に振動抑制を行うことができる。ま
た、サーボ回路の構成を簡略化できるので製造コストを
低減化することが可能である。特に本発明のように、振
動部材を平板状に構成することにより、折り曲げ等の加
工が不要となり、フォトエッチングのみで形状を整えて
その特性を調整できる。その結果、製造が非常に容易と
なり、しかも特性のばらつきも最小限に抑えることがで
きる。
【0021】振動部材の先端部とサスペンションとの間
にヘッドスライダの振動を減衰するためのダンピング層
が設けられていることが好ましい。前述したように、ロ
ードビームが共振してフレクシャが振動すると、この振
動部材も共振するが、振動部材の一方の端部はフレクシ
ャと同位相で振動し、他方の端部はほぼ逆の位相で又は
位相ずれして共振するので、ダンピング層にはその両面
にフレクシャ及び振動部材から互いに逆の位相であるか
又は位相ずれした振動がそれぞれ印加されることとな
る。その結果、互いに抗力を受けて上述した引き戻しの
過剰を抑制して振動を減衰させるから、振動部材の他方
の端部に固着されたヘッドスライダの振動が減衰する。
【0022】振動部材の後端部とヘッドスライダとの間
にこのヘッドスライダの動きを減衰するためのダンピン
グ層が設けられていることが好ましい。
【0023】ダンピング層が、振動部材とサスペンショ
ン又はヘッドスライダとに接着された可撓性の樹脂接着
剤による層であることも好ましい。
【0024】ダンピング層に対して、上下方向から荷重
が印加されるように構成されていることが好ましい。実
際のHGAにおいては、サスペンションからの荷重とヘ
ッドスライダが媒体から受ける抗力とにより、振動抑制
機構に上下方向から荷重が印加される。このように荷重
が印加されることによって、ダンピング層のダンピング
効果が大きくなる。なお、印加される荷重の大小によ
り、振動部材とダンピング層からなる系の共振周波数が
変化する。
【0025】振動部材の一方の面にヘッドスライダが取
り付けられており、振動部材の他方の面がサスペンショ
ンに取り付けられていることも好ましい。振動部材とサ
スペンションとの間において、振動部材の先端部上にダ
ンピング層が設けられているため、振動部材とサスペン
ションとをその振動部材の後端部で固着する際に、両者
間に接着剤挿入用の間隙が自動的に得られることとな
り、製造が非常に容易となる。また、振動部材の後端部
とヘッドスライダとの間にもダンピング層を設ければ、
振動部材とヘッドスライダとの間に接着剤挿入用の間隙
が自動的に得られることとなり、製造がさらに非常に容
易となる。
【0026】振動部材が、ヘッドスライダのABSと反
対側の面に略平行な金属板部材で形成されていることが
好ましい。また、振動部材が、1対のアーム部と、1対
のアーム部を先端部で互いに連結する先端連結部と、1
対のアーム部を後端部で連結する後端連結部とを備えて
いることも好ましい。
【0027】ヘッド素子が、薄膜磁気ヘッド素子である
ことも好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態とし
て、磁気ディスク装置の要部の構成を概略的に示す斜視
図であり、図2は本実施形態におけるHGA全体を概略
的に表す斜視図であり、図3は本実施形態におけるHG
Aの先端部、即ちフレクシャ、振動部材及び磁気ヘッド
スライダの部分、を拡大した分解斜視図であり、図4は
図3とは異なる方向から本実施形態におけるHGAの先
端部を拡大して見た分解斜視図であり、図5は図3とは
異なる方向から本実施形態におけるHGAの先端部を拡
大して見た分解斜視図であり、図6は本実施形態におけ
るHGAの先端部を拡大した分解側面図であり、図7は
本実施形態におけるHGAの先端部を拡大した斜視図で
あり、図8は図7とは異なる方向から本実施形態におけ
るHGAの先端部を拡大して見た斜視図であり、図9は
本実施形態におけるHGAの先端部を拡大した側面図で
ある。
【0029】図1において、10は軸11の回りを回転
する複数の磁気ディスク、12は磁気ヘッドスライダを
トラック上に位置決めするためのアセンブリキャリッジ
装置をそれぞれ示している。アセンブリキャリッジ装置
12は、軸13を中心にして角揺動可能なキャリッジ1
4と、このキャリッジ14を角揺動駆動する例えばVC
Mからなるアクチュエータ15とから主として構成され
ている。
【0030】キャリッジ14には、軸13の方向にスタ
ックされた複数の駆動アーム16の基部が取り付けられ
ており、各駆動アーム16の先端部にはHGA17が固
着されている。各HGA17は、その先端部に設けられ
ている磁気ヘッドスライダが、各磁気ディスク10の表
面に対して対向するように駆動アーム16の先端部に設
けられている。
【0031】図2に示すように、HGAは、サスペンシ
ョン20の先端部に、振動部材21を介して、磁気ヘッ
ド素子を有する磁気ヘッドスライダ22を固着して構成
される。即ち、磁気ヘッドスライダ22は、振動部材2
1によってサスペンション20から離隔して取り付けら
れている。
【0032】サスペンション20は、弾性を有するフレ
クシャ23と、このフレクシャ23の後端部を支持する
ロードビーム24と、このロードビーム24に固着され
たベースプレート25とから主として構成されている。
【0033】フレクシャ23は、ロードビーム24に設
けられたディンプル(図示なし)に押圧される適切なス
ティフネスを有する舌部23a(図3〜図9)を先端部
に有しており、この舌部23aには、振動部材21の後
端連結部21aが固着されている。フレクシャ23は、
この舌部23aで振動部材21を介して磁気ヘッドスラ
イダ22を柔軟に支えるような弾性を持っている。フレ
クシャ23は、本実施形態では、厚さ約20μmのステ
ンレス鋼板(例えばSUS304TA)によって構成さ
れている。なお、フレクシャ23とロードビーム24と
の固着は、複数の溶接点によるピンポイント固着によっ
てなされている。
【0034】ロードビーム24は、本実施形態では、約
60μm厚のステンレス鋼板で構成されており、フレク
シャ23の後端部を支持している。ただし、ロードビー
ム24とフレクシャ23との固着は、複数の溶接点によ
るピンポイント固着によってなされている。
【0035】ベースプレート25は、本実施形態では、
約150μm厚のステンレス鋼又は鉄で構成されてお
り、ロードビーム24の基部に溶接によって固着されて
いる。このベースプレート25が駆動アーム16(図
1)に取り付けられる。
【0036】フレクシャ23及びベースプレート24上
には、複数のリード導体を含む可撓性のトレースが形成
又は載置されているが、本発明にはこれらが直接的に関
係しないため、図示が省略されている。
【0037】本発明のHGAにおけるサスペンションの
構造は、以上述べた構造に限定されるものではないこと
は明らかである。なお、図示されていないが、サスペン
ション20の途中にヘッド駆動用ICチップを装着して
もよい。
【0038】磁気ヘッドスライダ22は、その先端面が
磁気ヘッド素子等の素子形成面22aとなっており、そ
のABS22bとは反対側の面22cが振動部材21に
固着されるように構成されている。
【0039】振動部材21は、図3〜図9に示すよう
に、1枚の平板状の金属板部材を切り抜き、パターニン
グすることによって形成されている。即ち、金属板部材
を、例えばフォトエッチング等でパターニングすること
により、矩形の外郭を有し、帯板形状の後端連結部21
a及び帯板形状の先端連結部21bの両側端に互いに平
行に前後に伸長する1対のアーム部21c及び21dが
連結された平板状に形成されている。
【0040】アーム部21c及び21dは、磁気ヘッド
スライダ22にもフレクシャ23にも接触せずに自由に
運動できるように構成されている。
【0041】振動部材21用の金属板部材としては、ス
テンレススチールの他に、ジルコニア、ベリリウム銅、
アルミニウム、チタン又はその他の金属による板部材が
用いられる。その厚さは、10〜100μm程度であ
る。
【0042】振動部材21の後端連結部21aの上面は
フレクシャ23の舌部23aに接着剤26によって堅固
に固着され、先端連結部21bの下面は磁気ヘッドスラ
イダ22のABS22bとは反対側の面の先端部に接着
剤27によって堅固に固着されている。これによって磁
気ヘッドスライダ22は、振動部材21を介してフレク
シャ23に固着されることとなる。接着剤26及び27
としては、例えばエポキシ系やUV系の硬化接着剤が用
いられる。
【0043】一方、先端連結部21bの上面はダンピン
グ層28を構成する可撓性を有する接着剤、例えばウレ
タンゴム系やアクリル系の感圧接着剤等の樹脂系接着剤
によってフレクシャ23の先端部(舌部23aの基部)
に接着されている。ダンピング層28をこのように設け
ることにより、サスペンションの横方向(その面内にお
いて軸方向と垂直な方向)の共振に基づく磁気ヘッドス
ライダ22の横方向の振動を減衰させることができる。
【0044】図10及び図11はその理由を説明するた
めの図である。図11は図10の系102の部分を詳細
に表している。
【0045】図10に示すように、アクチュエータ及び
これに接続された支持アーム16が周波数fで振動する
と、ロードビーム24が共振周波数fで共振し、その先
端の振動(トラック方向の振動101)がこの加振系1
00に接続された系102に印加される。図11におい
て、系102では、フレクシャ23がまず加振される
が、フレクシャ23は、その共振周波数が周波数fに比
して充分に高いところにあるため、この周波数fでは共
振しない。このため、フレクシャ23の領域110及び
領域111は同一の位相で振動する。ただし、領域11
0は振動部材21の先端部側に位置しており、領域11
1は振動部材21の後端部側に位置している。
【0046】一方、領域111内においてフレクシャ2
3と接続された振動部材21は、フレクシャ23から加
振を受けこのフレクシャ23と同位相で振動する。この
振動部材21自体の共振周波数が周波数fに設定されて
いるので、この振動部材21は共振する。その結果、振
動部材21の先端部側の領域112における振動は、フ
レクシャ23の領域110における振動と逆位相とな
る。これによって、共振部材21は、磁気ヘッドスライ
ダ22の位置を共振がなければ本来あるべき位置に引き
戻すように働き、磁気ヘッドスライダ22の見かけ上の
共振振幅を減少させる。
【0047】さらに、ダンピング層28を上下から挟む
領域110及び112は互いに逆の抗力を受けるため、
振動部材21、従って磁気ヘッドスライダ22の振幅が
減衰する。これは、共振周波数近傍の位相が逆又はずれ
る周波数範囲において成立する。
【0048】また、ダンピング層28の上下方向に荷重
が印加されるとダンピング効果が大きくなる。
【0049】ステンレススチールによって振動部材21
を形成した場合にも、振動方向と直交する前後方向にこ
の振動部材21を配置し、その長さ及び厚みを適宜調整
することによって、比較的低い、HGAのスウェイモー
ドに等しい共振周波数を与えることが可能である。
【0050】以上述べたように、本実施形態によれば、
振動部材21を設け、フレクシャ23の舌部23aと磁
気ヘッドスライダ22との間に振動伝達ループを形成す
るという簡単な構成を付加するのみで、従来の構造をさ
ほど変更することなく、非常に効果的に機械的な振動抑
制を行うことができる。また、サーボ回路の構成を簡略
化できるので製造コストを低減化することが可能であ
る。なお、本実施形態では、ダンピング層28を設けて
いるが、これは振動部材21による引き戻しの過剰を抑
制して振動を減衰させるためのものであり、本発明で
は、ダンピング層を必ずしも設けなくとも良い。ただ
し、ダンピング層28を設けることにより、磁気ヘッド
スライダ22の振幅を減衰させることができる。
【0051】特に、振動部材21を平板形状に構成する
ことにより、折り曲げ等の加工が不要となり、フォトエ
ッチングのみで形状を整えてその特性を調整できる。そ
の結果、製造が非常に容易となり、しかも非常に精度が
高くなるため寸法誤差による特性のばらつきも最小限に
抑えることができる。また、振動部材21は、その前後
が接着剤で固定されるので、耐衝撃性がその縦方向及び
横方向に共に強くなるから、板ばねを縦に配置したよう
な薄い幅の狭い形状とすることができる。
【0052】さらに、振動部材21とフレクシャ23と
の間において、振動部材21の先端部上にダンピング層
28が配置されているため、振動部材21とフレクシャ
23とをその振動部材21の後端部で固着する際に、両
者間に接着剤挿入用の間隙が自動的に得られることとな
り、製造が非常に容易となる。
【0053】図12は、本発明の他の実施形態における
HGAの先端部の分解斜視図である。
【0054】本実施形態においては、振動部材21の後
端連結部21aの下面がダンピング層29を構成する可
撓性を有する接着剤、例えばウレタンゴム系やアクリル
系の感圧接着剤等の樹脂系接着剤によって磁気ヘッドス
ライダ22のABSとは反対側の面22cに接着されて
いる。磁気ヘッドスライダ22は振動部材21の先端部
の振動に追随して振動するので、ダンピング層29をこ
のように設けることにより、互いに逆の位相であるか又
は位相ずれした振動である、振動部材21の後端部にお
ける領域111の共振振動と振動部材21の先端部にお
ける領域113の共振振動とがこのダンピング層29に
印加される。その結果、互いに抗力を受けて振動の減衰
が発生し、磁気ヘッドスライダ22の移動方向の振動を
減衰させることができる。
【0055】また、振動部材21の後端部と磁気ヘッド
スライダ22との間にもダンピング層29を設ければ、
振動部材21と磁気ヘッドスライダ22との間に接着剤
挿入用の間隙が自動的に得られることとなり、製造が非
常に容易となる。
【0056】本実施形態におけるその他の構成、作用効
果及び変更態様等は前述した図1の実施形態の場合とほ
ぼ同様である。従って、図1の実施形態と同様の構成要
素については同じ参照番号を用いている。
【0057】振動部材の構造は、上述した実施形態の構
造に限定されるものではなく、横方向の共振に対応する
平板状の構造であればいかなるものであっても良い。
【0058】以上、薄膜磁気ヘッド素子を有する磁気ヘ
ッドスライダを備えたHGAを用いて本発明を説明した
が、本発明は、このようなHGAにのみ限定されるもの
ではなく、薄膜磁気ヘッド素子以外の例えば光ヘッド素
子等のヘッド素子のヘッドスライダを備えたHGAにも
適用可能である。
【0059】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、共振周波数が加振系の1つの共振周波数に等しいか
その近傍である振動部材が対象物と加振系との間にその
少なくとも一部が挿入されており、この振動部材の一方
の端部が加振系に固着され、他方の端部が対象物に固着
されている。加振系が共振すると、この振動部材も共振
するが、振動部材の一方の端部は加振系と同位相で振動
し、他方の端部はほぼ逆の位相で又は位相ずれして共振
し、これによって、共振部材は、対象物の位置を共振が
なければ本来あるべき位置に引き戻すように働き、対象
物の見かけ上の共振振幅を減少させる。
【0061】このように、本発明によれば、従来の構造
をさほど変更することなく簡易な機械的構造を設けるの
みで非常に効果的に振動抑制を行うことができる。ま
た、サーボ回路の構成を簡略化できるので製造コストを
低減化することが可能である。
【0062】特に本発明のように、振動部材を平板状に
構成することにより、折り曲げ等の加工が不要となり、
フォトエッチングのみで形状を整えてその特性を調整で
きる。その結果、製造が非常に容易となり、しかも特性
のばらつきも最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態として、磁気ディスク装置
の要部の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態におけるHGA全体を概略的に
表す斜視図である。
【図3】図1の実施形態におけるHGAの先端部、即ち
フレクシャ、振動部材及び磁気ヘッドスライダの部分、
を拡大した分解斜視図である。
【図4】図3とは異なる方向から図1の実施形態におけ
るHGAの先端部を拡大して見た分解斜視図である。
【図5】図3とは異なる方向から図1の実施形態におけ
るHGAの先端部を拡大して見た分解斜視図である。
【図6】図1の実施形態におけるHGAの先端部を拡大
した分解側面図である。
【図7】図1の実施形態におけるHGAの先端部を拡大
した斜視図である。
【図8】図7とは異なる方向から図1の実施形態におけ
るHGAの先端部を拡大して見た斜視図である。
【図9】図1の実施形態におけるHGAの先端部を拡大
した側面図である。
【図10】図1の実施形態において振動が減衰する理由
を説明するための図である。
【図11】図1の実施形態において振動が減衰する理由
を説明するための図である。
【図12】本発明の他の実施形態におけるHGAの先端
部の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 磁気ディスク 11、13 軸 12 アセンブリキャリッジ装置 14 キャリッジ 15 アクチュエータ 16 駆動アーム 17 HGA 20 サスペンション 21 振動部材 21a 後端連結部 21b 先端連結部 21c、21d アーム部 22 磁気ヘッドスライダ 22a 素子形成面 22b ABS 22c 反対側の面 23 フレクシャ 23a 舌部 24 ロードビーム 25 ベースプレート 26、27 接着剤 28、29 ダンピング層 100 加振系 102 系 110、111、112 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D042 NA02 PA08 SA10 TA02 5D059 AA01 BA01 CA21 DA26 DA28 EA02 EA03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加振系の1つの共振周波数に等しいかそ
    の近傍である共振周波数を有すると共に該加振系及び振
    動を抑制すべき対象物間に挿入された平板状の振動部材
    を備えており、該振動部材は、一方の端部が前記加振系
    に固着されかつ他方の端部が前記対象物に固着されてお
    り、該振動部材の共振により前記対象物の見かけ上の共
    振振幅を減少させるように構成されていることを特徴と
    する振動抑制機構。
  2. 【請求項2】 前記振動部材の前記他方の端部と前記加
    振系との間に前記対象物の振動を減衰するためのダンピ
    ング層が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の振動抑制機構。
  3. 【請求項3】 前記振動部材の前記一方の端部と前記対
    象物との間に該対象物の動きを減衰するためのダンピン
    グ層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の振動抑制機構。
  4. 【請求項4】 前記ダンピング層が、前記振動部材と前
    記加振系又は前記対象物とに接着された可撓性の樹脂接
    着剤による層であることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の振動抑制機構。
  5. 【請求項5】 前記ダンピング層に対して、上下方向か
    ら荷重が印加されるように構成されていることを特徴と
    する請求項2から4のいずれか1項に記載の振動抑制機
    構。
  6. 【請求項6】 前記加振系がサスペンションを含む支持
    部材であり、前記対象物が該サスペンションの先端部に
    取り付けられた、少なくとも1つのヘッド素子を有する
    ヘッドスライダであることを特徴とする請求項1から5
    のいずれか1項に記載の振動抑制機構。
  7. 【請求項7】 前記振動部材の一方の面に前記ヘッドス
    ライダが取り付けられており、該振動部材の他方の面が
    前記サスペンションに取り付けられていることを特徴と
    する請求項6に記載の振動抑制機構。
  8. 【請求項8】 前記振動部材が、前記ヘッドスライダの
    浮上面と反対側の面に略平行な金属板部材で形成されて
    いることを特徴とする請求項6又は7に記載の振動抑制
    機構。
  9. 【請求項9】 前記振動部材が、1対のアーム部と、該
    1対のアーム部を他方の端部で互いに連結する第1の連
    結部と、前記1対のアーム部を一方の端部で連結する第
    2の連結部とを備えていることを特徴とする請求項6か
    ら8のいずれか1項に記載の振動抑制機構。
  10. 【請求項10】 前記ヘッド素子が、薄膜磁気ヘッド素
    子であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1
    項に記載の振動抑制機構。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つのヘッド素子を有する
    ヘッドスライダと、サスペンションと、該サスペンショ
    ンを含む支持部材の1つの共振周波数に等しいかその近
    傍である共振周波数を有すると共に該サスペンション及
    び前記ヘッドスライダ間に挿入された平板状の振動部材
    とを備えており、該振動部材は、後端部が前記サスペン
    ションに固着されかつ先端部が前記ヘッドスライダに固
    着されており、該振動部材の共振により前記ヘッドスラ
    イダの見かけ上の共振振幅を減少させるように構成され
    ていることを特徴とする振動抑制機構を備えたヘッドジ
    ンバルアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記振動部材の前記先端部と前記サス
    ペンションとの間に前記ヘッドスライダの振動を減衰す
    るためのダンピング層が設けられていることを特徴とす
    る請求項11に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記振動部材の前記後端部と前記ヘッ
    ドスライダとの間に該ヘッドスライダの動きを減衰する
    ためのダンピング層が設けられていることを特徴とする
    請求項11又は12に記載のヘッドジンバルアセンブ
    リ。
  14. 【請求項14】 前記ダンピング層が、前記振動部材と
    前記サスペンション又は前記ヘッドスライダとに接着さ
    れた可撓性の樹脂接着剤による層であることを特徴とす
    る請求項12又は13に記載のヘッドジンバルアセンブ
    リ。
  15. 【請求項15】 前記ダンピング層に対して、上下方向
    から荷重が印加されるように構成されていることを特徴
    とする請求項12から14のいずれか1項に記載のヘッ
    ドジンバルアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記振動部材の一方の面に前記ヘッド
    スライダが取り付けられており、該振動部材の他方の面
    が前記サスペンションに取り付けられていることを特徴
    とする請求項11から15のいずれか1項に記載のヘッ
    ドジンバルアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記振動部材が、前記ヘッドスライダ
    の浮上面と反対側の面に略平行な金属板部材で形成され
    ていることを特徴とする請求項11から16のいずれか
    1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記振動部材が、1対のアーム部と、
    該1対のアーム部を先端部で互いに連結する先端連結部
    と、前記1対のアーム部を後端部で連結する後端連結部
    とを備えていることを特徴とする請求項11から17の
    いずれか1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記ヘッド素子が、薄膜磁気ヘッド素
    子であることを特徴とする請求項11から18のいずれ
    か1項に記載のヘッドジンバルアセンブリ。
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